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はりきり体育ノ介

https://www.nhk.or.jp/school/taiiku/harikiri/

器械運動（鉄棒）～前方支持回転に挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220003_00000

鉄棒に上がったまま回る回転技。「前方支持回転」の出来るポイントと出来ないポイントを紹介。【お手本:冨田洋之さん】

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005220003_00000

【scene 01】 世界は軸と回転でできている 博士が興奮（こうふん）しています。「とんでもないことを発見してしまった。それは、『軸（じく）と回転』。世界は軸と回転でできておる。タイヤ、軸と回転で速く走れる。扇風機（せんぷうき）、軸と回転ですずしい。そしてこの地球も、軸と回転で自転しておる。だが人間はどうじゃ。何かを軸として回転するのはむりなのか…。それでは、今日のミッション。前方支持回転に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 前方支持回転にチャレンジ… 「前方支持回転、実行！」。しかし体育ノ介、前方支持回転にチャレンジするものの、とちゅうで下に落ちてしまって、うまくできません。 【scene 03】 お手本のデータをダウンロード 「はい、できない…。よし、前方支持回転の技（わざ）をプログラミングだ。お手本、だれがいいかな…」。パソコンで検索（けんさく）してさがす博士。「うむ。冨田（とみた）さんで行こう。冨田洋之（ひろゆき）さん。アテネ五輪（ごりん）で金メダルを獲得（かくとく）した、すばらしい体操選手（たいそうせんしゅ）じゃ。さっそくこの選手の、前方支持回転のデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 前方支持回転「できるポイント」その１ 冨田洋之さんの、前方支持回転のお手本です。「前方支持回転が、『できるポイント』。胸（むね）をはり、頭をふっていきおいをつける！　このとき、うでをのばす！」。 【scene 05】 前方支持回転「できるポイント」その２ 「頭が鉄棒（てつぼう）の下に来たら、あごを引き、せなかを丸める！　せなかを丸めたまま、ひじをまげ、起き上がる！」。 【scene 06】 前方支持回転「できるポイント」その３ 「おなかに力を入れて、こしをまげる！　手首を返して、鉄棒（てつぼう）をおす！」。 【scene 07】 前方支持回転「できないポイント」その１ つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「前方支持回転が、『できないポイント』。ひじがまがっていて、いきおいがつかない！　頭が鉄棒（てつぼう）の下に来たとき、あごを引いていない！」。 【scene 08】 前方支持回転「できないポイント」その２ 「おなかに力が入っていない！　こしがまがっていない！　最後（さいご）は手首に注目じゃ。手首を返していない！　よーく見るのじゃ。体育ノ介の手は、にぎったまま止まっておる！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 ポイントチェック、オッケー！ 前方支持回転ができるポイントをチェック。「胸（むね）をはり、頭をふっていきおいをつける。完了（かんりょう）！　頭が鉄棒（てつぼう）の下に来たら、あごを引き、せなかを丸める。完了！　せなかを丸めたまま、ひじをまげ、起き上がる。完了！　おなかに力を入れて、こしをまげる。完了！　手首を返して、鉄棒をおす。完了！　オール、オッケー！　なんと美しい軸（じく）と回転なのじゃ…」。 【scene 10】 前方支持回転のコツ 冨田さんが教えてくれる、前方支持回転のコツ。「回転技（わざ）は、回転するスピードが大切です。頭や足をいきおいよくふりましょう。おたがいに動画をとりあって、自分の動きをチェックするのもおすすめです」（冨田さん）。 【scene 11】 みんなもやってみよう！ みんなもやってみましょう。まずは、友だちどうしで映像（えいぞう）をとりあってみましょう。自分の「できないポイント」は何か、冷静（れいせい）にチェックするとよいのです。たとえば、「こしをまげるのはできてるんだけど、さいごに鉄棒（てつぼう）をおすときに手首がピンとなってない」（男の子）というふうにわかります。すでにできている友だちの映像も参考（さんこう）になります。手首の返しをよく見て、もう一度。すると…できました！　「体育ができると人生がより楽しくなるじゃろ」と博士。 【scene 12】 60歳をすぎてから始めた鉄棒 東京都杉並（すぎなみ）区の公園。70歳（さい）の江口晴彦（えぐち・はるひこ）さんは、毎朝ここに来ています。60歳をすぎてから鉄棒（てつぼう）を始めた江口さん。今やなんと、大車輪を！　そして学生時代体操（たいそう）部だった井戸直和（いど・なおかず）さん、68歳。二人は定年退職（たいしょく）後、この公園で出会いました。きっかけが、この鉄棒。井戸さんもみごとな大車輪。なんとも気持ちよさそうです。「５年前から毎日やりだした。最初（さいしょ）はけんすいがほんのちょっとしかできなかった」（江口さん）。「やっていたらできるようになっていく。よくなっていくのがうれしい」（井戸さん）。 【scene 13】 世代をこえた“鉄棒の輪（わ）” さらに、二人にあこがれてやってくる子もいます。佑太（ゆうた）くんは小学校１年生。２年間ここに通って、鉄棒（てつぼう）の技（わざ）をみがいています。世代をこえた“鉄棒の輪（わ）”ですね。やはり、体育ができると人生はより楽しくなる！

はりきり体育ノ介

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器械運動（マット）～前転・後転に挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220006_00000

マット運動の基本的な回転技「前転」「後転」の出来るポイントと出来ないポイントを紹介。【お手本:冨田洋之さん】

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005220006_00000

【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 ころがるおにぎりの気持ちになって 博士が体育ノ介に絵本を読んで聞かせています。『ある日、おじいさんがおにぎりを食べようとつつみを開けると、ポロッとひとつ、落としてしまいました。おにぎりは、ころころ、ころころころがっていきました』…。「なんと、ゆかいなんじゃ！　おにぎりの気持ちになってみたい！　体育ノ介、さっそく今日のミッション。前転に挑戦（ちょうせん）だ！　まずは体育ノ介、おまえの力を見せてみよ！」。 【scene 02】 前転にチャレンジ… 「前転、実行！」。しかし体育ノ介、前転にチャレンジしますが、まっすぐ前に回れなかったり、どすんとせなかから落ちて回転が止まってしまったり、うまくできません。「いつもすまんな…。よし、前転の技（わざ）をプログラミングだ。冨田（とみた）さん！　冨田さんでいこう！　さっそくダウンロード！」。 【scene 03】 前転「できるポイント」その１ アテネオリンピック・体操（たいそう）金メダリスト、冨田洋之（とみた・ひろゆき）さんの、前転のお手本です。「前転が、『できるポイント』。しゃがんだ状態（じょうたい）より少し高いしせいから始める！　軽くゆかをけっておしりを上げ、手は、よこ一直線につく！」。 【scene 04】 前転「できるポイント」その２ 「１．頭のうしろ、２．せなか、３．こし、の順（じゅん）にマットにつけ、体を丸めてころがる！」。 【scene 05】 前転「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』の分析（ぶんせき）です。「前転が、『できないポイント』。手がよこ一直線になっていない！　頭のてっぺんがついている！　回転中に体がのびておる！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 06】 できるポイントチェック！ 前転ができるポイントをチェック。「しゃがんだ状態（じょうたい）より少し高いしせいから始める。完了（かんりょう）！　手はよこ一直線につく。軽くけって、おしりを上げる。完了！　１．頭のうしろ、２．せなか、３．こし、の順（じゅん）にマットにつけ、体を丸めてころがる。完了！　ラブリー・チャーミングじゃ、体育ノ介！」。 【scene 07】 前転ではなく後転？ 「よし。前転はかんぺき」と博士。ふと見ると、体育ノ介はまた絵本を見ているようです…。「体育ノ介、なぜそんなにじっくり見ておるのじゃ？　まさか！　これは前転ではなく、後転なのではないか、そう考えておるのじゃろ！　それは一理ある。後転に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 08】 後転「できるポイント」その１ 冨田さんの、後転のお手本です。「後転が、『できるポイント』。まず、手は耳のよこに準備（じゅんび）！　おしりをかかとから少しはなして下ろす！」。 【scene 09】 後転「できるポイント」その２ 「おしりがマットについたら、体を丸めたまま、いきおいよくころがる！」。 【scene 10】 後転「できるポイント」その３ 「ゆび先から手のひらをつける！　首に力を入れて、体を丸める！　手でおして、起き上がる！」。 【scene 11】 後転「できないポイント」 体育ノ介の、後転が『できないポイント』。「おしりの位置（いち）がかかとに近すぎる！　手がしっかりマットについていない！　いきおいが足りず、回転のとちゅうでよこへころがる！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 12】 できるポイントチェック！ 後転ができるポイントをチェック。「手は、耳のよこに準備（じゅんび）。完了（かんりょう）！　おしりをかかとから少しはなして下ろす。完了！　おしりがマットについたら、体を丸めたままいきおいよくころがる。完了！　ゆび先から手のひらをつける。完了！　首に力を入れて、体を丸める。完了！　手でおして起き上がる。完了！　イエス！　ウィ・キャン・チェンジじゃ、体育ノ介！」。 【scene 13】 前転・後転のコツ 冨田さんが教えてくれる、前転・後転のコツ。「前転や後転は、体を丸めてスピードをつけることがポイントです。がんばりましょう」（冨田さん）。 【scene 14】 みんなもやってみよう！ みんなもやってみましょう。タブレットを使って前転・後転の様子をさつえい。おたがいの前転・後転をみんなでチェックします。とった映像（えいぞう）を、スローで見たり、まきもどして見たりすると、自分の『できるポイント』と『できないポイント』が分析（ぶんせき）できます。「そう！　その調子で、自分たちの技（わざ）を徹底（てってい）分析じゃ！　クラスのなかまどうしで、みんな、がんばるのじゃ！」。

はりきり体育ノ介

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器械運動（マット）～開脚前転・開脚後転に挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220021_00000

前転・後転の発展技で両脚を開いて回転する「開脚前転」と「開脚後転」の「できるポイント」。「できないポイント」を紹介。【お手本：冨田洋之さん】

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005220021_00000

【scene 01】 このまま前転をつづけるとモグラを… 「いやぁ、絶好（ぜっこう）の散歩日和（さんぽびより）じゃなあ」。博士がのんびり散歩しています。体育ノ介もその横を、前転しながら散歩しています。すると、前方の道の真ん中にかわいいモグラがひょっこり顔を出しました。「あぁっ！　このまま前転をつづければ、体育ノ介の足がモグラさんをふみつけてしまう！　どうする体育ノ介？　そうじゃ！　開脚（かいきゃく）前転に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 『開脚前転』にチャレンジ… 「『開脚（かいきゃく）前転』、実行！」。前転を始める体育ノ介。しかし、開脚まではできるのですが、そのあと立ち上がることができません。「これじゃモグラさんをふみつけてしまう！　こんなときに冨田（とみた）さんがいてくれれば…。いたぁ！」。アテネオリンピック、体操（たいそう）の金メダリスト、冨田さんがあらわれました。「冨田さん、よろしくおねがいします！　さっそく冨田さんの開脚前転のデータ、ダウンロード！」。 【scene 03】 開脚前転「できるポイント」その１ 冨田さんが、『開脚（かいきゃく）前転』のお手本を見せてくれます。「『開脚前転』が、『できるポイント』。しゃがんだ状態（じょうたい）より少し高い姿勢（しせい）から始める！」。 【scene 04】 開脚前転「できるポイント」その２ 「軽くけって、おしりを上げ、両手は横一直線につく！　手と手のあいだにすばやく頭を入れる！」。 【scene 05】 開脚前転「できるポイント」その３ 「あしをのばし、頭のうしろ、背中（せなか）、こしの順（じゅん）にマットにつける！　あしを大きく開いて転がる！」。 【scene 06】 開脚前転「できるポイント」その４ 「あしをのばし、またの近くに手をつく！　ついた手を見たまま起き上がる！」。 【scene 07】 開脚前転「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「『開脚（かいきゃく）前転』が、『できないポイント』。ひざが曲がってしまう！　手を遠くについてしまう！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 08】 できるポイントチェック！ 『開脚（かいきゃく）前転』ができるポイントをチェック。「しゃがんだ状態（じょうたい）より少し高い姿勢（しせい）から始める。完了（かんりょう）！　両手は横一直線につく。軽くけっておしりを上げ、手と手のあいだにすばやく頭を入れる。完了！　あしをのばし、頭のうしろ、背中（せなか）、こしの順（じゅん）にマットにつける。あしを大きく開いて転がる。完了！　あしをのばし、またの近くに手をつく。ついた手を見たまま起き上がる。完了！　なんと美しい開脚前転、おみごとじゃ！」。 【scene 09】 このまま後転をつづけるとクマネズミを… 「ふう。これでモグラちゃんをふんづけてしまう心配はないのう」。博士が安心して散歩（さんぽ）をつづけていると、横で前転していた体育ノ介がいつのまにか後転にかわっていました。見ると、前方にクマネズミが地面から顔を出しています。「いかん！　モグラちゃんはさけられても、今度はクマネズミのロッキーちゃんをふみつけてしまう！　体育ノ介、次のミッション！　開脚（かいきゃく）後転に挑戦（ちょうせん）だ！　冨田さんの開脚後転のデータ、ダウンロード！」。 【scene 10】 開脚後転「できるポイント」その１ 冨田さんが、『開脚（かいきゃく）後転』のお手本を見せてくれました。「『開脚後転』が、『できるポイント』。手は耳の横に準備（じゅんび）！」。 【scene 11】 開脚後転「できるポイント」その２ 「おしりをかかとから少しはなして下ろす！」。 【scene 12】 開脚後転「できるポイント」その３ 「おしりがマットについたら、あしをのばしながら、いきおいよく回転する！」。 【scene 13】 開脚後転「できるポイント」その４ 「指先からしっかりと手のひらをつける！」。 【scene 14】 開脚後転「できるポイント」その５ 「背中（せなか）を丸めたまま、あしを大きく開く。つま先から足をつく。手でおして起き上がる！」 【scene 15】 開脚後転「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「『開脚（かいきゃく）後転』が、『できないポイント』。おしりをつく位置（いち）がかかとに近すぎる！　しっかりと手のひらをついていない！　ひざが曲がってしまう！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 16】 あしが開けば未来も開ける！ 『開脚（かいきゃく）後転』ができるポイントをチェック。「手は耳の横に準備（じゅんび）。完了（かんりょう）！　おしりをかかとから少しはなして下ろす。完了！　おしりがマットについたら、あしをのばしながら、いきおいよく回転する。完了！　指先からしっかりと手のひらをつける。完了！　背中（せなか）を丸めたまま、あしを大きく開く。つま先から足をつく。手でおして起き上がる。完了！　いいぞ、体育ノ介！　あしが開けば未来（みらい）も開けるぞ！　テレビの前の諸君（しょくん）も、体を丸めていきおいよく回転すれば、開脚わざもきっとできる。がんばっていこう！」。

はりきり体育ノ介

https://www.nhk.or.jp/school/taiiku/harikiri/

器械運動（マット）～ロンダートに挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220007_00000

基本的な倒立技である「壁倒立」「頭倒立」「側方倒立回転」と更なる発展「ロンダート」の出来るポイントと出来ないポイントを紹介。お手本:冨田洋之さん

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005220007_00000

【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 そんなときはロンダート！ 「イチ、ニ、イチ、ニ、イチ、ニ、イチ、ニ…」。博士が体育ノ介にランニングをさせています。すると、前方にかわいい子犬があらわれました。どんどん近づいていきます。「このままでは体育ノ介とぶつかってしまう！　どうする？　どうする体育ノ介～？！」。するとうしろから、アテネオリンピック・体操（たいそう）金メダリストの冨田洋之（とみた・ひろゆき）さんが走ってきました。「そんなときはロンダート！」と冨田さん。「そうか！　こんなときには、ロンダートに挑戦（ちょうせん）だ！」と博士。 【scene 02】 「かべ倒立」と「側方倒立回転」 冨田さんが、ロンダートのお手本を見せてくれます。でも、「これって、むずかしすぎませんか？」と博士。すると冨田さんは博士に巻（ま）き物をわたしました。そこには、『ロンダートへの道　其の壱（そのいち）・壁倒立（かべとうりつ）　其の弐（そのに）・側方倒立（そくほうとうりつ）回転』とあります。「なるほど。いきなりロンダートではなく、順（じゅん）を追ってやるということですか」。 【scene 03】 かべ倒立「できるポイント」その１ ロンダートへの道、その壱（いち）・かべ倒立（とうりつ）。「まずは、さかさまになる感覚（かんかく）になれるのじゃ。かべ倒立が、『できるポイント』。両手を上げ、大きく一歩ふみだしながら、手をふりおろす！　手は『パー』、目線は両手のあいだか、ゆび先より少し上！」。 【scene 04】 かべ倒立「できるポイント」その２ 「せなかをのばしたまま、足をふり上げる！　かた足がかべに当たってから、足をそろえる！　太ももとおしりに力を入れて、手でしっかりと体をささえる！」。 【scene 05】 側方倒立回転「できるポイント」その１ ロンダートへの道、その弐（に）・側方倒立（そくほうとうりつ）回転。「側方倒立回転が、『できるポイント』。進む方向に向いて立つ！　うでを上げ、かた足を前に上げる！　上げた足をいきおいよくふみ出す！」。 【scene 06】 側方倒立回転「できるポイント」その２ 「うしろの足を大きくふり上げ、かた手ずつつく！　このとき、手は『ハ』の字！　目線は両手のあいだ！」。 【scene 07】 側方倒立回転「できるポイント」その３ 「足を手の近くにおろす！　このとき、つま先は最初（さいしょ）に立っていた方向。かるくひざをまげ、手でマットをおして起き上がる！」。 【scene 08】 ロンダート「できるポイント」その１ 二つの技（わざ）をマスターして、いよいよロンダート。冨田さんのお手本です。「ロンダートが、『できるポイント』。両手を上げて、ホップする！　かた手をおろしながら、うしろがわの足をうしろへふり上げる！」。 【scene 09】 ロンダート「できるポイント」その２ 「体をひねりながら、もうかたほうの手をマットにつける！　このとき、手はななめに『ハ』の字！　最初（さいしょ）は、手をつくはばをせまくするとやりやすいぞ」。 【scene 10】 ロンダート「できるポイント」その３ 「両手を同時におしはなしながら、体をひねり、両足をそろえてふりおろす！」。 【scene 11】 ロンダート「できないポイント」 体育ノ介の、ロンダートが『できないポイント』。「手がななめになっていない！　原因（げんいん）は、体がひねりきれていないからじゃ。両手をいっしょにおしはなしていない！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 12】 できるポイントチェック！ ロンダートができるポイントをチェック。「両手を上げて、ホップする。完了（かんりょう）！　かた手をおろしながら、足をうしろにふり上げる。完了！　体をひねりながら、もうかたほうの手をマットにつける。このとき、手はななめに『ハ』の字。完了！　両手を同時におしはなしながら、体をひねり、両足をそろえてふりおろす。完了！　体育ノ介よ、キミは美しい！」。 【scene 13】 ロンダートのコツ 冨田さんが教えてくれる、ロンダートのコツ。「今日のポイントは、体をピーンとのばすこと。そのためには、足とせなかに力を入れましょう！」（冨田さん）。 【scene 14】 みんなもやってみよう！ 今日は、大技（おおわざ）ロンダート。やはり、かんぺきな演技（えんぎ）はむずかしいようです。「ロンダートは足を同じようにつくけど、足がはなれて『側転（そくてん）』みたいになっちゃう」（子どもたち）。できない子のロンダートを見てみると、体の動きがばらばらでつながっていません。「そんなときは落ち着いて、お手本と自分の演技を見くらべるとよいぞ。びみょうな体の動きを、しっかりとマスターするのじゃ。ロンダートはむずかしい技じゃが、きっとできるようになる！　がんばれ、ニッポンのわかものたちよ！」。

はりきり体育ノ介

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ボール運動～ボール投げに挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220010_00000

全国体力テストで記録の低下が顕著な「ボール投げ」。上手に「投げる」ための体の動きについて、出来るポイントと出来ないポイントを紹介。【お手本：中島梨紗さん】

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005220010_00000

【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 「すみませーん！　投げて下さーい！」 博士と体育ノ介が野球グラウンドのそばを通りかかると、「カキーン！」と音がして博士の足もとにボールが転がってきました。「すみませーん！　投げて下さーい！」と男の子が声をかけました。「ほっほっほ。いくぞ、少年よ！」。博士はすばらしい投球フォームでボールを投げ返しました。「ふっふっふ。どうじゃ体育ノ介。まだまだわしもおとろえておらんわい…」。歩いていると、また「カキーン！」と音がしてボールがとんできました。「よし、体育ノ介。ボールを投げて返してあげるのだ。さっそく今日のミッション。ボール投げに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 ボール投げにチャレンジ… 「ボール投げ、実行！」。しかし体育ノ介、思いっきり投げても、ほんの少ししか投げられません。ボールはすぐ近くに落ちてしまいました。「えーっ？　どうしたんじゃ！　まさか、投げ方がわからないのか？！」。 【scene 03】 お手本のデータをダウンロード 博士はさっそくボールの投げ方をプログラミングします。「何かいいお手本をさがさねば…」。するとまた「カキーン！」と音がして、ボールが博士のほうへとんできました。「あ、あぶないーっ！」。そのとき、とびこんできた選手（せんしゅ）がみごとにボールをキャッチ！　それは、女子プロ野球のエース、中島梨紗（なかしま・りさ）選手でした。女子野球ワールドカップ世界一にかがやいた“侍（さむらい）ジャパン女子代表”の一人です。「中島選手におねがいしよう！　さっそく、ボール投げのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 ボール投げ「できるポイント」その１ 中島選手（せんしゅ）の、ボール投げのお手本です。「ボール投げが、『できるポイント』。投げる方向に対し、横向きに立ち、顔だけ前に向ける！」。 【scene 05】 ボール投げ「できるポイント」その２ 「投げるうでと反対の足をふみ出しながら、うでをかたより高くふり上げる！　このとき、反対のうでは、投げる方向にのばす！」。 【scene 06】 ボール投げ「できるポイント」その３ 「体重を前に移動（いどう）させ、体をひねりながらひじを前に出し、うでをふる！」。 【scene 07】 ボール投げ「できるポイント」その４ 「うでがかたより下がらないよう、ボールを投げきる！　うしろ足は前に着地！」。 【scene 08】 ボール投げ「できないポイント」その１ つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「ボール投げが、『できないポイント』。投げる方向を向いて立っておる！　投げるうでと同じ側（がわ）の足が前に出ておる！」。 【scene 09】 ボール投げ「できないポイント」その２ 「うでがかたより高く上がっておらん！　投げないほうのうでが前にのびておらん！　ダメじゃ、ダメじゃ…」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 10】 できるポイントをチェック！ ボール投げができるポイントをチェック。「投げる方向に対し横向きに立ち、顔だけ前に向ける。完了（かんりょう）！　投げるうでと反対の足をふみ出しながら、うでをかたより高くふり上げる。このとき、反対のうでは投げる方向にのばす。完了！　体重を前に移動（いどう）させ、体をひねりながらひじを前に出し、うでをふる。完了！　ひじがかたより下がらないようにして、ボールを投げきる。完了！　うしろ足は前に着地。完了！　グッド・ニュース！　がんばれ！　体育ノ介！」。 【scene 11】 ボール投げのコツ 中島さんが教えてくれる、ボール投げのコツ。「ボールを投げるときは、むりに遠くに投げようとせず、まずは力をぬいて、リラックスして投げてみましょう！」（中島さん）。 【scene 12】 みんなもやってみよう！ 今日は中島選手（せんしゅ）と“やってみよう！”。紙で作った赤い的（まと）にボールを当てます。中島選手のお手本。ボールはみごとに的に当たりました。「体はあっち向き！　投げたい方向に顔だけ向ける！」と教える中島さん。動きがわからないときは、タブレットで撮影（さつえい）し、自分のすがたを確認（かくにん）しましょう。「足をついた瞬間（しゅんかん）に体が前を向いてた。自分のすがたを見てみないとわからないことってあるものだな」（男子）。ボールを投げる前に、まずはフォームをおぼえます。もう一度チャレンジ…。今度は的に当たりました。「ボールが投げられると、世界はかわる！…かも」。 【scene 13】 ボールは人々を幸せにする ボールが今のようにかんたんに手に入るようになったのは、わずか100年ほど前のことです。100年ほど前までボールはすべて手作り。動物の皮などで作られた非常（ひじょう）に貴重（きちょう）なものでした。「19世紀後半、そんなボールの歴史（れきし）に夜明けがやってきた。ゴム製造（せいぞう）の進歩が生んだ“ボール革命（かくめい）”じゃ。じょうぶなゴムボールが大量生産（たいりょうせいさん）できるようになり、人類（じんるい）の球技（きゅうぎ）は急速に進化をとげたのじゃ。そして今、この瞬間（しゅんかん）も、世界中でたくさんのボールが、たくさんの人々を幸せにしているのじゃ」。

はりきり体育ノ介

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ボール運動～バッティングに挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220020_00000

ポールにティーボールを乗せ、上手にバットでボールを打つ動きの「できるポイント」。うまくバットにボールが当たらない「できないポイント」を紹介。【中島梨紗さん】

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに博士（はかせ）が開発した、超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 隕石をバッティングで打ち返せ！ 博士と体育ノ介がテレビを見ています。『隕石（いんせき）が地球に落ちてきたらどうなるスペシャル』という番組です。「えっ、隕石が地球に？」。本当の話だとかんちがいした博士は、「たいへんじゃあ！」と、ロケット機能（きのう）をつけた自転車で地球を脱出（だっしゅつ）しようと、電池を買いにいきます。ところが…、「体育ノ介、電池売り切れじゃあ！」。博士がもどってくると、体育ノ介はバットを持って立っていました。「そうか！　隕石がとんできたら、スコーンとバッティングで打ち返してしまえばいい！」と博士。「さっそく、今日のミッション。『バッティング』に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 03】 『バッティング』にチャレンジ… 「『バッティング』実行！」。ティーバッティングに挑戦（ちょうせん）する体育ノ介。しかし、バットがボールの芯（しん）に当たらず、力なく前に転がるばかり。「なんてこった。これでは隕石（いんせき）が地球にぶつかってしまう。バッティングの仕方をプログラミングだ。こんなとき、女子プロ野球の中島梨紗（なかしま・りさ）選手（せんしゅ）がいてくれたら…。あ、いた！」。博士はパソコンで中島さんを見つけました。女子プロ野球のエース、中島梨紗選手。女子野球ワールドカップ世界一にかがやいた、侍（さむらい）ジャパン女子代表の一人です。「さっそく中島さんのバッティングのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 バッティング「できるポイント」その１ 中島さんが、『バッティング』のお手本を見せてくれました。「『バッティング』が、『できるポイント』。きき手を上にして、手と手を軽くつけるようにバットをにぎる！」。 【scene 05】 バッティング「できるポイント」その２ 「打つ方向に対して横向きに立つ！　顔は打つ方向に向ける！ 立つ位置（いち）はボールの一歩ななめうしろ！」。 【scene 06】 バッティング「できるポイント」その３ 「当てる瞬間（しゅんかん）までしっかりボールを見る！ 右足から左足に体重を移動（いどう）させ、こしをひねりながらバットをふる！」。 【scene 07】 バッティング「できるポイント」その４ 「バットは水平にふる。ボールに当てたら、大きくふりきる！」。 【scene 08】 バッティング「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「『バッティング』が、『できないポイント』。きき手を下にしてにぎってしまう。逆（ぎゃく）じゃ、逆じゃ！　手と手のあいだがはなれてしまう！　打つ方向に対して足の位置（いち）がちがう！　当てる瞬間（しゅんかん）までボールを見ていない！　体重が移動（いどう）できず、うでだけでふってしまう！　こしがひねれていない！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 できるポイントチェック！ 『バッティング』ができるポイントをチェック。「きき手を上にして、手と手を軽くつけるようににぎる。完了（かんりょう）！　打つ方向に対して横向きに立つ。顔は打つ方向に向ける。立つ位置（いち）は、ボールの一歩ななめうしろ。当てる瞬間（しゅんかん）までしっかりボールを見る。右足から左足に体重を移動（いどう）させ、こしをひねりながらバットをふる。完了！　バットは水平にふり、ボールに当てたら、大きくふりきる。完了！　ナイスバッティングじゃ、体育ノ介！　ピッチャーびびってる！」。 【scene 10】 『バッティング』のコツ 中島さんが教えてくれる、『バッティング』のコツ。「打つときは、当たる瞬間（しゅんかん）までボールをよく見ることがポイントです。ジャストミートすると、気持ちいいよ！」（中島さん）。 【scene 11】 みんなもやってみよう！ 今日も、体育ノ介と「やってみよう！」。さっそく体育ノ介がお手本を見せます。一回目は、からぶり？　もう一回。今度はきれいなフォームでみごとにジャストミート！　そこでみんなもチャレンジです。みんな、がんばっていますが、からぶりしてティーを打ってしまう子も。そこで、タブレットでさつえいしてチェック。「できないポイント」がわかるかな。体育ノ介もアドバイスします。「当てる瞬間（しゅんかん）までボールをよく見る！」。「あぁ、なるほど」。すると…、ナイスバッティング！ 【scene 12】 一つひとつポイントをおさえていく べつの男の子には、「バットは水平にふる！」とアドバイス。すると…、やはりナイスバッティング！　さらにべつの男の子が体育ノ介に質問（しつもん）です。「どうやったら遠くまでとぶようになりますか？」。体育ノ介のアドバイスは、「こしをひねること」。こしをひねってもう一度打ってみると、ホームラン！　おみごと。「一つひとつポイントをおさえていけば、きっと遠くまでボールをとばせるようになるぞ。みんな、がんばってー！　またね～」と博士。

はりきり体育ノ介

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ドッジボールに挑戦だ！

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ドッジボールに挑戦だ！

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【scene 01】 ガシッととって、ビューンと投げる 博士と体育ノ介が映画（えいが）のスタジオにやってきました。「体育ノ介！　またまた映画出演（しゅつえん）のオファーじゃ！　今度こそ主役じゃよ、主役！」と博士。なにしろ映画のタイトルが、『スーパー体育ノ介 vs 怪人（かいじん）アルマ次郎吉（じろきち）』なのです。博士と体育ノ介のところへ監督（かんとく）がやってきました。「アルマ次郎吉が体を丸めてドーンとくるから、ガシッととってビューンと投げる。ハイ、それだけ。ドッジボールの要領（ようりょう）でさ、サクッとやっちゃって」と監督。「ドッジボール？　体育ノ介、今日のミッション。『ドッジボール』に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 『ドッジボール』にチャレンジ… 「ドッジボール、実行！」。ところが体育ノ介、とんできたボールを受け止めることができません。「これでは監督（かんとく）にどやされてしまう。よし。ドッジボールをプログラミングだ。何かいいお手本をさがさねば…」。そのとき博士の前に、二人の選手（せんしゅ）があらわれました。2014年ドッジボール女子日本代表で、時速80kmのボールを投げる稲塚小絵（いなづか・さえ）選手と、女子日本代表で副（ふく）キャプテンをつとめた小川明日香（おがわ・あすか）選手です。「さっそくお二人のドッジボールのデータ、ダウンロード！」。 【scene 03】 “ボールをとる”「できるポイント」その１ 稲塚さんと小川さんに、『ドッジボール』のお手本を見せてもらいました。「まずは、“ボールをとる”が、『できるポイント』。敵（てき）が投げるボールの方向を向き、手を下にかまえて、少ししゃがむ！」。 【scene 04】 “ボールをとる”「できるポイント」その２ 「ボールをよく見ながら、うでで下からすくうようにして、胸（むね）でだきかかえてとる！　ひくいボールは、しゃがんでとる！」。そこで、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。 【scene 05】 “ボールをとる”「できないポイント」 “ボールをとる”が、『できないポイント』。「ボールが来た瞬間（しゅんかん）、顔をそむけてしまう！　手を前にのばしてしまう！　こしがひけている！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 06】 できるポイントチェック！ “ボールをとる”が、『できるポイント』。「敵（てき）が投げるボールの方向を向き、手を下にかまえて、少ししゃがむ。完了（かんりょう）！　ボールをよく見ながら、うでで下からすくうようにして、胸（むね）でだきかかえてとる。完了！」。 【scene 07】 “ボールを投げる”「できるポイント」その１ 次は、“投げる”ポイントです。“ボールを投げる”が、『できるポイント』。「まずは、持ち方。手を大きく開いてボールをのせ、手のひら全体でつつむように持つ！　ボールを持っていないうでは前にのばし、このとき、のばしたうで側（がわ）のあしをふみ出す！」。 【scene 08】 “ボールを投げる”「できるポイント」その２ 「ボールを持つうでをかたより高く上げ、体をひねりながら、体重を前に移動（いどう）させる！　うでがかたより下がらないよう、手首を返してホールを放つ！　」。 【scene 09】 “ボールを投げる”「できるポイント」その３ 「ボールを持ったら、すぐに投げきる！　相手のひざから下をねらう！」。“ボールを投げる”動き、コピー＆ペーストで体育ノ介もやってみます。「すごいぞ、体育ノ介。これで撮影（さつえい）はバッチリじゃな」。 【scene 10】 よける？ 映画（えいが）の撮影現場（さつえいげんば）。監督（かんとく）がまた博士と体育ノ介のところにやってきました。「監督、体育ノ介はもうカンペキです」と博士。すると、「台本、変更（へんこう）ね」と監督から新しい台本をわたされました。「アルマ次郎吉がドーンとくるから、ヒョイとよける。ハイ、それだけ」と、監督は行ってしまいました。「体育ノ介！　さっそくボールのよけ方を分析（ぶんせき）じゃあ！」。 【scene 11】 “ボールをよける”「できないイント」 “ボールをよける”が、『できないポイント』。「ボールに背（せ）を向けてしまう！　よけたあと、ゆだんしている！　思わず、手を出してしまう！ 【scene 12】 “ボールをよける”「できるイント」 “ボールをよける”が、『できるポイント』。「ボールをしっかり見たまま、うしろ走り！　当たりそうなボールが来たら、あしをうしろにひいて、体をクルッと回転。すぐにボールのほうに体を向ける！　足もとへのボールは、ジャンプしてよける！」。“ボールをよける”動き、コピー＆ペーストで体育ノ介もやってみます。「よし。映画（えいが）の主役はもらったぞ！」。 【scene 13】 『ドッジボール』のコツ 稲塚さんと小川さんが教えてくれる、『ドッジボール』のコツ。「“投げる・とる・よける”の三つのポイントができれば、だれでもかつやくできます！　みんなでドッジボールを楽しみましょう！」（稲塚さんと小川さん）。 【scene 14】 みんなもやってみよう！ さあ、みんなもやってみよう！　緑チームと赤チームで試合開始。投げられたボールをみごとキャッチ！　すぐにこうげきにうつります。うしろ走り。よけるときは回転。そして、ナイスジャンプ！　さらに、胸（むね）でだきかかえてボールをキャッチ！　みんな“投げる・とる・よける”がちゃんとできています。緑チームはパスを回し始めました。「そうそう。ドッジボールで大事なのはチームワークじゃ！」。結果（けっか）は…、緑チームの勝利（しょうり）！ 「投げるのが上手な子も、よけるのがにがてな子も、みんなで協力（きょうりょく）して楽しむ。それが、ドッジボールなんじゃなぁ」。

はりきり体育ノ介

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器械運動（跳び箱）～開脚とびに挑戦だ！～

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体の動きを切り返す跳び方「開脚跳び」と「かかえ込み跳び」の出来るポイントと出来ないポイントを紹介。【お手本:冨田洋之さん】

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【scene 01】 とびこえるには“開脚とび”！ 博士がトイレに行きたくて廊下（ろうか）を急いでいます。ところが、ようやくトイレに入ろうとすると、ドアの前に山づみのダンボール箱が！　それは、博士が注文したスカイツリーのプラモデルが昨日（きのう）とどき、博士が配達（はいたつ）員に『ここにおいといて』と言ったものでした。「スカイツリー100分の１スケールプラモデル。できたら６メートル。ワクワクする！　しかしこんなところにおいてしまった昨日のワシのバカバカバカ！　なんとかこのダンボールをとびこえないと、トイレに行けない！　体育ノ介！　さっそく今日のミッション。開脚（かいきゃく）とびに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 開脚とびにチャレンジ… 「開脚（かいきゃく）とび、実行！」。しかし体育ノ介、開脚とびにチャレンジするものの、とび箱のとちゅうでとまってしまって、うまくできません。「あいかわらず、ね。よし、それでは開脚とびの技（わざ）をプログラミングだ。冨田（とみた）さんにおねがいしよう。開脚とびのデータ、ダウンロード！」。 【scene 03】 開脚とび「できるポイント」その１ アテネオリンピック・体操（たいそう）金メダリスト、冨田洋之（とみた・ひろゆき）さんの、開脚（かいきゃく）とびのお手本です。「開脚とびが、『できるポイント』。いきおいよく、かた足でふみ切る！　つま先で『バーン』と大きな音を出して、ふみ切り板をける！　同時にうでを前に出す！」。 【scene 04】 開脚とび「できるポイント」その２ 「『パーン』と大きな音を出すようにして、奥（おく）のほうに手をつく！」。 【scene 05】 開脚とび「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「開脚（かいきゃく）とびが、『できないポイント』。ふみ切りが弱く、ステップのきょりが短い！　つまり、いきおいが足りない！　手をつく位置（いち）が手前すぎる！　体育ノ介よ、冨田さんとのちがいがわかったな！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 06】 できるポイントチェック！ 開脚（かいきゃく）とびができるポイントをチェック。「いきおいよく、かた足でふみ切る。つま先で『バーン』と大きな音を出して、ふみ切り板をける！　同時にうでを前に出す。完了！　『パーン』と大きな音を出すようにして、奥（おく）のほうに手をつく。完了！　アンビリーバボー！　体育ノ介―っ！」。 【scene 07】 かかえこみとびに挑戦！ そこで博士はトイレに行きたかったことを思い出しました。あわててトイレに向かう博士。ところが、トイレの前には、またもや山づみのダンボール箱が！　体育ノ介が買った姫路城（ひめじじょう）のプラモデルの箱でした。大量（たいりょう）のダンボール箱は凹（おう）の字の形につまれ、真ん中がへこんでいます。「今度は、開脚（かいきゃく）とびはできない！　かかえこみとびに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 08】 かかえこみとび「できるポイント」その１ 冨田洋之さんの、かかえこみとびのお手本です。「かかえこみとびが、『できるポイント』。いきおいよく、かた足でふみ切る！　つま先で『バーン』と大きな音を出して、ふみ切り板をける！　同時にうでを前に出す！」。 【scene 09】 かかえこみとび「できるポイント」その２ 『パーン』と大きな音を出すようにして、奥（おく）のほうに手をつく！　手でとび箱をおしながら、すばやくひざを胸（むね）に引きつける！」。 【scene 10】 かかえこみとび「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「かかえこみとびが、『できないポイント』。ふみ切りが弱く、ステップのきょりが短い！　手をつく位置（いち）が手前すぎる！　手でとび箱をおせていないから、足がひっかかっておる！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 11】 できるポイントチェック！ かかえこみとびができるポイントをチェック。「いきおいよく、かた足でふみ切る。つま先で『バーン』と大きな音を出して、ふみ切り板をける。同時にうでを前に出す。完了！　『パーン』と大きな音を出すようにして、奥（おく）のほうに手をつく。完了！　手でとび箱をおしながら、すばやくひざを胸（むね）に引きつける。完了！　オーマイガッな体育ノ介じゃ」。 【scene 12】 かかえこみとびのコツ 冨田さんが教えてくれる、かかえこみとびのコツ。「ふみ切り板を強くけって、手でとび箱をしっかりおすことが大切です。こわい人は、とび箱の上に乗ってもかまいません。手を奥（おく）につくことを意識（いしき）して練習してみましょう」（冨田さん）。 【scene 13】 みんなもやってみよう！ みんなもやってみましょう。友だちをさつえいするときは、アングルも大切です。ゆっくりカメラを動かして、人物だけを写していくとわかりやすくなります。ふみ切りの位置（いち）に注目した映像（えいぞう）をみんなで確認（かくにん）します。そして、現場検証（げんばけんしょう）！　実際（じっさい）にふみ切る位置を確認します。「一つひとつ自分たちのできるポイントを確認していくと、すばらしい未来が待っとるぞ」と博士。

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器械運動（跳び箱）～台上前転に挑戦だ！～

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体を回転させて跳ぶ「台上前転」の出来るポイントと出来ないポイントを紹介。【お手本:冨田洋之さん】

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに博士（はかせ）が開発した、超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 体育ノ介がテレビドラマに！ ここはテレビ局のスタジオ。「なんと、体育ノ介にテレビドラマ出演（しゅつえん）のオファーが！ 日ごろのがんばりをお天道様は見てくれておるんじゃのう！」とよろこぶ博士。監督（かんとく）から、「はい台本。よろしくね」と台本をわたされました。「ありがとうございます」。さっそく博士が台本を見ると、タイトルは『燃（も）えよ火』。体育ノ介の出番は「巨大ビルをとび箱のようにして、台上前転で登場！」とありました。「台上前転？！　体育ノ介！　さっそく今日のミッション。台上前転に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 03】 台上前転にチャレンジ… 「台上前転、実行！」。しかし体育ノ介、台上前転にチャレンジするものの、とび箱の上をまっすぐ回れず、横におちてしまいます。もう一度やってみますが、今度はとびすぎて台の向こうがわにおちてしまい、うまくできません。「まずい。これではNGになってしまう…。よし、台上前転の技（わざ）をプログラミングだ。冨田（とみた）さん！おねがいします！　台上前転のデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 台上前転「できるポイント」その１ アテネオリンピック・体操（たいそう）金メダリスト、冨田洋之（とみた・ひろゆき）さんの、台上前転のお手本です。「台上前転が、『できるポイント』。いきおいよく、かた足でふみ切る！　つま先で『バーン！』と大きな音を出して、ふみ切り板をける！」。 【scene 05】 台上前転「できるポイント」その２ 「手前のほうに手をつき、おしりを高く上げる！」。 【scene 06】 台上前転「できるポイント」その３ 「うでで体をささえながら、すばやく頭を入れる！　頭のうしろをとびばこにつける！」。 【scene 07】 台上前転「できるポイント」その４ 「体を丸めて回転！　うでは前に出し、とびばこから下りる！」。 【scene 08】 台上前転「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「台上前転が、『できないポイント』。おしりが高く上がっていない！　頭のてっぺんがついている！　手をつく位置（いち）が奥（おく）すぎる！　体育ノ介よ、冨田さんとのちがいがわかったな！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 できるポイントチェック！ 台上前転ができるポイントをチェック。「いきおいよく、かた足でふみ切る。つま先で『バーン！』と大きな音を出して、ふみ切り板をける。完了（かんりょう）！　手前のほうに手をつき、おしりを高く上げる。完了！　うでで体をささえながら、すばやく頭を入れる。頭のうしろをとびばこにつける。完了！　体を丸めて回転。うでは前に出し、とびばこから下りる。完了！　インプレッシブ！　モーストインプレッシブ！」。 【scene 10】 台上前転のコツ 冨田さんが教えてくれる、台上前転のコツ。「ふみ切り板を強くけって、おしりを上げることがポイントです。ふみ切り板をけるときは、『バーン！』と大きな音を出しましょう」（冨田さん）。 【scene 11】 みんなもやってみよう！ みんなもやってみましょう。ところが、台上前転、みんなうまくできません。この技（わざ）はなかなかむずかしいようです。「ちょっとこわかった」（女子）。「うまく回転ができなかった」（男子）。「回転もできないし、こわい」（男子）。そんなときは、一人でなやまず先生に相談しましょう。台上前転への道１．『恐怖心（きょうふしん）を克服（こくふく）する！』。先生が、とびばこなしでやってみようと言いました。みんなも「これだったらいける！」と、とびばこを外して練習します。次々に前転成功（せいこう）。たしかにこれなら安心です。 【scene 12】 スプリングを使って練習 次は、台上前転への道２．『おしりを高く上げる！』。このとき役に立つのが、ふみ切り板のスプリングです。おしりが高く上がったところで、先生にささえてもらって前転。うまくできました。「よーし。一つひとつ成功（せいこう）に近づいておるぞ！　がんばれ、諸君（しょくん）！」。ところで、なぜ博士はここまでとびばこにこだわるのでしょう。その秘密（ひみつ）は…。それは、とびばこには想像（そうぞう）を絶（ぜっ）する壮大（そうだい）な歴史（れきし）があるからです…。 【scene 13】 とびばこは乗馬の訓練から始まった 400年以上前に画家ブリューゲルがかいた絵『子どもの遊戯（ゆうぎ）』。その中に、「馬とび」をしている子どもたちがえがかれています。とびばこの原点。それは、古代ローマ時代にさかのぼります。とびばこの歴史（れきし）は、なんと乗馬の訓練（くんれん）から始まったといわれています。騎手（きしゅ）たちは、木馬にとび乗りとび下りる技（わざ）を、日ごろからみがいていました。そして19世紀。木馬からしっぽと頭が取りのぞかれ、初心者（しょしんしゃ）にもやさしい器具（きぐ）が登場しました。こうして、手をついてとび乗るという行為（こうい）は民衆（みんしゅう）のものとなったのです。

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ブレイキンに挑戦だ！

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ブレイキンに挑戦だ！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 パリオリンピックの新競技「ブレイキン」 体育ノ介がテレビをじっと見ています。「どうしたんじゃ、体育ノ介？　おぉ、これは2024年パリオリンピックの新競技（きょうぎ）『ブレイキン』じゃ。ブレイキンは、いわゆる“ブレイクダンス”として知られるダンススポーツ。音楽に合わせてそっきょうでおどり、一対一でこうごに技（わざ）をくりだしてたたかうのじゃ。立っておどる“トップロック”。ゆかに手をついておどる“フットワーク”。体のさまざまな部分で回転する“パワームーブ”。音に合わせて動きを止める“フリーズ”。技術（ぎじゅつ）や表現（ひょうげん）力、オリジナリティなどで勝敗（しょうはい）をきそうぞ。よし、体育ノ介！　今日のミッション、『ブレイキン』に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 お手本はAMI選手！ 「さっそく体育ノ介に、ブレイキンをプログラムじゃ。よいお手本はおるかのぅ」。博士がインターネットでお手本をさがします。「おぉ！　この方はAMI（アミ）選手（せんしゅ）！」。AMI選手は、2022年、ブレイキンの世界選手権（けん）で優勝（ゆうしょう）。世界を舞台（ぶたい）にかつやくが期待される、ブレイキン界を代表する選手です。「さっそくAMI選手に、ブレイキンの基本（きほん）を見せてもらおう！」。 【scene 03】 ブレイキンの基本のダンス AMI選手（せんしゅ）がブレイキンの基本（きほん）のダンスを見せてくれます。でも、「ムリムリムリ。さすがにこれはできる気がしない！　AMI選手、どうしたらいいんじゃあ～」と博士。すると、「いきなり全部できなくても、だいじょうぶ。まずは、トップロックの基本技（わざ）、“２ステップ”と“サルサロック”からマスターしてみましょう」とAMI選手が言いました。「なるほど。AMI選手のデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 “トップロック”「できるポイント」その１ トップロックが「できるポイント」。まずは“２ステップ”。手をむねの前でクロス。足をななめ前に出すときに、手を開く。そして、もとにもどるときに、手をクロス。せなかは少しねこ背（ぜ）にして、大きくおどる。「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト！　クロス、開く、クロス、開く、クロス、開く、クロス、開く！」。 【scene 05】 “トップロック”「できるポイント」その２ トップロックが「できるポイント」。次は“サルサロック”。手を前にのばすと同時に、キック！　手を横に開くのと同時に、反対の足を横に出し、もどす。重心はつねに真ん中で！ 「キック、開く、キック、開く、キック、開く、キック、開く！」。 【scene 06】 “トップロック”「できないポイント」 ここで、体育ノ介の「できないポイント」を分析（ぶんせき）です。トップロックが「できないポイント」。「棒（ぼう）立ちになっている！　手と足がバラバラで、リズムに会っていない！」。 【scene 07】 「できるポイント」チェック 「できるポイント」のおさらいです。トップロックができるポイント。まずは“２ステップ”。手をむねの前でクロス。足をななめ前に出すときに手を開く。そしてもどす。せなかは少しねこ背（ぜ）にして、大きくおどる。リズムはキープ。「よーし、体育ノ介にコピー＆ペースト！」。次は“サルサロック”。手を前にのばすと同時に、キック！　手を横に開くのと同時に、反対の足を横に出し、もどす。重心はつねに真ん中で！ 「よーし、これも体育ノ介にコピー＆ペースト！　いいぞ、体育ノ介！」。 【scene 08】 “フットワーク”「できるポイント」その１ 「みんなすごい！　よくできました。次は、フットワークの基本技（きほんわざ）、“６歩”と“CC”に挑戦（ちょうせん）してみましょう」とAMI選手（せんしゅ）。フットワークが「できるポイント」。まずは“６歩”。相撲（すもう）のスタンスで、つま先ですわり、バランスをとる。大きく円をえがくように６回ステップをふんで、もとのかっこうにもどる。「１、２、３、４、５、６！」。 【scene 09】 “フットワーク”「できるポイント」その２ フットワークが「できるポイント」。つづいて“CC”。左足をななめ前に出して、右足でキックしてもどす。同じように、右足をななめ前に出して、左足でキックしてもどす。手を入れかえるときに、かならず重心を中央にもどす！ 「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト！　ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト！」。 【scene 10】 「できないポイント」と「できるポイント」チェック フットワークが「できないポイント」。かかとがついている。手を入れかえるときに、重心がうしろになり転んでしまう。そこで、フットワークのおさらい。まずは“６歩”。大きく円をえがくように６回ステップをふんで、もとのかっこうにもどる。つづいて“CC”。左足をななめ前に出して、右足でキックしてもどす。手を入れかえるときに、かならず重心を中央にもどす。「よーし、これも体育ノ介にコピー＆ペースト！　みごとじゃ～！」。 【scene 11】 フリーズの大技“チェアー”に挑戦！ 「ここまでできたキミには、特別（とくべつ）なミッションをあたえよう」と博士。フリーズの大技（おおわざ）“チェアー”に挑戦（ちょうせん）じゃ！」。ひじをおなかにくっつける。反対の手でささえながら、頭をゆかにつける。右足はのばして前、左足は上にして、ピタッと止まる！　それでは、AMI選手（せんしゅ）のお手本ダンスをもう一度見てみましょう。「AMI選手、アメイジングじゃ～！」。 【scene 12】 ブレイキンは人間力をやしなうスポーツ 「ブレイキンは、人間力をやしなうスポーツ。みんなと同じようにできなくても、自分なりの個性（こせい）を生かしたスタイルが見つかればOK。おたがいのオリジナリティをみとめあうこと、リスペクトすることが大切です」とAMI選手（せんしゅ）が言いました。「AMI選手、ありがとうございました！」。

はりきり体育ノ介

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体作り運動～二重とびに挑戦だ！～

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前跳び1回のジャンプで縄を素早く2回回して跳ぶ「二重跳び」の「できるポイント」。足が縄にひっかかってしまう「できないポイント」を紹介。【お手本：縄跳び選手】

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに博士（はかせ）が開発した、超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 なわを速く回転させる「二重とび」 博士が夢（ゆめ）を見てうなされています。『うう…、なんてことじゃあ！　蚊（か）の大群（たいぐん）じゃ、にげろーっ！』。ジャングルの中を必死（ひっし）でにげる博士。追いかける蚊の大群。すると、目の前になわとびのなわが落ちていました。「これで追いはらおう！　なわを速く回転させて、なわでバリアを作り、蚊から体をガードするのじゃ！」と博士。「速く回転させるといえば、そうだ、二重とび！」。そこで目がさめてとび起きた博士は、一目散（いちもくさん）に研究室へ向かいます。「体育ノ介！　蚊にさされないように、さっそく今日のミッション。二重とびに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 03】 二重とびにチャレンジ… 「二重とび、実行！」。しかし体育ノ介、二重とびにチャレンジするものの、なわが足に引っかかってしまい、うまくできません。「これでは蚊（か）にさされてしまう…。よし、二重とびの技（わざ）をプログラミングだ。いいお手本をさがさねば…」。パソコンで調べていた博士は、生山（いくやま）ヒジキさんを見つけました。「フリースタイルなわとびパフォーマー、生山ヒジキさん！　やって楽しい、見て楽しい、なわとびの演技（えんぎ）で、日本のみならず世界にも活躍（かつやく）の場を広げている。生山さんにおねがいしよう！　さっそく、二重とびのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 なわの長さと持ち方 二重とびをする前に、なわの長さと持ち方の確認（かくにん）です。まずは、なわの長さ。せすじをのばし、かた足でなわの真ん中をふみます。このとき、なわの持ち手が、わきからおへそのあいだに来るのがベストです。つづいて、なわの持ち方。持ち手のはしを小指に合わせ、親指を立てるようににぎります。ここまでできたら、いざ二重とび！ 【scene 05】 二重とび「できるポイント」その１ 生山さんの、二重とびのお手本です。「二重とびが、『できるポイント』。まずは前とび。二重とびをとぶ力をためるのじゃ！　目はまっすぐ前！　しせいよく！」。 【scene 06】 二重とび「できるポイント」その２ 「足をそろえて、軽くひざを曲げ、つま先でとぶ！」。 【scene 07】 二重とび「できるポイント」その３ 「ひざを軽く曲げる。かかとをおしりのほうに近づけるイメージ。高さは、前とびのときより少し高くとぶ！」。 【scene 08】 二重とび「できるポイント」その４ 「こしに近いところで、手首を使って、すばやく２回まわす！　なわとびを地面につけるように意識（いしき）するとよいぞ！」。 【scene 09】 二重とび「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「二重とびが、『できないポイント』。体が『く』の字になってしまう！　ひざが曲がっていない！　ジャンプがひくすぎる！　うでを大きくまわしすぎてしまう！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 10】 できるポイントチェック！ 二重とびができるポイントをチェック。「まずは、前とびでスタート。目はまっすぐ前。しせいよく。完了（かんりょう）！　足をそろえて、軽くひざを曲げ、つま先でとぶ。完了！　ひざを軽く曲げる。かかとをおしりのほうに近づけるイメージじゃ。高さは、前とびのときより少し高く。完了！　こしに近いところで、手首を使って、すばやく２回まわす。完了！　ナイス！　体育ノ介、二重丸じゃ！」。 【scene 11】 二重とびのコツ 生山さんが教えてくれる、二重とびのコツ。「なわとびが上手に２回まわせない人は、ジャンプをして、ひざを２回たたく練習をしてみましょう。できない技（わざ）ができるようになると、なわとびはもっと面白くなります。みんなもやってみましょう！」（生山さん）。 【scene 12】 みんなもやってみよう！ みんなもやってみましょう。なわとびがとくいな子も、そうでない子も、みんながんばっています。今日は、生山さんが来てくれました。二重とびをマスターするには、タブレットでさつえいして、自分の技（わざ）を確認（かくにん）！ 「みんな、どこがおしかったと思う？」と生山さんがたずねると、「ジャンプをもっと高く」「なわを速くまわす」などの意見が出ました。ナイス発見！　その調子です。もっとなわを速くまわす！　もっと高くとぶ！　なわが長いときは、むすび目を作って長さを調節（ちょうせつ）します。すると…、とべました！　ちょっとした工夫（くふう）で、次の技ができるかも。がんばれ！ 【scene 13】 生山さんの「五重とび」！ 「体育ノ介。なんと今日は、生山さんが『五重とび』をひろうしてくれるそうじゃ。生山さん、おねがいします！」と博士。生山さん、軽く前とびからスタート。二重とびでリズムを整えて、そして一気に五重とび！ 「おぉっ！　これが五重とびかー！？」。スロー映像（えいぞう）でもう一回見てみます。すると…五重とび、みごとに成功（せいこう）していました。「すばらしい！　これなら生山さんは、ぜったいに蚊（か）にさされないぞ！」。

はりきり体育ノ介

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体作り運動～大なわとびに挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220017_00000

回っている縄を集団で潜り抜け、跳び続ける楽しみ方の「できるポイント」。長縄に飛び込むタイミングがわからない「できないポイント」を紹介。【お手本：縄跳び選手】

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに博士（はかせ）が開発した、超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 大なわとびをかれいにとびまくれ！ 博士と体育ノ介が公園に来ています。「天気がよくて気持ちがいいのう」。見ると、子どもたちが楽しそうに大なわとびをしていました。体育ノ介もやりたくてうずうずしているようです。「よし、わしがさっそくたのんであげようねー」。博士が子どもたちに声をかけます。「諸君（しょくん）！　うちの体育ノ介を、大なわとびに入ーれーてー！」。すると、「わー、体育ノ介だ！」「超人（ちょうじん）サイボーグだ！」「ぜったいすげえよー！」と子どもたちは大よろこび。「よし、体育ノ介！　大なわをかれいにとびまくるのじゃ！　今日のミッション。大なわとびに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 03】 大なわとびにチャレンジ… 「大なわとび、実行！」。しかし体育ノ介、大なわとびにチャレンジしますが、なわが足にからんでしまい、何度やってもうまくできません。子どもたちはがっかりして行ってしまいました。「それでは、大なわとびをプログラミングだ。何かいいお手本をさがさねば…」。パソコンで調べる博士。すると、なわとびの音が聞こえてきました。「この音は、生山（いくやま）ヒジキさん！　フリースタイルなわとびパフォーマー。やって楽しい、見て楽しい、なわとびの演技（えんぎ）で、日本のみならず世界にも活躍（かつやく）の場を広げておる。生山さんにおねがいしよう！　大なわとびのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 大なわとび「できるポイント」その１ 生山さんの、大なわとびのお手本です。「大なわとびが、『できるポイント』。まわしている人のすぐとなりでスタンバイ！」。 【scene 05】 大なわとび「できるポイント」その２ 「なわが地面に着く音が聞こえたら、スタート！」。 【scene 06】 大なわとび「できるポイント」その３ 「なわの真ん中で、つま先を使ってとぶ！」。 【scene 07】 大なわとび「できるポイント」その４ 「着地したら、まわしている人のすぐとなりに向かってぬける！」。 【scene 08】 大なわとび「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「大なわとびが、『できないポイント』。大なわに入るタイミングがつかめない！　なわのはじでとんでしまう！　なわに入ってくる位置（いち）がちがう！　着地したあと、ぬける方向がちがう！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 できるポイントチェック！ 大なわとびができるポイントをチェック。「まわしている人のすぐとなりでスタンバイ。完了（かんりょう）！　なわが地面に着く音が聞こえたら、スタート。完了！　なわの真ん中で、つま先を使ってとぶ。完了！　着地したら、まわしている人のすぐとなりに向かってぬける。完了！　すばらしい！ 『君の名は（なわ）』…体育ノ介！」。 【scene 10】 大なわとびのコツ 生山さんが教えてくれる、大なわとびのコツ。「大なわとびは、始めすごくドキドキして、入るのがたいへんだと思うけど、まずは、まわっているなわを走りぬけてみよう！　とべるようになったら、みんなとなわとびを楽しめるようになります。ぜひ、なわとびを楽しんで下さい！」（生山さん）。 【scene 11】 なわのまわし方も大事 大なわとびを長くつづけるためには、なわのまわし方も重要（じゅうよう）です。「これを見よ！」。博士が、なわをまわす映像（えいぞう）を見せました。なんともリズミカルです。「なわのまわし手は、おたがいの真ん中になわが着くようにまわすとよいぞ！」と博士。このとき、なわが着く面は小さく、なわが地面に着くときに『ハイ！』と声をかけてあげると、入りやすくなります。 【scene 12】 みんなもやってみよう！ みんなも、生山さんといっしょに、やってみましょう。今日はクラス全員で連続（れんぞく）大なわとびに挑戦（ちょうせん）です。はたして、一回も引っかからずにとべるのでしょうか。まずは練習。でも、足がなわに引っかかりました。今度はあたまが。連続でとぶのはむずかしい。そんなときは研究あるのみ！　タブレットを使って、みんなの練習をとってみましょう。その映像（えいぞう）をみんなでチェック。気がついたことは…、「真ん中じゃなく、はじっこをとんでいた」「前のほうでとぶと次の人がとべない」「かけ声を合わせてとんだほうがみんなもとびやすいなと思った」などの意見が。 【scene 13】 “29名連続大なわとび”に挑戦！ いよいよ、“29名連続（れんぞく）大なわとび”に挑戦（ちょうせん）です。「みんな、練習の成果（せいか）を見せるのじゃ！」。でも、ちょっとみんな緊張（きんちょう）しているようです…。「じゃあ、いってみましょうか！」と生山さん。１人目、２人目、３人目…、順調（じゅんちょう）です。「真ん中だよ、もっと真ん中で」と生山さんのアドバイスがとびます。「声出して！　真ん中めざして！」と生山さん。「ハイ！　ハイ！　ハイ！…」。そして、27人目、28人目、29人目！ 「やったー！」。大成功（せいこう）です。「みんな、すごいぞー！　おめでとう！」と博士。

はりきり体育ノ介

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陸上運動～ハードル走に挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220008_00000

足の運びを戸惑うことなくリズミカルにハードルを越えるための、出来るポイントと出来ないポイントを映像とことばでわかりやすく伝える。【お手本：井村久美子さん】

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005220008_00000

【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 ハードルが高い？ 『全世界体育首脳会議（しゅのうかいぎ）』の会場。「では次は…、博士博士（はくし・ひろし）博士（はかせ）」と議長（ぎちょう）が言いました。博士が発表します。「は、はい！　えー、体育の活動をもっと広めるために、『体育の日』を年に一回から、月に一回に…、一家に一台鉄棒（てつぼう）を配り…、学校の授業（じゅぎょう）は全部体育に…」。みんなは「そんなのむりだろ」「むちゃくちゃだよ」「ハードル高いな」と口々に言います。議長も、「これ全部むずかしいよ。ハードルが高すぎるなぁ」と言いました。「ハ、ハードル？　体育ノ介！　さっそく、今日のミッション。ハードル走に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 ハードル走にチャレンジ… 「ハードル走、実行！」。トラックを走り出す体育ノ介。しかし体育ノ介、スピードに乗れず、ハードルに引っかかりそうでうまくとべません。とうとう足を引っかけて転んでしまいました。何度もチャレンジしますが、できません。 【scene 03】 お手本のデータをダウンロード 「なぜだ？　なぜなのだ？」。博士がパソコンで調べると、『体育ノ介の足の速さは時速５km　もっとがんばりましょう』と出ました。「ほぼ歩いているスピードじゃ。これではスピードがおそすぎる。ようし。もっと速く美しく、ハードルをとびこえる方法（ほうほう）をプログラミングじゃ」。パソコンで検索（けんさく）してさがします。「お、井村久美子（いむら・くみこ）さん。2008年、北京オリンピックに走りはばとびで出場。100ｍハードルでは日本歴代（れきだい）２位の記録（きろく）を持つスプリンターじゃ。井村さんにおねがいしよう！　さっそく、井村さんのハードル走のデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 ハードル走「できるポイント」その１ 井村久美子さんの、ハードル走のお手本です。「ハードル走が、『できるポイント』。ふみきりに向け、スピードを上げる！」。 【scene 05】 ハードル走「できるポイント」その２ 「次のハードルまでは、イチ、ニ、サン！　テンポよく３歩で！」。 【scene 06】 ハードル走「できるポイント」その３ 「ふみきりはハードルの遠くから！　上体を前にたおしながら、うでを前に出す。さらに、足も前につき出す！」。 【scene 07】 ハードル走「できるポイント」その４ 「うしろ足はひざを曲げ、横にしてぬく！」。 【scene 08】 ハードル走「できないポイント」その１ つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「ハードル走が、『できないポイント』。小また走りになり、スピードが上がっていない！　ふみきる足が、ハードルに近すぎる！」。 【scene 09】 ハードル走「できないポイント」その２ 「上体が前にたおれていない！　うでが前にのびていない！　さらに、足を前につき出していない！　うしろ足が横になっていない！　これではハードルに引っかかってしまう」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 10】 できるポイントチェック！ ハードル走ができるポイントをチェック。「ふみきりに向け、スピードを上げる。完了（かんりょう）！　次のハードルまでは、イチ、ニ、サン、テンポよく３歩で。完了！　ふみきりはハードルの遠くから。完了！　上体を前にたおしながら、うでを前に出す。さらに、足を前につき出す。完了！　うしろ足はひざを曲げ、横にしてぬく。完了！　高いハードルをこえたのう…。みごとじゃ、体育ノ介！」。 【scene 11】 ハードル走のコツ 井村さんが教えてくれる、ハードル走のコツ。「ハードルは、目の前に高いものがあると、とべないというふうに思いがちになるんですが、ハードルをとびこえた達成感（たっせいかん）をイメージして、ぜひ、楽しくチャレンジしてみてください。ハードルをとぶことはとても楽しいので」（井村さん）。 【scene 12】 みんなもやってみよう！ みんなもやってみましょう。ポイントが多いハードル走。どこを撮（と）って研究したらいいか、今日はいっしょに考えてみましょう。ふみきり足を撮るのにいちばん効果的（こうかてき）な場所をさがすのです。意見が分かれたときは、アスリートの映像（えいぞう）を参考（さんこう）にしましょう。お手本を見習って、横から撮ってみましょう。足が引っかかりました。映像を見ると、ふみきるところが遠すぎることがわかりました。「なるほど！　いいぞ、みんな。その調子じゃ！」。ところで、ハードルのような障害物競走（しょうがいぶつきょうそう）はどのようにして生まれたのでしょう。 【scene 13】 ハードルの歴史 ハードルの歴史（れきし）。それは中世ヨーロッパにさかのぼります。貴族（きぞく）たちは馬に乗り、小川や柵（さく）など障害物（しょうがいぶつ）をとびこえ、乗馬を楽しんでいました。一方、馬に乗れない人たちは、自らの足で野山をかけ、障害物をとびこえて楽しみました。「なんとも、はりきり元気ピープルじゃのう」。そして19世紀になると、野山ではなく、競技場（きょうぎじょう）の中で障害物をとびこえる競技、つまり『ハードル走』が確立（かくりつ）したのです。「馬なんて使わなくたっていい。とびこえることは楽しいのじゃ。いやっほう！」。

