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マテマティカ２

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数の気持ち

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005160004_00000

数には個性がある。１から１００までの数を色分けし、数の特徴を知る。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 数についてのインタビュー 東京のとある科学館。今日は、ここへ来た人たちに、数についてインタビューしてみました。「１」から「100」までの数で、「好き」と思う数に○、「好きじゃない」と思う数に×をつけてもらいます。親子連れにきいてみます。子どもは「７」に○をつけました。ラッキーセブンだからです。お父さんは「１」に○をつけました。なんでも一番、一等賞がいいからだそうです。「１２」に○をつけた女の子は、時計やカレンダーで使うからなんだそうです。 【scene 02】 １００，１１，６が好き？ 別のお母さんは、「100」に二重丸。とても気色がいいというその理由は、銀行につとめていたことがあるのでゼロがついているものが感じがいいのだそうです。大学生の女の人は「１１」が好き、「いい」という語呂合わせです。もうひとりの女の人は、「６」のつく数字にかなり○がついています。自分が三人兄弟なので、６こあるものは三人でけんかせずに分けられるからだそうです。 【scene 03】 使いやすい数、使いにくい数 男の子は「10」に○がついています。こういう数字はたとえば５が２つで10になる、というように、かけ算をするときにやりやすいからだそうです。たしかに、かけ算やわり算がやりやすい数はありますね。 【scene 04】 「６」と「11」ではどっちが○？ それでは、「６」と「11」では、どっちが好きな数ですか。２でわり切れるから分けやすくなるので「６」がいいという女の人。小さな男の子も、字の感じにふんわり感があるから「６」が好きですという答えでした。 【scene 05】 たまご舞踊団のトライ！ 「６」を図形で表してみます。たまご舞踊団（ぶようだん）のたまごが６こ、いろいろな形にならびます。まず、「６」は「１＋２＋３」の三角形にならびます。次に、「６」は「２×３」の長方形にならびました。今度は、「６」は「３×２」の長方形にならびました。では５こ増えて「11」になったらどうでしょう？　「11」はどうやっても三角形にも長方形にもならべません。 【scene 06】 長方形にならぶ数は？ ほかの数は長方形にならぶのでしょうか？「３」は、長方形になりません。「４」はどうでしょう。「２×２」で正方形になりました。「５」は１こあまって長方形になりません。「７」もなりません。「９」は「３×３」で正方形になります。「15」は、「３×５」で長方形にならびます。「17」は、やはり１こあまります。「18」は、「３×６」で長方形にならびます。「19」は、「３×６」の長方形と１このあまり。「20」は、「４×５」で長方形になりました。 【scene 07】 「12」と「13」では？ では、「12」と「13」では、どっちが好きですか。大学生の女の人は「12」だと答えました。「12」という数は、たとえば一年が12ヵ月だったり、１ダースが12こだったり、生活になじみのある数字だと思う、という意見です。別の女の人もやはり「12」を選びました。１日が12の２倍の24時間など、なじみがあるけれど、「13」はあまり見かけない数字だという意見でした。 【scene 08】 「12」はいろいろな長方形に では、「12」という数は長方形にならぶのでしょうか。12きゃくのイスに、卓球（たっきゅう）ダブルスの２人が２れつに座ると、「２×６」の長方形にならびます。漫才（まんざい）トリオの３人が３れつでならぶと、「３×４」の長方形。４人家族が４れつですわると、「４×３」の長方形になります。ママさんバレーチームの６人が６れつでならぶと、「６×２」の長方形にならびます。つまり「12」は、２れつでも、３れつでも、４れつでも、６れつでも、いろいろな長方形にならぶことができます。 【scene 09】 長方形にならべる数とならべない数 では、ママさんバレーチームにバレーのコーチ「１」をたして「13」にするとどうでしょう。「13」は、２れつでも、３れつでも、４れつでも、６れつでも、「１」あまってしまい、うまく長方形に並べません。数には、長方形にならべる数と、長方形にならべない数があるのです。 【scene 10】 数についてのふしぎな発見 今日は数についてどんな発見があったか聞いてみました。「２や３などの小さな数でわり切れそうな数をわたしはいいと思っていて、17や13や11などはなんとなく好きじゃないと思っていたようです。あまり意識（いしき）していなかったんですけど、こうやって見るとふしぎですね」（大学生の女の人）。あなたの好きな数はどれですか。

マテマティカ２

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公私の別

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公約数の意味を「数のなかには公私の別がある」という視点で考える。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 数にはそれぞれちがいがある 一見、どれも同じように見える数。でも、数にはそれぞれちがいがあります。そして数には、長方形にならべられる数と、ならべられない数があります。「６」は「３×２」の長方形に、「15」は「３×５」の長方形にならびます。しかし「17」は、長方形にはならびません。 【scene 02】 「６」と「９」の関係は？ では、二つの数のあいだにはどんな関係があるのでしょう。「６」と「９」でみんなの意見を聞いてみました。「６に３をたすと９という関係」。「二つとも３の倍数ということと、上下ひっくり返しても６と９だなと思います」。「９は分けると３が三つできるけど、６は分けると３が二つできるということ」。いろいろな意見があります。 【scene 03】 「６」と「12」の関係は？ では、「６」と「12」にはどんな関係があるのでしょうか。これもみんなの意見を聞きました。「一年だなと思いました。６が半年、12が一年で、何か共通しているのかなと」。「見た目は全然ちがう数字だけど、実はけっこう近い数字だなと思った。ひとけたとふたけたで遠いようだけど、差はたったの６だから」。「６を二倍すると12だということと、両方とも２と３の倍数だということ」。 【scene 04】 たまご舞踊団のなかよく並べる？ たまご舞踊団（ぶようだん）の登場です。ピンクのたまごが６こ、青いたまごが９こ出てきました。２れつにならぶと、「６」は２×３の長方形にならべますが，「９」はうまくならべません。３れつにならんでみると、「６」は３×２、「９」は３×３にと、なかよく長方形にならべました。そこへ、青いたまごがもう３こやってきて、青いたまごは12こになりました。ならんでみると、「６」と「12」は２れつでも、３れつでも、６れつでも、なかよく長方形にならぶことができました。 【scene 05】 数の「公」と「私」 「６」と「９」をそれぞれかけ算の式に書いてみると、「６＝２×３」、「９＝３×３」となります。「６」と「９」のあいだには、「３」という共通点があることがわかります。一方、「６」には「２」という、「９」にはない部分があります。そして「９」にはもう一つの「３」という「６」にはない部分があります。人間の生活には、「公」と「私（し）」の両方の部分があります。社会でほかの人といっしょに行う「公」。それぞれ自分だけで行う「私」。数にも、この区別があるのです。 【scene 06】 なかよくできる「公」の部分 では、「６」と「12」で考えてみます。「６＝２×３」、「12＝３×４＝３×２×２」。「６」と「12」のあいだには、「２」と「３」という共通点があります。「６」と「12」はなかよくできる「公」の部分をたくさん持っています。では、「６」と「15」は、どれくらいなかよくできるのでしょうか？「６＝２×３」、「15＝３×５」。「６」と「15」には、「３」という共通点があります。「公」の部分が一つあるので、ちょっとなかよくできます。一方、「２」は「６」のほうにしかない「私（し）」。「５」は「15」のほうにしかない「私」です。 【scene 07】 「公」の数でならぶと… たまご舞踊団（ぶようだん）もピンクのたまごが６こ、青いたまごが15こで、なかよくならべるかトライしてみます。２れつではなかよくならべません。「公」の部分の「３」を使って３れつにならぶとなかよくならべました。６れつではなかよくならべません。 【scene 08】 「公」の部分がまったくないと… とてもなかがよい「６」と「12」。ところが、一つ入れかわって「７」と「11」になるとどうでしょう？「あまりいい感じがしない。２でわれないからだと思います」。「どっちもわけられない数」。「７も11も、１以外の数ではわりきれないからなかよくなれない」。みんなの意見です。ピンクのたまごが７こ、青いたまごが11このたまご舞踊団（ぶようだん）がならんでみます。しかし、２れつでも、３れつでも、なかよくならべません。「７」と「11」には「公」の部分がまったくありません。だから、「７」と「11」は全然なかよくできないのです。

マテマティカ２

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一人前になりたい

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１０や１００になる数の組み合わせを考え、補数が直感的に浮かぶよう導く。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 2000円以内の「買い物ゲーム」 スーパーマーケットで買い物ゲーム！　「2000円以内で夕食の買い物をしましょう」。なるべくおつりがでないほうが勝ちです。対戦するのは、子どもチームとお父さんチーム。まずは子どもチームからです。じゃがいも、198円。たまねぎ、198円。にんじん、158円。しかしここで問題が！　550円…？　563円…？　合計金額（きんがく）がちょっとわからなくなってしまったようです。 【scene 02】 そろばんの計算のしかた そろばんの達人、熊澤亜未（くまざわ・あみ）さん、小学校６年生。３けたの数字を15こ足す計算問題を、なんと８秒で計算できます。さっきの買い物の計算をしてもらいました。「198＋198＋158＝554円」が答えです。どうやってそろばんで計算したのでしょう。スローモーションで見ると、「198＋198」の計算は、まず「198」と入れて、それに「100」を入れます。続いて「90」を入れるときは、十の位から一つ下げて百の位に一つ足します。「８」を入れるときは、一の位から二つ下げて十の位に一つ足しました。 【scene 03】 あといくつで「10」や「100」になるか 「足す９は、１をとって10足します。10になるかたまりを頭の中で考えて計算しています」と、亜未さん。「198」を足すとき、まず「100」を入れ、次に「90」は「100」に「10」足りないので「10」を引いて「100」を入れます。最後に、「８」は「10」に「２」足りないので、「２」を引いて「10」を入れます。では、「177＋19」はどうでしょう。まず「177」を入れます。次に「19」の「10」を先に入れ、「９」は「10」に「１」足りないので「１」を引いてから「10」を入れます。答えは、「196」です。 【scene 04】 たまご舞踊団のボーリングゲーム たまご舞踊団（ぶようだん）の登場です。たまごが10こ、ボーリングのピンのようにならびました。ボーリングゲームです。ボールがころがってきて、５こたおれました。これを式で表すと、「５＋５＝10」となります。もう一度ボールがころがってきて、今度は６こたおれました。式で表すと、「６＋４＝10」です。 【scene 05】 足すと「10」になる組み合わせ またボールがころがってきます。今度は３こしかたおれませんでした。これを式で表すと、「３＋７＝10」となります。次は、たまごが８こたおれました。式で表すと、「８＋２＝10」となります。次は、９こたおれました。これを式で表すと、「９＋１＝10」です。「１＋９＝10」、「２＋８＝10」、「３＋７＝10」、「４＋６＝10」、「５＋５＝10」。このように数には、足すと「10」になる組み合わせがあります。 【scene 06】 細かい金額のおぼえかた 続いては、お父さんチームの買い物です。にんじん、158円。これは、一の位が「８」なので、つねに「２」を頭に入れておくそうです。「160円」とおぼえておいて、あとで「２円」を引くのです。これを式で書くと「158円＝160円－２円」となります。続いて買ったのは、たまねぎ、198円。牛肉、598円。ということは、全部で954円になります。 【scene 07】 ８＋９＋10＋11＋12は？ 応用（おうよう）問題です。カレンダーの日付にある「８、９、10、11、12」の数字を全部足すと、合計はいくつでしょう。まず「９」と「11」の組み合わせは、「10」と「10」を足すのと同じ。次に、「８」と「12」の組み合わせも、「10」と「10」を足すのと同じです。ということは、ならんでいる数字を足すのは、「10＋10＋10＋10＋10」と同じことなので、答えは「50」となります。 【scene 08】 ６＋12＋18＋24＋30は？ 今度は、カレンダーのななめの数字。「６、12、18、24、30」の数字を全部足すといくつでしょう。まず、「６」と「24」の組み合わせは、「10」と「20」を足すのと同じ。次に、「12」と「18」の組み合わせも「10」と「20」を足すのと同じ。したがってならんでいる数字を足すと、「10＋10＋20＋20＋30」なので、答えは「90」となります。 【scene 09】 「10」になる組み合わせを考える 子どもチームが買ったのは全部で７品。にんじん158円。じゃがいも198円。たまねぎ198円。ひき肉520円。ひき肉579円。ブロッコリー100円。トマト298円。合計は、2051円。予算オーバーです。お父さんチームは全部で８品。にんじん158円。じゃがいも198円。牛肉598円。たまねぎ198円。福神づけ208円。たまご198円。らっきょう198円。カレーのルー178円。合計1，934円でお父さんチームの勝ちです。「10」になる組み合わせを考えると計算が正確（せいかく）に速くできます。これは、そろばんにも使われている「計算のこつ」です。

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大きい数の感じ方

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人間の実生活と比較をとおして、数のイメージをもつ。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 １円玉を数えるゲーム 今日はみんなでゲームをします。三つのグループにそれぞれふくろが配られました。ふくろをあけてみると、中には１円玉がぎっしりつまっていました。この１円玉、いったいいくらあるのでしょう。「2500円くらい」と答える小学生チーム。中学生チームは、「500円くらい」という答え。理由は、１円玉10枚（まい）の集まりが全体で50個（こ）くらいありそうだと考えたからでした。高校生チームの答えは「1111円」。これもあてずっぽうです。では、どうやって数えればいいのでしょう。 【scene 02】 イッシー人の「何人いるの？」 イッシー人がおおぜい集まってきました。いったい何人いるのでしょう。ひとりずつ一列にならびましたが、これでは何人いるかわかりません。相談したイッシー人は、２人ずつの組を作っていきます。２人ひと組がたくさんできましたが、これでもまだわかりません。今度は５人ずつのグループを作りはじめました。でもやっぱりわからないので、とうとう10人ずつのグループを作りはじめました。きちんとならんでみると、10人ずつのグループが10個（こ）できています。「10×10」で、「100イッシー」でした。 【scene 03】 どうやって数える？ 三つのチームそれぞれの１円玉の数え方です。小学生チームは、10個（こ）ずつのかたまりで数えるという数え方。中学生チームは、１円玉10枚（まい）を積み上げてタワーを作り、そのタワーの数を数えるという数え方。高校生チームは、運動会で「玉入れ」ゲームのあとに玉を数えるように、ひとつずつふくろに入れながら数えていくという数え方でした。 【scene 04】 １円玉の数を数えてみよう では、三つのチームに１円玉の数を数えてもらいます。「タワー」で数える中学生チーム。「玉入れ」式の高校生チーム。「10」でまとめる小学生チーム。どのチームも、出だしは上々（じょうじょう）のようです。でも、10個（こ）の１円玉の組が多くなりすぎてわかりにくくなった小学生チームは、10個ずつ紙の上において、見やすいように丸でかこんでいくことにしました。中学生チームは順調にタワーをならべ、高校生チームも快調（かいちょう）に数えていきます。 【scene 05】 イッシー人がもっとおおぜい！ イッシー人がまた集まりました。さっきよりずいぶんおおぜいいます。一列にならぶととても長い列です。また10人ずつのグループに分かれます。グループごとにきちんとならんでいきますが、今度はそれでも数が多すぎて数えられません。相談したイッシー人たちは、10人が10列ならんだ組を作り、その組をどんどん重ねていきます。全部で10段（だん）重なったので、「10×10×10」で、「1000イッシー」でした。 【scene 06】 ちがう答えが出てきた 三つのチームの結果はどうなったのでしょうか。中学生チームは「999円」という答えです。１円玉を10枚（まい）重ねたタワーを作り、それを一列に10個（こ）ずつならべていくと、10列目の最後のタワーが９個だったので、全部で999個になりました。「玉入れ」式にひとつずつ数えた高校生チームも、「999円」という答えです。でも、小学生チームは、「1000円」という答えでした。紙の上に10個ずつならべて丸でかこんでいき、丸の数を数えて出した答えだそうです。 【scene 07】 正解はいくら？ 正解（せいかい）はいくらなのか、１円玉のふくろを銀行に持っていって調べてもらいました。銀行には、お金の数を自動的に数える機械がありますが、１円玉などの硬貨（こうか）を数える場合は、「硬貨ます」という道具を使うこともあります。ひとつの硬貨ますには、よこに５枚（まい）、たてに10枚、合わせて50枚の硬貨を入れることができます。ざらざらっと１円玉を硬貨ますに入れ、50枚ずつ、お皿に入れて分けていきます。50枚、つまり50円入ったお皿が20枚あったので、合計は「50×20」で「1000円」でした。 【scene 08】 「50×20＝1000円」 今度は機械で１円玉の数を数えてもらいました。数を数えながら、あっという間に50枚（まい）ずつのかたまりが出てきます。50枚入りのタワーが、20本ならびました。「50×20」で、やっぱり全部で「1000円」です。 【scene 09】 大きい数は小さくまとめると数えやすい ということで、正解（せいかい）は小学生チーム！　実は、「999円」と答えた中学生チームは、ゆかの上に１円落としていたのです。でも、正解した小学生チームから意見が出ました。「タワーにして数えたほうが、場所もとらないし数えやすいから、中学生チームのやり方のほうがいいと思う」。大きな数でも、立体にすると小さなかたちにまとめられるのです。１円玉を一列に1000個（こ）ならべたものも「1000円」。たてよこに四角くならべたものも「1000円」。50枚（まい）ずつ20本ならべたものも「1000円」です。

マテマティカ２

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一皮むけたら？

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地球儀と世界地図の関係から、立体と平面の関係を考える。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 イッシー人の「一皮むけたら？」 石田くん、石井くん、石野くんの三人のイッシー人がサイコロのかっこうをしています。とつぜん石田くんが、「う～～ん」とうなりはじめました。どうしたのだろうと思っていると、「ジャン！」と、サイコロをぬぎすてました。開いたサイコロの形を見て、石井くんも石野くんも感心します。今度は石井くんが「う～～～ん！」とサイコロをぬぎすて、開いた形をじまんしました。そこで石野くんも負けじと、「う～～～ん、トォーッ！」とサイコロをぬぎますが…。開いたサイコロは石井くんのと同じ形でした。 【scene 02】 イッシー人の「TRY ！」 石野くん、もう一度サイコロにおしこまれて、やり直し。今度はうまくいきました。三人ともちがう形でサイコロを開くことができたので、もっといろいろやってみることにしました。石田くんから始めて、三人は順番にサイコロを開いて広げていきます。次々にサイコロを開いて、いろいろな形を作っていきます。ならべてみると、全部で11通りありました。 【scene 03】 イッシー人に挑戦！ 今回、イッシー人に挑戦（ちょうせん）するのは、日本料理の達人、中村孝明（なかむら・こうめい）さん。孝明さん特製（とくせい）の今日の献立（こんだて）は、大根、さといも、ラディッシュ、にんじんを使った、野菜の煮物（にもの）です。まずは、さといもの皮むき。さといもがきれいな六角形になりました。今度は、大根です。輪切りのだいこんをうすくむくと、皮が長方形になりました。続いてにんじんの皮をむくと、細長い三角形のような形になりました。 【scene 04】 切れ目を入れたら新しい形に イッシー人たちは形が全部出つくしたようですが、石野くんが、まだサイコロの皮を着たままです。石野くんは「う～～～ん」とうなって、中から上の面を「×」の形に切り開きます。「とりゃーっ」と力ずくで開くと、十文字のような形ができました。感心した石田くんも次にやってみます。中から上の面にななめに一本切れ目を入れ、石井くんが手伝って、横の二つの面に外から三角に切れ目を入れました。「うりゃ！」と開くと、また新しい形です。続いて石井くんです。中からサイコロに切れ目を入れました。 【scene 05】 まっすぐ切ったり、丸く切ったり さらに今度は、中から切ったあと、外から丸く切れ目を入れてみました。開いてみると、またまた変わった形になりました。続いてもう一度、石野くん。中からの切れ目につながるように、外からも切りこみを入れます。開いてみると、細長くとがった形になりました。おもしろい形になったものをならべると、人形の服やかぶと、刀のようになりました。イッシー人たちは大よろこびです。 【scene 06】 １枚の四角い布からティーバッグ がんばったあとはひと休み。お茶を入れます。お茶を入れるこのティーバッグ、実は、１枚（まい）の布（ぬの）でできています。どうやって作っているのでしょう。二つの辺につぎ目があるのがヒントです。お茶の工場では、まず、ナイロン製（せい）の布を機械に通して、ナイロンのつつを作ります。そのつつをたがいちがいに切ると、ティーバッグの形ができました。１枚の折り紙も、つつ状（じょう）にして両はしをたがいちがいにとめると、ティーバッグの形ができました。 【scene 07】 平たい紙から丸い地球儀？ 次は地球儀（ぎ）です。丸い形をしていますが、これも平たい紙からできています。どうやって作っているのでしょうか。よく見ると表面に見えるつぎ目がヒントです。地球儀を作っている工場をたずねました。細長い紙を、丸いプラスチックの上に、絵を合わせながらはり合わせていきます。丸い玉にはるので、紙をのばしたりちぢめたり、細かく調整します。 【scene 08】 18枚の紙をはり合わせて、丸い地球儀！ 丸い玉にはられていたのは、細長くカーブしながらとがった形の紙です。南極、北極が細く、赤道に向かって太くなっています。これを18枚（まい）使って、地球儀（ぎ）は作られています。「これは18分割（ぶんかつ）ではっていますが、その分割をなるべく細かくしたほうが、球体として、より正確（せいかく）なものができます」（工場の社長さん）。地球を大きく分割すると平たくなりにくく、細かく分割すればするほど平たくなり、正確な地図に近づくのです。 【scene 09】 一皮むけた野菜いろいろ 料理の達人、中村孝明さんにも、丸いラディッシュをむいてもらいましょう。丸いラディッシュが、ぐるぐるまきにねじれたような形にむけました。さて、料理はというと、大根をくりぬいた中に、皮をむいたさといもやラディッシュ、にんじん、えびなどを入れて、とろみをつけただしをかけます。題して、「夏野菜の銀あんかけ」。一皮むけて、みごとな料理ができました。

マテマティカ２

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三面図でわかる？

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物の形を人に伝えるには？　三面図や見取り図など立体を表す方法を学ぶ。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 三面図とは？ 椅子（いす）を研究している織田憲嗣（おだ・のりつぐ）先生の家の中には椅子がいっぱい。さまざまな形があります。織田先生が、ある椅子の三面図を書いています。三面図とは、前から（正面）、横から（側面）、そして真上から見た三つの図のことです。「この形から、どんな椅子か考えてみてください」と、先生が三面図を見せました。図面と椅子をならべて見ていくとわかりやすくなります。正解は、背（せ）もたれが扇（おうぎ）のように開いた形の椅子でした。 【scene 02】 三面図を見て形を考える 三面図を見て、どんな形のものか想像してみましょう。まず、正面図と側面図が三角形で、真上から見ると正方形のこの形は…。ピラミッドです。続いて、正面図が円、側面図が魚のような形、真上から見ると耳のついた卵（たまご）のような形…。これは飛行船でした。 【scene 03】 イッシー人の「TRY！」 石田くん、石井くん、石野くんの３人のイッシー人が、三面図に書かれた図形を作ってみます。正面図、側面図、真上からの図とも、たて・横が５つずつに区切られています。「集合ーっ！」と仲間をよび集めて、みんなで「TRY！」。イッシー人が作った形は、５人が５列で５段（だん）に重なった立方体でした。 【scene 04】 まず正面図の形を作ると… みんなにも図形の形を考えてもらいます。集まったのは小学生、中学生、高校生のグループです。グループにわたされた巻物（まきもの）には、正面から見た図だけが見えるように書いてありました。この形を、ブロックを使って作ります。中学生チームは、たて４つ、横６つと数えて、ブロックでその形を作りました。小学生チームも、同じように「４×６」の形です。高校生チームは、同じ形を２段（だん）重ねました。「下がかくれていて見えない形です。２段かなと思ったので」。 【scene 05】 側面図も見てみよう 次に、巻物（まきもの）にかくされていた側面図をあけてみます。横から見ると、椅子（いす）のような形でした。この正面図と側面図からはどんな形になるのでしょう。小学生チームは、ベンチのような形にブロックを組みかえました。横から見ると、下の台６個に、背（せ）もたれとして２個分積んだ形。これなら、正面図・側面図と同じ形です。 【scene 06】 三つの図面を合わせると？ 最後に、真上から見た図をあけてみました。三つの図面を合わせるとどんな形になるのでしょうか。小学生チームが作ったのは、さっきと同じ、ベンチのような形でした。図面と比べてみると、正面から、側面から、真上から、どれも図面と同じ形です。でも、この図面からできる形はこれだけでしょうか。もっといろいろあるかもしれません。 【scene 07】 少しちがう形ができた 中学生チームが作ったのは、小学生チームの形とは少しちがっています。ちがうのは、ベンチのすわる面にあたるところを、横の部分二つだけにしたことです。図面と比べてみると、これもちゃんと図面と同じ形になっています。同じ三面図でも、ちがう形ができました。 【scene 08】 イッシー人が作るいろいろな形 イッシー人の石田くんが仲間を集めました。さっきの三面図でほかの形を作ります。５×５の段（だん）の上に少しずつへらした段を積み重ねていって、階段のような形です。三面図と比べると、図面どおりになっていました。今度は石井くんがちがう形を作ります。５×５の段の上に、やはり少しずつ角をけずった形を積み重ねていきます。これも三面図どおりの形でした。今度は石野くんがすごい形を作ります。５×５×５の立方体からイッシー人を一つおきにぬき取った形。これも図面どおりの形でした。 【scene 09】 同じ三面図からいろいろな形ができた！ さきほどの高校生チームが作った形を見てみましょう。ずいぶんブロックの数が少ない複雑な形です。図面どおりになっているのでしょうか。比べてみると、ちゃんと三面図どおりの形になっていました。同じ三面図から、いろいろな形ができました。

マテマティカ２

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立体を四角く

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さまざまな立体の体積の求め方を、立方体や直方体に直すことで原理から考える。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 同じ大きさでちがう形を作る ここは、とあるお菓子（かし）作りの学校です。授業（じゅぎょう）の始まりのあいさつは、声をそろえて「いらっしゃいませー！」。さて、先生が取り出したのは、大きな四角い寒天（かんてん）です。そして、「ただ四角いものをそのまま売るだけではおもしろくないので、同じ大きさで、ちがう形を作ってください」と言いました。寒天の大きさをはかってみると、たて、横、高さがすべて10cmなので、10cm×10cm×10cm＝ 1000立方cmです。これと同じ大きさで別の形というと、どんな形があるのでしょう。 【scene 02】 紙の模型で考える 生徒のみなさんは２人ずつのチームになって、図面を書いて考えます。あるチームは、３段（だん）重ねの形を考えました。紙で模型（もけい）を作り、完成した形が本当に1000立方cmになるのか、はかってみます。１段目は10cm×10cm×５cmで、500立方cm。２段目は８cm×８cm×５cmで、320立方cm。３段目は６cm×６cm×５cmで、180立方cm。三つを合計すると、みごと1000立方cmになりました。でも、計算でぴったり1000立方cmにするのは大変そうです。 【scene 03】 イッシー人の「1000立方cmの形を作ろう！」 石田くん、石井くん、石野くんの３人のイッシー人が、1000立方cmの形を作ってみます。まず、石井くんの体の大きさをはかると、１cm×１cm×１cmで、１立方cmでした。そこで、「集合ーっ！」と仲間をよび集めて、みんなで「TRY！」。10人ならんだ列が横に10列ならんで１面となり、その面が10段（だん）積み重なります。これで、10cm×10cm×10cm＝ 1000立方cmになりました。 【scene 04】 これも1000立方cm！ 次に、５人×５列が５段（だん）重なってできた立体が、たてに８こ重なりました。これも、５cm×５cm×５cm×８＝1000立方cmです。今度は、イッシー人たちはひとりずつ立てに積み重なっていきました。1000こ積み重なると、これも、１cm×１cm×1000cm＝1000立方cmです。 【scene 05】 立体を組み合せて立方体に お菓子作りの学校のみなさんは、何か新しいアイデアを思いついたのでしょうか。あるチームは紙を切って三角に組み立て、それを三つ合わせて立方体を作りました。立方体は、たて、横、高さそれぞれ10cmで1000立方cmの大きさです。そこで、この三つの立体を自由にならべかえて作る立体も、1000立方cmというわけです。別のチームは、紙をいろいろな形に切って組み合わせ、キリンの形を作りました。いよいよ、模型（もけい）をもとに、寒天（かんてん）を同じ形に切っていきます。 【scene 06】 ピラミッドも石を積み上げてできている イッシー人が何か思いついたようです。エジプトにあるピラミッドは、たくさんの石を積み上げてできています。ということで…、イッシー人たちがならび直します。17人の列が17列ならんだ１段（だん）目の上に、15人が15列ならんだ２段目。その上に、13人が13列ならんだ３段目。その上に、11人が11列ならんだ４段目、と積み重なっていき、いちばん上の８段目には２人のイッシー人が乗りました。これでピラミッドの完成です。 【scene 07】 イッシー人のいろいろな形 イッシー人が、ほかにもいろいろな形を作ります。10人が10列で10段（だん）に積み重なり1000立方cmになっていたイッシー人が、形を組みかえてロボットの形になりました。続いて、たて10cm×横20cm×高さ５cmで1000立方cmの形をしていたイッシー人がならびかえて、自動車になりました。たて５cm×横10cm×高さ20cmにならんでいたイッシー人が形を変えると、恐竜（きょうりゅう）になりました。最後に、たて５cm×横20cm×高さ10cmにならんでいたイッシー人が、形を変えて橋になりました。 【scene 08】 作品の完成！ お菓子（かし）作りの学校では、いよいよ作品が完成したようです。立方体を三つに分けたチームは、「パズル」という題の作品を作りました。まさにパズルのようなふしぎな形ですが、これも1000立方cmです。３段（だん）重ねの形を考えたチームは、「ハッピーウェディング」というタイトルの作品。結婚（けっこん）式のウェディングケーキのような形です。ちょっとかたむいていますが、これも1000立方cmです。 【scene 09】 いろいろな形の1000立方cm 最後に、キリンの形を考えたチームの作品。キリンの形ですが、本当に1000立方cmなのでしょうか。寒天（かんてん）を動かしてもとにもどしてもらうと…。四角い形にきちんとならんで、たて20cm×横20cm×高さ2・5cm。かわいいキリンも、ちゃんと1000立方cmありました。ほかのチームも、いろいろな1000立方cmの形を考えました。