はりきり体育ノ介

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陸上運動～走り幅とびに挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220009_00000

踏み切りのあわせ方から、空中での体の動きなどの出来るポイントと出来ないポイントを映像とことばでわかりやすく伝える。【お手本：井村久美子さん】

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005220009_00000

【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 走って、とんで、着地… ここは撮影（さつえい）スタジオ。「なな、なんと！　またしても体育ノ介に映画出演（えいがしゅつえん）のオファーが！」。博士が興奮（こうふん）しています。タイトルは『もっと燃（も）えよ火』。台本には、体育ノ介の出番は「かっこよくタンタッターンと走って、バシーンととんで、バーンと着地する」とあります。監督（かんとく）が、「すごく重大な役だ、体育ノ介。カッコよく走ってきて、カッコよくジャンプして、着地するんだ」と言いました。「走って、とんで、着地…。走り幅（はば）とびだ！　体育ノ介！　さっそく今日のミッション。走り幅とびに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 走り幅とびにチャレンジ… 「走り幅（はば）とび、実行！」。トラックを走り出し、思いっきりジャンプ！　しかし体育ノ介、ほんのちょっとしかとべません。すぐに着地してしりもちをついてしまいました。 【scene 03】 お手本のデータをダウンロード 「記録（きろく）は…１ｍ20cm。短すぎる！　これではまるで、立ち幅（はば）とびじゃ。もっと遠くにとべる走り幅とびの技（わざ）を大至急（だいしきゅう）プログラミングせねば。何かいいお手本は…」。博士が窓（まど）の外を見て考えていると、井村久美子（いむら・くみこ）さんがあらわれました。2008年、北京オリンピックに出場した、走り幅とび日本記録保持者（ほじしゃ）の井村久美子さんです。「井村さんにおねがいします！　さっそく、井村さんの走り幅とびのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 走り幅とび「できるポイント」その１ 井村久美子さんの、走り幅（はば）とびのお手本です。「走り幅とびが、『できるポイント』。ふみきりに向けて、スピードを上げる！　足のうら全体で、力強くふみきる！」。 【scene 05】 走り幅とび「できるポイント」その２ 「目の方向は、水平よりやや上！　ジャンプしながら、大きくバンザイ！」。 【scene 06】 走り幅とび「できるポイント」その３ 「うでを大きくふり下ろしながら、着地！」。 【scene 07】 走り幅とび「できないポイント」その１ つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「走り幅（はば）とびが、『できないポイント』。小また走りになり、スピードが上がっておらん！　ふみきるとき、地面を見ておる！」。 【scene 08】 走り幅とび「できないポイント」その２ 「バンザイができておらん！　うでを使えておらん！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 できるポイントをチェック！ 走り幅（はば）とびができるポイントをチェック。「ふみきりに向け、スピードを上げる。完了（かんりょう）！　足のうら全体で、力強くふみきる。完了！　目の方向は水平よりやや上。完了！　ジャンプしながら、大きくバンザイ。完了！　うでを大きくふり下ろしながら着地。完了！　とべ、とべ、とべ、とんでくれぇ…、とんだぁ！　３ｍ70cm。うれしいか、体育ノ介！」。 【scene 10】 走り幅跳びのコツ 井村さんが教えてくれる、走り幅（はば）とびのコツ。「走り幅とびのポイントは、ふみきり直前の“タタタン”の“タン”のところで、ボールがはずむようなイメージで、気持ちよく空中にとんでいきましょう。そうすると、鳥のようになった気持ちでとべるようになります」（井村さん）。 【scene 11】 みんなもやってみよう！ みんなもやってみましょう。今日はお手本と自分の動きをくらべてみます。自分たちの走り幅（はば）とびの様子を撮影（さつえい）し、２台のタブレットをならべて、お手本の映像（えいぞう）とくらべます。「目が下を向いちゃってる」（男子）。「ジャンプしたら手を上げるのわすれちゃった」（男子）。ふみきる足が両足の子もいました。「こうして比較（ひかく）してみると一目瞭然（いちもくりょうぜん）じゃ。とる人もとられる人も、みんな、がんばるのじゃ！」。 【scene 12】 古代オリンピックの花形競技 紀元前９世紀、古代ギリシャで行われていた古代オリンピック。この時代、走り幅（はば）とびは花形競技（きょうぎ）としてたいへん人気がありました。なんと、選手（せんしゅ）は全員はだか。さらに、石などで作られた『ハルテーレス』というおもりを両手に持ってとんでいました。おもりをふり上げて、そのいきおいで、より遠くへとべたようです。「競技はふえの音（ね）に合わせて行われたといわれておる。どんな音色だったのか、きいてみたいのう、体育ノ介よ…」。

はりきり体育ノ介

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陸上運動～走り高とびに挑戦だ！～

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220019_00000

「走り高跳び」の「できるポイント」。踏み切るタイミングがうまくとれない「できないポイント」を紹介。【お手本：陸上選手】

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに博士（はかせ）が開発した、超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 「だれか、さくを華麗にとびこえて…」 博士と体育ノ介が牧場（ぼくじょう）に来ています。「牧場で食べるラーメンは格別（かくべつ）においしいのう」。おいしそうにラーメンを食べている二人。すると、「あれぇーっ！」。女の人のぼうしが風にとばされ、牛のいるさくの中に落ちました。「こまったわ。こんなとき、だれか、さくを華麗（かれい）にとびこえてわたしの百万円のぼうしを取ってきてくれたら…」と女の人。すかさず博士が言いました。「おじょうさん！　この超人（ちょうじん）サイボーグ『体育ノ介』におまかせあれ！　それじゃ、今日のミッション。『走り高とび』に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 03】 『走り高とび』にチャレンジ… 「『走り高とび』、実行！」。バーをとびこえようとする体育ノ介。しかし、体がバーにぶつかるばかりでとべません。「超人（ちょうじん）サイボーグはうそだって、ネットに書きこんでやる！」と、さくをとびこえて走っていく女の人。「体育ノ介、お嬢（じょう）さんがネットに書きこむ前に、『走り高とび』をプログラミングだ。何かいいお手本をさがさねば…」。パソコンで調べていた博士、「この人は！　男子走り高とびの日本記録（きろく）保持者（ほじしゃ）、醍醐直幸（だいご・なおゆき）さん！　その記録、２ｍ33cm！」とお手本を見つけました。「さっそく醍醐さんの走り高とびのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 走り高とび「できるポイント」その１ 醍醐さんが、『走り高とび』のお手本を見せてくれました。「『走り高とび』が、『できるポイント』。ふみきりに向け、スピードを上げる！」。 【scene 05】 走り高とび「できるポイント」その２ 「足のうら全体で力強くふみきる！」。 【scene 06】 走り高とび「できるポイント」その３ 「うでとふり上げ足を高く上げる！」。 【scene 07】 走り高とび「できるポイント」その４ 「ふみきった足を引き上げ、はさむようにまたいでとびこえる！」。 【scene 08】 走り高とび「できるポイント」その５ 「ふり上げた足から着地する！」。 【scene 09】 走り高とび「できないポイント」 つづいて、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。「『走り高とび』が、『できないポイント』。小また走りになり、ふみきりのタイミングが合わない！　ふり上げ足がひっかかってしまう！　ふみきった足を引き上げていない！　足で着地できない！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 10】 できるポイントチェック！ 『走り高とび』ができるポイントをチェック。「ふみきりに向け、スピードを上げる。完了（かんりょう）！　足のうら全体で力強くふみきる。完了！　うでとふり上げ足を高くふり上げる。完了！　ふみきった足を引き上げ、またいでとびこえる。完了！　ふり上げた足から着地する。完了！　体育ノ介、とべたじゃないか！　それでこそ、わしの体育ノ介！」。 【scene 11】 『走り高とび』のコツ 醍醐さんが教えてくれる、『走り高とび』のコツ。「子どものころからとびたくて、とにかく、がむしゃらにとんでました。みんなもこわがらないで、たくさんとんでみましょう」（醍醐さん）。 【scene 12】 みんなもやってみよう！ 今日は、体育ノ介と「やってみよう！」。さっそく体育ノ介が、インストールしたてのお手本を見せます。助走から力強くふみきって、みごとにバーをクリアしました。そこでみんなもチャレンジ！　とべる子もいますが、うまくとべない子も。「体育ノ介、しっかりポイントをみんなにつたえるのじゃ！」。友だちの走り高とびをタブレットでさつえいし、みんなでチェック。ふみきりの位置（いち）が遠いようです。そして、「前に行かないで上に行く！」と体育ノ介のアドバイスです。そして、強くふみきる！ 【scene 13】 少しずつ挑戦していこう！ バーを高めにした男の子。とんでみると…、おしい！　うでの上げ方が足りないようです。体育ノ介に聞いてみます。「うでを高くふり上げて、とぶ！」。ようし、もう一回。今度は…、とべた！　うでもしっかり上がっています。すばらしい！ 「手を高く上げることで、うしろ足も上がって、とべました！」と男の子もうれしそうです。「最初（さいしょ）からうまくとべなくてもいい。少しずつ高い記録（きろく）に挑戦（ちょうせん）していけばいいのじゃ。がんばれ、諸君（しょくん）！　よくやった、体育ノ介！　次は、キミの学校に行くかもしれないぞ！」と博士。

はりきり体育ノ介

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サッカーに挑戦だ！

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005220026_00000

サッカーに挑戦だ！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 ボールをける…？ 博士と体育ノ介がスイカを２こずつかかえてやってきました。「イェーイ！　スイカを４つも買ってしまった。体育ノ介、家に帰ってスイカパーティとしゃれこむか？」とごきげんな博士。そこへサッカーボールが転がってきました。「すみませーん！　ボールこっちにくださーい！」と手をふる少年。「オッケー！」と答えた博士、「むむ、ちょうど体育ノ介の両足が空いておるぞ」と思い、「体育ノ介。ボールをけって返してあげるのじゃ！」と言いました。ところが体育ノ介、「ける…？」と首をかしげるばかり。「ま、まさか、けり方がわからんのか！？　体育ノ介、今日のミッション。『サッカー』に挑戦（ちょうせん）だ！ 【scene 02】 『サッカー』にチャレンジ… 「サッカー、実行！」。ところが体育ノ介、うまくボールをけることができません。「うぅ、これはまずい。何かいいお手本をさがさねば…」と博士。すると、「ポンポン」と何やら楽しそうなボールのリズムが聞こえてきました。ふりむくと、リフティングをしている女の人。「ああっ、あなたは原菜摘子（はら・なつこ）さん！」。原さんは、2015年に現役（げんえき）を引退（いんたい）したプロサッカー選手（せんしゅ）。10代から日本代表にえらばれつづけてきたスーパープレイヤーです。現在（げんざい）は、指導（しどう）者として活躍（かつやく）しています。「さっそくサッカーのデータ、ダウンロード！」。 【scene 03】 “パス”「できるポイント」その１ まずは、パスができるポイント。「ふみこむ足は、ボールの真横。つま先は、目標（もくひょう）の方向に向ける」。 【scene 04】 “パス”「できるポイント」その２ 「両足のひざを軽く曲げる。足の内がわをボールに当て、まっすぐおしだす」。ここで、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。 【scene 05】 “パス”「できないポイント」 パスが『できないポイント』。「ふみこむ足がボールから遠い！　つま先が目標（もくひょう）の方向に向いていない！　けり足の内がわをボールに当てていない！　体育ノ介よ、原さんとのちがいがわかったかな？」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 06】 できるポイントチェック！ パスが『できるポイント』。「ふみこむ足は、ボールの真横。つま先は、目標（もくひょう）の方向に向ける。完了（かんりょう）！　両足のひざを、軽く曲げる。完了！　足の内がわにボールを当て、まっすぐおしだす。完了！　これで、ねらい通りにけることができるぞい！」。 【scene 07】 “ボールを受ける”「できるポイント」 「パスでボールをつなぐには、上手に受けることがかんじんじゃぞ。やってみるがよい！」。ところが体育ノ介、うまくボールを受けることができません。「オゥ、ノー…。まったくなっとらんわい。さあ、原さんのお手本をよく見るのじゃ！　どうじゃ、ボールをぴたりと止めておる。足をうかせて、ボールの中心に当てる。当てた瞬間（しゅんかん）に、軽く足を引く。これがポイントじゃ！」。 【scene 08】 “ドリブル”「できるポイント」 「体育ノ介よ、サッカーにはパスのほかにも、ドリブル、シュートという基本（きほん）テクニックがあるぞ。まずはドリブルに挑戦（ちょうせん）じゃ！」。ところが体育ノ介、ボールをうまくコントロールできません。「むう…なかなか思い通りにはいかんのぅ」。そこで、ドリブルができるポイント。「上体を起こし、進む方向を見る。ボールを、両足の真ん中であつかう。リズムよく、たくさんボールにさわる」。お手本の原さんの軽やかなボール運び。さっそく原さんのテクニックを、体育ノ介にコピー＆ペースト！　すると、「おお、ナイスリズム！」。体育ノ介もいいリズムでドリブルしています。 【scene 09】 “シュート”「できるポイント」 「ようし、お次はシュートに挑戦（ちょうせん）じゃ！　ボールをけるためのテクニック、インストール！」。シュートが、できるポイント。「うでを大きく回していきおいをつける。ボールの横に、しっかりふみこむ。足首をのばして固定（こてい）し、足のこうをボールに当てる。足をさいごまでふりぬく」。原さんのみごとなシュート。「ようし。体育ノ介に、コピー＆ペーストじゃ！　ナイスシュート！」。 【scene 10】 サッカーのみりょく 「サッカーをやっている人は、世界にたくさんいます。ボールが一つあれば、世界中の人たちとなかよくなれるんです。足でボールにさわる感覚（かんかく）を体にしみこませれば、ぜったいにうまくなります！　今日のポイントをしっかりおぼえてやってみてください」（原さん）。 【scene 11】 『ブラインドサッカー』の興奮を パラリンピックの正式種目（しゅもく）『ブラインドサッカー』。視覚（しかく）に障害（しょうがい）のある選手（せんしゅ）がプレイできるようにと考えられたサッカーです。ボールは転がると音が出るようになっていて、選手はこの「リンリン」という音をたよりに、ボールの位置（いち）を確認（かくにん）。ボールをうばいにいくときは、「ボイ（行くよ）！」とかけ声をかけて、しょうとつをさけます。音と声のコミュニケーションでプレイするサッカーです。一流選手なら、ロングシュートもみごとに決めます。まさに神業（かみわざ）。「諸君（しょくん）もぜひ、会場でその興奮（こうふん）を味わってくれたまえ！」（博士）。

はりきり体育ノ介

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ソフトバレーボールに挑戦だ！

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ソフトバレーボールに挑戦だ！

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに、博士（はかせ）が開発した超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 ボールが地面につかないようにレシーブを！ 博士と体育ノ介が大きなおやしきの前を通りかかりました。すると、何かが博士たちのほうへとんできました。「どなたか、どなたかー！」と女の人の声がします。「わたしの黄金のソフトバレーボールがそちらにとんでいってしまったわ。ぜったいに地面につけないように、レシーブしてくださる？　ソフトバレーボールのレシーブの要領（ようりょう）よ！」。それはおやしきのおじょう様でした。ところが、「よし体育ノ介。レシーブの要領で…」と博士が言いかけると、体育ノ介は首をふるばかり。レシーブの仕方がわかりません。「体育ノ介、今日のミッション。『ソフトバレーボール』に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 03】 『ソフトバレーボール』にチャレンジ… 「ソフトバレーボール、実行！」。ところが体育ノ介、ボールとタイミングが合わず、うまくレシーブできません。「まずい。それでは、ソフトバレーボールの仕方をプログラミングだ。何かいいお手本をさがさねば…」と博士。すると、「ああっ、あなたは！」。あらわれたのは、バレーボール全日本女子代表だった迫田（さこだ）さおりさん。2012年のロンドンオリンピックでは、するどいアタックで日本に28年ぶりの銅（どう）メダルをもたらした、勝利（しょうり）の女神です。「迫田さんにおねがいしよう！　さっそくソフトバレーボールのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 “レシーブ”「できるポイント」その１ まずは、迫田選手（せんしゅ）にお手本を見せてもらいます。アタックはすごい迫力（はくりょく）です。そして、レシーブが『できるポイント』。「落ちてくるボールをよく見る。落下地点に入る。ひざを曲げる」。 【scene 05】 “レシーブ”「できるポイント」その２ 「手のひらを組み、ひじをのばして平らな面を作る。手首より上の面でボールをとらえる。全身を使ってボールを前におしだす」。そこで、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。 【scene 06】 “レシーブ”「できないポイント」 レシーブが『できないポイント』。「落ちてくるボールから目をそらしてしまう！　うでをふり上げてしまう！」。迫田さんとのちがいがわかったところで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 07】 できるポイントチェック レシーブが『できるポイント』。「落ちてくるボールをよく見る。落下地点に入る。完了（かんりょう）！　ひざを曲げ、手のひらを組み、ひじをのばして平らな面を作る。完了！　手首より上の面でボールをとらえる。完了！　全身を使ってボールを前におしだす。完了！　ナイスレシーブじゃ、体育ノ介！　レシーブができれば、どんな困難（こんなん）も受けきれる！」。 【scene 08】 “トス”「できるポイント」その１ すると、「ちょっといい？」とおじょう様から声がかかりました。「ふつうに返すなんてつまらないから、トスかアタックで返してくださる？」。「ト、トスかアタック？　さっそく分析（ぶんせき）じゃあ！」と博士。まずは、トスが『できるポイント』。「落ちてくるボールをよく見て、落下地点に入る。親指と人さし指で三角形を作り、うで全体も三角形にかまえて、手のひらの先でボールをとらえる」。 【scene 09】 “トス”「できるポイント」その２ 「ひじとひざを軽く曲げ、ボールをつつみこむようにむかえ入れる。指先でボールをおしだす」。トスの『できるポイント』も、体育ノ介にコピー＆ペースト！ 「おお、いい感じじゃぞ、体育ノ介！」。 【scene 10】 “アタック”「できるポイント」その１ 次はアタック！　アタックが『できるポイント』。「手をうしろに大きくふっていきおいをつけ、ボールが落ちてくるタイミングで、ジャンプ！　左うでを前にのばし、右うではうしろに引く。 【scene 11】 “アタック”「できるポイント」その２ 左うでを体に引きつけながら、右手をふりかぶり、体は正面を向いたまま、ボールの中心を打つ！」。アタックの『できるポイント』も、体育ノ介にコピー＆ペースト！ 「体育ノ介、かんぺきじゃ！」。 【scene 12】 ソフトバレーボールのみりょく 「バレーボールは、みんなで一つのボールをつなぐスポーツです。今日おぼえたポイントをマスターすれば、だれでも楽しめます。ぜひ、チャレンジしてみてください」（迫田さん）。 【scene 13】 『シッティングバレーボール』に挑戦！ 『シッティングバレーボール』は、ゆかにおしりをつけて、すわった姿勢（しせい）で行うバレーボール。パラリンピックの正式種目（しゅもく）にもえらばれています。体育ノ介も挑戦（ちょうせん）！　相手のサーブをレシーブ…。おしい、もう一度！　今度は、チームメイトがレシーブして上げたトスを…、ナイスアタック！

はりきり体育ノ介

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水泳（はりきり水泳ノ介）～け伸び・ばた足・かえる足に挑戦だ！～

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泳ぎの基本技能である浮く運動や、け伸び、ばた足、かえる足の「できるポイント」。体が沈んでしまう「できないポイント」を紹介。【お手本：宮下純一さん】

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【scene 01】 超人サイボーグ『水泳ノ介』 時は1984年。ロサンゼルスオリンピックまっただなか。「やったぁ、ゴールだ！　お母さん、水泳ってすごくカッコいいね！」。小学生の博士博士（はくし・ひろし）がお母さんといっしょにテレビでおうえんしています。「わたしはトメ。博士（ひろし）のママよ。水泳はなぜこんなにもエレガントなのか。なぞを解明（かいめい）するため、一人の超人（ちょうじん）サイボーグを開発したの。その名は、水泳ノ介！　まずは、け伸（の）びと、ばた足と、かえる足をやらせてみようかしら。け伸び、ばた足、かえる足…。それでは今日のミッション。け伸びばた足かえる足に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 け伸び・ばた足・かえる足にチャレンジ… 「まずはおまえの力を見せるのよ。け伸（の）び、ばた足、かえる足、いってみよう！」と博士トメ。しかし水泳ノ介、プールのかべをけって進もうとしますが、体が曲がったままで、ほんの少し進んで止まってしまいました。 【scene 03】 お手本のデータをダウンロード 「しまった…。水泳ノ介に“水泳の力”を入れわすれていた。超人（ちょうじん）サイボーグが泳げないなんて、わたしのバカバカバカ～！　よーし、水泳ノ介に“水泳の力”をインストールよ。だれかいいお手本をさがしましょ」。博士トメがお手本を見つけました。「宮下純一（みやした・じゅんいち）さん？」。2008年、北京オリンピックに出場。400ｍメドレーリレーで銅（どう）メダルをかくとくした、日本屈指（くっし）のスイマーです。「さっそく、宮下さんの『けのび』データ、ダウンロード！」。 【scene 04】 け伸び「できるポイント」その１ 宮下選手（せんしゅ）の、け伸（の）びのお手本です。け伸びが、『できるポイント』。大きく息をすって止める！　足をかべにつけ、うでをまっすぐ前にのばして、手を重ねる！　このとき、頭をしっかりしずめる！ 【scene 05】 け伸び「できるポイント」その２ 両足で力強くけりだす！　指先から足先までピンと一直線！　視線（しせん）はプールの底（そこ）！ 【scene 06】 け伸び「できないポイント」 つづいて、水泳ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。け伸（の）びが、『できないポイント』。頭が上がり、こしがしずんでしまう！　ひじとひざが曲がってしまう！　うでが下向きにのびてしまう！　ここで、博士トメは水泳ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 07】 け伸び・できるポイントをチェック！ け伸（の）びができるポイントをチェック。足をかべにつけ、うでをまっすぐ前にのばして手を重ねる。完了（かんりょう）！　大きく息をすって止め、頭をしっかりしずめる。完了！　両足で力強くけりだす。完了！　指先から足先までピンと一直線。視線（しせん）はプールの底（そこ）。完了！ 「次は、ばた足、いってみよう！」。 【scene 08】 ばた足「できるポイント」その１ 宮下選手（せんしゅ）の、ばた足のお手本です。ばた足が、『できるポイント』。もものつけ根からリズミカルに動かす！　足がまっすぐになるまでけり下ろし、まっすぐのまま持ち上げる！ 【scene 09】 ばた足「できるポイント」その２ 足首をのばし、足の甲（こう）で水をける！ 「足がなめらかに動いているわ」。 【scene 10】 ばた足「できないポイント」 水泳ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。ばた足が、『できないポイント』。もものつけ根から動いていない！　ひざが曲がりすぎているので、水の上をけってしまう！　足が前後に動いてしまい、自転車をこいでいるようだ！　足首がのびていない。まるで、げたをはいているようだ！ 【scene 11】 ばた足・できるポイントをチェック！ ばた足ができるポイントをチェック。もものつけ根からリズミカルに動かす。完了（かんりょう）！　足がまっすぐになるまでけり下ろし、まっすぐのまま持ち上げる。完了！　足首をのばし、足の甲（こう）で水をける。完了！ 「最後（さいご）、かえる足、いってみよう！」。 【scene 12】 かえる足「できるポイント」その１ 宮下選手（せんしゅ）の、かえる足のお手本です。かえる足が、『できるポイント』。もものつけ根をほどよく曲げ、ひざ、足首を曲げて、かかとをおしりにひきつける！　足首を目いっぱい曲げ、つま先は、外向き！ 【scene 13】 かえる足「できるポイント」その２ 足のうらで丸く水をける！　けり終わりで足首をのばし、足をそろえる！ 「まさしく、カエルだわ！」。 【scene 14】 かえる足「できないポイント」 水泳ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。かえる足が、『できないポイント』。もものつけ根が曲がっていないので、こしが落ちている！　足が水面から出てしまう！　今度はもものつけ根が曲がりすぎて、水がぶつかってしまう。丸くけれていない！ 【scene 15】 かえる足・できるポイントをチェック！ かえる足ができるポイントをチェック。もものつけ根をほどよく曲げ、ひざ、足首を曲げて、かかとをおしりにひきつける。完了（かんりょう）！　足首を目いっぱい曲げ、つま先は外向き。完了！　足のうらで丸く水をける。けり終わりで足首をのばし、足をそろえる。完了！ 「オール、オッケー！　三階建（だ）てインストール…。よくやった、水泳ノ介」。 【scene 16】 け伸びばた足かえる足のコツ 宮下さんが教えてくれる、け伸（の）び・ばた足・かえる足のコツ。「け伸び、ばた足、かえる足の前に、まずは『ふしうき』で、体のうく感覚（かんかく）をおぼえてみましょう。それが楽しい水泳の第一歩です！」（宮下さん）。

はりきり体育ノ介

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水泳（はりきり水泳ノ介）～クロールに挑戦だ！～

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「クロール」の「できるポイント」。肘が伸びた形でかいてしまう「できないポイント」を紹介。【お手本：宮下純一さん】

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【scene 01】 泳げない体育ノ介 「プールサイドで飲むバナナダイキリ、最高（さいこう）じゃ」。博士と体育ノ介がプールサイドでくつろいでいます。すると、「あれぇーっ！」。女の人のぼうしが風にとばされ、プールに落ちました。「こりゃいかん。体育ノ介、泳いで取ってくるのじゃ！」。ところが博士は体育ノ介に防水機能（ぼうすいきのう）をつけていなかったので、体育ノ介は泳げません。「超人（ちょうじん）サイボーグなんて、うそつき！」と女の人に言われ、「どうすればいいんじゃ…」とこまりはてる博士。すると、「ひろし…」と博士のお母さんのトメの声が聞こえてきました。「研究室の物置（ものおき）に行きなさい」。「物置？」。 【scene 02】 水泳超人サイボーグ『水泳ノ介』 博士と体育ノ介はただちに飛行機（ひこうき）で日本に帰国し、研究所の物置（ものおき）にかけつけました。「物置にいったい何があるんじゃ？」。戸を開けた博士は「な、なんじゃこりゃ？！」とびっくり。そこには、体育ノ介によくにたサイボーグがいたのです。博士の母トメが30年前のロサンゼルスオリンピックに興奮（こうふん）して開発した、水泳超人（ちょうじん）サイボーグ。30年の長いねむりから目ざめ、今こそ泳ぐのだ！　水泳ノ介！ 「す、水泳ノ介？　防水機能（ぼうすいきのう）も…二重丸！　水泳ノ介、それでは今日のミッション。クロールに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 03】 クロールにチャレンジ… 「まずは水泳ノ介、おまえの力を見せてみよ！　クロール、実行！」と博士。しかし水泳ノ介、バシャバシャと水しぶきが上がるばかりで、なかなか前に進みません。 【scene 04】 お手本のデータをダウンロード 「なぜだ、なぜ泳げない～」。博士は、『ひろしちゃんへ』と書かれた手紙に気がつきました。そこには、『水泳ノ介に、水泳の能力（のうりょく）を入れわすれちゃいました。　母トメ』とありました。「わたしと同じミスをするとは…。“水泳の力”をプログラミングしよう。さて、お手本はだれがいいかな」。お手本をさがす博士。「おー、なんとすばらしい泳ぎ！　宮下純一（みやした・じゅんいち）さん。2008年の北京オリンピックでは400ｍメドレーリレーに出場し、銅（どう）メダルをかくとく。日本屈指（くっし）のスイマーじゃ。さっそく、宮下さんのクロールのデータ、ダウンロード！」。 【scene 05】 クロール「できるポイント」その１ 宮下選手（せんしゅ）の、クロールのお手本です。クロールが、『できるポイント』。まずは、け伸（の）びでスタート。手をグーッと前にのばし、遠くの水をつかまえる！　うで全体で水をおさえ、ひじを曲げながら、太ももまで一気にかく！ 【scene 06】 クロール「できるポイント」その２ ひじから水面にうでを上げる！　反対のうでは、まくらのようにして、顔を横に向ける！　このとき、「ぱ！」とはいて息をすう！ 【scene 07】 クロール「できるポイント」その３ 手は指先から水に入れる！　あしはつけ根からリズミカルに動かす！　足首はのばす！ 【scene 08】 クロール「できないポイント」 つづいて、水泳ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。クロールが、『できないポイント』。うでが前にのびず、手だけでかいてしまう！　息つぎで顔を前に上げてしまう！　うでのまくらと頭がはなれてしまう！　ひざからけっていて、足首がのびていない！　ここで博士は水泳ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 できるポイントをチェック！ クロールができるポイントをチェック。まずはけ伸（の）びでスタート。手をグーッと前にのばし、遠くの水をつかまえる。完了（かんりょう）！　うで全体で水をおさえ、ひじを曲げながら太ももまで一気にかく。ひじから水面にうでを上げる。完了！　反対のうではまくらのようにして顔を横に向ける。このとき「ぱ！」とはいて息をすう。完了！　手は指先から水に入れる。完了！　あしはつけ根からリズミカルに動かす。足首はのばす。完了！ 「水泳ノ介…、“21世紀（せいき）のトビウオ”じゃあ！」。 【scene 10】 いちばんかっこいいのがクロール 宮下さんが教えてくれる、クロールの魅力（みりょく）。「水泳四種目（しゅもく）でいちばんはやく泳げるのが、クロール！　そして、いちばんかっこいいのも、クロールです！　ぼくも、わかいころあこがれていた種目です。きみたちも、がんばってみよう！」（宮下さん）。 【scene 11】 水泳は一生楽しめるスポーツ 水泳ができると、人生がより楽しくなります。『さざなみ遊泳会』のみなさんの平均年齢（へいきんねんれい）は、なんと72歳（さい）。「40歳から水泳を始めた」。「58歳から始めました。水が好きになると水泳が楽しくなる」。しかし、これはただの水泳クラブではありません。海を長く泳ぐ遠泳に挑戦（ちょうせん）しているのです。1994年にはドーバー海峡（かいきょう）を６人のリレーで往復（おうふく）。泳いだきょりは、およそ120km！　これまでさまざまな海に挑戦してきました。「そして今日も、次の遠泳に向けて練習にはげんでおる。まさに水泳は、一生楽しめるスポーツなのじゃ！」。

はりきり体育ノ介

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水泳（はりきり水泳ノ介）～平泳ぎに挑戦だ！～

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「平泳ぎ」の「できるポイント」。頭が上がったままで腰が沈む「できないポイント」を紹介。【お手本：宮下純一さん】

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【scene 01】 かえるの役で映画出演！ 博士の母トメが開発した、水泳超人（ちょうじん）サイボーグ『水泳ノ介』。30年の長いねむりから目ざめ、今こそ、泳ぐのだ！　なんと、水泳ノ介に映画出演（えいがしゅつえん）のオファーが来ました。「バンザーイ！」とよろこぶ博士たち。監督（かんとく）からわたされた台本には、タイトル『今世紀（せいき）最大（さいだい）のラヴストーリー　美女とかえる』とあります。「かえるの役ね。平泳ぎ、できる？」と監督。「で、できますとも！」と博士が言いますが、その横で水泳ノ介は首をふっています…。「こうなったら、撮影（さつえい）までにプログラミングじゃ。水泳ノ介、今日のミッション。平泳ぎに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 平泳ぎにチャレンジ… 「ようし。まずは水泳ノ介、おまえの力を見せてみよ！　平泳ぎ、実行！」と博士。しかし水泳ノ介、必死（ひっし）に手と足を動かしますが、なかなか前に進みません。 【scene 03】 お手本のデータをダウンロード 「てんでめちゃくちゃじゃ。“水泳の力”をプログラミングしよう。さて、お手本はだれが…」。お手本をさがそうとする博士。すると、だれかが博士のかたをポンポンとたたきました。ふりかえった博士、「宮下純一（みやした・じゅんいち）さん！　2008年の北京オリンピックでは400ｍメドレーリレーに出場し、銅（どう）メダルをかくとく。日本屈指（くっし）のスイマーじゃ。宮下さん、おねがいします！　さっそく、平泳ぎのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 平泳ぎ「できるポイント」その１ 宮下選手（せんしゅ）の、平泳ぎのお手本です。平泳ぎが、『できるポイント』。まずは、け伸（の）びでスタート。手のひらを外がわに向け、うでを「Y」字に開き、ひじを曲げてうで全体で水をとらえる！ 【scene 05】 平泳ぎ「できるポイント」その２ かたのところまでかいたら、わきをしめながら、胸（むね）の前に水をかきこむ！ 【scene 06】 平泳ぎ「できるポイント」その３ かきこむとき、体を起こして顔を上げ、「ぱっ！」とはいて息をすう！ 【scene 07】 平泳ぎ「できるポイント」その４ 手をそろえて、グーッと前にのばしながら、頭を水につっこむ！　顔は下向き！ 【scene 08】 平泳ぎ「できるポイント」その５ あしは、もものつけ根をほどよく曲げ、かかとをおしりに引きつける！　足のうらで丸く水をける！ 「なんとスムーズな動き。美し～い！」。 【scene 09】 平泳ぎ「できないポイント」 つづいて、水泳ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。平泳ぎが、『できないポイント』。手で水をなでてしまう！　うでとあしでチョコチョコかいていて、体がグーッとのびていない！　うでをかたよりうしろにかいてしまうため、胸（むね）に水がぶつかってしまう！　前にのびるとき、顔が下を向いていない！　もものつけ根が曲がらず、こしが落ちてしまう。足首も曲がっておらん！　ここで博士は水泳ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 10】 できるポイントをチェック！ 平泳ぎができるポイントをチェック。まずはけ伸（の）びでスタート。手のひらを外がわに向け、「Y」字に開き、ひじを曲げてうで全体で水をとらえる。完了（かんりょう）！　かたのところまでかいたら、わきをしめながら胸（むね）の前に水をかきこむ。完了！　かきこむとき、体を起こして顔を上げ、「ぱっ！」とはいて息をすう。完了！　手をそろえて、グーッと前にのばしながら、頭を水につっこむ。顔は下向き。完了！　あしはもものつけ根をほどよく曲げ、かかとをおしりに引きつける。足のうらで丸く水をける。完了！ 「“チョー気持ちいい”とは、このことだぁ！」。 【scene 11】 いちばん長く泳げるのが平泳ぎ 宮下さんが教えてくれる、平泳ぎの魅力（みりょく）。「平泳ぎは、水泳四種目（しゅもく）のなかで、いちばん長く泳げる種目です。ポイントは、とにかくリラックスして泳ぐこと。これができれば、平泳ぎもマスターできる！」（宮下さん）。 【scene 12】 水泳ノ介のライバル『スワマノイド』 ここで博士が水泳ノ介に、水泳ノ介のライバルの映像（えいぞう）を見せます。それは、泳ぐロボット『スワマノイド』。人間がどんなメカニズムで泳いでいるのかを解明（かいめい）するために作られたロボットです。開発したのは、東京工業大学の中島求（なかしま・もとむ）先生の研究チーム。泳ぎのメカニズムを解（と）き明かすことで、むだなくスムーズに、速く泳ぐ方法（ほうほう）を研究しています。そのため、スワマノイドに一流水泳選手（せんしゅ）の動きをインプットし、改良（かいりょう）に改良を重ねてきました。 【scene 13】 重要なのはバランス！ しかし、泳がせてみると…。しずむ、前に進まない、そして…止まる。「ロボットでも人と同じように、うまく泳ぐにはバランスが重要（じゅうよう）」（中島先生）。バランスが悪いと、しずんだり転覆（てんぷく）したりしてしまうそうです。「今、スワマノイドは子どもたちと同じくらいのレベルなのかもしれない。むしろライバルです」（中島先生）。科学の力を結集（けっしゅう）したロボットでも、泳ぐことはむずかしい。「つまり、“泳ぐ”ってすごいことなんじゃ！　みんなも自信（じしん）を持って、レッツ・スイム！」と博士。

はりきり体育ノ介

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水泳（はりきり水泳ノ介）～背泳ぎに挑戦だ！～

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「背泳ぎ」の「できるポイント」。足首に力が入って曲がってしまう「できないポイント」を紹介。【お手本：宮下純一さん】

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【scene 01】 たたみの上でクロール、背泳ぎ？ 博士の母トメが開発した、水泳超人（ちょうじん）サイボーグ。30年の長いねむりから目ざめ、今こそ泳ぐのだ、水泳ノ介！ 「あー、こんな日は海とか行きたいよねぇ。でも電車賃（でんしゃちん）ないなぁ…。そうじゃ！　海に行ってるつもりで泳ごう！」。とある夏の日、博士が水泳ノ介に言いました。「あっはははは、気持ちいいなぁ！　おお、波が来るぞ！　よし、クロールだ！　ザバーッ！」。楽しそうにたたみの上でクロールをする博士と水泳ノ介。「あはははは！　今度は、かがやく太陽を見ながら、背（せ）泳ぎじゃ！　水泳ノ介、さっそく今日のミッション。背泳ぎに挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 背泳ぎにチャレンジ… 「まずは水泳ノ介、おまえの力を見せてみよ！　背（せ）泳ぎ、実行！」と博士。しかし水泳ノ介、手と足を必死（ひっし）にバタバタ動かしますが、もがけばもがくほど体がしずんでしまい、前に進みません。 【scene 03】 お手本のデータをダウンロード 「ガーン！　水泳ノ介に背（せ）泳ぎを教えていなかった…。よし、背泳ぎの技（わざ）をプログラミングだ。お手本、だれがいいかな…」。パソコンでお手本をさがそうとする博士。すると、だれかがたたみの上を背泳ぎで進んできました。「おおっ、そこで背泳ぎをしているのは、宮下純一（みやした・じゅんいち）さん！　2008年の北京オリンピックでは400ｍメドレーリレーで銅（どう）メダルをかくとく。専門（せんもん）は、背泳ぎ。日本屈指（くっし）のスイマーじゃ。宮下さん、おねがいします！　さっそく、背泳ぎのデータ、ダウンロード！」と博士。 【scene 04】 背泳ぎ「できるポイント」その１ 宮下さんの、背（せ）泳ぎのお手本です。背泳ぎが、『できるポイント』。耳が水に入るまで頭をしずめ、真上を向く。手を横から回して、頭の上で合わせたら、両足をそろえてかべをける！　指先からつま先まで、ピンと一直線！ 【scene 05】 背泳ぎ「できるポイント」その２ うでをのばして手のひらを外がわに向け、ひじを曲げながら、うで全体で水をとらえ、太ももまで一気に水をかく！ 【scene 06】 背泳ぎ「できるポイント」その３ かたからうでを上げる。ひじはのばしたまま。大きく円をかくように手を前に運び、小指から水に入れる！ 【scene 07】 背泳ぎ「できるポイント」その４ あしは、もものつけ根からリズミカルに動かす。足首はのばす！ 「美しすぎる～！」。 【scene 08】 背泳ぎ「できないポイント」 つづいて、水泳ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。背（せ）泳ぎが、『できないポイント』。かべをけるとき、頭を耳までしずめておらず、真上を向いていない！　頭が上がり、顔が足のほうを向いているので、こしがしずんでしまう！　最初（さいしょ）からひじが曲がり、水をなでてしまう！　足が前後に動いておる。まるで、自転車をこいでおるようじゃ！　ここで博士は水泳ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 できるポイントをチェック！ 背（せ）泳ぎができるポイントをチェック。耳が水に入るまで頭をしずめ、真上を向く。手を横から回して、頭の上で合わせたら、両足をそろえてかべをける。指先からつま先まで、ピンと一直線。完了（かんりょう）！　うでをのばして手のひらを外がわに向け、ひじを曲げながら、うで全体で太ももまで一気に水をかく。完了！　かたからうでを上げる。ひじはのばしたまま。大きく円をかくように手を前に運び、小指から水に入れる。完了！　あしは、もものつけ根からリズミカルに動かす。足首はのばす。完了！ 「すばらしい！　水泳ノ介、あっぱれじゃ！」。 【scene 10】 イメージをふくらませて泳ごう 宮下さんが教えてくれる、背（せ）泳ぎのポイント。「背泳ぎは、唯一（ゆいいつ）、上を向いて泳ぐ泳ぎです。だから、自分のかいている手が見えません。なので、イメージをふくらませることが重要（じゅうよう）です。どこをかいて、どういうふうに泳いでいるのか、イメージをふくらませて、こわがらずにチャレンジしてみよう。キミなら絶対（ぜったい）にできる！」（宮下さん）。 【scene 11】 水の中で自由になれることはすばらしい！ 日本人は昔から水泳に親しんで生きてきました。江戸時代後期の浮世絵師（うきよえし）、葛飾北斎（かつしか・ほくさい）がかいた絵には、いろいろな形で水とたわむれる人々のすがたがえがかれています。浮き輪（うきわ）でういている者。魚をとっている者。なんと、馬といっしょに泳いでいる人もいます。みんな、なんとも幸せそうです。今のようにプールが身近になかった時代にも、川をせきとめたりして、みんな水泳を楽しんでいました。「水の中で自由になれることは、とてもすばらしいことなのじゃ！」。

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フォークダンスに挑戦だ！

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フォークダンスに挑戦だ！

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【scene 01】 博士のすきな『コロブチカ』 博士と体育ノ介がフォークダンス祭の会場にやってきました。男女が向かい合って輪（わ）になり、楽しそうにおどっています。「おぉ、曲はわしの大すきな『コロブチカ』。では、わしもさっそく！」。こうふんした博士も女の子に声をかけていっしょにおどろうとします。「体育ノ介もカモーン！　さっそく、今日のミッション。『フォークダンス』に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 『コロブチカ』の極意は… ところが体育ノ介は『コロブチカ』を知りません。コロブチカとは、男女が輪（わ）になっておどるロシアのフォークダンス。軽快（けいかい）なステップの楽しいダンスです。「よし。体育ノ介にコロブチカをプログラミングだ。何かいいお手本をさがさねば…」。そのとき博士の前に、梅澤順子（うめざわ・じゅんこ）さんがあらわれました。フォークダンス歴（れき）18年。世界各国のフォークダンスをマスターし、子どもたちへも熱心（ねっしん）に教えている方です。梅澤さんの『コロブチカ極意（ごくい）』。その１．ホップ。その２．回転。その３．位置（いち）交代。これをマスターすればコロブチカができる！ 「よーし！　梅澤さんのコロブチカのデータ、ダウンロード！」。 【scene 03】 コロブチカ「おどり方のポイント」その１ 梅澤さんに、『コロブチカ』のお手本を見せてもらいます。「コロブチカ、『おどり方のポイント』。まずは、『ホップ』。向かい合って両手をつなぎ、男子は左足から前へ、女子は右足からうしろへ、３歩。力をぬいて、そこで軽くホップ！　つづけて、男子は右足からうしろへ、女子は左足から前へ３歩。そして軽くホップ！」。 【scene 04】 コロブチカ「おどり方のポイント」その２ 「もう一度、男子は前へ女子はうしろへ３歩、そこで軽くホップ。そこで、足が三角形をえがくように、つま先を前、そして横に出して、もどす」。 【scene 05】 コロブチカ「おどり方のポイント」その３ 「次は、『回転』。手をこしにあて、右へ３歩で一回転。一回転したら、顔の右横で手をたたく。パン！　左へ一回転してもどり、顔の左横で、パン！」。 【scene 06】 コロブチカ「おどり方のポイント」その４ 「そして、『位置（いち）交代』。おたがいに一歩近づきながら、右手をつなぐ。このとき、左手をこしにあてる。手をつないだまま一度はなれ、近づきながら、男子は手を上げ、女子は背中（せなか）を向けながら男子の手の下をくぐる。そして、手をつないだまま向き合う」。梅澤さんとパートナーの財原（さいはら）さんに、曲に合わせてもう一度お手本を見せてもらいました。 【scene 07】 『コロブチカ』にチャレンジ… 「よーし、体育ノ介。コロブチカのおどり方はわかった。次はおまえの実力を見せてみよ！　梅澤さん、体育ノ介のパートナー、よろしくおねがいします！　コロブチカ、実行！」。体育ノ介が梅澤さんとコロブチカをおどり始めます。ところが体育ノ介、梅澤さんの軽快（けいかい）な動きにまったくついていけません。「おどり方はちゃんとわかったはずなのに、なぜじゃあ！」。そこで、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。 【scene 08】 コロブチカ「できないポイント」 「コロブチカが、『できないポイント』。相手の顔を見ていない！　ホップが力みすぎている。だから、ひざが上がりすぎてぎこちない！　回転が３歩で回れていない！　回転の方向がまっすぐではない！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 09】 できるポイントチェック！ コロブチカが、できるポイント！ 「パートナーとしっかり目を合わせる。完了（かんりょう）！　ひざの力をぬいて、軽くホップ。完了！　３歩で一回転。一回転したら、顔の横で手をたたく。ふらふらしないでまっすぐに回る。完了！　オール、OK！　なんとも華麗（かれい）なおどりじゃ。次はコロブチカの曲に合わせておどるのじゃ！」。もう一度体育ノ介が、音楽に合わせて梅澤さんとコロブチカをおどります。「バッチリじゃあ！」。 【scene 10】 『フォークダンス』のコツ 梅澤さんが教えてくれる、『フォークダンス』のコツ。「フォークダンスは、コミュニケーションダンス。お友だちの目を見て、笑顔（えがお）で楽しくおどりましょう。ダンスになれてきたら、ちがうお友だちともおどってみましょう」（梅澤さん）。「梅澤さん、財原さん、ありがとうございました！ 【scene 11】 みんなで体育ノ介音頭！ 「体育ノ介よ！　なんと、番組オリジナルのダンスができたんじゃ！」。博士がこうふんしています。「その名も『体育ノ介音頭（おんど）』。さあ、テレビの前のみんなも、いっしょにおどろう！」。体育ノ介音頭が始まりました。「♪あれれ　れれれ　体育ノ介　できないことが　できちゃった　やっぱあれだね　はりきりだね　できたら　どや顔　にっこり満足（まんぞく）　あぁ、人生に体育あり　やればできるさ　体育ノ介♪」。

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『番外編』～スポーツクライミングに挑戦だ！～

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スポーツクライミングに挑戦だ！

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに博士（はかせ）が開発した、超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 東京オリンピック・パラリンピックに向けて 「起きろ、体育ノ介！　ねている場合ではないぞ。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技（きょうぎ）大会は、もうすぐそこなんじゃ！」と博士が体育ノ介に言いました。「体育ノ介、おまえにぜひ挑戦（ちょうせん）してもらいたい競技があるんじゃ。というわけで、今日のミッション。『スポーツクライミング』に挑戦だ！」 【scene 03】 「リード」「スピード」「ボルダリング」 2020年の東京オリンピックから正式競技（きょうぎ）になるスポーツクライミング。“ホールド”とよばれる突起物（とっきぶつ）が取りつけられた人工のかべを登る競技です。スポーツクライミングには、高さをきそう「リード」、速さをきそう「スピード」、テクニックをきそう「ボルダリング」の３種目（しゅもく）があります。リードは、高さ12ｍ以上（いじょう）のかべをどこまで登れるかをきそう競技。かべのかたむきは上に行くにしたがって急になっていきます。ロープがついているとはいえ、スリル満点（まんてん）です。 【scene 04】 ３種目総合で勝敗を競う スピードは、同じコースをどちらが速く登れるかをきそう競技（きょうぎ）。かべの高さは15ｍ。世界の一流選手（せんしゅ）は、この高さを６秒以内（いない）で登りきってしまいます。そしてボルダリング。５ｍ以下のかべに、「課題（かだい）」とよばれるいくつものコースが用意されています。むずかしい課題をいかに攻略（こうりゃく）するか。知力と体力を駆使（くし）して、より多くの課題を登りきった選手が勝ちです。オリンピックではこの３種目（しゅもく）総合（そうごう）で勝敗（しょうはい）をきそいます。日本は世界屈指（くっし）のスポーツクライミング強豪（きょうごう）国。ねらうは、金メダルです。 【scene 05】 『スポーツクライミング』にチャレンジ… 今回は、ボルダリングに挑戦（ちょうせん）。かべを、赤いホールドだけを使ってゴールまで登るのです。「スポーツクライミング、実行！」と博士。ところが、たちまち体育ノ介はかべから落ちてしまいました。「これはまずいぞ。何かいいお手本をさがさねば…」とインターネットで調べる博士。すると、「あっ、この方は！　プロフリークライマーの安間左千（あんま・さち）選手（せんしゅ）！」と、博士はお手本になる人を見つけました。ワールドカップのリード種目（しゅもく）で２年連続（れんぞく）総合優勝（そうごうゆうしょう）をはたした人です。「さっそく、安間選手のスポーツクライミングのデータ、ダウンロード！」 【scene 06】 “スポーツクライミング”「できるポイント」その１ まずは、安間選手（せんしゅ）に『スポーツクライミング』のお手本を見せてもらいました。「スポーツクライミングの『できるポイント』。ホールドをつかんだら、ヒジをのばす。こうすれば、うでに負担（ふたん）がかからんのじゃ。うでだけでなく、足の力を使って体を持ち上げる。」 【scene 07】 “スポーツクライミング”「できるポイント」その２ 「手足の運び方にも順番（じゅんばん）がある。左足を上げて、左手をのばす。右足を上げて、右手をのばす。左足、左手、右足、右手が基本（きほん）じゃ。」 【scene 08】 “スポーツクライミング”「できるポイント」その３ 「最後（さいご）のホールドは少しはなれておる。こういうときは、体をひねって、かべに対してななめにする。体をひねると、手を遠くまでのばすことができるんじゃ！」。そこで、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。 【scene 09】 “スポーツクライミング”「できないポイント」 スポーツクライミングの『できないポイント』。「ヒジが曲がっている！　足の力を使わずに、うでで体を持ち上げようとしている！　手足の運び方がちがう！　安間選手（せんしゅ）とぎゃくじゃあ！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 10】 できるポイントチェック！ スポーツクライミングの『できるポイント』。「ヒジをのばし、リラックスして次のホールドをねらう。完了（かんりょう）！　足の力をしっかりと使って体を持ち上げる。完了！　左足を上げて、左手をのばす。右足を上げて、右手をのばす。手足の運び方ができておる。完了！　みごとじゃ、体育ノ介。あとはひたすら練習あるのみじゃ！」 【scene 11】 みんなもやってみよう！ 「諸君（しょくん）、スポーツクライミングは子どもでも手軽に楽しめるんじゃ。」実際（じっさい）にスポーツクライミングをやっている子どもたちの様子を見ると、コースをさがしたりホールドにぶらさがったり、みんな夢中（むちゅう）になって楽しんでいます。どんなところがおもしろいのか聞いてみると…。「どこを持つのかを考えて登ったりするからおもしろい。」（女の子）「かべとかを登るのがふだんあまりやらないので、考えてるようには動かないことがあったり、ぎゃくにすんなりできたり、そういうところがおもしろい。」（男の子）「諸君たちもぜひ、この楽しみを味わってくれたまえ！」と博士。 【scene 12】 自分自身を受け止めてくれるもの クライミングをきわめれば、とんでもない絶壁（ぜっぺき）も登れてしまいます。スポーツクライミングは、もともと自然（しぜん）の岩場を登る競技（きょうぎ）としてヨーロッパで始まりました。安間選手（せんしゅ）にとって、スポーツクライミングとはどんなもの？ 「クライミングは、自分自身を受け止めてくれるものだと思っていて、ときにはすごく頭を使うし、体を使うこともあるし、つらいときもあるけど、そのすべてがクライミングにはふくまれているから、ぼくにはなくてはならないものです。」（安間選手）

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『番外編』～空手に挑戦だ！～

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空手に挑戦だ！

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【scene 01】 超人サイボーグ「体育ノ介」 生涯（しょうがい）にわたってスポーツを楽しむ力を育てたい。それをモットーに博士（はかせ）が開発した、超人（ちょうじん）サイボーグ「体育ノ介」。しかし、かれには『体育の力』がプログラミングされていなかった。今日も元気に体育に取り組め！　はりきれ、体育ノ介！ 【scene 02】 オリンピックの新競技、空手 体育ノ介がテレビにむちゅうになっています。「一体何を見ておるんじゃ？」と博士が見ると…。「あ、これは！　2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技（きょうぎ）大会の新競技、空手じゃな！」。空手は、受け、突（つ）き、蹴（け）りなど、全身を使って身を守るための武道（ぶどう）。競技には形（かた）と組手（くみて）の２種目（しゅもく）があります。形は、決められた順（じゅん）に技（わざ）をくりだし、そのキレやスピード、動きの正確（せいかく）さなどをきそいます。一方、組手は実戦（じっせん）形式の一対一の勝負です。「よし、体育ノ介。今日のミッション。『空手』に挑戦（ちょうせん）だ！」 【scene 03】 若手のホープ、尾野選手 「さっそく、体育ノ介に空手をプログラミングじゃ。いいお手本はおるかのぅ…」とインターネットで調べる博士。すると、「おおっ！　この方は、尾野真歩（おの・まほ）選手（せんしゅ）！」と、お手本になる人を見つけました。「形」競技（きょうぎ）で、全日本空手道選手権（けん）５位入賞（にゅうしょう）、国民（こくみん）体育大会準優勝（じゅんゆうしょう）の若手（わかて）のホープです。 【scene 04】 『空手』にチャレンジ… まずは、尾野選手（せんしゅ）にお手本を見せてもらいます。そこで、「体育ノ介よ、おまえの実力を見せるのじゃ！」と博士。ところが体育ノ介は、体がふらふらして、突（つ）きも蹴（け）りもまったく力が入りません。「それで身を守れるわけがない。さっそく、尾野選手の空手のデータ、ダウンロード！」 【】 cene 05　“空手”「できるポイント」その１ 今回は、「立ち方」、「受け」、「蹴（け）り」、「突（つ）き」の基本技（きほんわざ）です。「まずは『立ち方』。両足は平行にしてかたはばに開き、しっかりとむねをはる」 【scene 06】 “空手”「できるポイント」その２ 「最初（さいしょ）の技（わざ）は『受け』。体の中心を相手のこうげきから守るため、うでを交差（こうさ）させて外がわに返し、はらいのける。引き手は体につける」 【scene 07】 “空手”「できるポイント」その３ 「次の技（わざ）は『蹴（け）り』。ひざを体に引きつけるように上げて、のばす。蹴ったらすぐに足を引く。このとき、軸足（じくあし）のひざを曲げてバランスをとり、上体を安定させる」 【scene 08】 “空手”「できるポイント」その４ 「最後（さいご）の技（わざ）は『突（つ）き』。わきにかまえたこぶしを、ひねりながら体の正面に突き出す。同時に、引き手をこしにもどす。こぶしはまっすぐのばし、目標（もくひょう）に向かって最短距離（さいたんきょり）を通す」と博士。尾野さんの突きを見ると、出したこぶしがピタッと止まっています。これを『極（き）め』といい、相手にしっかりと力をつたえるための、空手の基本（きほん）動作の一つなのです。そこで、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。 【scene 09】 “空手”「できないポイント」 空手が『できないポイント』。「立ち方で背（せ）すじが曲がっている！　受けのとき、相手を見ておらず、体の中心を守れていない！　引き手が体からはなれている！　蹴（け）りのとき、ひざが上がっていない！　突（つ）きのとき、こぶしが体の正面に出ていない！　こぶしがまっすぐ出ていない！　これではダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃあ！」。ここで、博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 10】 できるポイントチェック！ 空手が『できるポイント』。「まずは立ち方。両足は平行にしてかたはばに開き、むねをはる。立ち方、完了（かんりょう）！　受けは、うでを交差（こうさ）させて外がわに返し、はらいのける。受け、完了！　蹴（け）りは、ひざを体に引きつけるように上げて、のばす。蹴ったらすぐに足を引く。このとき、軸足（じくあし）のひざを曲げて、バランスをとり、上体を安定させる。蹴り、完了！　最後（さいご）の技（わざ）は突（つ）き。こぶしをひねりながら、体の正面に突き出す。こぶしはまっすぐのばす。突き、完了。みごとじゃ。これでおまえもヒーローじゃ！」 【scene 11】 空手のみりょく 「空手は、100パーセント自分の体を使って勝負するスポーツなので、自分の体をきたえればきたえるほど、技（わざ）となって表れるというところがとてもおもしろい。みなさんもぜひ空手をやってみてほしい」（尾野さん）。 【scene 12】 みんなもやってみよう！ 未来（みらい）のオリンピック選手（せんしゅ）をめざす子どもたちが、空手のけいこにはげんでいます。みんなはどうして空手を始めたのか聞いてみました。「空手はカッコいいなと思ったので始めました」（男の子）。では、空手を習うとどんないいことがあるのでしょう。「練習で毎回あいさつするんですけど、学校でもあいさつできるようになった。目標（もくひょう）は、世界チャンピオンです」（男の子）。「よし。その意気じゃ！　日々きたえた体と精神（せいしん）で、世界をめざせ！」と博士が言いました。

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タグラグビーに挑戦だ！

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タグラグビーに挑戦だ！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 体育ノ介に投げてわたそうとすると… 信号（しんごう）待ちをしている博士と体育ノ介。「おや、体育ノ介。一体何を拾ったんじゃ？」。そのとき、交差点（こうさてん）の向こうから、「キャーッ。わたしのレモンのかぶりものがないわー！」という声が！　見ると、黄色いかっこうをした女の子たちがいます。「体育ノ介、これはあのおじょうさんのものだぞ。いいか、青信号になったらいち早くとどけるぞ！」と走り出す博士。しかし人ごみで前がふさがれました。「体育ノ介、キャッチ！」。投げてわたそうとします。でも体育ノ介はおおぜいの人に取りかこまれて動けません。「ええーい、体育ノ介！　今日のミッション、『タグラグビー』に挑戦（ちょうせん）だ！」。 【scene 02】 『タグラグビー』とは タグラグビーは、ラグビーとちがって敵（てき）とぶつかるタックルがありません。タックルの代わりに、こしにつけた『タグ』をとるのです。せめるときはタグをとられないようにボールを回し、ゴールラインをこえれば得点（とくてん）です。 【scene 03】 『タグラグビー』にチャレンジ… 「タグラグビー、実行！」。ところが体育ノ介、ボールをキャッチできません。「タグラグビーをプログラミングしないと。何かいいお手本をさがさねば…」。そこで博士がふり向くと、「ああっ、あなたは冨岡耕児（とみおか・こうじ）さん！」。元日本代表の冨岡さんは、切れ味のするどいステップで日本に勝利（しょうり）をもたらしたスーパープレイヤー。現在（げんざい）は、タグラグビーのみりょくを全国の子どもたちに教えています。「さっそく冨岡さんのタグラグビーのデータ、ダウンロード！」。 【scene 04】 “キャッチ”「できるポイント」 「指をしっかり開き、両手を前に出す。手は相手に見せる。指のはらでボールをとる。ボールを体に引きよせ、うでとむねではさんで走る」。ここで、体育ノ介の『できないポイント』分析（ぶんせき）です。 【scene 05】 “キャッチ”「できないポイント」 キャッチが『できないポイント』。「うでが下がってしまう！　ボールをむねでとろうとする！」　博士は体育ノ介に『できるポイント』をインストールしました。 【scene 06】 できるポイントチェック！ キャッチが『できるポイント』。「指をしっかり開き、両手を前に出す。手は相手に見せる。完了（かんりょう）！　指のはらでボールをとる。完了！　ボールを体に引きよせて、うでとむねではさんで走る。完了！　体育ノ介、ボールはまかせたぞ！」。レモンのかぶりものを女の子にわたそうと、交差点（こうさてん）をわたる博士と体育ノ介。ところが、向こうからもおおぜいの人がわたってきます。「うわわわわ！　これでは前に進めない。今度はレモンをわしにパスするのじゃ。パスを分析（ぶんせき）じゃあ！」。 【scene 07】 “パス”「できるポイント」その１ 「両手でボールをつつむように持つ。投げる相手の方向を向く」。 【scene 08】 “パス”「できるポイント」その２ 「ひじをのばして、ボールを下から横に投げる。このとき、ボールは指でおしだすように投げる。ボールが手からはなれたあとも、相手に向けてうでをのばす」。ここで体育ノ介に、『できるポイント』をコピー＆ペースト！　体育ノ介、きれいなパスです。「いいぞ、体育ノ介！」。 【scene 09】 “タグをとる”「できるポイント」 ちなみに、“タグをとる”の『できるポイント』。「敵（てき）の方向に一歩ふみこむ。両手で、タグの根元をねらってとる」。ブラボー！ 【scene 10】 タグラグビーのみりょく 「タグラグビーは、危険（きけん）なスポーツじゃありません。パスしてみたり、走ってみたり、自由なスポーツです。ぜひ仲間（なかま）をしんじて、みんなでタグラグビーを楽しんでください」（冨岡さん）。 【scene 11】 『デフラグビー』の選手たち 体育ノ介が、タグラグビーの全国大会にやってきました。この大会では、子どもから大人までみんなが大活躍（かつやく）。体育ノ介が応援（おうえん）しているチームを見ると…、手話で会話しています。かれらは、『デフラグビー』の日本代表選手（せんしゅ）たちでした。デフラグビーとは、聴覚（ちょうかく）に障害（しょうがい）のある選手が行うラグビー。ルールは一般的（いっぱんてき）なラグビーとかわりません。2018年に行われたデフラグビーワールドカップでは、日本はなんと世界４位（い）！ 「すごいのー！」。 【scene 12】 タグラグビーを通して世界をかえていく どんな思いでタグラグビーの大会に参加（さんか）したのか、キャプテンに聞いてみました。「聞こえない人へのせっし方を、ラグビーを通して広めていきたい。その結果（けっか）、聞こえる人と聞こえない人がおたがいに歩みよって、いい世界になればと思って参加しました」とのこと。「みんなが楽しめるタグラグビーを通して世界をかえていく。わしゃ感激（かんげき）じゃ～！　体育ってすばらしいのぅ～」。

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松岡修造の人生はテニスだ！withはりきり体育ノ介

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熱き男・松岡修造がＮＨＫ Ｅテレに登場！「はりきり体育ノ介」といっしょに熱いテニスレッスンを繰り広げる。