マテマティカ２

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おおざっぱ計算術

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買い物でもお年玉でも、数は大きな桁が肝心。細部にとらわれない大雑把な計算法。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 買い物の合計はいくら？ 東京上野の商店街。ここではいろいろな商品が売られています。500円のメロンと、600円のほし梅と、500円の小玉スイカを買うと、1600円でした。別のお店で、1800円のちりめんじゃこ、350円のいりこ、1200円のしらすぼしを買うと、3350円。お店の人はたちまち暗算で計算します。次は化粧品（けしょうひん）屋さんです。2980円の香水（こうすい）と3980円の香水で、6960円でした。このお店の人も暗算で答えを出しました。 【scene 02】 かんたんに計算ができる機械 計算機の資料（しりょう）館には、いろいろな計算機が展示（てんじ）されています。昔から計算に苦労していた人間は、なんとかかんたんに計算ができないものかと、いろいろな発明をくりかえしてきました。17世紀にフランスのパスカルが発明した歯車式の計算機は、まちがえやすい「くりあがり」を、歯車を使ってできるようにしたものです。その後、歯車式の計算機はいろいろな形で作られ、近年まで使われていました。昭和40年代まで使われていた「タイガー計算機」も歯車式です。数字を入れてハンドルを回すと、たし算ができます。 【scene 03】 計算機と人間の「たし算バトル！」 ここで、タイガー計算機と商店街の店員さんの「たし算バトル！」。最初の問題は「747＋596＝」です。答えは「1343」。どちらもほぼ同時、いい勝負でした。ほかのお店の人にもやってもらいます。問題は「159＋365＝」。今度は、「524」と、店員さんがあっという間に答えました。暗算の勝ちです。続いての問題「878＋997」も、「1875」と、圧倒的（あっとうてき）な速さで店員さんの暗算の勝ちでした。でも、どうやって計算しているのでしょう。「大きい位から計算しています。そのほうが計算しやすいので」（店員さん）。 【scene 04】 筆算は小さい位から計算する 「159＋365＝」を筆算で計算してみます。筆算は小さい位から計算します。まず一の位の「9＋5」は、「4」が立って「1」くりあがり。十の位の「5＋6」は、「1」にくりあがりの「1」を加えて「2」、さらに「1」くりあがり。百の位の「1＋3」は、「4」にくりあがりの「1」をたして「5」。答えは「524」でした。次の問題は「747＋596＝」。一の位の「7＋6」は、「3」で「1」くりあがり。十の位の「4＋9」は、「3」にくりあがりの「1」をたして「4」、さらに「1」くりあがり。百の位の「7＋5」は、「12」にくりあがりの「1」をたして「13」。答えは「1343」です。 【scene 05】 大きい位から計算すると… では、大きい位から計算するというのはどういうことでしょう。問題「37＋46＝」を、大きい位からたしてみます。「30」と「40」をたして「70」。小さい位の「7」と「6」をたして「13」。合わせて「83」が答えです。次の問題「84＋37＝」は、大きい位からたして、「80」と「30」で「110」。小さい位の「4」と「7」で「11」。合わせて「121」が答え。同じように、問題「135＋213＝」は、「100」と「200」をたして「300」。「30」と「10」をたして「40」。「5」と「3」をたして「8」。答えは「300＋40＋8」で、「348」となります。 【scene 06】 計算になれると速い？ 今度は、速く計算してみてください。問題１．「152＋331＝」。「100」と「300」をたして「400」、「50」と「30」をたして「80」、「2」と「1」をたして「3」。答えは「400＋80＋3」で、「483」。問題２．「148＋239＝」。「100」と「200」をたして「300」、「40」と「30」をたして「70」、「8」と「9」をたして「17」。答えは「300＋70＋17」で、「387」でした。問題３．「159＋365＝」。「100」と「300」をたして「400」、「50」と「60」をたして「110」、「9」と「5」をたして「14」。答えは「400＋110＋14」で、「524」です。 【scene 07】 「まてマシーン」の「左からたしてみよう」 「まてマシーン」で左からたしていく練習です。まず、「148＋239＝」を筆算で右からたしてみると、一の位は「7」で「1」あがり、十の位は「7」にくりあがりの「1」をたして「8」。百の位は「3」なので、答えは「387」になります。これに対して、まてマシーンは左からたしていきます。「100」と「200」をたして「300」。「40」と「30」をたして「70」。「8」と「9」をたして「17」。答えは「300＋70＋17」で、「387」です。 【scene 08】 右からたす筆算と左からの計算 次の問題は、「878＋997＝」。まず、筆算で右からたすと、一の位は「5」になって「1」あがり、十の位は「6」にくりあがりの「1」をたして「7」で、さらに「1」あがり。百の位の数をたすと「17」なので、くりあがりの「1」をたして「18」。答えは「1875」になります。一方、まてマシーンは左から計算します。「800」と「900」をたして「1700」。「70」と「90」をたして「160」。「8」と「7」をたして「15」。答えは「1700＋160＋15」で、「1875」でした。 【scene 09】 右からたす筆算と左からの計算その２ もう一つ問題です。「747＋596＝」。筆算で右からたすと、一の位は「3」で「1」あがり、十の位は「3」にくりあがりの「1」をたして「4」で、さらに「1」あがり。百の位の数をたすと「12」なので、くりあがりの「1」をたして「13」。答えは「1343」になります。左から計算するまてマシーンでは、「700」と「500」をたして「1200」。「40」と「90」をたして「130」。「7」と「6」をたして「13」。答えは「1200＋130＋13」で、「1343」でした。 【scene 10】 いろいろな数字を左からたしてみよう いろいろな数字を左からたしてみましょう。スーパーマーケットの買い物は、じゃがいもが298円、メロンが980円で、「298＋980」（計算式は、1100＋170＋8）。車のナンバープレートで数字を選ぶと、「1975＋1810」（計算式は、2000＋1700＋80＋5）。電話番号の数字では、「5708＋3843」（計算式は、8000＋1500＋40＋11）。みんなも、いろいろな数字で左からのたし算をやってみましょう。

マテマティカ２

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割り算って何だ

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割り算の二つの意味を、さまざまな方法で、根本から理解する。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 いろいろな「割る」 竹を「割（わ）る」。卵（たまご）を「割る」。鏡開きで、ふたを「割る」。くす玉を「割る」。でも、「12÷４＝３」など、割り算の「÷」は、そのどれともちがいます。 【scene 02】 イッシー人の「三人で分ける？」 石田くん、石井くん、石野くんの３人のイッシー人が、たくさんあるみかんを３人で分けます。石田くんが「まかせなさ～い」とスコップを持ってきて、ザッザッと３つに分けました。でも数えてみると、「17コ、15コ、10コ」とばらばらでした。やり直しです。まず、３人がみかんを10コずつ取って運びました。続いて石田くんだけが10コ持っていきました。みかんの数を数えてみると、「20コ、10コ、10コと、あまりが２コ」という分け方になってしまいました。 【scene 03】 もっと細かく分けていくと… そこで、もっと細かく分けてみます。ひとりが５コずつ取り分けていきましたが…。数えてみると、「15コ、15コ、10コと、あまりが２コ」でした。今度はもっと細かく、ひとりが３コずつ取り分けていきます。すると、「15コ、15コ、12コ」に分けることができ、あまりは出ませんでした。さらに細かく分けることにして、ひとり１コずつ取っていくと…。やっと、14コずつ、公平に分けることができました。「42コ÷３人＝14コ」です。 【scene 04】 もうひとりあらわれたイッシー人 「よかった、よかった」と３人が喜んでいると、どこからか「お～い！」という声が聞こえてきました。近くの井戸（いど）の中から聞こえるようです。井戸をのぞきこんでみると、「今いくよ～」という声がして、だれかが出てきました。出てきたのは、地底から来た白い石のイッシー人、白石くんでした。白石くんもみかんがほしいようです。 【scene 05】 「42÷４＝」をブロックを使って表す それでは、小学生のみんなに、42コを四人で分けてもらいます。Ａグループ、Ｂグループ、Ｃグループ、Ｄグループに分かれて考えます。使うのは、42コのブロック。「42÷４＝」をブロックで形に表すのです。Ａグループは、まず、「10コずつ四つに分けて、あまりが２」という形で「42÷４＝10　あまり２」を表しました。 【scene 06】 「あまり」ではなく「足りない」という式 Ｄグループの男の子は、ちがう考え方をました。「44コだと割（わ）れるので、真ん中をはずせばいい」と言います。できた形は、たてが４コ、よこが11コの形を作って、真ん中を２コぬいた形です。これは、「42コを四人で11コずつ分けると、２コ足りない」ことを表しています。「42÷４＝11　足りない２」という式になります。 【scene 07】 「1／2」、「1／4」を使って表す Ｂグループの女の子が、ブロックを２つに切ることを考えました。三角の形に半分に切り分けたブロックを使うと、「42÷４＝10と1／2」と表すことができました。Ａグループも、ブロックを半分に切っています。そしてさらに半分に切ります。そのほうが、ブロックをならべたときにきれいに見やすくなる、という意見です。できた形は、「42÷４＝10と1／4が２つ」を表していました。 【scene 08】 みかんを公平に分けるには イッシー人もみかんを４人で分けはじめました。ひとり１コずつ取って運んでいきます。数えてみると、「11コ、11コ、10コ、10コ」でした。白石くんが、「この２コが余分（よぶん）なんだよ」と言います。すると、「これは！？」と石田くんが思いついて、みかんの皮をむきました。中の実を数えると10ふさあります。もうひとつのみかんも、皮をむくと実が10ふさありました。合わせて20ふさある実を、４人で５ふさずつ分けます。これで、「42コ÷４人＝10コと５ふさ」と、公平に分けることができました。

マテマティカ２

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くり返し引くと？

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割り算で重要なのが試行錯誤。徐々に正解に近づいていく方法の意味を学ぶ。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 ふしぎな機械は計算機 これから３つのチームにクイズに答えてもらいます。男の子チーム、女の子チーム、そして、おじいちゃん・おばあちゃんチームです。みんなの前に何かの機械が運ばれてきました。たくさん数字がならび、ぐるぐるまわすハンドルのようなものがついています。いったい何でしょう。「貯金箱？」。「電話？」。「パソコンの原型？」。子どもたちには初めて見るものでした。「計算機だと思います」と、おじいちゃん・おばあちゃんチームの答え。さすがです！ 【scene 02】 ハンドルをまわすと足し算や引き算が！ これは、昭和40年代まで使われていた「タイガー計算機」です。ハンドルをまわすと中の歯車が動いて計算します。たとえば「148＋239」。まずレバーをたおして「148」を入力し、ハンドルをまわすと下のカウンターに「148」という数字が入ります。一度リセットして今度は「239」を入力し、ハンドルをおくへまわすと足し算をします。答えは「148＋239＝387」でした。続いて「186－56」の引き算。まず「186」を入力し、リセットして「56」を入力します。さっきとはぎゃくに、ハンドルを手前にまわすと引き算をします。答えは「186－56＝130」でした。 【scene 03】 「41」と「６」を入力して… ではクイズです。今からする計算はどんな式でしょう。まず「41」を入力します。下のカウンターに「41」という数字が入りました。リセットして「６」を入力し、ハンドルを手前にまわします。１回まわすと「41」は「35」になりました。ハンドルをまわした回数が左側に表示（ひょうじ）されます。もう一度まわすと「29」になりました。３回目は「23」、４回目は「17」、５回目は「11」、６回目は「５」となり、もう１回まわすと音がして「999」という数字が表示されます。ハンドルをもどすと６回目の「５」にもどりました。これで計算は終りです。 【scene 04】 「41－６－６－６－６－６－６＝５」 女の子チームは、もとの数字「41」からどんどん「６」を引いていったことに気がつきました。その計算を式で書いてもらうと、「41－６＝35」、「35－６＝29」、「29－６＝23」、「23－６＝17」、「17－６＝11」、「11－６＝５」でした。おじいちゃん・おばあちゃんチームに聞くと、「41からどんどん引かれていく数が出ましたね」という意見。式を書いてもらうと、「41－６－６－６－６－６－６＝５」という計算式です。「41」から「６」を６回ひいて「５」になったという説明でした。 【scene 05】 「41の中に６がいくつあるか」？ おじいさん・おばあさんチームは、左側に「７」という数字が表示（ひょうじ）されたことに気がつきました。ハンドルをもどすとそれが「６」になり、数字は「５」が残りました。このことからこの計算は、「41の中に６がいくつあるかということを出したかったんじゃないかな」という意見が出ます。計算の回数をしめす左側の数が最後は「６」と出ていましたが、もとの数字が「42」だったらこれが「７」になり、残った数字は「０」だったという意見です。それを式に表すと、「41÷６＝６あまり５」になりました。 【scene 06】 「41÷６＝６あまり５」 女の子チームにもう一度計算機の計算を見てもらうと、「41から６ずつわっている」と考えて、「41÷６＝６あまり５」という答えになりました。男の子チームは、引き算か、わり算だと考え、まず「41÷６」の計算をしてみると「６あまり５」になりました。計算機の計算の回数をしめす左の数字は「６」、最初入力した「41」という数字は「５」となっていたので、この計算機の計算の結果は、「41÷６＝６あまり５」だという答えになりました。みんなで答え合わせすると、答えは「41÷６＝６あまり５」。みごと、３チームとも正解（せいかい）でした。 【scene 07】 「６」ずつわけて何回わけられるか この計算機は、「41」を「６」ずつわけて、何回わけられるかを数えていました。７回わけるには数が足りません。答えは、「６回わけられ、あまりが５」。つまり、わり算の計算をしていたのです。おじいさん・おばあさんチームが最初に考えた「41－６－６－６－６－６－６＝５」という式も、６ずつわけて引いていって「６回引けて、あまりが５」という意味なので、「41÷６」の計算式と結果は同じだったのです。 【scene 08】 たまご舞踊団の「パックに入ってみよう！」 たまご舞踊団（ぶようだん）の41このたまごがいます。６こ入りのたまごパックに入っていくと、たまごが全部入るのにパックはいくつ必要でしょう。リーダーは、とりあえず６こ入りのパックを４つ用意しました。たまごに入ってもらうと24こ入りましたが、まだ17こ、パックに入れないたまごがあります。もっとたくさんパックがいるようです。そこで今度は、たまごパックを７つ用意しました。みんながパックに入っていくと、全員がパックに入ることができて、１こ分あいていました。 【scene 09】 引き算をくり返したら… タイガー計算機で計算してみます。みなさんも考えてみてください。まず「74÷21」。74から21を１回引くと53。もう１回引くと32。もう１回引くと11。これ以上は引けません。つまり、74から21は３回引けて、11あまりました。計算の答えは「74÷21＝３あまり11」です。続いて「54÷４」。54から４は13回引けて、あまりは２。ということで、「54÷４＝13あまり２」でした。最後は「91÷90」。91から90を１回引くと、残りは１。これ以上は引けません。そこで、「91÷90＝１あまり１」となります。引き算をくり返したら、わり算になるのです。

マテマティカ２

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立てば分数、寝そべれば比

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割り算・分数・比の三つの表現の関係を考える。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 イッシー人の「同じ形を作ってみよう！」 イッシー人の石井くんが、「同じ形を作ってみよう！」と書かれた図面を拾いました。「かんたん、かんたん」と、石田くんと石野くんが競争で作ります。「集合～！」とみんなをよび集めた石田くん、さっそく組み立て始めます。石野くんも「集合～！」とよびかけましたが、４人しか集まりません。できあがったのは、５人で作った石野くんの形と、20人で作った石田くんの形。大きさはちがいますが、近づいたり遠ざかったりして図形とならべてみると、みごと、同じ形でした。 【scene 02】 数がちがうのに同じ形に見える？ ここは、とある美術（びじゅつ）教室。「まず、見てもらいたいものがあります」と、先生がみんなに見せたのは、石野くんが作った形と、図面に書かれていた形、そして石田くんが作った形です。それぞれどう見えるかきいてみると、「同じ形だけど数がちがう」、「大きさがちがう」といった意見が出ます。大きいほうはイッシー人が20コ。小さいほうはイッシー人が５コです。数がちがうのに同じ形に見えるのはどうしてでしょう。「なんだ？」、「一体なんなんだ？」。これはちょっとみんなにもわからないようです。 【scene 03】 ヒントは「２／３」 ここで先生がヒントを出します。「写真にはってあるシールをめくってください」。イッシー人が５コの形の下のシールをめくると、「２／３」とあります。図面の形の下のシールをめくると、やはり「２／３」。イッシー人が20コの形の下のシールをめくると、これも「２／３」とありました。ヒントは、「どれも２／３」ということです。一体どこに「２／３」があるのでしょう。 【scene 04】 「左が３コで右が２コ」の関係 図形を見くらべていたみんなは、イッシー人５コの小さい形は、左が３コで右が２コになっていることに気がつきました。これが「２／３」のことのようです。では、イッシー人20コの形はどうでしょう。イッシー人４コをまとめて一つの正方形とみると、小さい形の場合のイッシー人１コ分と同じです。その１コ分が、やはり左がわに三つ、右がわに二つと、イッシー人が５コの形と同じならび方でした。 【scene 05】 よこの長さをたての長さでわると… ほかにもありそうです。イッシー人５コの小さい形をみると、たてが３コでよこが２コ。この「２÷３」が「２／３」でした。ではイッシー人20コの大きい形はどうでしょう。イッシー人の数を数えてみると、たてが６コでよこが４コです。「４÷６」は、やはり「２／３」です。よこの長さをたての長さでわると、どれも「２／３」になっていました。 【scene 06】 イッシー人の「もっと大きな形も作ろう！」 ということは、もっとたくさんのイッシー人でも作れそうです。「集合～！」と、イッシー人がまた仲間をよび集めました。よこが６コで、たてが９コの形。「６÷９＝２／３」となり、図面に書かれた図形と遠近を調節してみると、たしかにこれもぴったり同じ形です。もっと大きい形を作ってみます。よこが８コで、たてが12コの形。「８÷12＝２／３」で、やはり図面の形と同じです。次は、よこが16コで、たてが24コの形。「16÷24＝２／３」で、これも同じ形でした。 【scene 07】 同じ形を作ってみよう！ みんなもイッシー人と同じ形を作ってみます。よこ20cm、たて30cmのたなができました。「20÷30＝２／３」なので、同じ形です。一辺が４cmのサイコロを、よこに２コ、たてに３コ積み上げると、「８÷12＝２／３」でした。車を作った女の子もいます。立てて置いてみると、よこ16cm、たて24cmで、「16÷24＝２／３」。これも同じ形です。カギのパズルは、よこ４cm、たて６cmで、「４÷６＝２／３」。どれも同じ形になりました。 【scene 08】 「同じ形をさがせ！」クイズ 同じ形をさがすクイズです。「よこ４・たて８」の形。「よこ８・たて16」の形。「よこ12・たて28」の形。よくにているこの３つの図形のうち、同じ形はどれでしょう。「よこ４・たて８」は、「４÷８＝１／２」。「よこ８・たて16」は、「８÷16＝１／２」。「よこ12・たて28」は、「12÷28＝３／７」。ということで、同じ形は、「よこ４・たて８」と、「よこ８・たて16」でした。図形を重ねてみると、「よこ12・たて28」だけ、形が合いません。 【scene 09】 「よこ÷たて」を計算しよう 第二問です。「よこ３・たて４」の形。「よこ15・たて18」の形。「よこ21・たて28」の形。このうち、同じ図形はどれでしょう。それぞれ「よこ÷たて」を計算します。「よこ３・たて４」は、「３÷４＝３／４」。「よこ15・たて18」は、「15÷18＝５／６」。「よこ21・たて28」は、「21÷28＝３／４」になります。同じ形は、「よこ３・たて４」と、「よこ21・たて28」でした。図形を重ねてみると、たしかに、「よこ15・たて18」だけがはみだしていました。

マテマティカ２

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切って分けると？

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小さい数で割る？　分母で割る？　現実には考えにくい割り算の本当の意味とは。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 ３コのバウムクーヘンを４人で分けたら？ 行列ができるこのお店。長い棒（ぼう）を回し、何度も焼いているのは、バウムクーヘンです。お店の社長さんに、クイズに答えてもらいます。「３コのバウムクーヘンを４人で分けたら、いくつずつになるのでしょう」。「４人じゃ分けようがないな。むずかしいね」と、社長さんはこまっています。工場の人にもきいてみます。「３コのバウムクーヘン、４人で分けたら？」。すると、バウムクーヘンを全部４等分に切り、３切れずつ四つのお皿に分けました。これで４人とも同じ量。たしかに、４人で分けられました。 【scene 02】 ３コのバウムクーヘンを５人で分けたら？ では、次の問題。「３コのバウムクーヘンを５人で分けたら、いくつずつになりますか」。またお店の人にきいてみます。今度は１コのバウムクーヘンを５つに切り分け、３切れずつ５つのお皿に分けました。これなら５人で食べられます。 【scene 03】 １コを４等分、５等分してみる ３コのバウムクーヘンを４人で分けるには、１コを４等分します。１切れは、1／4コです。これを４人で分けると、一人分は、1／4コが３切れずつになります。ですから、３コのバウムクーヘンを４人で分けると、一人3／4コずつ。計算式は「３÷４＝3／4」となります。一方、３コのバウムクーヘンを５人で分けるには、まず、それぞれを５等分します。１切れは1／5コ。この15切れを５人で分けると、一人３切れなので、3／5コずつ。計算式は「３÷５＝3／5」です。 【scene 04】 1／2コずつ、1／3コずつ分けるときは 今度は少しちがった質問（しつもん）です。「３コのバウムクーヘンを1／2コずつ分けると、何人に分けられますか」。実際（じっさい）に３コのバウムクーヘンを1／2ずつ切ってもらうと、６皿に、つまり６人で分けられました。では、「３コのバウムクーヘンを1／3コずつ分けると、何人に分けられますか」。これも実際に切ってもらうと、1／3のバウムクーヘンが９皿に、つまり９人に分けられました。 【scene 05】 二つずつ、三つずつに切る ３コのバウムクーヘンを1／2コずつ切ると、１コのバウムクーヘンが二つに分かれます。３コを二つずつに切ったので、６人に分けられました。３コのバウムクーヘンを1／3コずつに分ける場合は、１コのバウムクーヘンが三つに分かれます。３コを三つずつに切ったので、９人に分けることができました。 【scene 06】 1／4コずつ分けるときは では、ふたたびクイズ。「３コのバウムクーヘンを1／4コずつ分けると、何人に分けられますか」。これも実際（じっさい）にバウムクーヘンを切ってもらいました。３コのバウムクーヘンを1／4コずつ分けると、１コのバウムクーヘンが四つに分かれます。３コを四つずつに切ったので、全部で12切れ。「３÷1／4＝12」という式になり、12人に分けることができました。 【scene 07】 1／8コずつ、1／32コずつ分けると？ では、「３コのバウムクーヘンを1／8コずつ分けると、何人に分けられますか」。３コのバウムクーヘンを1／8コずつ切り分けると、１コのバウムクーヘンが八つに分かれます。３コを八つずつに切ったので、全部で24切れ。24人に分けられました。計算式は「３÷1／8＝24」となります。では、「３コのバウムクーヘンを1／32コずつ分けると？」。１コのバウムクーヘンが32に分かれ、３コを32ずつに切ったので、全部で96切れ。96人に分けられました。計算式は「３÷1／32＝96」です。 【scene 08】 わる数が「１」よりも小さくなると… わる数がどんどん大きくなると、答えは小さくなっていきます。わる数が「１」よりも小さくなると、答えはどんどん大きくなっていくのです。

マテマティカ２

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０（ゼロ）より小さく

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光があれば影がある。補数、負の数などさまざまな「影の世界」を想像する。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 地上69階の296ｍと地下７階の深さ42ｍ 高いビルがいっぱい建ちならんでいます。いちばん高い横浜のランドマークタワーの上までのぼってみましょう。エレベーターに乗って、69階に着きました。このビルの高さは、296ｍ。遠くまでよく見わたせます。一方、東京の地下鉄の六本木駅。かなり深いところにホームがあるそうなので、ホームまで行ってみます。どんどん階段（かいだん）を下りていくと、なんと、地下７階、42ｍの深さでやっとホームです。 【scene 02】 青函トンネルの深さは海面下240ｍ もっと深いところにもぐってみましょう。工事中の深いたてあなです。リフトで下りていくと、このあなの深さはおよそ60ｍ。そこからよこにのびているのは、洪水（こうずい）をふせぐためのトンネルです。これは、大雨のときに雨水を流しこんで貯めておく、地下の放水路です。これより、もっともっと深い場所もあります。北海道と本州を結ぶ「青函（せいかん）トンネル」です。海の下を走っているこのトンネルの深さは、なんと、海面下240ｍです。 【scene 03】 ０より小さいマイナスの世界 地面を０ｍとすると、ランドマークタワーの高さは296ｍ。東京タワーの高さは、333ｍ。では、０より低いところはどう表すのでしょう。地下鉄六本木駅の深さは、42ｍ。青函トンネルの深さは、240ｍ。数の世界は、０より大きい数だけではありません。０より小さい方向にも数は広がっています。それが「マイナス」の世界です。地上の世界を０より大きい数の世界と考えると、地下の世界は、０より小さいマイナスの世界と考えることができます。 【scene 04】 温度にもマイナスの世界が 温度計は、０を境（さかい）に、プラスとマイナスの目もりが書いてあります。熱いお湯に温度計を入れると、温度がプラスのほうにどんどん上がっていきます。氷屋さんの冷凍庫（れいとうこ）の中の温度を計ってみると、０℃よりもっと下に下がっていきました。温度にも、０より小さいマイナスの世界のあることがわかります。 【scene 05】 イッシー人の「イッシーすごろく！」 石田くん、石井くん、石野くんが、地面にとても大きなすごろくがあるのを見つけました。ゴールにはごうかな賞品もあります。さっそく三人ですごろくに挑戦（ちょうせん）！　スタートの「０」地点で、順番をジャンケンで決めました。石田くんからです。石田くんがサイコロをふると、「４」。４コマ飛ばされて進みました。次は石井くんです。今度は「５」。石井くんが５コマ進みました。石野くんは「６」。６コマ進んで、石野くん、一歩リードです。 【scene 06】 「－１」のマスにもどると… ふたたび石田くんです。サイコロの目は「５」。５コマ進んで、「９」のマスに入りました。ところが「９」の看板（かんばん）がうらがえると、「10コマもどる」とあります。石田くん、10コマ飛ばされて、スタートのマスの一つのうしろの「－１」のマスにもどり、あなの中に落ちていきました。「うわぁ～！」。続いて石井くんのサイコロの目は「４」。４コマ進んで「９」のマスに入ります。すると、石田くんと同じように10コマ飛ばされて「－１」のマスにもどり、あなの中に落ちていきました。「うわぁ～！」。 【scene 07】 ５時を目標に料理を作る 料理研究家の浜内（はまうち）先生と生徒さんたちに、料理を作っていただきます。メニューは、「しょうが焼き」、「たきこみごはん」、「みそしる」の三品。仕上がりの目標は５時です。生徒の友田さんは、料理は初心者。まず、たきこみごはんを炊飯器（すいはんき）にセットしました。すぐに、みそしるを作りはじめます。さらに、しょうが焼き。友田さんのやり方を図にしてみると、たきこみごはんをセットしたのが４時５分、しょうが焼きを作ったのは４時20分、みそしるは４時10分です。これでおいしく食べられるのでしょうか。 【scene 08】 時間をマイナスして予定を立てる 一方、浜内先生が炊飯器（すいはんき）をセットしたのは、友田さんより15分もあとでした。先生の予定を図にしてみると、友田さんのとはずいぶんちがいます。たきこみごはんをセットしたのが４時20分、しょうが焼きを作ったのが４時45分、みそしるは４時55分です。浜内先生の予定では、料理にかかる時間は、たきこみごはんが40分。しょうが焼きは15分。みそしるは５分でした。できあがりがちょうど５時になるように、時間をマイナスして予定を立てていたのです。 【scene 09】 料理のコツは、「マイナスの数」 ５時まで、残り15分。先生たちがいっせいにしょうが焼きにとりかかりました。最後の５分で、みそしるをさっと仕上げます。できあがりの５時を「０」と考えると、かかる時間を逆算（ぎゃくさん）して、予定を立てることができます。友田さんのやり方だと、料理が早くできあがって、さめてしまいます。おいしい料理のコツは、「マイナスの数」でした。 【scene 10】 「イッシーすごろく！」の続き 石野くんがサイコロをふると、「５」。４コマ進んで「ゴール」から１コマもどって「９」のマスへ。すると「10コマもどる」の看板（かんばん）が出て「－１」のマスまで飛ばされ、石野くんもあなの中へ落ちていきました。「うわぁ～！」。飛び出たところは、マイナスの世界。石田くんと石井くんもいます。さいころにもマイナスの数字がふってあります。石田くんがさいころをふると、「－２」。マイナスの方向に２コマ飛ばされて、「－３」のマスへ。すると看板に「６コマ、マイナス」と出ます。石田くんはさらに６コマ飛ばされました。 【scene 11】 1000コマ、マイナス！ 石井くんもさいころをふります。出たのは、「－３」。３コマ飛ばされて、「－４」のマスに入りました。そこで看板（かんばん）がうらがえると、なんと「20コマ、マイナス」。石井くんはマイナス方向へ20コマジャンプして遠ざかっていきました。石野くんもおそるおそるサイコロをふりました。「－１」です。一つ飛ばされて「－２」のマスに入りました。すると、看板にはなんと、「1000コマ、マイナス」。石野くん、どんどん飛ばされていって、見えなくなってしまいました。