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【scene 01】 テニスを通して心や人生をかえる！ 「今日の『はりきり体育ノ介』は、テニススペシャル！　教えてくれるのは、松岡修造（まつおか・しゅうぞう）さんじゃ」と博士が言いました。松岡修造さんと言えば、テニスの四大大会のウィンブルドンでベスト８に入った名選手（めいせんしゅ）。現役引退（げんえきいんたい）後は、世界をめざすジュニア選手のためのキャンプを行っています。あの錦織圭（にしこり・けい）選手もこのキャンプの卒業生（そつぎょうせい）です。なぜ今回、修造さんにテニスを教えてもらうのかというと、修造さんは、テニスを通して心や人生をかえることができるとつたえつづけてきているからです。「体育ノ介、おまえも修造さんのところに修行（しゅぎょう）に行ってこい！」。 【scene 02】 松岡修造さんの独自の練習法で 今、日本のテニスプレーヤーが世界で大活躍（だいかつやく）。空前のテニスブームがまき起こっています。2020年からは小学校の体育で行われる競技（きょうぎ）の中にテニスが！　この番組では、修造さんが考えた独自（どくじ）の練習法（ほう）に体育ノ介と子どもたちが挑戦（ちょうせん）します。『ぐねぐね』、『前で！』、『なかよく』、『松岡、修造！』。この４つのキーワードを意識（いしき）するだけで、だれでもテニスができるようになります。さらに、テニスを通して、人生を生きぬくヒントも学べる画期的（かっきてき）な体育番組。その名も『はりきり体育ノ介と松岡修造の　人生はテニスだ！』。 【scene 03】 はじめてラケットをにぎる５人 参加（さんか）するのは体育ノ介と４人の小学生。花梨（かりん）と世奈（せな）、瞬佑（しゅんすけ）と加門（かもん）。みんなラケットをにぎるのは今日がはじめてです。さっそくレッスンを受けに修造さんのもとへ。いったい何が始まるのやら…。「ぼくはキミたちにテニスを教えていきたい。まずは、テニスを見せてくれ」と修造さん。いきなりテニス？　だいじょうぶでしょうか。「おねがいします」。でもみんなのテニスを見て、思わず「ほんとかよ」とつぶやく修造さん。「いやいや、みんなはじめてなんじゃぞ。それにしても、ラケットをボールに当てることすらできない。テニスってほんとにむずかしいんじゃな」と博士。 【scene 04】 目標は修造さんとのラリー テニスは相手の陣地（じんち）にボールを打ち返すスポーツ。ワンバウンドかノーバウンドで打ち返せばOKです。今日の目標（もくひょう）は、修造さんとラリーができるようになること。はじめてのテニスの感想は、「けっこうむずかしかった」「かんたんに打てると思ったけど体が間に合わない」「ボールを打つタイミングもむずかしい」「球が速くて体に当たったらどうしよう」でした。「今日、ぼくといっしょにいろんなことやっていきます。心を感じていくよ。人生感じていくよ。そうしたら、かならず最後（さいご）はぼくとテニスができるようになる！」と修造さん。テニスもできて、人生も感じるとは、いったいどんなレッスンでしょう。 【scene 05】 最初のキーワード『ぐねぐね』 さっそくレッスンスタート。最初（さいしょ）のキーワードは、『ぐねぐね』。これはいったい？ 「今からテニスを感じていこう。だからこそ今は、ラケットはおいてください」と修造さん。テニスなのにラケットを使わない？ 「何を使うか。これを使います！」。修造さんのせなかには新聞紙がはってありました。テニスといったい何の関係（かんけい）が？ 「新聞紙を体にくっつけます」。新聞紙をむねに当てて走り、８ｍのところでおり返し、落とさずもどってこれたら成功（せいこう）です。「瞬佑なら、できる。ゴー！」（修造さん）。両手を上げて走る瞬佑。「おー、みごと一発クリア。意外とかんたんじゃのう」と博士。 【scene 06】 新聞紙をむねに当てて走る そこで今度は新聞紙を半分におってやってみます。加門、そして世奈も一発クリア。のこるは花梨ひとり。「花梨なら、できる。ゴー！」。でも花梨は、とちゅうで新聞紙が落ちてしまいました。どうしたらできるようになる？　ここで、修造さん直筆（じきひつ）のまきものが登場。『ぐねぐね』というキーワードが書かれています。「ぐねぐねした？」と聞かれ、「しなかった」と花梨。「どうしてしなかった！？」。そこで修造さんみずから『ぐねぐね』のお手本です。「修造、ぐねぐね…ほらほらほら！」。みごとクリア。「今“ぐねった”のわかる？　新聞紙が落ちかかってもグーッて『ぐね造』したのわかる？」と修造さん。 【scene 07】 体をぐねぐねさせていろいろな動きを 新聞が落ちそうな動きに合わせてこしや足をぐねぐね動かすことで、落ちないくふうをしているのです。でもこれがいったいテニスの何の役に立つのでしょう。すると、「テニスは『ぐね造』だよ。目の前にいつもボールが来るわけじゃないから、体をぐねぐねさせてバランスをとる」と修造さん。花梨、次はできるかな？ 「花梨なら、できる！　ぐねって、ぐねって！」。１回目は体が真っ直ぐにかたまっていた花梨。２回目は体をやわらかくしてバランスがとれました。「体は一つひとつがちがう動作をする。いろんな動き方ができる。これをたくさん使える人が、テニスがうまい。ぜひともぐねぐねさせて、心もぐねらせていこう」と修造さん。 【scene 08】 体と心はつながっている 「体を“ぐねらせる”ということはよくわかった。しかし、心も“ぐねらす”ってどういうことなんじゃ？」。「体と心はつながっている。体をぐねぐねしていけば心も自由にあつかえるようになる。やわらかな体はやわらかな考え方を生む」と修造さん。「ウィンブルドンのセンターコートに立ったとき、体も心もカタくなった。なんにもできなくなった。だからいきなりでんぐり返ししたの。すると心が自由になったよ。自分らしいプレーができたんだ」と言いました。「なるほど。体をぐねぐねさせると、心のきんちょうもときほぐすことができるのか。これはたしかに、人生にも役に立ちそうだぞ」と博士。 【scene 09】 ２つめのキーワード『前で！』 次のレッスンのキーワードは、『前で！』。いったい前で何をするのでしょう。「次は、テニスをするよ。でもラケット持ってないよね」と修造さん。「持ってません」とみんな。「何で打つ？」。「手？」。「そう。だから“手ニス”」と修造さん。２人ひと組になって、手を使って交互（こうご）にボールを打っていきます。みんなうまくできるかな？　思ったよりもむずかしいようです。手がボールに当たらなかったり、ボールが横へそれたり…。すると、「手ニスで大事なのは、こちらです」と修造さんがまきものを開きました。書かれていたのは２つめのキーワード、『前で！』。 【scene 10】 あくしゅする位置でボールを打つ 「今みんなうしろで打ってたでしょ」。たしかにみんなは、手がボールに当たる位置（いち）が体よりうしろになっていました。「人とあくしゅするときはどこでする？」と聞かれ、「前」と答えるみんな。すると修造さんは、手を前に出してあくしゅしながら、「ここで打つ！」と言いました。「かまえて、ターンして、あくしゅ。これがテニスです」と修造さん。手を前にふって、あくしゅする位置でボールに当てる。当たったらそのまま手を前へ。ボールを打つ位置が体よりうしろになっていると、うまくとらえることができません。体の前で打つことでボールにしっかり力をつたえ、正面に力強くとばすことができるのです。 【scene 11】 ひみつ道具『テニピン』でラリー練習 さらに修造さんが取り出したひみつ道具。その名も『テニピン』。手にはめれば素手（すで）よりも面積（めんせき）が広くなり、しかもラケットで打つ練習にもなります。「10回つづけてください」と言われ、ネットをはさんで２人で打ち合います。でも、なかなかうまくいきません。「うまくいかないときこそ、前を見よう！ 『できる！』って思おうよ。そうするとかわってくる！」と修造さん。「うまくいかないときこそ前を見る、か。修造さん、いったいどんなふうにかわるんじゃ！？」。そこで博士がデータをダウンロード！ 「これは、錦織圭選手（せんしゅ）。世界のトップで活躍（かつやく）するテニスプレーヤーじゃないか！」。 【scene 12】 うまくいかないときこそ前を見る 「錦織圭選手（せんしゅ）もケガが多くて、失敗（しっぱい）ばかりのことがあった。そのときずっと下を向いてた。でも今の錦織選手を見てごらん。ガッツポーズ作ってるだろ？」と修造さん。試合（しあい）で波に乗れないときこそガッツポーズをくりかえしているそうです。「失敗しても、心を前に持って自分を高めていっているんだよ。これはキミにでもすぐできるぞ！」。体育が苦手だという瞬佑も、体も心も前に前に向かうようになりました。その調子で、10回ラリーをみごとクリア！ 「むりだって思ったときどうする？」。「前にする、心を！」と瞬佑。「テニスも人生も、うまくいかないときこそ前を見ることが大事なんじゃな」と博士。 【scene 13】 ３つめのキーワード『なかよく』 次のレッスンのキーワードは、『なかよく』。「いよいよこれ使ってくよ。ラケットとコレです」。うしろを向いた修造さんのせなかには風船が。風船？ 「まずは、ラケットをどんな形でもいいから、風船を落とさず打ちつづけて下さい」。この練習で大切なのは、ラケットを風船に当てつづけること。そうすることで、ラケットの面の使い方を習得（しゅうとく）することができます。つづいて、「今度は３つの風船を、落とさず、２人で協力（きょうりょく）しながらやってください」。まずは瞬佑と花梨が挑戦（ちょうせん）。30秒間落とさなければクリアです。「いいね。面の使い方がいいね」。みごと30秒クリア！ 【scene 14】 風船となかよく、ラケットともなかよく 次は加門と世奈が挑戦（ちょうせん）。でも…何度も挑戦しますがうまくいきません。「風船が３つあるから、１人が１つをやっているともう１つが落ちちゃう」（加門）。「世奈は、今どんな気持ち？」と聞かれ、「ラケットがイヤ！」と世奈。そこで「大事なのは、こちらです」と修造さんが見せた次のキーワードは、『なかよく！』。だれとなかよく？ 「風船となかよくだ。ラケットともなかよくだ」と修造さん。「道具というものは心があると思っている。だからなかよくすることが大事。そして今回は自分１人か？　もう１人いるんだよ。なかよくやってごらん。今何をすればいいのか、心の底（そこ）から話し合って」。 【scene 15】 相手の気持ちを想像すること ここで、加門と世奈、２人で作戦会議（さくせんかいぎ）です。「コートの真ん中に集めて」、「そこでずっと打てばだいじょうぶ」。さあ、もう一度挑戦（ちょうせん）。「落ち着いて、落ち着いて。なかよく、声かけ合って。…３、２、１、ゼロ。クリア！」。成功（せいこう）です。「むずかしかったけど今はすごく楽しい」（加門）「１つのところに風船がまとまっていたから一気にできた」（世奈）。「道具も、そして心も、１つになったよ。ありがとう」と修造さん。「『なかよく』とは、ラケットとボール、そして相手の気持ちを想像（そうぞう）し、しんじること。それは自分自身の成長（せいちょう）にもつながるんじゃなぁ」と博士。 【scene 16】 最後のキーワード『松岡、修造！』 最後（さいご）のキーワードは、『松岡、修造！』？　ここからはいよいよラケットでボールを打ちます。ここで、ボールを打つタイミングをつかめるとっておきの方法（ほうほう）を教えてもらいます。相手がボールを打ったら、自分の名字をさけびながらラケットを引いて待つ。そしてボールを打つしゅんかんに名前をさけぶのです。「これは呼吸（こきゅう）。テニスの選手（せんしゅ）って『ハッ』って言わない？　息をはくそのときに、『松岡、修造！』。はい、やってごらん、“自己しょうかいショット”」。みんな順番（じゅんばん）に、名字と名前を言いながらラケットをふります。なかなかいいタイミングです。 【scene 17】 打つときに息を出す 次は、修造さんが打ってきたボールを打ち返します。ボールが見えたところで名字をさけびます。「いくよ、ハイッ」。「おおさわ、かもん！」。「そうそう、いいよ。ハイッ」。「おおさわ、かもん！」。「おしい。ずれたのわかる？」と修造さん。ビデオを見ると、たしかに、ふり終わってから名前をさけんでいます。「打つときに『かもん！』と言って息を出さないと、体が回ってくれない」。もう一度です。「おおさわ、かもん！」。うまくできました。「みんなみごと、打つときの呼吸法（こきゅうほう）をマスターしているようじゃのう。すばらしい。たった一日でここまでテニスができるようになるとは、さすがは修造さん」と博士。 【scene 18】 ファイナルミッション『ラリー10往復』に挑戦 みごと４つのレッスンをクリアした４人。ここでファイナルミッション『ラリー10往復（おうふく）』に挑戦（ちょうせん）。修造さんが打ったボールを打ち返したら、次の人と交代。これを２周（しゅう）できたらミッションクリアです。順番（じゅんばん）は体育ノ介、瞬佑、花梨、世奈、そして加門。みんなでラリーをつづけることができるかな？　いよいよスタート！ 「はりきって、できる！」と修造さん。「前、前、前、ナイス。はいボール見て、OK」。なかなか順調なようです。「前、前、たのむぞ」。ここで加門が、つうこんのからぶり。その後も何度も挑戦しますが、どうしても加門のところで止まってしまいます。 【scene 19】 できないことからにげなくなった 「これは長い道のりになりそうですね」。修造さんが加門とみんなをよび集めました。「どんな気持ちだ？」。「もうしわけない」と加門。なぜもうしわけないと思うのかとさらに聞くと、「自分がだいたいミスってるから。ぼくができればいけるのかなと思って」と加門が言います。「でもキミはここを乗りこえたらかわるぞ！　いつもだったらどうしてる？」と修造さん。「やめちゃう」。「なんでやめるんだ？」。「やりたくなくなって…」。「今はどうだ？」。「やってやる！」。実は、ふだんからできないことがあるとすぐににげ出してしまいがちだった加門。修造さんのレッスンを通して心がかわってきたようです。 【scene 20】 くやしいからこそ笑顔でいこう そしてむかえた６回目の挑戦（ちょうせん）。ようやく加門が打ち返しました。１周（しゅう）目クリア！　ところが今度は、「あーっ、体育ノ介…。いったい何をやっとるんじゃ」。そのあとも何度も挑戦しますが、あと一歩のところでうまくいきません。しだいにみんなにつかれの表情（ひょうじょう）が見えてきました。そしてむかえた15回目の挑戦。ぶじ１周目をクリア！　２周目、あと１球。のこすは加門ただひとり。しかし、あーっ、ざんねん。「くやしい」と加門。「くやしいからこそ、がんばって笑顔（えがお）でいこう！」と修造さん。「みんな、あきらめるな。最後（さいご）までやりぬくんじゃ！」と博士。 【scene 21】 「できる」と思えば強くなる そして16回目の挑戦（ちょうせん）。「うまい！　いいぞ。がんばろう！」（修造さん）。１周（しゅう）目クリア。「瞬、よーし。花梨、よし。世奈、おー」。あと一人。加門、今度こそ…そして、「やった！　やった！」。ついにミッションクリア！ 「正直に言うよ。ぼくはテニスをよく知ってるから、今日はきびしいと思った。相当つらかったんじゃないか？」と修造さん。「つらかった」と加門。「いまどんな思い？」。「いつもだったらできないから、自分がスゴイなって思う。みんながいるからうまくなれた！」（加門）。「そして、あきらめなかったこと。『できる』ってみんなで思えば、その心は本当に強くなる。ありがとう！」（修造さん）。 【scene 22】 レッスンを通して心もかわった 最初（さいしょ）はまったくテニスができなかった子どもたちと体育ノ介。修造さんのレッスンでどんどんテニスができるようになり、心も強くなりました。レッスンを受けてみてどうだったか聞いてみました。「早くテニスやりたい！　テニスをやってる友だちがいたらいっしょにやりたい！」（瞬佑）。「みんなががんばっているから、自分もがんばらなきゃって思いました」（花梨）。「前向きでやればできる！って思えることが大事だと思いました」（世奈）。「ふつうだったらやめるけど、できるまでやるようになった。テニスの動きもかわったけど、心もかわったんだなと思う」（加門）。 【scene 23】 失敗は大きな力になる！ 「できないとか失敗（しっぱい）は、大きな力になるなって思います。失敗しているからこそ、かれらの心がかわっていく。今までやったことがないぐらい思いっきりがんばる。そのパワーが自分をかえる力になっていくということ。子どもたちから感じましたね」（修造さん）。「なるほど、テニスを通して学んだ前向きでやわらかな心の持ち方、そして仲間（なかま）の大切さ。人生で大切なことはテニスで学ぶことができるんじゃなあ。ありがとう、修造さん！」と博士。人生は、テニスだ！

キミなら何つくる？

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えがこう！感じてフラワー

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自分が感じた花のイメージを元に、絵の具や画用紙等の材料や筆等の用具の特徴を生かしたり、手でかいたりするなど、表したいものに合わせて表し方を工夫しながら、絵に表す

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の山田善し（やまだ・よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 人それぞれの花のイメージ 「花、きれいだったね」。「もうすっかり春やなぁ」。うぶちゃんと多田さんが帰ってくると、よしさんが花の絵をかいていました。葉っぱも茎（くき）もなく花には見えませんが、『花の形』が面白いと思って『形』でかいていると言います。「花の形って不思議やなぁ。ぼくは花に自然の神秘（しんぴ）を感じる」とよしさん。花といえば、多田さんは「空に向かって一生懸命（けんめい）さいている力強いイメージ」、うぶちゃんは、「やさしい感じのイメージ」だと言います。今日は、それぞれが感じた『花』を思うようにかいてみます。 【scene 02】 自分が感じたままにかく 用意するのは、水彩（すいさい）絵の具の道具と紙。白い画用紙や色画用紙、ダンボール紙でもかまいません。うぶちゃんの花のイメージは、幸せな気分になるような、やさしいふんわりとした感じのお花畑。でも、「花を見ないとうまくかけないよ」。すると、「見たままそっくりにかこうと思わなくてもええ。うぶちゃんが思う、やさしいふんわりした色や形でかいてみたら？」とよしさん。「やさしい色といえば…ピンクだよね」。うぶちゃんは白と赤をまぜてピンク色をつくりました。「ふんわりした形は…丸かな」。ピンクの丸い形をかいていきます。 【scene 03】 手でかいてみるのも面白い 一方、多田さん。「オレにとっての『花』は、空に向かってさいている元気いっぱいの花やな、うん」。力強くさいている花をかくには、土の色のダンボールがぴったりだと考えた多田さん、情熱的な赤で力強くかこうとしますが…。「あーっ、たれた！　どうしよう。わぁーっ、手についた！」。手も紙もよごれてしまいますが、よしさんは、「情熱的な花をかきたいんやったら、筆より手のほうが力強くかけるかもよ」と言います。やってみた多田さん、「ほんまや、なんかええ感じ！　手でかくでぇ～」。 【scene 04】 筆の使い方 よしさんが、ゆらゆらとのびる、つるをかいています。太くなったり細くなったり、不思議な線です。それを見た多田さん、「よしくんだけ、いろんな太さの筆をたくさん持ってるんじゃない？　ずるいわ、それは」と言いました。でもその線全部、１つの同じ筆でかいたものです。筆の使い方に秘密（ひみつ）がありました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　筆を立てたり　ねかせたりして　かく　あたりまえ図工♪」。同じ筆でも、いろいろな太さの線がかけるのです。 【scene 05】 水を多くするとうすい色になる うぶちゃんがパレットで色をまぜて、むらさき色をつくりました。「ちょっと色がこいなぁ。ふんわりした感じだからもっとうすい色のほうがいいなぁ」。するととなりでよしさんが、「水をいっぱいつけて、あわい色の花をかこうかな」と言っています。水をいっぱいつけると、あわい色になるのです。「そうか。わたしも水をいっぱいつけて花をかいてみようっと！」。うぶちゃんが筆に水をたっぷりつけてかくと、うすい色になりました。さっきよりふんわりした感じです。同じ色でも、水を多くするとうすい色になるのです。 【scene 06】 絵をはなれて見てみる 多田さんは指を使って、ぐいぐい力強くかいていきます。「よし、これで完成！」。ふと横を見ると、よしさんがうろうろ歩いています。「ちょっと。なんでうろうろしてんのよ」と聞くと、「自分のかいた絵をはなれて見てるんよ」という返事。はなれて見ると、絵全体のバランスがわかるのです。多田さんもはなれて自分の絵を見てみると…「あ、上のほうがちょっと空いてるな。どうしよっかな」。無理にうめなくてもいいとよしさんは言いますが、空に向かってのびている花をかきたいと思っていた多田さん。空をかくことにしました。 【scene 07】 作品発表 いよいよ作品発表。うぶちゃんのテーマは『ふんわりお花のマーチ』。やさしいふんわりした感じを出すために、自分で混ぜて作ったやさしい色や、ふんわりした丸の形でかきました。多田さんの絵のタイトルは『太陽花』。空に向かっている花がいつしかみんなを照らす太陽に見えたと言います。「手でかくことによって、より太陽花の力強さをえがくことができました」。よしさんの絵は『フラワーサーカス』。いろいろな形があって不思議な感じがします。すると、「みんな～、わたしの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 08】 印象に残ったところを強調してかく それは、画家の金田実生（かねだ・みお）さんでした。金田さんの作品『眠（ねむ）い肌触（はだざわ）り』は、ねむりにつくやわらかな瞬間（しゅんかん）の心地よさや幸せな感じを花で表現しています。金田さんは、自分の感じたことを絵に表すには「いちばん印象に残ったところを強調してかく」といいと考えています。作品『青のふくらみ』で金田さんが花に強く感じたのは、青い花の中心と、そこから広がっていく花びらの力強さでした。さあ、キミなら何をかく？

キミなら何つくる？

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ねん土でにゅ！秘密基地

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ねん土の“自由に形を変えられる特徴”を生かしながら、糸やへらなどを使って、自分の思いを込めた「秘密基地」を立体に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の山田善し（やまだ・よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 糸で切ったり、棒でのばしたり よしさんが、ねん土で何かつくっています。そこへ、「裏山（うらやま）の秘密（ひみつ）基地、こわれてしもたなぁ」、「ホントに、残念だったね」と、多田さんとうぶちゃんが帰ってきました。「よしさん、何つくってるの？」と聞くと、「ねん土でリンゴつくってるの」という返事。よしさんはリンゴを半分に切ってくれました。ねん土は糸で切るときれいに切れるのです。「あと、こんなんもあるよ」と、“のべ棒（ぼう）”を取り出しました。のべ棒を使うと、ねん土を平らにのばしていくことができます。 【scene 02】 自由に形を変えられるねん土を使って 「わたしもやってみたい！」。うぶちゃんも、のべ棒（ぼう）を使ってみます。「のばして、のばして…」。一方、多田さんは、「どーん！　どーん！」と、ねん土をねん土板にたたきつけています。「落としただけで形がかわるなんて、おもろいなあ…。そうや！　ねん土で秘密（ひみつ）基地つくらへん？」と多田さんが二人に言いました。三人はねん土で秘密基地をつくることにしました。ねん土は、手で自由に形を変えられるし、道具があると、もっといろいろな形ができます。 【scene 03】 どんな秘密基地をつくる？ どんな秘密（ひみつ）基地をつくるか考えます。多田さん、四角いねん土のかたまりを「どーん！」と合体させました。手を動かしながら、何をつくるか考えているようです。うぶちゃんは、平たくのばしたねん土を丸く曲げてみました。「丸く曲げて…。そうだ！　丸い屋根のかわいい秘密基地にしよっと」。よしさんは、「かわいい、かあ…。ぼくは“かっこいい”ほうがええなぁ…」。切り立ったがけに囲まれた秘密基地を思いつきました。ねん土のかたまりを糸でたてに切ると、するどくてかっこいい秘密基地ができそうです。三人ともつくりたい秘密基地が決まりました。 【scene 04】 こまめにひっくり返すとくっつかない 「のばして、のばして…」。うぶちゃんが、のべ棒（ぼう）でねん土をうすくのばしています。すると、ねん土が板にくっついてはなれなくなってしまいました。そこで、よしさんがアドバイス。のばしているときにこまめにひっくり返すと、板につきにくくなるのです。のばし直して、広げたねん土の上に、もう一枚（まい）、ねん土を曲げて屋根のように置きました。ねん土でつくった“うぶちゃん”人形のお友だちもつくります。竹ぐしで板のねん土を切りぬき、顔を書き入れます。この“三角くん”も入って、秘密（ひみつ）基地の完成！ 【scene 05】 いろいろな方向から見てつくる 「えっ、もうできた？」。よしさんと多田さんが見に来ました。「ほら見て。かわいい秘密（ひみつ）基地でしょ」とうぶちゃん。でも多田さんは、「こっちから見たら、ただの丸い屋根っていう感じやなぁ…」と言います。「なんで？　こっちから見るとかわいいよ」とうぶちゃん。するとよしさんが、「そんなときは、いろんな方向から見てつくるといいよ」とアドバイスしました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　ねん土を回して　いろんな向きから　つくる　あたりまえ図工♪」。360度、思いをこめて完成です。 【scene 06】 糸でジグザグや波型に切るとおもしろい よしさんが糸でねん土を切っています。真っ直ぐきれいな切り口です。でも、「もっとこう、ジグザグにするどい感じが出たらええねんけどなぁ…」と、ちょっと物足りないようです。「そうか！」。今度は「ジグザグ、ジグザグ」と、糸をジグザグに動かしながらねん土を切ってみました。切り口がジグザグにするどい形になっています。「わぁ、この形かっこええやん！」。糸でジグザグや波型（なみがた）に切るとおもしろい形になるのです。 【scene 07】 道具でほったりけずったり 多田さんは、「秘密（ひみつ）基地には入り口が必要やからなぁ」と、四角くしたねん土に入り口をつくっています。手で穴（あな）をあけますが、うまくいきません。そこで多田さん、「うん？　みんな道具使ってるなぁ」と気がつきました。多田さんも道具を使ってみると、ぐんぐん穴がほれます。上からもほって、中でつながりました。この道具は“かき出しべら”。穴をほったり、いらないところを取ったりできます。多田さんの秘密基地、２本の角をつけるとすごい迫力（はくりょく）です。「ひょっとしてオレ、天才かも」。 【scene 08】 みんなの作品発表会 いよいよ作品発表。うぶちゃんの作品は『まあるい屋根のかくれ家』。いろいろな方向から見てかわいく見えるように、屋根のうしろにもかわいいかざりをつけました。多田さんの作品は『デビルハウス』。２本の角は操縦（そうじゅう）レバーで、動く基地です。見た目がちょっとこわくてだれも遊びに来てくれないので、自分から行くのだそうです。よしさんの作品は『海中基地』。海草や海底の岩に囲まれて、変身するヘルメットを持ったよしさんがいます。「悪いおにをやっつけに行くんですよ」。悪いおにとは多田さんの作品のことでした。すると、「みんな～、ぼくの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 09】 かたまりから形をひねり出そう それは、ねん土彫刻家（ちょうこくか）の井沢大也（いざわ・おとや）さんでした。井沢さんの作品『紙ヒコーキ』は、紙飛行機の折れ曲がったシャープな形、ツチブタの丸みを帯びたかわいらしい体つきが、ねん土で見事に表現されています。丈夫（じょうぶ）で生き生きとした作品をつくるためには、部分をつくってくっつけるのではなく、かたまりから形をひねり出してつくるといいのだそうです。「ねん土をかたまりからひねり出すと、一体感が生まれます。そして、より生き生きとした形が生まれてくるんだよ」（井沢さん）。さあ、キミなら何つくる？

キミなら何つくる？

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く～ねくね！糸のこでできた形から

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電動糸のこぎりで木の板を切る。切り取った形から想像をふくらませて、身の回りや生活が楽しくなりそうなものをつくる。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 板をくねくね切る機械 「♪く～ねくね ♪うねうね～」。おもしろい形の板を持って楽しそうなよしさん。そこへ、うぶちゃんと多田さんが帰ってきました。「よしさん、何してるの？」。するとよしさんは、「ちょっと見て、ほら。木の卵（たまご）が…、われました！」と、丸い板をくねくねした切れ目で二つにわってみせました。「わぁ、すご～い！」「どうやって切ったん？」。よしさんが二人に見せたのは、“電動糸のこ”。木の板を切る機械です。うねうね、くねくねと、おもしろい形に切ることができます。「わたしもやってみたい！」とうぶちゃん。 【scene 02】 どんな形にも切れそう 電動糸のこの使い方。まず正面に立ち、板をストッパーでおさえます。上から手でしっかりと板をおさえ、糸のこぎりの「は」に当てながら、切りたい方向に板を動かすのです。うぶちゃんがやってみます。スイッチ・オン！　くねくねと、板が波の形に切れました。多田さんは、ぐるっと丸く、楕円形（だえんけい）に切りぬきました。「どんな形にも切れそうやね」と多田さん。「板に穴（あな）あけて名前書いたらネームプレートになるね！」とうぶちゃん。そこで今日は、くねくね切った木を使って、家で使えるものをつくります。 【scene 03】 つくりたい形を考える 使うのは、電動糸のこと、厚さ４mmくらいの“しなベニヤ板”。電動糸のこを使うときは、絶対に、「は」に顔を近づけたり、「は」の向いている方向に手を置いたりしないように注意！ 「よっしゃあ。オレはとにかく長～く長～くうねうねさせるぞ！」と多田さん。うぶちゃんは、「ハートやお花の形のマグネットをつくろう！」と決めました。雨つぶのような形にたくさん切りぬいたよしさんは、「そうや！　上から雨つぶが落ちてくるモビールにしよう。大きな雲から雨つぶが落ちてくるねん！」。三人ともつくりたい形が決まりました。 【scene 04】 カーブは急がずゆっくりと 「ハートの形をつくろう！」。うぶちゃんが切り始めました。ところが、「あー、あー！」。板がどんどん前に行ってしまって、思い通りのカーブができません。するとよしさんが、「それは、板を動かす速さにコツがあるねんで」とアドバイスしました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　カーブは急がず　ゆっくりまわして　切る　あたりまえ図工♪」。ゆっくり切れば、思い通りに切れます。 【scene 05】 方向転換はその場でゆっくりまわす 「♪雲はふわふわ～」。よしさんが板を雲の形に切っています。「おっ、方向転換（てんかん）のところに来ましたね。ゆっくりその場で板をまわして、と」。切る方向を変えるときは、板は進めずに、その場でゆっくりまわします。 【scene 06】 上から両手でしっかりおさえよう 一方、「♪うねうね～♪くねくね～」と、楽しそうに板を切る多田さん、ちょっとつかれてきたので、すわって切ろうとします。すると、板がガタガタゆれ出しました。ガタガタガタガタ、とまりません。「あぁ、とまらへん！　あぁ、こわい！」。あわててよしさんが電動糸のこのスイッチを切りました。「すわるからや。ちゃんと正面に立って、上からしっかり板をおさえないとガタガタするねんで」とよしさんのアドバイス。板を切るときは、必ず上から両手でしっかりおさえておきましょう。 【scene 07】 形がバラバラになってしまっても 「よっしゃぁ、くねくねした木がいっぱい切れたぞ！」と喜ぶ多田さん。でも、よく見ると全部バラバラな形になっています。「こんなバラバラ、どうしたらええんや…」。そのとき、一枚（まい）残っていた板を見て多田さんは気づきました。「この板を下にしいて、切りぬいた板で囲んで、接着剤（ざい）でつければ、箱になる！　オレ、天才かも」。 【scene 08】 みんなの作品発表会 いよいよ作品発表。うぶちゃんの作品は『ラブリー・マグネット』。形を切りぬいて、うらにマグネットをつけました。冷蔵庫（れいぞうこ）につけたりいろいろ使えそうです。多田さんは“楽園”というイメージでつくりました。しかもCDラックになるので、タイトルは『CDラック園』。しかも、角度によって全然ちがうものに見えます。よしさんの作品は『雨あめフルフル ツーユー』。雲からふる雨つぶがいろいろな形になっています。「ゆれてて、見てると気持ちがよくなる」とうぶちゃん。すると、「みんな、ぼくの作品も見てください」という声が…。 【scene 09】 切り進む方向にも目配りを それは、木工クラフト作家の早見賢二（はやみ・けんじ）さんでした。早見さんの作品『コサギのモビール』は、コサギの細いあしや、細く長くとがったくちばし、やわらかい曲線の羽など、細かいところまで鳥らしさを木でとても上手に表現しています。早見さんは、自分の思い通りに切るために、板に写した下絵にそって切っています。電動糸のこで思い通りに切るためのコツは、「切っている場所だけを見るんじゃなくて、自転車に乗っているような感じで、右を見たり左を見たりしながら切っていくとうまくいくよ」（早見さん）。さあ、キミなら何つくる？

キミなら何つくる？

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みんなで見よう！語り合おう！

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美術作品の形や色などに注目して、作者の思いや表したかったことを想像し、感じたことを話したり同じポーズをしたりしながら、よさや美しさを感じ取る。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 絵をじっくり見て語り合おう 大きな布をかけたものの前で、うれしそうなよしさん。そこへ、うぶちゃんと多田さんが帰ってきました。「何、この大きな荷物？」。それは、よしさんのお母さんがプレゼントで送ってきたものでした。「すごーい！　早くあけてみようよ」とうぶちゃん。「オープン！」。よしさんが布を取ると、絵が出てきました。女の人の横顔や、町や建物などがかかれています。「不思議な絵だね」とうぶちゃん。「この絵やったらオレでもかけそうやなぁ」と多田さん。今日は、この絵をじっくり見て、感じたことや考えたことを語り合ってみます。 【scene 02】 何がかかれているか観察 でも、「不思議な絵だけど、かいた人も知らないし、なんて言ったらいいかわからないし…。どうしよう…」と、ちょっとこまってしまううぶちゃん。「うまいのか下手なのかもわかれへんもんなぁ」と多田さんも言います。すると、「うまい下手じゃなく、自分がこの絵を見てどう感じたかが大事」だとよしさんが言いました。そこでまずは、この絵を見て見つけたことを言い合ってみます。絵を近くで見たり、はなれて見たりして、何がかかれているか、よく観察しましょう。 【scene 03】 よく見るといろいろなものが発見できる 「まず、顔が二つあります。女の人と男の人かな…」とよしさん。すると多田さんが、「これ、手なんじゃない？」と、女の人の顔へのびている手に気がつきました。「花がある！」。女の人の髪（かみ）のところに花があるのを見つけたうぶちゃん、「むらさきの建物がある。夕日がある」。よしさんも、動物とそりのようなものを見つけました。むらさき色の鳥もいます。「おーっ？　ここに、うすいおばさんがいる！」と多田さん。よく見ると、屋根の上に人らしきものがのぼっています。「そしてここにも…」。多田さんはヤギのような生き物も見つけました。 【scene 04】 感じたことや思ったことを話す 「いろいろ見つけたことから、感じたことや思ったことを言い合ってみようか」とよしさん。まず、うぶちゃんが感じたこと。「この鳥は、下の建物に向かっていると思う」。建物にむらさきの色が使われていて、鳥もむらさき色だから、鳥はその町で生まれてそこにもどろうとしていると感じたのです。「なるほど」「すごい！」。よしさんは、「ぼくは、この女性はこの男性と恋人（こいびと）どうしじゃないかなと思う」と言いました。「女の人のほっぺたが赤くて、男性の手が女性をだいているような感じ」だからです。 【scene 05】 『なぜその形や色なのか』を考えてみる 「この男性、顔が半分緑でしょ。だから決して明るい気分ではないと思う」と多田さん。「でも、女の人とくっついてるほうの顔は白いから、その人といると明るくなるみたい」とうぶちゃんが言います。恋人（こいびと）といるときは明るくて、いないときは暗いと。すると多田さんが、「ぼくはね、この二人は親子やと思います」と言いました。女の人が母親で、男性は赤ちゃんのように見えると。「母を思う子の気持ちという感じがする」と多田さん。このように、『なぜその形や色なのか』を考えると、イメージがふくらみます。 【scene 06】 タイトル『夕方と夜の２つの国』 最後に、この絵にタイトルをつけましょう。それぞれ考えたタイトルを発表してもらいます。うぶちゃんがつけたタイトルは、『夕方と夜の２つの国』。建物がえがかれている下のほうは夕日があるので“夕方”。上のほうの町は別の国で、月があるから“夜”と考えました。「男の人は夜の国に住んでいて、女の人は夕方の国に住んでいて、で、真ん中で会ってる」。 【scene 07】 タイトル『宇宙人襲来』 多田さんがつけたタイトルは、なんと『宇宙人（うちゅうじん）襲来（しゅうらい）』でした。「えーっ、なんで？」とおどろくうぶちゃんとよしさん。男の人は宇宙人で、上のほうにはUFOがあり、女の人やみんながすいこまれていっていると多田さんは言います。女の人の上のヤギのような生き物も、地球外生命体。「だからこの町はもうね、宇宙人に乗っ取られる」と多田さん。 【scene 08】 タイトル『新婚旅行』 よしさんがつけたタイトルは、『新婚（しんこん）旅行』。この女性と男性が結婚して、田舎町の教会で式を挙げ、鳥も祝福している。そして都会の町に新婚旅行に来た、と感じたのです。「新婚旅行なので、この太陽は夕日じゃなくて朝日ちゃうかな」とよしさん。「なんで？」と聞く二人に、「朝日というのは一日のスタート。だから、新しい生活が始まるという“スタート”の意味を表してるんちゃうかなって思う」と言います。感心する二人。「みんなで話すといろんな見方もあるし、感じ方もあるね」とうぶちゃんが言いました。 【scene 09】 同じ作品でも見方や感じ方はいろいろ 「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　同じ作品でも　見方や感じ方は　たくさん　あたりまえ図工♪」。いろいろな意見を聞くと、作品を見るのが楽しくなりますよ。「これ、だれがかいたんだろうね」とうぶちゃん。よしさんが絵の裏（うら）を見ると、『シャガール 作』と書いてありました。「なんか、お菓子（かし）の名前みたい」とうぶちゃん。 【scene 10】 クラスの仲間の版画を見て語り合う 新潟県長岡（ながおか）市立上組（かみぐみ）小学校５年３組のみんなは、クラスの仲間がつくった版画を見て、語り合っています。たとえば、イチョウの葉っぱを表現した版画。「本物みたいに木からフワッと落ちてる感じ」「水たまりに落ちている」「水たまりじゃない。湖とか池でしょ」「神秘（しんぴ）的な感じがする」「あ～、それもありますね」…。さあ、キミなら何つくる？　

キミなら何つくる？

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ココが大変身！

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身近にある材料や場所の特徴から発想を広げ、周囲の様子を考え合わせながら、組み立てたり、構成したりしてつくる。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 図工室に風がふきこんできて… みんなが図工室のそうじをしています。うぶちゃんはほうきでゆかをはき、よしさんは新聞紙を緑色の透明（とうめい）なテープでまとめています。でも多田さんは休憩（きゅうけい）してるだけ？ 「しかし暑いなぁ」と多田さん。よしさんに「とびらあけたらええやん」と言われます。多田さんがドアをあけると、窓（まど）から気持ちのいい風が入ってきました。机（つくえ）にはりつけていたポリ袋（ぶくろ）が風でひらひらしています。「風か…そや！」。よしさんが、緑色の透明なテープを切り取ってドアのわくの上に何本かはりつけました。風がふくと動いてすずしげな感じです。「ひらひらして、おどってるみたい！」とうぶちゃん。 【scene 02】 図工室を変身させよう 「オレはこれで風を集めるでぇ」。多田さんはポリ袋（ぶくろ）の口を広げ、風を集めてふくらませました。大きな風船のようです。よしさんは、ポリ袋の口をはさみで切って一枚（まい）のシートにしました。それを二つの机（つくえ）のあいだにはると、大きな透明（とうめい）なテーブルができました。「わぁ、きれい！」とよろこんだうぶちゃん、「あ、ここから見ると面白いよ」と何かを発見して言いました。透明なテーブルの向こうで、緑色の透明なテープが風になびき、白いポリ袋もフワフワ。いつもの図工室ではないみたい。そこで今日は、ポリ袋や透明なテープを使って、図工室を変身させることにしました。 【scene 03】 まずは試してみる 今日は、ポリ袋（ぶくろ）といろいろな色の透明（とうめい）なテープを使います。うすくて軽くて、すけている材料で、図工室を大変身させましょう。うぶちゃんは、細長い透明なテープを何かに使いたいのですが、アイデアが思いうかびません。するとよしさんが、「そういうときは、頭だけで考えずに、まずは試してみたらええんちゃう？」とアドバイスしてくれました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　手を動かしながら　思いついたことを　試す　あたりまえ図工♪」。チャレンジする人に、アイデアの女神がほほえみます。 【scene 04】 うすくて軽い材料を使うと風が目に見える 「もっとヒラヒラしないかなぁ」と青い透明（とうめい）なテープをふりまわしていたうぶちゃん、「そうだ！　さいちゃえ」と、テープを細く何本にもさきました。緑色のテープ、赤いテープ、黄色いテープを細くさいて、たばねてふると、虹（にじ）みたいできれいです。ドアから風が入ってきているのを思い出したうぶちゃん、さいた透明なテープをたくさん机（つくえ）にはりつけました。風にゆれて、虹の滝（たき）のようです。「きれい～！」とうぶちゃん。うすくて軽い材料を使うと、風が目に見えるようになります。 【scene 04】 うすくて軽い材料を使うと風が目に見える 「どうしようかなぁ…」。二つの机（つくえ）のあいだにはった透明（とうめい）なシートの下をくぐっていたよしさん、「これ、なんかトンネルみたいやなぁ」と言います。今度は下から見るとシートが天井（てんじょう）のように見えます。「これ、自分だけの部屋にするのどうやろ？」とひらめきました。透明なポリ袋（ぶくろ）でつくったシートを二つの机のまわりにはって、かべをつくります。まわりをすっかり囲むと、秘密（ひみつ）基地みたいになりました。袋を広げて囲うと、新しい空間が生まれます。中に入って横になったよしさん、「うわぁ、なんかいい感じ」とごきげんです。 【scene 06】 友だちと話し合ってつくると発想がふくらむ 「いっぱいつくったの、どうしようかなぁ…」。多田さんは、ふくらませたポリ袋（ぶくろ）をたくさんつくったようです。するとよしさんが、「ちょっとはなれて全体を見たら何か思いつくかもよ」とアドバイス。はなれて見ると、なにか不思議な空間です。「うぶちゃんの“虹（にじ）の滝（たき）”、空みたいやね」とよしさん。多田さんは、ふくらませたポリ袋を「雲みたいやね」と言います。「雲をうかばせてみたらどう？」とうぶちゃん。ちょっとむずかしそうですが、「ロープをピンと張って、雲をつるしたらええんちゃう？」と多田さんがひらめきました。「それいい！」とうぶちゃん。友だちと話し合ってつくると発想がふくらみます。 【scene 07】 『雲の上の王国』の完成 いつもの図工室が大変身！　『雲の上の王国』の完成です。「雲にあふれてるね」とうぶちゃん。多田さんがポリ袋（ぶくろ）でつくった雲のあいだから、青いテープがたくさんたれさがり、雨がふっているようです。上のほうには色とりどりの透明（とうめい）なテープがつけてあって、虹（にじ）のようです。「この雲は、雨がやんだときに虹も出るんです」と多田さん。“虹雲”と名付けました。色とりどりの透明なテープは、うぶちゃんがつけてくれたのです。 【scene 08】 どんどんアイデアが広がる そして、よしさんがつくった雲の上の秘密（ひみつ）基地。うぶちゃんが中に入って横になってみました。透明（とうめい）なポリ袋（ぶくろ）でつくったまくらもあります。そこによしさんが、青や黄色の透明なテープをはさみで細かく切って、上からパラパラと落としました。下から見ると、透明な天井（てんじょう）にきれいな星がふってきたみたいです。「やっぱり、みんなでつくるとアイデアが広がるね」とうぶちゃん。みんなでかたづけた後は、ポリ袋と透明なテープを再利用することに決めました。すると、「みんな、ぼくの作品も見てください」という声が…。 【scene 09】 校舎がハンガーで大変身！ それは、場所を変身させるのが大好きな、空間アーティストの瀧澤潔（たきざわ・きよし）さんでした。瀧澤さんが使うのはハンガーです。身近な学校がハンガーで大変身！　瀧澤さんの作品『Hanger Wall KAMAKURA』です。子どもたちや先生といっしょに、２万4000本のハンガーで校舎を変身させました。「身近なものをたくさんならべたりしていつもとちがう使い方をすると、見る人がびっくりするような場所ができるんです」（瀧澤さん）。東京都清瀬（きよせ）市立清瀬第八小学校のみんなは、学校を、風を感じる場所に変身させました。さあ、キミなら何つくる？

キミなら何つくる？

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えがこう！私の好きな図工室

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自分が大切に思う風景や、気に入った場所のよさや美しさを感じ、思いが伝わるように視点を考えたり、絵の具や画用紙などの特徴を生かしたりして、表し方を工夫し絵に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 みんなが大好きな図工室 「よしさん、こんにちは～！」と図工室に入ってきたうぶちゃんと多田さん、いきなりよしさんに「ストップ！　そのまま動いたらあかんよ！」と言われて固まってしまいました。しばらくしてよしさんが「はい、できた！　もういいよ」と見せてくれたのは、二人が図工室に入ってくるところの絵です。よしさんが使っていたのは、“わりばしペン”。太い先を使うと太い線が、先をけずってかくと細い線もかけるのです。よしさんがかこうとしていたのは図工室。みんなが集まる図工室が大好きなのです。「わたしもここが好き」とうぶちゃん。そこで今日は、みんなが大好きな図工室をかきます。 【scene 02】 好きな場所を見つけてかく 水彩（すいさい）絵の具の道具のほかに、色鉛筆（えんぴつ）やコンテ、クレヨン、パスなどを用意します。よしさんが使っているのは墨（すみ）。わりばしペンや筆などを使ってかきます。「図工室はいろんなものがありすぎて、どこをかいたらいいかわからないよ」とうぶちゃん。するとよしさんが、図工室のどういうところが好きなのか聞きました。「みんながつくったかわいい作品があるところかな」と答えると、「そういう場所を見つけてかいたら？」とよしさんのアドバイスです。「そっか…」。うぶちゃんは、かわいい作品がいっぱいならんだ棚（たな）に気がつきました。「ここをかこうっと！」。 【scene 03】 角度や位置を変えて見てみると 「オレの好きなところはカラフルなところやな」と多田さん。でも、「ここがいちばんカラフルかなぁ…。こっちがカラフルかなぁ…。どこかけばええんや…」となやむ多田さん、「あれ？　こ、これは！」と、机（つくえ）の下の向こうに何かを見つけました。「うぶちゃん、よしくん、こっち来てのぞいてみ！」と大興奮（こうふん）。のぞいてみたうぶちゃんも、「向こうに色がいっぱい！」とびっくり。それはカラフルな色画用紙でした。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　絵をかくときは　角度や位置を変えて　見てみる　あたりまえ図工♪」。視点（してん）を変えると、思いがけない発見があります。 【scene 04】 かきたい絵のイメージに合わせる 三人とも、かきたいところを見つけました。「このタヌキの置物かわいい！　これをかこうかな！」とうぶちゃん。でも、「あ、こっちの家もかわいい！　この人形もおもしろい！　どれにしようかなぁ…」となかなか決まりません。ふと、「あれ？　よしさんと多田さん、紙がちがう」と気づきました。「そっか。いろんな紙があるんだね。えーと、どれにしようかな」。うぶちゃんは小さい紙を見つけました。「いろいろかきたいから、小さい紙をたくさんかこうっと」。かきたい絵のイメージに合わせて、紙の大きさや形を選びましょう。 【scene 05】 奥行きを表すには 「だいぶ、できてきたでぇ。ちょっと見てみて」。よしさんが、二人に絵の続きを見せました。「うわ、よしくんの絵、奥（おく）まで続いてる感じがするなぁ」と多田さん。うぶちゃんも、「奥からわたしたちがウワァーって向かって来てるみたい。なんでそう見えるのかなぁ」と言いました。すると多田さんが、「え？　机（つくえ）の大きさがこれとこれ、全然ちがう！」。よしさんの絵にかかれた二つの机の大きさがちがうことに気付きました。奥にある机は小さく、手前にある机は大きくかかれているのです。すると、「手前にあるものって、奥のものより大きくみえへん？」とよしさん。大きさをじっくり見比べながらかくと、奥行きが表せるのです。 【scene 06】 色がはみだしてしまったら 多田さんがカラフルな色画用紙をかいています。ところが、赤のすぐ上に青をぬったとき、二つの色が混ざってしまいました。「どうしよう！　オレはな、色の境い目まではっきりかきたかったんや。もうアカン…」と落ちこむ多田さん。するとよしさんが、「そういうときは、これ」と、タオルをわたします。「こうしたらええねんで」。よしさんは、色がにじんだところをタオルでおさえていきます。色がはみだしたり、まざったりしてしまったら、タオルで水気を取るといいのです。紙をこすらないように、上からおさえましょう。しっかりかわかしてからもう一度ぬると、きれいに色の境い目がかけました。 【scene 07】 『かわいい わたしのお気に入り』 いよいよみんなの作品発表です。うぶちゃんの作品は『かわいい わたしのお気に入り』。たくさんかこうと思って小さい紙を選びました。そして、タヌキの絵は絵の具でかいて、家の絵はやさしい感じを出したいのでコンテでかき、人形の絵は面白さを強調したいので、こいクレヨンでかきました。 【scene 08】 『アンダフル』 多田さんの作品の名前は『アンダフル』。「下」の「アンダー」と、「素晴らしい」の「ワンダフル」を組み合わせました。「色の境い目がはっきりしてるのが多田さんらしいな」とうぶちゃん。「ふつうは机（つくえ）の下って暗い場所やけど、奥（おく）に色画用紙があることによって、すごくカラフルな作品になってるよね」とよしさんも感心しています。「下の世界にも、こういうきれいな世界があるんだよという、ね」。多田さんがいいことを言いました。 【scene 09】 『楽しい時間が始まるよ』 よしさんの作品のタイトルは、『楽しい時間が始まるよ』。よしさんは、図工室に入ってくるときのみんなの楽しい感じが大好きなのです。「机（つくえ）とか作品も、今にも動き出しそうな感じ」と多田さん。「図工室自体が生き生きしてる感じに見える」とうぶちゃん。それぞれ楽しい図工室がかけました。すると、「みんな、わたしの作品も見てください」という声が…。 【scene 10】 じっくり見ると思いがけない発見が それは、画家の堀由樹子（ほり・ゆきこ）さんでした。堀さんの作品『たかみ』は、山に生いしげる葉っぱや木、わき上がる雲の形や色を、生き生きとえがいています。堀さんは、景色をじっくり見ることで、思いがけない発見をすることができるといいます。「時間をかけてじっくり見ていると、木の幹は茶色だけじゃないなとか、葉っぱもいろんな形があったり、新鮮（しんせん）な色とか形が見つかったりすると思います」（堀さん）。兵庫県尼崎（あまがさき）市立大島（おおしま）小学校のみんなは、学校の中の好きな場所を絵にかきました。さあ、キミなら何つくる？

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回そうクルクル！動くおもちゃ

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クランクなどの動く仕組みをもとに、つくりたいことを思い付いたり、面白い動きを工夫して表したりしながら、動くおもちゃをつくる。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 “クランク”で動くおもちゃ よしさんがキツツキのおもちゃで遊んでいるところへ、「よしさん、こんにちは～！」と、うぶちゃんと多田さんが入ってきました。「よしさん、何それ？」。よしさんが取っ手を回すと、キツツキがコツコツと木をつつきます。中には“クランク”という仕組みがあり、取っ手を回すと棒（ぼう）が上下に動くのです。うぶちゃんもクランクを回してみると、キツツキが木をコツコツつつきました。よく見ると、キツツキは上下だけでなく、前にもうしろにもゆれています。「わたしもこれで、おもちゃ作ってみたーい」とうぶちゃん。そこで今日は、クランクを使って、動くおもちゃを作ります。 【scene 02】 クランクの作り方 まずは、クランク作り。牛乳（ぎゅうにゅう）パック、ペンチ、折れ曲がるストロー、鉄の針金（はりがね）を用意します。初めに、針金を直角になるように曲げて、四角い山を作ります。ペンチではさんで、手で曲げるといいのです。山の両はしは同じくらいの高さにします。次に、“ゆれ棒（ぼう）”にするストローを、針金の山の部分にまきつけ、テープでとめます。最後に、牛乳パックに開けた穴（あな）からゆれ棒を出して、針金を切りこみに入れれば完成です。 【scene 03】 ウサギのジャンプの動き？ 多田さん、クランクの動きをじっくり見て、何を作るか考えています。うぶちゃんもクランクを回して上下前後に動くゆれ棒（ぼう）を見て考えていましたが、「この動き、何かに似てるなぁ」と気がつきました。「上へ出て前へ行って、上へ出て前へ行って…。この動きって、ジャンプ？　なわとび？　ぴょんぴょん…。あ、ウサギのジャンプ？！」。ゆれ棒の動きをじっくり見ると、何かの動きに見えてきます。うぶちゃん、まず紙を切りぬいてウサギを作り、テープでゆれ棒にはりつけました。クランクを回すと…、ウサギがぴょんぴょんとびはねているようです。「かわいい！」。 【scene 04】 紙の動きからイメージが広がる 一方、多田さんは、「ウーン…」。さっきからクランクを回してゆれ棒（ぼう）の動きを見ているのですが、何を作ったらいいのか全然思いうかばないようです。「そういうときは、こういう紙が役に立つねん」と、よしさんが紙を取り出しました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　紙をつけると　新しい動きが　見える　あたりまえ図工♪」。紙の動きからも、イメージが広がります。 【scene 05】 噴水の動き！ ゆれ棒（ぼう）に紙をつけてクランクを動かしてみた多田さん、「旗がゆれてるみたいな感じやなぁ」と思いました。次は、もう少し長い紙をつけてみます。細長く切った紙を２枚（まい）、ゆれ棒をはさむようにはりつけました。クランクを動かすと…、「なんかがふきだしてるみたいやな」と多田さん。「プシュー、プシュー…。そうや！　噴水（ふんすい）や！」と思いつきました。 【scene 06】 とどきそうでとどかない動き… よしさんは、山が二つあるクランクを作りました。クランクを回すと、２本のゆれ棒（ぼう）が行ったり来たり、追いかけっこをしているみたいです。手のひらを近づけると、とどきそうでとどきません。「とどきそうで、とどかない…。あ、“パン食い競争”や！」とひらめきました。アイデアを思いついたら、絵にかいてみましょう。作りたいものがはっきりしてきます。 【scene 07】 紙で動きを強調 「ぴょんぴょんぴょん、ぴょんぴょんぴょん」。自分の作品のウサギを動かしていたうぶちゃんが、「もっとぴょんぴょんさせたいなぁ」と言いました。よしさんを見ると、「♪紙をつけると　動きが強調できる♪」と鼻歌を歌いながら、クランクにつけた人形の頭に細長いうすい紙をつけています。はちまきのようです。頭につけたはちまきが、クランクを回すと、なびいて一生懸命（けんめい）走っているようにみえます。「そうか！　ぴょんぴょんを強調させるには、足を屈伸（くっしん）させればいいんだ！」と気がついたうぶちゃん。紙で足を作り、ウサギの体を台にくっつけました。クランクを回すと、確かにさっきよりぴょんぴょんしています。 【scene 08】 作品発表会 いよいよみんなの作品発表です。うぶちゃんの作品は『クルクルぴょんぴょんウサギ』。足をつけて、ぴょんぴょんしているのを強調し、まわりに葉っぱをつけて草むらにしました。多田さんの作品は『水ダコ』。青い紙が噴水（ふんすい）のように動きます。そして上下さかさまに持つと、タコの動きのようになるのです。よしさんの作品は、『とどきそうでとどかないパン食い競争』。人形が、つるしたパンにとどきそうでとどきません。クランクに山が二つあるので、二人の人形の動きが行ったり来たりするのです。みんな、楽しい作品ができました。すると、「みんな、ぼくの作品も見てください」という声が…。 【scene 09】 一つのクランクから動きをいくつも作る それは、動くおもちゃを作るのが大好きな、ペーパーエンジニアの坂啓典（さか・けいすけ）さんでした。坂さんの作品『ためらう男』は、クランクがすべて紙で作られています。冒険家（ぼうけんか）ががけから飛び立とうとしてためらう様子が、ユーモアたっぷりに表現されています。一つのクランクからでもいくつもの動きを生み出せるのが楽しいと、坂さんは考えています。面白い動きをいくつも作るには、ゆれ棒（ぼう）を足して、ちがう方向から出すといいそうです。そしてできあがったのが、『タマころがし』。ネコの、おもちゃを転がして遊ぶすがたが愛らしい作品です。さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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カチッ！液体ねん土で表そう

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液体ねん土の“乾燥すると固まる”という特徴を生かして、紙や布、枝などを使い、自分の思いを立体に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 布を液体ねん土で固めて形を作る 「この布、どういうふうに固めようかな」。よしさんが布を持って考えています。そこへ、「よしさん、こんにちは～！」と、うぶちゃんと多田さんが入ってきました。「よしさん、何か飲んでたでしょ」。机（つくえ）の上のコップのようなものを見てうぶちゃんが言いました。「いやいや、これは…」と、よしさんが見せたのは、コップの形に固まったタオル。“液体ねん土”を使って固めたのだと言います。布を液体ねん土にひたし、紙コップの上にかぶせます。一週間待つと、こちこちに固まるのです。「わたしもやってみたい！」とうぶちゃん。そこで今日は、布を液体ねん土で固めて、好きな形を作ります。 【scene 02】 布をかぶせるものは重くする 今日用意するのは、液体ねん土と古い布。布は、使わなくなったタオルなどでOKです。いつものねん土とはちがう液体ねん土の感覚。「やわらかくてクリームみたい」。どんな形に固まらせようか考えたうぶちゃん、紙コップのほかにもかぶせてみようと、ペットボトルを持ってきました。でも、布をかぶせようとするとペットボトルがぐらぐらしてうまくできません。するとよしさんが、「ペットボトルの中に重しを入れたらええ」とアドバイス。うぶちゃん、ペットボトルの中に水を入れることにしました。ナイスアイデアです。 【scene 03】 気に入った形に固める 「うーん…。ちがうなぁ」。よしさんがタオルをいろいろなふうに持って考えています。「お、この感じええなぁ」。両端（りょうはし）を持ってたるませた形が気に入ったようです。「このたるみ、たまらんな。これ、どうやって固めようかな」。よしさんは、２本張ってあるロープに気づき、その２本のロープにせんたくバサミでタオルをつるしました。「いい感じ！　いいたるみ、できた！」。 【scene 04】 布をふくらませたまま固めたいときは 一方、「軍手を立てたい。オレはこういう形で固めて立てたいんや」と多田さん、「そうだ。軍手の中に手を入れて固めればいいんだ」と軍手の中に手を入れますが、固まるには一週間かかります。そこで、「そうか。軍手の中に何か入れて固めたらいいんや」と気がつきました。布をふくらませたまま固めたいときは、新聞紙などをつめるといいのです。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　かぶせたり　つるしたり　つめたりして　固める　あたりまえ図工♪」。固め方を工夫すると、思わぬ形がうまれます。 【scene 05】 いろいろな方向や角度から見てみよう 一週間後。「どんなふうに固まったかなぁ」。「どきどき、わくわく」。三人が図工室にやってきました。「わぁ、固まった！」。うぶちゃんの布がきれいに固まって、でこぼこが二つできていました。多田さんの軍手も固まっています。立ててみると…、「やったぁ！　立ったぁ！」。よしさんがつるしたタオルも、いい感じに固まっています。「この角度最高！」とよろこぶよしさん。うぶちゃんも、「流れ星みたい」と言います。多田さんが上下ぎゃくに置いてみると、タオルが立ちました。固まった形をいろいろな方向や角度から見ると、新しいアイデアがうかびます。 【scene 06】 『山脈とミニ富士山』 みんなの作品発表です。うぶちゃんの作品は『山脈とミニ富士山』。工夫したところは、小さい山と大きい山で、水彩（すいさい）絵の具を使って色を着けたこと。花や木の絵がえがかれたタオルのすそが、山の質感を感じさせます。そして、山の名前は“うぶ山（うぶさん）”です。 【scene 07】 『スタンドハンド』 多田さんの作品のタイトルは『スタンドハンド』。つまり、“立った手”です。「立ち上がったみんなのその手で、いろんなものを作り出そう。みんなの可能性は無限大なんだよ」という意味だそうです。「そして、こういうのも作りました」と多田さんは、布を固めて作ったクジラを取り出しました。かわいいクジラです。「ただのクジラじゃないんですよ。こうやって潮（しお）を取って、うらを向けると、チキンになります～」。モールで作った潮をとって、うら側から見ると、おいしそうなチキンのももでした。 【scene 08】 『ババババビューン』 よしさんの作品のタイトルは、『ババババビューン』。固めたタオルがななめに立てられて、迫力（はくりょく）があります。「あんなにやわらかかったタオルが、角度をつけて固めると“ババババビューン！”っていう感じになった」そうです。そして、となりには、すそを上げて固めたTシャツもかざってあります。風にふかれてふき飛ばされているような迫力です。三人とも、いろいろな形になって、独特の作品ができました。すると、「みなさん、わたしの作品も見てください」という声が…。 【scene 09】 布を切って使うと面白い それは、固めて形を作るのが大好きな、造形作家の弓良麻由子（ゆみら・まゆこ）さんでした。弓良さんの作品『日常の風景が傾（かたむ）く』は、食卓（しょくたく）が傾いた瞬間（しゅんかん）にできる、テーブルクロスのしわのひだひだが見事に表現されています。弓良さんは、布は切って使っても面白く固められると考えています。「一枚（まい）の布を切ることで、すきまを作れたり、いろいろな方向に形を作ることができます。固まったときに、思いもよらない不思議な形ができます」。布を切って使うと、作れる形が広がるのです。さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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重ねてカラフル！ほり進み版画

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彫刻刀で板を彫り表したい形を見付けたり、紙に刷り色の調子や重なりを確かめたりしながら、自分の思いを木版に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 よしさんのカラフルな版画 「♪ほり進み、ほり進み、ほり進み版画♪」。よしさんが版画の絵を持って楽しそうに歌っています。そこへ、「こないだみんなで行った海、楽しかったなぁ」と多田さんとうぶちゃんがやってきました。「よしさん、それ何？」と聞かれ、「これは、版画や」。よしさんが二人にカラフルな版画を見せました。うぶちゃんも版画はやったことがあるのですが、「白と黒だけで、こんなふうにならなかったよ」と言います。するとよしさんが、「今回ごしょうかいするのは、“ほり進み版画”です」と言いました。「ほり進み版画？」。花の図柄（ずがら）を用意して、よしさんが手順を説明します。 【scene 02】 刷って、あらって、ほって まず、版木に花の輪郭（りんかく）をほりました。そこに黄色のインクをつけ、紙をのせてバレンでこすります。紙をめくると花の図柄（ずがら）が刷れました。次は、花の芯（しん）を黄色く残したいと考えました。そこで、版木をあらって花の芯をほり進めます。今度は赤のインクをつけて、さっきの黄色い紙を重ねて刷ると、花の芯が黄色のまま残ります。次は、花びらの色を赤く残します。また版木をあらって花びらの中をほり進めます。最後に、青のインクをつけてさっきの紙を重ねて刷ると、赤い花びらが残り、きれいな花の完成。今日は、この“ほり進み版画”に挑戦（ちょうせん）です。 【scene 03】 海の風景を版画にしよう！ 「よしさんは何をほるの？」とうぶちゃんに聞かれ、「ぼくは海の風景を版画にしようと思ってんねん。青い海、白い砂浜（すなはま）、きれいやったしなぁ」とよしさん。「じゃあわたしは、お魚さんたちがきれいだったから、海のきれいな生き物にする」とうぶちゃんが言います。すると、「オレはウニにしよっかなぁ。あのトゲトゲの形が面白かってんなぁ」と多田さん。「いいねぇ～」とうぶちゃんとよしさん。用意するのは、版木や彫刻刀（ちょうこくとう）、バレン、紙、そしてインクをねる“ねり板”やローラーです。 【scene 04】 色を残したいところをほる 「１枚（まい）目、刷れたでぇ～」と多田さん。ウニのトゲトゲがうまく表されています。「わたしも１枚目できたよ」。うぶちゃんも海の中の魚やカニがかわいくできています。「次は…、魚を黄色のままにしよ。海の色は、赤で刷ったらどうなるんだろう。やってみよ！」とうぶちゃん。でも、「あれ？　魚を黄色のままにするには、魚の中をほるんだっけ？　外をほるんだっけ？」とわからなくなりました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　前に刷った色の　残したいところを　ほる　あたりまえ図工♪」。ほったところは、インクがつかないのです。 【scene 05】 版木と紙がずれてしまった 「色を残したいところをほるんだから…」と、魚の中の部分をほっていくうぶちゃん。魚を黄色に残したければ、魚の中をほって、赤で刷り重ねればいいのです。「黄色い魚と赤い海が刷れた！」。でもちょっと紙がずれてしまいました。 【scene 06】 版木を上からのせるとずれにくい 一方、「真っ青な海が刷れたぞ～」とよしさん。あとは青い海を残すので海をほります。そして砂浜（すなはま）と空を白くするために白のインクで刷り重ねてみました。すると水色の砂浜と空になりました。「よしさんの色きれい！」と感心するうぶちゃんが、「あれ？　２回目刷ったのに全然ずれてない」と気がつきました。「２回目は、版木を上からのせるとずれずに刷れるよ」と、よしさんのアドバイスです。 【scene 07】 版木をさかさに刷ってしまった… 多田さんは、「最初は白いトゲ、次は黄色のトゲをつくったぞ！」。最後に、赤いトゲにしたい部分をほり進めます。そして青で刷り重ねると、赤いトゲが残ってもっと大きなウニになります。ところが…、多田さんは版木の上下を反対に紙にのせて刷ってしまいました。「うわぁ！　どないしよ！　さかさにのせてしもうたぁ。もっとトゲを大きくするはずやったのに～…」。そこで多田さん、ふと気づきました。「ちょっと待てよ。ええやん。これも、面白くてええやん！」。 【scene 08】 作品発表会 みんなの作品発表。うぶちゃんの作品は『夕焼けを楽しむ魚たち』。海は本当は青いけど、夕焼けで赤くなってそれをながめている魚たちをえがきました。多田さんの作品は、打ちあげ花火のようにも見えるので、『ウニあげ花火』。「重なっているところもきれいだし、色がいろいろあるから花火にも見える」と感心するうぶちゃん。そしてよしさんの作品は、『青い海』というシンプルなタイトル。「青と白だけでこんなにきれいなかわいい作品ができるんだなぁ」と多田さん。みんな、本当にカラフルな作品ができました。すると、「みんな～、わたしの作品も見てください」という声が…。 【scene 09】 残したい色を最初に刷る それは、版画をつくるのが大好きな、木版画家の北村麻衣子（きたむら・まいこ）さんでした。作品『ばぁば TREE』は、おばあさんの木の妖精（ようせい）の力強さが、10種類もの色を刷り重ねることで生き生きと表現されています。北村さんは、最初にどんなふうに色を重ねていくかを考えてから刷るそうです。「ほり進み版画は色が重なっていくので、混ぜたくない色を最初に刷るのがコツです」。最後までそのまま残したい色を最初に刷るといいのです。作品『雨の日』には、かさを持って雨宿りしている鳥の黄色やかさの黄色い模様（もよう）があざやかに残っています。さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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光の世界に大変身！