マテマティカ２

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数で表す

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色彩や不快指数などを例に、生活の中の事象を数で表すことの意味を理解する。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 文字を細かい点で表す 文字や絵が送られてくるファクシミリ。どうやって送られてくるのでしょう。大学生に聞いてみると、「細かい点で表すことで見えてきます」という答え。「細かい点」とは何でしょう。「ア」という文字を顕微鏡（けんびきょう）で見ると、たしかに、細かい点が集まっているのが見えました。「ファクシミリは、文字や形を細かいドット（点）に分解（ぶんかい）して遠いところに送り、それを再現（さいげん）して、文字や形をもう一度作り直すという原理です」（神奈川工科大学　小宮一三教授）。 【scene 02】 文字を数字に置きかえる ドットに分解（ぶんかい）するしくみを見てみましょう。たとえば「ａ」という文字を、たて６つ、よこ５つのマス目に分けます。いちばん上の列には左から白のマスが１コ、黒のマスが３コ、白のマスが１コあるので、これを「１，３，１」と数字に置きかえます。同じように２列目は「４，１」、３列目は「１，４」。４列目のように左はしが黒の場合は最初に「０」を置いて「０，１，３，１」とし、５列目も同じく「０，１，３，１」、６列目は「１，４」となります。細かく区切ることで、「ａ」という文字が数字に置きかえられました。 【scene 03】 数から文字や形を表す 今度は逆（ぎゃく）に、数を文字や形にできるかどうか、大学生のみなさんにやってもらいました。正解（せいかい）とくらべると、「コーヒーカップの形」。合っていました。別の人は「ハートのマーク」。これも合っていました。数から、もとの図形と同じ形をあらわすことができました。「数字というのは世界共通なので、すごく便利だと思います」（大学生）。 【scene 04】 たまご舞踊団の「形にできる？」 たまご舞踊団（ぶようだん）が、「１，１，１」、「０，１，１，１」、「１，１，１」という数を形にしてみます。「１，１，１」は、「白、黒、白」。「０，１，１，１」は、左はしが黒なので「黒、白、黒」。３列目の「１，１，１」は「白、黒、白」となりました。完成です。今度は数字がもっとたくさんならんでいて、複雑（ふくざつ）な形のようです。この数が表すようにたまご舞踊団が白と黒でならんでいくと…、ひよこのような形になりました。成功です！ 【scene 05】 色を表す数字 では、この数字は何をあらわしているのでしょう。「2．5Y　6．7／8．7」、「2．8YR　4．7／10．3」、「6．0GY　2．2／4．3」、「5．0R　2．1／7．1」。実はこの数字は、色を表しています。どうすれば色が数字になるのか、専門家（せんもんか）の田邉（たなべ）学さんに聞いて見ました。「すべての色は、色あい、明るさ、あざやかさの組み合せで表すことができます」。色合いとは、色の種類のこと。100種類の色に分けられていて、それぞれの色はアルファベットと数字の組み合わせで区別されています。 【scene 06】 色合い、明るさ、あざやかさの組み合わせ その一つひとつの色が、明るさとあざやかさによって、さらに細かく分かれています。たとえば「5R」で表される赤い色をさらに明るさとあざやかさで分けた図（カラーチャート）をみると、たての列が明るさを表し、数字が大きくなると明るくなります。一方、よこの列はあざやかさをあらわし、数字が大きくなると、あざやかな色になります。色合い、明るさ、あざやかさ。この３つの数字を組み合わせると、色が数で表せるのです。 【scene 07】 「色彩計」で色をはかる 実際（じっさい）にカキの色をはかってみましょう。使うのは、色をはかる「色彩（しきさい）計」というコンピュータです。結果は「色合い2．8YR　明るさ4．7　あざやかさ10．3」となりました。これがカキの色を表しています。チャートでたしかめてみると、カキの色の場所がわかります。色が数で表せたのです。 【scene 08】 数を使って街の景色を整える 「色を数値化（すうちか）することによって、実際（じっさい）に色がなくても、正確（せいかく）に伝えることができます」（田邉さん）。実は田邉さんは、街にある道路や看板（かんばん）などの色を調べる仕事をしています。街にある建物や看板の色を、数で記録します。その数を使って、街の景色をきれいに整えるのです。 【scene 09】 むし暑さも数で表せる？ 気候も数で表すことができます。暑い夏、2007年8月16日。東京は最高気温37度、湿度（しつど）58％でした。天気予報（よほう）などを提供（ていきょう）する会社では、むし暑さを数値化（すうちか）した「不快指数（ふかいしすう）」というものを出しているそうです。不快指数とは、その日の気温と湿度を使って求められる数値で、「0．81×気温＋0．01×湿度×（0．99×気温－14．3）＋46．3＝不快指数」となります。2007年８月16日の気温と湿度を式にあてはめて計算すると、不快指数は「89．2」となりました。 【scene 10】 不快指数で表す「すごしやすさ」 この不快指数（ふかいしすう）はどんな数なのか表で見てみると、「89．2」というのは、「暑くてたまらない」という数でした。この日はとてもむし暑い日、ということがわかります。では、春はどうでしょう。2007年４月22日、最高気温22度、湿度（しつど）65％。この日の不快指数を計算してみると、「69」です。これを表で見てみると、「快（こころよ）い」という数字。数で表すと、すごしやすさもわかってくるのです。

マテマティカ２

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過去から未来を見る

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過去を調べれば未来が予想できる。統計的に考えることの意味を知る。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 誤差0．2mm以内でネジを作る ここは、とある工場。材料は、100ｍ以上もある、長い針金（はりがね）の束です。これを使って機械で作っているものは…、ネジ。この工場では、一日に100万本のネジを作っています。ネジは、正確（せいかく）に同じサイズに仕上げることが大事。たとえばあるネジの場合、設計（せっけい）図ではネジ部分の長さが6．5mm、誤差（ごさ）は0．2mm以内。つまり、6．3mmから6．7mmのあいだに仕上げなければなりません。しかしネジは何度も加工して作るため、できあがりの長さをそろえるのがむずかしいのです。 【scene 02】 ネジのサイズを合わせるには できあがったネジを10個（こ）ほど、100分の１mmの精度（せいど）ではかってみると、みんな誤差（ごさ）の範囲（はんい）内、合格（ごうかく）でした。では、ここで問題です。ネジのサイズを合わせるために工場で使っているものは、次のうちどれでしょう。１．重さのちがいを見分けるはかり。２．できたネジの長さを記録した紙。３．ミクロの長さも見分けられるルーペ。答えは…、「２番」です！ 【scene 03】 過去10年間のデータから この工場では過去（かこ）10年間に作ったネジの長さやはばなどのデータをすべて保存（ほぞん）しています。ただ数字がならんでいるだけに見えますが…。このデータから、ネジの長さのグラフを作ります。基準（きじゅん）の長さ6．5mmの線の上下にばらついているのは、ネジの長さがちがうことを表しています。上の赤い線6．7mmと、下の赤い線6．3mmのあいだにおさまっていれば合格（ごうかく）です。データをたくさん集めて、基準の6．5mmを中心に高い山ができていれば、正確（せいかく）なネジができている証拠（しょうこ）なのです。 【scene 04】 バスで行くか電車で行くか 小学校の子どもたちに質問（しつもん）です。「これから１時までに目的地に着きたい。残りの時間はあと58分。バスは直接（ちょくせつ）目的地に向かいます。一方、電車はとちゅうの駅で乗りかえなければなりません。ある日のデータでは、どちらもかかった時間は55分でした。どっちに乗りますか？」。「わたしはバス。電車は乗りかえしなきゃいけないから」（女の子）。「ぼくは電車。バスだと信号などに止まるのを考えると50分以上になる。電車は、おくれないかぎりは確実（かくじつ）に55分ぴったりなので」（男の子）。 【scene 05】 過去のデータから何がわかる？ たしかに、バスは信号や渋滞（じゅうたい）でおくれるかもしれません。でも電車も、乗りつぎが悪かったら時間がかかるかもしれません。ここで「過去（かこ）のデータ」が登場。そこに何か手がかりが？　一日目は、電車とバスが引き分け。次の日は、バスのほうがはやい。その次の日は、バス。その次の日も、バス。どうやら、バスに乗ったほうがはやいということで決まりのようです。「くらべてみたら、電車のほうがはやいのは30日だけ。こうやって見てみると、バスのほうがはやいんじゃないかと思います」（女の子）。 【scene 06】 もっとたくさんのデータを見ると… では、データをもっとたくさん、100日分にふやしてみてみましょう。何か気づいたことはあるかな？　「バスはほとんどがばらばらな感じでかかった時間があまり均等（きんとう）じゃないけど、電車は50分台がほとんど」（女の子）。「電車はいちばんはやい時間が53分で、いちばんおそい時間が60分かかっているので、差は７分。バスは、いちばんはやい時間が41分で、いちばんおそい時間が71分。30分の差があるので、予定が決まっている人などは、電車のほうがいいと思います」（女の子）。 【scene 07】 データを見やすくするグラフ たくさんデータを見ると、バスが電車よりおそい日もけっこうあるようです。データから何かを数えている男の子がいます。「バスは、40分台が55回ありました。50分台は36回あって、60分台は８回、70分台が１回です。バスは40分台で来る確率（かくりつ）がいちばん多い」（男の子）。データがもっと見やすくなるように、みんなでグラフを作ってみます。横は、かかった時間、たては、何回その時間で到着（とうちゃく）したかの回数を表しています。電車のグラフはたてにながく、バスのグラフは横に長くなりました。 【scene 08】 確実に間に合うのはどっち？ グラフで数えてみると、バスが58分で間に合った回数は、100回のうち89回。電車が58分で間に合った回数は、100回のうち97回。確実（かくじつ）に間に合うのは、電車のほうだったようです。最後に、もしも１万回乗ったら…。パソコンを使ってどんな割合（わりあい）になるか計算してみました。パソコンの１万回のグラフを見てみると、みんなが作った100回のグラフとよくにた形になっていました。 【scene 09】 ほんの少しサイズがちがう不良品 ある日のネジ工場。せっかく作ったネジをすてています。どうしたのでしょう。「これは不良品で、製品（せいひん）としては出せないものです。目で見てもわからないと思いますが、ミクロの世界で、0．01mmとかそういう微小（びしょう）なサイズの長さが少しだけちがう製品になってしまったものです」（工場の人）。工場では、10日間で1000万本のネジを作りました。そのうち不良品は１万本でした。たとえば、あるネジは6．74mm。基準（きじゅん）より100分の４mm大きくなっています。 【scene 10】 過去のデータから見つかる手がかり こんなとき役に立つのが「過去（かこ）のデータ」。データをグラフにすると、グラフの山がだんだん右にずれてきています。6．7mmより大きいネジがふえてきているのです。さっそく機械を調整して、基準（きじゅん）のネジがたくさんできるように直します。また別の日には、だんだんサイズがばらついて不良品が出ました。原因（げんいん）は機械の部品です。部品を交換（こうかん）すると不良品をへらすことができました。過去のデータをたくさん集めると、これからどうするべきかを考える手がかりを見つけることができるのです。

マテマティカ２

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部分と全体

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平均で全体を見るという方法から、ミクロな視点とマクロな視点の違いを学ぶ。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 イッシー人の「全部でいくつ？」 「あっちになんかあるよ！」と石井くんが言います。「行ってみよう！」と３人で行ってみると、細かいプレートがびっしりならんで「石」という字の模様（もよう）になっていました。その横の立て札に問題が書いてあります。「問題　何まいのプレートでできているか？」。「かんたん、かんたん」と、石野くんが数えはじめますが、たくさんありすぎてとちゅうでわからなくなってしまいました。プレートは全部でいくつあるのでしょう。 【scene 02】 川にすむカメの数を数える？ 田んぼの中にある小さい川の中で、人が何かしています。「カメの調査（ちょうさ）で、数を調べています」とのこと。調査の様子を見せてもらいました。「これはニホンイシガメ。日本にしかいない貴重（きちょう）なカメです。これはクサガメ」。でも、この川にいるカメを全部つかまえて数を数えるのでしょうか。大変な作業ですが…。「実際（じっさい）にカメを全部とるのはむずかしいので、甲羅（こうら）にマークをつけて、それで数を推定（すいてい）しています」。マークをつけると数がわかる？　どうやって？ 【scene 03】 カメを川にもどし、またつかまえる 調査（ちょうさ）している人がカメを川にもどしています。「一度つかまえたものを川にもどして、またつかまえます。そのとき、以前つかまえたカメがどのくらい入っているかという割合（わりあい）で、全体の数を推定（すいてい）します」。つかまえてマークをつけたカメは500ひき。そして、しばらくしてもう一度カメをとりに来ます。今度は373ひきのカメをつかまえました。その中に、マークのついたカメは233ひき。計算してみると、「500×373／233＝およそ800」。この川には800ひきのカメがいると推定できるというわけです。 【scene 04】 小さくわけて数える！ イッシー人たちが考えています。石田くんが大きな輪を三つ持ってきました。「えーいっ」と投げて輪の中のプレートの数を数えると、どの輪にも10コ入っていました。プレートは大体同じような感じに散らばっているようです。今度は石井くんのひらめきです。くいを打ってロープをはり、同じ大きさのマス30コに分けます。手分けしてマスの中のプレートをペンキで色をつけながら数えると、三つのマスとも大体100コありました。一つのマスに100コあり、マス30コなので、全体でプレートはおよそ3000コとわかりました。 【scene 05】 2000人の調査で日本人全体がわかる？ 「日本人の好きなプロスポーツ」など、世論調査（よろんちょうさ）の結果をよく目にします。調査員は、一軒（けん）一軒たずねていったり、電話や郵便（ゆうびん）で回答してもらったりしています。でも１億人以上いる日本人全員にこうやって聞くのは大変です。集まった調査結果を見せてもらうと、「大体2000くらいあります」とのこと。たったの2000でいいのでしょうか。「一部の人を調べた結果は、日本人全体を調べた結果の一定のはばに入ることが、理論（りろん）上わかっています。これだけ調べればだいじょうぶです」。 【scene 06】 倉庫全体のトウモロコシのカビの量 日本へは世界各国からいろいろなものが輸入（ゆにゅう）されています。アメリカから着いたトウモロコシは、船からすいあげられて、倉庫に貯蔵（ちょぞう）されます。貯蔵庫１棟（とう）におよそ1000トンのトウモロコシが入ります。貯蔵庫の中では係の人が、カビの検査（けんさ）をするためのサンプルを採取（さいしゅ）していました。一回のサンプル量として無作為（むさくい）に取り出されたのは、バケツに入ったトウモロコシ。バケツ１杯で、倉庫全体のトウモロコシのカビの量がわかるのだそうです。 【scene 07】 金の球と銀の球で実験 本当に、部分を見て全体がわかるのか、実験してみましょう。ここに、「5000コ×20箱」、合計１0万コの球があります。どんな球が入っているのか箱を開けてみると、金と銀の球がまざっていました。10万コって、どのくらいの量でしょう。箱を全部開けて球を出すと、すごい量です。金と銀の球の数はいくつずつなのか、全部を調べないとわからないのでしょうか。すると、「いーや、部分を調べればわかります」と、部分と全体の専門家（せんもんか）、玉野さんがあらわれました。それでは、まずは10コで調べてみます。 【scene 08】 10コ数えるくらいでは不正確？ 子どもたちに、目をつぶっていろいろな場所から10コ取ってもらいます。結果は、「銀の球が８コ、金の球が２コ」でした。球をもどしてまた10コ取ります。ほかの５人もやってみましたが、「銀６コと金４コ」、「銀10コと金ゼロ」など、結果はバラバラで球の数はよくわかりません。「部分を見ればわかるんですよー」と玉野さんは言いますが…、やはり全部調べないとだめなのでしょうか。「10コだとあまり正確（せいかく）じゃないんじゃないかな。100コ取って銀の球と金の球を数えれば、大体の見当がつくのでは」（男の子）。 【scene 09】 100コ調べると… そこで、100コの球が入るトレイに球を入れ、金の球と銀の球に分けて数えます。結果は、「金の球が38コ、銀の球は62コ」でした。また球をもどして、100コ取ります。６人でやった結果は、「銀55コと金45コ」もあれば、「銀65コと金35コ」、「銀86コと金14コ」、「銀33コと金67コ」など、今度もバラバラでした。本当に、部分を見れば全体がわかるのでしょうか。でも、「なんとなく数が近よってきたように見えますよ。では、2000コ調べてみましょう。これくらい調べれば全体がわかるんですよ」と玉野さんが言います。 【scene 10】 部分を調べれば全体がわかる そこで、二人ひと組になり、2000コずつ取って金と銀に分けます。最初の組は、銀が1209コ、金が791コでした。ほかの組も、「銀が1266、金が734」、「銀が1263、金が737」と、同じような数字です。さっきのようにバラバラではありません。みんなの数を50倍すると、「銀が60450、金が39550」など、10万コのうちの金と銀の球の数が出ます。本当かどうか、金と銀の球に分けて機械で数を数えると、「金は39999コ」。みんなの数字ととても近い数字になっていました。全部を調べなくても、部分を調べればわかるのです。

すたあと

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すたあとのうたではじめよう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280031_00000

新しく学校生活をスタートする小学1年生をサポートする番組。今回のテーマは声を出すこと。「すたあとのうた」を歌って、体を動かすことで、徐々に緊張をほぐしてゆく。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280031_00000

【】 「すたあとのうたではじめよう」 すたあと小学校に、あたらしい１年生がやってきました。さっそく、あさのあいさつです。でも、まだきんちょうしている人がいるようなので、先生がきんちょうをしなくなるほうほうをおしえてくれました。それは、「うたをうたうこと」。みんなもうたがすき！といったので、先生といっしょに「すたあとのうた」をうたってみることにします。つぎは、うたうだけじゃなくて、いっしょにからだをうごかしてみます。「みんなですすめば　だいじょうぶ　（おっけー）」のところは、となりの人と手をあわせます。今のうごきどうだった？ときかれた１年生は、「でんちがつながっているみたいに、ずっとはなれないっていうかんじ。」とこたえます。ほかにも、「わくわくしちゃうね　さあはじめよう」の「わくわく」をどうあらわすか、さいごのうごきをどうするか、みんなでかんがえます。さいごは、からだをつかって「すたあと」の「す」のかたちをつくっていました！みんなでうたっておどった１年生のみんなは、「みんなでそろってできたからたのしかった」「うたってきんちょうがなくなった。」とすっかりなれてきたようです。みんながすきだといったのは、さいごの「す」のポーズ。すきなりゆうは、すいかやすしなど、いっぱい「す」のつくものがあるからだって。ともだちといっしょにうたったりおどったりすると、たのしくなるね！みんなもばんぐみを見ていっしょにやってみよう！

すたあと

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じこしょうかいげえむ

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280032_00000

新しく学校生活をスタートする小学1年生をサポートする番組。今回のテーマは自己紹介。サインを交換するゲームをすることで、友達のことが自然にわかってくる。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280032_00000

【】 「じこしょうかいげえむ」 がっこうにやってきた１年生にすたあ先生がおはよう！げんき？とこえをかけます。みんなげんきいっぱいのへんじです。すたあ先生が「みんなでうたっておどったらどんどんげんきになってきたよね。ところでだれとおどったの？」ときくと、みんなは、「この二人と、この二人・・・」とこたえます。「この」ってだれのことかとおもったら、「もしかしたらみんなの名まえがわかんないから。」と１年生。どうやったら名まえがわかるだろうかかんがえます。「お名まえきいてみる」「じこしょうかいする」といういけんが出てきました。そこできょうは、名まえとすきなくだものをつかって、じこしょうかいゲームをやってみます。まず、カードに、じぶんのすきなくだもののえをかいて、ちかくにじぶんの名まえをサインをします。「じこしょうかいゲーム」スタート！じゃんけんをしてかった人からじこしょうかい。カードを見せながら名まえとすきなくだものをつたえます。つぎにあいてがじこしょうかいしたら、カードをこうかんして、そこにサインをします。サインをもらったら、これからなかよくなるためのあいさつをします。「これからもよろしく。こちらもよろしく。」あいさつをしたら、べつのともだちのところへいってくりかえします。たくさんサインがあつまりました！１年生のみんなは、「おともだちの名まえがおぼえられたからたのしかった」「みんながすきなものとかをしれてよかった。」「先生ともやってみたい。」とうれしそうです。ともだちのことをよくしるともっとなかよくなれるね。みんなも、先生やともだちとサインをこうかんしてみよう！

すたあと

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かたたたきで なかよし

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280070_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回はリズムにあわせて友だちと同じ動する活動を紹介。音楽の導入や仲良くなるきっかけにも。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280070_00000

【】 かたたたきで なかよし つかれたようすのすたあ先生。「先生、きょうはとってもかたがこっているんだ・・おうちの人がこうなってたらどうする？」とききました。「たたく！」といって、子どもたちはかたをたたくうごきをしました。「じゃあいまからこの　かたたたき　であそんでみない？」とすたあ先生。「あたらしいあさがやってきた～♪」先生のうたにあわせて、じぶんのかたをたたきます。まずは、かずをかぞえながらたたくれんしゅうです～！たたきかたは、左手をつかって右かたを８かい「１・２・３・４・５・６・７・８」、はんたいのかたも「１・２・３・４・５・６・７・８」とかぞえながらたたきます。つぎに右左のかたを４かいずつ「１・２・３・４」「１・２・３・４」、２かいずつ「１・２」「１・２」、さいごは「１・１・パン！」と1かいずつたたいて、手をあわせます。れんしゅうができたところで、さっそくうたにあわせてやってみると・・・あれれ、さいごにたたくタイミングをまちがえた人がいました。ちょっとむずかしいようです。どうやればいいんだっけ？「８・４・２・１！」と、みな。みんなで「１・２・１・２・１・１・パン」とゆっくりかくにんすることで、できるようになりました。ともだちとおしえあうと、わかりやすいね！つぎは４人で、となりにいるともだちのかたをたたきます。きょうは、すこしはなれて「たたくフリ」でやってね！おんがくがながれると～、左の子のかたに８かい、右の子のかたに８かい、４かいずつ、２かいずつ、１かい、１かい、パン！みんなじょうずにできました！なれてきたら、たたきかたをかえてみるのもたのしいよ～！「グーとパーでこうごにたたく！」と、るか。たたく手をグーとパーにして、みんなでやってみます。ほかにも「さいしょがゆっくりで、さいごがはやく！」と、はな。うごきのはやさをかえることもできるね、いろんな「かたたたき」ができそうだ～「やってみてどうだった？」と先生。みなは「じぶんでかんがえて、うごきをパーとかグーできめたのがたのしかった！」、るかは「みんなでいっしょにワイワイするとなかよくなれる。」とこたえました。みんなもともだちやおうちの人とやってみてね～

すたあと

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いろんなかずで あつまろう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280071_00000

【すたあと】新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回のテーマは【グループ作り】です。手をたたいた回数と同じ人数で集まるゲームを紹介します。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280071_00000

【】 いろんなかずで　あつまろう 「先生が手をたたいたかいすうとおなじ人ずうであつまれるかな？「パン、パン、パン、はい！」。すたあときっずのみんなはいっせいにうごいて、３人ずつのグループをつくりました。きょうは、いろんなかずであつまるゲームをします。　ルールをせつめいします。まず、リーダーをきめます。リーダーは「みんなにききたいこと」をおだいにだします。たとえば、「すきな花は？」。リーダーはじぶんのすきな花を、手をたたきながらつたえます。「さ・く・ら」。「さくら」は３かい手をたたきます。手をたたいたかいすうと、おなじ人ずうであつまりましょう。　さいしょのリーダーはナナ。おだいは「すきないろはなに？」。ナナは「あ・お」と言いながら２かい手をたたきました。すると、みんないっせいに２人ずつあつまります。みんなうまくあつまれたのでゲームクリア！こんどは、あつまったともだちと、おたがいにすきないろをききます。「すきないろはなに？」とナナがきくと、サクラは「むらさき」とこたえます。それをきいて、ナナは「手がみをかこうってしたときに、むらさきのおりがみをつかったら、よろこぶかな」と、おもったそうです。「いいかんがえだね！」とすたあ先生。つぎのおだいは、「すきなどうぶつはなに？」。リーダーのりゅうたろうは「ぱ・ん・だ」といいながら３かい手をたたきました。みんなは、３人ずつあつまってグループをつくります。うまくあつまれたので、ゲームクリア！おたがいに、すきなどうぶつをききあいます。ソウスケがすきなのは「ホッキョクグマ」。「おにくとか、キャベツとかニンジンをたべるんだよ」というと、「え！生にくは？」とナナ。「食べるよ」、とソウスケがつたえると、ナナはもっとおどろきました。ともだちのこたえをきいて、もっとはなしをききたくなったようです。　すたあ先生が「やってみてどうだった？」ときくと、「まだきいていないことがあるから、またこんどみんなとはなせたらいいな」とサクラ。「１０人か１５人くらいふやしたほうが、ながいことばのときとかにも、たいおうできるからいいとおもう」とソウスケ。　みんなもいろんなおだいでやってみよう！

すたあと

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みぎひだりであそぼう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280033_00000

新しく学校生活をスタートする小学1年生をサポートする番組。今回は「みぎひだりゲーム」。体を左右に動かして遊ぶことで緊張がほぐれ、左右の方向感覚もわかってくる。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280033_00000

【】 「みぎひだりであそぼう」 きょうは、先生のいったことをくりかえし、いったほうこうとおなじ方向へうごくゲームです。ともだちといっしょにからだをうごかしてあそぶと、きんちょうもほぐれてくるんだとすたあ先生。さっそくゲームかいしです。「いうこといっしょやることいっしょ」「いうこといっしょやることいっしょ」「右」「右」「左」「左」「左」どんどんいったほうこうへうごきます。上手にできたら、ちょっとむずかしくしてみます。右っていったら右手や右足をあげます。これもできたら、もっとむずかしく！先生がいうこととはんたいのほうにうごきます。先生が右っていったら、左とこたえて、左にうごくのです。さっそくやってみます。「いうことはんたい、やることはんたい」「いうことはんたい、やることはんたい」「左」「右！」あれれ？ちがうほうこうにうごいてしまう人がいます。これはちょっとむずかしいようです。こんどは、みんなで円になっていっしょのうごきでやってみます。まちがえると円がくずれちゃうので気をつけよう。かけごえをはやくしたり、ぜんごでやってみたりしてもおもしろいよ。１年生のみんなは、「右と左がよくわかるし、まちがえたらたのしい。」「からだをうごかすと元気になってくる。」とすっかりきんちょうもなくなったようすです。みんなもともだちとやってみてね。

すたあと

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がっこうのいちにちをうたおう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280034_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は「学校の１日」。登校から下校までの出来事をリズムに合わせて歌えば、１日のスケジュールがわかってくる。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280034_00000

【】 「がっこうのいちにちをうたおう」 そろそろ学校やともだちになれてきた１年生のみんなに、すたあ先生がたずねます。「学校の１日にはどんなことがあるかな？」。すると「ともだちとあそぶ」「さんすう」「おそうじ」などたくさんおもいついたので、学校の１日をえにかいてみることにしました。「たいいく」のじかんにとびばこをとんでいるようすをかいた子や、ほうきでおそうじをしている「そうじ」のじかんをかいた子もいます。すると「学校たんけん」「学校たんけんにいくとき『ドキドキ』する」といいました。「なるほど！『ドキドキ』とか『わくわく』とかくりかえすとおもしろそう！」と先生。ほかにも「さんすう」のじかんのえでは、「やったー！できた！」というかおをしているので、くりかえすことばは、「やったやった」。こくごは、字をかくときの音で「さらさら」だって。たくさんかけたので、学校の１日をあさからじゅんばんにならべて、くりかえすことばといっしょにいってみます。さらに手びょうしをしながらリズムにのせていってみると、もっとうれしいきもちになりそうです。できたうたをみんなでうたってみると・・・とってもたのしいうたになりました！みんなも学校の１日をリズムにのせて歌ってみよう！

すたあと

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おはなししよう すきなもの

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280055_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、自分の好きなものを紹介する活動です。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280055_00000

【】 おはなししよう　すきなもの あたらしいクラスのともだちとはじめてあった、すたあ小学校の１年生たちは、「じこしょうかいげえむ」をして、じぶんのなまえやすきなくだものことをつたえて、おたがいのなまえをおぼえました。「もっとじぶんのことをしってもらってともだちになるには、どうしたらいい？」とすたあ先生がきくと、みんなは「もうちょっとすきなどうぶつとか、じこしょうかいをしたり」「すきないろ」「すきなおかし」についてはなししたらいいとこたえました。さっそく、みんなのまえで「すきなたべもの」についてはなしをします。まずは、はろ。「わたしのすきなたべものはイチゴとおにぎりと、あと、みかんとピーマンとトマトです。わたしがこのなかで一ばんすきなたべものは、たぶんピーマンだとおもいます」はろは、すごくたくさんすきなものがあるようです。そこで、すたあ先生がたくさんのことをつたえたいときにつかえる「まほうのことば」をしょうかいします。たとえば、すきなものが３つあるばあい、「すきなものは３つあります」」といってはなしはじめるのです。さっそくはろがこのことばをつかってみます。「わたしのすきなたべものは５つあります。わたしのすきなたべものは、イチゴとおにぎりとみかんと、ピーマンとトマトです」。５つあるかどうか、ももかはかぞえながらしっかりきいています。つぎは　ゆうせいのはなしです。「ぼくの一ばんすきなたべものは、ピーマンです。どうしてかというと、にがいあじがすきなのでピーマンにしました」。ゆうせいはここで「どうしてかというと」ということばをつかって、ピーマンがすきなりゆうをはなしました。はろも、「にがいあじがすきだからっていっていたのは、わたしもおなじだったから、すっごくおもしろかった」と、すきなりゆうがおなじことがわかりました。「みんなにきいてもらってうれしいきもちだった」。「すきなものをしってもらえたから、たのしかった」とはなしをおえた三人。みんなも、ともだちにすきなものをつたえてみよう。ともだちともっともっとなかよくなれるかもしれないよ！

すたあと

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ともだちのすきなものをきこう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280056_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、友達の話を聞いて、それについて質問をする活動を紹介します。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280056_00000

【】 ともだちのすきなものをきこう ぜんかい、１年生たちは「すきなたべもの」のはなしをして、すきなたべものがたくさんあることや、すきなりゆうをはなすことができました。ともだちのことがだんだんわかってきたようです。そこで「はなしをきくときに、もっとともだちのことをよくしるほうほうがあるんだよ！」とすたあ先生。まずは、先生がためしにはなしをしてみます。「先生は、うたうことがすきです」。それをきいてはろが、「先生は、どんなうたがすきですか？」としつもんします。すると先生は、「『どんないろがすき♪』っていううたがすきです」とこたえました。こんなふうに「わからないこと」や「ききたいこと」をしつもんすると、ともだちのことをもっとよくしることができるんですね。さっそくともだちにしつもんしてみます。まずははろが、はなしをします。「わたしがすきないろは水いろです。なんでかというと一ばんわたしがきにいっている水いろのようふくがあって、水いろがすきになりました。」はろのはなしをきいてももかが、しつもんです。「ティーシャツとかワンピースとか、いろいろあるじゃないですか、そのなかでどういうしゅるいのようふくですか？」　すると「ワンピースです。白と水いろのワンピースです」とはろ。水いろがすきなりゆうや、どんなようふくがすきなのか、よく分かりましたね。つぎは、ももかが「わたしのすきなどうぶつはうさぎです」とはなします。はろがもうすこしくわしくはなしてほしいというと、「（ふつうのうさぎの）目だったらくろとかちゃいろだけど、ちょっとだけあかっぽい目の（うさぎ）がある」と、ももか。「え～しらなかった・・・・。すご～い」と、はろはおどろいたようです。つづけて「うさぎをかったりだっこしたりしたことはありますか？」と、はろがしつもん。「ありません」と、ももかがこたえると、ゆうせいが「一かいだけある。すごくフワフワで、あかちゃんかなにかをだっこしているみたいなかんかく」と、はなしにくわわりました。それをきいて 「だっこしてみたいなっておもいました」と、ももか。うさぎのはなしをきっかけに、みんなとたくさんはなしができました。みんなのまえでおはなしをしたももかは、「はっぴょうしおわったときに、はろちゃんがはくしゅしてくれたから、ほんとうにきいているんだなとおもいました。みんなのことがよくわかったからすごいたのしかった」。しっかりはなしをきいてくれたら、はなしやすいね。みんなも、ともだちとしつもんしあってもっとなかよくなろう！　

すたあと

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これ なんのひょうしき？

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280054_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、通学路の「標識探し」がテーマです。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280054_00000

【】 これ なんのひょうしき？ 学校にくるとちゅうのつうがくろで、みどりいろのおもしろいマークをみつけたかずき。これは「ひょうしき」といって、どうろのあんないや、ちゅういすることなど、たいせつなことがかかれているものです。そこで、きょうはつうがくろにあるひょうしきをさがしにいくことにしました。さっそく赤やきいろのひょうしきをはっけん。ほどうの上や、ふみきりのそばにもありました。見つけたひょうしきはしゃしんにとってあつめていきます。きょうしつにもどって、どんなひょうしきがあったかはなしをします。学校のちかくにあったきいろいひょうしきには、子どものマークがかかれています。「どんなことをあらわしているのかな？」とすたあ先生がきくと、「学校があるので気をつけてくださいってことかな」とかずき。「子どもがいるのでちゅういしてください、みたいな？」とハンナ。ふたりのいうとおり、子どもがよくとおるところだから、車などをうんてんするひとに、ちゅういしてもらうためのものなんです。こうさてんでみつけた、赤いひょうしきには「とまれ」とかいてあります。どんなことをあらわしているのでしょうか？「とまらないでいくと車がきてひかれたりするから」とハンナ。そのとおり、うんてんする人にとまってあんぜんをたしかめるよう、よびかけるものなんです。みんなもこうさてんをわたるときは、気をつけましょう。こんどはすたあ先生がクイズをだします。人がかかれたひょうしきと、赤いまるにトラックがかかれたひょうしきのなかから、どちらがヒントにあうひょうしきかあてます。ヒントその１、おおきなこうえんのそばによくあります。ヒントその２、大きなじしんなどがおきたときにひなんするばしょのことです。「わかった！」とかずき。人がかかれたひょうしきをえらびました。せいかいです！まえにもひじょうぐちで、にているひょうしきをみたことがあって、わかったんだそうです。いろんなひょうしきをみつけて、「ひなんばしょとかがわかるとあんしんする」と、ハンナ。「いろいろなひょうしきのいみがわかって、たのしかった」とかずき。みんなのつうがくろにはどんなひょうしきがあるかな？さがしてみましょう！