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光が材料に当たって生まれる形や色などから活動を思い付き、光の効果が表れるように材料と場所の組合せ方を工夫し、友だちとかかわり合いながらつくる。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 キラキラしてきれいな図工室 「♪光りってきれい～　キラキラきれい～♪」。よしさんが、暗くした図工室でなにやら楽しそうに歌っています。そこへ、うぶちゃんと多田さんが入ってきました。「あれ？　図工室が真っ暗！」。よしさんが懐中電灯（かいちゅうでんとう）で何かを照らしました。「うわぁ、キラキラしてる！」。それは、たくさんつるされたCDでした。「こうやると図工室がキラキラしてきれいじゃない？」とよしさん。「わたしもやってみたい！」。うぶちゃんと多田さんも照らしてみます。ビンやビー玉など、光で照らすときれい！　そこで今日は、光といろいろなものを組み合わせて、『光の世界』をつくります。 【scene 02】 LEDライトを水に当てると 今回は、懐中電灯（かいちゅうでんとう）、LEDライト、OHPを使って、図工室を『光の世界』に変身させます。うぶちゃんがLEDライトを見つけてきました。部屋を暗くすると、小さい光ですが、青白くてきれいです。「ちょっと、急に暗くせんといてくれる？」と言う多田さんを、うぶちゃんがLEDライトで照らしてあげました。すると、照らされたペットボトルを見た多田さん、「なんやこれ？　ちょっと貸して！　ええこと思いついた！」とLEDライトを台の上に置き、その上にペットボトルを立ててのせました。「ほら、水に光を当てたらきれいやろ！」。ガラスの柱みたいでとてもきれいです。 【scene 03】 光ととうめいな材料を組み合わせる 「あ、わかった」。よしさんが何か思いつきました。カラーセロハンを持ってきて、赤いセロハンをペットボトルにまいてみたり、かぶせてみたり。そして、「こうかな？」と、LEDライトにかぶせて、その上にペットボトルを置きました。水全体が赤くなって、「ルビーみたい！」とうぶちゃん。水やセロハンなど、とうめいな材料と組み合わせると、光をより美しく表せます。「でもなあ、もっとこう、どっか～んと照らしたいねんなぁ」と多田さん。するとよしさん、何か思いついたようです。「ちょっと待っといてな」。 【scene 04】 大きなスクリーンにうつしてみる 「お待たせ～」と、よしさんが運んできたのは、OHP。スクリーンに光を当てて、書いてある文字を大きくうつす機械です。スイッチを入れると、かべが明るく照らされました。そこで、みんなで布をつるしてスクリーンをつくります。よしさんが何かをOHPの台上に置くと、白いスクリーンに不思議な模様（もよう）がうつし出されました。雪の結晶（けっしょう）みたいですが…「実はこれ、卵（たまご）パックでした」とよしさん。ちょっとびっくりです。 【scene 05】 光と材料を組み合わせながら試そう 「次はこのおはじきをのせてみよ！」とうぶちゃん。おはじきの細かい模様（もよう）がスクリーンにきれいにうつし出されました。スクリーンの前に立った多田さん、「あれ？　これ、影（かげ）がうつるやんか」と気がつきました。スクリーンに近づくと影が小さく、スクリーンからはなれると影が大きくなります。うぶちゃんの手の影で多田さんの頭の影をつかんだり、面白い！　「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　光と材料　組み合わせながら　試す　あたりまえ図工♪」。いろいろ試すと、光の世界が楽しめます。 【scene 06】 ゆかもかべも大変身 今度は、スクリーンを部屋の真ん中に来るようにします。そして、奥（おく）のかべにもうつすことにして、かべにも布を張ります。ドアをあけたうぶちゃん、「お～、いい風。ここ風が来てキラキラするから、ここにCDつるそ」と決めました。多田さんが光っているペットボトルを見て、「これ使って、ゆかに光の道つくらへん？」と思いつきました。「お～、いいね！」。LEDライトをゆかにならべ、ペットボトルをその上に置いていきます。ゆかもかべも大変身です。 【scene 07】 いつもの図工室が光のパーティ！ 「光の世界へ、ようこそ！」。光の道を歩いていくうぶちゃん。「うわぁ、ステージに立ってるみたい！」と大喜びです。「きれいやな～」。よしさんも多田さんも楽しそう。今度はOHPにおはじきをたくさんのせて、「雨がふってきたぁ」とうぶちゃん。そこで多田さんがビニールのかさをさしてスクリーンの前に立ちます。かさの模様（もよう）もきれいです。「そして、カミナリ～」。よしさんがLEDライトをゆれるCDに当てると、稲光（いなびかり）のようです。「みんなで光をつくると面白いね！」。いつもの図工室が、光のパーティです！　すると、「みんな～、ぼくのも見てください」という声が…。 【scene 08】 自然の中にヒントがある それは、光の世界をつくるのが大好きな、メディアアーティストの鈴木太朗（すずき・たろう）さんでした。作品『光であそぶ－WAVE』は、しきつめた２万個のビー玉に下から光を当て、その上に布をのせて波打たせます。布にうつるビー玉の光の動きがみごとです。鈴木さんは、自然の中に光の世界をつくるヒントがたくさんあると言います。「水たまりは、水滴（すいてき）が落ちてるときに波紋（はもん）の広がりが面白かったり、葉っぱに落ちてくる水滴がキラキラしてきれいだったりする。そういうところが面白い」。自然をよく観察すると、さまざまな発見があって発想が広がるそうです。 【scene 09】 光と水滴の組み合わせ 鈴木さんは、光と水滴（すいてき）を組み合わせて光の世界をつくろうと思いつき、いろいろ試してみました。そしてできあがったのが、作品『WATER LOGO』。水滴でつくった文字や、上から下へ流れる水滴と光を組み合わせ、幻想的（げんそうてき）な光の世界をつくりだしました。さあ、みんなは何つくる？　

キミなら何つくる？

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えがこう！思いのままに墨

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墨や用具の特徴をとらえいろいろ試しながら表したいことを見付け、自分の思いに合う表し方を工夫して、絵に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 墨はいろいろな濃さがつくれる 「墨（すみ）って楽しいなぁ」。図工室で、よしさんが何かかいています。そこへ、うぶちゃんと多田さんがやってきました。「何やってるの？」と聞くと、「墨と和紙でいろいろ試してるねん」とよしさんが言います。よしさんのかいたものを見て、「わぁ、ここのところ、黒とか灰色（はいいろ）とか白っぽいのとか、いろいろあってきれいだね」とうぶちゃん。墨は、水の量を変えるといろいろな濃（こ）さがつくれます。「たとえば、濃い墨で点、点、点、点、そして薄（うす）い墨で上から重ねてかいてみると…」。よしさんがかいてみせると、濃いところがじんわりとうきでてきました。 【scene 02】 “にじみ”と“かすれ” 「わたしもやってみたい！」。うぶちゃんと多田さんもやってみます。うぶちゃんが和紙にそっと筆を置くと、少し広がるように墨（すみ）がにじんできました。多田さんは、サッと横に線をかきますが、かすれてしまいました。でも、「シュッとしててカッコいいよ」とうぶちゃん。よしさんも、「かすれたんがええねんで」と言います。「そうなん？」と喜んだ多田さん、かすれた線をたくさんかいていきます。なんだか風の動きのようです。「もっとやりたい！」とうぶちゃん。そこで今日は、墨を使って、自分の好きなものをかいてみます。 【scene 03】 いろいろな“にじみ”をつくる 今日は、墨汁（ぼくじゅう）、使い古した筆、刷毛（はけ）、そして和紙を用意します。「何をかこうかなぁ」と考えていたうぶちゃん、「そうだ。さっきの“にじみ”、きれいだったから、わたしは“にじみ”をやってみよう！」と決めました。でも、点をかいても、さっきのようにはにじみが広がりません。そこで、筆に水をもっとつけてから墨（すみ）をつけてかくと、じわーっとにじみました。さらに、刷毛を使って先に紙を水でしめらせておいて、それから墨をつけると、もっときれいににじみました。「よし。いろいろなにじみを作っていくぞ！」とうぶちゃん。 【scene 04】 なつかしい感じ、“かすれ”の面白さ 「墨（すみ）って、なんかなつかしい感じがするよなぁ」と考えるよしさん。「和風な感じ…。おじいちゃんの家…。そうや！　おじいちゃんちの風景をかいてみよう！」。一方、多田さんは、「“かすれ”をかきたい。なかなか思うようにかすれへんなあ…」と苦戦しています。でもかいているうちに、うまくかすれました。「そうか。あんまり墨つけないで、勢いよくかけば、かすれるぞ」と気がつきました。多田さん、どんどんかすれた線をかいていきます。みんな、墨で表したいものが決まりました。 【scene 05】 水に墨を入れると薄い墨に 「うーん。濃（こ）い墨（すみ）ばっかりだから、薄（うす）い墨でもやってみたいなぁ」と、うぶちゃんは墨汁（ぼくじゅう）に水を足します。でも全然薄くなりません。するとよしさんが横で、「♪水に墨を入れると　薄い墨になる♪」と楽しそうに歌っています。うぶちゃん、「そうか。水に墨を入れていけばいいんだ」と気がつきました。薄い墨をつくるときは、水に墨を少しずつ入れていくといいのです。うぶちゃんが薄い墨を紙にかいてみると、やさしい感じのにじみになりました。いっぱい、にじみをかいていきます。 【scene 06】 黒と白のいいバランスを すると、うぶちゃんの絵を見たよしさんが、「あれ？　うぶちゃん、黒で全部うまってきてない？」といいました。「墨（すみ）の絵は、白い部分も大事やねんで」というのです。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　黒と白の　いいバランスを　みつける　あたりまえ図工♪」。全体を見ると、白を生かしたいところが見えてきます。 【scene 07】 いろいろな道具でいろいろな表現 「おじいちゃんちの庭には大きな木があったよなぁ」と思い出したよしさん、まず、大きな木をかきます。幹は太くて力強いので、太い筆をねかせて、上に向かって。枝は細くてやわらかい感じなので、細い筆の先っぽで細かく。葉っぱはわさわさしている感じなので、太い筆の毛先をわざとさいて、わさわさとかきます。さらに、ぞうきんも使って、葉っぱのところをトントンたたくようにかきました。「遠くに山もあったよなぁ」。山はぼんやり見えるので、薄（うす）い墨（すみ）を使って、刷毛（はけ）で大きくかきました。太さのちがう筆や刷毛、ぞうきんなど、道具を使い分けるといろいろな表現ができます。 【scene 08】 こぼれた墨も何かに見える！ 多田さんは、“かすれ”をたくさんかいています。「墨（すみ）でかくのって気持ちええなあ。もっとかすれをかこう」。ところが、「あぁっ！」。多田さん、墨の入った小皿を紙の上で引っくり返してしまい、紙の上に全部こぼしてしまいました。「失敗やぁ…もう終わりやぁ…」。がっくりしている多田さん。ところがこぼれた墨を見たよしさんは、「失敗ちゃうやん！」と言います。「あきらめたらあかん。よく見てみい。何かに見えてくるかもよ」。そう言われて多田さんは、絵を回転させて見てみました。すると、「こんなん何も見えるわけない…、あれ？　このかすれの動きと、このかたまり…。見えた！」。 【scene 09】 みんなの作品発表会 作品発表会。うぶちゃんの作品は『ふんわり雪のグラデーション』。薄（うす）いにじみと濃（こ）いにじみをかいていったら雪みたいに見えてきて、白い部分を生かして空にしました。奥（おく）行きも感じられます。多田さんの作品は『オレ龍（りゅう）』。紙の上に落とした墨（すみ）をうまく使って龍の頭にし、かすれをしっぽにして、躍動（やくどう）感あふれる龍にしました。すごい迫力（はくりょく）です。そしてよしさんの作品は『ふるさと』。木が本物みたいに質感があります。黒い墨でかいたのに、“夕方”というのが伝わってきます。すると、「みんな～、わたしの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 10】 墨の濃い・薄いを使い分けた表現 それは、画家の新恵美佐子（しんえ・みさこ）さんでした。墨（すみ）で絵をかくのが大好きな新恵さんの作品『花遊（かゆう）』は、花のやわらかいふんわりした感じが、墨の持つさまざまな色合いでみごとに表現されています。新恵さんは、自分が思いえがくイメージを、墨の濃（こ）い・薄（うす）いを使い分けることで表せると考えています。「濃い墨は生き生きとしたエネルギー。淡（あわ）い墨は、はかない、朽（く）ちていくような感じ。一つの画面で同時に表したかった」。作品『花』からは、包みこむようなやさしい感じ、そして力強さなど、花の持ついろいろな表情が伝わってきます。さあ、みんなは何をかく？

キミなら何つくる？

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カクカク！わりピンアニメーション

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割りピンと紙で　仕組みを生かした動く作品をつくり、面白い動きを工夫してアニメーションで表す

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 わりピンで紙をつなげたおもちゃ 「おもしろい動きやなぁ」。図工室で、よしさんがパソコンの画面を見ています。そこへ、うぶちゃんと多田さんがやってきました。「何見てるの？」と聞くと、画面を見せてくれました。木の棒（ぼう）のようなものがうつっています。「よーい、スタート！」。よしさんがキーをクリックすると、その棒がカクカクと、はうように動きました。「カクカク動いておもしろい！」と感心するうぶちゃんたち。「今のは、わりピンでつくったおもちゃのアニメーション」とよしさんが説明します。“わりピン”というのは、先がわれているピンです。「このわりピンで、紙をつなげてつくったのが、このおもちゃ」とよしさん。 【scene 02】 いろいろなポーズでおもしろい動き わりピンと紙でつくったおもちゃはいろいろな動きができます。手の関節みたいに「おいで、おいで」をする動き。四角い形にして口に当てると口が動いているようです。「これをちょっとずつ動かして、デジカメで上から…」。よしさんは、まず、曲げた形を撮影（さつえい）。そして、のばした形を撮影。この２枚（まい）の画像を連続して見ると、まるで生きて動いているように見えます。「わりピンのおもちゃは、これ一つでいろんなポーズができて、おもしろい動きのアニメをつくれる」とよしさん。「わたしもつくってみたい！」とうぶちゃん。そこで今日は、わりピンのおもちゃでアニメーションをつくります。 【scene 03】 どんな動きにするか 今日は、わりピンと厚紙を用意します。何の動きにするか、みんな考えます。「うーん。“動く”っていったら動物だよね…。ゾウの鼻でしょ…、手にも見えるな」と考えたうぶちゃん、「そうだ。サルが木にぶらさがってるところにしよ！」と決めました。よしさんは、「“おもしろい動き”っていったらやっばり人間ちゃうかなぁ。人間のおもしろい動きって…、体操（たいそう）選手や！」と考え、横から見た人をつくることにしました。多田さんは、「そうや！　もっともっとつないでいったら何かおもろい動きが見つかるかもしれん」と、四角をいっぱいつなげていくことにしました。製作スタート！ 【scene 04】 動かすところは長めにつくる うぶちゃんは、厚紙にかいたサルの絵を切りぬき、まずサルをつくりました。サルのうでをいったん切り、うでの付け根に穴（あな）を開けて、わりピンで体につなげます。「できた！」。ところが、厚紙でつくった枝につかまらせようとしますが、つなげた部分が短くなって、手が枝にとどかなくなってしまいました。「それは、わりピンでつなぐ部分も考えて、つくらなあかんねんで」とよしさんがアドバイスしました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　動かすところは　少し長めに　つくる　あたりまえ図工♪」。つなぐ部分は、重なるのです。 【scene 05】 つなぐ部分を増やすと複雑な動きに できあがったサルを動かしてみるうぶちゃん。でも、「うーん。もうちょっとおもしろい動きもしたいなぁ」とつぶやきました。すると横で多田さんが、「♪いっぱいつなぐと　おもろい動き…♪」と歌いながらつくっています。「そうか。もっとぶらぶらさせるには、うでをもう一つつなげて、ひじから上も動くようにすればいいんだ」と、うぶちゃんは気がつきました。わりピンでつなぐ部分を増やすと、複雑な動きができます。 【scene 06】 動きを大きく見せたいときは 「よーし、うでができたぞ」。体操（たいそう）選手の体にうでを取り付けたよしさん、次は脚（あし）をこしのところに重ねてわりピンでとめました。体操選手をグルンと回転させて、倒立（とうりつ）！　でも何か動きが地味です。「動きを大きく見せるには…」と考えるよしさん、「そや！　手足を長くしたらええねんな」と気がつきました。動きを大きく見せたいときは、動かす部分を長くつくるといいのです。 【scene 07】 次から次へと出てくるおもしろい動き 「♪つなげてつなげた～　つなげてカクカク～♪」。多田さんは四角く切った厚紙をわりピンでつなげています。「角につなげたら動きが大きくなっておもろいなぁ」と多田さん。ところが、「あれ？　あら？　つなぎすぎてもうたぁ～。どうしよう～」。長くなりすぎてしまったようです。「多田くん、だいじょうぶ？」とよしさんに言われ、たたむようにしてあわててかくす多田さん。そこで気がつきました。引っぱると四角い紙が次々に現れます。「あれ？　かくれたものが次から次へと出てくる動き、なんか手品みたいやな」。 【scene 08】 みんなの作品発表会 作品発表会。うぶちゃんの作品は『ぶらぶらサルのトレーニング』。サルが枝にぶら下がってけんすいしたり、枝に乗ったりと、トレーニングします。枝もぶらぶらして動きがよく出ていました。多田さんの作品は『ハッとするハット』。ハットの中から次々にいろいろな色の四角が出てきて、おどろいて「ハッと」するという意味。四角を１枚（まい）出して写真をとり、また１枚出して写真をとり…と細かい作業でした。よしさんの作品は『グルグルゴーン』。体操（たいそう）選手がグルグルッと前転し、飛んでいってしまいました。細かい動きで表されています。すると、「みんな～、ぼくの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 09】 部分によって動かし方を変える それは、アニメーション作家の保田克史（ぼうだ・かつし）さんでした。保田さんがつくった、わりピンのアニメ。ドラゴンの力強い足の動きと、しっぽのしなやかな動き、まるで生きているみたいです。こんな迫力（はくりょく）のある動き、どうやったらつくれるのでしょう。「足の移動幅（はば）を大きくして、重量感を表現。しっぽは少しずつ動かし、ムチがしなるように」（保田さん）。部分によって動かし方を変えると、生き生きとしたアニメーションができるのです。さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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和の作品を味わおう！

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「ふすま絵」から、作者の思いや表したかったことを想像し、感じたことを話したり同じポーズをしたりしながら、よさや美しさを感じ取る。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 襖絵のある和室 「よしさん、こんにちは～」。うぶちゃんと多田さんが図工室にやってきました。ところが、よしさんがいません。さがしていると、「うぶちゃん、多田くん、こっちこっち！」とよしさんが現れました。「向こうに見せたいものがあんねん」。それは、襖（ふすま）に大きな絵がかかれた和室でした。「すごーい！」。襖とは、和室を仕切る引き戸です。「なんで絵がかかれてるんだろう？」とうぶちゃん。「この部屋に合う絵をかいてもらうために、画家をよんだらしいで」とよしさん。確かに、絵があるのとないのとでは全然雰囲気（ふんいき）がちがいます。そこで今日は、襖絵のある部屋全体から感じることを語り合います。 【scene 02】 虎の襖絵 今日は、襖（ふすま）にかかれた虎（とら）の絵と龍（りゅう）の絵がある部屋を、みんなで味わいます。まず、虎の襖絵を見て語り合います。「つめがすごい立ってる感じやね。毛も逆立ってない？」（よしさん）。「ひげもすごいピーンとなってる」（多田さん）。「目もめっちゃきりっとしてる。今にもおそいかかりそうな瞬間（しゅんかん）をとらえている感じがする」（うぶちゃん）。「興奮（こうふん）している状態やね」（多田さん）。「口もとじているし、今まさに息を殺して」（よしさん）。「ということは、相手にゆっくり近づいていってる瞬間かもしれないね」（多田さん）。 【scene 03】 龍の襖絵 次は、龍（りゅう）の絵です。「つめとか、こっちもすごいね。つめを立てて」（よしさん）。「あと、毛かな？」（うぶちゃん）。「うろこか何かわからんけど、すっごい逆立ってるよ」（よしさん）。「うろこが逆立ったり、つめがすごいギラ～ンとしたりしてるから、威嚇（いかく）しているのかなぁ」（うぶちゃん）。「龍のほうがはるかに大きいと思う」（多田さん）。「襖（ふすま）からはみ出てるからね」（よしさん）。「そうそう。龍のごく一部のところしかえがかれていないから、もっともっと大きい感じがするね」（多田さん）。 【scene 04】 襖絵のあいだに立って見る 今度は、二つの襖絵（ふすまえ）のあいだに立って、部屋全体から感じることを話し合ってみます。「虎（とら）は龍（りゅう）をにらみつけているような感じがする」（うぶちゃん）。「確かに。虎のほうは視線（しせん）が龍の頭のほうに来ているもんね」（よしさん）。「でも龍は、虎を見てないね。ここまでおいで～みたいな。余裕（よゆう）がある」（多田さん）。 【scene 05】 すわって見てみる 続いて、すわって見てみます。立って見るのとは感じ方が変わるかもしれません。「ちょっと近づいた感じがあるね」（よしさん）。「虎（とら）と同じ視線（しせん）になった」（うぶちゃん）。「龍（りゅう）は、さっきと変わらんなぁ。虎は、顔の表情もさっきまではこわいと思ってたけど、きりっとした正義の顔というか。悪から正義の顔になったような」（多田さん）。「すわって見ることによって、うしろからも前からも絵が全部つながっている感じがしたね。“守られている感”も出てきた。こわいというより、ちょっと安心感が出てきたよ」（よしさん）。 【scene 06】 見る位置を変えると見え方や感じ方が変わる 次は、ねころがって見てみます。「目が全然合わへんというか、こわさはほとんどなくなってきた」（多田さん）。「緊張（きんちょう）感があんまりなくなった」（うぶちゃん）。そこで、少し虎（とら）に近づいてみた多田さんは、「わ～、すごくいとおしく見えるというか、好きになる」。龍（りゅう）に近づいてみたうぶちゃんは、「けっこう年がいっている感じだから、『おじいちゃん！』みたいな」。ちょっと安心する気持ちになったようです。このように、見る位置を変えると見え方や感じ方が変わってきます。そこで、部屋全体から自分が感じたことをもとにして、三人それぞれこの部屋に名前をつけることにしました。 【scene 07】 「○○の部屋」発表 部屋の名前の発表です。うぶちゃんは、『決意の部屋』。だれかを守ろうと決意をしたときと感じました。多田さんは、『対極の部屋』。龍（りゅう）は空、虎（とら）は地。“天と地”という対極を感じました。よしさんは、『呼吸（こきゅう）の部屋』。息をひそめる虎と、息をはいている龍。そこから、空気がうずまいている感じ、呼吸を感じました。「すごい！　いろんなメッセージがある！」とうぶちゃん。「いろんな角度から見て、ずっと見ていると、絵に親しみもこもってくるよね」とよしさん。 【scene 08】 絵と一緒に部屋全体を味わう 「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　絵と一緒（いっしょ）に　部屋全体を　味わう　あたりまえ図工♪」。場所を考えてつくる作品もあります。 【scene 09】 浮世絵を鑑賞する ５年生のみんなが、江戸時代につくられた浮世絵（うきよえ）を鑑賞（かんしょう）しました。「波が小波ではなく大波になっている」（男子）。「たくさん人が乗っている船です」（男子）。「波のおくに、山があります」（男子）。みんな、いろいろなことを見つけました。次は、この浮世絵からどんな音が聞こえてくるか、想像してみました。「ザッブ～ン、ザッバ～ン、ザッブ～ン」（女子たち）。「ヒュ～ヒュ～ヒュ～」（男子たち）。さあ、キミなら何つくる？

キミなら何つくる？

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重ねてワクワク！スチレンボード版画（はんが）

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スチレンボードに様々な用具を用いて形をつけ、彫りや刷りの効果を楽しみながら、工夫して版に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 スチレンボードの版画に挑戦 「ルンルンルン♪」。図工室で、よしさんが楽しそうに何かつくっています。そこへ、うぶちゃんと多田さんがやってきました。「何やってるの？」と聞くと、「スチレンボードで版画をやろうと思ってんねん」とよしさん。スチレンボードとは食品トレイなどに使われる素材です。「粘土（ねんど）べらですじをつけて、ペットボトルのキャップで型おしして…」。よしさんがやってみせます。「そしてインクをつけて刷ると…」。すじをつけたところが白く残りました。へこんだところが版画では白くなるのです。「やってみたい！」とうぶちゃんたち。そこで今日は、スチレンボードの版画に挑戦（ちょうせん）！ 【scene 02】 音楽、星、森 今日は、スチレンボードと、身のまわりにあるフォークやドライバー、キャップなどを用意します。「わぁ、フォークだと一度に４本の線が引けるんだ！」とうぶちゃん。流れるような線の動き、音楽が流れているみたいです。「そうだ！　楽しい音楽が聞こえてくるような版画にしよう！」。ドライバーでブツブツさしていた多田さんは、さしたあとが星の形みたいになることに気づきました。「このドライバーで星をいっぱいつくるでぇ～！」。よしさんは、粘土（ねんど）べらでつけたすじが葉っぱのすじのように見えるので、葉っぱがたくさんある『森』をつくることにしました。製作スタート！ 【scene 03】 いろいろな道具で思いがけない模様 スチレンボードにいろいろな線を引いたうぶちゃんは、ほかにも身のまわりのもので模様（もよう）をつけることにしました。「何かないかなぁ」と、たなの道具をさがすうぶちゃん。プリンのカップを見つけました。カップの底でおすと花の模様になりそうです。続いてプラスチックのケース。これを使えば四角い形がつけられそうです。さっそくプリンカップでやってみると、「あっ、お花の模様になった！」。四角いケースの形もおします。「よし、いろいろな形がおせた！」。いろいろな道具を使うと、思いがけない模様がつくれます。 【scene 04】 二色の色を刷ったら？ 「す～い、す～い。これもおもろいなぁ」。多田さんがスチレンボードに縦（たて）のすじをつけています。ところが何度も何度もすじをつけているうちに…、「あれっ？　うわっ、おれてもうたぁ！　どうしよ！」。スチレンボードがおれてしまいました。あわてる多田さん。でも、「あ、これ、ちがう二色の色を刷ったらおもろいんちゃうか？」と気がつきました。やってみると…、「さあ、どうかな～？　よっしゃあ、できた！」。１枚（まい）に二色のきれいな版画ができました。 【scene 05】 切りぬいた形でスタンプを 「今度は、葉のすじのまわりに、葉っぱの形をつくろう！」。よしさんは、ボードにつけたすじのまわりを、葉っぱの形に切りぬきます。そして、葉っぱの形が切りぬかれたボードにインクをぬって、一度刷った紙に重ねて刷ります。すると葉っぱの形がきれいにできました。でも、模様（もよう）のないところがちょっとさびしい感じです。「そや！　切りぬいた葉っぱで、スタンプしてみよう！」。よしさんは、白色でスタンプすることにしました。先に刷った葉っぱとはちがう色になって、いい感じです。 【scene 06】 ボードをひっかいたり、型おししたり 「この次は、どうするべきか…」。多田さんが考えていると、「♪スタンプスタンプ　ぺったんぺったん♪」と横でよしさんが楽しそうにスタンプをおしています。「スタンプ…そうや！　オレもスタンプや！」。多田さんは、おれたスチレンボードをさらに半分におって、スタンプします。「わ～、すげ～！」。おもしろい効果が出ました。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　ボードはひっかいたり　型おししたり　できる　あたりまえ図工♪」。やわらかいので、いろいろな形ができます。 【scene 07】 みんなの作品発表会 作品発表会。うぶちゃんの作品は『春のハーモニー』。フォークで引いた４本線は流れる音楽のようです。プリンカップで型おしした花の模様（もよう）が加わって、春を感じさせます。あたたかい、かわいい感じになりました。多田さんの作品は『ピンチはチャンスター』。線をかきすぎてわれてしまったボード。そのピンチを生かしてスタンプに。そしてカラフルな星空ができました。よしさんの作品は『僕（ぼく）の感情は静かな森に埋（う）もれていった』。葉っぱの形と鳥の形のスタンプで静かな森を表しました。ひらひら落ちてきた落ち葉のようです。すると、「みんな～、わたしの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 08】 やわらかい素材の模様をつけるには それは、版画家の粟千紗都（あわ・ちさと）さんでした。粟さんの版画『西の夜に向かって』。ゾウの皮膚（ひふ）の感じが、レースを使って表現されています。「スチレンボード版画でも工夫をすれば、レースや布地の素材を生かすことができます」（粟さん）。レースなどのやわらかい素材はスチレンボードにおしても模様（もよう）はつきません。そこでまずスチレンにインクをぬり、その上にレースをのせて模様を写し取ります。模様を写し取ったスチレンを紙にのせれば、レースの模様がつくそうです。鳥の羽のやわらかくてやさしい感じも、レースの模様でみごとに表現されました。さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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チェンジ・ザ・ワールド

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場所の特徴から発想を広げ、周囲の様子を考え合わせながら、屋外にある身近な場所を楽しい空間に変える造形的な活動に取り組む。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 庭を楽しい場所に変身させよう 「わぁ、風もやんだし、雨ふらなくてよかったね」。うぶちゃんたちが、裏庭（うらにわ）にやってきました。「かさはここにかけとこかな」。多田さんが木の枝にかさをかけます。するとよしさんが、「そうや！」と、かさを開いてかけ直しました。ぱーっと花がさいたみたいです。さらにうぶちゃんが、「こういうのはどう？」と、落ちていた枝をかさにかけました。多田さんも大きな枝を拾って木にかけます。するとにぎやかな感じになって、庭の雰囲気（ふんいき）も変わってきました。「よしさん、もっとやってみたい」とうぶちゃん。そこで今日は、庭に落ちている枝や葉っぱで、庭をもっと楽しい場所に変えてみます。 【scene 02】 変えてみたい場所さがしから 今日は、枝や葉、石などの自然のものを使って、チェンジ・ザ・ワールド！　まず、庭の中で変えてみたい場所をさがすことにしました。「いいとこないかなぁ」と三人。すると、「あっ。草が固まって生えてる。なんか、緑のじゅうたんみたいでいいなぁ」とうぶちゃんが気になる場所を発見。うぶちゃんは、ふわふわしていていいにおいのするこの場所を、変えることにしました。まず落ちていた枝で囲ってみて、次に枝をさしてみます。 【scene 03】 木の門が額縁のように 「うぶちゃん、ええ場所見つけたなぁ」。場所をさがしていた多田さんが、長い枝を見つけました。「この２本の木の上にかけてみようかな」。多田さんはよしさんに手伝ってもらって、長い枝を横にして２本の木のあいだにかけてみました。「お？　門ができたぞ。裏庭（うらにわ）に門ができた」と喜ぶ多田さん。するとよしさんが、「あれ、ちょっと待って。ここから見た切り株（かぶ）。ええ感じやなあ」と言いました。木の門がちょうど額縁（がくぶち）のようになって、切り株が面白い感じで見えたのです。「ぼくはここから見た額縁の中の世界を変身させるでぇ！」とよしさん。 【scene 04】 体で感じればみつかる 「おれはどうしよっかなぁ」と歩いていた多田さん、「ん？　落ち葉？」と足もとの落ち葉を見ました。「わぁ、ふかふかしてる。そうや！　この広い場所に落ち葉をいっぱいしきつめたらおもろいかも」。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　体で感じれば　気になる場所が　みつかる　あたりまえ図工♪」。全身で、自然を感じるといいよ。 【scene 05】 頭の中で“チェンジ”してみる 「切り株（かぶ）はええ感じに見えるんやけど、なんかさびしいねんなぁ」。木の門の前でよしさんが考えています。「上のほうに何か加えたらええんかなぁ…」。頭の中で、木を１本立ててみました。「高さは出ていい感じになったんやけど、１本やとさびしいなぁ」。そこで枝を３本立ててみました。「そうや！　長い枝を組んで、切り株に立ててみようかな」。でも、立ったままだと枝をしばりにくいので、ねかせてそろえ、しばって広げることにしました。枝を組んで立たせるには、しばってから広げるとうまくいきます。 【scene 06】 落ち葉、枝、葉っぱ… 「よっしゃあ！　ずいぶんしきつめたぞ」。ふかふかの落ち葉の上にねころんだ多田さんは、「すげぇー、気持ちいいー。あー、なんかねむくなってきたー。グー…」とねてしまいました。一方うぶちゃんは、「よし。高い枝と低い枝ができたぞ。今度は葉っぱをさしてみようかな」と、立てた枝に葉っぱをさしていきます。「おーっ、ういてるみたい」と喜ぶうぶちゃん。今度は、立てた枝の根もとに石をならべていきます。そして…、「あっ、ねてもうた！」と飛び起きた多田さん、落ち葉が自分の体の形にへこんでいるのに気がつきました。「そうや！　こうやって落ち葉で人型をつくったらいいんじゃない？」。 【scene 07】 みんなの作品発表会 大変身した庭を見てみましょう。うぶちゃんの作品は『緑の滝（たき）』。滝から川が続き、はなれたところにも石が置かれていて空間に広がりが出ていました。多田さんの作品は『枯れ葉（かれは）星人襲来（しゅうらい）』。地球に来た枯れ葉星人がばたんとたおれた形を枯れ葉で表しています。今にも起き上がりそうな感じ。よしさんの作品は『古代への入り口』。たばねて立てた木がテントのようで、２本の木が表す額縁（がくぶち）から入っていきたくなります。すっかり庭の感じが変わりました。「夢の国に、チェンジ・ザ・ワールド」と多田さん。すると、「みんな～、わたしのも見てくださ～い」という声が…。 【scene 08】 好きな場所を見つけてイメージを広げる それは、造形作家のきたがわゆきこさんでした。きたがわさんの作品『子ども時代の想い出』。布やひも、ビニールなどさまざまな材料を使って、大きな木のある場所を楽しく変身させています。きたがわさんが森を変身させにやってきました。枝と枝のあいだの形が面白いことを見つけたきたがわさん。その形を目立たせるために、布を張っていくことにしました。「まず自分の好きな形を見つけ、そこを強調してイメージを広げてつくる」（きたがわさん）。できあがった森を見ると、布でおおわれた枝のあいだの形があちこちにはっきり見えて、まるで森の中にかがやく星みたいです。さあ、キミなら何つくる？

キミなら何つくる？

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羽ばたけ！だんボール・バード

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段ボールの特徴をいかしながら、折り曲げたり組み合わせたりして、表したいことを見つけ、立体に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 だんボールで好きな鳥をつくろう 「よしさん、こんにちは～」。図工室にうぶちゃんと多田さんがやってきました。「何これ？」。だんボールの大きな箱があります。箱の窓（まど）がとつぜん開いて、「うぶちゃん、多田くん、こんにちは！」とよしさんが顔を出したので二人はびっくり。だんボールをたくさん見つけたよしさんが、窓のついた大きな箱をつくったのでした。そこへ、よしさんのお母さんからメールです。『野鳥園に行ったら、めずらしい鳥がいっぱいいました』。すると、「そうや！　だんボールで『鳥』つくらへん？」とよしさん。だんボールはかんたんに切れ、折ったり曲げたりしていろいろな形にできます。そこで今日は、だんボールで好きな鳥をつくります。 【scene 02】 おしゃれな羽の鳥、かっこいい鳥… 用意するのは、だんボール紙、だんボールカッターとカッター、そして木工用接着剤（ざい）です。「クジャクみたいにおしゃれな羽の鳥がいいな」と考えていたうぶちゃん。だんボールの断面の模様（もよう）が面白いのに気がつきました。「これを使っておしゃれな羽の模様にしよう！」。多田さんは、だんボールのはしがやぶれているのを見つけて、さらにビリビリやぶっていきます。いっぱいできた紙切れを見て、「これって羽っぽくない？　よし。おれの鳥は羽で勝負」と決めました。「かっこいい鳥がいいなぁ」と言うよしさんは、「広げたつばさでシャーッと空気を切りさくような鳥！」。三人とも鳥のイメージが決まりました。 【scene 03】 切りこみを入れるとするどく折れる 「どうやってつくろうかなぁ…」と考えていたよしさん、「最初に胴体（どうたい）をつくって、頭と羽としっぽを合体させればええねん！」と決めました。胴体は、円のような形にだんボールを切りぬき、両側から折りこんで底をつければできそうです。だんボールは、カッターで切りこみを入れるときれいに折れます。できた胴体に羽をつけようとするよしさん。「これを胴体にくっつけるには…。そうや！　ここに切りこみを入れて…」と、だんボールカッターで胴体にザクザクと切りこみを入れます。「ここに羽を差しこんでみたらどやろ？」。胴体に羽を差しこむと…。「おお、バッチリや！」。 【scene 04】 つくえのへりを利用すると丸めやすい だんボール紙から丸く羽の形を切りぬいたうぶちゃんは、「断面の模様（もよう）をかざりに使いたいから…、丸めちゃおう！」と、細長く切っただんボールをクルクルと丸めました。それを、丸く切りぬいただんボールにはりつけます。「おお、いい感じ！」。そして、「体は…やわらかい感じにしたいから…丸めてみよっと」。だんボール紙を丸めていきます。だんボールは、つくえのへりなどを利用して折り目をつけると、丸めやすくなります。 【scene 05】 切ったり穴をあけたりしてつなぐ 「よし、丸まった。えっと…うーん…」。丸めた胴体（どうたい）と丸く切りぬいた羽を持ってうぶちゃんが考えていると、「うぶちゃん、どうしたん？」とよしさんが声をかけました。「この羽と胴体をくっつけたいんだけど、どうすればいいのかなぁ？」とうぶちゃん。「それやったら、羽に穴（あな）をあけて、胴体を差しこんでみたら？」とよしさんのアドバイスです。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　だんボールを切ったり　穴あけたりして　つなぐ　あたりまえ図工♪」。工夫をすれば、人もだんボールもつながるよ。 【scene 06】 おなかの丸みをつくる工夫 多田さんが、だんボールの紙切れをいっぱい両手につけて羽ばたいています。本当に大きな鳥のようです。「すごい！」と感心するうぶちゃん。でも、だんボールの鳥にするには、まだまだつくるところがいっぱいあります。「どうしよっかなぁ…。おっ？」。多田さんはだんボール箱を見つけました。「この箱、胴体（どうたい）にしよっかなぁ。でも四角いままやったら面白味ないしなぁ。とりあえず、ななめに切ってみよかな」。だんボール箱をななめに切って、二つの箱に分けました。二つの箱の小さいほうの底と底を合わせると、ななめの線が鳥のおなかのようにも見えます。「これはまさしく鳥の体、バードボディや！」。 【scene 07】 みんなの作品発表会 作品発表会。うぶちゃんの作品は『クルクルミラクル・バード』。だんボールをクルクルまいて、断面の模様（もよう）を生かしました。羽に差した胴体（どうたい）が支えになって、立っています。多田さんの作品は『だんどり』。羽は、ちぎった紙の自然な感じを生かしています。ちぎった紙は目にも使われていて迫力（はくりょく）があります。よしさんの作品は『ハヤブサＺ』。目や羽など、するどい切りこみを利用して速そうな感じを表しています。同じだんボールでつくったのに、ぜんぜんちがう鳥ができました。すると、「みんな～、わたしの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 08】 ぬらすとより細かい部分が表現できる それは、ダンボールアーティストの玉田多紀（たまだ・たき）さんでした。玉田さんの作品『再 －サイ－』。全長４メートルもあるサイは、本物そっくり。目もとや口の中の細かい部分までリアルに表現されています。これが、なんと、全部だんボールだけでできているのです。細かい部分をつくるコツは、だんボールをぬらすこと。やわらかくなってあつかいやすくなるそうです。「水を使うことで、より細かい部分が表現できる」（玉田さん）。玉田さんも鳥をつくりました。ぬれただんボールを小さくちぎっておなかにはったり、細くよじってつくったひもでトサカもつくりました。鳥のやわらかい羽毛の感じやトサカの細かい形まで、生き生きと表現されています。さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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えがこう！写真から想像した世界

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写真などの「心にとまった一枚」から想像して表したいことを見つけ、形や色などを工夫して絵に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 写真からいろいろな想像が広がる 「おもろいなぁ、これ」。図工室でよしさんが何か見ています。「よしさん、こんにちは～」。うぶちゃんと多田さんがやってきました。「何見てるの？」と聞くと、「おもろい写真がとれたから見てんねん」とよしさん。見せてもらうと、「ドーナツみたい！」とうぶちゃん。「何でもすいこむブラックホールに見えるなぁ」と多田さん。「ぼくには飛行機のプロペラが回ってるように見える」とよしさん。実はこの写真、グルグルまいたひものたばを上からとったものでした。「いろんな想像が広がって楽しかったやろ。そういう世界を絵にかいてみたいなぁ」。そこで今日は、面白い写真を見て想像した世界を絵にかいてみます。 【scene 02】 面白い色や形に注目して写真をとる 用意するのは、デジタルカメラ、水彩（すいさい）絵の具の道具、画用紙です。まずは、面白い色や形に注目して、写真をとってみます。「いろんな色があってきれい～」。うぶちゃんは、ガラスびんに入ったカラフルな石を上からさつえいします。続いてうぶちゃん、一列にならんだいろいろな色の紙テープを見つけました。紙テープを少しずつ引っ張り出してさつえいします。多田さんも、「いいねぇ。かわいいねぇ。サイコー！」と楽しそうに写真をとっています。入り口のドアのノブを見たよしさんは、ノブを回すと反対側のノブも動くのに気がつきました。「このドアノブの動き、おもろいかも！」。 【scene 03】 いろいろ想像してみよう！ 写真を見ていろいろ想像します。カラフルな石は、「いろんな味のあめみたいできれいだね～」とうぶちゃん。紙テープは、「いろんな色があって、なんか虹（にじ）みたい…。この形、流れる滝（たき）に見える！」。そう気づいたうぶちゃん、「虹色の滝をかいてみよう！」と決めました。よしさんは、「このドアノブを回すと向こう側も回る…。そうや！　ドアノブの回転に連動して向こう側でいろんなものが回ってる世界をかこう！」。そして、石の写真を見ても想像が広がらなくてなやんでいた多田さんは、“石”ではなく“手の形”が面白いのに気づきました。三人とも、想像する写真が決まり、製作スタート！ 【scene 04】 写真のイメージを組み合わせると… 「虹（にじ）の滝（たき）～。虹の滝～」。まず虹色の滝をかいたうぶちゃん、「この下のほうに何をかこうかなぁ」と考えます。カラフルな石の写真をもう一度見て、「やっぱりいろんな味のあめに見えるなぁ」と感じたうぶちゃんは、「そうだ。この下の部分にお菓子（かし）をかこう！」と決めました。一つの写真からのイメージだけでなく、別の写真も組み合わせると、さらに想像が広がります。 【scene 05】 みんなと話すと想像が広がる 一方、ドアノブの絵をかいたよしさんは、「回転するタイヤも横にかいて…。ほかに回るものって何があるかなぁ」と考えます。すると横から、「回るものと言えば…回転寿司（ずし）」と多田さんがささやきました。「あ、そうか、確かに回ってる！」と面白がったよしさん、タイヤのまわりに、くるくる回る回転寿司の様子をかいていきます。「あー、みんなと話すと、想像が広がるなぁ」とよしさん。 【scene 06】 アップで見ると、気づかない世界が見える 「うーん…。うーん…。うううううーん！」。石を持った手の写真をにらんでいる多田さんですが、何も想像がうかんでこないようです。「どう見ても手にしか見えへん！」とさけんで、机（つくえ）につっぷしました。すると手の下で「ジー」とデジカメのズーム音が。何だろうとデジカメの画面を見ると、手のひらの部分がアップになっていました。「ん？　この形、この色、砂漠（さばく）や。来た、イマジネーション！」とひらめく多田さん。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　アップで見ると　気づかない世界が　みえる　あたりまえ図工♪」。アップで見ると、いろいろな想像がふくらむよ。 【scene 07】 みんなの作品発表会 作品発表会。うぶちゃんの作品は『レインボー ワールド』。紙テープを流れる滝（たき）に、カラフルな石をお菓子（かし）と想像したので、虹（にじ）の滝からお菓子が生まれるところを絵にしました。多田さんの作品は『手砂漠（さばく）』。写真の手のひらの部分をクローズアップさせると砂漠に見えたので、自分もその世界に飛びこみ、砂漠を旅している世界観をえがきました。よしさんの作品は『そしてすべては回っている』。ドアの向こう側で、いろんな物がドアノブに連動して回る世界をえがきました。時計も地球も回っています。すると、「みんな～、わたたちの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 08】 食感、味、音からも発想を それは、イラストユニットの“はらぺこめがね”さんでした。はらぺこめがねさんの作品『ハンバーガー』は、食材から想像した世界をえがいた絵本です。今回二人が見つけた題材は、ごはん。おいしいものは美しく、人と人とをつなぐ力があると思って選びました。二人が想像を広げるときに考えているのは、「色や形だけでなく、食感や味、音からも発想を広げる」こと。完成した作品は、『たくあん月とうめ太陽』。たくあんの月のまわりの模様（もよう）は、あまからい味とポリポリした食感を表しています。山からのぼる太陽の光は、うめぼしのしげき的なすっぱさが表現されています。さあ、みんなは何をかく？

キミなら何つくる？

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ギ～コギコ！1枚の板から組み立てよう

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自分の生活を楽しくするものを思い付き、板を切ったり組み立てたりするなど表し方を工夫してつくる。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 すてきな箱をつくろう 「♪箱、箱、箱～。箱をつくるって楽しいな～♪」。図工室でよしさんが何かつくっています。「よしさん、こんにちは～」。うぶちゃんと多田さんがやってきました。「何やってるの？」と聞くと、「図工室をきれいにしようと思って、木の板で、色紙を整理する箱をつくってんねん」とよしさん。どうやってつくるのか聞くと…。まず木の板を５枚（まい）に切ります。１枚の板を底にして、底を囲むように４枚の板を合わせて立てると、箱の形になりました。「これ、しっかりくっつけたらじょうぶな入れ物になるね」とうぶちゃん。いろいろなものが整理できて便利そうです。そこで今日は、みんなですてきな入れ物をつくります。 【scene 02】 つくりたいものを絵に表して考える 用意するのは、長さ90cm・はば15cmの板、木工用接着剤（ざい）、くぎ、きり、かなづち、のこぎり、電動糸のこぎりです。まず、どんなものをつくりたいか考えて、絵に表します。本をまとめておけるものをつくろうと思ったうぶちゃん、「よし、ウサギのマガジンラックにしよう！」。いろいろな種類の筆を見て考えていた多田さんは、「これをみんなまとめて入れられる筆立てってどうよ！」と決めました。仕切りで種類を分けて入れられます。よしさんは、「図工室のものは大事な宝物（たからもの）やもんなぁ。よし、ぼくは宝箱をつくろう！」。みんな、つくりたいもののイメージが決まりました。 【scene 03】 のこぎりは“まっすぐ”がポイント 「うーん。この板をどう切ったらいいんだろう…？」。うぶちゃんが板を見て考えています。うぶちゃんのマガジンラックをつくるには、向かい合う２枚（まい）が同じ大きさ、もう一つの向かい合う２枚も同じ大きさです。あとは、底の板が１枚。全部で５枚に切ればいいのです。「よーし、切るぞ」。うぶちゃんはのこぎりで板を切っていきます。でも、板にのこぎりの歯（は）がくいこんだり、のこぎりが曲がったりしてうまく切れません。するとよしさんが、「のこぎりは、“まっすぐ”がポイントなんやで」とアドバイスしました。 【scene 04】 切りたい線の真上から 「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　切りたい線の　真上（まうえ）からみて　切る　あたりまえ図工♪」。のこぎりは、引くときに切れるよ。 【scene 05】 しっかりくっつけるには 板を全部切ったうぶちゃん、次は、板をウサギの形に切ります。曲線を切るときは、電動糸のこぎりを使います。「よし。かわいいウサギができた！」とうぶちゃん。一方、よしさんは、「この板をここに置いて…、うん、こんな形に仕上げたいなぁ」と、トラックの形を考えています。まずは、２枚（まい）の板をくっつけて荷台の部分をつくります。くぎを打つところには、きりで穴（あな）をあけておきます。板と板をしっかりくっつけるために、木工用接着剤（ざい）をつけてから、くぎを打っていきます。 【scene 06】 板の長さが足りない？！ 「よっしゃあ、ここまで組み立てられたぞ」。箱の真ん中の仕切り板を立ててうれしそうな多田さん。ところが、残りの２枚（まい）の板の長さが足りず、箱の形にならないことに気がつきました。「もう切ってしまったから取り返しがつかへん…。おれの人生おしまいや…。あーぁ、どうしようかなぁ」ととほうにくれる多田さん。でも手にとって見ているうちに、「いや、待てよ。こうやって…」とひらめきました。置き方を変えてみると、「これ、たなになるやん！」。そして、「思うがままに板を切って、横にはりつけたら、ちょっとええ感じになるんちゃうん？！」。 【scene 07】 みんなの作品発表会 作品発表会。うぶちゃんの作品は『キュートなラビットマガジンラック』。本を入れる箱です。ウサギの口のところが持ち手になっていて、かんたんに運べます。目をくりぬいた部分は鼻（はな）として使いました。多田さんの作品は、思いがけない幸運が重なってたなになったので、『たなからぼたもち』。ギザギザやフワフワした形がいろいろはりつけてあって面白い作品です。よしさんの作品は『夢をのせてカー』。荷台にものを置くことができ、荷台のうしろの板が開きます。運転席も開くようになっていて、かぎなどが入ります。とてもかわいい作品です。すると、「みんな～、ぼくの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 08】 ワクワクするようなしかけ それは、木工作家の丹野則雄（たんの・のりお）さんでした。丹野さんの作品『木の芽の箱』は、ふたについた木の芽を引っ張ると、ふたが開けられるようになっています。開ける人がワクワクするようなしかけが丹野さんの作品の持ち味です。いろいろな面白いしかけを丹野さんはどうやって考えているのでしょう。「どんなふうにするとビックリするか、どんな動きをして中が見えてくるかということを、いつも考えています」（丹野さん）。たとえば、二つに分けたふたのはしをそれぞれねじで留めて、一方のふたを横に動かしていくとふたが開いていくしかけの箱。とってもワクワクします！　さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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あっちからみよう！こっちからみよう！

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作品を様々な方向から見たり触ったりしながら友人と語り合い、表現の意図や特徴を感じ取る

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 彫刻家・戸田さんの作品を見にいく 「ちょっとよしくん、どこ行くんよ、もう～」。「どこ行くの？」。よしさんが多田さんとうぶちゃんを、いつもの図工室ではなく外へ連れてきました。「今日は、戸田さんという方が作品を見せてくれるねん」とよしさんが言います。「えー、すごいやんか！」と多田さん。さっそく３人は戸田さんという人に会いにいきます。「戸田さーん、こんにちは～！」。今日、作品を見せてくれるのは、彫刻家（ちょうこくか）の戸田裕介（とだ・ゆうすけ）さんです。 【scene 02】 たたいてもいい、さわってもいい 「どうぞ」と戸田さんに言われて建物の中に入った３人は、「うわぁ、すごい！　何これ？！」とびっくり。キラキラした大きな雲のような作品が置いてあったのです。もとは田んぼの用水路の上にかざられていた作品。それを今回、下の台を取りかえたのだそうです。「この作品をじっくり見てもいいですか？」と聞くと、「今日は、見るだけじゃなくて、たたいてもさわってもいいので」と戸田さんが言いました。「なんか、いろんなところから見たい気持ちになった」と多田さん。そこで今日は、この巨大な作品を、あっちから見たりこっちから見たりして、思ったことを語り合います。 【scene 03】 いろいろな場所から見てみよう まずは、作品からはなれて見てみます。「けむりが立ってるみたい」とうぶちゃん。「箱の中からモクモクとけむりが出てるみたいやねえ」。今度は近づいて見てみます。「なんか脳（のう）みそにも見えてきたなあ」と多田さん。「ほんまやね。ボコボコしてて」。反対側から見てみると…、「手をこぶしみたいにギュッとやってるみたい」とうぶちゃん。「そうやねえ、つきあげている感じするね。ちょっとこう、人間のおしりにも見えるよね」と多田さん。下から見上げるように見てみると、「金色のぶどうみたい」。確かに、大きなぶどうのようにも見えます。「見れば見るほど不思議になってくるねえ」とよしさん。 【scene 04】 見る場所を変えると… 「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　みる場所を変えると　みえ方や感じ方が　変わる　あたりまえ図工♪」。360度、いろいろな角度から見るといいよ。 【scene 05】 何でつなげているんだろう？ 「これ、何でできてるんやろなぁ」と多田さん。さわってみると、「あ、固い！」。そして、顔がうっすらとうつっています。「何かつなげてるんかなあ」とよしさん。「つなげている部分がボコボコしてる！」とうぶちゃん。「何でつなげてるんやろうな？」。みんな不思議に思っているところへ、「お待たせ～！　いいものを持ってきたよ」と戸田さんがもどってきました。手には、ロボットのお面のようなものを持っています。「これから、このつなぎ方を見せるから、あっちへ」と戸田さんに言われ、３人は興味津々（きょうみしんしん）でついていきました。 【scene 06】 鉄をとかしてくっつける「溶接」 戸田さんが見せてくれた作品の材料は、おわんのように丸くカーブした鉄の板でした。鉄でできたその丸い形のものを134個もつなげてつくったそうです。鉄を熱でとかしてくっつける「溶接（ようせつ）」という技術を使ってつなげたのです。溶接するところを見せてもらいました。「溶接するところが光るけど、そこは太陽の光と同じくらいの強さになるので、必ず今わたしたマスクを着けて、見てください」と戸田さん。ロボットのお面のようなものは、強い光から目を守るマスクでした。 【scene 07】 うぶちゃんも溶接に挑戦！ 溶接（ようせつ）を始めると、パチパチと音がして、ホタルのような青白い光が光りました。「わぁ、すご～い」。「ピカピカする！」。溶接は、あいだに入れた細い鉄の棒（ぼう）をとかして、鉄の板と鉄の板をくっつけます。持ち上げてみると、ちゃんと鉄の板がつながっていました。すると、「うぶちゃんもやってみる？」と戸田さん。「うん、やってみたい！」。そこで、うぶちゃんが、溶接に挑戦（ちょうせん）です。目と顔を守るヘルメットを着け、戸田さんに部品を支えてもらいながら溶接器のスイッチを入れます。すると火花がちって…、鉄の部品がくっつきました。「すごい！　くっついてる！」。 【scene 08】 作品のタイトルをつける 最後は、お気に入りの場所から戸田さんの作品を見て、『タイトル』をつけます。よしさんのタイトルは『金雲（きんうん）』。正面から見て、このタイトルをつけました。空にもくもくと立ち上がっていく“金の雲”のように見えたのです。左側から見たうぶちゃんのタイトルは、『魔人（まじん）びっくり箱』。箱を開けた瞬間（しゅんかん）にモクモクモクとけむりが出てきて、そこから人が出てくるのではと感じました。多田さんは『人間の感情』。「人間の感情って、決して安定しているものではない。その不安定さを現していると感じました」。 【scene 09】 自分なりの見方で楽しもう！ 「作品は、作者のこめたいろいろな意味もあるし、いろいろな考えもつまってるんだけど、一人ひとり見る人がいろいろなことを感じながら、考えながら、見ていくのがいちばんいいと思うんですよね」と戸田さん。「発想を広げて楽しんでもらえるとうれしい」と言います。作品は、自分なりの見方や自由な発想で楽しめばいいんですね。最後に、「いろいろなタイトルを聞いて、ぼくも勉強になりました」と戸田さんが言いました。さあ、キミなら何つくる？

キミなら何つくる？

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ギュッ！箱で思いを伝えよう

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自分の伝えたいことから表したいことを見付け、材料の特徴を生かし工夫して工作に表す。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の善し（よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。図工大好きなよしさんといっしょに、『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 思いを伝える“メッセージボックス” よしさんに、きれいな箱がとどきました。そこへ、「よしさん、こんにちは～」。うぶちゃんと多田さんがやってきました。「よしさん、それ何？」。「これ、柴田（しばた）くんからもらったんや」。箱を開けると、元気なよしさんの紙人形が飛び出してきました。「この前かぜ引いて調子悪かったから、『元気になってね』っていうおみまいのメッセージボックスやな」。メッセージボックスは、伝えたい言葉や思いを箱の中につめて大切な相手におくるのです。「お返しのメッセージボックスつくろかな」。「わたしもおばあちゃんにおくりたい」。「オレもお世話になってるあの人へおくりたい」。今日は、メッセージボックスづくりに挑戦（ちょうせん）します。 【scene 02】 何を伝えたいか考えよう まず、いろいろな形や大きさの箱を用意します。箱の中をかざるための色紙や紙テープ、毛糸なども用意します。「どれがいいかなあ…」と箱を選ぶみんな。よしさんは、柴田くんが鳥を飼っていたことを思い出し、ふたを開けたら鳥カゴになるような丸い箱を選びました。どの箱にしたらいいかわからないうぶちゃんに、「おばあちゃんに何を伝えたいか考えると、自然と箱が選べるよ」とよしさんのアドバイス。「畑仕事がんばってって伝えたいから、畑をつくりたいな」。そこで、中に畑がつくれそうな四角い箱に決めました。まよっていた多田さんは、「そうや、いろんな箱を持っていって、つくりながら決めよ！」。 【scene 03】 一人でうまくできないときは 「よし。中につるすものができたぞ」。よしさんは、箱のふたに紙でつくった鳥をつるしました。ふたを開けたらその下に空間ができるようにしたいので、ふたに糸を通して箱をつるすことにしました。まず、糸を通す穴（あな）をふたのふちに開けます。穴に糸を通し、糸のはしをふたのふちにセロハンテープでとめます。ところが、通した糸のうち１本が短かかったので調整します。でも一人ではうまくできません。「ちょっと多田くん、手伝ってくれへん？」。すると、「ガッテンだ！」と多田さん。多田さんにふたを持ってもらって糸の長さを調整します。「よーし、できた。多田くん、ありがとう」。「ガッテンだ！」。「？」。 【scene 04】 表したいことによって材料を使い分ける うぶちゃんは、箱の内側に青い紙をはり、雲の形の白い紙をはりつけました。「よし、空ができた。おばあちゃんの畑は野菜をつくってるから、あとは土と野菜をつくろう」。色紙でニンジンをつくります。ところが、「う～ん…」とうぶちゃん。「どうしたん？」とよしさんに聞かれ、「色紙だとイメージ通りにならないの」。よしさんは、「いろんな材料を使ってみるのはどう？　紙ねんどや毛糸やモールとか」とアドバイスします。「そうか、やってみよう！」。紙ねんどのニンジンに色をつけて、色紙の葉っぱをつけて…。「イメージ通りになった！」。材料は、表したいことによって使い分けるといいのです。 【scene 05】 図工組の３人がバラバラに？ 「できた～！」と多田さん。小さい箱を開けると、「うぶちゃ～ん！」。うぶちゃんの紙人形が出てきます。別の箱を開けると、「ぼく～！」。三つめの箱を開けると、「よしく～ん！」。ところが、「でもちょっとこれ、バラバラやなあ」と気がつきました。「図工組のみんながバラバラになってる感じ。“あの人”に、図工組がなかよしって伝えられへん。どうしよう…」。そのとき、「あれ？」と多田さんはひらめきました。「そうや、箱を積み上げていったら、なんかロボットみたいにならへん？　一つのロボットになる！　オレって天才かも」。 【scene 06】 相手のことを考えてつくる 「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　相手のことを　いろいろ考えて　つくる　あたりまえ図工♪」。喜ぶ顔を、思いうかべてつくるといいよ。 【scene 07】 『いつまでもおいしい野菜をつくってね』 みんなの作品発表会。うぶちゃんの作品は、おばあちゃんへ『いつまでもおいしい野菜をつくってね』です。ふたを開くと、中は野菜がたくさんならんだ畑になっていました。紙ねんどでつくった野菜がリアルにできています。土は、茶色の毛糸でつくりました。ふたのオレンジ色はおばあちゃんの好きな色です。いいメッセージボックスができました。 【scene 08】 『飛べるぐらい元気になりました』 「次、多田くん」とよしさんが言うと、なぜか、「ちょっと待って。今日はよしくんから」と多田さんが言います。そこで、よしさんの作品。柴田くんへ『柴田君ありがとう　飛べるぐらい元気になりました』です。ふたを開けると、たくさんの糸でつるされた箱が鳥カゴになっていて、中には金の羽の鳥がつるされています。箱の底には綿がしいてあって、「雲の上にいるみたいでしょ」とよしさん。「え？　鳥カゴの中じゃないの？」と多田さん。 【scene 09】 『いつまでも図工組の３人はいっしょだよ』 続いて多田さんの作品。「これはだれに向けてですか？」とよしさんが聞くと、「これは、よしくんです」と多田さん。箱でつくったロボットの頭の部分の箱を開けると、よしさんの人形が出てきました。体の部分の箱を開けると、図工室にあるノコギリやかなづちなど、今までみんなが使った道具が入っています。多田さんのメッセージは、『いつまでも図工組の３人はいっしょだよ』でした。「なんかちょっと、心にジーンときたよ」とよしさん。すると、「みんな～、わたしの作品も見てくださ～い」という声が…。 【scene 10】 未来の自分へのメッセージボックス それは、美術家の大森裕美子（おおもり・ゆみこ）さんでした。大森さんの作品『いいもの いいこと 赤』は、身のまわりにあるお気に入りのものを、箱に入れてつくりました。箱の中におさまると、アイスクリームのスプーンまでもがいつもとちがって見えます。「今いちばんこれをならべたいというものをならべるの。好きなものなら何でもいいのよ」（大森さん）。最後に日付けを入れるのをわすれずに。そうすれば、あとから見返したとき、この箱をつくった当時の自分がよみがえってきます。それは、今の自分から未来の自分へのメッセージボックスなのです。さあ、みんなは何つくる？

キミなら何つくる？

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ぐ～ねぐね！針金でつくろう

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今回のテーマは「針金」。素材の特徴を体験した上で、３者３様の作品を完成させ、実際の子どもにとっても難しい針金の「立たせ方」「曲げ方」「巻き方」のコツを学ぶ。

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【】 オープニング お笑いコンビ「COWCOW」の山田與志（やまだ・よし）さんは、絵をかくのがとっても得意。子どものころから図工大好きなよしさんの図工組。本日、オープン！ 『キミなら何つくる？』。 【scene 01】 自由に形が変わる“手” 図工室で、よしさんが何かつくっています。そこへ、うぶちゃんと多田さんがやってきました。「今日は何つくってんの？」と聞くと、「今日は、図工組ジャンケン大会！」とよしさんが言います。さっそく多田さんとよしさんがジャンケン勝負。「いくよ～。ジャンケン、ポン！」。よしさんが出したのは、『パー』の形の“手”でした。「あいこでしょ！」。すると今度は、よしさんの出した“手”が『チョキ』に変わっていました。「え？　なんで変わってるの？」と不思議そうな多田さん。「実は針金（はりがね）でつくってんのよ」とよしさん。針金は自由自在に形が変えられるのです。 【scene 02】 針金で好きなものをつくる 「わたしもやってみたい！」。うぶちゃんと多田さんも針金でいろいろつくってみます。うぶちゃんは針金を丸く曲げて円をつくり、１か所を内側に折りこんで、“ハート”をつくりました。多田さんは針金をえんぴつのまわりにぐるぐるまきつけます。そして、えんぴつを引きぬくと、針金がばねのような形になりました。そこで今日は、針金で自分の好きなものをつくります。 【scene 03】 “ぐるぐる”と“魚”と“魚つり” 今日使うのは、アルミの針金です。1.0mm、1.5mm、2.0mm、2.5mmといろいろな太さがあります。針金の先は、丸めておきましょう。何をつくるか、考えているよしさんとうぶちゃん。多田さんは針金を紙コップにぐるぐるまきつけています。「どうしようかなぁ」と考えていたうぶちゃん、さっきつくった“ハート”からさらに形を変えて、“魚”をつくろうと思いつきました。「いいね、魚。昨日の魚つり、楽しかったなぁ」と思い出していたよしさんは、「そや！　ぼくは、魚つりしてるところを針金でえがこう」と決めました。 【scene 04】 交差したところを持ち、輪を回す それでは、製作スタート！ 「まずは、自分をつくるぞ」とよしさん。針金１本で全身をつくるのはむずかしいので、頭、手、足、胴体（どうたい）など、パーツごとにつくって最後に合体させることにしました。まずは頭をつくります。針金を半分に折り曲げ、交差させてねじります。交差したところを持ち、輪のほうを回すときれいにねじれます。これで頭と胴体の完成です。次に、２本の針金を曲げると、いっぺんに手と足になります。そして全部を一つにまとめると、“人間”ができました。 【scene 05】 細い針金で細かい表現 魚の輪郭（りんかく）ができたうぶちゃんは、次に、針金をウネウネさせてうろこをつくります。でも、針金がかたくてうまくウネウネできません。すると、となりのよしさんが、「♪細い針金使うと　ウネウネできる♪」と歌いながら、人の形をつくっています。それを聞いたうぶちゃん、「そうだ。わたしも細い針金でやってみよ！」と気がつきました。「できた！　細いほうがウネウネしやすい」。うぶちゃんはウネウネさせてつくったうろこを魚の体にまきつけます。細い針金を使うと、細かい表現ができます。細い針金と、太い針金を、うまく使い分けましょう。 【scene 06】 長いときはペンチで切る 「ねえ、よしさん、ちょっと来て」。うぶちゃんがよしさんをよびました。太い針金を魚の体につけて魚の模様（もよう）にしたいのですが、針金が長すぎるのです。「そういうときは、これ。ペンチを使おう」と、よしさん。「♪あたりまえ　あたりまえ　あたりまえ図工　針金は　ペンチの奥（おく）の　刃（は）で切る　あたりまえ図工♪」。針金は、使う分より長めに切るといいよ。 【scene 07】 太い針金は土台にもなる 多田さんは、細い針金だけではなくて、太い針金でもまいてみようとしています。大きな容器にまきつけた針金をはずすと、大きなばねができました。「そうだ！　大きいばねに、小さいばねをつけたらええ！」。多田さんは大きなばねに小さいばねをつるしていきます。それを見たよしさんもうぶちゃんも感心しました。「おーっ、意味わからんけど、なんかすごい才能を感じるな、これ」と、よしさん。多田さんのばねは、ゆらゆらしますがたおれません。太い針金は安定するので土台にもなるのです。 【scene 08】 作品発表会 作品発表会。うぶちゃんの作品は『おしゃれフィッシュ』。細い針金をいろいろな形にして、ビーズもつけておしゃれ感を出しました。うろこが細い針金で芸術的になっています。多田さんの作品は『地球』。いろいろな色を使い、小さいばねが世界の国々を表しています。大きい太いばねは人間の思いやりを表しているそうです。「みんなが人を思いやる気持ちを持てば、世界は一つになると…」。そしてよしさんの作品は『きのうの出来事』。魚つりをしているよしさん。体の厚みや服もつくりこんでいます。みんな、いいのができました。すると、「みんな～、ぼくの作品も見てください」という声が…。 【scene 09】 ちょっと針金の向きを変えると… それは、針金アーティストの橋寛憲（はし・ひろのり）さんでした。橋さんの作品『アサガオとシジュウカラ』は、小鳥の丸みを帯びた体つき、アサガオの花の独特の形がみごとに表現されています。針金の魅力（みりょく）は、えんぴつで一筆書きをするように空間に立体的な形が自由につくれるところだと、橋さんは考えています。「立体的にするコツは、向きを変えてやる。たとえばチョウをつくったら、ちょっと羽の向きを変えて少し立ててやる。そうすると…」。本当にチョウが飛んでいるように見えます！　さあ、みんなは何つくる？

１０ｍｉｎ．ボックス　テイクテック

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流れをあやつる

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「トイレの水ってどうやって流れているんだろう？」「トイレのタンク」の中の仕組みと水の流れを操る上で鍵となる「バルブ」の役割を紹介します！

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【scene 01】 トイレの水はどうやって流れている？ 水洗トイレで流れる水。トイレの水って、どうやって流れているのでしょう。気になりますねぇ。今日は、トイレのタンクの中の水の流れを解き明かしていきましょう。 【scene 02】 バルブ、浮き玉、弁 トイレの水の流れを操るカギとなるのが、「バルブ」。タンクの中の水が減ったり増えたりすることで、「浮き玉」が沈んだり浮いたりして水の流れをコントロールしています。水道管から流れてくる水を、浮き玉と連動した「弁」が開け閉めして流しているのです。タンクの中でどのような順番で水が操られているのか、見ていきましょう。まず、タンクの横のレバーを回すと、鎖でつながれたおわんのような形のふたが、タンクの底から持ち上がります。たまっていたタンクの水が便器に流れ出し、水位がどんどん減っていきます。すると、ふたは自分の重さで閉まりました。こうして、水が止まります。 【scene 03】 どうやってタンクに水がたまる？ では、どうやってタンクに水がたまるのでしょうか。水が便器に流れると、水位が下がるのに合わせて浮き玉も下がっていきます。すると弁も下がって、せきとめていた水道の水がタンクの中に出てきます。今度は、タンクにどんどん水がたまっていきます。水位が上がっていき、それに合わせて浮き玉も上がっていきます。その動きに合わせて弁も上がって、水道の水をせきとめました。このようにして、浮き玉式のバルブが水の流れを操っていたのです。もう一度見てみましょう。 【scene 04】 トイレの水の流れのからくり １．ハンドルを回す。２．鎖でつながれたふたが持ち上げられる。３．タンク内の水が便器へと流れ出ていき、浮き玉が下がっていく。４．ふたが自分の重みで閉まる。５．浮き玉が下がる動きに伴って弁が下がり、水がタンクの中にたまる。６．タンクに水がたまると浮き玉が上がっていく。７．浮き玉の動きに合わせて弁も上がり、水道管からタンクに入ってくる水を止める。――水洗トイレの水の流れはこんなからくりでできていたんですね。 【scene 05】 流れを操るいろいろな「バルブ」 バルブには、浮き玉式以外にもいろいろな種類があります。ねじ式のバルブ、ボール式のバルブ、ピストン式のバルブなどです。たとえば、水道のバルブは、ねじを回すことでコマを上げ下げして水の量を調整しています。ガスのバルブは、ボールが90度回転することでガスが通り、外から見てもバルブが開いているのか閉じているのかわかるつくりになっています。トランペットのバルブは、ピストンを押すことで空気の別の通り道を作り、音の高さを調整できるようになっています。このように、いろいろな形のバルブが液体や気体の流れを操っていたのです。 【scene 06】 マスターテック「ノコギリ」 今回は、「ノコギリ」。プロと素人、どこが違うか見てみましょう。まずは切り始め。素人はノコギリを手前に引いて切ろうとします。一方プロは、ノコギリを軽く向こうへ押して切り口を入れます。次は視線。素人はノコギリの斜め横から切り口を見ています。プロは、ノコギリの真上から見ています。続いて歯の動かし方。素人は細かく小さく前後にノコギリを動かしています。プロは、ゆっくり大きく前後に動かします。そして切り終わり。素人はノコギリを引ききって板が落ちますが、プロは、切り取る板を手で支え、持ったまま切り取ります。ノコギリのテック。プロと素人の違い、わかりましたか？ 【scene 07】 プログラムテック「ロボへの指令」 指示したものを見て、それをつかみ、直進歩行することができるロボ。今回は、２分以内にトムのところまでジュースを運ぶように、ロボに指令を出してもらいます。レディ、ゴー！　ではまず、「コップを見る」。よし、「左手でコップをつかむ」。よし、「では、そのまま左手を上げる」。するとロボは左手を頭の上まで上げたので、頭からジュースをかぶってしまいました。どこまで上げるか言わないといけないのです。やり直しです。 【scene 08】 体ではなく腕を回転させたので… 「よし、コップを見る。左手でコップをつかむ。コップを胸の高さまで持ち上げる」。オーケー。「じゃ、一歩下がる」。ここで方向転換です。トムはロボから見て、「＋」方向にいるので、「『＋』方向に90度回転」。するとロボは、体を90度回転させるのではなく、コップを持った腕をねじるように90度回転させたので、ジュースが全部テーブルの上にこぼれてしまいました。「そっちの90度かい！」。またやり直しです。 【scene 09】 行き過ぎた場所で体を回転させたので… 「コップを見る。左手でコップをつかむ。胸の高さまで持ち上げる。一歩下がる。よーし、体を『＋』方向に90度回転。オーケー。そのまま直進」。ところが、「ストップ！」。ちょっと行き過ぎました。「じゃ、そこで、体を『－』方向に90度回転」。するとロボは、行き過ぎた場所で腕を伸ばしたまま体を横に回転させたので、コップがトムの頭に当たり、ジュースをトムの頭からかけてしまいました。「ごめんなさーい！」。やっぱりやり直しです。 【scene 10】 「トムのところに置けばいいんだよ！」 「コップを見る。左手でコップをつかむ。胸の高さまで持ち上げる。一歩下がる。体を『＋』方向に90度回転」。オーケーです。今度は止まる位置をちゃんと指示しなくてはいけません。目印は、トムのテーブルです。「えー、『＋』方向にあるテーブルの前まで直進して、止まる。オーケー！　でもって体を『－』方向に90度回転、一歩前へ。これで最後だ。左手でコップを置け」。制限時間があと10秒を切り、サイレンが鳴り始めます。「置け、置けって！　トムのところに置けばいいんだよ！」。するとロボは、コップをトムの頭の上に置いてしまいました。そこでゲームオーバー…。 【scene 11】 『流れを操る』からのクエスチョン 最後に、今回のテーマ『流れを操る』からのクエスチョン。トイレの便器の中の水も、実はある流れを操るためにためられています。さて、この水で、何の流れを操っているのでしょうか。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

１０ｍｉｎ．ボックス　テイクテック

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力をつたえる

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「ハンドミキサーってどうやって速く回っているんだろう？」 ハンドミキサーの仕組みと、力を伝える上で鍵となる「モータ」の役割を紹介します！

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【scene 01】 ハンドミキサーはどうやって回っている？ キッチンで女の子が、ボウルに入れたクリームをハンドミキサーで混ぜています。『どうやって、こんなに速く回っているんだろう？』と思う女の子。気になりますよねぇ。今日は、このハンドミキサーの仕組みを解き明かしていきましょう。 【scene 02】 モータ、羽根、ねじ棒、歯車、泡立て器 今回のブラックボックスは、ハンドミキサー。この中で何が起きているのか見ていきましょう。まず、コンセントから流れてきた電気がモータに伝わります。モータは電気を力に変えて、羽根を回し始めます。羽根が風を起こすことで熱くなったモータを冷まします。さらに、モータにつながった棒も回転します。この棒にはねじのように斜めに切り込みが入っています。この切り込みに両側から二つの歯車がかみ合います。すると、棒の回転が二つの歯車に伝わります。こうすることで、モータの縦の回転を横の回転に変えています。そして二つの歯車の先に泡立て器をつけることで、ハンドミキサーは高速でクリームをかき回すのです。 【scene 03】 ハンドミキサーのからくり １．コンセントから流れてきた電気がモータに伝わる。２．モータは電気を力に変えて羽根を回す。３．モータにつながった棒が回転し、この棒に入った切り込みに両側の歯車がかみ合うことで、モータの縦の回転を歯車の横の回転に変える。４．歯車の先の泡立て器が高速で回り、食材をかき混ぜる。――ブラックボックスの中にこんな動きが隠されていたとは！　美しい！ 【scene 04】 モータの仕組み ハンドミキサーを高速で回転させるために一役かっているのが、モータ。モータは真ん中にあるコイルと、両側にある磁石でできています。コイルは電気を流すと電磁石になります。その電磁石が高速で回転することでモータは動いています。その仕組みは…。N極の電磁石はS極の磁石に引っ張られます。そのN極が回転してS極に近づいたとき、電磁石のN極はS極に切り替わります。すると今度は、N極の磁石に引っ張られます。そこで電磁石は再びN極に切り替わり、またまたS極の磁石に引っ張られます。このように、電磁石のN極とS極が交互に切り替わることで、モータは休みなく回り続けるのです。 【scene 05】 さまざまな動きを操るモータ モータは、いろいろなところで使われています。まずは、扇風機に使われる手のひらサイズのモータ。このモータは羽根を回すだけでなく、歯車と組み合わせることで首振りも実現しています。続いてエスカレータ用の大きなモータ。このモータは、エスカレータの上部にあって、つながったチェーンを回転させることで踏み場を上下に動かしています。このように、モータは風を送ったり、人を運んだり、さまざまな動きを操っているんですね。 【scene 06】 マスターテック「とんかち」 今回は、「とんかち」。プロと素人、どこが違うか見てみましょう。まずは、最初のたたき方。素人は、かなり高い位置からくぎをたたいています。プロは、とんかちをくぎからあまり離さずに低い位置からたたいています。次は持ち方。素人はくぎを打つ部分から近いところを持ちますが、プロは少し離れたところを持ちます。そして打ち終わり。素人はそのままくぎをたたいていきますが、プロはとんかちをくるっと回して、くぎをたたいていた部分の反対側を使ってたたき終わりました。とんかちのテック。プロと素人の違い、わかりましたか？ 【scene 07】 プログラムテック「ロボへの指令」 指示したものを見て、それをつかみ、音声を発することができるロボ。今回は、２分以内に、訪ねてきたジェフを家に入れるよう指令を出します。「ピンポーン！」。玄関のチャイムが鳴りました。「まず、『はーい、ちょっと待ってー』と言う」。ロボが「ハーイ、チョットマッテー」と言います。「よし。体を『＋』方向に90度回転」。ロボが体の向きを90度変えます。「よし。ドアの前まで直進。よし。ドアノブを見る。よし。それを右手で握る。よし。その手を時計回りに下げていく。そうそうそう…って、おい！」。ロボはドアノブをいっぱいに回して壊してしまいました。「力、強すぎるよ」。やり直しです。 【scene 08】 勢いよくドアを開けたので 「ピンポーン！」。玄関のチャイムが鳴りました。「『はーい、ちょっと待ってー』と言う」。ロボが「ハーイ、チョットマッテー」と言います。「で、体を『＋』方向に90度回転。ドアの前まで直進。ドアノブを見る。それを右手で握る。でもって、時計回りにやさしく下げていき、ストッパーがかかったら止める」。今度は、ロボはちょうどいいところでドアノブを止めました。「オッケー。じゃあ、その右手をぐっと前に押しながら、一歩前へ出る！」。すると、ロボが勢いよく開けたドアがジェフにぶつかり、ジェフは吹っ飛ばされてしまいました。「ジェフ、ごめーん！」。またやり直しです。 【scene 09】 「ジェフ、ヨクキタネ」 「ピンポーン！」とチャイムの音。「『はーい、ちょっと待ってー』と言う」。ロボが「ハーイ、チョットマッテー」と言います。「『＋』方向に90度回転。ドアの前まで直進。ドアノブを見る。それを右手で握る。時計回りにやさしく下げていき、ストッパーがかかったら止める」。ロボがドアノブを止めました。「オーケー。じゃあ今度は、右手でゆっくり前に押しながら、前に出る」。ロボがゆっくりドアを開けました。ジェフはうしろに下がります。「そうそうそう。よし。じゃあ、『ジェフ、よく来たね』と言う」。「ジェフ、ヨクキタネ」。でも、このままではロボがじゃまで、ジェフが入れません。 【scene 10】 「元に戻る！」という指令で… 「じゃあ一歩下がる！」。するとロボはドアノブを握ったまま一歩下がり、ドアを閉めてしまいました。「あー！　そうなるよねぇ。じゃあもう一回前にゆっくり押して、一歩前へ。で、『ジェフ、よく来たね』と言う」。「ジェフ、ヨクキタネ」とロボ。ここまではいいのですが…。「やばい、時間がない！　えーっと、じゃあもう一歩前に出てみる？」。ぐっと前に出たロボは、「ゴン！」とジェフの頭にぶつかりました。「違う違う。よけいじゃまじゃない！　えー、元に戻る！」。するとロボは最初の位置まで戻ってしまいました。「違ーう！　そこまで戻らなーい！」。そこでゲームオーバー…。 【scene 11】 『力を伝える』からのクエスチョン 最後に、今回のテーマ『力を伝える』からのクエスチョン。ハンドミキサーの仕組みで紹介した内部の歯車。縦回転を横回転に変える以外に、もう一つ、大きな役割を果たしています。さて、それは何でしょう。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

１０ｍｉｎ．ボックス　テイクテック

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熱にかえる

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「ドライヤーからどうやって温かい風がでてくるんだろう？」 ドライヤーの仕組みと、電気を電熱線で熱に変える「ヒータ」の役割を紹介します！

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【scene 01】 ドライヤーの温風はどうやって出てくる？ 女の子がドライヤーで髪をかわかしています。『どうやって、温かい風が出てくるんだろう？』と思う女の子。気になりますよねぇ。今日は、このドライヤーの仕組みを解き明かしていきましょう。 【scene 02】 電気が流れると熱を発生させる「ヒータ」 ドライヤーから温かい風がどうやって出ているのか、模型で見てみます。スイッチを入れ、電気が流れると、電熱線に熱が発生します。このように、熱を発生させる装置をヒータといい、ドライヤーのヒータでは、電熱線を使って電気を熱に変えています。それでは、この熱がどうやってドライヤーの中から温かい風になって出てくるのか、見ていきましょう。 【scene 03】 スイッチを「ホット」に入れると スイッチを「ホット」に入れると、電気の通る道が二つできます。コンセントから流れてきた電気は、その二つの道に分かれます。一方の電気はモータに伝わり、ファンが回って外の空気が流れ込みます。もう一方の電気は、ヒータに伝わります。すると、電気が熱に変わりました。ヒータの熱はまわりの空気を温めていきます。その温められた空気が、ファンの風によって押し出されます。このようにして、ドライヤーは、ファンから流れ込んだ空気をヒータの熱で温め、温かい風にして出しているのです。ちなみに…。 【scene 04】 スイッチを「コールド」に入れると 冷たい風はどうやって出てくるのでしょうか。スイッチを「コールド」に入れると、電気の通る道は一つしかできません。コンセントから流れてきた電気は、その道をたどってモータ側へと流れます。ファンが回って外の空気が流れ込み、そのまま風が押し出されます。ヒータに電気が流れて熱くなっていれば温かい風、ヒータが冷たいままなら冷たい風。簡単な仕組みですが、よく考えられていますね。 【scene 05】 アイロン、ホットプレート、電気ストーブ 電熱線を使って電気を熱に変えるヒータは、ドライヤー以外にもいろいろな機械で使われています。たとえばアイロン。ヒータが底の形に沿って埋め込まれて一体化していて、熱が衣服へ伝わりやすく、しわを効率よくのばすことができます。ホットプレートのヒータはくねくねした金属管で覆われています。ヒータがプレート全体にいきわたっているため熱が均等に伝わりやすく、食材をむらなく焼くことができます。電気ストーブのヒータは、金属ではなく「石英（せきえい）ガラス」という管で覆われています。この管が熱くなり、「赤外線」という見えない光を出すことで、離れた場所にも熱を伝えて温めることができるのです。 【scene 06】 マスターテック「ドライバーでねじ回し」 今回は、「ドライバーでねじ回し」。プロと素人、どこが違うか当ててみましょう。まず、ねじの差し方。素人は、ドライバーで直接ねじを木にねじ込んでいます。プロは、きりでまず木に穴を開け、そこにねじを差し込みました。次に姿勢。素人は、前かがみです。プロは、背中を伸ばして上から体重をかけています。そして回し方。素人は、ドライバーをぐるぐると横に大きく回しているため、空回りしています。プロは、ドライバーの軸を真っ直ぐに保って、下へ下へと回します。最後に締め終わり。素人は、ねじの頭がまだ出て、ネジの頭の表面にも傷がついています。プロは、しっかり締めて、ねじが出っ張ってもいません。またネジの頭の表面もきれいです。ドライバーでねじ回しのテック。マスターできましたか？ 【scene 07】 プログラムテック「ロボへの指令」 直進歩行することができ、左右に横移動することもできるロボ。今回は、２分以内に、ロボが人や物を避けて、スタート位置からゴールまで歩ききるように指令を出します。「よーし。それじゃあ、進め！」。前から人が来ます。「前から人が来るぞ。よし、止まれ。でもって、プラス方向に２歩移動！」。ロボは人を避けて横に移動しました。「よし、いいぞ。じゃあ、また進め！」。また前から人が来ます。「ロボ、止まれ。でもって、マイナス方向に２歩移動」。ロボが横に移動して人を避けました。「よし。じゃあ、進め！」。 【scene 08】 一つひとつ指令を出していたら間に合わない すると、前方から大きな石が転がってきました。「うわぁ、でっかい石が転がってきた。ロボ、止まれ！　でもって、プラス方向に２歩移動」。ところが、もっと速いスピードで続けて石が転がってきます。「うわぁ、また来た。もう２歩、プラス方向に移動…って、わぁ～！」。ロボはよけきれずにぶつかってしまいました。「ひーっ。一つひとつ指令を出してたら間に合わないよ」。 【scene 09】 自分で障害物を認識して避けるプログラム 「そうだ。自分で障害物を認識して、避けるようにプログラムしよう！」。そこでロボに、「１ｍ先に障害物を確認したら、一回止まって、マイナス方向に２歩移動して、再び直進しろ！」と指令します。「よし、やってみろ！」。ロボがスタート。前から人が歩いてきます。ロボは立ち止まり、マイナス方向に２歩移動して避けました。「そう、えらいぞ」。次の人がやってきます。ロボはマイナス方向に２歩移動して避けました。そこへ大きな石が転がってきます。「止まって、マイナスに…」。ところが、さらにマイナスに移動したロボは川に落ちてしまいました。「うわぁ、しまったぁ。マイナスにばかり避けてたらだめなのか」。 【scene 10】 ゴールテープを認識して立ち止まり… 「じゃあ、さらに条件を加えよう。マイナス方向に避けられない場合は、逆にプラス方向に２歩移動して、進め！」。ロボが歩いていくと、石が二つ続けて転がってきました。「止まって、移動。さらに移動。OK！」。ロボは自動でどんどん進んでいきます。そして道端のゴミ箱の前でロボが止まりました。「もうマイナス方向には避けられないから、プラス方向に移動して進む。OK、その調子。このプログラムならどんどんいけるぞ～」。ゴールが見えてきました。あとはゴールテープを切るだけ。ところがロボはテープの前で立ち止まってしまいました。しかも、マイナスへ移動して、マイナスに避けられないと判断すると、プラスへ移動して…というように、横へ横へと移動してテープを避けようとしています。「ん？　ロボ、何避けてんだ。それは障害物じゃな～い！」。そこでゲームオーバー…。 【scene 11】 番組からのクエスチョン 実はドライヤーには、とてもナイスなスイッチが付いています。金属でできている「サーモスタット」というスイッチです。ここで、番組からのクエスチョン。このサーモスタット、シンプルな見かけによらず、とても賢い働きをしてくれるのです。さて、何をしてくれるスイッチなのでしょうか。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

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電気でひろげる

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「カラオケってどうやって声を大きくしているんだろう？」 マイクとスピーカー、そしてアンプの仕組みと、力を伝える上で鍵となる「トランジスタ」の役割を紹介します！

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【scene 01】 カラオケの声はどうやって大きくなる？ カラオケでマイクを持って歌っていた女の子。マイクに向かって出した自分の声が、スピーカーから大きくなって聞こえることに気がつきました。『あれ？　アー、アー、アー…。どうやって、声を大きくしているんだろう？』と思う女の子。気になりますよねぇ。今日は、カラオケでどうやって声が大きくなっているのか、解き明かしていきましょう。 【scene 02】 マイク、スピーカー、アンプ 歌声を大きな声にしてくれているのは、マイクと、スピーカーと、そしてアンプという機械があるからです。この三つがどうやって声を大きくしていくのか見てみましょう。まず、声が空気を振動させます。その振動は、マイクの中にある振動板、そしてコイルへと伝わります。コイルの振動は、電気信号に変わります。そしてその信号をアンプが受け取ります。アンプは、電気信号をより大きくひろげます。大きくなった信号は、スピーカーへ。今度はマイクと逆で、コイル、そして振動板に伝わります。最後に、その振動が空気に伝わることで、音として聞こえるのです。 【scene 03】 三つの機械の連携プレー もう一度、全体の流れを見てみましょう。「アー」という声が空気を振動させ、マイクの中の振動板、そしてコイルに伝わります。コイルの振動は電気信号に変わり、その信号はアンプへ。アンプは電気信号を大きくひろげ、スピーカーに伝えます。スピーカーでは、電気信号がコイルの振動に変わり、振動が振動板に伝わります。そしてその振動が空気に伝わり、わたしたちの耳に音として聞こえます。三つの機械の連携プレーで、声を大きくしていたのです。 【scene 04】 電気信号をひろげるトランジスタ アンプが音を大きくするのに一役買っているのが、内部にある３本足のトランジスタ。このトランジスタ、どのように音を大きくしているのでしょう。マイクからの小さな電気信号は、トランジスタの中で電源から届いた電気と出会うことで、大きな電気信号としてスピーカーに伝わるのです。このような、電気信号をひろげるトランジスタはいろいろなところで使われています。 【scene 05】 電話やテレビの中に たとえば電話。受話器のマイクが受け取った音は、電気信号に変わり、電線を伝わります。電気信号は、遠くに行くにつれて小さくなります。そこで電話機のトランジスタは、届いた電気信号を大きくして、受話器のスピーカーに伝えているのです。続いてテレビ。放送局から送り出された映像の電気信号は、電波塔に伝わって、空中に放たれます。電気信号は遠くに行くにつれて小さくなります。そこでテレビのトランジスタは、アンテナでとらえてテレビに送られてきた電気信号を大きくして、画面に伝えます。このようにトランジスタは、音や映像の電気信号をひろげているのです。 【scene 06】 マスターテック「はけでペンキ塗り」 今回は、「はけでペンキ塗り」。プロと素人、どこが違うか当ててみましょう。まず、ペンキのつけ方。素人は、ペンキをつけたはけをそのまま板の上へ。ペンキがボタボタたれています。プロは、容器のふちではけをぬぐい、余計なペンキを落とします。次に塗り始め。素人は、適当なところから塗っています。プロは、板の両端に縦にペンキを塗りました。最後に塗り方。素人は、適当なところから何度も塗り重ねています。プロは、右から左へひとはけ、続けて左から右へひとはけ。これを繰り返してむだなく塗っていきます。その結果、素人には塗りムラが。はけでペンキ塗りのテック。プロと素人の違い、わかりましたか？ 【scene 07】 プログラムテック「ロボへの指令」 指示した被写体をとらえ、撮影することができ、あとずさりすることもできるロボ。今回は、２分以内に、ジョンソンの全身写真を撮るようにロボに指令を出します。ただし、写真は５枚しか撮れません。「よーし。じゃあまず体をプラス方向に90度回転。よし。今度はマイナス方向に一歩下がる。カメラを構える。シャッターを押す」。ロボが「パシャッ」とシャッターを押します。でも、撮れたのは胸のアップでした。「うわ、もっと下がらないといけないな」。 【scene 08】 ロボにちゃんと確認させればいい 「よし。じゃあまずそのままの状態で、マイナス方向に二歩下がる。よし、シャッターを押す」。ロボがシャッターを押します。「パシャッ」。でも、上半身しか写っていません。「うわ、まだ全身にはほど遠いな。じゃあもう二歩マイナス方向に下がる。でもって、シャッターを押す」。ロボがシャッターを押します。今度は膝までしか写っていません。「あちゃー、やばい。もう２枚しか撮れない。どうにか一発でジョンソンの全身写真撮れないかなぁ…。そうか！　ロボにちゃんと全身が入っているかどうかを確認させればいい。そうすればむだな写真も撮らなくてすむ」。 【scene 09】 とても便利な“繰り返し指令” 「よし、やってみよう。ロボよ、マイナス方向に一歩下がって、ジョンソンの全身が入っているかを確認しろ。でもって、全身が入っていなければ、一歩下がってまた確認する。その動きを、全身が入るまで繰り返せ」。ロボは一歩ずつ下がりながら、全身が入るかどうか確認します。「おほっ。この“繰り返す指令”、とっても便利じゃ」。ロボの動きが止まりました。「おっ、止まった。ということは、今、全身が入っているんだな。じゃあロボ、シャッターを押せ！」。ロボがシャッターを押しました。「どれ？　よっしゃー！　全身入ってる！」。ぴったり全身写真が撮れました。ところが…。 【scene 10】 プログラムは完成したのに… 「あーっ！　ジョンソン目つぶってるー！」。あと１枚しか撮れません。「どうしよう…。そうだ！　さっきのように“繰り返し”を使えばいいんだ。いいかロボ、カメラを構えてジョンソンの目が開いているかを確認しろ。開いていなければシャッターを押すな。開いていたらすぐシャッターを押せ。よーし、これで完璧（かんぺき）だ！」。ところがそのとき強い風が吹き、ジョンソンの目にゴミが入ってしまったようです。しきりに目をこすり、なかなか目を開けないジョンソン。「おい、時間ないよ！　早く目開けろ！　おい、ジョンソン、こっちのプログラムは完成したんだよ！　おーい！」。そこでゲームオーバー…。 【scene 11】 番組からのクエスチョン というわけで、今回のテーマ『力を伝える』からのクエスチョン。カラオケでマイクを使っていると、スピーカーから「キーン！」という音がすること起こりませんか？　これは「ハウリング」という、アンプならではの困った現象です。さて、このハウリングはなぜ起きてしまうのでしょう。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

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時をあやつる

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「でも、どうやって時計は正確に時間を刻んでいるんだろう。」 時計が正確に１秒を刻む仕組みと、力を伝える上で鍵となる「水晶振動子」の役割を紹介します！

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【scene 01】 どうやって時計は正確に時をきざむ？ カップめんにお湯を注ぎ、ふたをした男の子。「よし。あとは３分待つだけ！」と腕時計を見ます。『でも、どうやって時計は、正確に時をきざんでいるんだろう？』と思う男の子。気になりますよねぇ。今日は、どうやって時計が正確に時をきざんでいるのか、解き明かしていきましょう。 【scene 02】 正確に１秒をきざむ水晶振動子 今日のブラックボックスは、時計。腕時計の裏ぶたをはずして中を見てみます。この中で、どうやって正確な時間をきざんでいるのでしょうか。たくさんの部品で時計は動いていますが、そのなかでもいちばん大切な部品が、水晶振動子（すいしょうしんどうし）。この水晶振動子が、正確に１秒をきざんでいるのです。なんと、水晶という石でできています。この水晶振動子から、どのように正確に１秒が生み出されているのか、複雑に折り重なった部品を整理して見ていきましょう。 【scene 03】 規則正しく１秒間に32768回の振動 まず、電池から、時計を動かすコンピュータであるICに電気が流れます。ICは、水晶振動子の表面に電気を流します。すると水晶が振動し始めます。その数は、決まって１秒間に32768回。この規則正しい振動こそが正確な１秒のもとになります。この振動をICが受け取り、１秒に１回針を動かす電気信号に変えます。その電気信号をモータに伝えると、１秒に１回モータが動き出し、動きが歯車に伝わって秒針が動きます。秒針が一周するあいだに分針が１分間分進み、分針が一周するあいだに時針が１時間分進む。複雑ですねぇ。 【scene 04】 電気が作り出した振動を再び電気信号に もう一回見てみましょう。１．電池からICに電気が流れる。２．ICからの電気が水晶振動子を１秒間に32768回規則正しく振動させ、その振動をICが受け取り、１秒に１回針を動かす電気信号に変える。３．その電気信号によりモータが１秒に１回動き、その動きが歯車に伝わる。４．歯車の動きによってまず秒針が動き、秒針が一周するあいだに分針が１分間分進み、分針が一周するあいだに時針が１時間分進む。これらの小さな部品が複雑に折り重なって、腕時計の本体の中に組み込まれているのです。 【scene 05】 水晶という石が時をきざんでいる 正確な１秒を生み出す水晶振動子。石から作られたこのテクノロジーは、さまざまな機械の中で時をきざんでいます。たとえば、ストップウォッチ。正確な１秒をきざむため、水晶振動子の力が欠かせません。炊飯器にも水晶振動子が入っています。お米を炊く時間を指定するタイマー機能。水晶振動子が正確に時間を計っているので、セットした時間通りにお米を炊くことができます。スマートフォンの中でもつねに水晶振動子が動いています。電話が何時何分にかかってきたかわかるのも、水晶振動子のおかげなのです。それにしても、水晶という石がこれらの機械を動かしているとは驚きですね。 【scene 06】 マスターテック「カッターで紙を真っ直ぐ切る」 今回は、「カッターで紙を真っ直ぐ切る」。プロと素人、どこが違うのでしょう。まず、カッターの持ち方。素人は、鉛筆を持つような持ち方。プロは、カッターの背に沿って人差し指をぴったり当てます。次は、定規の押さえ方。素人は、人差し指、中指、薬指をそろえて定規を押さえています。プロは、親指と人差し指を大きく広げて定規を押さえます。この押さえ方で切ると…、素人は定規が動いてしまいました。プロは、定規がしっかり安定しています。その結果、プロは紙を真っ直ぐに切っていますが、素人は切った線がゆがんでいました。カッターで紙を真っ直ぐ切るのテック。プロと素人の違い、わかりましたか？ 【scene 07】 プログラムテック「ロボへの指令」 目の前のコップをつかむことができ、それを、テーブルに近づいてきた人に渡すことができるロボ。今回は、２分以内に、子どもにぶどうジュース、大人にビールを渡せるようにロボに指令を出します。「え、ちょっと待って。今回すごく簡単じゃない？　こういうことでしょ。『ロボよ、子どもが来たら、ぶどうジュースをつかんで渡せ。でもって、大人が来たら、ビールをつかんで渡せ』。これでいけるじゃん」。 【scene 08】 ジュースとビールの違いがわかっていない だれかやってきました。65歳、大人です。ところが、「あれ？　ぶどうジュースを渡したよ。なんで？」。また人が来ました。今度は９歳の子どもです。するとロボは…。「おいおいおい、それビールだよ！　ストップ！　どうしよう、どうしよう…強くつかんでクラッシュ！」。ロボはビールの入ったコップをにぎりつぶしました。飲み物をもらえなかった子どもは泣きながら行ってしまいます。「うはぁ、あぶない。子どもにビールを渡すところだった。なんでだ？」。どうやらロボは、ぶどうジュースとビールの違いがわかっていないようです。そこで…。 【scene 09】 やっぱり子どもにビールを 「よし。じゃあ教えよう。ロボよ、ぶどうジュースは紫、ビールは黄色だ」。さっそくテストします。「ビールを持ち上げろ」。ロボがビールの入ったコップを持ち上げました。「そうだ。今度はぶどうジュースを持ち上げろ」。ロボは間違えずにぶどうジュースのコップを持ち上げました。「OK。これで大丈夫だ」。そこへ31歳の大人がやってきました。ロボはビールを渡します。「よし、いいぞいいぞ。その調子だ！」。次にやってきたのは12歳の女の子。ところがロボはまたビールを渡そうとします。「違う違う違う！　クラッシュ！」。ロボはコップをにぎりつぶし、女の子は泣きながら行ってしまいました。 【scene 10】 大人と子どもの違いがわかっていない？ 「なんでだ？　ジュースとビールの違いも教えた。でもって、年だってみんな言ってるのに、あとは何が足りないんだ？」。今度は７歳の男の子がやってきました。ロボはまたビールを渡そうとします。「やばいやばい！　時間がないよ！　あぶなーい！　クラーッシュ！」。コップが割れ、男の子も泣きながら行ってしまいました。「なんでだ？　なんでこうなるんだ？」。次にやってきたのは14歳の少年です。「もしかして、大人と子どもの違いをわかってないのか？！」。ロボがまたビールを渡そうとしたので、「クラーッシュ！」。そこでゲームオーバー…。 【scene 11】 番組からのクエスチョン というわけで、今回のテーマ『時を操る』からのクエスチョン。江戸時代に作られた時計。木箱の蓋にたくさんの短い棒のようなものが挿してあるこの時計、水晶振動子の代わりに、ある物を板の穴に挿して時間を計っていました。さて、何を挿して計っていたのでしょう。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

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光でうつす

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「どうしてカメラは見たものを写真にできるんだろう」 デジタルカメラの仕組みと、光を画像かえるときにかかせない「イメージセンサ」の役割を紹介します！

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【scene 01】 どうやってカメラは見たものを写真に？ 「はい、チーズ！」。かわいい犬をだいた友だちを、女の子がカメラで撮っています。うまく撮れました。『でも、どうしてカメラは、見たものを写真にできるんだろう？』と思う女の子。気になりますよねぇ。今日は、どうやってカメラが見たものを写真にできるのか、解き明かしていきましょう。 【scene 02】 レンズ、イメージセンサ 今日のブラックボックスは、カメラ。レンズから取り込まれた光は、さまざまな部品を通って映像になります。どのように光を映像に変えているのか、詳しく見ていきましょう。まず、レンズが目の前の風景の光をカメラの中に取り込み、イメージセンサのもとへ届けます。このイメージセンサには、なんと1000万以上の小さなセンサが規則正しく並んでいます。それぞれが、光の三原色、赤・青・緑の光の強さを読み取り、電気信号に変えることができます。 【scene 03】 画像処理エンジン、液晶画面、メモリカード その電気信号が、画像処理エンジンと呼ばれるコンピュータに送られると、三色の光を認識します。画像処理エンジンは、この三色の光を組み合わせることで、フルカラーの映像を作っています。その映像は液晶画面に伝わり、表示されます。その映像を見て、私たちはシャッターボタンを押し、メモリカードに写真として記録しているのです。 【scene 04】 光を写真に変える仕組み もう一度見てみましょう。１．レンズから光を取り込む。２．イメージセンサが光の色と強さを読み取り、電気信号に変える。３．その電気信号をもとに、画像処理エンジンが映像を作り、液晶画面に映す。４．シャッターボタンを押すと、メモリカードに記録される。こうやって光を写真に変えていたんですね。 【scene 05】 さまざまなイメージセンサ（１） さまざまな光を読み取り、画像にすることができるイメージセンサ。このテクノロジーは、カメラ以外にもさまざまなものに使われています。たとえば、同じものを印刷できるプリンタ。原稿を読み取る部分には、棒状のイメージセンサがついています。紙をセットすると、イメージセンサは紙に光を当てていき、赤・青・緑の情報を読み取っていきます。その情報を合成し、１枚の画像を紙に写しています。 【scene 06】 さまざまなイメージセンサ（２） 体の中を調べるためのレントゲン機器にも、イメージセンサが使われています。人のうしろから当てられたエックス線という光をイメージセンサが読み取ることで、体の内部の画像を映し出すことができるのです。お金をおろすATMにも、イメージセンサが利用されています。本人かどうかをチェックする「静脈認証」というシステム。指に赤外線という光を当て、それをイメージセンサが読み取り、指の血管の画像を作り出します。これを、登録している画像と照らし合わせて本人かどうかを判断しているのです。いろいろな光で画像を写しているんですね。 【scene 07】 テックヒストリー「火のおこし方」 電気もガスもない時代。火をおこすために使われていたのは、木の棒と板です。板の溝に棒を押し付け、手のひらでせっせと回します。すると、棒と板がこすれる摩擦（まさつ）で熱を帯びていきます。手を止めることはできません。手を止めると熱は失われるためです。やがて、板の溝に黒い削りカスがたまります。これが、火種（ひだね）です。この火種を綿のようなものに落とし、酸素を送り込むため息を吹きかけます。熱が冷めぬよう、やさしくゆっくりと吹きかけます。すると…。「点いた！　点いた！　ようやくごはんを作れますよ～」。ところが今では、ガスコンロのスイッチをポンと押すだけで…。 【scene 08】 テクノロジーの三要素　S・C・A 「♪SCA！　SCA！　SCA！　SCA！…。♪キミが　リモコン押したら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　キミが　画面に触れたら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　SCA！　３人の力で　SCA！　動かしているんだ！　SCA！　みんなの笑顔を　SCA！　きょうもつくるのさ！」。 【scene 09】 テックラボ『気分アゲアゲミラー』 テックラボへようこそ。今回、博士が発明したのは、毎朝笑顔で学校に行かせてくれるマシン。名付けて『気分アゲアゲミラー』。朝、玄関の鏡の前に人が立つと、光センサが反応し、コンピュータがアクチュエータのスピーカにこんな言葉を発するように命令します。「オー、ビューティフル！」。気分が上がりますよね。部品は全部電気街などで手に入るものです。まず、光センサを鏡の上部に取り付けます。光センサの電気信号はコンピュータがキャッチして、スピーカに音声を発するように指令を出します。その指令を受けたアクチュエータのスピーカが音を出すという構造です。これを玄関に設置すれば完成。 【scene 10】 実際に使ってみると… さっそく、実際に使ってみましょう。玄関の鏡の前に女の人が立ってしばらくすると…。「オー、ビューティフル！」と『気分アゲアゲミラー』の声。女の人が思わず笑顔になりました。これで彼女も朝から気分上々です。「どうじゃ、わしの考えた発明品は。イケてるじゃろう？」と博士。こんなふうにキミも、S・C・Aに分けて、おもしろマシンを考えてみてください。 【scene 11】 番組からのクエスチョン 今回のテーマ『光で写す』からのクエスチョン。今日のキーテック、イメージセンサ。拡大すると、赤、青に比べて、緑色のセンサの数が多くなっています。なぜだと思いますか？　答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

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情報を整理する

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「どうやって情報をよみとってるんだろう？」 バーコードの仕組みと役割を紹介します！

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【scene 01】 どうやって情報を読み取る？ 文房具店のレジに女の子が商品を持ってきました。お店の人が、手にもった機械で商品のバーコードに赤い光を当てていきます。するとレジの機械に、「クリアファイル　200円」、「15cm定規　150円」、「学習ノート　100円」などと表示されました。『どうやって、情報を読み取っているんだろう？』と思う女の子。気になりますよねぇ。今日は、このバーコードのなぞを、解き明かしていきましょう。 【scene 02】 バーコードが表す情報 今日は、いろいろな商品に付いているバーコードに注目します。まず、バーコードの下にある数字を見てください。これは、国、会社、商品を表す情報です。この情報をスキャナで読み取れるよう作られたのが、白黒模様の縦じまのバーコードです。では、スキャナがどうやってバーコードの情報を読み取っているのか、順を追って見ていきましょう。 【scene 03】 バーコードを読み取る仕組み バーコードにスキャナの光を当てると、黒いところはその光を吸い込みますが、白いところはその光を反射します。スキャナは、反射した光をレンズを通して集め、イメージセンサで感知します。センサは、光の強弱を電気信号に変えます。さらに、その電気信号を商品の番号に変換します。それがコンピュータに伝わり、バーコードの番号とコンピュータ内の情報と付き合わせることで、商品の名前と金額がわかります。最後に、レジの画面にそれらの情報が映し出されます。このように、バーコードを使うと、商品の情報をすばやく、正確に処理することができるのです。 【scene 04】 さまざまなバーコード（１） バーコードは、お店以外にもいろいろなところで使われています。たとえば、図書館。ここでは本の貸し借りの管理を、バーコードを使って行っています。本に付けられたバーコードは、本の種類とその通し番号の情報を表しています。貸し出し状況をコンピュータに記録でき、今、本がどういう状態にあるのかがわかります。続いて、郵便局。ここでは機械が葉書にバーコードを付けて、仕分けを行っています。宛先ごとに仕分けられた葉書を取り出して特殊なライトを当ててみると、機械が付けたバーコードが確認できます。このバーコードは送り先の住所を表しています。バーコードをつけることで、機械が自動的に宛先を読み取り、すばやく仕分けができます。 【scene 05】 さまざまなバーコード（２） 最後に、病院。ここでは患者さんにまちがった薬をあげないように、バーコードを使っています。点滴袋には、その患者さんが必要な薬を表すバーコード。患者さんの腕には、その患者さん本人を表すバーコード。これらをスキャナが読み取り、照らし合わせます。こうすることで、患者さん本人に、その人が必要な薬を確実に与えることができるのです。いろいろなものにバーコードを付けることで、たくさんの情報を、速く、正確に整理することができるんですね。 【scene 06】 テックヒストリー「印刷をする」 コピー機もプリンタもない時代。印刷をするために使われていたのは、木の板です。彫り師が、絵を手本にして木の板を彫っていきます。「うんしょ、うんしょ…」。彫りあがった板は、版木（はんぎ）と呼ばれます。版木ができあがると、すり師という職人のもとに届けられます。すり師は版木に顔料をすばやくつけ、その上に紙をのせます。これを、竹の皮で包まれた「ばれん」という道具でまんべんなくこすります。「ごし、ごし、ごし…」。顔料の色を変えて何色も重ね刷りしていくと、完成。でも、100枚刷るのに３か月ほどかかったそうです。「ふぅ～～」。ところが今では、コピー機のボタンをポンと押すだけで…。 【scene 07】 テクノロジーの三要素　S・C・A 「♪SCA！　SCA！　SCA！　SCA！…。♪キミが　近づいてきたら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　SCA！　３人の力で　SCA！　動かしているんだ！　SCA！　みんなの笑顔を　SCA！　きょうもつくるのさ！」。 【scene 08】 テックラボ『ラブ伝書箱』 今回、博士が発明したのは、好きな子にこっそりと告白できてしまうマシン。名付けて『ラブ伝書箱』。箱にラブメッセージを入れてふたを閉じると、スイッチが入り、コンピュータがアクチュエータのモータに命令を出して、好きな子のもとに走り出します。これで思いをこっそり伝えられますね。まずはセンサ。今回は、押すと反応するリミットスイッチを使います。箱のふちに付けることで、ふたを閉めたときにスイッチが入ります。スイッチの電気信号はコンピュータがキャッチして、アクチュエータのモータを動かすように指令を出します。その指令を受けたモータがタイヤを回すという構造です。 【scene 09】 実際に使ってみると… さっそく、実際に使ってみましょう。図書室で、となりの机に座って勉強しているあの子に、『ラブ伝書箱』を送ります。ラブメッセージを入れ、ふたを閉じると…、彼女に向かって出発！　コトコトコトコト走っていって、彼女の前でストップ。箱を開けてみた彼女は、メッセージを見てうれしそう！　喜んでいます！ 「これで彼女のハートもズッキン、ズッキンじゃ！」と博士。こんなふうに、キミもS・C・Aに分けて、おもしろマシンを考えてみてください。 【scene 10】 番組からのクエスチョン 今回のテーマ『情報を整理する』からのクエスチョン。マーカー、ミネラルウォーターのペットボトル、スプレー式整髪料、チューブ入り歯みがきなど、これらの商品はすべて縦向きにバーコードが付けられています。なぜ、縦向きなのでしょうか。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

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決まった動きをさせる

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「ボタンを押すだけでどうしてジュースが出てくるんだろう」 自動販売機のシーケンス制御やエレベータのセンサ、コンピュータ、アクチュエータ“Ｓ・Ｃ・Ａ”の役割を紹介

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【scene 01】 ボタンを押すとジュースが出てくる？ 飲み物の自動販売機の前に男の子がやってきました。コイン投入口にお金を入れ、飲み物を選んでボタンを押します。すると、下の取り出し口に、選んだジュースが落ちてきました。『ボタンを押すだけで、どうしてジュースが出てくるんだろう？』と思う男の子。気になりますよねぇ。今日は、この自動販売機のなぞを、解き明かしていきましょう。 【scene 02】 自動販売機の仕組み まず、100円硬貨を入れたら、センサが硬貨の大きさや厚みを感知し、『100円』と認識。その情報を電気信号でコンピュータに知らせます。コンピュータは100円で買える商品を識別し、ボタンに伝えます。ボタンは100円で買える商品のランプを光らせます。続いて、お目当てのジュースのボタンを押したら、コンピュータはその情報を受け取り、ラックに指定されたジュースを出すように伝えます。ストッパーが動き、ジュースが取り出し口に落ちます。お金を入れたら、コンピュータがランプを点灯させる。ボタンを押したら、コンピュータがお目当てのジュースを出す。自動販売機は、“こうしたら、こうなる”という仕組みでできているんですね。 【scene 03】 シーケンス制御 こうしたら（お金を入れたら）、こうなって（商品のランプが点いて）、こうしたら（そのボタンを押したら）、こうなる（お目当てのものが取り出し口から出てくる）。というように、機械に決まった動きを順番にさせることを、「シーケンス制御」といいます。シーケンス制御の仕組みは、いろいろな機械で使われ、自動化に役立っています。その一例を、エレベータの動きでくわしく見ていきましょう。 【scene 04】 エレベータのS・C・A エレベータを動かしているのは、“S・C・A”。センサ、コンピュータ、アクチュエータ。センサは、ボタンが押されたことを察知して、コンピュータに伝えます。コンピュータは、伝えられた情報を判断してアクチュエータに指令を出します。アクチュエータは、指令を受け、人が乗るかごやドアを動かします。たとえば、「ボタンが押されました」とセンサ。コンピュータは３階で呼ばれていると判断し、「３階へ頼む」と指令。アクチュエータはモータを回転させ、エレベータを上へ。するとセンサが「３階に着きました」と伝え、コンピュータは「ドアを開けてくれ」と指令。アクチュエータがドアを開けます。これで、エレベータが上がるシーケンス制御、完了です。 【scene 05】 S・C・Aによるシーケンス制御 今度はエレベータが下りるシーケンス制御です。「またボタンが押されました」とセンサ。「これは１階に行きたいんだな」とコンピュータが判断し、「１階へよろしく」と指令。アクチュエータはモータを回転させ、エレベータを１階へ。「１階に着きました」とセンサ。「よし。ドアを開けてくれ」とコンピュータ。アクチュエータがドアを開けます。これで、エレベータが下りるシーケンス制御、完了です。エレベータは、センサ、コンピュータ、アクチュエータによって、シーケンス制御が行われていたんですね。 【scene 06】 テックヒストリー「時を知らせる」 時計がまだ珍しかった時代。人々が時間を知る手段は、鐘の音でした。まず、『鐘つき』という者が、いろいろな仕組みの時計を見比べて今の時間を推測します。昔の時計は狂いやすかったからです。そして、お寺の鐘楼（しょうろう）と呼ばれる場所で、時の数だけ鐘をつきます。「う～んしょ。ゴーン、ゴーン…」。そこから離れた別の鐘楼で音が聞こえると、同じように鐘をつきました。「う～んしょ。ゴーン、ゴーン…」。これを繰り返すことで、さらに遠く離れた場所の人にも時間を知らせていたのです。鐘の音は一日12回、毎日休むことなく鳴り響きました。「あ～、腕が疲れます～」。ところが今では、腕を見るだけで…。 【scene 07】 テクノロジーの三要素　S・C・A 「♪SCA！　SCA！　SCA！　SCA！…。♪キミが　リモコン押したら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　SCA！　３人の力で　SCA！　動かしているんだ！　SCA！　みんなの笑顔を　SCA！　きょうもつくるのさ！」。 【scene 08】 テックラボ『もったいない蛇口』 今回、博士が発明したのは、水の出し過ぎを防いでくれるエコなマシン。名付けて『もったいない蛇口』。蛇口をひねるとセンサが反応し、コンピュータがアクチュエータのスピーカに命令を出して、こう言います。「もったいない！　もったいない！　もったいない！…」。これならすぐに水をとめますね。今回は、磁気センサを使います。蛇口には、磁石がついた棒を取り付けます。蛇口をひねると、磁石が磁気センサから離れます。すると磁気センサが反応して、コンピュータに電気信号を送ります。そして、コンピュータがスピーカに音声を発するように指令を出すという構造です。 【scene 09】 実際に使ってみると… さっそく、実際に使ってみましょう。トイレから出てきた男の人が手を洗うために蛇口をひねりました。しばらくすると…。「もったいない！　もったいない！　もったいない！…」。男の人はあわてて蛇口を閉めました。「これで、大事な資源が守られたぞ！」と博士。こんなふうに、キミもS・C・Aに分けて、おもしろマシンを考えてみてください。 【scene 10】 番組からのクエスチョン 今回のテーマ『決まった動きをさせる』からのクエスチョン。番組の途中でも出てきた洗濯機ですが、洗濯機も、シーケンス制御の代表的な機械の一つです。それでは、洗濯機のスタートボタンを押してから、洗濯が終わるまでの指令の順番を考えてみましょう。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

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目標にあわせる

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「どうやってお湯を設定どおりにわかしているんだろう？」お風呂の給湯や冷蔵庫の温度を自動で調整してくれるフィードバック制御の役割を紹介！

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【scene 01】 どうやって設定どおりにお湯をわかす？ 「お風呂がわきました」。お風呂のコントロールパネルが知らせてくれたので、男の子がお風呂に入ります。「あぁ～。ちょうどいい温度だ～」と気持ちよさそうな男の子。『それにしても、どうやってお湯を設定どおりにわかしているんだろう？』と思う男の子。気になりますよねぇ。今日は、この設定どおりにお湯をわかす装置のなぞを、解き明かしていきましょう。 【scene 02】 お風呂の温度設定の仕組み 今日のブラックボックスは、“お風呂”。お湯の温度を設定すると、その通りにお湯がわく。その仕組みをくわしく見ていきましょう。たとえば、40℃の設定でお湯を張るとします。まず、コンピュータが水道管の弁を開けます。続いてガスに点火し、冷たい水を温めながら浴槽にお湯を張り始めます。このとき、注ぎ口についている温度センサがつねにお湯の温度を計測しています。この温度の情報をコンピュータに送ると、コンピュータは火の強さを調節し、40℃に近づけようとします。同時に、温度が上がりすぎないよう水の量も調節しています。この動作を何度も何度もくりかえし、お湯をためていくのです。 【scene 03】 フィードバック制御 このように、設定した目標に合うようにコンピュータが何度も調整する方法を、「フィードバック制御」といいます。フィードバック制御は、さまざまな家電製品の中でも活躍しています。まずはポット。S（センサ）はつねに温度をチェックしてC（コンピュータ）に伝えています。たとえば、90℃、90℃、89℃…。温度が下がるとSがCに伝え、CはA（アクチュエータ）に温めるよう指令を出します。そこでAがヒータのスイッチを入れると…、89℃、89℃、90℃。設定どおりの温度にもどったことをSがCに伝え、CはAの作動を停止させます。温度を一定に保つために、フィードバック制御が使われているんですね。 【scene 04】 S→C→A、S→C→A、S→C→A 次はオーブンレンジ。クッキーを焼きます。スイッチを入れると、CがAに、15分間180℃で焼き続けるよう指令を出します。Aはヒータで熱を送り、Sが中の温度をチェック。たとえば温度が170℃だと、もう少し熱くするようS→C→Aと情報が伝わり、ヒータを強めます。すると…180℃を超えました。上がりすぎです。そこでまたS→C→Aと情報が伝わり、ヒータが弱められ、180℃になりました。そしてこの温度を維持して…「チン！」。クッキーが焼き上がりました。冷蔵庫の場合も、つねにSが温度をチェックし、その情報を受けてCからAにクーラーで冷やすよう指令を出しているのです。 【scene 05】 テクノロジーの三要素　S・C・A 「♪SCA！　SCA！　SCA！　SCA！…。♪キミが　近づいてきたら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　♪キミが　手を前に出したら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　SCA！　３人の力で　SCA！　動かしているんだ！　SCA！　みんなの笑顔を　SCA！　きょうもつくるのさ！」。 【scene 06】 テックヒストリー「メッセージを届ける」 メールがまだなかった時代。メッセージを届けていたのは、人。「これ、京都の母に」。「よしきた！」。『仕立て飛脚（したてびきゃく）』という者が、手紙を入れた箱をかつぎ、届け先をめざして走り出しました。「えっほ、えっほ…」。30kmほど走ると、『継所（つぎしょ）』と呼ばれる場所で次の飛脚と交代します。こうして、交代を繰り返しながら、昼も夜も走り続けるのです。東京から京都までおよそ500kmの距離を、最短４日ほどで届けていました。「はい、息子さんのお手紙」。「ありがとう！」。「ハァ～。やっと渡せた」。ところが今では、ケータイやスマホの画面で『お母さん、元気ですか？』と打ち込んで送るだけで…。 【scene 07】 テックラボ『おかえり鍵置き』 今回、博士が発明したのは、お父さんの帰りを温かく迎えてくれるマシン。名付けて『おかえり鍵置き』。帰ってきたお父さんが鍵置きに鍵を置くと、センサが反応し、コンピュータがアクチュエータのモータに命令を出すと、こんなメッセージカードが現れます。「おかえり！　いつもありがとう」。これで、仕事帰りのお父さんも喜びますね。今回は、圧力センサを使います。圧力センサを設置するのは鍵置きの下。圧力センサは鍵の重さに反応し、コンピュータに電気信号を送ります。コンピュータはモータを動かすように指令を出し、モータが寝かせていたメッセージカードを立ち上げるという構造です。 【scene 08】 実際に使ってみると… さっそく、実際に使ってみましょう。お父さんが帰ってきました。今日もちょっとお疲れの様子。鍵置きに気がついて鍵を置くと…。「おかえり！　いつもありがとう」というメッセージカードが現れました。お父さん、とても喜んでいます！　こんなふうに、キミもS・C・Aに分けて、おもしろマシンを考えてみてください。 【scene 09】 番組からのクエスチョン 今回のテーマ『目標に合わせる』からのクエスチョン。お風呂を温めなおしてくれる「追いだき」の機能は、お湯を張るのとは別のルートで温めなおしています。このとき温度センサは、どこでお湯の温度を計っているのでしょうか。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

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斜面で切りさく

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「どうしてキレイにきることができるんだろう」 はさみや缶切り、バリカンの刃の仕組みやくさびの役割を紹介！

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【scene 01】 どうしてはさみできれいに切れる？ 女の子が、はさみを使って写真を切りぬいています。ふと、はさみを見て、『それにしても、どうしてきれいに切ることができるんだろう？』と思う女の子。気になりますよねぇ。今日は、その仕組みを、解き明かしていきましょう。 【scene 02】 刃先の斜面、“くさび” 今日は、はさみの仕組みを見ていきましょう。はさみを持って指を広げると、刃が開く。刃のあいだに紙を入れ、刃を閉じると、紙が切れます。刃が閉じるだけで紙が切れる。一体、紙と刃のあいだで何が起こっているのでしょうか。はさみが紙を切る様子を正面から見ると、刃と刃がすり合わさったところで紙が切れているのがわかります。はさみの刃の断面を見ると、先端がとがった形をしています。これを“くさび”といいます。はさみを持った指を閉じると同時に上下から力が加わり、紙に切れ込みを入れていくのです。何度もくさびで切れ込みを入れることで切っているんですね。 【scene 03】 くさびの形を変えると… ちなみに、切るもののかたさによってくさびの形はちがいます。紙を切るはさみのくさびに比べ、髪の毛を切るはさみのくさびは細く、かたい金属を切るはさみのくさびはより太くなっています。やわらかいものを切るときは、より細く。かたいものを切るときは、より太く。くさびの形を変えることで、力の伝わり方が変わってくるのです。 【scene 04】 斜面の力を利用する缶切り、バリカン 今回のキーテック、“くさび”。斜面の力を利用してものを切ったり押し分けたりするこのテックは、さまざまなものに使われています。たとえば、缶切り。はさみと同様に、するどい刃の部分がくさびの形をしています。刃の部分を金属のふたに差し込み、何度も何度も手で押し込むことで、ふたが開いていくのです。髪の毛を切る電動バリカンもくさびの力を利用しています。刃の先端部分を見ると、のこぎりのような刃が前後に重なっています。この刃が高速で横に動き、毛をはさむと、髪の毛を切ることができます。 【scene 05】 チャックの“エレメント”と“スライダー” いろいろなものを開け閉めしてくれるチャックも、くさびの力を利用しています。チャックは、“エレメント”という部分がかみ合うことで、しっかり口を閉めることができています。そのエレメントをかみ合わせたり、逆にはなしたりしているのが、“スライダー”という部分です。スライダーの中にはくさびがあり、チャックを開けるときこのスライダーを下に引っ張ると、くさびに沿って左右にエレメントが分かれていきます。開けたり、切ったり、開いたり、いろいろなところでくさびの力は欠かせないんですね。 【scene 06】 テックヒストリー「食料を冷やす」 冷蔵庫がまだなかった時代。食料を冷やすために使っていたのは、雪。まず、雪をうめるための穴をほります。深さはおよそ２ｍ。雪が積もるとかき集め、穴にうめます。最後に、丸太で雪を押し固め、わらをかぶせます。こうしてできたのが、“雪室（ゆきむろ）”です。季節は変わって夏。冬にうめた雪を切り出し、台車にのせ、町に売りに行きます。「雪、いかがですか～」。「下さいな」。食べ物をあつかうお店は、この雪を手に入れ、食料を冷やしていたのです。ところが今では、冷蔵庫を開けるだけで…。 【scene 07】 テクノロジーの三要素　S・C・A 「♪SCA！　SCA！　SCA！　SCA！…。♪キミが　リモコンおしたら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　♪キミが　画面にふれたら　センサ　感じて知らせる！　コンピュータ　判断して命令！　アクチュエータ　目的をはたす！　SCA！　３人の力で　SCA！　動かしているんだ！　SCA！　みんなの笑顔を　SCA！　きょうもつくるのさ！」。 【scene 08】 テックラボ『ドキドキ風船タイマー』 今回、博士が発明したのは、勉強がものすごくはかどるマシン。名付けて『ドキドキ風船タイマー』。ボタンを押すとセンサが反応し、コンピュータが20分のタイマーを起動します。20分以内に宿題を終わらせ、もう一度ボタンを押してタイマーを止めないと…、アクチュエータのモータが粉の入った風船を割ってしまいます。こうなりたくなければ、宿題をがんばるしかないというわけです。今回のセンサは、押すと反応するスイッチです。スイッチを押すとコンピュータがその電気信号をキャッチして、20分を計り始めます。時間が来るとコンピュータがモータを動かし、カッター付きモータで風船を割るという構造です。 【scene 09】 実際に使ってみると… さっそく、実際に使ってみましょう。さあ、今日も宿題スタート！　スイッチを押して宿題を始めました。ぐんぐんはかどっている様子。ところが、手こずり始めました。もうすぐ20分経ってしまいます。「急げ！　急げ！　時間がない！　あ～！」。20分経ち、モータに付けられたカッターが風船を割って、中の粉が飛び散ってしまいました…。こんなふうに、キミもS・C・Aに分けて、おもしろマシンを考えてみてください。 【scene 10】 番組からのクエスチョン 今回のテーマ『斜面をきりさく』からのクエスチョン。はさみのくさびが紙を切るときの断面の様子に対して、バリカンの２枚の刃のくさびが髪の毛を切るときの様子を図で表すとどうなるのでしょうか。答えは、番組ホームページにありますが、まずは自分で調べてみてください。

カテイカ

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カテイカ様のおみちびき

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【ガイダンス・お茶をいれる】おいしい日本茶のいれ方を学ぶエンドゥ。ちょっとした工夫で生活が豊かに楽しくなることを実感し、家庭科のおもしろさに目覚める。

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【scene 01】 家庭科の神“カテイカ様” 「みんなー、ごきげん、イカが？　あなたのくらし、ちょっとした知恵（ちえ）と工夫で、もっとイーカんじになるわよ。あー、だれかに教えたい。え？　わたし？　わたしは家庭科の神。その名も、『カテイカ』！」。 【scene 02】 「ま、イッカ！」と言っていると… 「やあ、みんな！　エンドゥだよ。あー、おなかすいた～」。エンドゥがキッチンで見つけたのはインスタントのカップめんです。「インスタントかぁ…。ま、イッカ！」。エンドゥがそう言うと、黒板にならんだ磁石（じしゃく）が一つ動きました。「部屋散らかってんな～。そうじかぁ…。ま、イッカ！」。磁石がたくさん動き出します。シャツを拾い上げたエンドゥ、「あっ、ボタンが取れてる！　お気に入りだったのに…。ま、イッカ！」。すると、磁石が全部動いてイカの形になりました。カテイカ様です。「新弟子、発見！　それっ、イカになれ～！」。カテイカ様はエンドゥに向けてビームを発射（はっしゃ）しました。 【scene 03】 くらしを豊かにする知恵と工夫 「うわあーっ？！」。気がつくと、エンドゥは大きなイカになっていました。「これどうなってんの～？」。カテイカ様が話しかけます。「わたしは家庭科の神。これから少しずつ、あなたにくらしを豊かにする知恵（ちえ）と工夫を教えてあげるわ。まずは、カテイカのすばらしさをごらんあれ！　料理ができれば、毎日の食事がもっと楽しくなるわ」。するとつくえの上のカップめんが、ごちそうに早変わり。「そうじのコツを知れば、いつも気持ちよく過ごせるの」。散らかっていた部屋はきれにかたづいています。「手ぬいができれば、ボタンが取れた服も元通り」。さきほどの服にはボタンがぬい直されています。エンドゥは、「うひょー！　すごーい！」とびっくり。「でしょ？　カテイカパワー、ほしくなってきた？　じゃあ、まずは…」。 【scene 04】 日本人の心のオアシス「日本茶」 「さあ、飲んでみて」。カテイカ様が用意したのは、お茶です。「え、これ？」。一口飲んでみたエンドゥはびっくり。「なにこれ！　すっごくおいしい！」。「それは日本人の心のオアシス、日本茶よ」とカテイカ様。日本茶は古くから日本人に愛されてきた飲み物です。ほっとひと息つきたいときや、おもてなしのときは欠かせません。海外でも大人気。“世界の歌姫（うたひめ）”レディー・ガガも日本茶のとりこになっているそうです。 【scene 05】 せん茶、ほうじ茶、まっ茶、げん米茶… お茶は全国各地で作られています。茶畑に植えられているお茶の葉をつみとって、むしたり、もんだり、乾燥（かんそう）させたりします。こうして、お茶の葉が完成します。お茶の葉をどう加工するかで、いろいろな種類の日本茶になるのです。日本でいちばん多く飲まれている「せん茶」。豊かなかおりとさっぱりした口当たりが魅力（みりょく）の「ほうじ茶」。お茶の葉を粉にした「まっ茶」は、濃厚（のうこう）な味わいが楽しめます。「げん米茶」は、げん米やもち米などをブレンドしたこうばしいお茶です。実は日本茶だけでなく、ウーロン茶や紅茶も、同じお茶の木から作られます。 【scene 06】 エンドゥがせん茶に挑戦 「へえー、お茶の世界ってなんか面白い！」とエンドゥ。「お茶は、種類によっていれ方がちがうの。まずは、日本茶の代表選手、せん茶に挑戦（ちょうせん）よ」とカテイカ様が言いました。使うのは、きゅうすです。「よーし。めざすはおいしさ日本一！」。エンドゥは、「お茶の葉はけちったらだめだよ！」とどっさりお茶の葉を入れます。お湯がわいたので、「熱々がおいしいに決まってるんだから！」と、熱々のお湯をきゅうすに注ぎます。「冷めないうちに、冷めないうちに。うん、深い緑色！」と、ゆのみにお茶をいれました。「イカだきまーす！」。ところが…。「うえっ、しぶーい！　イカーん！」。 【scene 07】 日本茶インストラクターに教えてもらおう 「失敗してもだいじょうぶ。ここで、わたしの一番弟子の登場よ！」とカテイカ様。現れたのは、日本茶インストラクターの岩井利恵（いわい・りえ）さんです。おいしいせん茶のいれ方を教えてくれます。まずは、お茶の葉をきゅうすに入れます。一人分は、スプーン一杯（いっぱい）くらいです。次にお湯を注ぎますが、きゅうすではなく、ゆのみに。ここがポイントです。「こうすることで、お湯を少し冷ますことができます」（岩井さん）。ふっとうしたてのお湯を使うか、少し冷ましたお湯を使うか、それでお茶の味が大きく変わってくるのです。 【scene 08】 お湯の温度でお茶の味が変わる お茶の葉は、お湯に入れるとゆっくりと開いていきます。このとき、お茶の味を決めるいろいろな成分がとけだします。なかでも味を左右するのが、しぶみのもとである「カテキン」。お湯の温度と深い関係があります。５℃、50℃、100℃、ことなる温度でいれた三つのお茶にどのくらいカテキンがふくまれているか、見てみます。三つのお茶をうすめ、そこに、カテキンの量が多いほどこい青色にそまる液をたらします。すると、温度が高いほど色がこくなりました。熱いお茶ほどカテキンが多くなり、しぶくなるのです。熱めのお湯だとしぶいお茶。ちょっと冷ませばまろやかに。温度を変えれば好みの味が楽しめます。 【scene 09】 最後の一滴までいれる 待つことおよそ１分。ここで最後のポイントです。「最後の一滴（いってき）まできちっといれることが大切です」（岩井さん）。きゅうすにお湯が残っていると、お茶の葉からどんどんしぶみが出てしまって、おかわりがおいしくなくなってしまうのです。「さあ、これであなたも、自分好みのお茶をいれられるわよ」とカテイカ様。 【scene 10】 もう一度お茶いれに挑戦 エンドゥがもう一度お茶をいれ直します。「最後の最後の一滴（いってき）まで注いで…と。できた！　再び、イカだきまーす！」。一口飲んでみたエンドゥ、「うわっ。お茶の深い味わいが口いっぱいに広がって…イカす！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　自分でいれると　好みに合うお茶がいれられるよ！　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 11】 みんなのカテイカ 街にはいろいろなくらしがあって、そこにはいろいろなカテイカが。今日は、加藤温大（かとう・はると）くんが家族にお茶をいれます。まずは家族の好みを聞きます。お父さんは、「げん米茶。熱いお茶」。お母さんは、「わたしはせん茶でいいよ」。さっそく、せん茶をいれるはるとくん。お湯はちゃんとゆのみに入れて冷まします。少しお湯がこぼれましたが、ドンマイ！　お父さんには熱々のげん米茶。お父さんの好みに合わせ、ふっとうしたてのお湯をきゅうすに注ぎます。こうばしさを引き出すためにも、げん米茶は熱いお湯がいいのです。さあ、みんなの好みに合うお茶になったのでしょうか。「バッチリ！　うまい！」とお父さん。温大くんも「うれしい」と、イーカんじ。次は、あなたの家でも、カ・テ・イ・カ！　