すたあと

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がっこうといれのうた

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280057_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は「がっこうといれのうた」を紹介。「学校のトイレ」がテーマです。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280057_00000

【】 がっこうといれのうた すたあ小学校の１年生たちがトイレをたんけんにきました。ようちえんやほいくしょのトイレとちがうところはどんなところでしょうか。「ぜんぜんちがう。男の子と女の子わかれてはいなかった。」と子どもたち。たしかに小学校のトイレはわかれているね。さっそくトイレを見てみます。すると、べんきのたかさや大きさなど、たくさんちがうところを見つけました。つぎにはっけんしたのは・・・「わしきトイレ」。はるきがつかいかたをせつめいしてくれました。るかは、「わしきトイレ」をつかったことがないそうです。小学校ではじめて見るトイレもあるんだね。たんけんをおわった子どもたちに、すたあ先生がしつもんします。「みんな小学校では、トイレは休みじかんにいこうね。でも、もしそれいがいのときにいきたくなったらどうする？」「先生おトイレにいきたいですっていう。」「もうすぐ出そうなのでトイレにいきたいですっていう。」と子どもたち。でもトイレにいきたいというのは、「ちょっときんちょうする」というので、そんなときにぴったりのたのしいうたを先生がしょうかいします。「がっこうといれのうた」です。いっしょにうたってみよう！トイレ！　トイレ！ぼくらの学校のトイレ　どんなかたちみんなの学校のトイレ　どんなかたちいろんなかたちのトイレいってみて　トイレにいっ　トイレいろんなかたちのトイレタチツテ　トイレにいっ　トイレトイレ！　トイレ！きれいにつかうよトイレ　　　　みんなのトイレピカピカトイレがうれしいぞ　　みんなのトイレトイレにいきたいときは　まよわずえんりょせず　いっトイレこども：「先生！トイレに　いきたいです！」タチツテトイレにいっトイレこども：「先生！トイレに　いってきます！」「がっこうといれのうた」をうたったこどもたちは、「きんちょうしなくなってきた。」「なんかいいやすくなった。」とはなしました。トイレにいきたくなったときは、うたをおもい出して、みんなもうたってみてね。

すたあと

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ひらがなをあつめよう

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新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は「ひらがなあつめゲーム」を紹介します。

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【】 ひらがなをあつめよう きょうはみんなで、おぼえたばかりの「ひらがな」をつかってゲームをします。そのなも「ひらがなあつめげえむ」です。　まず、「おだい」にするひらがなを、ひとつえらびます。たとえば、おだいが「あ」のときは、「あり」「どあ」「こあら」のように、「あ」のつくことばを、ともだちとじゅんばんにいっていくゲームです。　さいしょのおだいは「も」。すたあ先生が「『も』のつくことばをあつめよう♪」とうたうと、すたあときっずたちは、リズムにあわせて手をたたきながら、「もも」、「おすもう」…と、「も」のつくことばをいいます。すぐにおもいつかなくても、よくかんがえて、なんとか、みんながつづけていうことができました。　つぎのおだいは「す」。すると、「すいっち」「すいか」「するめいか」「やすみじかん」と、すらすらと、つづけていうことができました。　こんどは、あたらしいゲームです。おだいからおもいつくことばをじゅんばんにいいます。たとえばおだいが、「うさぎ」のときは、「かわいい」、「どうぶつ」というように、「うさぎ」からおもいつくことばをいっていきます。　さっそく、「すいか」をおだいにして、やってみます。「たねがはいっている」「あかい」「もよう」「なつ」…。「すいか」から、たくさんのことばをおもいつきましたね！　「手をたたきながらつなげていうのがたのしかった。」「あたまをつかってひらめいた。うれしいきもちになった。」と、すたあときっずたち。　「みんなも、『ひらがなあつめげえむ』をやってみよう！」と、すたあ先生。おだいは「と」です。「と」のつくことば、なにがあるかな？

すたあと

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５もじのものをさがそう

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新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回はCGキャラの「すたあとキッズ」が登場。身の回りにある「５文字のもの」を探すゲームに挑戦。

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【】 「５もじのものをさがそう」 こんかいは、“すたあとキッズ”のみんなと、学校やおうちの中にある５もじのものをさがすゲームです。さっそくきょうしつの中を見わたしてみると・・・　「ら、ん、ど、せ、る」「じ、か、ん、わ、り」など、いろいろありそうです。もっといろいろ見つけたいと、みんなは、学校たんけんをして、５もじをさがすことに。「ここは、なんのへやかな？」一人がおへやを見つけました。「ほ、け、ん、し、つ　５もじ見～つけた！」「あっちは　ず、こ、う、し、つ　これも５もじだ！」学校のおへやには５もじのものがたくさんありそうです。校ていでは「だ、ん、ご、む、し」もはっけんしました。見つけたものをカードにかいてみます。おもてにえ、うらには、５つの〇があって、そこにもじをかきます。カードがかけたらともだちとクイズです。「これなーんだ」「ラ、ン、ド、セ、ル　じゃない？」つぎに、見つけたものを手びょうしにのせていってみます。「ランドセル、ハイ！」「じかんわり！ハイ！」「だんごむし！ハイ！」たのしい気もちになってきます。もっとみんなでいろいろとあつめてみたいね！　こんどは、おうちの中でも５もじのものをさがしてみます。「れ、い、ぞ、う、こ」「ふ、ら、い、ぱ、ん」「お、む、ら、い、す」。みんなも学校や、おうちで、５もじのものをさがしてみてね。さ、よ、う、な、ら！

すたあと

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「〇〇さんが」げえむ

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新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、「〇〇さんが」ゲーム。みんなで「〇〇さんが」「〇〇で」などの言葉を出しあって、おもしろい文を作る。

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【】 「〇〇さんが」げえむ こんかいは、すたあとキッズのみんなとことばのゲームをやってみます。その名も「〇〇（まるまる）さんが」ゲーム！どんなゲームなのか、すたあ先生がせつめいします。４まいのカードに１つずつことばをかいていきます。まずは、１ばんのカード、「〇〇さんが」。ここには、「人やどうぶつ」の名まえをかきます。２ばんは、「〇〇で」。ここには「ばしょ」をかきます。３ばんは、「〇〇そうに」。「どんなようすなのか、どんなふうに」したのか、かきます。４ばんは、「〇〇した」。「やったこと」をかきます。さっそく一人ずつ、カードにすきなことばをかいてみます。キッズの一人がかいたのは、「すたあ先生が」「校ていで」「たのしそうに」「たいそうした」です。みんながかけたので、かいたカードをつなげて、一つの文をつくります。さいしょの人は①のカード、つぎの人は②のカード、つづいて③、④と、じゅんばんによんでみます。まず先生からスタート！（すたあ先生）校ちょう先生が（キッズ１）森で（キッズ２）つまらなそうに（キッズ３）たいそうした「えーっ！校ちょう先生なにやってるの～！」「もう１かいやろう！」とキッズたち。よむじゅんばんを入れかえるといろいろな文ができあがります。ほかのグループがつくった文とどっちがおもしろいかくらべてみてもたのしいね。このゲームは、はなれた友だちともできます。３人のともだちとすたあ先生とで、テレビでんわでつなげてゲームをやってみます。「すごいおもしろすぎてほんとわらっちゃった。」「ともだちだったら、かんがえてることがわかんないからたのしいです。」とたのしい文をつくることができました。みんなも「〇〇さんが」ゲームで、ともだちとたのしい文をつくってあそんでみよう！

すたあと

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みずとあそぼう

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新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、水の動きや音など、様々な水とふれあう活動を紹介します。

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【】 みずとあそぼう 　バケツに入った水をさわったり、ぐるぐるまわしてうずをつくったりするうちに、もっと水とあそびたくなったすたあときっずたち。きょうは、みんなで水をつかっておもしろいあそびを見つけることにしました。　ゆまりは、水に手を入れたときに「ちゃぷんと音がする」と、いいます。手を入れたままうごかすと、こんどは「ちゃぷちゃぷ」という音にかわりました。ほかにはどんな水の音があるかな？どうぐをつかってためしてみます。あきかんに水を入れると・・・？「カランカランって音がする」と、はな。プラスチックのいれものに水を入れると・・・？「パチパチって、はなびみたいな音がする」と、ゆまり。水のいろんな音をきいてくらべるとおもしろそうです。　こんどはふくろに水を入れてみます。「ぷにゅぷにゅしていて、きもちいい」「わあ、おもしろい」と、さんにんはさわってかんしょくをたしかめます。あれ？うきょうのふくろをよく見ると、下から水が出てきています。「あながあいている」ときづいたみんなは、じぶんのふくろにもあなをあけて水を出してみました。ふくろをおすといきおいよく水がとび出ます。そして、小さいあなと大きいあなとで、水の出かたがかわることにもきがつきました。　水とあそんで「びしょぬれになるとつめたいけどたのしかった」と、はな。「プールに入っているきぶん」と、うきょう。水にぬれたらかぜをひかないように、からだをふいたり、きがえたりしましょう。みんなも水とあそんでみない？

すたあと

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しゃぼんだまをつくろう

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新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、身近な物を使ってしゃぼんだまを作る活動を紹介します。

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【】 しゃぼんだまをつくろう すたあときっずのみんなが、シャボン玉であそんでいます。すたあ先生が、「ハンガーでシャボン玉をつくることってできるとおもう？」ときくと、みんなは「さんかくのができるとおもう」とこたえます。さっそく先生がやってみると、とても大きなシャボン玉ができました。「やってみたい！」とすたあときっずたち。きょうはみんなで、いろんなどうぐをつかってシャボン玉をつくることにしました。まずは、ハンガーでやってみます。うきょうが、ハンガーにシャボン玉のえきをつけて、くるっとまわると大きなシャボン玉ができました。はなが、モールでつくったシャボン玉の下からそっと手をそえると、手のひらにのせることができました。「ちきゅうみたい」と、はな。よく見ると、ひょうめんにもようがあって、ぐるぐるとうごいているようです。つぎに２本のかみのつつをつかってみます。それぞれのつつでシャボン玉をつくってみると、大きさがちがうシャボン玉ができました。「どうして大きさがちがうのかな？」と、すたあ先生。はなは、つつのあなの大きさがちがうから、しゃぼん玉の大きさもかわるとかんがえました。ゆまりは、うちわのかみをはいだものをつかって、シャボン玉づくりにちょうせん。えきをつけてあおいでみると、かぞえきれないほどたくさんシャボン玉ができて、みんなびっくり。ゆまりは、「うちわのすきまがたくさんあるから、いっぱいできる」とかんがえました。はなは、「まるをいっぱいつくったら、いくらみたいなシャボン玉ができるとおもう」と、２本のモールをくみあわせて、どうぐをつくりました。ふいてみると、小さいシャボン玉がいちどにたくさんできました。じぶんでどうぐをつくってあそんでみるのもおもしろそうです。うきょうは、「もっとかたちがちがうのとか、もっと大きいのとかつくってみたい」とかんそうをいいました。「ちきゅうぐらいのシャボン玉をつくってみたい」と、はな。　みんなはどんなシャボン玉をつくってみたい？

すたあと

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いろみずけんきゅうじょ

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280072_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回は、赤・黄・青の色をつけた水「いろみず」を使った活動を紹介。図工のきっかけにも。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280072_00000

【】 いろみずけんきゅうじょ つくえのうえに赤・青・きいろのいろがついた水があります。それをながめながらソウスケが「イチゴで、ソーダで、レモンみたい」と言うと、すたあ先生は「のみものじゃないから、口にはいれないでね」と言います。きょうはこのいろ水をたっぷりけんきゅうします。　まずは、あかるいところに出て、いろ水をよく見ることに。いろ水をもち上げてソウスケは「うすい赤になる」と言います。ひかりによっていろんな見えかたになるようです。いっぽう、いろ水をいろんなところにあてて見ていたナナは、「ん？みどりだ」とつぶやきます。青いズボンの上にきいろのいろ水をおいてみると、たしかにみどりいろに見えます。さらに、いろ水をじめんのうえでころがして「たいようがあたっているから、はんしゃしてきれいに見える」とソウスケ。いろ水のかげにいろがついて見えます。「ほう石みたい」とカリン。いろ水をよく見てみたら、たくさんのはっけんがありました。　いろ水のことをもっとしりたくなった３人。こんどはきょうしつにもどって、いろ水をまぜてみることにしました。　「きいろに赤をいれる」とソウスケ。さっそくまぜてみると、きれいなオレンジいろになりました。　「ぜんぶまぜてみたい」とナナ。赤と青ときいろのいろ水をどんどんまぜていきます。「うみっぽいかんじ」とナナ。まぜてできたいろを見て、うみをおもいうかべたそうです。　むらさきいろをつくりたいというカリン。赤いいろ水に青いいろ水をたします。すると…「ちゃいろっぽいいろ…」。うまくいきませんでした。どうしたらいいでしょう？「赤がつよいから青を入れたほうがいいとおもう」と、ソウスケ。あたらしいコップにいろ水をすこしうつして、青いいろ水をたしてみると、きれいなうすむらさきいろができました。くふうしてうまく作ることができました。　いろ水のけんきゅうをしてみて「いろ水でこんなにきれいにつくれるなんてはじめてしった」とソウスケ。「これをこおりにしてもってかえりたい」とナナ。みんなもいろ水をけんきゅうしてみてね。

すたあと

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おもいでをえにしてはなそう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280042_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、夏休みの思い出をテーマに絵を描いて、友達と話をします。質問するのに便利な言葉も紹介。

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【】 「おもいでをえにしてはなそう」 　さくらがなつやすみにこうえんであそんだことをえにかいています。ほかのみんなも、「はなびをやった」「あさがおがさいた」といろいろなおもいでがあるようです。　「なつやすみのおもいでについて、ともだちにくわしくきいてみよう」とすたあ先生。どんなことをしたのか、えにかいてはっぴょうしあいます。　まずはかずきのはっぴょうです。「なつやすみに花火をしたのでそれをかきました」かずきのえをみて、みんなでいろいろしつもんしてみることに。しかし、なかなかしつもんがおもいつかないようです。　そこですたあ先生が、「どうして」と「どんな」というべんりなことばをおしえてくれました。このことばをつかうと、ともだちのはなしをくわしくきくことができるのです。先生が「『どうして』花火のえをかいたの？」ときくと、「いんしょうにのこったから」と、かずき。さらに、「花火をしたときは『どんな』気もちだった？」ときくと、「たのしい気もち」と、かずきがはなびをしたときにどうかんじたのかよくわかりました。みんなも「どうして」「どんな」をつかってともだちのはなしをきいていきます。さくらは、おまつりごっこでビー玉すくいをしたことをえにかいてはっぴょうします。でもビー玉すくいがどんなあそびか、きいているみんなはわかりません。こんなときは「どうやって」ときくと、あそびかたがくわしくわかりそうです。かずきが「ビー玉すくいって『どうやって』やるんですか？」ときくと、さくらがやりかたをおしえてくれました。水のなかのビー玉をあみですくうゲームのようです。「たのしそう。いつかやってみたい」と、げんま。おまつりごっこのたのしさがわかってきました。　みんなもおもいでをえにかいていろいろはなしてみませんか。

すたあと

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ことばとからだでつたえよう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280063_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回のテーマは、国語の導入や学校生活の基盤作りに役立つ、自分のことや気持ちを伝える「ことばあつめ」です。

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【】 ことばとからだでつたえよう 「おはようございます！」とげんきなあいさつをした１年生たち。先生が「あいさつをきくと、なんだかうれしくなるね。ほかにも「いわれてうれしい」ことばってあるかな？」とたずねます。すると「いっしょにあそぼう」「手つだってくれてありがとう」「すごいね」いろいろ出てきました。こんどは「ほんとうはいいたいんだけど、いい出しにくいことば」があるかきかれると、「「やめて」っていいたいけど、こわくていえない。」「けんかしたから「ごめんね」っていうのがはずかしかったりドキドキする。」と子どもたち。どうしたらそういうことばがいえるようになるのかな。みんながあつめた「ことば」を、からだをつかってつたえてみよう。まずは、どんなふうにいうと気もちがつたわるか、みんなでかんがえます。 「ごめんね」は、えらそうにいうと「はんせいしてないかんじ」がします。「人の目を見てから、おじぎしたほうがいいとおもう」。とうごきをかんがえました。「やめてよ」は、やめてほしいから、手をのばして「やめてよ」。かおも”いやがっている”かおにします。「すごいね」は、りょう手をかおのよこでひらき、びっくりして「すごいね!」という顔です。いろいろなうごきができました。みんなでかんがえたことばとうごきを「さがそう！つたえることば」のうたにあわせてうたってみよう！ 「さがそう！つたえることば」（かし）ことばに出して　さあ　つたえよう　こころもつたわるよ　ゆうきをだして　いっしょにさがそう！　さあ　つたえることば「ごめんね」　　『ごめんね』「やめてよ」　　『やめてよ』「いっしょにあそぼ」　『いっしょにあそぼ』いいたいけどなんだかいえなかったことば　つたえてみよう　きっと　なかよくなるよことばに出して　さあつたえよう　こころもつたわるよ　はずかしがらずいっしょにさがそう！　さあ　つたえることば「おはよう」　　　『おはよう』「ありがとう」　　『ありがとう』「すごいね」　　　『すごいね』まだまだあるよね げんき出していってみよう　つたえてみよう　きっと　えがおになるようたいながらことばをつたえてみた子どもたちは、「たのしくなってるうちにいえそうになってきた。」「ドキドキしていえなかったことがポーズつけてみたら、どんどんいえるようになってきた。」といいます。みんなもからだをつかっていっしょにうたってみよう！

すたあと

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おとをあつめよう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280044_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、身のまわりの音に注目する「音集め」。自然の音を聞いたり、音を鳴らしたり、さまざまな音を見つけます。

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【】 「おとをあつめよう」 きょうはきょうしつを出て、みんなでこうえんにやってきました。とってもしずかなこうえんだけど、よく耳をすませると、とりのなきごえがきこえます。すたあ先生は「ほかにもいろんな音がきこえるんじゃない？」といいます。そこで二人は、それぞれ音をさがしにいくことに。森の中では、セミのなきごえがきこえます。もっと耳をすませると、かぜの「そよそよ」という音もきこえました。川のそばでは、トンボを見つけます。「はねの音するかな？」と耳をすましてみると・・・トンボがとび立つときに、たしかにはねの音がきこえました！　ほかの音がなかなか見つからなかった１年生が、「音をつくってみるとか？」といいます。小石がたくさんあるじめんを足でふむと、「じゃりじゃり」と音がなることに気がつきました。また、木のえだで木をたたくと、たたくばしょによって音がかわることもはっけんしました。たくさん音を見つけた二人。音をことばにしてかいて、なんの音かあてるゲームをします。だい１もんは、「ぱたぱた」。なんの音でしょう？正かいは、とりがはばたくときのはねの音。つづいてだい２もんは、「どんどん」。こんどはなんの音でしょう？さいごに１年生たちは、「こんなに音が見つかるとはじめてしった」「しゅるいによって音がちがう」 と気づいたことをはなします。ほかのばしょにはどんな音があるのか、みんなもさがしてみよう！

すたあと

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なんのはながさくのかな？

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280061_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回は、「なんのはながさく？クイズ」を紹介します。

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【】 なんのはながさくのかな？ なつ休みのあいだみんながおせわをしていたアサガオ。花がさきおわってたねができていました。たねをとったルカは、「おせわは大へんだったけど、出てきてくれたからうれしい。」といいます。そこで先生が、いろいろな「たね」や「きゅうこん」を見せました。これらをうえると、なんの花がさくのでしょうか？「これなんの花がさく？クイズ」スタートです。だい１もん。大きなきゅうこんです。これはなんの花がさくのかな？すこしかんがえてから２人はしつもんします。「いろはなんですか？」。先生が「赤とか白とかきいろとか・・・」とこたえると、ルカが「チューリップ」とこたえました。りゆうは「なんとなくでかいから」だそうです。そう。正かいはチューリップ。はるにいろとりどりの花がさきますね。つづいてだい２もん。しましまもようがありますね。じっと見ていた、りなが「ひまわりです。」とこたえます。正かいです！りなは、ずかんなどで見たことがあり「ほいくえんのときにうえたきおくがある！」そうです。よくわかりましたね。だい３もんは、すごく小さいたねです。すかさずルカが「ゴマ！本当に花なんですか？」とたずねます。先生が「花だんとかによくさいているよ。いろは、むらさきとかきいろとか・・・」とヒントを出すと、りなが「パンジーじゃない？」とこたえます。おみごと！せいかいです。だい４もん。たねにもようがあるようです。たねをよく見ていたルカが「がらがハートみたい！」といいますが、りなも先生もよく見えません。「こんなときはどうしたらいい？」と先生がきくと、りなが「しゃしんをとる！」とこたえて、タブレットでたねのしゃしんをパシャリ。とった写真を見て、「丸じゃない？」という りなですが、しゃしんをかく大してみると、「ほんとだ。ハートじゃん！」とニッコリ。クイズのこたえは、「ふうせんかずら」花がさいたあと、ふうせんみたいな“み”がなるそうです。いろんなたねやきゅうこんを見てみて、２人は、「花はしってるけど、たねはしらない花がいっぱいあったからびっくりしました。」「このきゅうこんをうめて、花がたかくまでのびてほしい」といいました。大きくそだつといいですね。さいごにみんなにクイズです。このとげとげしているきゅうこん。なんの花がさくとおもう～？

すたあと

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おりがみのおべんとうやさん

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280062_00000

新しく学校生活をスタートする１年生をサポートする番組。今回のテーマは、折り紙を使ってお弁当を作る活動を紹介。丸める、ちぎるなどの技を組み合わせて表現します。

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【】 おりがみのおべんとうやさん 　「先生こんなのつくってみたんだ！」　すたあ先生が見せたのはきいろのたまごやき。よく見ると、なんとおりがみでできています。きょうはみんなで、おりがみでいろんなたべものをつくって、おべんとうにすることにしました。　まずは、おべんとうのなかみはなにがいいか、ともだちにきいてみます。ルカは「ケチャップごはんとチーズもりざんまい」とこたえます。チーズがすきなんだそう。ミナは「ウインナー、ブロッコリー、レタス！」やさいたっぷりのおべんとうがいいそうです。　さっそく、おりがみでつくってみます。ミナはまずおりがみをまるめて、べつの赤いおりがみでつつみました。つぎは、みどりのかみを小さくちぎってまるくして「グリーンピース」。さらにちゃいろのかみをちぎって「おにく」。赤いかみの上にのりではったら、グリーンピースやおにくがのった、ケチャップライスのかんせい。　ルカは赤いおりがみをくるくるまるめて、小さくきったくろいかみをはります。つつのはしに、きれめを入れてひろげたら「タコのウインナー」のできあがり。　ほかにも、ミナがすきなやさいや、ルカがすきなチーズウインナーなど、いろんなおべんとうのなかみができました。　つづいて、つくったものでおべんとうやさんをやってみます。まずは、ルカがおべんとうやさん。ルカのおすすめはタコのウインナーとブロッコリー。「すきっていっていたからそれもつくった」とルカ。おべんとうばこに、ミナがすきなものをつめたらかんせい。「すごくおいしそう」とミナはうれしそうです。　こんどはミナがおべんとうやさん。ルカはケチャップライスが気に入りました。「たべたくなる」というルカのことばに「うれしい」とミナ。チーズカツとチーズウインナーもつめて、チーズたっぷりとくせいべんとうのできあがりです。　おりがみでおべんとうをつくってみて、2人は「くしゃくしゃにしたり、まるめたりしたら、うまくできたからたのしかった」「おりがみより大きいかみがあったら、大きいおにぎりをつくりたい」といいました。　おりがみをつかったいろんなおべんとう、みんなもつくってみよう！

すたあと

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おいも おもいな おおきいな

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280073_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回は、芋ほりをした後、ゲーム感覚で芋の大きさや重さを比べ、算数的な感覚を身に付けます。

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【】 おいも おもいな おおきいな きょうはみんなでさつまいもばたけにやってきました。あさのあいさつのあと、「みんなはいもほりをしたことある？」とすたあ先生がたずねます。「したことある！」と子どもたち。おいもが土の中でどんなかたちをしているのかジェスチャーでおしえてくれました。さっそくいもほりスタートです！それぞれきめられたはんいをほっていきます。どれくらいとれるかな？大きいものやふといもの、かずもいっぱいとれているようです。さくらがくせんしていたので、ほまれが「大きなかぶですか」とつぶやきます。さくらがてつだってほしいというので、３人で力をあわせてひっぱると・・・ながいおいもがとれました！ほりおわって見てみると「下についてるちっちゃいぶぶんがちょっとかわいい」「三日月」など、いろいろなかたちのおいもがあったようです。つづいてとったおいもで「いもほりちゃんぴおん」をえらびます。「かずをかずえる。」「１ばん大きさがでかいやつをとった人がかち。」「はかって１ばんおもい人がかち。」３人がそれぞれチャンピオンのきめかたをかんがえました。まずはかずくらべ。じゅんばんにかぞえてみると・・・さくらは３０。ほまれは２４。しょううんは２７。ということで、かずのチャンピオンは・・・さくら！「たくさんたべられるのでうれしいです。」とよろこんでいます。つづいては１人１つえらんで、おもさくらべ。３人とも、ふとくておもそうなものをえらんでいます。はかりにのせて・・・１ばんおもいのは、ほまれのおいも。おもさチャンピオンはほまれでした！つぎに、大きさ。どうやったら大きさをはかれるかな？「ここの下のぶぶんをあわせて、くらべます。」とさくら。３人のいもをはしをそろえてならべて、長さをくらべています。くらべたけっか、大きさチャンピオンはしょううん！みんながチャンピオンになれました。みんなもおいもほりをしたらいろいろなほうほうでくらべてみない～？

すたあと

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ぼおるとなかよくなろう

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新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回はボール遊び。様々な方法で持ってみたり、運んだり、遊びながらボールに慣れていきます。

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【】 ぼおるとなかよくなろう 　すたあ先生が、「ボールであそぶのすきかな？」ときくと、ハナとユウヤは「ボールが、かおとか目にあたると、いたくてなくときもある」とこたえました。「ボールがとんでくるとこわいときもあるよね」とすたあ先生。そこできょうは、ボールとなかよくなるボールあそびをすることにしました。　まずは、からだのいろんなところでボールをもってみます。すたあ先生が「手のほかにどこがつかえるかな？」ときくと、「あごとむねとひざ」「あしではさんでもつ」「かたとほっぺ」など、いろんなもちかたがあることに気がつきました。ボールをからだのいろんなところでもったまま、立ち上がったり、そのままあるいてはこんだりすることもできました。　こんどはどうぐをつかって、ボールをはこぶきょうそうをします。しんぶんしのうえにボールをのせたまま、むこうのせんまでいって先にもどってきたほうがかちです。「しんぶんしでボールをおおってたたむようにもつと、ボールがおちにくい」と、ユウヤはかんがえました。それでは、よーいスタート！１かいめは２人ともボールをおとさず、どうじにゴールをしてひきわけ。つづいて２かいめ。こんどはハナのほうがすこしはやくゴールしました。　つぎはラケットにボールをのせてはこびます。「バドミントンのラケットだとまわりがかこんでないからむずかしい」とハナ。むこうのせんまではこぶあいだに、ボールをおとしたかいすうがすくないほうがかちです。それでは、よーいスタート！ハナがボールをおとしたのは２かい。ユウヤも２かいでゴールしました。するとユウヤが、「ボールを見ながらやるとバランスがとりやすくなる」とコツをつかんだようです。もう１ど、ちょうせん！こんどは１かいもおとさずにゴールすることができました。　すたあ先生が「きょうはボールであそんでみてどうだった？」ときくと、「かたいボールにもなれて、こわくなくなってきた」と、ハナ。「しんぶんしにのっけてあそんだりして、ボールとなかよくなれた」と、ユウヤ。　なげなくても、ボールあそびをたのしむことができました。みんなはボールとなかよくなれるかな？

すたあと

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どんぐりでなかまわけ

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280065_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回は、どんぐりや松ぼっくりをよく見て、似ているものを集める「仲間分け」に挑戦します。

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【】 どんぐりでなかまわけ きょうは こうえんにやってきました。あきになったので、こうえんには木のみがたくさんおちています。ルカとユウヤとハナは、まつぼっくりやどんぐりをたくさんひろいました。きょうしつにもどって あつめた木のみをよく見てみると・・・。「めちゃかわいいやつあったんだよね」とルカ。ユウヤはまつぼっくりとどんぐりをならべています。「丸いどんぐりとまつぼっくり。五人きょうだい。こっちも五人きょうだい」。では、ハナはなにをしているのかな？「なかまわけしている」とハナ。どんなふうになかまわけしているのか、おしえてもらうと・・・「こっちがせんがついてないやつで、こっちはちょっとまがっているやつで、こっちはわれているやつで、こっちはまるいやつ」。なかまわけすると、にているところがよくわかります。そこで、みんなもやってみることにしました。「なんかこれ、けっこうみどりいろのやつがたくさんある」。みどりいろのどんぐりをたくさんひろったルカも、なかまわけをやりました。でもよく見ると１つだけのものがあります。おなじなかまは ないのかな？　そこで先生が、ずをだしてくれました。なかまわけをするのにべんりなずです。せんでくぎられたへやに、にているところを見つけて、わけることができます。おなじいろでわけたり、かたちがにているものどうしでわけたりします。さあ、このずをつかって、あつめたものをなかまにわけてみよう！ルカは「これは、グリーンピースチームで、これがソーセージチーム。で、これがパイナップルチーム」と、かたちにちゅう目して“かたちがにているたべもの”にわけました。ユウヤは４つになかまわけました。「ツルツルしていて、なんかひかりにあてるとひかっているかんじ。こっちはちょっと、さわるとボコボコしてるし、ボコボコチームってつけた」。ユウヤは、いろやかたちだけじゃなくて、“さわったかんじ”にちゅう目しました。なかまわけをやってみてハナは、「はじめはぐちゅぐちゅだったけど、じぶんでなおしてなかまわけするのがたのしかった」。ユウヤは、「どんぐりを１つにまとめたりわけたりして、かたちをかんがえてたのしかった」といいました。みんなはどうやってわけるかな？いろんなものをなかまにわけてみよう！