カテイカ

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サラダはゆで野菜でイカが？

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【ゆでる】野菜不足のエンドゥはゆで野菜のサラダに挑戦。野菜をゆで始めるタイミングや、ゆで時間などを考えながら、目的や種類に応じたゆで方をマスターする。

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【scene 01】 “ゆでる”は野菜をおいしくする魔法 「やあ、みんな！　エンドゥだよ…。う～出ない～。はずかしいんだけど、最近お通じがないんだ…。そうだ！　こうなったら、キャベツ！　野菜は便秘（べんぴ）にいいっていうもんね」。生のキャベツをかじるエンドゥ。でも、「…って、ウサギじゃないし、かたいし、たくさん食べられない！　ま、イッカ！」。すると、「あらあらあら…」という声がしました。カテイカ様です。「さては、野菜をうんとおいしくする魔法（まほう）、“ゆでる”を知らないわね？」とカテイカ様。『ま、イッカ』で毎日を過ごしているみんなに、「くらしをもっと豊かにするカテイカパワー、さずけて、あ・げ・る！」と言いました。 【scene 02】 ふっとうしたお湯の中で熱を加える 「“ゆでる”は調理の第一歩なのよ。ゆでるとは、ふっとうしたお湯の中で食べ物に熱を加えること。野菜などはやわらかくおいしくなるし、かさも減るからたくさん食べられるのよ」とカテイカ様が言います。「ゆでるって、すごーい！」。エンドゥはなべの中に次々に野菜を入れていきます。にんじん、ほうれんそう、じゃがいも…。「あとはしっかり、ゆでる！」。野菜がゆであがりました。「イカだきまーす！」。ところが、ほうれんそうはグダグダ、じゃがいもはかたいままです。「♪これじゃイカーん！　何がイカーん！　どうしてうまくイカないの？♪」。すると、「“ゆでる”をあまくみるんじゃないわよ！」とカテイカ様。 【scene 03】 葉を食べる野菜は熱湯で短時間 野菜やいもの種類によって、ゆで方は変わってきます。「さあ、ここでわたしの一番弟子の登場よ。野菜の特徴（とくちょう）に合ったゆで方を教えておあげなさい」とカテイカ様。現れたのは、家庭料理研究家の奥薗壽子（おくぞの・としこ）さんです。まずは、ほうれんそうなど、葉を食べる野菜のゆで方です。ふっとうしたお湯でゆでるのがポイント。根もとのかたい部分から入れることで、全体がちょうどよくゆであがります。そしてゆであがったら、水にとって冷まします。緑色があざやかになるのです。「熱湯で短時間ゆでるのがポイントです。長くゆですぎるとやわらかくなりすぎるので注意しましょう」（奥薗さん）。 【scene 04】 かたくて火の通りにくいものは水からゆでる 続いて、じゃがいもなどかたくて火の通りにくいもの。こちらは水からゆでるのがポイント。もし熱湯からゆでたら？　表面がやわらかくなっても、中はまだ十分に火が通っていないからかたいまま。だからといって、中まで火を通そうとゆで続けると、表面がにくずれしてしまいます。「かたくて火の通りにくいものは、水からゆっくり時間をかけてゆでるのが、結局はおいしくゆでる近道です」（奥薗さん）。コツをおさえれば“ゆでる”はとっても便利。そのまま食べてもおいしいし、さらにいためたりにたりすれば、いろいろな料理に変身します。「“ゆでる”をマスターすれば、料理の世界がぐっと広がりますよ」（奥薗さん）。 【scene 05】 エンドゥのゆで方は… 「よし、リベンジだ！」。やり直すエンドゥ。「にんじんはかたくて火が通りにくいから、水からゆでる。ふっとうしてきたら火を弱める。次はブロッコリー。最後は、やわらかいキャベツを入れれば…。細かくちぎって…。細かくちぎっておけばすぐに食べられるしね！　よし。あとはこれで、待・つ・だ・け！」。するとカテイカ様が、「さぁ、それはどうかしら」と言います。「えっ？　なんだよ、そのふくみのある言い方は！」と言い返すエンドゥに、「あなたは、何かをむだにしている！」とカテイカ様。 【scene 06】 切ってからゆでるか、ゆでてから切るか 「ここでわたしの二番弟子の登場よ。“ゆでる”のさらなる極意（ごくい）、化学の力で見せておあげなさい」とカテイカ様。現れたのは、女子栄養大学講師の日笠志津（ひがさ・しづ）さんです。「切ってからゆでるか、ゆでてから切るか、そのちょっとした順番のちがいが、野菜の栄養をむだにしているかもしれないんです」（日笠さん）。そのちがいを、野菜に多くふくまれるビタミンCで実験します。切ってからゆでたキャベツと、ゆでてから切ったキャベツ。ビタミンCの量を比べます。使うのは、青い液体。ビタミンCに反応すると、なんと透明（とうめい）に変わります。これを２種類のキャベツを入れた水に入れてみます。すると…。 【scene 07】 切らずにゆでた方が ゆでてから切った方は、だんだん色がうすくなっていきます。つまり、ビタミンCがより多く残っているということです。ビタミンCは水にとけやすく、ゆでているあいだに断面から流れ出てしまうのです。細かく切れば切るほど水とふれあう断面が増えるので、栄養がたくさん失われてしまうというわけです。カルシウムなどの栄養でも同じです。細かく切ってからゆでるより、大きいままゆでた方が、栄養が多く残ります。「ゆでてから切る。その順番を守ることで、おいしいだけでなく大事な栄養を守ることができるのです」（日笠さん）。 【scene 08】 生で食べるよりやわらかくてあまい！ エンドゥがもう一度ゆでた野菜をサラダにもりつけます。「なるほど。見えないところで事件は起こっていたと。さあ、これで完成！　イカだきまーす！」。食べてみたエンドゥ、「生で食べるより、やわらかくて、あまくて、お通じにもイーカんじ！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　野菜に合わせてゆで方を変えれば　おいしくなるよ　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 09】 みんなのカテイカ 街にはいろいろなくらしがあって、そこにはいろいろなカテイカが。今日は、横浜市に住む小学６年生、藤原寧々（ふじわら・ねね）さん。寧々さんの家では、ゆでた野菜を冷凍（れいとう）して保存（ほぞん）しています。今回寧々さんがゆでるのは、ほうれんそう。ゆで加減はイカが？　もりつけもイーカんじ！　歯ごたえのあるくきと、やわらかい葉。バランスよくもりつけています。最後にかつおぶしをかけて完成！　みんなで「いただきまーす」。寧々さんのおひたしは、みんなの大好物。「かたさがちょうどよくできてよかった」（寧々さん）。イーカんじです。次はあなたの家でも、カ・テ・イ・カ！

カテイカ

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イカに上手にお洗たく

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【洗たく】お気に入りの服を汚したエンドゥ。見えない汚れを可視化し、用具、洗剤の量、洗い方などを工夫し最適な洗い方を考える。環境に優しい洗たくに挑戦する。

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【scene 01】 一日着ただけで服はよごれる 「外に出たいなあ。でも出られないんだよなあ。だってないんだもん。イカした服が！」。お気に入りの服を全部着てしまったエンドゥ、洗（せん）たくしてないのです。「これそんなによごれてないし…。ま、イッカ！」と白い服を手に取ります。すると、「よごれていない…ですって？」とカテイカ様の声。「その服の本当のすがた、ごらんあれ～！」。すると、その白い服のあちこちによごれがうかびあがりました。「その色が付いた部分、体から出たあせやあぶらのよごれなのよ。一日着ただけで服はこんなによごれてしまうの。お気に入りの服を長く、気持ちよく着るためには、“洗たく”よ」とカテイカ様が言いました。 【scene 02】 あらう前にポケットを空に さっそく洗（せん）たく機に服を全部入れて、スタートボタンをおすエンドゥ。「これでオッケー！」。ところが、あらい終わった服を取り出してみると、白いカスだらけ。くつしたも全然きれいになっていません。「♪これじゃイカーん！　何がイカーん！　どうしてうまくイカないの？♪」。すると、「洗たくをなめるんじゃないわよ」とカテイカ様。「まずは、その白いカス。あらう前にポケットを空にする。これ基本でしょ」。エンドゥは、ティッシュをポケットに入れたままあらってしまったのです。「そして、そのくつしたのよごれ。洗たく機であらうだけではなかなか落ちないわ」とカテイカ様が言います。 【scene 03】 洗たく機に入れる前が勝負 「そこで、わたしの一番弟子の登場よ」。現れたのは、人よんで“洗（せん）たく王子”、中村祐一（なかむら・ゆういち）さんです。がんこなよごれを落とすには、洗たく機に入れる前が勝負。中村さんがいろいろな技を見せてくれます。まずは、ブラシ。「かわいた状態のときにブラシでこするだけで、表面のどろはかなり落ちます」（中村さん）。ブラシを軽くなでるように動かせば、よごれも落ちるし、生地もいためません。水に洗剤（せんざい）をとかした洗たく液に20～30分つけておくだけでも効果的です。せんいにしみついてしまったよごれを、洗たく液が包みこんで、はがれやすくしてくれるのです。 【scene 04】 『もみあらい』『つまみあらい』を活用 よごれたところを手であらっておくのもおすすめ。もんだりこすり合わせたりする『もみあらい』という方法で、全体のよごれを落とすことができます。「くつしたは、両手にはめてこすり合わせてもいいんですよ」（中村さん）。これなら簡単（かんたん）にできそうですね。よごれがひどい部分には『つまみあらい』を。「指と指でつまんで、指と指のあいだを動かすようにあらうことで、生地をいためずによごれを落とすことができます」（中村さん）。こすりすぎると生地がいたんでしまうので気をつけましょう。「ちょっとしたコツさえおさえれば、お気に入りの服がきれいになって、気持ちよく着られますよ」（中村さん）。 【scene 05】 ほした洗たく物から変なにおいが 「よーし、きれいになった～。すばらしい～！」。エンドゥが真っ白になったくつした見てごきげんです。洗（せん）たく物をほして、「あとは、かわくのを待つだけ！」。ダンスしながらうれしそうに待っているエンドゥですが…。「うん？　なんか変…。この部屋、なんかくさい！」と言いました。「もしかして…」。洗たく物のにおいをかいでみたエンドゥ、「これだっ！」とさけびました。「イカーん！」。 【scene 06】 早くかわかすことが大事 せっかくあらったのに、なぜにおったのでしょう。それは、洗（せん）たく物をくさくする細菌（さいきん）が空気中にたくさん存在（そんざい）しているからです。服には、あらっても取りきれないよごれが残っています。細菌がこのよごれをくさいにおいに変えてしまうのです。細菌は、しめった場所が大好き。放っておくと活発に動いて、服がどんどんくさくなってしまいます。いやなにおいをおさえるには、早くかわかすこと。あらったあとは少しでも早くかわかすことが大事なのです。 【scene 07】 かわかすポイントは“風” 「さあ、二番弟子、いらっしゃい」とカテイカ様。現れたのは、洗剤（せんざい）メーカーの研究員、大貫和泉（おおぬき・いずみ）さんです。「ポイントは、“風”なんです」（大貫さん）。たとえば、バスタオルをほすとき、つい、はしをそろえてほしてしまいます。でも、「はしをずらしてほすと早くかわくんですよ」と大貫さん。早くかわかすには、はしをずらして風が当たる面積をなるべく広くすれば、より早くかわくのです。 【scene 08】 風がしめった空気をふきとばす 洗（せん）たく物をほすと、中の水分が蒸発（じょうはつ）して、表面をしめった空気で包みこみます。そのままでは、それ以上、中の水分が蒸発できません。そこに風がふくと、しめった空気がふき飛ばされて表面はかわいた状態になります。すると中の水分がまた蒸発してしめった空気になり、それがまた風で飛ばされる。これをくりかえすことで、洗たく物はかわていくのです。つまり、ほし方を工夫して、風があたる面積を広くすれば、かわきやすくなるというわけです。でも部屋の中にほすときは風がありません。そんなときは、扇風（せんぷう）機！　しめった空気を動かせばいいので、弱い風でもOKです。「ちょっとしたほし方の工夫で洗たく物は早くかわきますし、いやなにおいもでませんよ」（大貫さん）。 【scene 09】 よごれたら早めに洗たく！ 「はあ～、白さがまぶしい！」。扇風（せんぷう）機を使って洗（せん）たく物をかわかしているエンドゥ。「しかも、においもしない！」と大喜びです。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　よごれたら早めに洗（せん）たく！　お気に入りの服を　いつまでも　キレイに気持ちよく着られるよ　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 10】 みんなのカテイカ 今日は、６年生の藤野暖（ふじの・だん）くん。暖くんの家は６人家族。洗（せん）たく物の量も大量です。みんなで一気にかたづけます。「がんばるぞ！」。「おー！」。まずは、バケツリレー。手から手へ、かわいた洗たく物がわたされていきます。さすが、息もぴったり。取りこんだ洗たく物の山！　お母さん、お姉ちゃん、暖くんの３人で次々にたたんでいきます。暖くん、日ごろからのお手伝いの成果を見せて、一枚（まい）一枚ていねいにたたんでいます。家族のチームプレーで、あっという間に洗たくものが片付きました。次はキミの家でも、カ・テ・イ・カ！

カテイカ

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野菜をいためようじゃなイカ！

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【いためる】朝食に野菜炒めを作りたいエンドゥ。包丁の扱い方、野菜の切り方、炒め方のコツなどを学び、栄養バランスを考えた野菜炒めに挑戦する。

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【scene 01】 朝ごはんは脳と体の目覚まし時計 「わあ～っ！　みんな、エンドゥだよ。ねぼうした～！　もっと早くねればよかった～。ゲームやりすぎた～」。あせって、「ダンスレッスンに間に合わないじゃん！　10秒で着がえて、５秒で歯をみがいて、０秒で支度しなきゃってもー！　じゃ、朝ごはんは…ま、イッカ！」とエンドゥ。すると、「ま、イッカ…じゃないわよ！」という声が。カテイカ様です。びっくりするエンドゥに、「朝ごはん、なめたらイカんぜよ！」とカテイカ様。「朝ごはんは、脳（のう）と体の目覚まし時計。しっかり食べないと、一日元気に動くことができないわよ」と言いました。 【scene 02】 朝ごはんを食べないと… でもエンドゥは、「だいじょうぶ、だいじょうぶ。起きたばっかでおなか全然空いてないし。ダンスだっておどれるよ。ほら！」と言うと、ダンスをおどろうとします。ところがうまくおどれず、ヘナヘナとくずれおちてしまいました。「♪これじゃイカーん！　何がイカーん！　どうしてうまくイカないの？♪」。すると、「ほうらごらんなさい。朝ごはんを食べないと、ダンスもヘニョヘニョ～」とカテイカ様。 【scene 03】 朝ごはんが体をスイッチオン！ 「さあ、わたしの一番弟子の登場よ。朝ごはんがどんなに大切か、教えておあげなさい」とカテイカ様。現れたのは、女子栄養大学学長の香川明夫（かがわ・あきお）さんです。「毎日朝ごはんをきちんと食べることで、生活のリズムができ、一日をしっかりと活動することができます」（香川さん）。朝起きたとき、目は覚めても脳（のう）や体にはまだスイッチが入っていません。そこで、朝ごはんの登場です。パワーチャージ！　朝ごはんがエネルギーとなって体中にいきわたります。体温もどんどん上がって、スイッチオン！　体が元気に動き出します。 【scene 04】 勉強にも大きく影響する朝ごはん さらにすごいことが…。「朝ごはんは、勉強にも大きく影響（えいきょう）するんです」（香川さん）。かぎをにぎるのは、ご飯やパンなどにふくまれている「糖分（とうぶん）」です。脳（のう）が元気に活動するためには、糖分が絶対に必要なのです。朝ごはんを食べれば…。集中力アップ。記憶（きおく）力アップ。あなたの成績も…アップ！　その証拠（しょうこ）もあります。学力調査では、朝ごはんをまったく食べていない人よりも、毎日きちんと食べている人のほうが、およそ３割（わり）も成績がいいのです。「だから朝ごはんを食べましょう！」（香川さん）。 【scene 05】 栄養のバランスも考えて 「大変大変！　朝ごはん食べなきゃ～！　でももう時間がない～！　あ、そうだ。歩きながら食べればいいんじゃん」。出かけようとしたエンドゥは、キッチンで食パンを見つけました。「パンがあるじゃん。これでいいや！」とパンをくわえて出かけようとするエンドゥ。すると、「ちょっと待った！」とカテイカ様の声。「栄養のバランスも考えなきゃだめよ～」。朝ごはんには、ご飯やパンなどの主食に加えて、栄養のバランスのとれたおかずや、汁物（しるもの）があるとベスト。じょうぶな体を作り、調子を整えるためには、肉や野菜が必要なのです。 【scene 06】 時間のない朝には野菜いため 「ここで、わたしの二番弟子の登場よ。野菜を使って手早くできるおかず、何か作って～」。現れたのは、中国料理店 店主の陳健一（ちん・けんいち）さんです。「時間のない朝には野菜いためがおすすめです」（陳さん）。まず野菜を切ります。ニンジンは「輪切り」にして、さらに縦（たて）に切って、２～３mmの「たんざく切り」にします。ピーマンは縦半分に切り、へたと種をとって、３mmくらいの「せん切り」に。タマネギは皮をむいて縦半分に切り、３mmくらいの「うす切り」に。ハムも入れるなら１cmのたんざく切り。このように、材料によって切り方を変えることで、いためたとき均等に火が通るのです。 【scene 07】 ポイントは「強火で短時間」 いためる前にフライパンを温めておきます。そこに油を入れて全体にいきわたらせます。かたくて火の通りにくいものから順にいためます。ニンジンが少しやわらかくなってきたら、タマネギ、ピーマン、ハムを入れます。ここで、おいしさのポイント！ 「強火で短時間でいためると、シャキッとおいしく仕上がります」（陳さん）。野菜いためは手早さと火加減が決め手。いためすぎると野菜の水分がどんどん出てしまい、シャキッとした食感がなくなってしまうのです。そして、塩とこしょうで味付けしたらできあがり。「『いためる』をマスターすると、手早く栄養バランスのいい朝ごはんが作れますよ」（陳さん）。 【scene 08】 いためて手早く朝ごはん エンドゥが野菜いためをお皿にもりつけます。「はやーい！　もうできた！　イカだきまーす！」。食べてみたエンドゥ、「んんんん！　頭も体も目覚めて、スイッチオン！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　いためて　手早く　朝ごはん！　お肉やタマゴを加えると　さらにグッド！　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 09】 みんなのカテイカ 街にはいろいろなくらしがあって、そこにはいろいろなカテイカが。今日は、小学６年生の山口あかりさんです。あかりさんの家ではとてもめずらしい野菜を育てています。それは、「ちりめんのらぼう菜（な）」。この地域（ちいき）の人たちが昔から守ってきた門外不出の野菜です。今日は日曜日。あかりさんが、のらぼう菜で朝ごはんのおかずを作ります。とれたてののらぼう菜はシャキシャキしてとてもあまいそうです。ソーセージといっしょにいためて、イーカんじ。「いただきまーす」。みんなおいしいと喜んでくれました。「うまくできてよかった」とあかりさん。次はあなたの家でも、カ・テ・イ・カ！

カテイカ

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手ぬいでイカした小物づくり

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【手ぬい】エンドゥ、手ぬいに初挑戦。道具の正しい使い方を学び、玉どめ、玉結び、基本的な縫い方などをマスターする。暮らしに役立つ小物を作る。

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【scene 01】 新しいペンケースがほしい 「やあ、みんな！　エンドゥだよ。あー新しいペンケースがほしいんだけどなー。なんかどれもふつうなんだよなー。そうだ！　人と差をつけるにはこれ！　レジ袋（ぶくろ）で、イッカ！」とエンドゥ。すると、「へぇー、それでいいんだ～」という声が。カテイカ様です。「気に入ったものがないなら自分で作ればいいんじゃない？」と言われ、「えっ、自分で作れるの！？」とびっくりするエンドゥ。「もちろん！ “手ぬい”でね」とカテイカ様が言いました。 【scene 02】 まず、針に糸を通す 「針（はり）と糸があれば、手ぬいでいろんなものを自分好みに作れるの。ほーら！」。カテイカ様が手提げバッグをよびだしました。「うわぁ、カッコイイ～！」とエンドゥ。バッグの中には手ぬいのイカの人形もあります。「うわぁ、かわいいー！　手ぬい最高！」。そこでカテイカ様が、「じゃあまずは、針に糸を通してみて」と言いました。「OK！　そんなの簡単（かんたん）、ちょちょいのちょいのすけ。えい！」とエンドゥ。ところが…、なかなか糸を通せません。「♪これじゃイカーん！　何がイカーん！　どうしてうまくイカないの？♪」。すると、「あーぁ、みんなここでつまずいちゃうのよねー」とカテイカ様。 【scene 03】 糸の先をななめに切る 「ここは、わたしの一番弟子の出番ね。手ぬいのイ・ロ・ハ、教えておあげなさい」とカテイカ様。現れたのは、ファッションデザイナーのドン小西（ドン・こにし）さんです。まずは、針（はり）に糸を通します。小西さんは簡単（かんたん）に糸を通しました。これにはコツがあります。糸切りばさみで、糸の先をななめに切っておくのです。そうすると、糸の先が切る前と比べてすごくとがっています。だから小さい針穴（はりあな）にもすっと入るのです。 【scene 04】 手ぬいの命「玉結び」 さあ、ぬいましよう。でもその前に…。一見、なんの変哲（へんてつ）もない糸の玉。これこそが、実は手ぬいの命です。その名も「玉結び」。玉結びがないと、せっかくぬっても糸が布からぬけてしまうのです。玉結びを作ってみましょう。まず、人差し指に糸を一回まきます。次に、親指に当てた人差し指をずらして糸をより合わせます。ここでポイント。「糸が二重になっている状態から指を動かすこと！」（小西さん）。２本の糸は、はなさずしっかり重ねます。最後に、より合わさった部分を中指でおさえて糸を引けば、玉結びのできあがり！　 【scene 05】 作るものによってぬい方も変える いよいよ、ぬいます。まずは、ぬい方の基本。糸を布の表、裏（うら）…と交互（こうご）に通していく「なみぬい」です。なみぬいは、糸を布の表と裏に通していくことでぬい合わされるぬい方です。もっとしっかりぬいたいときは、「返しぬい」がおすすめです。針（はり）を返しながらぬうことで、糸をすきまなく通せるので、じょうぶになります。作るものによってぬい方も変えるということを覚えておきましょう。 【scene 06】 仕上げは「玉どめ」 そして仕上げ。ぬい終わったら、糸が布からぬけないように「玉どめ」をします。布に針（はり）を置いて、ぬい終わりの位置が見えるように親指でおさえます。そして、針に糸を２～３回まきます。糸がまかれたところを親指のつめでおさえて針をぬいたら、玉どめのできあがりです。教えてもらったぬい方でペンケースを作ってみたエンドゥ。「いい感じにぬえた！　えーい、この勢いでボタンもつけちゃえ！」とボタンもつけました。でもきつくぬいすぎてしまってボタンをはめられません。ゆるめようとしたらボタンが取れてしまいました。「イカーン！」。すると、「『ボタンつけ』をあまく見るんじゃないわよ」とカテイカ様の声が。 【scene 07】 「ボタンつけ」で手ぬいはカンペキ！ ボタンはよくあけしめするので、スムーズにはめられて、しかもじょうぶでなくてはなりません。しっかりつけるために、糸を２本重ねた「２本どり」で玉結びをします。まず、布の内側から針（はり）をさして、ボタンの穴（あな）に通します。そしてボタンと布に糸を２～３回通します。このときわすれてはいけないのが、ボタンと布のあいだにすきまを空けておくこと。ボタンをぴったりぬいつけてしまうと、ボタンがはまりません。最後に、ボタンと糸のあいだのすきまに２～３回糸をまいて、玉どめをしたら完成！ 「手ぬいをマスターすれば、オンリーワンのものが何だって作れるよ！」（小西さん）。 【scene 08】 自分だけのオンリーワン 「できたー！　しかも、名前もぬっちゃったー！　ぼくだけのオンリーワン。大切にしなくちゃなー」。ペンケースを完成させて喜ぶエンドゥ。「カテイカの楽しさ、だんだんわかってきたみたいね」とカテイカ様に言われ、「うん。手ぬい、イカす！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　『手ぬい』で作れるオンリーワン　大切な人にプレゼントしてもイーカもよ！　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 09】 みんなのカテイカ 街にはいろいろなくらしがあって、そこにはいろいろなカテイカが。今日は、ドレスをぬってしまうほど手作り大好きな米谷友里（よねたに・ゆり）さんです。今回は手ぬいでブックカバーを作ります。まず、本のカバーを外して布に重ねます。きちんと本が入るようにサイズを測るのです。実はこれ、読書が好きなお母さんへのプレゼント。「楽しく読んでくれたらいいなと」（友里さん）。お母さんが大好きなリボンの模様（もよう）もつけました。「かわいい、ありがとう！」とお母さんは大喜び。さっそく本を入れてみると、ぴったり。イーカんじ！　だれかに喜ばれるってうれしい。次はあなたの家でも、カ・テ・イ・カ！　

カテイカ

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夏の暑さをイカんせん

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【住まい方】暑い夏を涼しく過ごしたいエンドゥ。風通しをよくする方法やグリーンカーテンの効果などを調べ、自然を生かした涼しい住まい方を工夫する。

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【scene 01】 窓を開けて風を入れる？ 「あー、暑ーい。このままじゃスルメになっちゃうよー」。エンドゥが暑さにまいっています。「そうだ！　エアコン、エアコン。すずしくなーれ！」。リモコンのボタンをバチバチおすエンドゥ。するとリモコンがこわれてエアコンは止まってしまいました。「かくなるうえは、もう、ぬいじゃえ！」と服をぬごうとします。すると、「無理よ～。イカだから～」とカテイカ様の声。「エアコンもいいけど、窓（まど）を開けて、すずしい風を入れてごらんなさい」と言われ、「え？　何、何？」とエンドゥ。「風よ」とカテイカ様が言いました。 【scene 02】 風を入れるために何かが足りない 「よーし。窓（まど）を開けたら、外のすずしい風がどんどん入って…」。ところが、「こなーい！」。それどころか、外の暑い空気がもわーっとせめてくるように入ってきます。「♪これじゃイカーん！　何がイカーん！　どうしてうまくイカないの？♪」。すると、「あらあら、風を上手に入れるには、大切な何かが足りないわ」とカテイカ様が言いました。「それは一体なあに？　わたしの一番弟子がお答えするわ」。現れたのは、建築研究所の西澤繁毅（にしざわ・しげき）さんです。「さあ、風博士。知られざる風の正体、見せておあげなさい」とカテイカ様。 【scene 03】 どうすれば風を入れられるか 西澤さんごじまんの装置（そうち）。実験用に作られた部屋です。どうすれば部屋の中に風を入れられるか、一目瞭然（いちもくりょうぜん）。そこで、Lesson１．「風の流れを見てみよう！」。まずは、一ヶ所だけ部屋の入り口を開けて風の流れを見てみます。風がどんなふうに流れているかは、窓（まど）の外から流しているけむりの動きでわかります。さあ、実験。窓を開けて風を入れます。ところが…？　けむりがあまり動きません。つまり、風がうまく入っていないということです。「部屋の中に風を入れるには、入り口だけではなく、出口もつくることが必要なんです」（西澤さん）。 【scene 04】 入り口と出口をつくる そこで、反対側のとびらを開けてみます。すると…。止まっていたけむりが動き出し、入り口の窓（まど）から出口へと流れていきます。入り口と出口、二つの窓を開けることで、部屋の中に風の流れが生まれるのです。では、部屋に窓が一つしかない場合は？　だいじょうぶ。家全体で考えてみてください。どこかに出口をつくってやれば、風は必ずそこに向かって流れていきます。 【scene 05】 窓の開け方の工夫 Lesson ２．「窓（まど）の開け方を工夫しよう！」。ここでクイズです。風が速く流れるのはどっちでしょう？　１．入り口を小さく開ける。２．出口を小さく開ける。正解は…。実験装置（そうち）でのけむりの動きに注目すると、１のほうが２よりも動きが速いことがわかります。つまり、正解は「入り口が小さい」でした。「水をやるときに、ホースをつぶすと水が勢いよく流れるよね。それと同じことなんだよ」（西澤さん）。そう、風の流れも同じ。入り口を小さくすることで、より速く流れるのです。「風を有効に使うことで、暑い夏もすずしく過ごすことができますよ」（西澤さん）。 【scene 06】 やっぱりエアコンが必要？ 「出口は大きく開けまして…と」。エンドゥが風の通る出口の窓（まど）を開けました。「あ～すずしい～」。すずしい風が入ってきます。でもしばらくすると、ギラギラとした太陽の日差しが窓から室内に…。「あれ？　暑い。前よりも…暑い！」とエンドゥ。「日差しは強いし、風はやんじゃったし、セミの鳴き声も暑苦しい～！　やっぱり夏にはエアコンがないと、イカ～ん！」。すると、またカテイカ様が現れました。「エアコンもすずしいけど、伝統的な夏の過ごし方をプラスすれば、さらにクール！」と言います。 【scene 07】 見た目もすずしく感じさせる工夫 「ここで、わたしの二番弟子の登場よ」とカテイカ様。現れたのは、京都のくらしの達人、秦（はた）めぐみさんです。古（いにしえ）の都、京都。古くから伝わるくらしの知恵（ちえ）が、今も受けつがれています。梅雨が明けると、京都では夏をむかえる準備が始まります。家じゅうのふすまや障子（しょうじ）をすべて取りかえるのです。窓辺（まどべ）には、夏の強い日差しをさえぎるために「すだれ」をかけます。すだれには細いすきまが作られているので、ちゃんと風が入ってきます。家じゅうがとてもすずしげになりました。風を通すだけでなく、見た目もすずしく感じさせる工夫です。 【scene 08】 自然を取り入れてすずしさをつくり出す 「打ち水」も、暑い夏にはとても効果的です。水が蒸発（じょうはつ）するときにまわりの空気を冷やすので、すずしくなります。こうして昔の人たちは、自然を上手に取り入れて、すずしさをつくり出してきたのです。「お庭にお水をまいたり、すずしげなしつらえを目で楽しんだりして、夏をしのいでいます。こんな夏の過ごし方もけっこう楽しいものなんですよ」（秦さん）。 【scene 09】 打ち水、すだれ、風鈴 「すだれで日差しもさえぎれ、見た目もすずし～い！」。窓（まど）にすだれをかけたエンドゥは大喜び。風鈴（ふうりん）の音もすずしげです。「体全部ですずしさを感じられて、イーカんじ！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　自然をうまくイカせば　暑い夏をすずしく楽しく過ごせるよ　エアコンと上手に組み合わせてみてね　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 10】 みんなのカテイカ 今日は、沖縄に住む６年生の藤井可菜美（ふじい・かなみ）さんです。沖縄本島よりさらに南にある竹富島（たけとみじま）。夏の日差しは強く、とても暑いところです。沖縄といえば、海。きれいな海で可菜美さんがさがしているのは、貝がらやサンゴ。南の島ならではの風鈴（ふうりん）を作るのです。海辺で見つけてきた貝がらに色をぬり、サンゴをひもでつるします。風がふくとサンゴとサンゴが当たってとてもすずしげな音色をひびかせます。家族みんながすずしく過ごせそうですね。イーカんじ！ 「竹富島の夏は暑いけど楽しい！」（可菜美さん）。次はあなたの家でも、カ・テ・イ・カ！

カテイカ

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イカにも「ご飯」は和食のきほん

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【ご飯をたく】和食の基本「ご飯」をたくエンドゥ。固い米がどのようにふっくらとしたご飯になるのか、吸水や加熱による変化を科学的に解明する。

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【scene 01】 炊飯器じゃなくてもご飯がたける？ 「おいしそうな野菜にお米がいっぱいとどいたぁ！」。じゃがいも、トウモロコシ、いんげん…。そしてお米。エンドゥのママが送ってくれたのです。大よろこびのエンドゥ、さっそくご飯をたこうとしますが、炊飯器（すいはんき）のふたを開けてびっくり。中のおかまがありません。「イカーん！」。すると、「あらあら。炊飯器じゃなくてもごはんはたけるのよ」とカテイカ様の声。「え？　ご飯って炊飯器じゃなくてもたけるの？」と聞くと、「そう。なべさえあれば、おいしいご飯がたけるのよ」とカテイカ様が言いました。 【scene 02】 水はお米の量の1.2倍 炊飯器（すいはんき）ではなくなべでご飯をたく場合は、お米に水と火さえあればOKです。「さあ、わたしの一番弟子の登場よ」。現れたのは、日本料理家の中村孝明（なかむら・こうめい）さん。なべでおいしいご飯をたく方法を教えてくれます。「水の量と火加減（ひかげん）がポイントです」（中村さん）。一つめのポイントは、水の量。お米の1.2倍の量の水が必要なのです。おいしいご飯をたくには、お米と水の分量（ぶんりょう）がポイント。1.2倍の量の水を入れ、「この状態で、必ず30分以上つけておいてね」（中村さん）。 【scene 03】 強火→中火→弱火 いよいよたいていきます。二つめのポイントは、火加減（ひかげん）。強火→中火→弱火の順に火加減を変えていくことが大切です。「最初は強火でふっとうさせます」（中村さん）。最初は強火。なべの中の水をふっとうさせます。やがて水がふっとうして、あわが上がってきます。なべからコトコト音が聞こえてきたら、中火にする合図。なべからふきこぼれないくらいの火加減にします。なべの中では、ふっとうした水が上下に行ったり来たりしています。これで、お米ひとつぶひとつぶが均等（きんとう）に水をすうことができます。 【scene 04】 なべの合図をのがさない こうしてお米が水をすうと、だんだんあわがなくなってきます。なべが静かになってきたら、弱火にする合図です。最後は弱火。ここまできたら、あとは待つだけです。なべからこうばしいかおりがしてきたら、火を消す合図です。「火をとめて、10分くらいむらしてください」（中村さん）。火を消したあと、ふたを開けてはいけません。なべでご飯をたくときは、合図をのがさないようにしましょう。さて、今日のご飯のできはどうでしょう。「最高！」（中村さん）。 【scene 05】 火をつける前、そして火をとめたあと さっそく、ご飯をたいてみるエンドゥ。なべにお米と水を入れ、ふたをします。ところが、「あー、おなかすいたなー。もう待てない。火、つけちゃえ！」。すぐ火をつけました。そして火を消すと…、「開けちゃえ！」。むらさずにふたを開けてしまいます。「おいしそう！　イカだきまーす！」。でも…、「えーっ？　ベッチャベチャ～。しかも中ゴリゴリ、かたーい！　イカーん！　♪これじゃイカーん！　何がイカーん！　どうしてうまくイカないの？♪」。すると、「火をつける前、そして火をとめたあと。この二つを大切にしないとおいしいご飯がたけないの」とカテイカ様が言います。 【scene 06】 お米にしっかり水をすわせる 「さあ、ここでわたしの二番弟子の登場よ」とカテイカ様。現れたのは、女子栄養大学教授の小西史子（こにし・ふみこ）さんです。ご飯をおいしくたくコツを教えてくれます。ご飯をふっくらおいしくたくコツ、その１。「ふっくらおいしいご飯をたくには、お米に水をしっかりすわせることが大切です」（小西さん）。エンドゥがたいたご飯の中がかたかったのは、なべに火をつける前にお米が十分水をすっていなかったからです。 【scene 07】 水にひたす時間は30分から１時間 ここで実験です。二つのビーカーの中に入っているのは、同じ量のお米。水にひたしているほうが、大きくなっているのがわかります。それは、お米が水をすっているから。火をつける前に水にひたして、米つぶの中心までしっかりと水をすわせることが大切。そうすると、おいしいご飯がたけるのです。水にひたす時間は30分から１時間が目安。それ以上ひたしても、お米がすう水の量はほとんど変わりません。 【scene 08】 たきあがったら10分から15分むらす ご飯をふっくらおいしくたくコツ、その２。「ご飯がたきあがったら火を消して、10分から15分、むらすことがとっても大切です」（小西さん）。火をとめたばかりの状態では、お米の表面に水分が多いのです。ここでむらすことで、水分が吸収（きゅうしゅう）されて、ベチャベチャしないご飯に仕上がります。とちゅうでふたを取らずに、10分～15分むらすのが大切です。「何度もたけば、自分好みの米と水のバランスがわかりますよ」（小西さん）。 【scene 09】 お米に水をすわせ、火加減、むらし ご飯がたきあがりました。「しっかりむらしたし、おいしいご飯、完成～！　イカだきまーす！」。エンドゥがさっそくご飯をいただきます。「うわぁ～～！　ふっくらあまくて、おいしー！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　おいしいご飯をたくコツは　お米に水をしっかりすわせ　火加減（ひかげん）チェックに　むらし　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 10】 みんなのカテイカ 今日は、お料理が大好きな小学６年生の高橋（たかはし）カレムさん。「今日は、フライパンを使ってパエリアを作ります」（カレムさん）。パエリアは、お米と野菜や肉、魚介（ぎょかい）類をいっしょにたきこむスペイン料理です。パエリアに使うお米は、水にひたしません。そうすると、材料やスープのうまみをお米がすって、おいしくなるのです。今日はうまくできるかな…。できあがったパエリア。お米がスープをしっかりすって、イーカんじ！　家族みんなで「いただきまーす！」。みんなの評判も上々です。「上手にできたよかった」（カレムさん）。次はキミの家でも、カ・テ・イ・カ！　

カテイカ

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きたない部屋はイカがなものか

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【そうじ】部屋をそうじすることにしたエンドゥ。きれいだと思っていたら実は汚れがいっぱい。道具や手順などを工夫し、汚れ方に応じたそうじを実践する。

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【scene 01】 かたづけただけではだめ 「やあ、みんな！　エンドゥだよ。今日はこれから友だちがやってくるんだ。だから、こうしてかたづけて…、ぼくのきれい好きなところ、うんとアピールしなきゃ」。部屋をかたづけたエンドゥ、「よーし、これでカンペキ！」。ところが、「カンペキ、じゃないわよ。かたづけただけじゃだめよ。きちんとそうじをしなきゃ」とカテイカ様の声です。「そ・う・じ？」とエンドゥ。 【scene 02】 ほこりをあまくみると… 「ほこりやよごれをとって清潔（せいけつ）にすることは大切なのよ」とカテイカ様。「ぼく、ほこりなんて、気にしませーん！」とダンスの練習を始めたエンドゥですが、まいあがったほこりに「ゲホゲホッ」とむせてしまいます。「イカーん！」。すると、「ほこりをあまくみると、おそろしいことになるわよ」とカテイカ様が言いました。 【scene 03】 部屋中にうかんでいるほこり 「ここで、わたしの一番弟子の登場よ」。現れたのは、日用品メーカーの研究員、野田幸男（のだ・ゆきお）さん。くらしにひそむほこりの正体を見せてくれます。「見えないからといってほこりを放っておくと、体をこわしてしまうかも知れませんよ」（野田さん）。一見、きれいに見える部屋。でもそこにはおそろしいものが…。特別な光で室内を照らすと、キラキラ光るものが空気中にうかんでいるのが見えます。実は、これがほこり。服をぬいだり着たりするだけで、ほこりはどんどん増えていきます。そして、ゆっくりと時間をかけてゆかに落ちていきます。 【scene 04】 ほこりの正体は？ ほこりを調べてみると、衣類から出る糸くずや、人のアカやフケ、食べカスなどいろいろなものが集まっています。でもそれだけではありません。ダニやカビも、ほこりを栄養にしてどんどん増えていきます。これらをたくさんすいこむと、アトピー性皮膚炎（ひふえん）やぜんそくなどをひきおこすこともあります。そんなこわいほこりがたまりやすい場所とは…？　ゆかに注目して見ると、人が動くたびにほこりも動き、だんだんすみのほうに集まっていきます。目のとどきにくい場所にたまるのです。そこでポイント。「こまめにそうじして、ほこりをためないことが大切です」（野田さん）。 【scene 05】 テーブルの上にもほこりが 「ウワーッ、こわいこわい！　おそうじしなきゃ！」。エンドゥがそうじ機でゆかのそうじを始めました。「すみっこもしっかりそうじしなきゃ」。テーブルの下もソファの下もそうじ機をかけます。「よし。ほこりさん、もういないよねー」。すると、「ここにいるわよ！」とカテイカ様。「まだまだテーブルにほこりが残ってるじゃない」と言います。テーブルの上を指でこすってみると、指先にほこりがたくさんつきました。「えーっ」とがっかりするエンドゥ。するとカテイカ様が、「こんなときは、とっておきの秘密（ひみつ）兵器があるのよ」と言いました。 【scene 06】 秘密兵器“ぞうきん” それは、“ぞうきん”。「ここで、わたしの二番弟子の登場よ」とカテイカ様。現れたのは、おそうじ界の“カリスマ”、新津春子（にいつ・はるこ）さん。ぞうきんの極意を教えてくれます。ポイントその１、しぼり方。両手でたてに持ち、手のこうが上になるようにひねりながらしぼる。ポイントその２、持ち方。自分の手のひらの大きさに合わせてたたみ、はしが重なったほうに親指をかけて持つ。こうすると、ぞうきんが安定します。ポイントその３、ふき方。大事なのは、ふき残しがないようにすること。テーブルならまずふちの部分をふき、それから左右に一直線に動かしながらふくと、全体がまんべんなくふけます。 【scene 07】 とっておきの技“しめりぶき” ここで、とっておきの技を教えてもらいます。「ほこりをとるのにわたしがおすすめするのは、“しめりぶき”です」（新津さん）。まず、ぞうきんの３分の１だけをぬらしてしぼります。そして、ぬらした面がかわいた面の内側になるようにたたみます。最後に、全体をしっかりしぼれば準備（じゅんび）OK。からぶきをすると、ほこりが空気中にまいあがってしまうことがあります。水ぶきだと水のあとが残ってしまいます。しめりぶきならほこりをしっかりキャッチしてくれ、ふきあともつきにくいというわけです。「まずは、ぞうきん一枚（まい）からおそうじに挑戦（ちょうせん）してみてね。きれいになったら楽しいよ」 【scene 08】 部屋もピカピカ、気持ちもピカピカ 「しめりぶき、ワーオ！」。エンドゥが、教わった通りにしめりぶきで家具をふいてみました。「うーん、部屋もピッカピカ！　気持ちもピッカピカ！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　そうじをすれば　心も体もスッキリ　毎日少しずつ！　今日からスタート！　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 09】 みんなのカテイカ 今回たずねたのは、お寺でくらす渡辺温之（わたなべ・はるゆき）くんとそのきょうだい。お寺は広いのでそうじも大変。だからきょうだいで分担（ぶんたん）して手伝っています。みんなでやればそうじも楽しくできます。温之くんは、住職（じゅうしょく）であるおじいちゃんからそうじについて教わっていることがあるそうです。「そうじっていうのは、ただまわりをそうじするんじゃなくて、心をキレイにする。ここに来た人が気持ちいい感じになれるように」（温之くん）。深ーい教えですね。次はあなたの家でも、カ・テ・イ・カ！

カテイカ

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これ買ってイーカ？

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【買い物】買い物をすることになったエンドゥ。値段や品質などさまざまな情報を集めて、目的に応じた商品の選び方や買い方を学ぶ。

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【scene 01】 また同じものを買ってきてしまった 「やあ、みんな！　エンドゥだよ。買い物って楽しいねぇ～。安かったから、いっぱい買ってきちゃったんだ。さっそく食べようっと。残りはこっちにしまっておこうね」。お菓子（かし）をたくさん買ってきたエンドゥ。一つだけ出して、残りは箱の中にしまっておこうとします。ところが、箱を開けてびっくり。「おんなじお菓子がまだこんなにあった～。まイッカ！」。すると、「ちゃんと考えずに買い物をするからそうなるのよ」とカテイカ様の声。「安～いとか、カワイイ～とか、そのときの気分だけで決めてはだめ。買い物は計画的にしなきゃ」とカテイカ様が言いました。 【scene 02】 買い物に行く前に計画を 「そもそも、あなたは今日、何を買いに行ったの？」とカテイカ様がたずねました。「あ！　筆箱がこわれちゃったんで、新しい筆箱を買いに行ったんだった～」とエンドゥ。「イカーん！」。すると、「買い物に行く前に、よーく考えて計画を立てることが大切なの」とカテイカ様が言いました。「ここで、わたしの一番弟子の登場よ」。現れたのは、経済（けいざい）ジャーナリストの荻原博子（おぎわら・ひろこ）さんです。まずは、その買い物が本当に必要かどうか、見てもらいます。 【scene 03】 本当に必要なものか確かめる 「それではエンドゥさん。その筆箱が本当に必要かどうか、三つの質問に○×で答えてね」と荻原さん。第１問、同じような筆箱を持っている？ 「うーん、持ってない。だから、×」とエンドゥ。第２問、こわれた筆箱は修理して使うことはできる？ 「完全にこわれちゃったから、×」。第３問、人から借りたりもらったりできる？ 「みんなが使うものだから、借りられないし、もらえない。だから、×」とエンドゥ。「全部×。本当に必要みたいね。買い物をする前に、それが自分にとって本当に必要なものか、ちゃんと考えて、確かめておくことがとっても大切なのよ」（荻原さん）。 【scene 04】 予算・大きさ・デザインを事前に考える 「なるほど！　さっそく買いに行こうっと」とエンドゥ。すると、「ちょっとちょっと、ストップ！　一番弟子、教えておあげなさい」とカテイカ様がとめました。そこで、「次のポイントは、自分にとってどんな筆箱が必要なのか、買う前にちゃんと考えておくことよ」と荻原さんが言います。「まずは予算。次に、大きさや、どんなデザインのものがほしいのか、事前に考えておくことが大切なの」と荻原さん。「予算は、1300円以内。大きさは、ペン５本とはさみが入る。色は、青くてカッコイイ！」とエンドゥ。「こうやって事前に考えておくことが、本当にほしいものを手に入れる近道なのよ」（荻原さん）。 【scene 05】 簡単に選ばない 「わかった。もうバッチリ！　さあ、買い物、買い物！」。文房具（ぶんぼうぐ）屋さんにやってきたエンドゥ、筆箱コーナーを見つけました。「いろんな種類がいっぱ～い！」。候補（こうほ）に挙げたのは五つ。「なやむなぁ…。でもこれがカッコイイし、直感で選べ！　まイッカ！」と青い筆箱を選びます。すると、「そんなに簡単（かんたん）に選んじゃダメよ！」と荻原さんが現れました。「お店に来る前に、どんな筆箱がいいかちゃんと考えてきたでしょ」と言われ、「あっ、さっき書いた！」とエンドゥは思い出しました。そう、今回の買い物の条件は、1300円以内、ペン５本とはさみが入る、青くてカッコイイ、この三つです。 【scene 06】 実際に確かめる 「その筆箱、条件に合ってるの？」と聞かれ、筆箱をよく見たエンドゥはびっくり。「1944円！　イカーん！　予算オーバー！」。そこで、ほかの筆箱をじっくり比べてみます。次の条件は、ペン５本とはさみが入るかどうか。エンドゥが試してみると、小さくて入らない筆箱がありました。残りの三つにはちゃんと入りますが、一つは「青い」という条件には当てはまらないので、残ったのは二つ。手に取ってみて選ぶエンドゥ。まよった末に、明るい青の筆箱を選びました。「今日からこの筆箱が、ぼくの新しいパートナー！」と喜ぶエンドゥ。「買い物をするときには実際に確かめることが大切なのね」（荻原さん）。 【scene 07】 いろいろな『マーク』も参考に 「ほかにも、買い物をするときに参考になるのが、これ！　ここを見て」と荻原さんが商品についている何かのマークを指差しました。『エコマーク』です。これは、環境（かんきょう）への負担（ふたん）が少ない商品についています。ノートなどについている『再生紙使用マーク』や『グリーンマーク』は、古紙や再生紙を原料に使っていることを示しています。また、安全性や性能が検査に合格した商品には『JISマーク』などもついているので、よく見てみましょう。「まよったときは、参考にしま～す！」とエンドゥ。「ほかにも、安全性やじょうぶさなど、いろいろな角度から商品を比べて買い物することが大切です」 【scene 08】 いい買い物しちゃった～！ エンドゥがうれしそうに買い物から帰ってきました。「じゃじゃーん！」。青くてカッコイイ筆箱を手にしています。「いい買い物しちゃった～！　これで勉強、がんばるぞ！」。うれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　じょうずに買い物するには計画が大切！　きちんと考えて　いいものゲット！　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 09】 みんなのカテイカ 今回たずねたのは、小学５年生の西田皐（にしだ・こう）さん。「弟がもうすぐ誕生（たんじょう）日なので、弟のものを買いにいきます」。やってきたのは、雑貨屋さん。予算は500円。「弟は青が好きだから、青の2Bのえんぴつがいいかな」。青いえんぴつを１ダース買おうとしたのですが…。「ちょっと予算が足りない」。えんぴつ１ダースは、720円でした。そこで選んだのは、青いシャープペンとえんぴつ１本、380円でした。そして誕生日当日。「お誕生日おめでとう！」。皐さんは弟にプレゼントをわたしました。「使いやすい！」と喜ぶ弟。喜んでもらえてよかった！　次はあなたの家でも、カ・テ・イ・カ！　

カテイカ

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冬の寒さをイカんせん

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【衣服の着方】寒い冬が苦手なエンドゥ。暖かく過ごすために、衣服の形や布の種類の特徴を調べ、重ね着などの効果的な着方を工夫する。

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【scene 01】 寒いときは“重ね着”？ 「やあ、みんな…エンドゥだよ…。ウウ…。外は雪だ。きれい…。でも、寒っ！　これじゃ冷凍（れいとう）イカになるじゃなイカ！」。寒いのでストーブをつけるエンドゥ。「エアコンもつけて、と。温度を上げるぞー！」。エアコンもつけてリモコンの設定温度をどんどん上げていきます。でも、なかなかあたたまりません。「いつになったらあったまるんだよ～！　もぉー！」。すると、「だめよ、リモコンに八つ当たりしちゃ」とカテイカ様の声。「そういうときは、“重ね着”よ」とカテイカ様が言いました。 【scene 02】 服を何枚も重ねて着る 「重ね着というのは、服を何枚（まい）も重ねて着ることなの。さあ、重ねて重ねて」とカテイカ様。「何枚も重ねるの？　なんかモコモコしちゃうし、いっぱい着たらカッコ悪いじゃ～ん！」と言うエンドゥが、「あ！」と思いついて、セーターを持ってきました。「イェーイ！　やわらかくてあったかそう！　これ一枚あればだいじょうぶ！」。エンドゥは下着も着ないでいきなりセーターを着ました。でも、「あー、だめだめだめ！　チクチクするし、あんまりあたたかくないよ。イカーん！」。すると、「上手に重ね着しないと、かぜをひいて、ダンスもおどれなくなるわよ」とカテイカ様が言いました。 【scene 03】 あたたかく着るポイントは“空気” 「ここで、わたしの一番弟子の登場よ」。現れたのは、横浜国立大学教授の薩本弥生（さつもと・やよい）さんです。「衣服をあたたかく着るポイントは、“空気”にあるんです」と薩本さん。わたしたちがふだん着ている服をよく見ると、繊維（せんい）と繊維のあいだには、すきまがいっぱいあります。このすきまにあるのが、空気。この空気が体温によってあたためられることで、わたしたちは「あたたかい」と感じるのです。重ね着をすると、服と服のあいだに空気の層（そう）ができるので、よりあたたかく保たれるというわけです。 【scene 04】 重ね着の効果を実験 重ね着は本当に効果があるのか、実験してみます。衣服を２枚（まい）重ねたときと、３枚重ねたときで、どれくらいあたたかさがちがうか…。室温15℃で実験です。衣服の中の温度を計ってみると、３枚着たときは29.1℃、２枚着たときは27.9℃。３枚着たほうが１℃以上高い結果になりました。たった１枚多く着るだけで、あたたかさがこんなにも変わってくるのです。でも、ただたくさん着ればいいというわけではありません。「効果的に重ね着するには、着る順番が大切です」（薩本さん）。 【scene 05】 着る順番が大切 まずは下着。あせやよごれを吸収（きゅうしゅう）してくれる大事な１枚（まい）です。２枚目はシャツやブラウス。１枚目よりもゆったりしたものを選んで、空気の層（そう）を作ります。３枚目はカーディガンやセーター。ウールやフリースなどふんわりとした繊維（せんい）の服は、空気をたっぷりふくんでいるので重ね着するとさらに保温効果が高まります。いちばん外側に着るのはコートやジャケット。冷たい空気や風から身を守ってくれます。重ね着は、ぬいだり着たりすることで暑さや寒さをかんたんに調節できます。「衣服の特徴（とくちょう）を考えて、上手に重ね着してね！」（薩本さん）。 【scene 06】 首や足首が寒かった… 「重ね着、すごーい！」。さっそく重ね着をしてみたエンドゥは、あたたかさに大満足。「これでもう寒くなーい！　外に出ても、もうだいじょうぶ！　行ってきま～す！」と出ていきました。ところが…。「ヒイ～！　ブルブル～」。すぐにもどってきました。首のあたりや足首のあたりがスーッとして寒く感じたようです。すると、「上手に重ね着しているけど、大事なところがもう一歩なのよね」とカテイカ様の声。「ここで、わたしの二番弟子の登場よ」。現れたのは、カリスマモデルの前田典子（まえだ・のりこ）さん。寒さをおしゃれに乗り切る知恵（ちえ）を教えてもらいます。 【scene 07】 三つの“首”をあたためる 「首、手首、そして足首。この三つの“首”をおおうと、あたたかさがアップするんです」と前田さん。まずは首。首には太い血管が通っていて、そこから熱がにげやすい。だから体をあたたかく保つためには、首をあたためることがとても大事なのです。そこで実験。マフラーなしとマフラーあり、どのくらいちがいがあるのか？　温度を色で表すサーモグラフィーで見てみると、マフラーをするだけで、首はもちろん肩（かた）から胸（むね）のあたりまであたたかく保たれているのがわかります。「マフラーのまき方を変えてみたり、ネックウォーマーをつけるのも楽しいわよ」（前田さん）。（静止画） 【scene 08】 あたためながらおしゃれも楽しもう 続いて手首。そでが長めのもの、そして、冷たい空気が入ってこないようにそで口がしまっているものを選びましょう。たけが長めの手ぶくろや、手首だけをあたためるものも効果的。そして足首。厚手の靴下（くつした）などでしっかり足首をカバー。色や柄（がら）を工夫すれば、おしゃれのアクセントにもなります。「おしゃれを楽しみながら、寒さから体を守る工夫をしてね！」（前田さん）。 【scene 09】 三つの“首”をしっかりカバー 「首よし！　手首よし！　足首よし！　これならどこでも、レッツダンシング！」。三つの“首”をしっかりカバーしてうれしくなったエンドゥが、“イーカんじダンス”をおどります。「♪イーカも！？　イーカも！？　かなりイーカも！？　きのうのぼくよりイーカんじかも！？　未知なる体験　くらしに発見　あしたにイカせる　知恵（ちえ）と工夫　重ね着で空気の層（そう）を作っちゃおう！　さ・ら・に！　三つの“首”をあたためて　寒い冬もポッカポカ～！　これがカテイカ　知ればセカイが　変わるかも！？」。 【scene 10】 みんなのカテイカ 今回たずねたのは、小学５年生の小椋明日香（おぐら・あすか）さん。明日香さんがくらす長野県南木曽町（なぎそまち）は、標高が高く、真冬にはマイナス10℃にもなることもあるそうです。明日香さんが冬になると必ず着るのが、リュックをせおうように着る“ねこ”。この地域（ちいき）の伝統的な防寒着です。生地には綿が入っていて、きびしい寒さをやわらげてくれます。“ねこ”は、大人から子どもまで、地域のみんなに愛されています。小さいころから着続け、今のが３着目という明日香さん。「冬じゃないぐらいあたたかい！」。心も体もあたたまりそうですね。次はあなたの家でも、カ・テ・イ・カ！　

カテイカ

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みそしる

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【みそ汁の作り方】主人公はイカ。キレキレのイカダンスで、みそ汁作りのポイントを伝授する。

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【scene 01】 家庭科の神“カテイカさま” 「やあ、みんな！　えんどぅだよ。今日は、外国から来るお友だちに、おみそしるをごちそうしてあげようと思ってるんだ。日本人のソウルフード、お・み・そ・し・る！」。ところが、「ガーン！　作り方、知らなかった～！」。でもえんどぅは、インスタントみそしるを見つけました。「インスタントかぁ…。ま、イッカ！」。そのとき、ソファーにあった大きなイカの人形が光りだしました。『まったく、しょうがないわねぇ。わたしは家庭科の神、“カテイカさま”。あなたにくらしを豊かにする力を授けてあげるわ。それっ、イカになれ！』。カテイカさまが、えんどぅに向けてビームを発射（はっしゃ）しました。 【scene 02】 すばらしい日本の伝統料理 「ええーーっ？！」。気がつくと、えんどぅは大きなイカになっていました。カテイカさまが話しかけます。「あなた、おみそしるを作りたいんでしょ？　おみそしるは、日本がほこる伝統料理。昔の人の知恵（ちえ）と工夫がいっぱいつまっているの。決してむずかしくないから、挑戦（ちょうせん）してごらんなさい！」。それを聞いて、「よーし、作るぞ！」とはりきるえんどぅ。お湯をわかし、「お湯にみそをといていけば、おみそしるになるはず…」と作り始めました。「できた！　さーて、お味はイカがなものかな？」。一口飲んだえんどぅは、「なんかちがう！　なんか足りない！」とさけびました。「これは、イカーん！」。 【scene 03】 かんじんなのは「だし」 すると、カテイカさまが言いました。「おみそしるを、みくびらないで。かんじんなものが入っていないじゃない。和食の要（かなめ）となる『だし』よ。料理の味を深め、おいしくする力があるの」。だしは、こんぶ、かつおぶし、ほししいたけ、鳥がらやあさりなど、いろいろな食材からとれます。「初めて挑戦（ちょうせん）するあなたには、『煮干（にぼ）し』がおすすめよ。イワシなどを煮てから干したもので、おいしさがぎゅっとつまっているの」。 【scene 04】 おいしいだしのとり方 「さあ、ここでわたしの一番弟子の登場よ！」。現れたのは、料理家の中村孝明（なかむら・こうめい）さんです。どうやって煮干（にぼ）しからだしをとるのか教えてくれます。まずは、煮干しの下ごしらえ。苦味がでる頭とはらわたを取りのぞき、残った部分をだしに使うのです。「さらに、３つか４つにちぎってしばらく水につけておくの。これが、煮干しのおいしさをいっそう引き出すコツなのよ」とカテイカさま。次に、なべを火にかけて、水かふっとうしたら中火にして５分ほど煮ます。煮干しのおいしさのもと、『イノシン酸』がどんどんとけだし、だしのいいかおりがしたら、完成です。「煮干しとみそしるは、相性バツグン！」（中村さん）。 【scene 05】 材料は大きさをそろえて切る 「うわぁー、おだしの風味がビシビシ伝わってきて、イイカんじ！」と喜ぶえんどぅ。「次は材料の準備よ。均等に火が通るように、大きさをそろえて切ってちょうだい」とカテイカさまが言います。だしの中に火が通りにくいものから入れ、煮（に）ます。「材料が煮えたら、いよいよ真打ち、『みそ』の出番よ」。みそは、とけやすいように少量のだしでといてから入れるのがコツです。「あとは、しっかり煮こめば…」と、えんどぅは強火にしてしまいました。「おおっ、グツグツ煮たってておいしそう。できた！」。火をとめて、深く息をすいこみ、「みそのいいかおりがむねいっぱいに広がって……こない！　これは、イカーん！」。 【scene 06】 おみそしるのかおりの秘密 「あーあ、やっちゃったわね。おみそしるのかおりのカギをにぎっているのは、なべからわき上がる、この湯気！　さあ、ここでわたしの二番弟子の登場よ！」とカテイカさま。現れたのは、みそメーカーの研究員、北川学（きたがわ・まなぶ）さんです。みそのかおりの秘密（ひみつ）を教えてくれるといいます。さあ、実験開始！　ある装置（そうち）を使って、煮（に）たたせたおみそしるから出てくる湯気を試験管に集めます。試験管を氷で冷やすと、液体になりました。ただの水に見えますが…、かおりをかぐと、「みそのよいかおりがします」と北川さん。そう、この液体は、おみそしるのかおりの正体なのです。 【scene 07】 グラグラ煮るとかおりが減ってしまう！ 液体に火を近づけてみると、あっという間に青いほのおが！　おみそしるのかおりの成分は、アルコールなど、熱を加えると蒸発（じょうはつ）しやすいものでした。「だから、おみそしるをグラグラ煮（に）たたせると、みそのいいかおりがどんどん減ってしまうというわけ」とカテイカさまが言います。「そうかぁ。みそを入れたあとは、“ふっとうしたらすぐ”火を止めればよかったんだね！」とえんどぅ。「できた～！　イカだきまーす！」。さっそくおみそしるをいただくと…、「うーん、いいかおり。うわぁ、このおみそしる、イカーす！」。 【scene 08】 『神のみぞしる　おみそしる』 「♪おみそれしました　おみそしる　おいしくするには　みそだけじゃなく　だしが大事　煮干（にぼ）しの中にはイノシン酸　うまみがたくさん　みその風味をいかすには　煮たたせないのが超（ちょう）かんじん　深い味わい　知恵（ちえ）と工夫がつまってる　おみそしる！」。 【scene 09】 カテイカさまが行く 今回たずねたのは、小学５年生の溝田尋（みぞた・ひろ）くん。初めてのおみそしる作りに挑戦（ちょうせん）です。今日のメインは、妹が好きなミョウガ。尋くんの家でだしに使っているのは、かつおぶし。「かつおぶしの場合は、水がふっとうしてから入れるのがポイントよ」（カテイカさま）。だしが出たら、ざるでこします。尋くんは、みそを入れる前に火を弱め、煮（に）たたせないようにしています。ミョウガは風味を生かすため、みそのあとに入れます。仕上げは家族みんなが大好きな卵（たまご）。そして、家族みんなで「いただきまーす！」。尋くん、なかなかやりますね。「ちょっと自信はついたかな」（尋くん）。次は、あなたの家でも、カテイカ！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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壊れた魚を動かせ

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海の世界のスクラッチ・ワールドに異常が発生！魚のプログラムが壊れ、動きが止まってしまった。プログラミングで世界を直すのだ！