すたあと

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まっとで からだをうごかそう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280074_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回はマット運動に苦手意識のある子どもでも、取り組みやすくなる活動を紹介。体育のきっかけにも。

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【】 まっとで からだをうごかそう 　きょうはたいいくかんにやってきました。みんなマットの上であそんでいます。すたあ先生が「そのマット、さわるとどんなかんじがする？」とこえをかけると、「ゆかよりかはやわらかいけど、そざいがかたいのかな」「きもちいい」とこたえました。マットならからだがあたってもいたくなさそうです。そこで、きょうはマットの上でからだをうごかしてみることにしました。　まずは、ゴロゴロしてみます。「えんぴつのうごくようすをおもいだしてきた」とホマレ。たしかに、からだをまっすぐにしてゴロゴロすると、えんぴつがころがっているみたいです。こんどは、からだをまるめてゴロゴロ。よこにゆれたり、たてにゆれたりするうちに、いきおいをつけておきあがることもできるようになりました。「さいしょはグー、じゃんけんぽん！」　ともだちとむかいあってころがって、おきあがったときにジャンケンをしてあそびはじめたみんな。ころがるのがもっとたのしくなりました。　つぎに、マットに手をつけてからだをささえてみます。「手はひらいていたほうがいい。パーだとしっかりあんていする。」と、カリン。しっかり手をひらいてからだをささえたまま、まえにすすみはじめました。「ほかにも、手をつかってまえにすすむほうほうはあるかな？」と、すたあ先生がきくと、「まえに手をおいて、とびばこをとんでいるようなやりかた」と、サクラ。手でからだをささえながら、ジャンプしてすすみました。こんどは、手足をまっすぐマットにつけたまま、こしをたかくあげてすすんでみたカリン。「こうやってみると、なんかへんなかんじがする」と言います。おなじようにやってみたホマレも「ゆかがてんじょうみたいに見えた」と言います。手でからだをささえて足のあいだからのぞいてみると、たしかにゆかとてんじょうがひっくりかえったように見えます。　マットのうえでからだをうごかしてみて、「ひとりひとりが、いろんなちがうあるきかたでおもしろかった」と、サクラ。「ゴロゴロしたり、ころがりかたがたのしかった」と、ショウウン。「でんぐりがえしとか、立ってやるたいそうもしたい」と、カリン。　みんなもマットのうえで、いろいろなうごきにちょうせんしてみない？

すたあと

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あきさがしびんご

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280048_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、ビンゴカードを使って秋を探します。目や耳、様々な感覚を使って、遊びながら自然と触れ合います。

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【】 「あきさがしびんご」 きょうはこうえんにやってきました。きせつがなつからあきにかわって、すずしくなりました。あきになるとどんなものがみつかるのか？ビンゴカードをつかってさがします。ビンゴカードのマスには「きいろいもの」や「木のみ」などがかかれていて、それをこうえんのなかでさがします。見つけたものが、たて・よこ・ななめ、３つならんだらビンゴです。まん中のマスには、あきのものをじぶんでじゆうにかんがえてかきます。２人がかいたのは、「赤いもの」と「あきの虫」。できるだけたくさんビンゴができるようにちょうせんです。赤いはっぱや、てのひらより大きいはっぱなど、２人はあきのものをみつけていきます。げんまが、いろんなはっぱを手でさわっています。「とげとげしているもの」をさがしていたのです。すると、とげとげのどんぐりのぼうしをはっけん！ハンナも、とげとげしている松ぼっくりをみつけてビンゴになりました。つづいてげんまは、赤いはなをみつけました。あきになってさいたひがんばなです。なつにはなかったので、「なつとちがってびっくりしたもの」のはっけんです！　２人はたくさんのあきのものをみつけました。赤いはなやあながあいたはっぱなど、見つけたものをつたえあいました。さいごに１年生たちは、「上をみたり下をみたり、さがすのはたのしかった」「どんぐりとかはっぱとか、あきのものを見つけられて、たのしかった」とふりかえりました。みんなも、いろんなあきを見つけに出かけてみましょう！みんなは、どんなあきのものを見つけたいかな？

すたあと

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ねんどのぱんやさん

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新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、粘土でオリジナルのパンを作ります。また、パン屋さんごっこをして、作ったパンについて伝え合います。

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【】 「ねんどのぱんやさん」 　あさごはんにパンをたべたという、ゆうなとかずき。すたあ先生が「じぶんでつくるとしたら、どんなパンをつくってみたい？」ときくと、「はっぱのかたちのパン」や「フルーツパン」など、いろいろありそうです。そこで、きょうはねんどでパンをつくることにしました。　ねんどをちぎったり、まるめたり、ほそながくしたり…。さわっているうちに、かずきがおもいついたのは、大きいかぎのかたちをした「かぎぱん」。いっぽうゆうなは、へらをつかってねんどにえをかいています。　いっぱいパンができたので、パンやさんごっこをはじめることに。どんなパンなのか、おきゃくさんにしょうかいします。まずはかずきがパンやさんで、ゆうながおきゃくさんです。たくさんつくったパンのなかでも、かずきがおすすめしたのは「フルーツパン」。パンのなかにはいっているいちごが、そとからもみえるようにしたのがこだわりです。かずきのせつめいをきいたゆうなも、フルーツパンがきにいったようです。　つぎはゆうながパンやさん。ゆうなのおすすめは「おかおパン」です。りぼんをつけたおんなのこのかたちをしたパンで、みかんあじなんだそうです。かずきがきになったのは「はっぱパン」。なんと、左右にぱっくりわることができるんです。かずきが「はっぱパンください」というとゆうなは「一円です」と答えました。　「かずきくんがなかみとか、はいっているものをおしえてくれたのがうれしかった」と、ゆうな。「ちがうものをまたつくってみたい」と、かずき。ねんどをつかうと、パンのほかにもいろいろつくることができそうです。みんなはなにをつくってみたいですか？

すたあと

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いちにちあそび

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新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、時間がテーマです。「何時」に「どんなこと」をしていたかをあてる活動をします。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280049_00000

【】 「いちにちあそび」 　すたあ先生が「いまはなんじかわかるかな？」と、えみりとゆうせいにききます。きょうしつのとけいを見ると、とけいのみじかいはりが「９」、ながいはりが「１２」をさしています。えみりは「９じ」とこたえました。すると、すたあせんせいが、２人に「やすみの日、あさの９じになにをしているかな？」とききます。「たまにこうえんにいったりしている」と、ゆうせい。「ねているひもある」と、えみり。どうやらおなじ「あさの９じ」でも、２人はちがうことをしているようです。　そこで、きょうは「なんじ」に「なにをしたか」をつたえる「いちにちあそび」をすることにしました。　まず、ワークシートにあるとけいのよこに、そのじかんにしていたことをかきます。かくことができたら、こんどは「なんじ」に「なにをしたか」をともだちとあてっこします。さいしょは３じ。「なにをしたか」をえみりがからだであらわします。えみりのうごきをみてゆうせいは「おやつをたべている」とこたえました。「せいかい！」とえみり。ゆうせいもこのじかんにおやつをたべていたから、わかったそうです。　つぎはよるの６じ。「なにをしたか」をゆうせいがからだであらわします。よくうごきをみると、てもとでなにかをまぜているようです。えみりが「よるごはん」とこたえると、「ピンポン！」とゆうせい。なにかをまぜるうごきは、なっとうをまぜているようすをあらわしているそうです。　おなじよるの６じ。こんどはえみりが「なにをしたか」をからだであらわします。えみりのうごきをみて、「シャワーをあびたり、はみがきをしたりした」と、こたえるゆうせい。みごと、あたりでした！　「いちにちあそび」をやってみて、「あいてがやっていることをあてるのが、たのしかった」と、ゆうせい。えみりは、おなじ６じに２人がちがうことをしていることしることができたのがたのしかったそうです。　ともだちは「なんじ」に「なにをした」のかな？みなさんもつたえあってみましょう！

すたあと

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おって　たてて

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280066_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、紙を折って立てるという方法で立体的な作品を作る活動を紹介します。図工の導入にもなります。

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【】 おって　たてて すたあ先生が、赤いかみをはんぶんにおって 立たせたものと、白いかみの２かいおって 立たせたものを見せていいました。「かみをおって立つようにしたよ。なにに見えるかな？」「白いのがテーブルに見える」とハルキ、「赤いやつが三かくだからテントとおもいました」と、ユマリがいいました。かみをおって立てると、いろんなものに見えます。そこできょうは、かみをおって立てて いろんなものをつくってみることにしました。ユマリは、ちゃいろいかみを３かいおってたてて、「くるま」をつくりました。ハルキはみどりいろのかみを１かいおって、ちゃいろのかみでつくった つつの上にのせようとしますが、うまくのりません。こんどは２かいおって、たいらなところをつくると、うまくのせることができました。木のかんせいです。ユマリはくるまを、もっとそっくりにするために、かみにまどやタイヤをかきました。そして、くろいかみのはしを ほそくおってから、まるめて立たせると・・・「できた！このトンネルはくるまをとおせてたのしいです」とユマリ。ユマリのさくひんをみて、「トンネルは、ふつうもまるいから、そういうのをひょうげんできていていいな～っておもいました」とハルキ。ハルキは、かみをこまかくなんどもおっています。「できた！ゾウさんです」とハルキ。なんどもかみをおっていたのは、ゾウのはなをつくっていたのです。そして、たてに立つようにして、キリンもつくりました。「きょうは、かぞくみんなでどうぶつえんに行って、ゾウさんやキリンさんを見にきました。ゾウさんは、はなをちぢんだりのばしたりするから、ゾウさんのはなをギザギザにしてくふうしました。」とハルキ。「じょうずにゾウさんらしくつくれているので、うれしいです」とユマリがいいました。みんなは、おって立てて、どんなものをつくってみたい？

すたあと

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つくったものなあに？

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280067_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、「順序だてて説明する」がテーマ。紙で作った作品の作り方を説明します。国語の導入になる活動です。

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【】 つくったものなあに？ ハルキとユマリは、かみをおって立たせて、どうぶつや、のりものをつくりました。すたあ先生が、「二人のさくひん、はなれたところにいる友だちにも見てもらいたいと思わない？」と、ききました。「やる。やりたいです。」とユマリとハルキ。そこで、インターネットをつかってともだちにつたえることにしました。まずはユマリからつたえます。「これはなんでしょう？」とユマリがきくと、「それはバスです」とハナがいいました。「バスではないです」とユマリ。つぎにルカが、「でんしゃです」とこたえました。「あたりです」とユマリ。どうしてわかったのかきいてみると、「タイヤと、とびらと まどでわかりました」とルカがいいました。そしてルカが「どうやってつくったのか？おしえてください」としつもんしました。ユマリがつくりかたをせつめいします。「え～っと。いろえんぴつで でんしゃのまどをかいて、これをながくしたらまん中にせんをひいたら、またまどをかいたら・・・・・・」。「え？？？？？」とルカ。せつめいがうまくつたわってないようです。こんなとき、わかりやすくせつめいできる　3つのことばがあります。つくりかたを３つにせいりします。「まず」はさいしょにすることを「つぎに」はそのつぎにすることを、「さいごに」は、しあげるためにすることを。これをつかってじゅんばんにせつめいすると わかりやすくつたわります。ユマリがちょうせんします。「まず、これをおります。つぎに、まどと うんてんしゅをかきます。さいごに、タイヤをかいたらかんせいです」と、せつめいしました。「わかりました！」　こんどは、ルカとハナにつたわりました。そして、「おったらでんしゃっぽくなってる」とハナ、「うまいなとおもいました」と、ルカがいいました。つづいて、ハルキです。「これはなんでしょう？」ときくと、ルカが「ゾウです」とこたえました。ハルキがつくりかたをせつめいします。「まず、いろをぬって、はんぶんにおります。つぎに、あしのぶぶんをきります。さいごに、はなとしっぽをつけたらかんせいです」。ハルキのせつめいも、ルカとハナにつたわりました。ハナが「くふうしたところをおしえてください」としつもんしました。「このはなをこうやってギザギザにおってくふうしました。(ゾウ)のはながちぢんだりのびたりするからです」とハルキがこたえました。ともだちにつたえてみてどうだった？ユマリは「ちゃんとつたわって、みんながすごいとか、あててくれたりしたから、うれしかった」。ハルキは「まず、つぎに、 さいごに、をつかえば、じゅんばんでわかるから、つくりかたがわかっていっしょにつくれたりできそう」といいました。じゅんじょよくはなすとつたわりやすいね。せつめいをきいたルカも、ゾウをつくることができました！みんなもうまくせつめいできるかな？

すたあと

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かぞえよう　なんばんめ

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280046_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、身の回りのものを楽しく数えながら、「なんばんめ」という順序数の概念に親しむ活動を紹介します。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280046_00000

【】 「かぞえよう　なんばんめ」 きょうしつにあるたくさんのはこで、１年生たちがあそんでいます。すると、すたあ先生がやってきて、「はこのどれか１つに、先生がかくしているものがあるんだ」といいました。すたあ先生があいずをすると、ちらばっていたはこがつみ上がり、２つのタワーになります。かぞえてみると、はこは８こずつありました。「はこのどれかに、こくばんけしが入っているよ。ヒントは、５ばんめ」というすたあ先生。げんまがはこを上からかぞえ、下からもかぞえてみます。すると、おなじ「５ばんめ」でも、上からかぞえるときと、下からかぞえるときでは、はこがちがうことに気づきます。げんまが上から５ばんめのはこをあけると、こくばんけしが見つかりました。こんどは、「なんばんめ」かをあてるゲームをします。やりかたは、（１）コップを５つならべる（２）どれか１つのコップにほしをかくす（３）コップのいちをシャッフルして入れかえる（４）ほしがなんばんめのコップにかくれているか、ともだちにあててもらう。まずは、さくらがコップにほしをかくし、コップをうごかします。げんまは「ぼくから見て、右から３ばんめ？」といいますが、はずれでした。「右から４ばんめ？」というと、こんどは正かいです！つぎは、げんまのばんです。「どーこだ？」ときくと、さくらは「わたしから見て、左から１ばんめ」といい、ほしがかくれているばしょをすぐにあてました。すたあ先生に「やってみてどうだった？」ときかれ、「あてたときはうれしかった」というげんま。さくらは、コップをふやすともっとおもしろそうだといいます。なんばんめかをあてるゲーム、みんなもちょうせんしてみてね！

すたあと

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かげとあそぼう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280075_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回はかげがテーマ。いろいろな形の影を作るなど遊びを通して、影の不思議さや影で遊ぶ面白さに気づく。

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【】 かげとあそぼう 　すたあときっずのみんなが、かげをふむおにごっこをしてあそんでいます。すたあ先生が「かげを見て、なにかきづいたことはあるかな？」ときくと、「足からのびている」「ジャンプするとはなれる」「かげはじぶんとおなじうごきをする」など、つぎつぎにはっけんがありました。みんな「かげってふしぎ」と、かんじたようです。すたあ先生が「かげをつかって、なにかおもしろいことができないかな？」ときくと、カリンが「かげえしたりできそう」と、じめんに、かげでかたちをつくってみせました。そこできょうは、かげでいろいろなかたちをつくってあそぶことにしました。　みんなじゆうにうごいて、かげでかたちをつくっていきます。うわぎのポケットに手をいれてひろげたら…「ジェットきみたい」と、リュウタロウ。たしかにうわぎのところがツバサみたいです。つづけてカリンが、リュウタロウのかげとくみあわせて、かんじの「山」をつくりました。2人でやるともっといろいろなかたちができそうです。ショウマとナナも２人で、木のかたちをつくろうとしています。ショウマがうでを上げて、「木のえだ」をつくります。ナナもたてにならんで、おなじポーズをすると大きな木をつくることができました。カリンとリュウタロウも、たてにならんでかたちをつくっています。手のさきで三かくをつくって「えんぴつ」と言います。たしかに先がとがったえんぴつみたいです。かげを見て、「えんぴつがのびたりちぢんだいりする」と、カリン。「えんぴつがのびました。ちぢまりました」というかけごえにあわせて、まえやうしろにうごくと、えんぴつのかげのながさがかわります。　かげでかたちをつくってみて、「かげでこんなにいっぱいあそべることをしらなかった」と、カリン。「６０人ぐらいとやりたい」と、ナナ。おおぜいでやるともっといろいろできそうです。みんなもかげとあそんでみない？

すたあと

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かがみになってあそぼう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280068_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は鏡になって動きを真似する活動を紹介します。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280068_00000

【】 かがみになってあそぼう かがみにむかってからだをうごかしているみなとゆうや。すたあ先生が「かがみのまえでなにしてるの～？」ときくと、「まねしてた、じぶんと」とみな。「じぶんがうごいているようにうつってた」とゆうや。すると、すたあ先生はあるモノをとうじょうさせます。「かがみみたいにみえるよね！」きょうはこれをつかって「かがみのうごきげえむ」をすることにしました。かがみをはさんで、一人のうごきを、もう一人がかがみやくになってまねします。つまりかがみにうつっているかのように、おなじうごきをするげえむです！さいしょは、みながうごいて、ゆうやはかがみやくになってまねします。みなは、うでをぱたぱたさせながら、ひざをまげたりのばしたりします。すこしずつ、ゆうやはよくにたうごきができるようになってきました。つぎはこうたいして、ゆうやのうごきをみながまねします。ゆうやはかたあしずつたかくあげて、おろします。どすこい～どすこい～とおすもうさんのようなうごきをする二人。だんだんとそろってきました。こんどは、すこしむずかしくなります。みながうでがかさなるうごきをしました。どっちのうでをうえにするかまよったゆうやは「クロスするとどっちがどっちだかわからなくなっちゃったりするから、ちょっとむずかしかった」といいます。かがみになるにはともだちのうごきをよ～く見ないといけないことがわかりました。つぎにゆうやがしたうごきは…かお！手のうごきにあわせて、ひょうじょうをかえています。そのひょうじょうにわらうみな。かがみになってかおをまねするのもおもしろいね！いろんなかがみのうごきをやってみてどうだった？「おなじようにうごけるとたのしいなっておもう。」とゆうやみなは「おなじうごきをするとおともだちがいるかんじがする。もうすっかりともだちになった。」とこたえました。かがみのうごきですっかりなかよしになったみなとゆうや。みんなもかがみのうごき、できるかな？

すたあと

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おのまとぺであそぼう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280069_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、「ゆらゆら」「とんとん」など、「オノマトペ」を体で表現する活動を紹介します。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280069_00000

【】 おのまとぺであそぼう 「みんなは『オノマトペ』ってしっているかな？」と、すたあ先生がきくと、「しらない」と、りなとはるき。「じゃあ、先生のうごきを音であらわしてみて～」と言って先生はおもしろいうごきをします。それを見てはるきは「ロボットがあるいている。音だとがががががみたいな」とこたえます。「それじゃあ、これは？」先生がまたおもしろいうごきをします。りなとはるきは先生のうごきにあわせて「ゆ～らゆ～ら」と、言いました。二人が言った「ががが」や「ゆらゆら」のような、音やようすをあらわすことばのことを「オノマトペ」といいます。きょうはこの「オノマトペ」であそぶことにしました。　さいしょのおだいは「ふらふら」。どんなうごきができそうかかんがえてやってみます。りなは、うでをよこにふりながら、上げたり下げたりして「ふらふら」。りなは「カーテンがふらふら、かぜがきてゆれている」と言います。はるきの「ふらふら」は、まえにあるいたり、うしろにあるいたり。「ブランコがゆれているかんじ」だそうです。おなじ「ふらふら」でもいろんなうごきをそうぞうできるようです。　つづいてのおだいは「どかんっ」。どんなうごきができるかな？はるきは、大きくジャンプして、ゆかに手をついてしゃがみこみました。「イルカがうみから出て、またうみにドカーンって」と、イルカになりきったんだそう。ゆかにはぶつからないように気をつけてね。りなは、ジャンプしながら大きくからだをひろげて「どかんっ」。ばくはつするイメージだそうです。すると「やってみたい」とはるき。二人どうじに、おなじ「どかんっ」のうごきをやってみました。「一人でやるよりもたのしいし、一人でやるよりも音が大きくなった」と、りなは気づいたそうです。　やってみて、「オノマトペってしらないことが、うごいているうちにいっぱいちょうせんしてみてわかってきた」と、りな。「車がはしる音とか、どうろを見てみたら、『なんかこれオノマトペじゃない？』って、見つけたくなった」と、はるき。　オノマトペはほかにもたくさんあります。たとえば、「ぷりぷり」「ぺったん」「じゃぽん」など。どんなうごきができるか、みんなもやってみよう！

すたあと

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りずむであそぼう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280053_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、リズム遊びを紹介します。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280053_00000

【】 りずむであそぼう すたあ小学校の音がくしつにやってきた１年生。そこへ先生が、「お・は・よ・う♩」と手びょうしをしながらとうじょうです。二人も手びょうしで「お・は・よ・う♩」とおへんじ。「おっ・は・よ♪」「おーっはよ♪」と、いろいろなリズムで「おはよう」をいいあいます。すたあ先生が「ほかにはどんなリズムができるかな？」ときくと、二人はひざをたたいたり、足ふみしたり、からだのいろいろなところをつかって「おはよう」のリズムをたたくことができました！きょうはリズムをたたいてあそんでみるよ。　まずは、先生やともだちがたたいたリズムを、手びょうしやからだぜんたいをつかってまねします。げんまがすきなリズムをたたくと、さくらはかたやひざなどからだのあちこちをたたいてまねしました。そのりゆうをきかれると「色んなからだのところをつければもっとたのしくおはなしができるとおもった」とさくら。げんまは「なんかすごいなとおもった」とかんしんしています。つぎはがっきをつかって、いろいろなリズムをたたいてみます。げんまは、はじめてさわったウッドブロック、さくらはすずをえらんで、がっきでリズムあそびスタートです。いろんなリズムであそんでみた二人は、「やったこともないがっきをひいたからたのしかった」「ほんとにことばではなしてるみたいでたのしかった。」とこたえました。リズムにことばをつけたり、音でへんじをしたり・・・ともだちどうしでいろいろなことができそうです。みんなもともだちとリズムであそんでみてね！

すたあと

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あわせていくつ？

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280051_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、「あわせていくつ？」げえむを紹介します。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280051_00000

【】 あわせていくつ？ 学校にくるとちゅうで、どんぐりをひろった“すたあときっず”たち。どんぐりを見せあってひろったかずをかぞえます。ひとりは３こ、もうひとりは２こひろったので、ふたりのぶんをあわせると５こでした。そのようすをみていたすたあ先生が「『あわせていくつげえむ』であそんでみない？」とさそいます。　「あわせていくつげえむ」のやり方はかんたん。じゃんけんのように「あわせていくつ、いってみよ」のかけごえで、ともだちとどうじに手をだして、おたがいにだしたゆびのかずをあわせます。たとえば、じぶんが「２」、ともだちが「４」をだしたばあいは、「６」と、あわせたかずをさきにいえたほうがかちです。　さっそくゲームをはじめるすたあときっずたち。「あわせていくつ、いってみよ」。ひとりが「５」、もうひとりが「３」をだしたのであわせると…？「８！」　こんどは、はなれたところにいるともだちと、「あわせていくつげえむ」をやってみます。まずはきりりとえみりのふたりでやってみます。えみりは「２」、きりりは「５」をだしました。ふたりのかずをあわせると…？「７！」と、さきにいえたのはえみり。えみりのかちです。つぎは、かいらとえみりで、りょうてでやってみます。えみりがだしたのは「７」、かいらは「６」。あわせるといくつでしょうか？「１３！」「１２！」こたえがわかれました。どちらがあっているのでしょうか？ふたりでじゅんばんにかぞえてみると、せいかいは「１３」でした。なれてきたら、三人で、やってみます。きりりは「５」、えみりも「５」、かいらは「１」をだしました。三人のかずをあわせると…？「１１！」「１６！」またこたえがわかれました。みんなでじゅんばんにかぞえると、せいかいは「１１」でした。「あわせていくつげえむ」をやってみて、「もっとやりたい」と、かいら。「さんすうはにがてだけど、こういうゲームならたのしくなってきた」と、えみり。「どんどんレベルがあがって、ずっとつづきそうでたのしかった」と、きりり。さいごは、ばんぐみをみているみんなもいっしょにやってみよう。先生は「３」、かいらは「５」、きりりは「５」、えみりは「２」。さあ、あわせていくつかな～？

すたあと

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がっこうのことをつたえよう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280076_00000

新しく学校生活をスタートする小学１年生をサポートする番組。今回は入学してくる子どもたちが安心できるように、学校生活のことを動画で伝える活動を紹介！

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280076_00000

【】 がっこうのことをつたえよう 　もうすぐ小学校に入って１年。すたあ先生がみんなに「入学するまえ、どんなきもちだった？」ときくと、「ほんとうにたのしいのかなっておもっていた」と、ホマレ。「おともちがちゃんとできるかしんぱいだった」と、カリン。すたあ先生が、「こんど、小学校に入ってくるねんちょうさんも、みんなとおなじきもちかもしれないね」というと、カリンが「学校はどういうところだよって、おしえてあげたほうがいい」といいます。そこで、きょうは、ねんちょうさんに小学校のことをつたえることにしました。まずはつたえることを、かき出していきます。青いかみには入学するまえに学校のことで気になっていたこと。ピンクのかみには入学したらどうだったか、わかったことをかきます。かき出せたら、その中から１ばんつたえたいことをえらびます。カリンがえらんだのは「学校の先生」について。青いかみを見せながら、入学するまえは「先生がいったことをちゃんとりかいできるかしんぱいだった。すごいおこったりしないかなって。」そして、ピンクのかみを見せながら、入学したら「しつもんすればこういうふうにやればいいんだよっておしえてくれる。もうぜんぜんこわくない」と、いいます。つたえたいことがきまったら、どうがをさつえいします。みんな、青いかみとピンクのかみを見せながらはっぴょうしているようすをさつえいしました。さっそく、どうがを見てみると…。サクラは「かいてあるのがちっちゃいから見えづらい」といいます。すると「えをみせながらやるのは？」とカリン。もういちどじゅんびをしてとりなおすことにしました。「しん１年生のみなさん、小学校のことでしんぱいなことはありますか？」ホマレのハキハキしたこえで、つかみはばっちり！カリンはニコニコした先生のえを見せながら、サクラはずこうのじゅぎょうでつくったリースを見せながら、学校のたのしいところをはっぴょうしました。みんな、くふうしてつたえることができました。どうがをさつえいしてみて、「しっかりみんなにつたわるとおもうのでよかった」とサクラ。「（しん１年生が）たのしいきもちでくるとおもう」とホマレ。みんなだったらどんなことをつたえたい？

すたあと

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いちねんせい　どうだった？

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280050_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、１年間過ごした学校生活について、発見したこと、楽しかったことなどを発表し、１年を振り返ります。

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【】 「いちねんせい どうだった？」 こんかいは、はなれたところにいるともだちと「１年生になってどんなことがあったか」はっぴょうしあいます。はっぴょうをきく人は、しつもんをしてもっとくわしいはなしをきいてみます。さいしょにはっぴょうすることは「はっけんしたことはなんですか？」まずは、さくらが学校の中ではっけんしたことをはっぴょうします。「わたしがはっけんしたことは、きゅうしょくしつのなべが大きかったことです。おうちのなべは小さいけど、きゅうしょくしつのおなべは、まじょのおなべのように大きかったです」。はっぴょうを聞いてかずきがしつもんします。「おうちのなべとどれくらいちがいますか？」「おうちのなべはこれくらいで、きゅうしょくしつのなべはこれくらいです」と、さくらが手をひろげてせつめいします。それをきいたかずきは「十ばいくらい大きいんですね！」とおどろきました。しゅうたろうは、学校の一日の中ではっけんしたことについてはっぴょうします。ようちえんではねるじかんがあったのに、学校ではねるじかんがなかったことをはっけんしたそうです。たいがは、１年生になってからおもい出にのこっている「たのしかったこと」について。せいかつかのじゅぎょうであさがおをかんさつしたことがたのしかったとはっぴょうしました。きいていたみんなは、どんなことをかんさつしたのかしつもんしたり、じぶんもかんさつしておもったことなどをつたえたりしました。ともだちのはなしにつなげて、じぶんのできごとやかんじたことをつたえると、はなしがもっとひろがります。みんな１年生になって、たくさんのおもい出ができたよね。これからもいっしょにたのしいことをしよう！さいごに、すたあとキッズからみんなへのしつもんです！「１ばんがんばったことはなんですか？」

すたあと

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３つのひんとでわかるかな？

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280036_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回はCGキャラの「すたあとキッズ」が登場。身近なモノを題材にした「３ヒントクイズ」づくりに挑戦する。

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【】 「3つのひんとでわかるかな？」 こんかいは、スリーヒントクイズにちょうせんします。スリーヒントクイズとは３つのヒントでこたえをあてるクイズのこと。さっそくすたあ先生がクイズをだします。「ヒント１、先生がよくつかうものです。ヒント２、たくさんのいろがあります。ヒント３、つかっていると、だんだんみじかくなります。これはなんでしょう。」「うーん」とかんがえるすたあとキッズたち。そのうち一人がひらめきます。「こたえはチョークだ！」「せいかい！」と先生。　もっとクイズをしたくなったみんなは、じぶんたちでスリーヒントクイズをつくって、みんなでだしあうことにしました。まず、こたえにするものをかみにかいて、つぎにヒントをかんがえます。こたえにするものの「かたち」や「どんなふうにつかうか」と、かんがえていくといいヒントがうかんできそうです。３つヒントをかけたらスリーヒントクイズのかんせい。できあがったクイズをおともだちとだしあっていくうちに、たのしいきもちになりました。　こんどは、はなれたところにいるおともだちと、スリーヒントクイズをしてみよう。おともだちがだしたクイズのこたえは、「ウクレレ」。たんじょうびにかってもらったんだそうです。クイズをすることで、おともだちのことをもっとしることができました。みんなもスリーヒントクイズにちょうせんしてみてね。

すたあと

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こうていでなかまをあつめよう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280037_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、校庭で「仲間集め」に挑戦。校庭を探検しながら、身の回りの自然やものを五感で体験していく。

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【】 「こうていでなかまをあつめよう」 すたあ先生が三かくのつみ木と三かくじょうぎを見せて、「なんだかにていない？」とこえをかけます。おなじ三かくのかたちのなかまだと気づいた１年生たち。すたあ先生は「ほかにどんななかまがあるかな？」といいます。そこできょうは、きょうしつを出て、校ていへさがしにいくことに。まずは、きれいな花がたくさんさいている花だんや、メダカがおよいでいるいけを見つけます。つぎに、フクロウやブタのかたちをしたいすを見つけます。いすをさわってみると、「かたい」と気づきました。ほかに「かたいなかま」をさがすと、てつぼうとジャングルジムをみつけます。「ほとんどぜんぶかたい」という子に、すたあ先生は「ほかにどんななかまがあるのかな」とききます。すると、みんなは、まるいさくらの花びらや、タンポポ、２つつなげたタイヤやとけいなど、たくさんの「まるいなかま」をみつけました。きょうしつにもどり、すたあ先生が「校ていに出てみてどうだった？」ときくと、１年生たちは「ひろかった」「おにごっことか、かくれんぼとかできそう」といいます。校ていでみつけたものをえにかいたら、タンポポとタイヤがきいろのなかまだったことにも気がつきました。みんなも校ていで、いろんななかまをさがしてみよう！

すたあと

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おおきなかみであそぼう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280038_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、大きな紙を使った遊び。折ったり、やぶったり、丸めたりして、紙という素材のおもしろさを味わう。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280038_00000

【】 「おおきなかみであそぼう」 いろんな大きさのおりがみであそんでいる１年生たち。すたあ先生が「もっと大きな紙もあるんだけど、なにかつくってみたい？」ときくと、みんなは「つくりたい！」とこたえます。すると、みんなはからだがかくれちゃうほどおおきなかみをもらいます。かみのはしっこで手をきることがあってあぶないので、まずはかみのはしっこをつぶします。かみをさわってみると、「ばんばんばん」と大きな音がします。やぶっても、ちがう音がするようです。まるめてひろげてみると、つるつるだったかみのかたちがかわって、デコボコになります。こんどは、３人ともなにかつくりはじめます。それぞれ「おようふくにしてみたい」といってマントをつくったり、かみをまるめてまほうのつえにしたり、大きなリボンをつくったりしています。ある子が、できあがったつえやマントを見て「マントとこれでまじょとか？」とおもいつきます。みんなでつくったものをあわせたら、かわいいまじょになりました。１年生のみんなは「いろんな音があるからたのしかった」「みんなとできて、うまくできた」とうれしそうです。みんなも大きなかみであそんでみてね！

すたあと

https://www.nhk.or.jp/school/seikatsu/start/

がっこうでかずをさがそう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280039_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は「数探し」。学校の中で「２個」あるものや「６個」あるものなどを見つける。算数の学習につながっていく。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280039_00000

【】 がっこうでかずをさがそう きょうは“すたあときっず”のみんなと、かずさがしゲームをします。一人がきょうしつのこくばんを見て、こくばんけしが２こあることに気がつくと、すたあ先生が「ほかに２こあるものをさがしてみよう！」といいます。さっそくきょうしつを見まわすと…。ごみばこが２こあります。さらに、きょうしつのうしろも見てみると…。さかなが２ひきいて、チョークも２こあります。こんどは学校をたんけんしながら、６こあるものをさがします。まずやってきたのはたいいくかん。みんなは６だんのとびばこを見つけます。そして、校ていの花だんでは、チューリップの花を見つけます。さいごは、おうちでもかずさがしゲームにちょうせんします。サイコロでかずをきめて、４こあるものをさがすことに。４このカップ、４だんのひき出し、４まいのせんぷうきのはね…。ほかにもたくさんありそうです。みんなもおうちでかずさがしゲームをやってみよう！

すたあと

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なつやすみすごろく

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280041_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回はすごろくを作って遊ぶ。すごろくの質問に答えながら、夏休みを振り返り、緊張した心をほぐしていく。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280041_00000

【】 「なつやすみすごろく」 　なつやすみがおわって、ひさしぶりの学校です。ともだちとひさしぶりにあえて、みんなワクワク、ドキドキしています。すたあ先生が、ともだちにききたいことをたずねると、「たのしくしていたか？」「けがしていないか？」と、ともだちがなつやすみをどうすごしたのかしりたいようです。そこで、なつやすみのことをともだちといっぱいはなせるゲームをつくってあそぶことにしました。「なつやすみすごろく」です。まずは、すごろくのマスをつくります。マスには「むしをつかまえましたか」のように、なつやすみになにをしたか、しつもんしたいことをかきます。このとき、「はい」か「いいえ」でこたえられるようなしつもんにするといいですね。つぎは、そのマスにとまったときにやることをかきます。たとえば、「はい」だったら「１マスすすむ」、「いいえ」だったら「１かいやすみ」のようにします。「はい」だったら「うたをうたう」とかいたりしても、ゲームがとってもおもしろくなりそうです。みんながつくったマスをおおきなかみにならべて、「なつやすみすごろく」のかんせい！さっそくゲームスタート！　サイコロをふって、でためのかずだけすすみます。とまったマスにかかれたしつもんにこたえながら、すすんだり、もどったり、うたったり…たのしみながらコマをすすめていくみんな。ゴールにちかづくとともに、ともだちがやすみのあいだになにをしたか、わかっていきます。「ともだちが、じぶんとおなじことをしていたことがわかってうれしいと思った」という子もいます。　ついに、ゴール！「かてるかなってドキドキしながらたのしい」「みんなとできてたのしかった」と、とてもうれしそうです。　みんなもなつやすみすごろくをつくってあそびましょう！

すたあと

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おとにあわせてどうぶつになろう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280043_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、音楽の導入にもなる「音遊び」。音に合わせて体を動かし、音からイメージした動物になりきって遊びます。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280043_00000

【】 「おとにあわせてどうぶつになろう」 すたあ小学校のおんがくしつに、１年生がやってきました。すたあ先生が、「おはよう。きょうの先生の気ぶんはこんなかんじ」といいながら、けんばんハーモニカで音をならします。音をきいた二人は、「げんき」「かなしい」と、音をきいてかんじたことをはなします。先生のきもちが音でつたわりましたね。今日は先生じまんのけんばんハーモニカで音とあそんでみます。さっそく先生がえんそうをはじめます。「この音はなんのどうぶつをあらわしているとおもう？」ときくと、かいらが「ぞう」とこたえます。ぞうは、どんなどうぶつかときかれ、「おもたい」とこたえた子どもたち。“おもたい”かんじをあらわすために、しゃがんだり、足の音を大きくしたりすればいいと考えて、ぞうのあるきかたをしてみます。するとかいらが「耳とかはなもつけなきゃ、ぞうの気ぶんにならない」といったので、音にあわせて、はなや耳のうごきをやってみます。つづいて、二人は音にあわせてもっといろんなどうぶつになってみます。こわそうな音は、「わに」。大きな口をうでのうごきであらわします。ぴょんぴょんはねる音をきいたかいらは、「うさぎ」のうごきをしました。いっぽうももかは、「カンガルー」だとおもったようです。同じ音をきいても、ちがうどうぶつをイメージしたんですね。音にあわせてからだをうごかしたら「いい気ぶんだった」「いろんなどうぶつであそべそう」と子どもたち。さいごに先生がえんそうします。これをきいて、みんなはどんなどうぶつだと思うかな？みんなも音にあわせてじゆうに体をうごかしてみよう。

すたあと

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ぼおるであそぼう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280045_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、お互いの距離を取りながら友達と楽しめる「ボール遊び」。ボールの扱いに慣れる活動を行います。

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/outline/?das_id=D0005280045_00000

【】 「ぼおるであそぼう」 たいいくかんへやってきた１年生たち。 すたあ先生が「ボールであそぶのすき？」ときくと、みんなは「すき！」とこたえます。そこできょうは、みんなでボールをつかったあそびをすることに。まずは、２人でボールをパスするれんしゅう。はじめはあいてにボールをうまくわたせませんが、ゆかにボールをやさしくバウンドさせるようにすると、すこしずつパスがつながるようになりました。いよいよゲームにちょうせんです！３つのじんちにわかれて、ボールをパスしていきます。ルールは、（１）じぶんのじんちから出てはいけない、（２）ボールはあいてのじんちでバウンドさせる、（３）コートのまん中の円にボールがさわったらアウト。できるだけたくさんパスをつなげていきます。すたあ先生が「なんかいできそうかな？」ときくと、１年生たちは２０かいをもくひょうにします。それではスタート！ボールをなげると…まん中の円に入ってしまいました。こんどは…ボールがじぶんのじんちでバウンドしてしまいました。なかなかうまくパスができません。すたあ先生に「どうすればうまくパスができるのかな？」ときかれると、「目でボールを見てキャッチする」と１年生がこたえます。パスがうまくなってきたところで、もう１かいちょうせん！すると、２０かいパスがつながりました。１年生たちは「２０かいいけた！」「パスがみんなでできたから、たのしかった」とよろこびます。人ずうをふやしてやってみても、おもしろそうです。みんなもちょうせんしよう！

すたあと

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おとにあわせてうごいてみよう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280052_00000

新しく学校生活をスタートする1年生をサポートする番組。今回は、音楽の導入にもなる「音遊び」を紹介します。

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【】 おとにあわせてうごいてみよう 「おはようございまーす。」１年生がげんきにあいさつしながら、音がくしつにやってきました。するとすたあ先生が、ふえの音で「おはよおぉおぉぉ♪」とあいさつをしたので、二人はその音をまねして「おはよおぉおぉぉ♪」とおへんじします。いろいろな「おはよう」がいえたところで、音にあわせてみんなであそんでみることに。さっそく、先生のけんばんハーモニカの音にあわせて、うごいてみます。音がたかくなったりひくくなったりするのをきいたさくらは、「音のたかさがちがうから、音が下がっていくときはじぶんもしゃがんでいって、たかくなっていくときは上がっていく」と、音のたかさにあわせてうごきました。つぎは、はやい音がなったり、音がきゅうにとまったりします。するとげんまは、「はやいスピードの音だったからそれにあわせてうごいた。音がとまったらじぶんもとまっちゃった。」といいます。音がなったりとまったり。体もそれにあわせてうごいちゃうね！みじかい音になったら、スキップしたりジャンプしたり。音のたかさやながさにあわせて、いろいろなうごきができました。音にあわせてからだをうごかしてみた二人は、「音はなにかをあらわしているというのがわかってたのしかった。」「音でいろんなことをあらわして、どうぶつとかきょうりゅうとかにへんしんしてみたい。」とかんそうをはなしました。さいごに先生からみんなにむけてのもんだいです。この音をきいて、みんなはどんなふうにうごくかな？やってみてね！

おばけの学校たんけんだん

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わくわく学校たんけん

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280011_00000

おばけの子どもたちが教室を飛び出して、人間の子どもたちが通う小学校を探検。いろいろな部屋や物を発見し、学校で子どもを支える人々と出会う。

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【】 オープニング (オープニングタイトル） 【scene 01】 人間の学校をたんけんしたい！ ここは、おばけの学校。「ねえねえ、人間（にんげん）の学校ってどうなってるのかなぁ」。「いろんなおへやがありそうだよ」。おばけの子どもたちがはなしています。そこへ、「やあ、みんな。人間の学校が気になるようだね」とホーレイ先生があらわれました。「りか室（しつ）とか、としょ室とか、いってみたいな」、「先生、人間の学校、たんけんしにいきたーい！」とみんな。「ぼくたちおばけでもたんけんできるかなぁ」。すると先生が、「だいじょうぶ。みんなを人間のすがたにしてあげるから。見たりきいたりさわったり、においをかいだりしておいで。見つけたことは、あとで先生や友（とも）だちにもおしえてね」といい、「へんしんだ。ホーレイ！」のかけ声（ごえ）とともに、子どもたちをへんしんさせました。 【scene 02】 やさしい校長先生にであう 人間（にんげん）のすがたになった、りん、しう、ななみの３人がやってきたのは、人間の学校。ろうかをあるいていくと、へやがありました。おや、だれかいるみたい。なんにもいわないで、へやに入っていく３人。すると、中にいた人に、「どうしたの？」ときかれました。「だれですか？」とみんなできくと、「だれだとおもいますか？」といいます。「先生？」ときくと、「じつは、校長（こうちょう）先生です。よめる？」と名ふだを見せてくれました。『らっこ先生』とかいてあります。「らっこ先生？」。「らっこ先生ってよばれてるの。よろしくね」。やさしい校長先生にあえてよかったねぇ。 【scene 03】 りか室があかない！ 学校はひろそうだから、二つにわかれてたんけんすることにしたよ。まず、りんとななみがむかったのは…。「りか室（しつ）どこ？」。「ここかもよ」。「あ、ほんとだ。ここが、りか室」。中に入ろうとする２人。「あくかな？」。「あかない」。「かぎがしまってるから、入れないじゃん」。おやおや、こまったねえ。 【scene 04】 音のするへやはっけん いっぽう、ひとりでたんけん中のしう。とつぜんガンガンガンという音がきこえてきました。「工事（こうじ）？」。どこからきこえるのかな？ 「ここから」。音のするへやを見つけました。トントントンとノックすると、「はい。あら、こんにちは」。なにかしごとをしている人がいました。「こんにちは。なんか音がきこえたのでみにきました。ぼくの名前（なまえ）は、しうです」。「わたしの名前は杉山（すぎやま）といいます。よろしくおねがいします」。「よろしくおねがいします」。 【scene 05】 学校でつかうものをしゅうりする人とであう 杉山さんが、しごとについてせつめいしてくれました。「これは、みんながりか室（しつ）でつかっている、いす。ゆらしてみて。ガタガタするよね」。「だからなおしてる？」としうがきくと、「そうなの」。杉山さんは、いすのねじをしめなおしました。「ちょっとさわってみて。さっきとくらべてかたくなったでしょ」。「うん」。しごとを見せてもらって、しうがおれいをいいます。「ありがとうございました」。「どういたしまして」。しうにかんそうをきくと、「大工（だいく）さんみたいになおしたりしているところがかっこよかった」。学校でつかうものをしゅうりしたりしてくれる人もいるんだね。大はっけんだ。 【scene 06】 りか室へあんないしてもらう こんどは３人そろって、さっきかぎがしまっていたりか室を（しつ）たんけんにいくよ。まず、かぎをかりるために、しょくいん室へ。なんていえばいいのかな？ 「すみません。りか室のへやを見たいのであけてください」。「学校たんけんかな？」。「はい」。「じゃあ、先生といっしょにいこうか」。浅田（あさだ）先生がりか室へあんないしてくれるよ。りか室ってどんなへやなのかな？　たくさんのどうぐがあるね。「あ、これ、すごくかたいな。ぜんぜんぐらぐらしてない」。しうが、いすを見つけました。そういえばこのいす、どこかで見たことがあるような…。そうか、杉山さんがなおしていたいすだね。 【scene 07】 おんがく室でもはっけん つぎに３人は、学校のいちばん上のかいにむかったよ。「４かいについた」。「あ、おんがく室（しつ）だ」。４かいにあったのは、おんがく室。いろいろながっきをはっけんします。すると「あ、かべ、あながあいてる」。しうが、かべに小さなあながたくさんあいているのを見つけました。「ようちえんてさ、かべって、あなあいてる？」。「あいてない」。「あいてないよね」。かべに耳をあててみる３人。「なんかきこえた？」。「きこえない」。なんで、かべにあながあいてるんだろう？　ほかにもそういうおへや、あるのかな？ 【scene 08】 学校のおへや 学校にはいろいろなおへやがあるよ。たいいくかん。げんかんでくつをはきかえるところ。ほけん室（しつ）。としょ室…。 【scene 09】 はっけんしたことをかきだそう 学校をたんけんしてはっけんしたことを、たくさんかきだしてみるよ。であった先生や、おとずれたへや。どんなことが見つかったかな？　りんがはっけんしたのは…。「ぼくはりか室（しつ）をかきました。これはガイコツで、これはぼくが虫めがねをもってるところです。たのしかった」。つづいて、ななみは…。「浅田先生をかきました。かぎをかしてくれた先生で、わらってたし、やさしい先生」。つづいて、しう。「音がきこえるドアをトントンたたいてみると、大工（だいく）さんみたいにいすをなおしてる人がいました。杉山さんでした。なおしてるところがかっこよかった」。いろいろなへやや、先生たちのこと、いっぱいはっけんできたねぇ。ホーレイ！ 【scene 10】 またみんなでたんけんしたい！ 「ただいまー」。３人がおばけの学校にもどってきました。「おかえり。どうだった？」とみんながたずねます。「人間（にんげん）の学校にも、いっぱいやさしい先生がいたよ」とななみ。「りか室（しつ）には、はじめて見るものがたーくさんあった」とりん。「すごいね。学校たんけん、大せいこうだ」とホーレイ先生もよろこんでいます。「まだいってないへやもあるし、またみんなで学校をたんけんしたいな」としう。「ほかの先生にもおはなしききたいね」とななみがいいました。「いいねえ。また、あたらしいはっけんがあるかもね」とホーレイ先生。きみたちの学校ではどんなことが見つかるかな？　たくさんたんけんしてみよう。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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はるのすてきみ～つけた

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280012_00000

「春を探しにいきたい！」というおばけの子どもたちが、人間に変身して校庭を探検することに。どんな季節の変化に気づくことができるかな？

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 春をさがしにいこう！ 「見て見て～。こんなのひろった」。「ぼくは、このはっぱ」。おばけの子どもたちが、ひろってきたものを見せあっています。「学校にくるとちゅうにあったんだ」、「お花もたくさんさいていたよ」、「チューリップもさきはじめてた」とみんな。ホーレイ先生が、「すこしまえまではさいていなかったのに。どうしてそんなにさきはじめているんだろうねえ」ときくと、「あったかくなってきたから？」、「春（はる）になったから？」といいます。「なるほど、ほかにも春になって出てきたものがあるかもしれないね」と先生。「見つけたい！　先生、春をさがしにいってもいい？」。「もちろん。見つけたことを先生にもおしえてよ。じゃ、人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 いろいろなお花をはっけん！ 人間（にんげん）のすがたになった、ゆら、さな、りょうの３人が、かけだしていきました。さあ、どこで春（はる）が見つかるのでしょう。学校にあるはたけのすみっこから、たんけんスタートです。まずは…。「お花」とさな。なるほど、お花がいっぱい！　春がたくさん見つかりそうです。「きいろい。あながあいてるお花がある」と見つけたさな。きいろいお花にあながあいています。「虫がたべたから？」とりょう。つづいて、「見て、お顔（かお）みたい」とさな。さながまたなにか見つけたようです。「お顔の花みたいなのがある」。なるほど。みんなもそう見えるかな？ 【scene 03】 ダンゴムシとワラジムシ たんけんをつづける３人。「ダンゴムシ、うじゃうじゃいた！」。こんどはりょうがダンゴムシをはっけん！ 「むちゃくちゃいる！」と、ゆらもびっくり。さらに、「いた、いた！　ワラジムシ！　ダンゴじゃなくてワラジいた」とりょう。どうしてワラジムシだとおもったのでしょう。「まるまらないんだもん」とりょう。「あ、そうか。ワラジムシはまるまらないんだ」とゆらもなっとくです。じっくりワラジムシを見ていたりょうが、「すげえ！　ワラジの赤ちゃん出てきた。白いやつ出てきた」といいました。ワラジムシの赤ちゃん？ 「ちっちゃ～い！　かわい～い！」。小さいのに、よく気づきましたね。 【scene 04】 さわったり、においをかいだり つぎにみんなは、校庭（こうてい）のすみにある、木がいっぱいあるところへむかいました。「あ、タンポポ！」。さなが、春（はる）の花タンポポを見つけました。きいろくてかわいい花です。かんむり毛（げ）になったタンポポもあります。「ふう～。ふう～」。毛をふいてとばす、さなとゆら。こっちはたのしいタンポポです。「もう１こ、はっけん！」。こんどは、ゆらが白い花を見つけました。においをかいでみると…。「ウエッ！　めちゃくちゃにがいにおいがする」。じゃあ、タンポポはどんなにおいなのでしょう。「いいにおいがします」とゆら。 【scene 05】 オタマジャクシはっけん！ こんどは、校舎（こうしゃ）のうらがわをたんけんです。３人が見つけたのは、小さな池（いけ）。のぞいてみると…。「オタマジャクシがいる」。「ほんとだ！」。りょうが手ですくってオタマジャクシをつかまえました。ほかにもなにか見つかるかな？ 「うわ。カエルになってるやついっぱいいるよ」とりょう。小さなカエルがたくさん。オタマジャクシがカエルにそだっていました。水に手を入れてみて、「あったかい。春（はる）だから」とりょう。春は、水もあたたかくなるんですね。そのあとも、虫をつかまえたり、草であそんだり、しばふでゴロゴロしてあたたかさをかんじたり…。３人のたんけんはつづきました。 【scene 06】 ある木の１年 ある木の１年のへんかのようすを見てみましょう。夏、秋、冬…、そして春。なんの木かわかるかな？ 【scene 07】 見つけた春をはっぴょうしよう では、見つけた春（はる）を３人ではっぴょうしあいましょう。それぞれ見つけたなかで、いちばん気に入ったものを絵（え）にかくことにしました。見つけたものを、もういちどよく見たり、さわってたしかめたりしています。さなの絵は、「お花をかきました。まんなかのところが顔（かお）みたいだった」。まんなかのくろいところが目と口だそうです。お花に顔があるなんて、おもしろいね。 【scene 08】 かんじた“春”は３人それぞれ つづいてゆらは、「上がダンゴムシで、下がワラジムシです。ダンゴムシはまるまる。ワラジムシはまるまらない」、と二つをくらべてかきました。さいごは、りょう。「カエルとオタマジャクシをかきました。オタマジャクシはニョロニョロってうごいて、カエルはひらおよぎでおよいでる」。絵（え）だけではなくて、じっさいにオタマジャクシとカエルのうごきをまねしてみせてくれました。春（はる）をかんじるところが、３人ともちがっていました。 【scene 09】 “春のすてき”をさがしてみよう！ ３人がおばけの学校にもどってきました。「すごいねえ。３人とも、いろいろな春（はる）を見つけたんだね」と感心（かんしん）するホーレイ先生。「さわったり、においをかいだり、たのしかった！」とりょう。「ほかのきせつもさがしにいったら、なにか見つかるかも」とさな。「そうだね。つぎは、夏（なつ）を見つけにいきたいな」とゆら。みんなも、「いきたい！　いきたい！」といいます。「春と夏をくらべてみるのもいいね」とホーレイ先生がいいました。きみたちのまわりにも、“春のすてき”がきっと見つかるよ。みんなもさがしてみよう。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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わたしのたいせつなあさがお

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280021_00000

おばけの子どもたちが人間の姿に変身して、あさがおを育てます。種を撒いてから花が咲くまで２か月間。しっかりお世話して、成長するものを大切に思う気持ちを育てます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 自分のお花をそだてたい！ 「ねえねえ、このまえ学校をたんけんしたときお花を見つけたよね？」。「うん。花だんにいっぱいさいてた。わたしたちもお花そだてられるかな」。「ぼくはようち園（えん）のとき、お花をみんなでそだてたことがあるよ」。「いいなぁ。わたしもやってみたい」。みんながはなしています。「おやおや、みんな、お花をそだてたいのかい？」とホーレイ先生。「うん。あさがおとかいいなぁ」、「先生、ぼくたちも自分（じぶん）のお花をそだてたい！」とみんな。「はいはい。それじゃ、人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。さわったり、においをかいだりして、あさがおをそだてておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 じっくりたねを見てみよう 人間（にんげん）のすがたになった、ななみ、しう、ゆきなの３人は、たねまきの前（まえ）にじっくりたねを見てみることにしました。「ジャガイモみたい。あながあいてて」、「さわったらちょっとザラザラ」。「土のにおい。土がいっぱいあるところのにおいがする」。形（かたち）やにおい…。気づいたことを、絵日記（えにっき）にかいてともだちにつたえます。「たねがジャガイモみたいだった。はやく大きくなりたいなという気もちだとおもう」としう。「毎日（まいにち）おせわすると花がさくとおもう」とゆきな。「早くたねうえたい！」とななみ。 【scene 03】 いよいよたねまき たねまきには、なにがいるのかな？ 「水」、「じょうろ」、「土とえいよう」、「うえきばち」とみんな。まず、うえきばちに土を入れて、ゆびで土にあなをあけます。そのあなに、たねを入れるのです。そして、やさしく土をかぶせます。それから、水やり。「大きくなってほしいから、『大きくなって！』という気もちをこめて水やりをする。はやく大きくなってね～」としう。３人それぞれ、あさがおのたねに水をやります。みんな、おせわ、がんばろうね！ 【scene 04】 １しゅうかんご… １しゅうかんご。あさがおのたねは、どうなったかな？　３人がようすを見にきてみると…。「めが出てる」としう。「１、２、３、４、５、６。６こ、めが出た」とななみ。はっぱの形（かたち）を見て、「おしりみたい」としう。ゆきなは、「チョウチョ。ひらひらっとする」といいます。いろいろな形に見えますね。 【scene 05】 ２しゅうかんご… ２しゅうかんご。みんなのあさがお、大きくなったかな？ 「大きくなってはっぱが生えてる」とゆきな。さいしょのはっぱとなにかちがうのでしょうか。「さわってみると、こっち（さいしょのはっぱ）がつるつるで、こっち（あたらしく生えていたはっぱ）はふわふわしてる。白い毛（け）が生えてる」としう。さわってみると、よくわかりますね。 【scene 06】 １か月ご… １か月ご。「はっぱがあふれるくらいおおい」。「からまってる」。たしかにはっぱがからまってきゅうくつそうです。「元気（げんき）がなくなってるように見えちゃう」。「かれちゃうよ」。おおすぎるはっぱ、どうしたらいいのでしょう。「きっちゃうのはかわいそうだけど、からまっちゃうのもかわいそう」としう。「しょうがない、きらないと」とゆきな。すると、「あっ、いいことかんがえた。ねっこも、とっとく」とななみがおもいつきました。ゆきなも、「すくってあげたらねっこもだいじょうぶになるから、うえきばちにうえられる」といいました。なるほど。なえをねっこからほりだして、べつのうえきばちに、おひっこしするんだね。元気にそだつといいね！ 【scene 07】 「おおきくなあれ」 水やりをする。「早く大きくなってね～」。はっぱをひろげてみる。「めちゃくちゃ大きい！」、「手のひらくらい」。絵日記（えにっき）をかく。しちゅうにつるをまきつける。「お空にむかったほうが元気（げんき）にそだつとおもう」。かんさつして、つぼみをはっけん。「くるりんとなってるの、もうすぐさくやつ」。 【scene 08】 あさがおがさいた！ たねをまいてから、２か月。みんなのあさがおは…。「さいてる～」。赤と、むらさきのあさがおがさいていました。「１、２、３、４、５」。ななみのあさがおは、５つ。ゆきなは、１つさいています。どんなふうにさいたのでしょう。「ぐるぐるなってて、ふわんとなって、花がさく」と、ななみが手をつかって、花のさくようすをせつめいします。 【scene 09】 つぼみがすこしずつひらいてる しうのあさがおも、もうすぐさきそう？ 「早くさいてね」としう。みんなも、「がんばれ、がんばれ」とおうえんします。すると…。「あれ？　なんかかわってるんだよね」と、あさがおを見ていたしうがいいました。よく見ると…。ほんとだ。さっきのつぼみが、すこしひらいてきています。「がんばれ、がんばれ、あさがおさん！　がんばれ、がんばれ、あさがおさん！」。みんなでもっとおうえんしました。 【scene 10】 お日さまにあてて水をやると そこで、あさがおをお日さまにあてて、水をやることにしました。日のあたるところにおいたあさがおに水をもってきたみんな。すると…。「あ、さいてる！」、「さいた、さいた！」。「これ、さいてる」としう。およそ１時間（じかん）。つぼみがひらいて、お花になりました。「さいてくれてうれしい。一生けんめい水やりがんばって、声（こえ）もかけて、やさしくおせわしてたからさいたんだとおもう、うれしくて」としうがいいました。みんなのおせわで、あさがおのきれいなお花がさきましたね！ 【scene 11】 自分のお花をそだててみよう！ おばけの学校にもどってみんなにほうこくします。「おせわしたら、きれいなあさがおがいっぱいさいたよ」としう。「お花があんなふうにさくのが見られて、うれしかった」とゆきな。「すごいね～！」とホーレイ先生もかんしんしました。「このあと、たねができるんだって！」としう。「たくさんとれたらみんなにもあげるよ」とななみ。クラスのみんなもたのしみなようです。「いいねぇ。先生もたねをもらって、そだててみようかな」とホーレイ先生。「みんなも、自分（じぶん）のお花をたいせつにそだててみてね！」といいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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大きくなってね わたしの野さい

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280013_00000

「野菜作りに挑戦したい！」というおばけの子どもたちが、人間に変身してミニトマトやナスを苗から栽培することに。ちゃんと野菜を育てることができるかな？

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【】 オープニング 【scene 01】 どんな野さいをそだててみたい？ 「学校にくるとちゅうにはたけがあるけど、なにをそだてているのかなあ」。「トマトとかピーマン？」。「うん。きっと、おいしい野（や）さいがいっぱい！」。おばけの子どもたちがはなしています。「ねえ、野さいって、わたしたちにもそだてられるのかなぁ？」。「アサガオを１年生のときにそだてたし、野さいもできる気がする！」。するとホーレイ先生が、「いいね。みんなはどんな野さいをそだててみたい？」とききました。「わたしはオクラ。星（ほし）のかたちがかわいいから」。「ぼくは大すきなミニトマト！」。「わたしは色（いろ）がきれいなナスがいいなぁ」。「よ～し、それなら人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。おいしい野さいをそだてておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 そだてかたがわからない 人間（にんげん）のすがたになった、なつ、もも、こうの３人が、校舎（こうしゃ）の屋上（おくじょう）にやってきました。みんながそだてたいといっていた野（や）さいのなえがあります。なつはオクラ、ももはナス、こうがミニトマトです。でも、みんな「うーん…」とかんがえこんでいます。どうしたのでしょう。すると、「そだてかたがわからないから、どうしようかな…」となつ。「だれかにおしえてもらいたいよね」。「そうだね」。「野さいをそだてている人とかね」。 【scene 03】 野さいづくりの名人にきいてみた というわけで３人は、野（や）さいづくりの名人、持田晴朗（もちだ・はるお）さんをたずねました。「どうやったら、みが大きくいっぱいできるんですか？」とももがきくと、「大きくするためには、まず、このはちでは小さい」と持田さん。そして、「大きなはちにうえたら、ひりょうと、それからお水だね」といいました。大きなはちにうえかえて、ひりょうとお水をやるのです。さっそく、うえかえてみましょう。さいしょについていた土といっしょに、なえを大きなはちに入れ、さらに土を入れます。なえがまっすぐになっているかたしかめて、じゅんびはOK！ 【scene 04】 さわったり、においをかいだり まずは、なえをじっくりかんさつします。ももは、ナスのはっぱが気になるようです。手でさわってたしかめます。「ひょうめんがザラザラしてて、うらがツルツルしてる」。さらに、「あ、とげがついてる！」。ナスのはっぱには、とげがあるんですね。ミニトマトのはっぱのにおいをかいでみたこう。「ミニトマトのにおい！」。はっぱからもトマトのにおいがすることに気づきました。『においをかいでみると、なんだか、くきよりはっぱのほうがにおいがつよかった』と日記（にっき）にかきました。「ちょうどくすりゆびとおなじくらい」となつ。オクラのはっぱは、なつのくすりゆびとおなじくらいのながさでした。これから大きくなるのかな？ 【scene 05】 なえがたおれそうになってピンチ！ それから２週間（しゅうかん）。３人がおせわをしたら、なえはぐんぐん大きくなりました。ところが…。水をやりにきてみると、「うわぁ、たおれちゃった～」とこう。大ピンチ！　ミニトマトのなえがたおれていました。どうする？　するとなつが、「うーん…、しちゅうを立てるとか？」といいました。「アサガオのときにつかった。ささえるぼうにもなるとおもうけど」となつ。なるほど、ぼうでたおれないようにするのです。みんなできょう力して、くきがたおれないように、しちゅうとくきをひもでむすびました。これで大きくそだつといいね。 【scene 06】 オクラがきゅうくつそうで心配 数日後（すうじつご）。オクラのはちを見ていたなつ。なにか心配（しんぱい）そうです。どうしたのでしょう。「ちょっと心配。この６本のくきがからみあわないかと」。１つのはちに６本あるオクラはたしかにきゅうくつそうです。このままで大きくそだつのでしょうか。なつが電話（でんわ）をかけます。持田さんにきいてみることにしたのです。「からまりそうになってて、きゅうくつそうなんですけどどうすればいいですか？」。すると、「１つのはちに６本だとちょっとおおいから、半分（はんぶん）はきってとっちゃう。じゃないと、ほかのが大きくならなくなっちゃうから」とのことでした。 【scene 07】 オクラの半分をきりとる… そこで、「ここらへんだよね。ジョキ、ジョキ…」と、くきを半分（はんぶん）きりとるなつ。「なんか、きっちゃってごめんねってかんじがする」。なつのかんさつ日記（にっき）を見ると、オクラのきったぶぶんを点線（てんせん）でかいています。「ここが、前（まえ）まであったんだよとわかるようにかいた。きっちゃいたくなかった」。なくなっちゃったけど、絵（え）にしてのこしてあげたんですね。 【scene 08】 毎日のおせわ 毎日（まいにち）のおせわ。まずは『水やり』。つづいて『虫とり』。くきやはっぱについたアブラムシをとってやります。そして『日記（にっき）をかく』。はっぱが手のひらサイズになったことをかくなつ。「花ができてる～！」と花にさわるこう。かんさつして気がついたことを日記にかいていきます。ミニトマトの花がしぼんで、そのあとに小さなみがあらわれて、だんだん大きく、赤くなっていきました。 【scene 09】 たくさんしゅうかくできた！ おせわをつづけて２か月。みんなの野（や）さいは大きくせいちょうしていました。「わ！　でっか～い！」。「できてる～！　ほら、すんごいいいトマトのにおいがする～！」。できているみをしゅうかくします。ナス３本、オクラ２本、ミニトマト11こ。たくさんとれましたね！ 【scene 10】 すきなほうほうで日記をまとめる これまでの日記（にっき）を、それぞれがすきなほうほうでまとめました。ももは、「ナスの家族（かぞく）の本をかきました」。しゅうかくした３本のナスが、ももには家族に見えたんですね。こうは、かいた日記をぜんぶつなげました。「一気に見られるから、ひろげたらすぐいろんなことをおもいだせる」。さいごは、なつ。いちばん心にのこっているのは、オクラのくきをきってしまったことだそうです。「でも３本にしてなかったら、あんまりみがなってなかったかもしれない」といいました。大きくなるように、ちゃんとおせわできましたね！ 【scene 11】 いろいろな野さいをそだててみよう！ ３人がおばけの学校にもどってきました。「見て見て～。たくさん野（や）さいができたんだよ～」。みんなに野さいを見せています。「すごいねえ」と感心（かんしん）するホーレイ先生。「がんばっておせわをしたらいっぱい野さいができて、うれしかった！」となつ。「たいへんなこともあったとおもうけど、たのしめたかな？」とホーレイ先生にきかれ、「うん。またほかの野さいもそだててみたいなぁ」ともも。みんなも、「やりたい！　やりたい！」といいます。「いいねぇ。またあたらしい発見（はっけん）があるかもしれないね」とホーレイ先生がいいました。みんなも、いろんな野さいをそだててみてね。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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大すき！みんなの図書かん