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【】 オープニング ここはスクラッチ・ワールドです。アメリカ・マサチューセッツ工科大学が作った初心者向けのプログラミング言語「スクラッチ」でできています。しかし、最近、プログラムの不調が発生しています。この危機（きき）をすくおうとレスキュー隊が結成されました。天才プログラマーのラム、弟プログに、新人のジェイソンが加わりました 【scene 01】 壊（こわ）れた魚を動かせ レスキュー隊のSOSランプがつき、モニターに海の世界がうつし出されました。しかし、黄色い魚の動きが止まっています。プログラムがこわれているようです。新人隊員のジェイソンには、スクラッチ・ワールドに入って、プログラムを直接さわってなおすことができます。ジェイソンの出動です。 【scene 02】 魚を３歩動かす 魚を見ると、プログラムが消えています。画面の左にあるキャラクターに対しての命令を右のスペースで組み立てることでプログラミングをすることができます。まず、「３歩動かす」命令をおき、その上に緑の旗（はた）をつけて、旗のマークを押すと、命令が実行されます。実行すると、３歩分の距離（きょり）だけ進んで止まりました。後ろをおよいでいるイカのようにずっと動かすにはどうしたらいいのでしょうか。 【scene 03】 魚をずっと動かす イカのプログラムを見ると、「ずっと」という命令があります。これは中に入っているプログラムをずっと、くり返します。この中に「３歩動かす」「もし端（はし）についたら跳（は）ね返る」の命令を入れると、ずっと進むはずです。魚のプログラムでまねをすると、ずっと動きましたが、はね返ったときに、魚の上下がひっくり返ってしまいます。「回転方法を左右のみにする」をプログラムに入れることでで、うまくいきました。でも、魚の口が開いたままで、少し変です。ジェイソンが、魚をいきいきとさせることにしました。 【scene 04】 ジェイソンをプログラミング（順次） ジェイソンにプログラミングしてみます。「右足を一歩だす」「左足を一歩だす」「両手をふり下ろす」「右足を一歩だす」「左足を一歩だす」「ヤーとさけぶ」を実行すると、ジェイソンは何をしたいのかよくわからない動きをしました。「両手をふり下ろす」を一番最後にもってくると、ジェイソンはスイカ割りの動きをしました。次に、「左かかとを下げ、右かかとを上げる」「右足に体重をのせる」「左足を後ろにすべらす」「右かかとを下げ、左かかとを上げる」「左足に体重をのせる」「右足を後ろにすべらす」をなんども実行したら、ムーンウォークのような動きになりました。 【scene 05】 魚をアニメーションさせる 魚をいきいきとさせることにしたジェイソンが作ったのは、目を大きく書き足した魚で、ちょっと違（ちが）いました。魚のプログラムを見ると、「コスチューム」に口をとじた魚の絵がありました。「次のコスチュームにする」命令を使い、キャラクターの絵を切りかえて、アニメーションさせます。口がとじたり、ひらいたり、いきいきとした魚ができました。SOSランプも決めました。プログがおいわいにヤドカリを書き足してあげました。しかし、ジェイソンが書き足したのは人面魚でした。SOSランプが再びついてしまいました。 【scene 06】 スクラッチャーの紹介 今日紹介するのは、小学一年生のスクラッチネームnoycoくん。大好きな「小惑星探査機（しょうわくせいたんさき）はやぶさ」の物語をアニメーションにしました、セリフは英語です。「たくさんの人に見せたいので英語で書いています。英語をがんばれば、スクラッチの世界で人気になれると思って、力がでます」君もスクラッチを楽しもう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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スクラッチを始めよう

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プログラミングを始めよう。番組のホームページからＭＩＴのスクラッチサイトに行き、番組のスクラッチを改造したり、一からプログラミングをしたりできる。

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【】 オープニング オープニング 【】 scene 01 プログラミング教育はなぜ必要？ ラムが初めての人向けのプログラミング教室の準備をしていると、ジェイソンが「普通の人がなぜプログラミングを勉強しなければいけないのか？」と聞きます。ラムは、「携帯（けいたい）電話や、自動はん売機、ゲーム…いろいろなものがプログラミングされてできていて、パソコンさえあればこうした物が作れる。また、ものごとを組み合わせたり、順序（じゅんじょ）立てたりして、考えることもできるようになる。」と答えます。そんな時、作りかけのままほったらかしにされているスクラッチ・ワールドからＳＯＳが来ます。ちょっとやってやめてしまう、そんな人をへらすために、ラムは入門から教えることにしました。 【】 scene 02 スクラッチの始めかた まずは、番組のホームページです。ここでは、放送した番組をすべて見られるほか、プログラミングもできます。「番組のスクラッチ」をおすと、さまざまなスクラッチ・ワールドがでてきます。そこから、魚の世界の「スクラッチサイトで、このワールドを見る・改造（かいぞう）する」をクリックすると、アメリカ・マサチューセッツ工科大学が作って運営しているスクラッチサイトにあるプロジェクトページに行きます。ここで、「中を見る」を押すと魚の世界を改造することができます。プロジェクトページにもどって、「リミックス」の横にある「すべてを見る」をおすと、さまざまな人が作った改造作品を見ることができます。魚をあやつって泡をさけるゲームや、人面魚がたくさんでてくる世界などがあります。一からプログラミングを始めたい時は「作る」をおします。 【】 scene 03 ジェイソンをプログラミング（フィードバック制御（せいぎょ）） 何もプログラミングされていないジェイソンの手のひらにほうきを逆さに立てると、たおれてしまいます。「ずっと」「ほうきのかたむいた方向に手を動かす」のプログラムを実行します。すると、ジェイソンは手のひらを動かして、ほうきがたおれないようにできます。すると、電動式立ち乗り二輪車に乗ったジェイソンがでてきます。それがバランスを取ったり、動いたりするさまは、ジェイソンがバランスを取るほうきとそっくりです。 【】 scene 04 プログラミングのしかた スクラッチのプログラミングの画面は、ネコが動く「ステージ」や、「背景」「キャラクター」「命令」などのスペースがあります。命令は“動き”や“見た目”“音”などにグループ分けされています。右半分をしめる大きなスペースに命令を置いてプログラミングしていきます。まず、“イベント”から「旗（はた）がクリックされた時」を持ってきます。画面の旗ボタンをおすと、この命令の下につながっている命令が行われます。「10歩動かす」をつけて旗をおすと、スクラッチの世界での10歩分動きます。ジェイソンがいいかげんにプログラムを組み始めます。上から順に読んでいくと、「100歩動かす」「2秒待つ」「ずっと、15度回す」です。ためしてみると、このように動きます。プログラムはこのように命令を組み合わせて作っていくものなのです。作ったプログラムをとっておくには、ユーザー登録（とうろく）をしなければなりません。”join scratch”とあるボタンをおして、保護者の人といっしょに登録しましょう。すると、ジェイソンがいじって、画面を英語にしてしまい困っています。スクラッチはいろいろな国の言葉でできるので、地球のマークをおして、そこから「日本語」を選んでもどしましょう。 【】 scene 05 スクラッチャーの紹介 小学５年生のyumikorinさんが作ったのは、オリジナルキャラが登場する、ストーリーのあるゲーム。王さまが森に忘れた鍵（かぎ）をプリンちゃんが取りもどしに行きます。「自分の思い通りに絵が動いてくれるととても達成感があって、実際（じっさい）にできないことをスクラッチで挑戦（ちょうせん）することが楽しいです。」君もプログラミングをしてみよう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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おかしな踊りを直せ

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舞台で星が踊る世界のスクラッチ・ワールドに異常が発生！星の踊りが変になってしまった。プログラミングで世界を直すのだ！

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【】 scene　01　おかしな踊（おど）りを直せ ジェイソンが得意のムーンウォークをして、ムーンウォークを解説（かいせつ）しているとSOSランプがつき、モニターに「キラキラ星劇場（げきじょう）」の世界がうつし出されました。星が踊っていますが、動きも音楽も何か変です。。プログラムがこわれているようです。ジェイソンの出動です。スクラッチ・ワールドに行って、プログラムを直します。 【】 scene　02　音楽を作る・つける まずは音楽を直します。プログラムを見てみると、「６０の音符（おんぷ）を１拍（はく）鳴（な）らす」という命令があります。スクラッチでは、ドレミファソラシドを数で表しているのです。メロディの中のミをラにすると、音楽がなおりました。スクラッチでは、自分で作った音楽をつけることもできます。プログが作曲し、メロディといっしょに鳴らすと音楽がかっこよくなりました。でも、星の動きがはやすぎて音楽にあっていません。 【】 scene　03　動きのタイミングを音楽に合わせる 星のプログラミを見ると、音楽に関係（かんけい）なく、どんどん絵を切りかえてアニメーションしていることがわかりました。プログラムに「何拍休む」を入れると、動きが音楽に合いました。でも、まだものたりません。ジェイソンがもっと踊（おど）りを派手（はで）にすることにしました。 【】 scene　04　ジェイソンをプログラミング（反復） ジェイソンにプログラミングしてみます。「右手を下ろす」「２秒　待（ま）つ」「右手を上げる」「こちら（→）に一歩動く」を実行すると、水の入ったビンを持ったジェイソンがコップに水をそそぎます。さらに、プログラムを「ずっと」の中にいれます。すると、ずらっと並（なら）んだコップにジェイソンが次々に水を入れはじめます。次は、「線を１５センチ引く」「紙を１４４度回す」という命令を実行します。ジェイソンは紙に線を引き、紙を１４４度回しました。これを「５回くり返す」に入れると、ジェイソンは星を描きました。 【】 scene　05　「画像効果」を使って、動きをつける 踊（おど）りを派手（はで）にしようとしたジェイソンは、「色の効果を変える」で星の色を変えました。次に「魚眼レンズの効果を変える」を使うと、星がふくらんで止まらなくなりました。「画像効果をなくす」と「一拍（はく）休むを入れると、星がふくらんだりちぢんだり、踊っているようになりました。プログが仲間を書くと、ジェイソンは宇宙人には「魚眼レンズ」、星には「色を変える」、女の子には「渦巻き」の効果をつけて、ライトと観客の動きもつけました。大成功でSOSランプも消えましたが、ジェイソンも入ってムーンウォークをはじめると、SOSランプがまたついてしまいました。 【】 scene　06　スクラッチャーの紹介 今日紹介するのは、小学五年生のスクラッチネーム246kyokoさん。ふたごの弟のために「国語」や「算数」の勉強に役立つゲームを作りました。「そろそろ本当のゲームも作ってあげたいとおもっていて、もっとすごいゲームを作れるようになったらいいなと思っています」君もスクラッチを楽しもう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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文房具でシューティングゲームを作れ

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文房具のゲームの世界に異常が発生！えんぴつや消しゴムを使って、シューティング・ゲームを作るのだ！

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【scene 01】 文房具でシューティングゲームを作れ ジェイソンがシューティングゲームをしていると、ラムが「これからはゲームは自分で作る時代よ」といいます。その時、SOSランプがつきます。モニターには三角定規と消しゴムが映ります。消しゴムが三角定規から逃げるというゲームですが、消しゴムは動かず。三角定規に当たって壊れてしまいます。ジェイソンの出動です。スクラッチ・ワールドに行って、消しゴムを助けます。 【scene 02】 消しゴムを自由に動かすには ジェイソン、消しゴムを力いっぱい押しますが、動きません。プログラムで直さないといけません。プログラムを見ます。消しゴムを自由に動かすには「あるキーが押されたとき」を使います。これで左向き矢印を選ぶと、左向き矢印を押したとき、どうするかを命令できます。では、消しゴムを左に動かすにはどうしたらいいでしょうか？ 【scene 03】 座標（ざひょう）を使う スクラッチの世界には、座標（ざひょう）という大事な考えかたがあります。横をX軸（じく）。たてをY軸といって、真ん中がともに０で（X、Y）＝（０、０）と表します。左に行くとXが増えて、右に行くと減ります。上に行くとYが増えて、下に行くと増えます。プログラムを組んでやってみると、消しゴムをあやつって、三角定規をよけることができましたが、ずっとよけつづけることはできません。逆に三角定規をやっつけることにしました。ジェイソンがプログラミングをします。 【scene 04】 ジェイソンをプログラミング　分岐（ぶんき） ジェイソンにプログラミングしてみます。座っているジェイソンのわきには、机があり、机の上には、表に午前、裏に午後と書かれた板があります。前にかかっている時計が１２時をさすと、ジェイソンが机の上においてある板をひっくりかえます。午前が午後になりました。ジェイソンに与えられたプログラムは、「ずっと、もし、時計が１２時を指したなら、板をひっくり返す」というものでした。時計をあやつって、時間を戻すとジェイソンが板をひっくり返して、午前にします。進めると午後にします。戻すと午前にします。進めると午後にします。 【scene 05】 消しゴムからえんぴつを発射する ジェイソンが作ったプログラムはとつぜん、三角定規がこわれるというものでした。これでは、この世界にあったプログラムとはいえません。えんぴつを発射して三角定規を壊すことにしました。ジェイソンが作ったプログラムは、スペースキーを押すと、えんぴつが消しゴムのところに行き、画面の橋にふれるまで、Y座標を増やしていき、触れたら消えるというものでした。あとは、えんぴつが当たったときに三角定規をこわすことができれば、完成です。 【scene 06】 えんぴつが当たった時、三角定規をこわす 当たったらこわれるプログラムは、消しゴムを参考にすることにします。「音をならす」「かくす」でこわれます。これを「もし、触れたなら」の命令の中にいれていました。これを三角定規でまねをして、「もし、えんぽつにふれたなら、音を鳴らして、消す」というプログラムを作りました。試してみると、大成功！三角定規をこわして、SOSランプも消えましたが、またもやジェイソンが世界にいたずら。文房具を集めて恐竜にしてしまいました。口からは大量のピンがはきだされて、消しゴムをこわしてしまいました。 【scene 07】 スクラッチャーの紹介 今日紹介するのは、中学一年生のスクラッチネームkkkoooさん。大好きなロールプレイングゲームを作りました。広い地図に、２０以上の敵、スクラッチ仲間のちえもかりながら、自分の考えた世界を作りました。かっこいい魔法も使えます。ゲームは少しずつ改良していて、最新作をもうすぐ公開予定です。「次は、仲間を作ったり、船を作ったりしていきたい。いずれは、パソコンに映すのではなくて、メガネをかけて体感するようなものにしたい」君もスクラッチを楽しもう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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カワイイアニマルを喜ばせよう！

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「かわいい！」と呼びかけると喜ぶカワイイアニマルが反応しなくなってしまった。音声認識の拡張機能を使って「かわいい！」と話しかけると喜ぶプログラミングをしよう。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 カワイイアニマルが「かわいい」に反応しなくなった？ 「かわいいわ～」。「かわいいねぇ～」。ラムとプログがタブレットを見ています。「二人とも、いったい何を見てるんですか？」とジェイソン。「いま大人気の“カワイイアニマル”の動画よ」とラム。モニターにカワイイアニマルをうつしました。「『かわいい』って言われると大喜びするの。見ててね」ラムが「かわいい～！」と言います。でもカワイイアニマルは動きません。「Why!? 全然喜ばないじゃないですか」とジェイソン。そこへ、スクラッチワールドからのSOSです。「カワイイアニマルが『かわいい』って声に反応しなくなっちゃったわね」とラム。「ジェイソンが喜ばせに行きます！」。ジェイソンの出動です。 【scene 02】 「かわいい」という声を聞くためのプログラム ジェイソンが画面の中にやってきました。「Hi! カワイイアニマルさん。かわいい！」。カワイイアニマルをなでながら言いますが、反応がありません。「Why!? やっぱり反応してくれません！」。「おかしいわねぇ…。ジェイソン、プログラムを見てみて」とラムが言います。「ラジャー！」。ジェイソンがプログラムを開きました。「ここ、ここ！　『かわいい』って声を聞くためのプログラムよ」とラムが見つけました。プログが読み上げます。「『このスプライトがおされたとき』、『音声認識開始』、『もし音声が“かわいい”なら』、『喜ぶ』。これならうまくいきそうだけど、どこがおかしいのかなぁ？」。 【scene 03】 言葉を認識して文字にする「音声認識」 「この『音声認識』って何ですか？」とジェイソン。「音声認識は、人がしゃべる言葉をコンピューターが認識して文字にする機能なの」とラムが説明します。「声で指示をしてプログラムを動かすことができるってことですね！」。すると、「ジェイソン、拡張機能を開いてみて」とラム。拡張機能を開いたジェイソンが、「見たことのない拡張機能がいっぱいあります！」と言いました。「これはスクラッチを改造した『ストレッチスリー』よ。スクラッチを使う人たちが、自分で作った音声認識などの拡張機能を使えるようにしたものなの」とラム。「スクラッチを改造したんですか？　すごい！」とジェイソンはびっくり。 【scene 04】 拡張機能「スピーチ トゥー スクラッチ」 「カワイイアニマルが声を聞くために使われている拡張機能は、『スピーチ トゥー スクラッチ』よ」とラムが教えます。「『音声認識開始』は、声を聞き始める指示だね」とプログ。「でもね、このプログラムだとカワイイアニマルは反応できないの」とラムが言います。「どうして反応できないんですか？」。「『音声認識開始』の下に、『もし音声が“かわいい”なら』ってあるでしょ？　つまり、認識を始めたその瞬間（しゅんかん）に聞こえた声が『かわいい』かどうか判断してるの」とラム。「え？　認識を始めた瞬間に『かわいい』って言わなきゃいけないの？　ちょっとくらい待ってほしいなぁ」とプログもびっくり。 【scene 05】 「10秒待つ」のブロックを追加すると するとジェイソンが「Aha! ちょっと待ってもらえばいいんですね？」と言って、『音声認識開始』の次に、『10秒待つ』のブロックを置きました。「これでどうですか？」。「あ、『10秒待つ』を追加したんだね。これならのんびり言ってもだいじょうぶそうだね」とプログ。ジェイソンがカワイイアニマルに話しかけます。「かわいい～！」。すると少ししてから、カワイイアニマルがうれしそうな顔を見せました。「Yes! カワイイアニマルが喜びましたよ！」。でも、「あれ？　なんか変な間（ま）があったよ」とプログ。「すぐ喜んでくれなきゃ、かわいくな～い！」とラムも言います。「Why!?」とこまってしまうジェイソン。 【scene 06】 ジェイソンはココにいる 今回は、センサー付きエスカレーター。人がいないときは止まっているエスカレーター。入口のゲートにセンサーがあります。まず、『人が通ったとき』。『タイマーを０にする』。そして、『もし、モーターが止まっているなら』。『モーターを動かす』。人がセンサーの前を通ると…エスカレーターが動き出しました。その人がおりてもエスカレーターはまだ動き続けています。また人がやってきました。もう一度、『人が通ったとき』。『タイマーを０にする』。その人がおりたあと、『タイマーが２分30秒より大きいとき』。『モーターを止める』。こうして、無人になったエスカレーターは止まります。 【scene 07】 「声が聞こえるまで待つ」ようにするには 「『かわいい』って言ったらすぐ喜ぶようにするにはどうしたらいいのかなぁ？」とプログ。するとラムが、「『10秒待つ』じゃなくて、『声が聞こえるまで待つ』のようにすればいいのよ」と言いました。「なるほど。『かわいい』って言われるのを待つプログラムってことだね」。「ジェイソン、『演算』のところに『○○＝○○』というブロックがあるでしょ。その左側の空欄（くうらん）に『音声』って入れて。右側には何も入れなくていいの。このブロックが、『音声が何も入力されていない』状態を表しているのよ」とラム。「音声が何もない、つまり何も聞こえていないってことだね」とプログ。 【scene 08】 「音声が何もない」「ではない」とは？ 「それじゃ、このブロックを使って、『声が聞こえるまで待つ』というプログラムを作っていくわよ！」とラム。「できました！」とジェイソン。プログがチェックします。『音声が何もない』『ではない』？　声が聞こえていない、ではないってことは…声が聞こえる。あっ、だから『声が聞こえるまで待つ』ってことか。これで試してみよう！」。ジェイソンがブロックをならべかえます。みんなで「かわいい～！」と言うと、すぐにカワイイアニマルが笑顔になりました。「やったぁ！　カワイイアニマルが喜んだよ！」とプログ。「やったわね、ジェイソン！」とラム。すると、スクラッチワールドからのSOSランプが消えました。 【scene 09】 しゃべるカワイイアニマルにしてみた！ 「カワイイアニマルが返事してくれるようにプログラムを書きかえてみたよ」とプログが言います。「かわいい！」と声をかけると、“Yay! I’m so happy!”（イェイ！　とってもうれしい！）とカワイイアニマルが答えました。「英語でお返事したわ！」。「拡張機能の『音声合成』と『翻訳（ほんやく）』を使ったんだ」とプログ。「ジェイソンは人工知能の生成AIシステムを使って、しゃべるカワイイアニマルにしましたよ！」とジェイソン。カワイイアニマルが話し始めますが…。「『カワイイ』という言葉は、哲学（てつがく）的な観点から見るといくつかの問題があります。第一に…」。しゃべりだしたら止まらなくなって…。 【scene 10】 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、“karintoumanjyu（かりんとうまんじゅう）”さんの作品。おじいちゃん、おばあちゃんが楽しく運動できるアプリです。画面に現れる雨粒（あまつぶ）に手をのばすと…、色が変わりました。雨粒が人の動きに反応する値をプログラムが調整して、ちょうどいいむずかしさにしたのだそうです。「いろんな世代のいろんな人に楽しんでもらうゲームやアプリを作ってみたい」とkaritoumanjyuさん。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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スーパージェイソンマンに変身させよう！

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悪の大怪獣「ワルーイ」を、「スーパーヒーロー」ジェイソンがやっつける！AI（画像認識機能）を使い、「変身！」のポーズをとった瞬間全身がコスチュームにつつまれる！

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【】 オープニンング オープニンングタイトル 【scene 01】 スクラッチワールドに悪の大怪獣が！ 「スーパージェイソンマン、へーんしん！」。ジェイソンがポーズをとっています。「ジェイソン、何してるの？」。「スーパーヒーローに変身して悪の大怪獣（かいじゅう）と戦いたいんです！」。「かっこいいじゃない！」とラム。「いやいや、怪獣なんているわけ…」とプログが言いかけたところへ、スクラッチワールドからのSOSです。モニターを見ると、「悪の大怪獣『ワルーイ』よ！」。「スクラッチワールドが破壊（はかい）されていくよ～！」。ラムもプログもびっくり。「ヒーローがにげちゃったのよ。コスチュームが捨てられてるわ」。「まかせて下さい。ジェイソンが悪の大怪獣と戦ってきます！」。ジェイソンの出動です。 【scene 02】 画像認識を使ってヒーローに変身 ジェイソンがスクラッチワールドにやってきました。「カモン！　悪の大怪獣（かいじゅう）ワルーイ！」。怪獣に立ち向かおうとします。すると、「ちょっと待って、ジェイソン！」とラム。「そこに落ちてるヒーローのコスチュームに変身するのはどうかしら？　画像認識機能を使うの！」と言います。「画像認識って何ですか？」。「画像認識っていうのは、カメラに何が映っているのかをコンピューターが認識する機能よ。パソコンに付いているカメラを使ってやってみましょ！」とラム。「ジェイソン、拡張機能の中にある『ポーズネット トゥー スクラッチ』を選んでみて」 【scene 03】 目、鼻、肩などの位置を座標で示す機能 すると、「あれ？　背景がスクラッチワールドからここの映像に代わったよ」とプログ。「画像認識をするために、パソコンのカメラに映っている映像が背景になるの。この拡張機能は、カメラに映った画像の中から人の目や鼻、肩（かた）などの位置をコンピューターが認識して、座標で示してくれるのよ」とラムが説明します。「すごい機能です！」とジェイソン。「ジェイソン、鼻のx座標、鼻のy座標のブロックを使って、顔にマスクを装着するプログラムを作っちゃいましょ！」とラム。「Aha!」。ジェイソンがブロックを並べてプログラミングしました。 【scene 04】 マスクの中心が顔の真ん中にあるように 「えーと、『ずっと』、『x座標を鼻のx座標、y座標を鼻のy座標にする』。マスクの座標を鼻の座標に合わせて、マスクの中心がずっと顔の真ん中にあるようにプログラミングしたんだね」とプログ。「これでうまくいくか、実際に試してみましょ」とラム。ジェイソンがもどってきました。体を動かしてモニターのジェイソンを見てみると…。「やったわね、ジェイソン！　マスクがちゃんと顔に合わせて合成されてるわよ！」。ところが、「Why!? 変身ポーズで変身しなきゃ、スーパーヒーローじゃない！」とジェイソンは言います。「こだわり、強すぎじゃない？」とラム。「うーん…」。プログも頭をかかえます。 【scene 05】 ジェイソンはココにいる 今回は、3Dプリンター。パソコンのモニターに、これからプリンターで作る作品が表示されています。パソコンの『プリントがおされたとき』。『押出（おしだし）機を初期位置に移動する』。『層を１にする』。そして『行を１にする』。第一層第一行のプリントの準備ができました。『押し出しを始める』。『押出機のx座標を行のx座標に、y座標を行のy座標にする』。『行を１増やす』。第二行です。『行の数（かず）回くりかえす』。第一層のデータをプリントしていきます。『押し出しをやめる』。『押出機のz座標を１増やす』。そして、『層を１増やす』。第二層に移ります。『層の数回くりかえす』。これをくりかえしていくと、3D作品の出来上がり。 【scene 06】 拡張機能「エムエル トゥー スクラッチ」 「ポーズで変身するにはどうすればいいかなぁ」と考えるプログ。するとラムが、「変身ポーズをコンピューターに学習させればいいのよ。ジェイソン、拡張機能の『エムエル トゥー スクラッチ』を選んで」と言いました。「ラジャー！」。「『ラベル１を学習する』ってブロックがあるでしょ？　このブロックをおすと、そのときカメラに映っているものに『ラベル１』っていうラベルを付けてコンピューターに学習させるの」とラム。「I see! てことは、変身ポーズをしてるときに『ラベル１を学習する』のブロックをおせば、コンピューターが変身ポーズを学習してくれるってことですね！」。 【scene 07】 ①姿勢を変えながら20回くらいブロックをおす 「それじゃジェイソン、『ラベル１を受け取ったとき』を使って、ポーズで変身するプログラムを作りましょ」。ジェイソンがブロックを並べかえます。「できました！」。「ほかのコスチュームのプログラムも作っちゃいましょ」。「OKです！」。ジェイソンがどんどんブロックを並べていきます。「できました！　コスチュームの向きも調整しましたよ！」。「あとは、変身ポーズを学習させればOKよ。ジェイソンはこっちにもどってきて」とラム。「OKです！」。ジェイソンがもどってきました。「ポーズを学習させるときのポイントがあるの。まずは、少しずつ姿勢を変えながら20回くらいブロックをおすこと」とラム。 【scene 08】 ②何もしていない状態も学習させる 「へーんしん！」。ジェイソンがポーズをとります。「ほら、ここ。ブロックをおすたびに数が増えていくでしょ？　これで何回学習したかわかるのよ」とラム。『ラベル１の枚数』の数が増えていきます。「でも、どうして20回も学習させるの？」とプログ。「向きや角度が少しずつちがうポーズをくりかえし学習させて、全部同じポーズとして認識させるためよ」とラムが説明しました。「なるほど～」。「二つめのポイントは、何もしていない状態も、ラベル２として学習させること」とラム。「変身ポーズかどうかを見分けるには、変身ポーズじゃない状態も学習させておくといいんだね」とプログ。 【scene 09】 最強になったジェイソンは… 「それじゃ、ジェイソン。スーパージェイソンマンに変身して、悪の大怪獣（かいじゅう）ワルーイをやっつけましょ！」とラム。「まかせて下さい！　スーパージェイソンマン、変身！」。ジェイソンにヒーローのコスチュームがセットされました。「ジェイソン、ワルーイをやっつけて！」。「いけ、いけ～！」。「カモン！」。ジェイソンが剣（けん）で切りつけ、見事にワルーイをたおしました！ 「やったぁ！　ワルーイをやっつけたよ！」とプログ。ところが、「ハッハッハ…。このスクラッチワールドではジェイソンが最強です！」。力を手にしたジェイソンが暴走し始めました。「これじゃ大怪獣ジェイソンじゃな～い！」。 【scene 10】 『Why!? プログラミング』のホームページへ！ 『Why!? プログラミング』のホームページにいらっしゃい！　その中にある「ワイワイプログラミング」は、みんなのスクラッチ作品を投稿（とうこう）できます。たとえば、“yuchan12257”さんの作品『ミジンコ観察』。これは、ミジンコがえさを食べてどんどん大きくなる作品です。おもしろいね！　みんなもすてきな作品を投稿して下さい。待ってます！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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奇跡のチョウを直せ【算数】対応

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スクラッチを使ったプログラミングでさまざまな正多角形を描こう（小学校・算数5年生に対応）

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 scene 01 奇跡（きせき）のチョウを直せ 「すごく珍しいチョウが現（あらわ）れたんですって！？」と、網（あみ）を持って登場するジェイソン。でも、それはジェイソンのはやとちり。この世界ではなく、スクラッチワールドだけにいるチョウのことでした。なんと、正方形や正三角形、正五角形など、あらゆる「正多角形」を描（か）いて飛ぶというのです。正多角形とは、どの辺の長さも、どの角の大きさも同じ「形」のこと。噂（うわさ）をしているところに、そのチョウからＳＯＳが届きます。見ると、「正多角形」を描くはずが、ただの「線」しか描けていません。さぁ、ジェイソンの出番です。スクラッチ・ワールドに行って、チョウが再び「形」を描いて飛べるように直してあげよう！ 【】 scene 02 “ペン”を使って正多角形を描く。 チョウのプログラムを見ると、“ペン”という機能（きのう）を使って正多角形を描いていることが分かります。「ペンを下ろす」と線が描けるようになり、「ペンを上げる」をすると描けなくなります。「そのペンを動かして、回転させる。」これを繰り返すことで正多角形が出来上がっていきます。まずは、正方形にチャレンジ。「１５０歩動かす。」「９０度回す。」この２つの命令を４回くり返せば、辺の長さが１５０の正方形が描けると気が付きます。さらに、「〇回くり返す」という命令を使うアイデアを思いつきます。これは、同じ命令を繰り返して使うときに便利な命令です。ジェイソンは、その「〇回くり返す」という命令を使って、チョウに正三角形や、正六角形など、いろんな正多角形を描かせることに成功します。そこへ、ラムから問題が出されます。「正多角形の“辺の数”と、チョウを“回す角度”の間にあるルールとは？」正方形→辺の数「４」、回す角度「９０」、正三角形→辺の数「３」、回す角度「１２０」、正六角形→辺の数「６」、回す角度「６０」。このルールが分かれば、正五角形でも、正百角形でも、どんな正多角形でも描けるようになると言うのです。「ヒントは掛け算よ。」そう言われて、ジェイソンは気が付いたようです。 【】 scene 03 ジェイソンはココにいる（冷蔵庫 編） 身近にあるモノやシステムのプログラミングを紹介（しょうかい）するコーナー。今回は冷蔵庫（れいぞうこ）を取り上げます。開けっ放しを知らせてくれるアラーム（音）は、どうやって鳴らされているのでしょうか。冷蔵庫のプログラムに変身したジェイソンが教えてくれます。タイマー（ストップウォッチのようなもの）を見つめるジェイソン。決められた時間を過ぎると「開いてますよ」と叫び、それ以外のときは、タイマーを「０」にし続けています。※冷蔵庫のプログラムの１つの例です 【】 scene 04ラムから出された問題 「正多角形の“辺の数”と、チョウを“回す角度”の間にあるルールとは？」『正方形　→辺の数「４」、回す角度「９０」』『正三角形→辺の数「３」、回す角度「１２０」』『正六角形→辺の数「６」、回す角度「６０」』そのルールとは、かけ算すると必ず「３６０」になるということ。気が付いたジェイソンは見事に正五角形を描いてみせます。それで調子（ちょうし）にのったジェイソン。ラムも驚くほどの、すごい正多角形を描いてしまいます。その名は「シェルピンスキーギャスケット」ピラミッドのような複雑な正多角形でした。 【】 scene 05 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、スクラッチネーム“ｙｓｋ１１０８くん”の作品「１００％ペン美術館」その名の通り、ペン機能（きのう）だけを使って描いたアート作品です。同じ形を動かしながら、少しづつずらして使っていて、それが、キレイでふしぎな模様（もよう）になっていきます。線の色も変わるようにプログラムしているから、いくつものカラフルな“ペンアート”が見られます。実はそのアイデアは、スクラッチをする友だちから貰ったアドバイスがきっかけで生まれたんだって！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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スーパーロボット・ワンだふぉーを直せ【理科】対応

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省エネを考えながら、光センサーを使ってLEDをつけたり消したりしてみよう

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 scene 01 ワンだふぉーを直せ 手回し発電で発電をしているジェイソンは節約が大好き。そんなときに、マックスから「スーパーロボット ワンだふぉー」が送られてきます。頭にすごそうな基板（きばん）がのっているわりには、目についた明かりが光っているだけです。部屋が明るいのに光っているのはもったいないというジェイソン。すると、SOSのランプがつき、モニターには、ワンだふぉーの頭の中の世界がでてきました。こわれているようなので、直しにでかけます。 【】 scene 02 ワンだふぉーの目の明かりの仕組み 「節約したいのに明かりが消えなくなってしまった」とマックスがいっています。これがSOSの理由です。基板（きばん）のプログラムを見ると“明かりをつける”という命令があります。これは、元からある命令ではなく、自分で作った、「定義（ていぎ）」したものです。くわしく見ると、音量を100％にすることになっています。明かりをつけるという命令を実行すると、パソコンが出している音のボリュームを100％にするようです。パソコンのヘッドフォン端子（たんし）とワンだふぉーはコードでつながっていて、パソコンからワンだふぉーに音を送って、その大きさで目の明かりを決めているようです。ジェイソンがプログラミングすると、矢印キーをおした時に、明かりがついたり消えたりするようにできました。 【】 scene 03 明かりをプログラムでつけたり消したりする いちいちキーをおさなくても自動的についたり消したりさせることはできないでしょうか？プログがなやんでいると窓（まど）の明るさが明るくなったり暗くなったりします。どうも、基板（きばん）についている光センサーによって、窓の明るさが変わっているようです。よく見ると、2本目のケーブルがワンだふぉーからパソコンのマイク端子（たんし）につながっています。これで光センサーが感じた明るさの情報を音にして、パソコンに送っているようです。プログラムを見ると、「外の世界の明るさ」という変数が100のときは明るい、0のときは暗いということになっています。これを使えば外の明るさによって、明かりが自動的についたり消えたりするプログラムができそうです。 【】 scene 04 ジェイソンはココにいる（信号機） 命令に従って、赤ランプや青ランプをつけたり消したりしているジェイソン。今回は信号機の中にジェイソンがいます。信号機の中でもプログラムは動いています。 【】 scene 05部屋が暗いと明かりをつけ、明るいと消す ワンだふぉーの頭についている光センサーに手をかざすと明かりがつき、てをどけると消えるようにできました。中を見ると、“もし、外の世界の明るさが50より大きいなら、明かりを消す。でなければ、明かりを消す。”となっていました。自動的についたり消えたりする町中の明かりもきっと、このようにプログラミングされているのかもしれません。すると、プログとラムの部屋がだんだん暗くなってきました。ジェイソンのいたずらで、ジェイソンがいなくなってしばらくすると、明かりが消えていくようにこちらもプログラミングされてしまったようです。 【】 scene 06 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、スクラッチネーム　kotaro（こうたろう）0609君。小学5年生の作品「簡易（かんい）的エンジンシミュレーター」。大好きな車のエンジンの仕組みをアニメーションにしました。ロータリーエンジンやV型エンジン、全部で4種類のエンジンの仕組みが見られます。kotaro君の将来（しょうらい）の夢（ゆめ）は車のデザイナー。このプログラムは夢への第一歩です。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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うさぎとかめのCMを作れ【国語】対応

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昔話の「うさぎとかめ」のフェアがスクラッチの本屋で開かれているがまったく売れていない。プログラミングでCMを作り、「うさぎとかめ」の魅力を伝えるのだ！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 scene01　スクラッチワールドからSOS スクラッチワールドの本屋で、昔話の「うさぎとかめ」のフェアが開かれています。売れるのかしら…？と、プログとラムが気にしています。そこへ、スクラッチワールドからSOSが届きます。見ると、山積みになった「うさぎとかめ」…。ほとんど売れていないようです。CM（コマーシャル）と書かれたボタンをクリックしてみると、かんたんなイラストと、＜うさぎとかめおもしろい＞とだけ書かれたCMが流れます。これではダメです。読んでみたい気にさせられません。さぁ、ジェイソンの出番です。スクラッチワールドに行って、「うさぎとかめ」を読みたくなるおもしろいCMを作りましょう！ 【】 scene02　うさぎとかめのCMを作れ さっそくジェイソンが１つ、CMをつくってみます。それは、＜色の効果を変える＞というプログラムを使ったものです。しかし、SOSのサインは消えません。もっとおもしろいCMを作らなければならないようです。どうしたらいいの？というジェイソンにラムがアドバイスします。「CMづくりのコツは、おもしろさを見る人の心に残るように伝えなくてはならない」「そのためには、キャッチコピー（おもしろさを伝える短い文章）を使ったらいい」。そこで３人は改めて、「うさぎとかめ」がどんな話だったかを確認します。①うさぎは、かめの足がおそいことを ばかにしていた②かけっこをしてみると、やっぱりうさぎが速かった③でも、うさぎは油断（ゆだん）して居眠り（いねむり）をしてしまう④けっきょく、勝ったのはまじめに歩き続けたかめだった３人は、自分がおもしろいとおもったポイントをテーマにしてそれぞれCMを作ってみることにしました。 【】 scene03　ジェイソンはココにいる 身近にあるモノの中にあるプログラムを紹介（しょうかい）するコーナー。今回は、変数の値を１増やす、というプログラム“インクリメント”です。リモコンの＋ボタンを押すと、ジェイソンが数を１増やします。お風呂の湯沸かし器の温度設定も同様です。また、万歩計の中にもこの命令は入っています。 【】 scene04　うさぎとかめのCMを発表しよう プログ、ラム、ジェイソン。３人がそれぞれ考えた「うさぎとかめ」のCMを発表します。まずはプログ。目をつけたのはカメの才能です。たしかにうさぎには走る才能があったけれど、あきらめずにゴールを目指したかめにも、努力する才能があったと感じました。そこで考えたのが「才能VS才能」というキャッチコピー。プログはキャッチコピーやテロップ（文字）を、スクラッチを使って動かしました。中でも、くるくるとテロップを回転させるための計算にみんなが感心します。次はラムの番です。ラムが思いついたキャッチコピーは「油断大敵（ゆだんたいてき）」です。ボタンをおしてみると、うさぎの顔にパソコンを見ているプログの顔が写しだされました、あなたもうさぎのように油断することがあるかもしれない。というメッセージを込めたのです。最後はジェイソンです。ジェイソンは、「カメは居眠りしていたうさぎをなぜ起こさなかったのか？」ということをテーマにしました。CMの中で、ジェイソンは寝ているうさぎを起こします。すると…目覚めたウサギが猛ダッシュ。逆転でかめを負かしてしまいます。物語の結末を変えたらダメ！と、プログとラムが悲鳴をあげます。 【】 scene05　スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、スクラッチネーム”mm1402くん”の「迷惑電話撃退（めいわくでんわげきたい）アプリ」。迷惑電話がかかってきたときに、雷やドアのチャイム音など様々な効果音を流して、嫌な電話を切りやすくしています。じつはこれ、実際にお母さんが迷惑電話に困っているのを見て、人に役立つ作品を、と思って作った作品なのだそうです。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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スクラッチ動物園を救え【図工】対応

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ふしぎな動物がたくさんいるはずのスクラッチ動物園にネコが一匹しかいなくなってしまった。実際に描いたり、プログラミングして、動物を増やすのだ！

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【】 オープニング オープニング 【】 scene 01 スクラッチ動物園を救（すく）え ジェイソンがこの前に見たと言う動物の絵を描（えが）いてラムとプログに見せますが、とても変な生き物です。すると、「スクラッチ動物園」からＳＯＳが来ます。見てみると、ふしぎな動物がたくさんいるはずなのに、ネコが一匹しかいません。逃げてしまったようです。ジェイソンの出番です。スクラッチ・ワールドに行って、動物を増やします。 【】 scene 02 　スクラッチで絵を描（えが）きプログラミングする。 スクラッチの絵を描（えが）く画面で、絵を描いていきます。道具のようなボタンがならんだ所から「筆」を選んで線を描き、「バケツ」を使って中をぬります。できあがったのは星のもようがついたゾウです。これにプログラミングをして、小さなゾウがゆっくりと歩き、端（はし）についたらはね返るようにします。かわいいゾウができたので、もっと増やしてあげることにします。 【】 scene 03 ジェイソンに学べ（２進法） 片手を使っていくつまで数を数えられるでしょうか？ふつうにやると５でっしょうか？ジェイソンの数え方を見てみます。小指を１、薬指を２、中指を４、人指し指を８、親指を１６、として組み合わせていくと、３１まで数えることができます。では、両手を使えばいくつまで数を数えられるでしょうか？答えはウェブページで。 【scene 04】 みんなのふしぎな動物発表 ３人が考えた動物を発表します。ラムは、黒いトラです。絵を描（えが）く画面で、「消しゴム」を使って、黒い部分をけずっていくと、プログラムで色が変わるカラフルな下絵がでてきて、輝くもようを持った黒いトラになります。プログは、自分で紙に描いたリンゴと馬、鳥と魚をかけあわせた絵を取り込んで、それを動かしました。ジェイソンは、ねん土で作った動物の写真を少しづつ動かしながらたくさんとり、それを切りかえて、コマ撮りアニメーションで動く動物を作りました。ジェイソンが「変身！」とさけぶと、その動物が最初にジェイソンが絵を描いていた変な生き物に変身して何かをはき出し始めてしまいました。 【】 scene 05 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、プログラミングが得意なスクラッチネーム　legonosuke（レゴノスケ）君と、絵が得意なyutarooo（ユウタロウ）君の作品。自分たちで作った「おやじギャグ」のカードがたくさん見られます。二人は、将来（しょうらい）はもっとすごいものを作りたいと思っています。「２人の得意なものをいかして、ドラマとかをつくってみたいです」。君も「スラッチ動物園」を作ろう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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自分だけの楽器をつくれ【音楽】対応

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スクラッチで、いろいろな音楽を作ることができる”楽器”のスクラッチ・ワールドがこわれてしまった。プログラミングでなおし、自分だけの楽器を作るのだ！

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【】 オープニング オープニング 【】 scene 01 自分だけの楽器をつくれ ラムが「かえるの合唱」を鍵盤ハーモニカでひいています。来週のスクラッチ音楽祭に３人で参加するのですが、ジェイソンは楽器が苦手です。プログがスクラッチを使えばこんな音楽が作れるよと教えてあげるとジェイソンがやる気を出します。すると、オリジナル楽器のスクラッチワールドからＳＯＳが来ます。スクラッチの機能を使って、いろいろな音楽を奏（かな）でるようできるのですが、鍵盤（けんばん）がなくなっています。ジェイソンの出番です。スクラッチ・ワールドに行って、楽器をなおします。 【scene 02】 鍵盤（けんばん）を作って音を鳴らす 「ミ」の鍵盤（けんばん）が欠けている所に「ド」の鍵盤をコピーして、置きますが、「ド」の音しかでません。プログラムを変えます。「６０の音符を鳴らす」の60を押すと、鍵盤がでてきて、そこで「ミ」をおすと数字が64に変わります。また、「楽器を１にする」の１をおすと、楽器をピアノから木管ギターやチェロに変えることができます。さらに、スクラッチで用意された音だけではなく、他の音を持ってきたり、録音したりもできます。いろいろ録音して、「かえるの合唱」に使うことにします。 【】 scene 03 ジェイソンをプログラミング（エンコード・デコード） 9×9の白いマス目を黒くぬって描（えが）かれた絵を、ジェイソンが読みます。左上から連続する白のマスの数を細長い紙に書いた後に、連続する黒のマスの数を書いていきます。最後の右下まで行くと、絵は数字がならんだ紙に変わりました。今度は、その数字がならんだ紙を、別のジェイソンが読み取り、空白の９×９のマス目をぬりつぶしていきます。読んだ数だけ白のままにし、次に読んだ数だけ黒くぬっていきます。すると、数字のならんだ紙が、元の絵に変わりました。 【】 scene 04 みんなで作った楽器で演奏（えんそう）する みんなが集めた音をジェイソンが楽器にプログラミングしました。プログは、ペットボトルをたたいたり、こすったりした音。ラムは、ボウルに水を入れてたたいてゆらした音などを録音（ろくおん）しました。ジェイソンは「ホワイ」「ア～ハ～」という自分の声を録音しました。ジェイソンがこのスクラッチで作った楽器を鳴らし、ラムは鍵盤（けんばん）ハーモニカ、プログはペットボトルにビーズをつめたものを振って、みんなで「かえるの合唱」を演奏しました。うまくいきましたが、最後にジェイソンが今まで出てきたいろいろなキャラクターを読んで音痴なオーケストラを始めてしまいました。 【】 scene 05 　スクラッチャーの紹介 今回紹介するのは、小学６年生のスクラッチネームFGT48No001さん。ＮＨＫのホームページでやっている「Why（ホワイ）大喜利（おおぎり）」への投稿作品です。家族のにがお絵を選んで鍵盤（けんばん）をたたくと、家族の声で「ド」や「レ」などの音が出ます。「みんなの声で演奏（えんそう）できるのがめっちゃ楽しいし、妹たちにやってもらって楽しいと言ってもらえるとうれしい。今度は妹たちに楽しんでもらえるゲームを作りたい」。君もスクラッチで自分だけの楽器をつくろう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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キラキラフィッシュの仲間を増やそう！

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スクラッチ水族館にいるキラキラフィッシュがさびしそう。仲間を増やすにはどうすればいい？みんなで仲間を集めよう。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 キラキラフィッシュを元気にしよう 「ねぇねぇ、二人とも知ってる？」とラム。「今とっても話題だよね！」とプログ。「えーっ、何ですか？　ジェイソンにも教えて下さい！」とジェイソンが言いました。「なんとね、全身がダイヤモンドのようにかがやく“キラキラフィッシュ”がスクラッチ水族館で見られるんだって！」とラム。「ジェイソンも見てみたい！」。そこへ、スクラッチワールドからのSOSです。モニターにうつしだされたのは、キラキラフィッシュ。でも、「あれ？　キラキラしてない」。「うん。元気がないねぇ」。すると、「まかせて下さい！　ジェイソンが行って、キラキラフィッシュを元気にしてあげますよ！」。ジェイソンの出動です。 【scene 02】 キラキラするにはレインボーマンボウが必要 「キラキラフィッシュさん！　元気を出すにはダンスがいちばん。いっしょにおどりましょう！」とジェイソン。でも…。「Why!? なんでいっしょにおどってくれないんですか！？」。すると、「ジェイソン、そういうときは中を見てみて」とラムからアドバイス。「OKです！」。キラキラフィッシュのプログラムを見ると、『ずっと』、『もしレインボーマンボウがいるなら』、『コスチュームをキラキラにする』、『でなければ』、『コスチュームをしょんぼりにする』となっていました。キラキラするにはレインボーマンボウが必要（ひつよう）なのです。「スプライトにレインボーマンボウがかくされてないか見て」とラム。「OKです！」。でも、何もいません。 【scene 03】 レインボーマンボウのファイルを基地に送る すると今度は、「おーい、ジェイソ～ン！」とプログが画面にあらわれました。「レインボーマンボウをさがしにスクラッチオーシャンに来てみたよ」。そして…、「あ、いたいた。この魚がレインボーマンボウだよ」とプログ。「ワーオ！　にじ色に光りかがやいてとてもきれいです！」と感動するジェイソン。すると、「ちょっと二人とも、早くレインボーマンボウをつれてきてちょうだい！」とラムが言います。「じゃあ、レインボーマンボウのファイルを基地（きち）に送るよ、ジェイソン」。「OKです！ “ファイル”っていうのを、基地でジェイソンが受け取ればいいんですね？」。ジェイソンはもどっていきました。 【scene 04】 ファイルを書き出して“みんなのフォルダ”にドロップ 「じゃあ、レインボーマンボウのスプライトを“長押（お）し”して、『書き出し』をおすと…」。プログがファイルを書き出しました。「このファイルをドラッグして、“みんなのフォルダ”にドロップ！」すると、基地（きち）で待っていたジェイソンの上からファイルが落ちてきました。「Why!? でかいメモ帳みたいなのがプログからとどきましたよ！」とびっくりするジェイソン。「それがレインボーマンボウのスプライトのファイルよ。スクラッチワールドでこのファイルを読みこめばいいのよ」とラムが言います。「そういうことなら、もう一度スクラッチワールドに行ってきます！」。 【scene 05】 スプライトをアップロードしてファイルを開くと… スクラッチワールドのジェイソンにラムがつたえます。「まず、スプライトマークにカーソルを合わせて、いちばん上の『スプライトをアップロード』をおして。『アップロード』というのは、「読みこませる」ということね」。すると、“みんなのフォルダ”が出てきました。「レインボーマンボウのファイルがありました！」とジェイソン。あとは、このファイルを選択（せんたく）して『開く』をおせば…。「Yes! レインボーマンボウが、水槽（すいそう）の中に入ってきました！　キラキラフィッシュ、お友だちといっしょに水槽で元気になりました！」。するとSOSランプが消えました。「やったわね、ジェイソン！」。 【scene 06】 ジェイソンはココにいる 今回は、電気炊飯器（すいはんき）。まず、『ヒーターのスイッチを入れる』。炊飯スイッチをおします。お米が水をすい始めます。『温度が60℃より高くなるまで待つ』。温度が上がり始めました。『もし温度が60℃よりひくければ、ヒーターのスイッチを入れる』。『でなければ、ヒーターのスイッチを切る』。これをくりかえして…。いよいよ炊（た）きあげです。『ヒーターのスイッチを入れる』。『温度が120℃より高くなるまで待つ』。『ヒーターのスイッチを切る』。『20分待つ』。炊きあがったごはんをむらします。そして、『ごはんが炊けましたと言う』。「ピー！　ピー！　ピー！」。炊きあがりました。 【scene 07】 スクラッチ水族館をもっとにぎやかに 「“みんなのフォルダ”に、スクラッチオーシャンで出会ったおもしろい生き物をほかにもとどけたよ」とプログ。「いいわね。スクラッチ水族館をもっとにぎやかにしてあげましょ！」とラム。「まかせて下さい！　スプライトをアップロードする…。おぉ、たくさんファイルがあります！」。ジェイソンがファイルを次々に読みこんでいくと、いろいろな生き物があらわれました。「楽しそうな水槽（すいそう）になったねぇ。この水槽、スクラッチオーシャンのなかまたちにも見せてあげたいなぁ」とプログ。「それはいいアイデアね！　それじゃジェイソン、このプロジェクトを保存（ほぞん）してくれる？」とラム。「ラジャー！」。 【scene 08】 プロジェクトのファイルを保存する 画面左上の『ファイル』をおして、『コンピューターに保存（ほぞん）する』をおすと…。プロジェクト全体のファイルができました。「このファイルを友だちに送ればいろんな人たちと同じ水族館を楽しむことができるね！」とプログ。「もっともっとこの水族館をもりあげたい！」とはりきるジェイソン。ところが…。「えぇっ？　何そのファイル！」。あるファイルを開くと、ジェイソンの顔の人面魚がどんどん大きくなります。「一気に成長（せいちょう）する人面魚です！」とジェイソン。「せっかく楽しそうな水槽（すいそう）になったのに～」とラムはがっくり。「プロジェクトのファイル、保存しておいてよかった～」とプログが言いました。 【scene 09】 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、 “グッドマンTV”さんの、紅葉（こうよう）を3Dで表現（ひょうげん）した作品です。マウスで操作（そうさ）すると、いろいろな向きから見られます。「旅行に行って実際（じっさい）にモミジを見たので、モミジの落ち方を少しゆっくりにしました」。3Dの作品を作るときのコツを聞くと、「3Dだと計算をけっこうするので、できるだけ軽くすることです」と答えてくれました。プログラムにくふうをこらすグッドマンTVさん。いろいろな作品を作っています。君もスクラッチワールドで、ファイルを書き出したり読みこんだりして使ってみよう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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マイクロビットで演奏しよう！

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スクラッチワールドのオーケストラで打楽器の演奏者が足りない！教育用の超小型コンピュータ「マイクロビット」につないで、楽器を演奏してみよう！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 スクラッチオーケストラに問題発生！ 「どんな演奏がきけるのかしら」。「楽しみだねぇ！」。ラムとプログが何かを見ながら話しています。「二人とも、いったい何を見てるんですか？」とジェイソン。「スクラッチオーケストラの演奏会があるの！」とラムがチラシを見せました。「Wow! ジェイソンもききに行きたいです！」。そのとき、スクラッチワールドからのSOSです。モニターにスクラッチオーケストラが映りました。でも、なにか困っているようです。「打楽器のタヌキがいなくなっちゃって、演奏会ができないんだよ…」とクマが言いました。「えーっ、大変じゃない！」。「まかせて下さい。ジェイソンが助けに行ってきます！」。ジェイソンの出動です。 【scene 02】 マイクロビットでドラム演奏を ジェイソンがスクラッチワールドにやってきました。「さっそく演奏会を始めましょう！」。するとプログが、「ねぇ、ジェイソン、これで演奏するのはどうかな？」と何か取り出しました。「あ、マイクロビットね！」とラム。「マイクロビットを使うには、『ストレッチスリー』の拡張機能、『マイクロビット モア』を使うの」と言います。「これですね？」とジェイソンが『マイクロビット モア』を指差しました。「そそそ。この拡張機能を使うと、スクラッチのプログラムとマイクロビットを結び付けることができるの。ジェイソン、マイクロビットを動かして演奏できるように、加速度センサーを使いましょ！」とラム。 【scene 03】 「加速度センサー」とは？ 「加速度センサーって何ですか？」とジェイソン。「加速度センサーっていうのは、かたむきや重力などを調べるセンサーよ」とラム。「スマートフォンを横にかたむけると画面の向きが変わるのも、加速度センサーが向きを調べてるからなんだよ」とプログが言います。「A ha!」。「ジェイソン、『マイクロビット モア』のところにある『ゆさぶられたとき』を持ってきて」とラム。「OKです！」。「上の６つは、マイクロビットのロゴのある面がどの方向を向いているかを調べて指示を出すブロック。下の５つは、マイクロビットをどれくらい激しく動かしたかで指示を出すブロックなの」とラム。 【scene 04】 「G」とは？ 「この『3G』とか『6G』って何ですか？」。「Gは重力加速度を表す単位なのよ」とラム。「重力？　加速度？」。「数字が大きくなればなるほどマイクロビットが激しく動かされたことを示すの」。「I see!」。「それじゃジェイソン、拡張機能の『音楽』を使って、マイクロビットで演奏するプログラムを作っちゃいましょ！」。「OK！　マイクロビットをふったらクラッシュシンバル、裏返したらスネアドラムの音が鳴るプログラムを作ります！」とジェイソン。ブロックを並べて、「できました！」。6Gかかったときクラッシュシンバルを0.25拍（はく）鳴らし、裏になったときスネアドラムを0.25拍鳴らすというプログラムです。 【scene 05】 二つの音が同時に鳴ってしまった 「実際に演奏しているみたいに、マイクロビットを強くふったら音が鳴るように『6G』にしましたよ！」とジェイソン。「うまく音が鳴るか、試してみるね」とプログ。「あ、マイクロビットをふったら、クラッシュシンバルの音が鳴ったよ！」とプログ。「Yes! スネアドラムはどうですか？」とジェイソン。マイクロビットを裏返してみるプログ。すると、スネアドラムの音とクラッシュシンバルの音、両方鳴りました。「あれぇ？　二つの音が同時に鳴っちゃった」。「勢いよく裏返したから、『6Gかかった』と『裏になった』が両方とも反応しちゃったのよ。これじゃうまく演奏できないわね…」とラムもがっかり。 【scene 06】 ジェイソンをプログラミング 『愛』という文字。文字が入力されたとき、文字を０と１の列に変換（へんかん）する。１の個数を数える。もし１の個数が奇数（きすう）なら、列の最後に０を付ける。でなければ、列の最後に１を付ける。列を受信側に送る。とちゅうでノイズが入り、０と１の列が乱されてしまいますが、０と１の列が受信側に届きました。０と１の列を受け取ったとき、１の個数を数える。もし１の個数が奇数なら、列の最後を外す。０と１の列を文字に変換する。でなければ、送り直してくださいと言う。送信側はもう一度０と１の列を送る。０と１の列を受け取ったとき、１の個数を数える。もし１の個数が奇数なら、列の最後を外す。０と１の列を文字に変換する。変換表を見て、この０と１の列は『愛』。送信完了（かんりょう）。 【scene 07】 「タッチセンサー」も使おう 「うーん。二つの音が重なって鳴らないようにするにはどうしたらいいのかなぁ？」とプログ。「それなら別のセンサーも使いましょ。マイクロビットには、加速度センサーのほかに、ロゴがタッチされたことを調べるタッチセンサーもあるの！」とラムが言います。「すごい！　そのセンサーのブロックを使いましょう！　これですね」とジェイソンがブロックを並べかえます。「できました！」。「ロゴがタッチされたとき、スネアドラムの音が鳴るようにしたんだね！」とプログがマイクロビットをふってみます。「ふると、クラッシュシンバル。ロゴをタッチすると、スネアドラム。これなら二つの音が重ならずに演奏できるね！」。 【scene 08】 もっといろいろな楽器を演奏できるプログラム… ジェイソンがもどってきました。「ジェイソン、素敵な演奏、きかせてね」とラム。「まかせてください」。演奏が始まりました。ジェイソンがマイクロビットを使って、スネアドラム、クラッシュシンバルの音を鳴らします。演奏終了（しゅうりょう）。「ブラボー！」。すると、スクラッチワールドからのSOSランプが消えました。「やったわね、ジェイソン！」。ところが…。「ジェイソン、もっといろんな楽器を演奏できるように、プログラムを書きかえました！」とジェイソン。「えぇ？」。「だいじょうぶ？」。ジェイソンの演奏は…。「うわぁ！　めちゃくちゃだよ～！」。「これじゃオーケストラが台無しじゃない！」。 【scene 09】 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）する作品は、マイクロビットの加速度センサーを使ってバットをふる野球ゲームです。“いかのディスプレイ”さんの作品。ホームランボールの飛び方にこだわったそうです。「奥（おく）行き感を出したくて、ボールの大きさを変えてホームラン感を出しました」といかのディスプレイさん。『Why!? プログラミング』のホームページにいらっしゃい！　キミもマイクロビットで素敵な演奏をしてみよう！　待ってまーす！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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マイクロビットでロボットカーを動かそう！

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「マイクロビット」を使ったロボットカーを手に入れた！しかしぐるぐる回ったりして思うように動かない。どうすれば思い通りに動かせるのか？

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 ロボットカーでゴールをめざす！ 「見て下さい。ついに手に入れましたよ！」。ジェイソンが何か持ってきました。「それ何？」。「ロボットカーです。マイクロビットがついてます！」とジェイソン。「マイクロビットを使ってこのロボットカーを動かすのね。さっそく走らせてみましょう！」とラム。「OKです！　このコースを走ってゴールをめざします。レディ…ゴー！」。ジェイソンがロボットカーをスタートさせました。ところが、ぐるぐる回るばかり。「Why!? 全然前に進んでくれません。レスキューが必要です！」。ジェイソンが自分でSOSランプをつけました。「ジェイソン、ロボットカーを直しに行ってきます！」。ジェイソンの出動です。 【scene 02】 『左のタイヤを30で回す』とは？ ジェイソンがスクラッチワールドにやってきました。「ここにプログラムがあります！」。「これはロボットカーのタイヤを動かすプログラムね」とラム。『ボタンAがおされたとき、左のタイヤを30で回す』とあります。「ボタンAっていうのは、マイクロビットについているボタンのことよ」とラム。「『左のタイヤを30で回す』ってどういうことですか？」とジェイソン。「それは、『定義』のブロックが使われているの。その横に別のブロックがあるでしょ。この『定義』のブロックは、左右それぞれのタイヤを回すにはどうすればいいか定義しているの。『ストレッチスリー』の拡張機能、『マイクロビット モア』のブロックよ」。 【scene 03】 真っ直ぐ進むには両方のタイヤを 「このプログラムだと、左のタイヤだけを回しているから、ぐるぐる回ってたんだね」とプログが言いました。「てことは、真っ直ぐ進むには、両方のタイヤを同じスピードで回すプログラムにすればいいってことですね！」とジェイソン。さっそくプログラミングを修正します。「できました！　これで真っ直ぐ進むはずです！」。もどってきたジェイソンがロボットカーをスタートさせます。「レディ…ゴー！」。うまく真っ直ぐ進んでいきますが…。「あ、あれ？　コースアウトしちゃった…」とプログ。「Why!?」と頭をかかえるジェイソンです。 【scene 04】 ジェイソンはここにいる 今回は、タクシーメーター。タクシーに乗ると、運転手が「実車」ボタンをおします。『実車がおされたとき』、『運賃を500円にする』。タクシーメーターに「500円」という運賃が表示されます。タクシーが走り出しました。『走行距離（きょり）が1096ｍより大きくなるまで待つ』。走行距離が1096ｍをこえると、『運賃に100円を加える』。タクシーメーターの数字が上がります。『ずっと』、『もし走行距離が255ｍ増えたなら』、『運賃に100円を加える』。また運賃が上がりました。これは、運賃を距離で計算しています。 【scene 05】 ジェイソンはここにいる② 道路の渋滞（じゅうたい）でタクシーが停車しました。今度は運賃を時間で計算します。『もし速度が時速10km以下なら』、『タイマーを０にする』。『速度が時速10kmより大きくなるまでくりかえす』。『もしタイマーが１分35秒増えたなら』、『運賃に100円を加える』。運賃が上がります。タクシーが走り出しました。また運賃を距離（きょり）で計算します。『もし走行距離が255ｍ増えたなら』、『運賃に100円を加える』。また運賃が上がりました。『支払（しはらい）がおされたとき』、『運賃を確定する』。目的地に着いて、運転手が「支払」ボタンをおしました。運賃が確定します。「ご乗車ありがとうございました」。 【scene 06】 「光センサー」とは？ 「うーん、ロボットカーを思い通りに動かすには、どうしたらいいのかなぁ」とプログ。するとラムが、「ロボットカーのマイクロビットには光センサーがついてるんだから、それを使っちゃいましょ！」と言いました。「光センサーって何ですか？」とジェイソン。「光センサーっていうのは、マイクロビットのまわりの明るさを調べるセンサーよ。ジェイソン、『マイクロビット モア』の『明るさ』の横をおしてみて」とラム。「ラジャー！」。ジェイソンが『明るさ』の横をクリックすると、「何か出てきました！」。「これは、マイクロビットが今調べている明るさを数値で示したものよ。ここの明るさは、60くらいね」。 【scene 07】 光を当てたときだけちがう動きをするプログラム 「じゃあ、懐中（かいちゅう）電灯の光を当ててみるね」。プログがロボットカーに光を当てます。すると、「明るさの数値が80をこえました！」とジェイソン。「光センサーが懐中電灯の明るさを教えてくれたのよ。このセンサーを使えば、懐中電灯を当てたときだけちがう動きをするプログラムを作ることができるのよ」とラム。「Aha!」。ジェイソンがブロックを並べて、「できました！」。プログがチェックします。「えーと、『ずっと』、『もし明るさが80より大きいなら』、『右のタイヤを30で回す』。『でなければ』、『右のタイヤを０で回す』…？　どういうこと？」。 【scene 08】 左のタイヤを回す、両方のタイヤを回す 「明るさが80より大きいっていうのは、懐中（かいちゅう）電灯の光が当たってここの明るさよりも明るくなったら、ってことね」とラム。「左のタイヤはずっと回ってるから…。あ、そうか！　懐中電灯の光が当たったときは、両方のタイヤを回して真っ直ぐ進む。でなければ、ぐるぐる回って向きを変える、ってことだね！」とプログもわかりました。「そそそ！　これでうまくいくか試してみましょ！」とラムが言います。「ラジャー！」とジェイソン。 【scene 09】 ロボットカーをグレードアップ？ 「レディ…ゴー！」。ジェイソンがロボットカーをスタートさせます。最初はぐるぐる回っていましたが、「懐中（かいちゅう）電灯を当てたら真っ直ぐ進んだよ！」とプログ。「ジェイソン、もうすぐ曲がり角よ！」。カーブで懐中電灯を消し、その場でぐるっと回して方向を変えるジェイソン。「うまいうまい」。ゴールが近づいてきました。コースアウトしそうになりますが…。ゴール！　SOSランプが消えました。「やったわね、ジェイソン！」。すると、何か近づいてきました。「マイクロビットを使って、ロボットカーをグレードアップしました。“スーパージェイソンカー”です！」とジェイソン。でも、スーパージェイソンカーはおかしなおどりの動きを続けていて…。 【scene 10】 『Why!? プログラミング』のホームページへ！ 『Why!? プログラミング』のホームページにいらっしゃい！　その中にある「ワイワイプログラミング」は、みんなのスクラッチ作品を投稿（とうこう）できます。たとえば、“みけねこ”さんの作品『名前を覚えようゲーム！』。これは、おじいちゃん、おばあちゃんのために作った、キャラクターの名前を覚えるゲームです。「いつか、みんなで遊べるオンラインゲームを作ってみたい」と“みけねこ”さん。みんなも、すてきな作品を投稿して下さい。待ってまーす！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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カエルを家に帰せ

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異常が発生し、家に帰れなくなってしまったカエルの世界。プログラミングで地形を横スクロールさせて、家に帰そう

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 scene 01 カエルを家に帰せ 横スクロールゲームが大好きなジェイソンがゲームをしていると、スクラッチワールドからSOSがとどきます。モニターにはカエルさんがいます。矢印キーで左右に動かしたりジャンプさせたりできますが、画面の右はしに行くとつまってしまい、それ以上進めません。「家に帰れないよ」とカエルさんもうったえています。ジェイソンの出番です。カエルさんが家に帰れるようにプログラムを直しにいきます。 【】 scene 02 カエルは動かさず、地形を動かす もう一度やってみてもやはりカエルさんはつまってしまいます。プログラムを見ると、続きの地形が用意されています。ジェイソンの好きな横スクロールで続きの地形を出すには、カエルを動かさず、カエルが右に５動かす代わりに地形を左に５動かし、カエルを左に５動かす代わりに、地形を右に５動かします。これをプログラムするには、カエルを動かすプログラムからカエルを動かす命令をとりのぞき、その代わりに、“進んだ距離（きょり）”という変数に、カエルが進んだ距離を記録していきます。そして、地形のプログラムで、その“進んだ距離”の分だけ、今の位置から引いてあげるようにします。また、“ずっと”をつけて位置をつねに指定するのもわすれないようにします。すると、カエルが動かずに、地形が動きましたが、地形がとぎれてしまいました。続く地形も同じように動かすようにします。 【】 scene 03 ジェイソンを直せ（その２） “ずっと”“もし何かが見えたなら　いらっしゃいませと言う”とプログラミングされたジェイソン、人が目の前を通ると「いらっしゃいませ」とあいさつをします。しかし、人が目の前で止まると、「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ…」とずっとくり返してしまいます。これを直すにはどうしたらよいでしょうか？答えの例は番組ホームページで。 【】 scene 04横スクロールでカエルを家に帰す ジェイソンがほかの地形を動かすプログラミングをしましたが、すべての地形がいっぺんにあらわれておかしな画面になってしまいました。理由は、地形のプログラムの中の最初の位置をしめす数字がすべて０になっていたことでした。最初の地形１の中心は０。スクラッチの画面の横はばは４８０なので、次の地形の中心は４８０。その次は４８０×２、その次は４８０×３としていけばよいのです。プログラミングするとうまくいき、SOSが消えました。みごとな横スクロールで、カエルが家の前に行くと家族の出むかえもあります。しかし、カエルが家族の中に飛びこもうとすると、またも、ジェイソンのいたずらで宇宙（うちゅう）までたてスクロールで飛んでいってしまいました。 【】 scene 05 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、スクラッチネーム　kajime（はじめ）君。ッ中学３年生の作品「キャロス シリーズ」です。小学生の時から作り続けているこの作品のこだわりは、オリジナルのボスキャラです。ささの葉や水族館で見たオニオコゼなどをもとにしてアイデアをふくらませてきました。「スクラッチなら全部思い通りに変えられるんで、理想的なゲームを作れるのがいいところだと思います。」

Ｗｈｙ！？プログラミング

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おかしなラーメン店を直せ

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ラーメン店に異常が発生！注文どおりに作ってくれるようにプログラムを直そう。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 scene 01 ラーメン店からＳＯＳ 「とんこつ！」「 塩！」「げきから！」ジェイソン、ラム、プログはラーメンが大好き。それぞれの好みをうれしそうに話しています。そこへ、スクラッチワールドのラーメン店からＳＯＳがきます。パンダが店長（てんちょう）の店で、８００種類のラーメンが作れると書いてあります。「これはすごい！」と、ラーメン好きのジェイソンは、まだＳＯＳの理由が分らないままスクラッチ・ワールドに向かってしまいます。 【】 scene 02 注文どおりのラーメンができない！（リストを直す） ラーメン店に着いたジェイソンはさっそく注文してみることにします。注文ボタンをおすと、なにやら店のこだわりが書かれた文章が出てきました。どうやら、この店はどんぶりの色、スープの味、めんの種類、トッピングの種類など、自分の好きなものをえらんで好みのラーメンが作れるようです。ところが……じっさいに注文してみると、どれもえらんだものとちがうものが出てきてしまいます。これがＳＯＳの理由でした。プログラムを見ると、この店のラーメンは「リスト」を使ってできあがるようになっています。「リスト」とは、たくさんの情報を入れておける表のことです。実は、その「リスト」を作るときに、ちょっとした失敗があったのです。ジェイソンは、「リスト」を直して好きなラーメンが作れるようにはりきります。さらに、３人はもっとラーメンをおいしくみせるために、特別な“トッピング”や“仕かけ”を考えました。それをまとめて管理（かんり）するために、「スペシャル」という名前のリストも、新しく作ってみます。 【】 scene 03 ジェイソンはココにいる（センサー付きじゃぐち） 今回はセンサー付き蛇口（じゃぐち）の中にジェイソンがいます。手を出すだけで水が出てくる便利なプログラムですが、どういう仕組みなんでしょうか？ジェイソンを見てみると、「何かが蛇口（じゃぐち）の前にあらわれた」ではなく、「何かが明るく」なったかどうかを判だんしているようです。 【】 scene 04ラーメンをもっとおいしくみせる！ ３人が考えた「スペシャル」なトッピングや仕掛けを発表します。プログはすごく大きな「ジャンボソーセージ」。ラムが追加したのは、ラーメンから立ち上る「湯気」。くりかえし出るように工夫もしました。そしてジェイソは……なんと、大好きなチャーシューに自分の顔をプリントし、ドロッとしたソースがかかっています。しかも、何まいも何まいもそのチャーシューが出てくるようにプログラムをしています。「名づけてジェイソンましまし！」それを見たラムとプログは思わず悲鳴をあげてしまいます。 【】 scene 05 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、スクラッチネーム　azusayuzuki（あずさゆずき）さん。以前、番組で取り上げた「スクラッチ動物園」を改造した作品を作ってくれました。動物園に行くのが大好きで、そのうちにおもしろいアイデアを思いついて作品にしたそうです。それは、自分と動物の立場が入れかわってしまうというもの。パソコンについているカメラを使っています。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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おいしいハンバーグを焼こう！

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人気のスクラッチハンバーグ店からＳＯＳ！たった１分でハンバーグを焼けるスクラッチ鉄板が時間通りに動かない。タイマー機能を使って、おいしいハンバーグを焼こう。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 全自動でおいしいハンバーグ？ 「おいしそうないいにおい！」、「このにおい、どこからかしら」とプログとラム。「ジェイソン、おなかがすいてきましたよ！」。するとモニターに映像（えいぞう）があらわれました。「あ、今話題の１分ハンバーグよ」とラム。「１分でハンバーグ？　なんですかそれ？」とびっくりするジェイソンに、「『スクラッチ鉄板』が、おいしいハンバーグを全自動で焼いてくれるんだよ」とプログがチラシを見せます。「30秒で引っくり返して、50秒でソースをかけて、たった１分でハンバーグができちゃうの！」とラム。 【scene 02】 時間通りに作動しない… 「あ、30秒たちますよ！」とジェイソン。ところが、29秒、30秒、31秒、32秒、33秒…。ハンバーグは…、「Why?! こげちゃいましたよ！」とジェイソン。「あれれ？　時間通りに引っくり返らなかったわね」とラム。ここで、スクラッチワールドからのSOSです。「これじゃあおいしいハンバーグが食べられないじゃないですか。ジェイソンが直してあげますよ！」。ジェイソンの出動です。 【scene 03】 『タイマー』って何？ 「プログラムを見てみて」とラムに言われ、「ラジャーです！」とジェイソンがプログラムを開きました。「ここ！　１分ハンバーグを焼くプログラムよ」とラム。「『タイマー』が使われているね」とプログ。「『タイマー』って何ですか？」とジェイソン。「ジェイソン、『調べる』のところに、『タイマー』ってあるでしょ？　その横にある四角をクリックすると…」。ジェイソンが四角をクリックすると、「あ、何か出てきましたよ」。画面左上に数字があらわれました。「これがタイマーよ。リセットされたときからずーっと時間を数え続けるの」。「えぇっ、ずーっと？　タイマーってすごいんですね！」。 【scene 04】 タイマーで好きな時間に処理させる 「でも、このプログラムだと、『何秒たったらどうする』っていう指示（しじ）が書かれていないわね」とラムが言いました。「うん。まずは、『30秒たったら引っくり返す』だね」とプログ。ブロックを持ってきてならべたジェイソンが、「『30秒たったら』って、どうすればいいんですか？」と聞きます。「そんなときは、『イベント』にある『タイマーがある数より大きくなったとき』を使うの」とラム。「これですね！」とジェイソンがそのブロックを見つけました。「そう。それを使えば、タイマーで好きな時間に処理（しょり）させることができるのよ」。 【scene 05】 30秒たったら、50秒たったら… 「じゃあ次は、『45秒たったら両面焼ける』、『50秒たったらソースをかける』！」とプログ。「１分たったら、できあがりの音も鳴らしましょう」とラム。「まかせて下さい！」。ジェイソンがまたブロックを持ってきてならべました。「できました！」。「これでスクラッチ鉄板が直ったはずよ」とラム。ジェイソンがスタートボタンをおします。30秒、「ちゃんと引っくり返りました！」とジェイソン。50秒、「ソースもバッチリです！」。そして１分、できあがりの音が鳴りました。「全部自動でおいしそうなハンバーグができました！」。すると、スクラッチワールドからのSOSランプが消えました。「やったわね、ジェイソン！」。 【scene 06】 ジェイソンはココにいる 今回は、自動車の自動ブレーキ機能（きのう）。車が走ってきます。『ずっと』。『タイマーをリセットする』。『赤外線レーザーを出す』。車の前部から赤外線レーザーを出します。『はね返りを受け取った』まで待つ。前方にあるものからはね返ってくる赤外線レーザーをキャッチ。そしてキャッチしたときに、もし『タイマーが0.00000006秒より小さい』なら、『ブレーキをかける』。一回目のタイマーの数字は0.00000009秒。ブレーキはかけません。次に赤外線レーザーを出してキャッチしたとき、タイマーの数字は0.00000005秒。そこでプログラミングにしたがって自動でブレーキがかかり、前方の車の手前でとまりました。 【scene 07】 オリジナルの音を作る『録音』 「あれ？　プログはどこに行ったんですか？」。すると、「おーい、ジェイソン、ラム！」と声がして、モニターにプログがわりこんできました。「ここはスクラッチビーチだよ。スクラッチ鉄板を使った１分ハンバーグの２号店を開いたんだ」。そのとき、できあがりの音が鳴ります。「あ、ハンバーグのできあがり！」。すると、「プログ！　それはこっちの１号店の音です！」とジェイソンが言いました。「あれぇ、そうなの？」。そこで２号店のできあがりの音が鳴ります。「たしかに。１号店と同じ音だ。ややこしいなぁ」と頭をかかえるプログ。「そんなときはオリジナルの音を作っちゃえばいいのよ。『録音』を使ってみましょ！」とラム。 【scene 08】 録音した音をプログラムに組みこむ 「ジェイソン、『音』のところにある『できあがりの音を鳴らす』というブロックを持ってきて」とラム。そして、「三角のマークをおすと、『録音』って出てくるでしょ？」。ジェイソンが『録音』をクリックすると、録音の画面が出てきました。「これで録音の準備（じゅんび）ができたの。ボタンをおすと録音が始まって、もう一度ボタンをおすと録音がとまるわ」とラム。「さっそくやってみましょう！」とボタンをおすジェイソン。「１号店のハンバーグができました～♪」と録音します。「これをプログラミングに組みこんで…」。スタートボタンをおします。60秒たつと、「１号店のハンバーグができました～♪」と鳴りました。 【scene 09】 プログラムを修正して使いやすくしていく ２号店のできあがりの音が鳴りました。「こっちもハンバーグができたよ～」とプログ。「このメロディ、何ですか？」とジェイソンが聞くと、「ふふふ。ぼくが拡張機能（かくちょうきのう）の『音楽』を使って作ったんだよ。ほら！」とプログがメロディを聞かせます。またメロディが鳴りました。「あ、またハンバーグのできあがり！」とプログ。すると、「１号店のハンバーグができました～♪」と１号店の音も鳴りました。「スクラッチ鉄板がどんどん使いやすくなっていきます！」とジェイソン。「プログラムを修正（しゅうせい）して使いやすくできるのが、スクラッチのいいところなのよ」とラム。するとジェイソンが…。 【scene 10】 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、ドイツにすむスクラッチネーム“Chumie（チュミー）”さんの作品です。チュミーさんと弟さんをモチーフにした手がきのキャラクターが登場します。ひな祭り、かぐやひめとお月見、中世ヨーロッパのお城（しろ）の解説（かいせつ）など、日本とドイツ、両方の文化を世界中に紹介する作品をたくさん作っています。「見る人がワクワクするようなストーリーになるよう心がけています」とChumieさん。作品が世界のかけ橋になるって、すてきですね。君もスクラッチワールドで、タイマーを使ったプログラムを作ってみよう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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スクラッチ花火大会を成功させよう！【算数】対応

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スクラッチ花火大会に必要な２つの花火玉がそろっていない！２つの花火玉を同時に手に入れられる駅はいったいどの駅？

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 “スーパースター花火”に使う花火玉を集める！ 「楽しみだなぁ」。「ワクワクするわね」。プログとラムが楽しそうに話しています。「二人とも何を見てるんですか？」とジェイソン。「今夜ね、スクラッチ花火大会があるんだって」。「みんなが楽しみにしているのは、“スーパースター花火”らしいよ」とプログがチラシを見せます。そこへ、スクラッチワールドからのSOSです。モニターにうつしだされたのは、花火大会の会場。「スーパースター花火に使う“笑顔”の花火玉と“星”の花火玉が２つともとどいていないんだ！」と花火師（はなびし）があせっています。すると、「まかせて下さい！　花火玉を集めるのをジェイソンもお手伝いします！」。ジェイソンの出動です。 【scene 02】 “星の花火玉”が手に入る駅の路線図 「ジェイソン、まずは、笑顔の花火玉と星の花火玉がどこにあるのか調べないといけないわね」とラム。「それなら問題ありません。花火師さんからすばらしい路線図をお借りしてきました。これです！」とジェイソンが路線図を見せました。「おぉ、電車が走ったあとに、星のマークが出てきたよ！」とプログ。「なるほど。“星の花火玉”が手に入る駅にマークを表示（ひょうじ）するプログラムになっているのね！」とラム。「星の花火玉が手に入る駅は、５番駅、10番駅、15番駅、20番駅。あれ？　よく見ると、５駅ごとになっているね」とプログが気づきました。 【scene 03】 “笑顔の花火玉”が手に入る駅の路線図 「そしてこっちが、“笑顔の花火玉”が手に入る駅の路線図です！」とジェイソン。「今度は、３、６、９番駅…。こっちは３駅ごとになっているね」とプログ。「つまり、駅番号が３の倍数のときってことね。ジェイソン、路線図のプログラムを開いてみて」とラムが言いました。路線図のプログラムには、『もし、駅番号を３でわったあまり＝０なら』、『コスチュームを笑顔の花火玉にする』、『マークを表示（ひょうじ）する』とあります。「これが、ひと駅ごとに笑顔のマークを表示させるプログラムよ。この『駅番号を３でわったあまり＝０』というのが、３の倍数を表しているの」とラム。 【scene 04】 ３の倍数は『３でわったあまり＝０』 「でも、どうして３の倍数のことを『３でわったあまり＝０』って表すんですか？」と聞くジェイソンに、「３の倍数って、みんな３でわり切れる数なのよ、ジェイソン」とラムが言います。プログが説明します。「６÷３＝２…０。６は３の倍数だね。７÷３＝２…１。だから、７は３の倍数じゃない。８÷３＝２…２。だから、８も３の倍数じゃない」。すると、「９÷３＝３…０。あまり０！　９は３の倍数ってことですね！」とジェイソン。「そ！　プログラムでは、倍数を『あまり＝０』で表すのよ」とラムが言いました。 【scene 05】 ５の倍数は『５でわったあまり＝０』 「てことは、星の路線図のプログラムは、５の倍数があるのかな？」とプログ。路線図のプログラムを見て、「ほら見て！ 『駅番号を５でわったあまり＝０なら』で、５の倍数を表せるんだね！」と言いました。「『わったあまり＝０』は、すばらしい！」と感動するジェイソンに、「じゃあ、ジェイソン！　急いで二つの花火玉を手に入れましょ！」とラムが言いました。「そうでした！」。 【scene 06】 ジェイソンはココにいる 今回は、自動販売機（はんばいき）。コインを入れると…。まず、『10円かどうか調べる』。もし、『コインの大きさが23.4mm以上』かつ『コインの大きさが23.6mm以下』なら、『10円を加える』。計ってみると、10円ではありません。次に、『50円かどうか調べる』。もし、『コインの大きさが20.9mm以上』かつ『コインの大きさが21.1mm以下』なら、『50円を加える』。計ってみると、50円でもありません。次は、『100円かどうか調べる』。もし、『コインの大きさが22.5mm以上』かつ『コインの大きさが22.7mm以下』なら、『100円を加える』。今度はあてはまりました。入れたコインは100円です。 【scene 07】 ジェイソンはココにいる② 次のコインが入ってきます。コインが『10円かどうか調べる』。もし、『コインの大きさが23.4mm以上』かつ、『コインの大きさが23.6mm以下』なら、『10円を加える』。計ってみると、条件（じょうけん）よりも小さいサイズです。10円ではありません。次は、『50円かどうか調べる』。もし、『コインの大きさが20.9mm以上』かつ、『コインの大きさが21.1mm以下』なら、『50円を加える』。サイズがぴったり。投入されたのは50円コイン。合計150円です。ほしい飲み物の『150円』のボタンをおすと、取り出し口にドリンクが出てきました。 【scene 08】 二つの花火玉が手に入る駅は 「そうだ！　ぼく、二つの花火玉が手に入る駅が一発でわかる方法、思いついちゃった！」とプログが言います。「ジェイソン、星形の路線図のプログラムを開いて」とプログ。「了解（りょうかい）です！」。「まず、星のスプライトを“長押（お）し”して、『複製（ふくせい）』をおして、いちばん下のほうを見てみて」。すると、「あ！　同じものが二つできました！」とジェイソン。「あとは、このプログラムを３の倍数にして、マークを『星の花火玉』から『笑顔の花火玉』に書きかえればOKだよ」とプログ。「これでOKです！」とジェイソン。 【scene 09】 二つのプログラムを同時に実行すると… 「星形の花火と、笑顔形の花火が手に入る駅を表示するプログラム。この二つを同時に実行するんですね！」とジェイソン。「同時に実行すれば、３と５の公倍数がわかるわね」とラム。「これで実行すると…」。路線図を電車が走り、笑顔のマークと星のマークがとちゅうの駅に表示（ひょうじ）されました。「おぉ！　二つの花火玉が手に入る駅がひと目でわかります！　15番駅です！」とジェイソン。「15は、３と５の公倍数だね」とプログ。「15は、３でも５でもわり切れる数ってことね」とラムも言います。すると、スクラッチワールドからのSOSランプが消えました。 【scene 10】 ３と５と13の公倍数？ スーパースター花火の打ち上げです。「玉屋～！」と大よろこびのジェイソンが、「ジェイソンもすっごい花火考えました。“天使の羽”花火を足した“スーパーエンジェル花火”～！ “天使の羽”花火が手に入る駅は、13駅ごとにあります」と言います。「13駅？　３と５と13の公倍数をさがすの？」とプログ。「まかせて下さい！　三つの花火がどの駅で手に入るか、一発でわかるプログラムを組みました！」。電車をどんどん走らせていきます。「全部売ってる駅は…195番駅！　急いで行ってきまーす！」と行ってしまうジェイソン。「あーぁ、宇宙（うちゅう）までとびだしちゃった！」。「玉屋～！」とプログとラム。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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英語で道案内をしよう！【英語】対応

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オバケシティで道にまよったジェイソンは、英語しか話せなくなってしまった。ジェイソンを神社まで、英語で道案内するにはどうすればいい？

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 オバケシティの“のろい”？ 「ねぇラム。聞いた？　オバケシティのうわさ」とプログ。「聞いた聞いた。町全体にのろいがかけられてオバケが…」とラムが言いかけると、スクラッチワールドからのSOSです。モニターにあらわれたのは…。「うわぁ。ここ、うわさのオバケシティだよ」。「あれ？　あそこにいるの、ジェイソンじゃない？」。ジェイソンが何か言っています。「オバケシティでのろいをとくためにスクラッチ神社に行きたいんだけど、まいごになっちゃったから道案内をしてほしいって、英語で言ってるわ。きっとのろいで日本語が話せなくなっちゃったのよ！」とラム。「たいへんだ！　それじゃ、スクラッチ神社まで道案内してあげようよ」。 【scene 02】 スクラッチ神社までの道順は 「スクラッチ神社までの道順はこうよ」。ラムがモニターの地図に矢印で書きこみます。「まずは、『まっすぐ進む』だね」とプログ。でも、“マッスル（きん肉）・グー？”とジェイソンには意味がわかりません。するとラムが、「ジェイソン、Go straight!（まっすぐ進む！）」と言いました。“Go straight? OK!”。ジェイソンがまっすぐ歩き始めます。「ジェイソン、がんばれ！」とプログ。ところが、「あぁ…あぶなーい！」。「わぁ～！」。ジェイソンはオバケにぶつかりそうになって、あわててにげ帰りました。“Why?”とジェイソン。「ずっとまっすぐ行ったらだめよ。一体どんなプログラムになっているのかしら」とラム。 【scene 03】 曲がり角までは何歩？ プログラムを見て、「『旗がおされたとき』、『Startを送って待つ』、『Go straightを送って待つ』？」とプログ。「このプログラムはね、“Go straight”っていうメッセージを送るプログラムなの。その横の、『Go straightを受け取ったとき』の下にある命令をすべて実行してから、次の処理（しょり）に進むのよ」とラムが言います。「このプログラムだと、『ずっと』、『１歩動かす』だから、オバケにぶつかっちゃうね」とプログ。「それなら…、ジェイソン、曲がり角までは何歩？」とラムが英語でたずねます。ジェイソンが最初の角までの歩数を計ります。歩数は「120歩」でした。 【scene 04】 『１歩動かす』を『120回くりかえす』 すると、“I've got an idea!（いいこと思いつきました！）”とジェイソンがプログラムのブロックを入れかえます。「『Go straightを受け取ったとき』、『１歩動かす』のを、『120回くりかえす』。あぁ、これで120歩進むんだね！」とプログ。「これで動かしてみましょ！　Press the flag!（旗をおして！）」とラム。“Sure!（りょうかいです！）”とジェイソン。さっそく画面の『旗』をおすと…。歩き始めたジェイソン、曲がり角まで進みました。「それじゃ、次は『左に曲がる』、『右に曲がる』も作っちゃいましょ。Next. Turn left! Turn right!」とラム。 【scene 05】 Go straight. Turn left! Turn right! ジェイソンがブロックを持ってきてならべます。『Go straightを受け取ったとき』、『Turn leftを受け取ったとき』、『Turn rightを受け取ったとき』。この３つを組み合わせて道案内をプログラミングします。“It's ready!（できました！）”。ジェイソンが画面の『旗』をおしてオバケシティを歩き始めました。まっすぐ進むジェイソン、曲がり角で左に曲がり…。ところが次の角で右に曲がってしまいます。「あぁ、ちがう、ちがう！」。そのまま進んでいったジェイソン、オバケにつかまって食べられてしまいました！　GAME OVER…。 【scene 06】 ジェイソンはココにいる 今回は、自動製氷機（せいひょうき）。冷蔵（れいぞう）庫の冷凍（れいとう）室を開けると、製氷機で作られた氷がたくさんストックされています。冷蔵室のタンクスペースに、水を入れたタンクをセット。『製氷皿に水が入ったとき』。『温度が－８℃より低くなるまで待つ』。そして、『タイマーをリセットする』。さらに、『タイマーが100分より大きくなるまで待つ』。100分待ったところで、『検氷（けんひょう）レバーが氷にふれなくなるまでくりかえす』。そして、『検氷レバーをおろす』。検氷レバーが氷にふれなくなったら、『氷を落とす』。製氷皿から冷凍室の氷ストックに、自動で氷が落とされました。 【scene 07】 ２ブロック進んでから右へ 「ジェイソンが曲がるのが早すぎたのよ。右に曲がるのは、まっすぐ２ブロック進んでからよ」とラムが言います。“2 blocks? Aha~! Go straight for two blocks!”とジェイソン。「今度こそオバケシティののろいをときましょ！」とラム。“I'm going back to Obake city!（オバケシティにもどります！）”とジェイソンが出動していきました。ジェイソンがプログラムにブロックを追加します。「『Go straight for 2 blocksを受け取ったとき』、『Go straight』を『２回くりかえす』。これで、『２ブロック進む』だね！」とプログ。ジェイソンがプログラムのブロックをならべました。“Perfect!（かんぺき！）”。ジェイソンがもう一度画面の『旗』をおします。 【scene 08】 のろいがとけてやさしいオバケに 歩き出したジェイソンがスクラッチ神社につくと、オバケたちの様子が変わりました。「のろいがとけたのよ！」。「ジェイソンも日本語がしゃべれるようになりました！」とジェイソン。すると、スクラッチワールドからのSOSランプが消えました。「やさしいオバケならこわくありません。みんな、なかよく友だちになりましょう！」。ジェイソンがプログラミングし直すと、やさしいオバケたちがあいさつしてくれます。「ジェイソン、楽しすぎて帰りたくありません！」。「それじゃジェイソンのプログラムを書きかえておくわね」とラム。プログがプログラムを書きかえると、ジェイソンはオバケシティをぐるぐる回り出し…。 【scene 09】 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、小学４年生、“dedenne（デデンネ）”さんの作品。やじろべえをたおさないようにするゲームです。「矢印キー」で操作（そうさ）するそうですが…あぁっ、たおれる！ 「ガタガタさせる動きで、やっている人をハラハラさせるゲームを作るのが楽しかった」とdedenneさん。やじろべえのプログラムを見ると、『乱数（らんすう）』を使っています。乱数とは、何が出るかわからない数のこと。乱数でかたむきを変えて、むずかしさを調整したそうです。「スクラッチでゲームを作ると、売っているゲームじゃないゲームも作れて楽しい」。これからも、楽しいゲームをたくさん作ってね！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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北極の子ぐまを救え【技術】対応

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北極のスクラッチワールドで氷が崩れ、小さな氷に子ぐまが取り残されてしまった！ライントレースのプログラミングで子ぐまを救うのだ！

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【】 scene　01　北極で子ぐまを救（すく）え プログが地球温暖化について調べ物をしています。ジェイソンが「地球が暖かくなっているから、氷がとけて、北極の白クマの住む場所が減っているんだよね。」と解説しますが、「白クマの住む場所の心配より、ジェイソンの家が小さい問題を解決するほうが先でしょ！お給料ください！」とおこり始めました。その時SOSランプがつき、モニターに「北極の世界」がうつし出されました。氷がくずれて、子ぐまが小さな氷の上に取り残されてしまいました。ジェイソンの出動です。スクラッチ・ワールドに行って、子ぐまを助けます。 【】 scene　02　ソリのプログラムを作る プログがスラスラス～とソリを書くと、ジェイソンが「ずっと１歩動かす」というプログラムを作りました。しかし、ソリはまっすぐ進むだけで海に落ちてしまいます。ラムが道を調べるためのセンサーみたいなプログラムが必要だといいます。「もし、ソリが白い道にのっているなら、そのまま進む。外れたら、右回転する」というプログラムを作って試してみます。最初の右カーブは上手く曲がりましたが、左カーブで戻ってきてしまいました。道の左側にソリが出たら右回転、右側に出たら左回転しないといけません。大変そうですが、ジェイソンがひらめきました。どんなプログラムを作るのでしょうか？ 【】 scene　03　ジェイソンをプログラミング　（同期） ジェイソンにプログラミングしてみます。「紙を出す」「お願いしますを送る」「紙をしまう」を実行するジェイソンと「お願いしますを受け取ったら」「スタンプを押す」「手を上げる」を実行するジェイソン2号を組み合わせます。ジェイソンが紙を出して“お願いします”と言うと、ジェイソン2号がスタンプを押しますが、スタンプが押される前に、ジェイソンは紙をしまってしまい、スタンプは机に押されてしまいました。次は、ジェイソンの「お願いしますを送る」を「お願いしますを送って、（相手の行動が終わるまで）待つ」に命令を変えます。すると、スタンプをうまく紙に押すことができました。 【】 scene　04　ライン・トレース・ソリの完成 ジェイソンが作ったソリは子ぐまをうまく助けることができました。「ソリが乗っている時に、左に10度回す」を加えただけです。とにかく左回転しながら進み、少しでも道の左側に出たら右側に戻す、ということをくり返すことで、道の左はしにそって進んでいくことができました。無事、子ぐまを親の元に届けたジェイソンですが、白くまが寒そうだと思って、太陽を作ってしまい、氷がとけはじめてしまいます。 【】 scene　05　スクラッチャーの紹介 今日紹介するのは、南アフリカに住む15歳の女の子。スクラッチネームbubble103さん。スクラッチ仲間と一緒にアニメーションを作っています。舞台は、持っている魔法の力に応じて、身分が決められてしまう世界。12歳の主人公レイヤはそのしきたりに疑問を持ち、行動を始める、というストーリーです。遠い外国に住む、会ったことのないスクラッチの仲間たちと、ストーリーや音楽、キャラクターの絵や声まで分担して作りました。「とてもシャイだったんだけれども、スクラッチの仲間と作品を作ることで、人とたくさん話せるようになったわ。スクラッチで私はたくさん成長できたの。」君もスクラッチを楽しもう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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はかりスパイダーを直せ【算数】対応

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いろいろなものの大きさをはかる、はかりスパイダーがおかしくなってしまった。プログラミングで直して、いろんなものの大きさをはかるのだ！

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【】 オープニング （オープニング） 【】 scene01　スクラッチワールドからSOS 「プログの方が大きい！」「いや、ラムの方が大きいよ！」めずらしくラムとプログがもめています。どうやら原因は２つにわけたせんべいの大きさのようです。そこへスクラッチワールドからSOSがきます。画面に映し出されたのは、伝説のくも「はかりスパイダー」。このクモは、クモの糸をマス目のようにはりめぐらせ、はかりたいものの大きさを＜マス目で何マス分あるか＞ではかります。しかし、なぜか葉っぱの大きさを「０マス」と答えてしまいます。何かが壊（こわ）れているに違いありません。さぁジェイソンの出番。はかりスパイダーを直して、いろいろなものの大きさをはかれるようにしましょう！ 【】 scene02　はかりスパイダーを直せ 壊れた原因（げんいん）をさがすため、まず「マス目」のプログラムを見てみます。すると「スタンプ」という命令があることに気がつきます。スタンプは、ハンコのように自分と同じ姿をスタンプして残すことができる命令です。ここでは、スタンプしたあと位置をずらしてまたスタンプし…をくり返すことでたくさんのマス目を作っていました。しかし、そこには問題がありません。そこへラムから、「マス目が葉っぱにふれたとき、その葉っぱの数を１ずつ変えることができれば、はかりスパイダーは数を数えられるようになる」というアドバイスがあります。「アーハー！ 分かりました！」ジェイソンが気づきます。《もし葉っぱに触れたなら はかるものにふれたマスの数を１ずつ変える》このプログラムで、はかりスパイダーは葉っぱの大きさをはかれるようになります。さらに、これを使って、さっきのせんべいの大きさもはかることになります。さっそくせんべいを写真に撮ってパソコンに取り込みます。プログのせんべいの大きさは２４マスと計測（けいそく）されます。きちんとはかれているのですが、「マス目の少しだけがせんべいのところと、たくさんがせんべいのところが、同じ１として数えられるのはおかしいのでは？」とジェイソンが言います。３人は、もっと正確（せいかく）にはかる方法を考えてみることにしました。 【】 scene03　ジェイソンはココにいる 身近にあるモノのプログラムを紹介（しょうかい）するコーナー。今回は自動掃除機（じどうそうじき）を取り上げます。方向を変えながら家を掃除し、電池が切れそうになると自分でホームに充電（じゅうでん）しに戻る便利な機械です。ホームに戻るために、ホームから出ている２つの信号の強さを比べながら進んでいきます。 【】 scene04　より正確に大きさをはかる方法を発表しよう ３人がそれぞれ考えた「より正確に大きさをはかる方法」を発表します。まずはプログ。マス目がおせんべいだけにふれているときは「１」。おせんべいとマス目の両方にふれていたら「０．５」と数えるようにします。たしかにこれなら、全部を１として数えるより、正確に大きさがはかれます。次はラム。ラムはマス目の大きさを、小さくしてみることにしました。細かくすればするほど、大きさが正確にはかれそうです。大きさは２３３でした。いよいよラムのせんべいの大きさをはかろうとしますが、ジェイソンがまたもやいたずらをしかけます。画面いっぱいに広がるジェイソンの顔…プログとラムの悲鳴が響きます。 【】 scene05　スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、スクラッチネーム”rinyanyaさん”の「お買い物shopping」。街を作って、本屋やコンビニで買い物をしたり、アルバイトをしてお金をふやすこともできます。さらに、電車にのって富士山へも行けるのですが、実はこれ学校の行事で実際に行ったときの富士山を描いているそうです。「プログラミングは、簡単にブロックを組み立てるだけで自分が思ったことをすぐ作れるのが楽しい」と答えてくれました。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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マックスの農場に雨を降らせろ

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お金持ちになっているはずのマックスだったが、雨が降らず、農場は荒（あ）れはてていた。たくさんの雨をプログラムで作り、リンゴ農場をすくうのだ！

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【】 scene 01 マックスの農場に雨を降（ふ）らせろ 前に助けてあげたリンゴ犬マックスから手紙がきました。リンゴ農場は大繁盛（はんじょう）しているそうです。そのマックスの農場からSOSが来ます。タイトルには、お金持ちになったマックスが写っていますが、 タイトルの次には雨が降らなくて困ったマックスがいます。ジェイソンの出番です。マックスの農場に雨を降らせてきます。 【】 scene 02 雨つぶを増やすには「クローン」を使う マックスの農場に、プログが雨つぶを一つ書いて送ります。ジェイソンが空から落ちてくるプログラムを作って実行しますが、一つだけでは少なすぎです。「自分自身のクローンを作る」を使って、雨つぶをたくさんつくることにします。プログラムを実行してみると、雨もれのように同じところにしか降（ふ）ってきません。雨つぶのx座標が10と決まっているせいです。ジェイソンがうまい方法を思いつきます。 【】 scene 03 スクラッチャーの紹介 今回紹介するのは、小学６年生のスクラッチネームgerarudo君。たくさんの弾（たま）が広がる弾幕（だんまく）が大好きで、シューティングゲームを作ったり、胡蝶（こちょう）「夢現の大銀河（ゆめうつつのだいぎんが）」というアート作品も作っています。「車の渋滞（じゅうたい）とか、人ごみとかが弾に見えたり、氷とか弾幕に使えそうって思ったり…」するくらい弾幕にはまっています。君もスクラッチを楽しもう！ 【】 scene 04 「乱数」を使う ジェイソンが作ったプログラムを実行すると、雨つぶがいろんなところから落ちてきて、りっぱな雨になりました。プログラムを見ると、雨つぶのx座標に「－２４０から２４０までの乱数」という命令をはめただけです。「乱数」というのは何が出るかわからない数のこと。この場合、使うたびに、－２４０から２４０の間のさまざまな数がでてきます。 【】 scene 05 「変数」を使う 仕上げに、ジェイソンが「“Jポイント”を１ずつ増やす」という命令を加えます。“Jポイント”は「変数」といって、好きな名前をつけて中に数や文字を入れることができるものです。ジェイソンはこれを使って、落ちた雨つぶを数えているようです。実行すると、雨が地面に落ちてJポイントが増えていき、リンゴの芽（め）がでてきます。さらに増えていくと、今度は“ジェイソン・フラワー”がさき、変なものをまきちらし始めてしまいました。 【】 scene 06 ジェイソンをなおせ 電話の留守番をするようにプログラミングされたジェイソンがいます。最初は机に向かっていますが、電話が鳴ると右に９０度回って、受話器を取ります。１回目の電話は受けられましたが、２回目の電話が鳴ると、どんどん右に９０度回っていってしまい、電話ではなく、ティッシュを取ってしまいました。さぁ、ジェイソンをなおせ。（答えの１つが、クリップにあります）

Ｗｈｙ！？プログラミング

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リンゴ犬マックスを応援しろ

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落ちてくるリンゴをキャッチする犬マックスのスクラッチ・ワールドに異常が発生！やる気のなくなったマックスにみんなの声援を届けるのだ！

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【scene 01】 マックスを応援（おうえん）しろ！ ジェイソンが大好きなリンゴを食べていると、スクラッチワールドからＳＯＳがとどきます。「木から落ちるリンゴをキャッチして助ける犬、リンゴ犬マックスのスクラッチ・ワールドです。タイトルにはりりしいマックスの姿がうつっています。しかし、タイトルの次にでてきたマックスはとぼけた姿でゆっくり歩くのみ。リンゴをキャッチできず、リンゴは落ちて割れてしまいます。「リンゴがもったいないじゃないですか！あの犬、絶対にやる気がありません。ジェイソンが気合を入れてきます！」ジェイソンが出動します。 【scene 02】 応援を届けるには「音量」を使う リンゴをキャッチできないマックス、ジェイソンが話しかけると「リンゴを追う毎日に疲れて、やる気が出ないよ」「大きな声で応援してくれれば、がんばるよ」といいます。みんなで応援しますが、やはり、キャッチできません。プログラムを見てみると、「3歩動かす」をくり返すだけで、声をとどける命令が入っていません。「音量」という命令を使えば、マイクを通して音量を数字としてとどけることができます。ジェイソンがプログラムを作ることにしました。 【scene 03】 ジェイソンをプログラミング　（アルゴリズム） ジェイソンにプログラミングしてみます。たくさん並んだ高さのちがう板を高さの順に並び替えるプログラムです。「もし、←の板の高さが、→の板の高さより大きければ、板をいれかえる。→に1歩動く」を使ったプログラムをくり返していくと、板が高さの順にきれいに並び変わりました。 【scene 04】 スクラッチャーの紹介 小学6年生のスクラッチネームMMGISS君が作ったのは、矢印を操作（そうさ）して、オレンジのスタートから黄色のゴールまでボールを導くパズルゲーム。ステージを作れるエディット機能もあります。注目の作品として、スクラッチの公式サイトでも紹介され、世界中から「すごい！細かいところまでよくできているね！」「最高でクールでやりがいがある…君は伝説だ！」といったコメントが1000以上もとどきました。「ついに僕も世界に羽ばたくときがきたと言うと、なんか変なんだけど、全世界から評価を受け取れるというのが、すごくスクラッチの一番大きな特徴だと思います。」君もスクラッチを楽しもう！ 【scene 05】 音量を数で表し、計算する ジェイソンが作ったプログラムを試すと、マックスがプログとラムの応援する声に反応して、どんどん前に進みます。しかし、行き過ぎてしまい、リンゴはやはり落ちて割れてしまいました。プログラムを見ると、ジェイソンは「（３＋音量）歩進む」としていました。音量が大きすぎたので、音量を２で割ることにしました。すると、今度はうまくいきましたが、マックスはリンゴをキャッチすると食べてしまいました。ジェイソンが怒って、プログラミングを始めます。すると、リンゴが画面中にたくさん現れます。「クローン」「乱数」という命令を使ったのです。大好きなリンゴのことになったら、ジェイソンはすごいプログラミングができるのです。「以上！」

Ｗｈｙ！？プログラミング

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びっくりハウスを作れ

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「びっくりハウス」の中にはしかけがいっぱいで、入った人を驚かしてくれるはずだが、何もおきない。自分たちのアイデアで、びっくりなしかけを作るのだ！

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【】 scene 01 びっくりハウスをつくれ 正式なレスキュー隊員になったジェイソンへのラムとプログからのプレゼントは、スクラッチ遊園地のチケット。そのスクラッチ遊園地のアトラクション「びっくりハウス」からSOSがきます。中はしかけがいっぱいで、人をおどろかせてくれる楽しいお家のはずなのですが、あやしいボタンをおしても何もおきません。プログラムがこわれているようです。ジェイソンの出動です。スクラッチ・ワールドに行って、プログラムを直します。 【】 scene 02 メッセージを送る・受け取る ボタンのプログラムを見ると、「このスプライトがクリックされた時」に「“ボタンがおされた”を送る」という命令があります。これは、この世界にいるすべてのものに“ボタンがおされた”というメッセージを送る命令です。次に、くつのプログラムを見ると、動くプログラムがあります。ここに「“ボタンがおされた”を受け取ったとき」の命令をつけます。ボタンをおすと、くつが動きます。３人で、もっとびっくりなアイデアを考えます。 【】 scene 03 ジェイソンをプログラミング（条件つき反復） ジェイソンをプログラミングしてみます。「半分に折る」「９０度回す」「ポケットにしまう」を実行すると、机の上においたハンカチを一回折って、ポケットにしまおうとしますが、入らず落ちてしまいます。次に、「辺の長さが１４cmより小さくなるまでくり返す」の中に「半分におる」「９０度回す」を入れて、実行すると、ハンカチが十分に小さくなるまで折ってから、ポケットに入れることができました。 【】 scene 04みんなのびっくりアイデア発表 ３人で考えたびっくりアイデアを発表します。ジェイソンは、窓（まど）のシャッターを開けると、景色がぐるぐる回る“びっくり”を作りました。プログは、カーペットの上に乗ると、ネコの絵の目が動く“びっくり”を作りました。ラムの“びっくり”は箱です。ジェイソンが自分へのプレゼントだと思って開けると、中からお化けがでてきます。ジェイソンはびっくりしてしまいました。 【】 scene 05 スクラッチャーの紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、アメリカに住む小学４年生のスクラッチネームcafelatte3さん。発音を聞いて、その文ぼう具の絵をあてる英単語のゲームです。実は、初めての作品で、と中で作るのをあきらめそうになったけど、この番組を見てがんばったんだって。「違う人が私よりすごい作品をつくっているのがすごいと思って、くやしくなりました。最後までできるという自信ができました。」君もスクラッチを楽しもう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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カエルをジャンプさせろ

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どうぶつ走り幅跳（はばと）び競技会（きょうぎかい）に出場しているカエルがジャンプできなくなってしまった。プログラムでカエルをジャンプさせるのだ！

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【】 scene 01 カエルをジャンプさせろ ジェイソンが走り幅跳（はばと）びの練習をしていると、SOSがきます。今回の世界は、どうぶつ走り幅跳び競技会。カエルが走り幅跳びをしています。スペースキーで走り、上向き矢印でジャンプするはずですが、ジャンプができません。ジェイソンの出番です。スクラッチ・ワールドに行って、カエルがジャンプをできるようにしてきます。 【】 scene 02 キャラクターをジャンプさせるには カエルのプログラムを見ると、「上向き矢印キーをおしたとき」の下のプログラムがありません。ジャンプするには、Y座標（ざひょう）を少しずつ増やし、次にへらせばいいはずです。ジェイソンがプログラムを作りますが、下に行くのを忘れてしまいます。次は、きちんと下に行かせますが、飛びかたが直線的で変です。リアルなジャンプをさせるために、ラムが、ボールを投げて観察しようと提案します。ものを作るときの基本は観察にあり、です。 【】 scene 03 ジェイソンをプログラミング（抽象（ちゅうしょう）化） 「歯ブラシを歯に当てる」「５回くり返す」「右手を→に動かす」「右手を←に動かす」「右手を下ろして口を閉じる」を重ねて、ジェイソンに、歯をみがくことをプログラミングします。そして、全体を「歯をみがく」と定義します。次は、「歯をみがく」一つで、一連の動作をやることができます。同じように定義をした「寝室（しんしつ）に行く」や「ベッドに入る」を「歯をみがく」につなげ、その全体を「寝（ね）る」と定義します。「寝る」を一つたたくだけで、ジェイソンが歯をみがき、寝室に行って、ベッドに入って寝ます。 【】 scene 04 放り投げたボールを観察する 放り投げたボールをスローモーションで見ていくと、一定の時間ごとに縦（たて）方向に行く距離（きょり）が変わっています。ジェイソンのプログラムでは、いつも同じだけ縦に行っていました。さらによく見ると、縦に行く距離は大体同じだけへっていくように見えます。 【】 scene 05 リアルなジャンプをプログラムする ジェイソンがプログラムをすると、カエルが放物線をえがく、リアルなジャンプをしました。ジェイソンのプログラムを見ると、最初に上にいく距離を１２として、次は１１、その次は１０とへらしていっただけです。０になるとジャンプの頂上で、マイナスになると落ち始めます。ジャンプ力を増やしたらもっと飛ぶのかな？と疑問（ぎもん）をもったプログに、ジェイソンが隠（かく）しコマンドでこたえます。カエルはロケット噴射（ふんしゃ）をして、宇宙にまで行ってしまいました。 【】 scene 06 スクラッチャー紹介 中学1年生のmichiranchi君が作ったのは、３Dのアクションゲーム。障害物をしゃがんだりジャンプしたりしながらよけて、得点をかせぐものです。ランキングも表示されます。スクラッチを通じて知り合った仲間たちといつか、やりたいことがあります。「いっしょにプログラミングして、グラフィックがすごくて複雑（ふくざつ）なゲームを作りたいです。」君もスクラッチを楽しもう！

Ｗｈｙ！？プログラミング

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マックスの告白を助けろ

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マックスがプロポーズをするスクラッチワールドで、マックスが家から出られなくなってしまった。プログラミングで直して、マックスの告白を助けるのだ！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 Scene 01 マックスの告白（こくはく）を助けろ！ 犬のマックスから彼女（かのじょ）が出来たという手紙がとどきます。そこへ、スクラッチワールドからSOSが。えんとつからハートの煙（けむり）がのぼる幸せそうな家…これは、そのマックスの家です。マックスは、部屋で大好（す）きな彼女からの手紙を読んでいました。そこには「いますぐプロポーズ（けっこんを申しこむ）してくれないと、別（わか）れる」　と書いてあります。大ピンチ！すぐに彼女の所へ行ってプロポーズしなくては！と、 大急ぎで外へ出ようとするマックス。ところが…なぜか、部屋の端（はし）にぶつかり続（つづ）けたまま、外に出られません。マックスのピンチを助けるために、ジェイソンがレスキューに向かいます。 【】 Scene 02 マックスを外に出してあげよう！ マックスの部屋に着いたジェイソン。プログラムをのぞいてみると、マックスが“走る”プログラムがありました。しかし、ただ走るだけで“外に出る”＝“場面を変（か）える”命令（めいれい）がありません。さらに、部屋のほかに、「海」という場面＝背景（はいけい）があることが分かります。「それなら、マックスが部屋の端（はし）に着いたときに、背景（はいけい）を部屋から海に変（か）えてあげればいいのでは？」そう思ったジェイソンは、さっそく【マックスが端（はし）に着いたときに背景（はいけい）を海に変える】よう命令（めいれい）します。たしかに海に変（か）わったのですが、なぜか、必要（ひつよう）のない部屋の家具までついてきてしまいました。そこで今度は家具のプログラムを見てみます。すると、【背景（はいけい）が海になったとき、家具を表示（ひょうじ）する】と命令（めいれい）されています。【背景（はいけい）が海になったとき、家具を隠（かく）す】にしないとなりません。さっそく【家具を隠（かく）す】ことにしましたが、SOSのランプはきえません。「それなら、みんなでステキなプロポーズを考えて、もり上げてあげましょう！」ラムのアイデアに、ジェイソンもプログもさんせいします。 【】 Scene 03 ジェイソンはココにいる「POSレジスター」 今回のジェイソンは、スーパーのレジの中にいます。読み取り機（き）で、「ピッ！」と、バーコードをスキャンしたらすぐに、その商品名とねだんが表示（ひょうじ）されますが、一体 どういう仕組みなんでしょうか。ジェイソンを見ていると、おどろくことに、たくさんあるファイルの番号を１つづつチェックしながら、目当てのファイルをさがし始めました。 【】 Scene 04 マックスのために考えたステキなプロポーズ ３人が考えたステキなプロポーズをマックスにしてもらいます。まずはジェイソン。海が二つに分かれて、魚の骨や海そうで作ったLOVEの文字があらわれます。プロポーズはことわられてしまいました。次にプログ。夜景（やけい）を舞台（ぶたい）にプロポーズです。ビルの窓がLOVEと光り、ヘリコプターが宝石（ほうせき）を運んできます。高級品で彼女（かのじょ）にOKしてもらおうと思ったのでしょうか？やっぱりことわられてしまいました。最後（さいご）はラムです。遊園地を舞台（ぶたい）にプロポーズです。ふたりが住むためのお城（しろ）を用意したり、白い鳩（はと）が愛（あい）のメッセージを運んできたり…でも、ことわられてしまいます。「ぜったい何かあるわ！」と、あやしむラム。プログラムを見てみると、どんなプロポーズをしても【あなたとはムリと言う】と、ことわるプログラムになっていました。こんなイタズラをするのは１人しかいません。「ジェイソン～！！」 【】 Scene 05 スクラッチャー紹介 今回紹介（しょうかい）するのは、スクラッチネーム Teba_eleven（テバイレブン）さんの作品。３か月、毎日少しづつ時間を使って作ったロールプレイングゲーム。部屋の中が細かく描（えが）かれていて、トイレまであるのにびっくり。玄関（げんかん）から場面を変（か）えて、町にも出られるよう工夫（くふう）しています。この先は、新しい敵（てき）や仲間（なかま）を増（ふ）やして冒険（ぼうけん）の世界をもっと広げる予定。いま、自分だけの絵で、自分だけのゲームを作ることがとても楽しくて、ワクワクしているそうです。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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おそろしの花をさかせろ

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満月が赤くなる時にだけさくという、おそろしの花がさかなくなってしまった。プログラミングでなおし、おそろしい花をさかせるのだ！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 Scene 01 恐（おそ）ろしの花を育てろ！ “ドラッグ アンド ドロップ”。それは、パソコンの画面の中のものをつかんだり、動かしたり、置いたりできる便利（べんり）な機能（きのう）。「これって便利よね～」。と、ラムとプログが感心しています。そこへ、スクラッチワールドにある、“ある森”からSOSがきます。１００年に一度、赤い満月の夜にだけ咲（さ）く“おそろしの花”が、なぜか咲かないと言うのです。咲いたら、とても恐ろしい姿をしているそうですが、　いつまで待っても種のままです。「その姿を見たい！」と、ジェイソンはスクラッチワールドへレスキューに向かいます。 【】 Scene 02 花に水があげられない（ドラッグ＆ドロップができない） おそろしの花の森に着いたジェイソン。良く見ると、池のほとりに水の入った ひしゃくがあります。それを種に運んであげれば、成長して、花が咲くかもしれません。さっそく、便利な“ドラッグ＆ドロップ”を使ってみますが、なぜか、ひしゃくの水が運べません。プログラムを見てみると、ドラッグ アンド ドロップのプログラムがこわれていました。ドラッグ アンド ドロップがどういう動きなのか、整理して考えながら、なおします。さっそくプログがドラッグ アンド ドロップ“で、ひしゃくの水をあげてみると、「ぶ、不気味ね…」ラムが思わずそう言ってしまうような花が咲きますが、まだSOSのランプは消えません。３人は、ドラッグ アンド ドロップを使って、水以外の色んなものを花にあげて、もっともっと、恐ろしい花にしてみることにしました。 【】 Scene 03 ジェイソンはココにいる（トイレのおしり洗い機能） 最近のトイレには、おしりを洗うためのシャワーが付いています。今回ジェイソンは、その“おしり洗いシャワー”を出したり、ひっこめたりします。ジェイソンを見てみると、どうやら、トイレのイスに“重さが加わった”かつ“ボタンがおされた”かどうかを判だんしてスイッチを入れているようです。 【】 Scene 04 もっと恐ろしい花にしよう！ ３人がそれぞれ考えた、“もっと恐ろしい花”を発表します。プログは、むらさき色のイガイガした木の実を、上げることにします。すると…全身からトゲが生えた恐ろしい姿に変身します。次はラム。ラムは“こうもり”をあげます。すると今度は…花に翼（つばさ）が生えました。最後はジェイソン。ジェイソンは、“青い炎（ほのお）”を花にあげます。すると花は…突然、ロケットに変身！炎を吹き出しながら空高くあがっていきます！「あ～！飛んでっちゃうよ～！ 【】 Scene 05 スクラッチャー紹介 今回紹介するのは、スクラッチネーム The_Weakest（ザ ウィーケスト）くん。ユニークなクイズゲームを作ってくれました。正しいのはどっち？　画数が多いのはどっち？問題は簡単です。でも…答える時間が０．７秒しかありません！見て、一瞬で押したとしても答えるのは無理なのでは…？そんな“無理ゲー”を作って、楽しんでしまおう！という作品です。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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お花見列車を直せ

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窓からきれいな景色が見えるはずのお花見列車が動かなくなってしまった。プログラミングで直し、すてきな景色を見られるようにするのだ！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【】 Scene 01 お花見列車（れっしゃ）を直せ！ 「隊長！こんどお花見に行きましょう！」と、喜んでチケットを見せるジェイソン。それは、人気のお花見列車“スクラッチワールド号”のチケットです。もり上がっていると…スクラッチワールドからSOSがきます。なんと、そのスクラッチワールド号からです。窓の向こうに、美しい景色が広がっていますが、いつまでたっても出発しません。どうやらプログラムがこわれているようです。人気の列車といっても、動かない事には、まったく楽しくありません。「列車に乗ってお花見したい！」と、ジェイソンがスクラッチワールドへレスキューに向かいます。 【】 Scene 02 お花見列車を動かそう お花見列車に着いたジェイソン。窓の枠（わく）を押したり蹴（け）ったりしますが、動きません。今度はプログラムを直して、窓の枠（わく）を動かそうとします。それではダメです。電車の窓の枠（わく）ではなく、“窓の向こうの景色”を動かさないと、電車は動いているようには見えません。窓の向こうの景色を動かすことにしたジェイソン。プログラムを直すと…たしかに景色を動かすことには成功したのですが、動いた景色（花や木）は、もう現れません。「どうしたらいんですか！」となげくジェイソンにラムがアドバイスします。「一度消えた花や木を、もう一度使うことができるのよ！」ラムは、花が左はしに行って見えなくなったとき、右から また出てくるようにプログラムすることを教えます。やってみると…確かにくり返し花や木があらわれ、ずっと景色を見ることができるようになりました。しかし、SOSのランプは消えていません。よく見ると、花や木、山や太陽の動きが、“どこか変”なのです。「実際の電車の景色を見てみるといいわ！」ラムはそう言って、映像を見せてくれます。窓に近い手前の景色と、遠くにある山の動きを比べてみると…ジェイソンがひらめきました。「今度こそ、すごい景色を作ってみせます！」 【】 Scene 03 ジェイソンはココにいる（電気ポットの保温） 今回のジェイソンは、電気ポットの中にいます。湯を温かいまま保ってくれて、お茶を飲むときなどにとても便利ですが、どういう仕組みなんでしょうか。ジェイソンを見てみると、設定された温度を保つために、ヒーターのスイッチを入れたり、切ったり、ずっとくり返しています。さらに２時間、何も操作しないと、ジェイソンはヒーターのスイッチを切って電気のむだをはぶきます。 【】 Scene 04 きれいな景色の動かし方とは！？ ジェイソンが気づいたのは、自然な景色の流れは≪手前にあるものは、遠くにあるものよりも速く動いて見える≫ということでした。そうして直したお花見列車の動きは、景色に奥行が出て素晴らしいものになりました。さらに、ジェイソンはキレイな花びらをふらせたりしてお花見を盛り上げるのですが…やっぱり、いたずらも用意していました。トンネルをくぐると、なんとも恐（おそ）ろしい大木が迫ってきます！ 【】 Scene 05 スクラッチャー紹介 今回紹介するのは、スクラッチネーム emimi27（エミミ２８）さんの作品。１１月のWhy大喜利のテーマ、「クリスマスツリー」で、優秀賞に選ばれた作品です。大きな結晶で雪を表現したり、サンタの動き、背景の変え方など、色んなところに工夫をこらした素敵な作品です。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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Why!?プログラミングフェス

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2018年に開催された「Why!?プログラミングフェス」全国からたくさんの子ども達のプログラム作品が集まったこのイベントの様子をお伝えします。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005180330_00000

【】 Why!?プログラミングフェス 2018年９月に開催されたプログラミングのお祭り「Why!?プログラミングフェス」に、全国からプログラミングが大好きな子どもたちが集結！「展示部門」と「問題解決部門」に選ばれた10の作品を楽しみ、その中から最優秀賞をみんなで選んだ。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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Why!?プログラミングフェス2019

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005180350_00000

2019年に開催された「Why!?プログラミングフェス」全国からたくさんの子ども達のプログラム作品が集まったこのイベントの様子をお伝えします。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005180350_00000

【】 Why!?プログラミングフェス2019 2019年9月に開催されたプログラミングのお祭り「Why!?プログラミングフェス2019」に、全国からプログラミングが大好きな子どもたちが集結！「展示部門」と「問題解決部門」に選ばれた11の作品を楽しみ、その中から最優秀賞をみんなで選んだ。

Ｗｈｙ！？プログラミング

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発表！Why!?プログラミングアワード

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005250028_00000

第一回Why!?プログラミングアワード。子どもたちによる400以上の投稿作品の中から、優れたものと作者を紹介します。

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【】 発表！Why!?プログラミングアワード 舞台は第一回Why!?プログラミングアワードの発表会場。この夏、「ハート」「回転」「マス目」をテーマに、全国の子どもたちから400を超えるプログラミング作品が集まりました。発表会場の客席にいるのは、その作品たち。司会はおなじみ、プログとラム、そしてジェイソン。さらに、解説としてアベ先生（！？）も参加します。今日は、優秀な作品とその作者をご紹介し、子どもたちの投票により大賞を選びます。

Ｑ～こどものための哲学

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なんで勉強しなきゃいけないの？

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005180281_00000

苦手な算数に悪戦苦闘しているＱくん。そもそもなんで勉強しなければいけないのか疑問を持つが、チッチと一緒に深く考えながら、自分なりに勉強する意味を見出していく。

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【scene 01】 なんで勉強しなきゃいけないの？ 「Ｑ～こどものための哲学（てつがく）」は、一つのことを深～く考えるための番組です。考える少年・Ｑくんの部屋をのぞいてみましょう。つくえに向かって勉強するＱくん。九九の計算をしているけれど、めんどうくさくなってえんぴつを放り投げてしまいます。「ゲームやりたいなあ、テレビ見たいなあ、プラモデル作りたいなあ。」と、Ｑくんにはやりたいことがいっぱい。けれども、Ｑくんのお母さんはとにかく「勉強しなさい」と言って、遊ばせてくれません。Ｑくんは「そもそも、なんで勉強しなければいけないのか？」というギモンをさけびます。これを聞いて、時間を止めたのがぬいぐるみのチッチ。Ｑくんが持ったおもしろいギモンを、いっしょに考えていきましょう。 【scene 02】 「なんで？」って考えてみること Ｑくんと話を始めるチッチ。チッチが時間を止めたのは、Ｑくんの「なんで勉強しなきゃいけないのか？」というギモンが、「いいギモン」だったから。「どんなことでも、なんで？って考えてみることはとってもいいことなんだ！」とチッチは言いますが、Ｑくんはあんまりピンときていない様子。そんなＱくんに、チッチが次々としつもんします。「なんで勉強がきらいなのか？」「なんでつまらないのか？」「なんで役に立たないのか？」とつづけると、「なんで大人は勉強しなさいっていうのか？」というギモンにたどりつきました。 【scene 03】 「なんで大人は勉強させたがる？」のうた なんで大人は勉強させたがる？ なんで？なんで？　それはこどもがうらやましいのさ　そうなの？そうなの？　遊べるこどもがうらやましいのさ　なるほど、なるほど　　遊びたいけど　遊べない大人　だからこどもに　いじわるをするのさ　うらやましいから　いじわるをするのさ　勉強しろって　いじわるするのさ　するのさ！ 【scene 04】 勉強なんかしなくてもいい！ 自分が遊べないから、いじわるで子どもに勉強させるなんて、大人はサイテーだ！と、意気投合するＱくんとチッチ。だとすれば、なんでＱくんはそんなことに従（したが）っているのでしょうか？チッチに「大人が勝手に決めたことなんだから、それに従わなくていいんじゃないの？」と言われ、Ｑくんは「勉強なんかしたってしなくたって、どっちでもいい、そんなのこどもの自由だ！」とさけびます。それを見たチッチは、「なんでそれを大人に向かって言わないの？」とＱくんに聞きますが、Ｑくんはそのしつもんにうまく答えることができません。 【scene 05】 勉強は、もしかして役に立つ？ 「勉強しなくてもいいと言ったら、大人におしおきされるの？」とチッチに聞かれ、「大人はそんなことをしない、悪い人じゃない。」と言い返すＱくん。チッチに「大人はいじわるでこどもに勉強させている！」と言っていたことも、すっかりわすれているようです。「さっきと言っていることがちがうじゃないか！」とさわぐチッチのおなかを、Ｑくんがなでてあげると、チッチは気持ちよくなって落ちつきを取りもどします。イライラして、大人のことを悪く言いすぎたと反省（はんせい）するＱくん。だとすると、本当はなんで勉強しなければいけないのでしょうか？Ｑくんが「もしかしたら、勉強は役に立つこともあるからじゃないかな？」と言うと、さっきと言っていることがちがう！とチッチがまたさわぎ始めたので、Ｑくんはすかさずチッチのおなかをなでて、しずかにさせます。　「勉強すれば、いろんなことが分かるようになる」と言うＱくんに、「いろんなことが分かると、どんないいことがあるの？」と聞くチッチ。考えこんでしまうＱくん。チッチはみんなもいっしょに考えよう、とさそいます。 【scene 06】 みんなで答えよう みんなで答えよう！　ねえみんな、勉強して、いろんなことがわかると、どんないいことがあると思う？　みんなで考えよう！　エー！　たとえば、山でそうなんしたときに、天気のことや、ケガの手当てのことや、火の起こし方を知っていると、命が助かると思います。　んー、知識（ちしき）は命も助けるのか！　お花が好（す）きなんだけど、育て方とか、キレイな生け方とか分かったら、今よりもっと好きになりそう！　おー、好きがもっと好きになっちゃうのか！　いろんなことがわかると、やれることがいっぱいふえて、人生自由に生きてけそう！　おー、かしこくなると自由になれるってか！　いろんな言葉を覚（おぼ）えると、いろんな本が読めるから、おもしろい話を知ることができる。　知識がふえれば、おもしろいことも増えるんだな！　いろんな答えがありますが、Ｑくん答えは出ましたか？　うーん、ぼくの答えは……うん、見つけた！　ＯＫ牧場（ぼくじょう）！　キュキュキュみんなの答え、キュキュキュそれぞれちがう　キュキュキュきみならなんて答えるの？　キュー！ 【scene 07】 かもしれないアニメ：なんで人はウンチをするの？ なんで毎日ウンチが出るんだろう？　毎日ごはんを食べているから？かもしれない。ごはんを食べなかったら、ウンチが出なくなるかもしれない。　だけど、ごはんを食べなかったら、おなかがすきすぎて大変（たいへん）かもしれない。　うーん…（ぐるぐると回っていく様子）…（水が流れて…）　ウンチをするために、ぼくはごはんを食べているのかもしれない！　え～… 【scene 08】 てつがくのうた 考えてくと見えてくる　考えてくと気づいてく　考えてくとかわっていく　考えてくとつながっていく　てつてつてつてつてつがく　こたえはなかなか出ないけど　てつてつてつてつてつがく　ゆっくりとみちのりを楽しもう　Philosophy for children Ｑ 【scene 09】 勉強は、したほうが得する！ なんで勉強しなきゃいけないのか。Ｑくんの今のところの答えはこうでした。「勉強していろんなことを知っておけば、いつか自分もロケットの開発者になれるかもしれない。でも、勉強しなかったらぜったいになれない。つまり、勉強はしなきゃいけないわけじゃないけど、したほうが自分が得（とく）をする！」　これにはチッチも納得（なっとく）。だけど、Ｑくんはなにか引っかかっている様子。自分が得をすることなのに、なんで勉強するのがイヤなのか、もっと分からなくなってしまったというのです。チッチは、「さらなるおもしろいギモンに行きついたね！」と興味津々（きょうみしんしん）。ふつう得だと思えば、喜（よろこ）んでやるものなのに、なぜ勉強がイヤだと思ってしまうのか？考えこんだすえに、Ｑくんはその理由を見つけ出します。 【scene 10】 勉強がイヤなのは、遊びが足りないからだ！ 「勉強がイヤなのは、遊びたいのに勉強ばっかりやらされているからだ。」と気づいたＱくん。「ならばそれを逆（ぎゃく）にすればいい！」と、とつぜん言い出したＱくんに、チッチはびっくり。「遊びばっかりやっていれば、そのうち遊びがイヤになって、勉強が好きになる！」と、勉強をやめて遊びだすＱくん。ロケットを持って、部屋の中をかけ回り始めてしまいました。「もっと遊ばなきゃ！」とはりきる様子に、チッチはあきれてしまいます。 【scene 11】 Ｑエンディングテーマ こたえはみんなちがうんだよ　だからじっくりさがそう　こたえはかわったっていいだよ　　だからゆっくりそだてよう　ＱＱＱＱＱＱＱねぇ、きかせてよ　ＱＱＱＱＱＱＱキミのこころのこえを 【scene 12】 おさらい 今回のＱワードは「なんで？」でした。なんで人は服を着るのか？なんで悲しいと、なみだが出るのか？「なんで？」で色んなギモンを考えてみよう、というチッチからのメッセージです。