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おばけの子どもたちが、人間の姿に変身して図書館に出かけます。司書さんの話を聞いて図書館が多様な人々に利用されていることに気づき、大切に使う気持ちを育みます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 まちの図書かんにいってみたい！ 「ねえねえ、なによんでるの？」。「きょうりゅうの本。学校の図書室（としょしつ）でかりたんだ」。「へえー、おもしろそう！」。おばけの子どもたちがはなしています。「ほっほっ。みんな、本がすきなんだねえ」とホーレイ先生がいいました。「まちの大きな図書かんにはもっとたくさんの本があるらしいよ」。「ぼくはカブトムシの本をかりたいな」。「先生、わたしたち、まちの図書かんにいってみたい！」。子どもたちがホーレイ先生にいいます。「いいねえ。図書かんのいいところ、あとで先生やともだちにもおしえてね。人間（にんげん）にへんしんだ。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 図書かんの本にはられたシール 人間（にんげん）のすがたになった、ひらら、あやと、なつの３人。「いこう！」。さっそく図書（としょ）かんをたずねました。まず、図書かんの中を見てみます。「こんにちは～」。入っていくと…。「すごい、すごい」。「ここ子ども用（よう）かな」。本だなに本がたくさんならんでいます。「ねえねえ、きて。これ、『し』になってる」となつが見つけました。『し』というシールがついた本がたくさんならんでいます。「塩野（しおの）ってかいてある」。「芝田（しばた）ってかいてある」。本をかいた人の名前（なまえ）でしょうか。べつのたなには、『あ』のシールがついた本がならんでいました。 【scene 03】 シールで本をわけている 「ら、ら、ら…」。なつとひららが大きな声（こえ）を出しながら、『ら』の本をさがしています。すると、「図書（としょ）かんではしずかに本をさがしてください」と図書かんの人にちゅういされました。「しずかにするのはさ、どこでもいっしょだよね」とひらら。みんなも、どうしてしずかにするのか、わかりますね？ 「あ、『むし』って、ここにはんこがおしてある」と、なつが本だなでなにか見つけました。「ほんとだ。『むし』ってかいてある」。こんどは『むし』とかかれたシールです。このシールで、本をわけているようです。 【scene 04】 しりたいことは「もくじ」でさがす カブトムシの本をさがしているあやと。そだてかたをしりたいのです。「どこだ…」。そこで、「すみません。カブトムシのそだてかたって、ここにかいてありますか？」と、図書（としょ）かんの人にきいてみました。すると、「本のもくじを見るといいんですよ」といいます。もくじを見て、「あ、あった！」とあやと。カブトムシのそだてかたについての見出しを見つけました。図書かんではたらく人は、みんなが本をかりやすいようにお手つだいをしているんですね。べつのコーナーにいってみると、「本じゃないのもあるよ」となつ。「CD？」。どうして本ではないものがおいてあるのでしょう。 【scene 05】 図書かんで気づいたこと ３人は、図書（としょ）かんで気づいたことをかきだして、はなしあうことにしました。「せいりせいとんしてる人もいた」とあやと。すると、「その人、たぶん『ししょ』さん」となつがいいます。ししょさん？　なにをする人でしょう。「うけつけをやってるのはわかるけど、ほかにどんなことをしているのかききたい」となつ。ひららは、「どうして図書かんなのに、CDがあるんですかってききたい」といいます。しりたいこと、まだまだたくさんありますね。 【scene 06】 ししょさんにインタビュー そこで３人は、もういちど図書（としょ）かんにやってきました。とくべつに、ししょさんのへやでインタビューさせてもらえることになりました。「こんにちは。どうして図書かんなのに、CDがあるんですか？」とひらら。すると、「たとえば鳥（とり）のなき声（ごえ）についてしらべたいなとおもったときに、じっさいにきいてみたいよね。なので、図書かんには本いがいにもCDがおいてあります」と、ししょの中津山（なかつやま）さんがおしえてくれました。たしかに、音がきけるとわかりやすいことってありますよね。歌（うた）もそうかも～♪ 【scene 07】 ししょさんのしごとは？ 「本はぜんぶでなんさつありますか？　わたしは1200さつくらいだとおもいます」とひららのしつもん。すると、「大人むけの本はだいたい14万（まん）さつ。子どもむけの本だけでも４万さつあります」と中津山さんがいったので、みんなはびっくり。なつは、「ししょさんのやっているしごとはなんですか？」としつもん。「本のお手入れや本のしゅうりをするのも、わたしたちししょのしごとです。たとえば、やぶれた本やよごれてしまった本を見たことがありますか？　じつは、図書（としょ）かんの本にはフィルムがかかっています。フィルムが本をまもってくれるので、フィルムをはっています」と中津山さん。 【scene 08】 みんなでつかう本をだいじに フィルムをはるところを、とくべつに見せてもらいました。「やってみたい」とひらら。本のフィルムはりを、ひららもちょっとだけお手つだい。すこしずつていねいにフィルムを本にはっていきます。しゅうちゅうして…、「いった！」。うまくできました。本はだいじにしたいですね。「しゃしん、とってもいいですか？」。「はい。だいじょうぶですよ」。あやとは、中津山さんのしゃしんをとりました。「ありがとうございました」。みんなでつかう本をたいせつにするくふうは、まだまだありそうですね。 【scene 09】 図書かんってどんなところ？ 本をかりる。本をよむ。新聞（しんぶん）をよむ。しらべものをする。べんきょうする。そして、図書（としょ）かんをりようするときのルール。けいたい電話（でんわ）はつかってはいけません。ものをたべたりのんだりしないでください。タバコをすってはいけません。しゃしんはさつえいしないでください。「学校の図書室（しつ）もきまりがあるもんね」とひらら。「ほかの人のこともかんがえないといけないばしょ」。なつもそういいました。 【scene 10】 図書かんのすてきなところをはっけん！ 図書（としょ）かんのすてきなところ、たくさんはっけんできましたね。３人は見つけたことをリーフレットにまとめることにしました。まず、なつ。「本のぶんるいは、ひと目見ただけで『むし』ってかいてあるからさがしやすいし、もどしやすい」。つぎはひらら。「ししょさんは本にフィルムをきれいにはっていたりして、すごいなとおもった」。図書かんをつかう人にむけたメッセージもかきました。『本をよごさないようにちゅういしてください』。あやとは、「ししょさんは、おきゃくさんのえがおが見たいとおもってがんばっている。おすすめの本をきいたりして、みんなが本をたのしくよんでほしい」。図書かんのいいところがばっちりつたわるリーフレットができましたね。 【scene 11】 ほかにもみんながだいじにしているばしょは？ ３人がおばけの学校にもどってきました。「まちの図書（としょ）かんはすっごくすてきなところだった」。「本はだいじにつかわないと、っておもったよ」。みんなにほうこくです。「いいなぁ。ぼくもいってみたくなった」という子。「このリーフレット、図書かんにおいてほしいな」。「うん。そうしたらみんなも図書かんがもっとすきになるかも」。「ほかにもこういうばしょってあるのかなぁ」。「たくさんの人がつかうばしょ、あるとおもう」。するとホーレイ先生が、「みんなのまちにも、いろんな人がだいじにしているばしょはあるかな？　それって、どんなところだろうねえ」といいました。ホーレイ！取材協力：文京区立小石川図書館（指定管理者：図書館流通センター）

おばけの学校たんけんだん

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まちのすてきを見つけよう

https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005280014_00000

「まちを探検したい！」というおばけの子どもたちが、人間に変身してまちを探検することに。どんなまちのすてきに気づくかな？

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【】 オープニング (オープニングタイトル） 【scene 01】 まちのいろいろなところにいってみたい 「ねえねえ。人間（にんげん）の子たちに大人気のパンやさんが学校のちかくにあるんだって」。「えー、そうなの？」。おばけの子どもたちがはなしています。「ほかにもお店（みせ）やおもしろいところがいっぱいあるって。このまえ、きいちゃった～」。「わあ～。いろんなところ、いってみたいなぁ」。するとホーレイ先生が、「いいねぇ。まちのすてきなところ、あとでおしえてくれるかな？」といいました。「はーい！」。「じゃ、人間にへんしんだ。気をつけていっておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 えきのちかくできれいなお花を見つけた さあ、たんけんのはじまりです。まちでどんなことが見つかるかな？　人間（にんげん）のすがたになった、あやと、ひらら、りゅうの３人が、まず、えきのちかくにやってきました。「お花がさいてるよ。これ、パンジーじゃない？　きれい！」とひらら。「色（いろ）ごとにならんでる」とあやとが気がつきました。「にじみたいじゃない？」とひらら。「たしかに」。するとひららが、「あれ？　そうじしてる」といいました。そうじしている人たちがいます。「もしかしたら、この花をそだててる人じゃない？」とあやとがいいます。「たしかに」。「そだててる人かもしれないね」。まちの人のことも気になりますね。 【scene 03】 パンやさんはいいにおいがする えきからすこしはなれたところにもいってみました。すると、「あ、なんかいいにおいがする！」とあやと。においがしてくるほうにちかづいていくと…。「パンやさん！」と、ひららもいいにおいに気がつきました。ガラスごしに、パンをつくっているところが見えます。「おいしそう！　カレーパンかなあ」とりゅう。つくっている人が、あぶらの中のパンをつついているのが見えました。「あれ、なにやってるの？」とあやと。ガラスに耳をあててみたりゅうが、「ジュワジュワ～って音がきこえる」といいました。あやともひららもガラスに耳をあてて耳をすますと、「ジュワジュワ～」という音がきこえました。「おもしろーい！」。 【scene 04】 お肉やさんでソーセージをはっけん ほかにもいろいろなお店（みせ）があります。歩いていると、お肉（にく）やさんのおばさんがはなしかけてくれました。お店の中をのぞいたひららは、「あれ？　ソーセージがある」とソーセージをはっけん。「生コロッケもある」。りゅうは生コロッケを見つけました。「ありがとうございました」。３人はおれいをいって、まちのたんけんをつづけます。ペットサロンの犬を見て、「毛（け）が、もこもこしてる。さわりたくなる」。石がきをさわって、「この石、あったかい」。マンホールのふたの絵（え）を見て、「しょうぼう車だ。なんでしょうぼう車をかくんだろう？」。まちをあるくといろいろなことに気づけますね。 【scene 05】 もっとしつもんしたくなってきた みんな、どんなことを見つけたのかな？　教室（きょうしつ）にもどって、まちをたんけんしてメモしてきたことをまとめます。「まちをそうじしてくれている人がいた」とひらら。「パンやさんでものすごくいいにおいがした」とりゅう。まちのことはぜんぶわかったかな？ 「ぜんぶはわかってない。なんでそうじするのかとか」とりゅう。「パンやさんがカレーパンにチクチクしてたのはどうしてかとか」とひらら。「しつもんしたいし」。「うん、やってみたい」。「まだなぞのことがいっぱいある」。もっとまちの人たちのはなしをききたくなった３人は、しつもんをかんがえます。 【scene 06】 どうしてこんなにきれいな花が？ そこで、もういちど、まちたんけんに出発（しゅっぱつ）！　すると、えきのまわりをそうじしている人たちをまた見かけました。３人で、「おはようございます。あの、しつもんしていいですか？」とききました。「どうぞ、なんでしょうか？」。そこでひららが花だんをゆびさしてしつもんします。「どうしてここは、こんなににじみたいにきれいに見えるんですか？」。すると、「きれいっておもってくれました？　うれしい。そうおもっていただけるから、おばさんたちは一生けんめいがんばって、毎日（まいにち）おそうじしたり、お花のせいりをしたりしてるんです。ありがとう」とよろこんでおしえてくれました。 【scene 07】 どうしてカレーパンをチクチクするの？ つぎにやってきたのは、パンやさん。すると、「いまあげてるけど、見る？」とお店（みせ）の人がいいました。お店のおくに入ってみると、カレーパンをあげていました。あげながら、くしでつついています。「どうしてカレーパンをチクチクつっついているんですか？」ときくと、「あげたときにふくらみすぎてカレーが出てこないように、チクチクして空気をぬいてやるんだよ」とのこと。そうだったんですね。そして、パンやさんは「すこしずつ時間（じかん）をずらしてみんなでしごとをするから、ずっとパンをやいていられる。するとおきゃくさんは、いつもやきたてのパンをたべられる」とおしえてくれました。 【scene 08】 お肉やさんは何年やっているの？ さいごは、あのお肉（にく）やさん。お肉にはいろいろなしゅるいがあるんですね。「お店（みせ）は何年（なんねん）やってるんですか？」とりゅうがきくと、「もう75年」とお店のおじさんがいったので、「えーっ！」とみんなはびっくり。「みんなのおじいちゃん、おばあちゃんの時代（じだい）だよね」とおばさんがいいました。でも、お店をつぐひとがいないので、もうすこししたらお店はおしまいだそうです。「お肉やさん、やってみたくなった」とひららがいうと、「あら、いいじゃない！」とよろこんでくれました。「ちょっととらせてください」。りゅうがおじさんたちのしゃしんをとります。「ありがとうございました」。 【scene 09】 まちのすてき、地図と絵でつたえよう まちをたんけんして気づいたこと、どうやってみんなにつたえるのかな？ 「絵（え）とかあったらつたえられるとおもう」とひらら。「地図（ちず）をつくる」とあやと。なるほど。大きな地図にして、絵をかくんですね。地図をかきながら、「ここらへんあいてるから、まちのいいところをかきたい」とりゅう。「うん、それいいね」とひららもさんせいします。地図のあいているところに、まちのいいところをかくのです。まちのいいところって、どういうところなのかな？　それぞれがかんがえたまちのいいところを、ハートのかたちの紙（かみ）にかき、地図にはりつけていきます。 【scene 10】 地図のかんせい！ 「かんせーい！」。地図（ちず）のかんせいです。「お肉（にく）やさんのいいところは、お店（みせ）の人がやさしかったこと。あと、すこしなかよしになれた」とひらら。「まちのおそうじをしている人のいいところは、毎日（まいにち）おそうじをしてくれていることです」とりゅう。みんなでかいて地図にはったハートの紙（かみ）は10まいもありました。「それだけいいところがあったってことだよね」とりゅう。「人の心（こころ）がいっぱいつまってる」とあやと。「いろいろな人がよろこぶために、みんなはたらいてる」とひららもいいました。学校にもどったら、まちのすてき、みんなにつたえられそうですね。 【scene 11】 みんなもまちのすてきをさがしてみよう！ ３人がおばけの学校にもどってきました。「ねえねえ、どうだった？」とみんなにきかれ、「人気のパンやさん、いいにおいがしたよ！」とあやと。「お肉（にく）やさんとなかよくなってうれしかった！」とひらら。それをきいて、「へぇ～。わたしもいってみたい！」という子もいます。「お花をそだてている人たちにあいにいく？」とりゅうがきくと、みんな、「いきたーい！」といいました。「いこう、いこう！」とひらら。するとホーレイ先生が、「まちのすてき、たくさん見つかったねぇ。みんなのまちにもあるかな？　さがしてみてね」といいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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はっけん！公園のひみつ

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児童たちにとって身近な「公園」。おばけの子どもたちは公園を探検し、公園の役割を知り支える人に出会い、公共施設の大切さを実感します。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 公園にいったらなにをしたい？ 「ねぇねぇ、学校のちかくにある公園（こうえん）って、いったことある？」。「いったことな～い」。「いったらたのしそうだね」。みんながはなしていると、ホーレイ先生がやってきました。「ほっほ～。みんな、公園にいったらなにをしてみたい？」といいます。「すべり台（だい）であそびたい！」。「みんなでおにごっこがしたいな」。「公園にいって、たくさんあそびたいね」。「いきたい！　いきたい！」。「先生～！」とみんな。「はいはい。もし公園のひみつを見つけたら、あとで先生やともだちにもおしえてね。人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 すべり台であそんだり、お花をつんだり 人間（にんげん）のすがたになった、ゆまり、ゆうや、はなが、公園（こうえん）にやってきました。「いこう！」。公園にきたらまずは…、あそぶよね。さっそくすべり台（だい）であそぶ３人。「たのしい！」。「気もちいい！」。公園は、ゆうぐやみどりもいっぱい。「できた！」。はなが、お花をつんでかみかざりをつくりました。いろいろなあそびができますね。あそんだあとは、手をあらって、水をのむのもわすれずに。「生きかえる」とゆうや。公園のひみつ、見つけたら、ともだちにどうやってつたえよう？ 「タブレットでしゃしんとる」とはながいうと、「さんせい！」とゆうやとゆまり。 【scene 03】 タブレットでしゃしんを ２日目。３人はタブレットをもって公園（こうえん）へやってきました。今日（きょう）は、公園のひみつを見つけられるかな？　まずは、きのう見つけた公園のゆうぐをさつえい。すると、はながなにか見つけたようです。「はしってる人！」。公園には、いろいろなことをしている人がいるんですね。ほかには？ 「インタビューしてみる？」とゆまり。「インタビューしよう！」とはな。「あの人たちにきいてみたらどうかな？」。ベンチにすわっていた男の人と女の人にきいてみることにしました。 【scene 04】 公園のたのしみかた～花を見ながらさんぽ 「こんにちは。話（はなし）をきいてもいいですか？」。「はい、どうぞ」。「よくここにきますか？」。「はい、よくきています」。「この公園（こうえん）でなにをするんですか？」。「お花がすきなので、どのくらい大きくなったかなとか見ながらさんぽしています」と女の人。「しゃしんとってもいいですか？」ときくと、「はい、どうぞ」といってくれたので、２人のしゃしんをとりました。「むこうに赤いのが見えるのはサンゴジュですね」と男の人。おしえてもらった木のところにいってみると、赤いみをはっけん！ 「ゆうぐだけじゃなくて、花とかもあるんだな」とゆうや。公園には、いろいろなたのしみかたがありそうですね。 【scene 05】 公園のたのしみかた～セミとり 「こんにちは。いまなにをやっているんですか？」。こんどは、公園（こうえん）にいたお母さんと男の子に話（はなし）をきいてみます。「セミとりです」と男の子がいいました。「セミはさわれるんですか？」ときくと、「さわれます」と、男の子があみでつかまえたセミを手でもって見せてくれました。「すごっ！」。パシャッ。さっそくタブレットでしゃしんにとります。「見せてくれてありがとうございました」というと、「こちらこそありがとうございました」と男の子がいいました。 【scene 06】 “ちゅうい”と“あんない”のかんばん つづいて…。「あそこにかんばんがある」とゆうやがかんばんを見つけました。「“ちゅうい”のかんばんじゃない？　いろいろなきまりごとがあるし、いろいろなやくそくもある」とゆまり。公園（こうえん）をつかうときには、きまりがあるんですね。つづいてさつえいしたのは、“あんない”のかんばん。「こっちが公園ですよとか、わかりやすい」とゆまり。「みんなにおしえるためにかいてあるし、みんなのためにもかいてある」。ひろい公園のどこになにがあるか、わかりやすいようにしてあるんですね。みんなが気もちよくすごすため、公園にはいろいろなくふうがありました。 【scene 07】 『こうえんでみ～つけた』 かぞくできていた人たち。いろいろなちゅういがかかれたかんばん。ブランコ。赤い花。セミのぬけがら。木かげのベンチで休んでいるおじいさん…。 【scene 08】 毎日草かりをしてくれている人 ３日目。今日（きょう）も、公園（こうえん）のひみつをさがしにきました。すると、「なんだこれ？」とはな。一人のりのさぎょう車のような赤い車がやってきました。「しゃしんとって、しゃしんとって」。なにをしているのでしょう。うんてんしている人にきいてみます。「こんにちは。いま、なにをしているんですか？」。すると、「いま、草かりをしていまして、草をきれいにかってます。毎日（まいにち）やっています」とおしえてくれました。「まいにち草かりをするのはたいへんですか？」とはながきくと、「あつい中はたいへんです。あせびっしょりになります」といいます。そして…。 【scene 09】 気もちよくすごせるようはたらいてくれている 「草かりをしないと、草ぼうぼうであれほうだいになっちゃいますね。あそびにきた人が気もちよくあそぶために、草かりをかかさずやっております」とおしえてくれました。「ありがとうございました。がんばってください」とみんな。草をかったあとを見てみると…。「めっちゃフワフワ！　足でふんでもフワフワだし、手でさわってもフワフワだよ」とはな。べつの人にも声（こえ）をかけます。「しゃしんとってもいいですか？」。「はい、おねがいします」。ほかにも、ゆうぐのてんけんをする人。ゴミひろいをする人。トイレそうじをする人。みんなが気もちよくすごすために、はたらいてくれているんですね。 【scene 10】 公園のひみつをスライドにまとめよう 公園（こうえん）のひみつがたくさん見つかりましたね。とってきたしゃしんのなかから、お気に入りをえらんでせいりしましょう。公園のひみつをスライドにまとめて、ともだちにつたえることにしました。ゆまりは、「このおじいちゃんとおばあちゃんは、公園でよくおさんぽをしているそうです。公園の花についておしえてくれました」。公園でたのしくすごす人たちについてまとめたんですね。はなは、「ゴミひろいをしている人は、だれかがすてたゴミをひろってくれています。なので、じめんにゴミをすてないようにしましょう」。公園ではたらいている人のことをまとめました。 【scene 11】 みんなのためにやってくれている人たち 公園（こうえん）はどうだったかみんなにきいてみると…。「みんなのために、すべらないようにとか、あんぜんにあそべるようにとか、草かりしてくれたり。たいへんっていってたけど、みんなのためにやってくれているから、すごくやさしい人だなとおもった」とはな。公園のひみつ、たくさん見つけられたね！ 【scene 12】 ささえてくれる人がいるからあんしんしてあそべる 「ただいま！」。３人がおばけの学校にもどってきました。公園（こうえん）で見つけたひみつをみんなにつたえます。「この車の人、なにしてるとおもう？」。はながしゃしんを見せます。「わぁ、大きい車！」とみんな。「ひろい公園を毎日（まいにち）草かりしてるんだって」とゆうや。「そうなんだ～。すごーい！」とみんな。「ささえてくれる人がいるから、みんなあんしんしてあそべるんだよ」とゆまり。「みんなの公園だからきれいにつかいたいね」とはながいうと、「うんうん」、「さんせい！」とみんながいいました。「いいねぇ。みんなも公園のひみつ、さがしてみない？」とホーレイ先生がいいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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かくれた生きものをさがそう

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テーマは「かくれた生きものさがし」。校庭にいる生きものを探して撮影し、クイズをしよう！写真のどこにどんな生きものがいるか、見つけられるかな？

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 しゃしんにうつっている虫、わかる？ 「ねえねえ、これ見て。しゃしんの中に虫がいるみたいなんだけど、わかる？」。「どこどこ？」。そこへホーレイ先生がやってきました。「どうしたら見つかるとおもう？」ときかれ、「よーく見る！」、「大きくしたらわかる」とみんな。すると一人が、「あ、これバッタじゃない？」。せいかいです。「かくれるのじょうずだなぁ」。「先生、ぼくたちもかくれている生きものを見つけてしゃしんをとりたい」とみんな。「はいはい。それじゃ、人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。生きものをたくさん見つけておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 校ていにかくれている虫をさがそう 人間（にんげん）のすがたになった、そういち、たいが、ハンナの３人が、校ていにやってきました。どんな生きものがかくれているかな？　タブレットの中からホーレイ先生が３人に声（こえ）をかけます。「このタブレットをつかうと、しゃしんがかんたんにとれるよ。かくれている生きもののしゃしんをとって、みんなでクイズをしてみない？」。「うん、したい！」と３人。まずは、どうやって生きものをさがすといいかな？ 「草のうらとか、かくれやすいばしょをさがしたらいいとおもう」とそういち。「すぐ見つけられないばしょ」とたいが。なるほど。さっそくさがしてみよう！ 【scene 03】 はっぱのうらではっけん！ タブレットでしゃしんをとるときは、りょう手でしっかりもちましょう。「なんかいるかな？」。たいががなにか見つけたようです。はっぱのうしろにかくれていたクモをはっけん！　なるほど、体（からだ）をひくくして下のほうからとれば、はっぱのうらもとりやすくなりますね。 【scene 04】 地めんのちかくではっけん！ ハンナはちょっと高（たか）いところにのぼりました。「上から見たほうが見つけやすそう」。あたりを見まわすハンナ。「でも上から見ると、小さい生きもの、アリとか見えなくなっちゃう」といいます。そこで、下におりて地（じ）めんにちかづいてみると…。アリのすをはっけん！　ちかくで見たら、小さな生きものが見つかりました。 【scene 05】 水べやブロックのかげに… そういちは、虫がかくれそうなところをさがすのに、ねそべって草をかきわけたり、ブロックをひっくりかえしたり。するとブロックの下になにかはっけん！　パチリ。「ダンゴムシだ！　とれた！」。こんどは、さがすばしょをかえて…。「水べをさがそうとおもってきてみたら、はっぱにトンボがとまっていた」。水べにもいろいろな生きものがかくれていそうですね。みんな、いろいろな生きものをはっけんできました。 【scene 06】 「生きものかくれんぼ」 水から頭（あたま）だけを出しているカエル。えだ先でかれえだのようにゆれるナナフシ。自分（じぶん）の体（からだ）とおなじような色（いろ）のはっぱにとまったチョウ。くきにとまってじっとしているカメムシ。花びらのうらから花のみつをすうミツバチ。かくれた生きものいろいろ…。 【scene 07】 “かくれた生きものクイズ” こんどは、とったしゃしんをつかってともだちにクイズを出します。“かくれた生きものクイズ”スタート！　まずは、そういち。２人のタブレットにしゃしんをそうしんします。水べの草がうつっています。「この中になにがいるのでしょうか？」。よーくさがすたいがですが、「わかんない」。すると、「わかった！　見つけました」とハンナ。するとたいがもわかったようです。「トンボ」。「せいかい！」。はっぱにトンボがとまっていました。そういちは、どうしてこのしゃしんをとったのかな？ 「トンボは、見つけにくいし、羽（はね）がうすくて見えにくいから、このしゃしんをとった」とそういち。 【scene 08】 小さくてわかりにくい虫 つぎは、たいが。えらんだしゃしんを２人にそうしんします。くろい土とはっぱがうつっています。「この中にいる虫はどこでしょう？」。これもむずかしそうです。「え、どこ？」。すると、「ヒント。石の上、はっぱのちかく」とたいが。「何色（なにいろ）ですか？」とハンナがきくと、「黒（くろ）です」とたいが。さらにヒントです。「はこぶためにはたらく」。しゃしんを大きくして見たそういち、「いたいた！」と見つけました。「アリ？」。「せいかい！」。たいがは、「アリは小さいからわかりにくいなとおもってとりました」といいます。小さなアリも、しゃしんをかくだいして見ると、見つけられますね。 【scene 09】 白い花のちかくにいたのは… つづいて、ハンナ。せの高（たか）い白い花がたくさんさいている草むらのしゃしんをえらんで２人におくりました。「この中に虫はどこにいるのでしょう？」。これもむずかしそう。「これ？　これ？」。「あ、わかりました。ハイ！」。たいがが「チョウチョ」とこたえると、「せいかい！」とハンナ。「チョウチョも白で、花も白だったから、わからないかなっておもった」。なるほど。「ハンナちゃんのチョウチョがちょっとむずかしくて、それがすごいなとおもいました」とたいが。 【scene 10】 かくれた生きものを見つけられた “かくれた生きものクイズ”。やってみてどうだった？ 「生きものたちはかくれるのがうまいんだなっておもった」とハンナ。「どこにかくれてるとか、どんなかんじに生活してるのかとか、どんな色（いろ）や形（かたち）なのかということがとてもよくわかりました」とそういち。もっとやってみたいことがあるかきいてみると、「大きい虫を見つけたい」と、たいが。「めずらしい虫を見つけたい。見つけて、かったりえさをあげたりしたい」と、そういちがいいました。“かくれた生きものクイズ”で、生きものを見つけるのがじょうずになってきたね。 【scene 11】 みんなと“かくれた生きものクイズ” 「ただいま！」。３人がおばけの学校にもどってきました。「見て見て～」。ハンナがみんなにしゃしんを見せます。「虫の気もちになってさがしたら、どこにいるかわかったよ」とそういち。「もっといろんな生きものを見つけてしゃしんにとりたいな」とたいが。「夏（なつ）や秋（あき）にもとりたいね！」とハンナもいいます。「そうだね。しゃしんにとってためておけば、あとでいろんなおもしろいことができるかもね」とホーレイ先生。「わぁ、やろう、やろう！」とみんな。さいごにホーレイ先生からクイズです。「それじゃ、みんながとってきたしゃしんで“かくれた生きものクイズ”。なんの生きものがうつっているかわかるかな？」。

おばけの学校たんけんだん

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なつだ！水とあそぼう

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夏の暑さで元気が出ないおばけの子どもたち。人間に変身して水遊びに挑戦だ！夏ならではの楽しい水遊びとは？

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 あつい夏をたのしくすごすには？ 「あつ～い。もうなにもやる気が出ない～」。「夏（なつ）って、あつくて、とけちゃいそう」。みんながはなしています。「おやおや。どうしたらあつい夏をたのしくすごせるのかねぇ」とホーレイ先生もあつそうです。「そういえばあついとき、水あそびしたりしなかった？」。「やったやった。すな場（ば）で川をつくったりしたよ」。「水がつめたくて気もちよかったなぁ」。「先生、水をつかっておもいっきりあそびたい！」とみんな。「はいはい。それじゃ、人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。水となかよくあそんでおいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 まずはつめたい水で手あらい 人間（にんげん）のすがたになった、ハンナ、りの、たいがの３人が、学校にやってきました。学校についたらまずは、手あらい。せっけんでていねいにあらいます。「お日さまがあついから、水がつめたくて気もちいい」とハンナ。みんなは、ケチャップやせんざいのからになった入れものに水を入れてみたよ。入れものを上下さかさにもってギュッとにぎると…。「あ、見て！　シャワーができた」と、りのがいいます。つよくおすと、けっこう水がとびます。どれだけ水がとおくにとんだか、どうやったらわかるかな？ 【scene 03】 すな場で“水のとばしっこゲーム” 「たとえば、こうやってとばして…」と、りのがいいました。“水のとばしっこゲーム”ですね。「どこでやる？」。「すな場（ば）！」。３人は、すな場で“水のとばしっこゲーム”をすることにしました。すな場だと、水のとんだきょりがわかりやすいかもしれませんね。一れつにならんで立ち、「よーい、スタート！」。ギューッとおして水をとばします。いちばんとおくまでとんだのは、たいが。２ばんめは、りの。３ばんめが、ハンナでした。みんな、とおくまでとばせました。 【scene 04】 すなと水であそんでみよう まぶしい夏（なつ）のたいよう。すなをさわってみると…。「あったかい！」と、りの。そして、「水でぬれてるほうはサクサクで、水でぬれてないほうはサラサラ」とハンナ。すながぬれると、さわったかんじもちがうんですね。ハンナが、ぬれたすなをバケツの中からつかみ上げて、すこしずつバケツにたらしています。なにをやっているのでしょう。「雨みたいに、ポタポタ」。どろが水におちるとき、ポタポタと雨のような音がするのです。バケツにすなをいっぱいに入れて、水を入れてかためたり、かためたすなで山をつくったり。水をつかうとすな場（ば）でいろいろなことができそうです。そうそう、あついところであそぶときには、水分（すいぶん）をとるのもわすれずに！ 【scene 05】 「なつと水のふうけい」 たいようにむかってさくヒマワリ。水あびをするスズメ。あつい日は子どもたちも公園（こうえん）で水あび。すずしげなふうりんの音。うち水。なみなみとあふれる水。つめたい水で夏（なつ）のやさいをひやす…。 【scene 06】 もっとたのしくすな場で水とあそぼう！ すな場（ば）でもっとたのしく水とあそぶためには、どうしたらいいのかな？ 「すなをほって、その中に水を入れる。足（あし）ゆ？」とたいが。すな場の足ゆ？　どんなふうになるのでしょう。どんなあそびをしたいのか、それぞれ絵（え）にかいてみることにしました。ハンナは、「おしろのせっけいず」。バケツですなをかためて、おしろをつくるのだそうです。おしろのてっぺんには、はっぱの耳がついています。りのは、川。すなをほって、みぞをつくっていきます。そこに水をながすのです。たいがは、足ゆ。すな場のふちにすわって、足を水につけるんですね。 【scene 07】 バケツにすなと水を入れて さっそく、おしろと、足（あし）ゆと、川をそれぞれつくっていきます。ハンナは、バケツにすなと水を入れて、おしろづくり。水を入れるとすながかたまります。バケツをひっくりかえしてみると…。「ちょっとのこっちゃった」。バケツのそこにすながすこしのこってしまいました。「かたまりすぎちゃった」。どうしたらいいのかな？ 「水をさっきよりすくなくした」。水のりょうをへらして、もういちど。こんどはうまくできました。はっぱをつけたら…。「おもしろおしろ」のかんせいです。 【scene 08】 すなにみぞをほって りのは、川をほっていきます。水をながしてみると、ながれがとまってしまいました。「すこしでもお山みたいになっちゃうととまっちゃうから、たいらにする」。そこで、川のでこぼこをなくしていきます。もういちど水をながしてみると、おみごと！　水がながれて、さいごに、ふかいあなにたまりました。 【scene 09】 大きな水たまりをつくって たいがは、ずいぶん大きな足（あし）ゆをつくっています。バケツにくんできた水を入れてみると…。すぐすなにすいこまれて、水たまりが大きくなりません。どんどん水を入れないと！　ハンナもりのも手つだって、大いそぎで水を入れていきます。そして…。すな場（ば）の足ゆがかんせい！　足を入れてみると、「つめたくて気もちいい。夏（なつ）ってかんじ」。３人で足ゆをたのしみました。水といっしょにあそんでみて、どうだったかな？ 【scene 10】 あつい夏もたのしい！ 「つくりながらいろいろかんがえたんだけど、水をながす道（みち）をたいらにしたりして、それがせいかいだった」（りの）。「ながせないとおもったけど、ながせて、ほんとにすごかった」（ハンナ）。「足（あし）ゆに水を入れるのがたいへんだった」（たいが）。「水は、つめたいから、夏（なつ）にいいなとおもった」（ハンナ）。「すなも、ぬれるとトロトロ～ってしてるから、気もちいい」（りの）。「たしかに、気もちいい～」（たいが）。みんなで水とあそぶと、あつい夏もたのしいね。 【scene 11】 夏をたのしむほうほうを見つけよう 「ただいま！」。３人がおばけの学校にもどってきました。「夏（なつ）はあついのがいやだったけど、みんなであそぶとたのしかったね」とハンナ。「水がつめたくて、足（あし）ゆに入ったらすずしくなったよ」とたいが。ほかの子も、「わたしもやってみたい！」といいます。そこで、「バケツに水をくんできたよ」。たいがとりのが水をはこんできました。「わ、つめた～い」。「たのしいね～」。みんなつぎつぎに水に入っています。「いいねえ。先生もすずしくなりたいなぁ。ほかにも、夏をたのしむほうほうはあるかな？　みんなでいろいろためしてみよう！」とホーレイ先生がいいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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おせわして なかよくなりたい

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「動物のおせわがしたい！」というおばけの子どもたち。人間の姿に変身して、モルモットを飼うことに。エサやりや掃除など、世話をしていく中で、大切なことに気づきます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 わたしたちもどうぶつをかってみたい！ 「ねえねえ。人間（にんげん）の子たち、学校でどうぶつをかってるんだって！」。「えーっ、なにをかってるの？」。「モルモット」。「へぇー、フワフワしてそう。さわってみたい！」。おばけの子どもたちがはなしています。「先生、わたしたちもかってみたい！」。するとホーレイ先生が、「じゃあ、学校のモルモットを１か月おせわしてみるかい？」といいました。「やりたーい！」。「あとでみんなにも、わかったことをおしえてね」とホーレイ先生。「はーい！」とみんな。「じゃ、人間にへんしんだ。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 モルモットの“モチちゃん” 人間（にんげん）のすがたになった、ひらら、あやと、なつの３人が、さっそくなにかをはっけん！　つくえの上に、ぬのをかけたものがおいてあります。ぬのをとってみると、それはモルモットの入ったかごでした。「わぁ、モルモットだ！　モルモット！」とこうふんする３人。「すっごいうごくね、このモルモット」となつ。「あばれんぼうなのかな」とひらら。名前（なまえ）は、“モチちゃん”だそうです。「かたがわの耳がちょっと黄土色（おうどいろ）だ」となつ。さわってみたあやとは、「あ！　ちょっとフサフサしてる」といいました。「どれ？」とひららもさわってみて、「ほんとだ、フサフサしてる！」といいました。 【scene 03】 どうやっておせわすればいいのかな？ さあ、これからどうする？　３人でそうだんします。「えさはいちばんひつようだよね」。「しかも、モチちゃんがたべちゃいけないものもわかんないし」。「うーん、うーん」。どうする？　どうする？　するとひららが、「あのさ、どうぶつはかせとか、どうぶつのおいしゃさんみたいな人にきけばわかるんじゃない？」といいました。なるほど。 【scene 04】 モルモットのこといろいろおしえてもらった というわけで、３人がやってきたのは、どうぶつびょういん。どうぶつびょういんの中川（なかがわ）先生に、「モルモットのえさはどういうものですか？」とひららがたずねました。すると、「モルモットフードというものがあります。あと、やさいなんかもやっていいんですよ。なにがすきか、いろいろしらべてみてください」とおしえてくれました。さらに、中川先生がきかせてくれたのは…。「とくとくとくとく…」。モルモットのしんぞうの音です。「すごくはやい！」とびっくりするひらら。「人間（にんげん）とはちがうんだね」とあやともおどろいたようです。「とくとくとくとく…」。 【scene 05】 モチの家をつくろう！ おせわ１日目。さあ、おせわのはじまり。まずはどうする？ 「せまいし、かわいそうだから」。「家（いえ）をつくる！」。さっそくざいりょうをあつめて、家づくりです。大きなかごの中に紙（かみ）をしき、ダンボールのはこをおいて、これはモチのかくれが。えさばこをおき、ケージのやねをかぶせて、かんせい！　前（まえ）のケージよりもひろくてうごきやすそうです。モチ、入ってくれるかな？　あやとがモチをかかえて、あたらしいおうちに入れました。「入った！」。「モチ、よろこんでくれてる～」。いいおうちができたようですね。つぎは？ 「えさちょうだいかな？」となつ。 【scene 06】 えさをたべてくれた！ 「これくらいかな」。ひららがえさばこにえさを入れます。「もっといっぱいあげたほうがいいとおもうよ」と、あやとがえさを足しました。「これでいいんじゃない？」。ずいぶんたくさんですね。「はい、これだよ」。えさばこをかごの中においてみると…。「おお、たべた！」。「たべた」。「すごいおなかすいてるんだね」。こんどは、ひららがコマツナをやってみました。「すごい！　コマツナもすきじゃん」。モチはむちゅうでコマツナをたべています。「やわらかいからすぐたべてる」とあやと。モチをだいてみて、「かわいい。ああ、くすぐったい」となつ。モチがすきなものがわかってきましたね。 【scene 07】 モチの家をきれいにおそうじ おせわ２日目。かごの中を見てみると…。「うんち、めちゃくちゃしてる！」とひらら。かごの中はたべかすやうんちでひどくよごれていました。「かえてあげないとね。モチがびょうきになっちゃう」とあやと。かごの中にしいておいた紙（かみ）をまるめ、モチのたべのこしやうんちをまとめてすてます。それから、かごのよごれているところを水でゴシゴシあらいました。「こっちたいへんだよ。めちゃくちゃよごれあるよ」とあやと。「じゃあ、手つだうよ」となつ。モチの家（いえ）はすっかりきれいになりました。おそうじ、がんばりましたね。「モチちゃんもよろこんでる気がする」とあやと。 【scene 08】 おせわ２日目、７日目、14日目… モチのおせわのようすを、３人が絵日記（えにっき）にかきました。「おせわ２日目。そうじをしました」。「おせわ７日目。あたらしいかくれが、よろこんでくれるといいな」。「おせわ14日目。なでていると、モチが『キュウッ』となきました」。 【scene 09】 モチの気もちをかんがえてあげよう おせわ22日目。「ほら、ほらほらこっち」。えさのはっぱを見せますが、モチはかくれがからなかなか出てきません。あれ？　いつもとようすがちがうようです。「ぜんぜんえさをたべなくて…」とひらら。「もしかしたらちょうしがわるいのかも」とあやと。しんぱいになりました。そこで、みんなはモチをどうぶつびょういんにつれていきました。「こんにちは～」。モチのようすをみた中川先生は、「ちょっとおなかがいっぱいだったのかもしれません。そんなにしんぱいすることはないとおもいます」といいました。「いままではモチの気もちをかんがえないでやってたけど、これからはかんがえて、それをモチにやってあげる」とひらら。とてもすてきなことに気づきましたね。 【scene 10】 モチのことをしってもらうために つぎにかう人にモチのことをしってもらうために、みんなではっぴょうします。ひららは、紙（かみ）しばいのしゅやくをモチにしました。「モチは、今日（きょう）も元気（げんき）そうにしています。なぜなら、おそうじをちゃんとがんばっているからです」。あやとは、モチのクイズ。「モチのすきなたべものはなーんだ？　せいかいは、パセリです」。なつは、モチとの毎日（まいにち）を人形（にんぎょう）げきに。「モルモットだ！」。「名前（なまえ）は“モチちゃん”っていうんだね」。「せいべつはメスなんだね」。「モチちゃんのことをもっとしりたいね」。「でもどうすれば、モチちゃんのことをいっぱいしれるかなぁ」。 【scene 11】 みんなもおせわしてみよう！ ３人がおばけの学校にもどってきました。「なかよくなれていいな～」といわれ、「モチのすきなたべものも、おせわしたからわかったんだ～」とあやと。「モチの気もちになるのがだいじなんだよ」とひららもいいました。「ぼくもおせわしたーい！」という子もいます。「かわいがってね」となつ。そんなみんなを見ながら、ホーレイ先生が、「モチはこれからも大切（たいせつ）にしてもらえそうだね。みんなもおせわできるかな？」といいました。ホーレイ！

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こん虫となかよし

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「こん虫」をつかまえてかってみたい！というおばけの子どもたちが、にんげんのすがたにへんしん。バッタをつかまえてかってみると、はっけんがいっぱい！

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 バッタをかってみたい 「ねえねえ、学校にくるとちゅう、こんな虫見つけたよ」。「わぁ、バッタ？」。「うん。ピョンピョンとんでたよ」。「へぇ、つかまえたいな」。みんながはなしています。「ほほぅ、バッタか。みんな、うまくつかまえられるかな？」とホーレイ先生。「ぼくはつかまえたことがあるよ」。「わたしはさわったことなーい」。「わたしはようちえんでつかまえて、おせわしたことがあるよ」という子も。「おもしろそう！」。「先生、バッタをかってみたい」とみんな。「はいはい。それじゃ、人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。バッタをつかまえておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 バッタはどんなところにいるのかな？ 人間（にんげん）のすがたになった、ななみ、しう、あかねの３人が、小学校にやってきました。バッタはどんなところにいそうかな？ 「草が生えているばしょ？」。「あっちの草むらにいってみたい。草むらだと、おなじ色（いろ）でかくればしょにもなるから、いっぱいいそう」。なるほど。うまく見つけられるかな？　３人は草むらへかけだします。草むらで…。「いた！」。バッタをかったことがあるあかねは、もう見つけたようです。「あ、とんだ！」。バッタはとんでにげてしまいました。でも、すぐに「とった！　大きいのとったよ！」。みごとにあかねがバッタをつかまえました。すごいね！ 【scene 03】 “ぱっくん”と“りっちゃん” しうは、あみをつかって…。「とれましたーっ！」。おや？　あかねがつかまえたのとはちがうバッタでしょうか。バッタをさわったことがないななみもちょうせん。あみをかぶせると…、「いたいたいた。２ひき。あぁ…」。まだちょっとにがてみたい。さわれないので、「とってあげようか」とあかねがつかまえてカゴに入れました。たくさんつかまえましたね。どのバッタをかうのかな？ 「この“おんぶバッタ”かいたい」とあかね。「２ひき、おんぶしてる。“ぱっくん”と、“りっちゃん”」。あかねは２ひきをえらんで、名前（なまえ）もつけました。 【scene 04】 “ちりちゃん”と“つっくん” ななみも、「カッコいいし、でっかいから、いいとおもう」と、大きなバッタをえらびました。「“ちりちゃん”にした」といいます。カッコいいね。しうは、「かわいいからこっちにしようかなぁ」。“つっくん”と名づけたこのバッタ、しうがはじめて見るしゅるいのようです。「これがなんていう名前（なまえ）なのかしりません」としう。気になりますね。みんなは、ほかのバッタを、もといたばしょにかえしてあげることにしました。 【scene 05】 おうちをつくってかんさつしよう おせわ１日目。まずは、バッタのおうちづくり。大きなとうめいのケースに草をたくさん入れ、それからバッタを入れました。バッタをじっくりかんさつしてみます。「おなかのへんがおもしろい。ロボットみたい」とななみ。なるほど。みんなもロボットに見えるかな？　あかねが気になったのは…。「目がなんでメロンパンみたいな線（せん）が入っているかしりたい」。虫めがねで見て、「ほんとだ。メロンパンみたいな形（かたち）してる」としうもいいます。おもしろい形の目ですね。 【scene 06】 ずかんでしらべてみよう しうの、つっくん。なんというしゅるいのバッタでしょう？　ずかんでしらべてみると…。「これとおなじ。ツチイナゴでようちゅうだとおもった。ちゃんと線（せん）が入ってて、おなじ色（いろ）だから」。つっくんは、まだ子どものバッタなのかな？　かんさつして気づいたことを、かいておくことにしました。「ぼくは、バッタのようちゅうをかっています。目は赤くて、黒（くろ）い線がついています。早く大きくなってほしいとおもいます。かんさつをしっかりすると、バッタはかせになれるかもしれません」としう。いいね。バッタはかせ、なれるかな？ 【scene 07】 「この虫のこと しってる？」 この虫のこと、しってる？　大きな目に、こまかい毛（け）がたくさん生えている顔（かお）とむね。花の上にとまってほそながい口でみつをすう虫。大きな目に三角形（さんかくけい）の顔。するどいカマのようなながい前足（まえあし）をふるう虫。黒（くろ）くて小さな体（からだ）。羽（はね）をふるわせてきれいな音を出す虫。頭（あたま）に大きなつのを生やし、黒くてずんぐりした大きな体。夜（よる）、木のみきのじゅえきをなめる虫。 【scene 08】 水をのむところ、うんちをかんさつ ３人のバッタのかんさつはつづきます。３日目。「８月28日。水をのむところをかんさつ。ぱっくんが、はっぱについた水のしずくをのんでいました。口から４本のしょっかくのようなものが出てきて、水をモジャモジャとあつめているのが見えました」とあかね。５日目。「きょうは、うんちをかんさつしました。つっくんのうんちは、ふというんちでした。うんちでよごれていたから、きれいにしてあげました」としう。 【scene 09】 だっぴ、たまごをうむところをかんさつ ８日目。「きょうは、だっぴをしました。だっぴのからは、２センチちょっとのからでした。つっくんの大きいすがたが見られてよかった。羽（はね）も生えて、りっぱなおとなになりました」としう。11日目。「９月５日。きょう、ちりちゃんが、土の中におなかをふかく入れてました。よく見ると、たまごをうんでる、とびっくりしました。たまごをうんでくれてうれしい」とななみ。 【scene 10】 かんさつきろくをまとめてずかんをつくろう バッタのおせわをして、２週間（しゅうかん）。かんさつきろくがたくさんできました。そこで、かんさつしたことをまとめて、ずかんをつくることにしました。「バッタずかんです。１ページが『ツチイナゴの口』で、２ページが『すきなたべもの』で、３ページが『うんち』です。しょっかくのぶぶんがギザギザで、だっぴをして足もちょっとながくなってた。いろんな、つっくんのことがしれてよかった」としう。 【scene 11】 りっぱなバッタはかせになれた りっぱなずかんがかんせいしましたね。２週間（しゅうかん）バッタをおせわしてみて、どうだった？ 「さいしょは、バッタはこわいっておもってたけど、さわれるようにもなったし、どんどんかわいくなって、おせわもいっぱいしてあげるようになりました」とななみ。みんな、りっぱなバッタはかせになれましたね。 【scene 12】 みんなもこん虫はかせになってみよう！ 「ただいま！」。３人がおばけの学校にもどってきました。「バッタは、ツルツルのかべものぼれるんだよ」とあかねがほうこくします。「おー！」、「すごーい。こん虫はかせだ！」と子どもたち。「わたしはちりちゃんのことをしって、すごくなかよくなれたよ。もっといろんなこん虫をおせわしたいな」とななみ。「ぼく、つぎはカマキリはかせになりたいな」としう。「わたしはクワガタにしようかな」とあかね。「いいねえ。みんなもこん虫をかって、こん虫はかせになってみよう！　先生は、トンボかな？」とホーレイ先生がいいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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うごくおもちゃ大しゅう合！

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おばけの子どもたちが人間に変身して、動くおもちゃづくりに挑戦！紙コップやダンボールなど身近なものを使い、どうすれば高く、遠くとぶのか工夫し、みんなで楽しみます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 うごくおもちゃを作りたい！ 「ねえねえ、人間（にんげん）の学校をのぞいたら、子どもたちがおもちゃを作（つく）ってあそんでたよ」。「へぇー、どんなおもちゃ？」。「ころころころがる紙（かみ）のおもちゃとか」。「車もあったよ。うちわの風（かぜ）でうごいてた！」。「すごい！　楽（たの）しそう！」。みんなが話（はな）しています。「へぇ～、うごくおもちゃかぁ。おもしろそうだねぇ」とホーレイ先生。「ぼくたちも作りたいね」、「うん、やりたい！」、「先生、いいでしょ？」とみんな。「はいはい。じゃあ、人間のすがたにへんしんだ。うごくおもちゃを作って、あそんでおいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 みの回りのざいりょうがいっぱい 人間（にんげん）のすがたになった、りょう、さな、まひろの３人が、さっそく工作室（こうさくしつ）にやってきました。ペットボトルや紙（かみ）パック…、いろいろなざいりょうがあります。「ゴム、ぜったいつかおう」。「はこ、つかえそうじゃない？」。ほかにも、じしゃくや、紙コップもつかえそうです。 【scene 03】 せっけい図をかこう ３人は、うごくおもちゃのせっけい図（ず）をかくことにしました。どんなざいりょうをつかって、どんなふうにうごくおもちゃを作（つく）るのかな？　りょうのおもちゃは…。「タイトルは『ぴょんぴょんバッタ』です。だんボールのいたとゴムをつかってあそびます。ぴょんってはねたりするおもちゃです」。つづいて、さな。「タイトルは、プクプクうく『ふわふわふうせん』です」。紙（かみ）コップのそこにストローをさして、いきをふいて玉をうかせるのだそうです。まひろは…。「だいめいは『びゅんびゅんロケット』です」。紙パックで作ったロケット。クリップにゴムをひっかけてとばすのです。 【scene 04】 りょうの『ぴょんぴょんバッタ』 さっそく、おもちゃ作（づく）りスタート！　りょうの『ぴょんぴょんバッタ』につかうのは、だんボール。細長（ほそなが）く切（き）って、切りこみを入れたら、切りこみにゴムをかけます。「できた」。ゴムを引（ひ）っぱるようにだんボールをおりかえしてゆかの上におきますが…。あれれ？　とびません。もういちど…。やっぱりとびません。「だんボールのいたがやわらかすぎる」とりょう。どんなざいりょうなら、とびそうかな？　かたそうな紙（かみ）をえらんではさみで切っていきます。かたい紙で、もう１回（いっかい）ちょうせんです！　おりまげてゆかの上においてみると…。ぴょん！　ぴょん！　こんどはとびました！ 【scene 05】 さなの『ふわふわふうせん』 さなは、プラスチックのコップとストローで作（つく）ります。コップのそこにあなをあけます。あなをあけるのは、先生やおうちの人にやってもらいましょう。あなにストローをさして、テープでしっかりとめます。うかせる玉は、スポンジをアルミはくでまいて、できあがり。玉をコップに入れて、ストローで下からふくと…。玉がうきました！　コップからとびでるくらいです！ 【scene 06】 まひろの『びゅんびゅんロケット』 まひろのロケット作（づく）り。紙（かみ）パックにしっかりクリップをはりつけたら、かんせいです！　クリップにゴムを引（ひ）っかけて…。「３、２、１！　ゴー！」。ゆかの、目もり「３」のところまでとびました！ 【scene 07】 「いろんなうごきコレクション」 紙（かみ）のつつをうちわであおぐと…、ころがる。紙のはこをならべて立てて、はしの一つをたおしてとなりのはこにあてると…、となりのはこも、そのとなりのはこも、つぎつぎにたおれる。じしゃくに、べつのじしゃくの一方（いっぽう）のはしを近（ちか）づけると…、にげるようにうごく。細長（ほそなが）くてうすいビニールぶくろに空気をいっぱいふきこんで口をしばり、なげると…、ふわふわととぶ。紙コップを５こ、４こ、３こ、２こ、１ことつみあげていく…。 【scene 08】 もっとうごかすためのアイデアを話し合う ３人が考（かんが）えた、うごくおもちゃ。これでかんせいかな？ 「もっと長（なが）く、遠（とお）くまでいってほしい」とまひろ。りょうも、「もうちょっと高（たか）くとんでほしい」と言（い）います。もっとうごかすには、どうしたらいいのでしょう。３人は、アイデアを書（か）き出して話（はな）し合（あ）うことにしました。もっと長く玉をうかせたいというさなには、「玉を少（すこ）しおもくするといい」といういけんが出ました。まひろのロケットには、「丸（まる）いつつにかえる」、「羽（はね）をつける」といういけんが。りょうのおもちゃには、「ゴムをふやす」、「ゴムの太（ふと）さをかえる」といういけんです。それでは、ためしてみましょう！ 【scene 09】 もっとうかせる、もっと遠くへ さなのおもちゃは、どうかな？　スポンジを小さいカップに入れて、玉を少（すこ）しおもくしました。玉をコップに入れてストローでふいてみると…。玉が長（なが）くういています！ 「ぜんぜんちがって、びっくりした」とさな。まひろのロケットはどうでしょう？　丸（まる）いつつをつかい、羽（はね）もつけて、頭（あたま）をとんがった形（かたち）にしました。さっきよりも遠（とお）くまでとぶかな？ 「３、２、１！」。ゆかの、目もり「５」の近（ちか）くまでとびました！ 【scene 10】 くふうして作り直したら大せいこう！ りょうは、ゴムの太（ふと）さと数（かず）をかえてみました。太いゴムが３本だったのを、細（ほそ）いゴム５本にしたのです。けっかは…。ぴょーん！　大せいこう！　さいしょよりもうんと高（たか）くとびました！　りょうは、何回（なんかい）も作（つく）り直（なお）してためしていました。「もうちょっとくふうしたらよくなるかなと思（おも）った。すごくはねてうれしかった」とりょう。たくさんくふうして、いろいろなうごくおもちゃが作れましたね。 【scene 11】 うごくおもちゃ、ためしてみよう！ 「ただいま！」。３人がおばけの学校にもどってきました。「ほら、とんだ！」。りょうが『ぴょんぴょんバッタ』をみんなにやってみせます。「すごーい！」、「作（つく）り方（かた）、教（おし）えて！」とみんな。「いいよ！」とりょう。「だれのがいちばん高（たか）くとぶか、きょうそうしよう！」とまひろも言（い）います。「高さ、はかってあげるよ」とさな。もりあがるみんなのようすを見て、「ほっほっ。先生もあとで入れてもらおうっと」とホーレイ先生。「みんなは、どんなうごくおもちゃを作りたい？　どんどんためしてみよう！」と言いました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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あきをさがしてあそぼう

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「秋の葉っぱやどんぐりで遊びたいな～」と言うおばけの子どもたちが、人間の姿に変身して近所の公園へ。春とも夏とも違った、秋の楽しさを見つけます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 秋のはっぱやどんぐりをたくさん見つけたい 「ねえ、ちかくの公園（こうえん）に、どんぐりがいっぱいあったよ」。「ぼくはこんなきれいな色（いろ）のはっぱを見つけた」と子どもたちがはなしています。「どれどれ？　おや、前（まえ）に見せてくれたはっぱとはなにかちがうね」とホーレイ先生。「うん。はっぱの色がちがうんだ。春（はる）にはなかったよ」。「いまは秋（あき）だからじゃない？」。「ねえねえ、秋のはっぱやどんぐりをたくさん見つけてみんなであそびたいな」。「やりたい、やりたい！」と３人。「はいはい。公園に秋を見つけにいっておいで。人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 公園の中をたんけん！ 人間（にんげん）のすがたになった、ゆら、さな、りょうの３人が公園（こうえん）にやってきました。さっそく公園の中をたんけん。どんな秋（あき）が見つかるかな？ 「どんぐりいっぱいひろいたい」。「どんぐりいっぱいひろって、やじろべえとかつくる」。どんぐり、見つかるかな？　おちばはたくさんおちていましたが、どんぐりは…「ない」。「ない」。「ない！」。え？ないの？ 【scene 03】 いろいろなどんぐりをはっけん！ どんぐり、どんなところにあるのかな。３人は大きな木の下にむかいました。すると…。「あった、どんぐり！　すごくきれいなどんぐり見つけた」。ゆらがどんぐりをはっけん！　小さくてかわいいどんぐりです。さらに、またまた、ゆらがはっけん！　こんどはどんなどんぐりか、さっきのどんぐりとくらべてみると、「ぜんぜんちがう！」とさな。大きさがずいぶんちがいますね。いろいろなしゅるいのどんぐりが見つかったので、たくさんあそべそうです。 【scene 04】 秋の「色」にちゅうもく 「あそこの、赤いところのもうちょっとおくのへんにあるとおもう」と、りょうがむこうの赤い木をゆびさしていいました。こんどは秋（あき）の『色（いろ）』にちゅうもくです。「きれいなはっぱがいい」とおちばをさがすさな。「あった！」と、きれいなピンクのはっぱを見つけました。りょうが見つけたのは、たくさんのきいろいはっぱ。「赤もある」とりょう。秋にはいろいろな色のはっぱがあるんですね。 【scene 05】 ふしぎな形のはっぱ… つづいてりょうが見つけたのは、じめんにおちていたふしぎな形（かたち）のはっぱです。ところどころちぎれているようで、「ちぎれていなかったら、こんな大きいはっぱ」とりょう。なるほど大きなはっぱです。何（なに）に見えるかな？ 「なんか生きものっぽい。魚（さかな）っぽい」とりょう。みんなもそう見える？　よーく見ると、いろいろな色（いろ）や形の秋（あき）をはっけんできましたね。 【scene 06】 秋の「音」を見つけた！ りょうが大きなえだをひろいました。小さなえだをいくつかひろって大きなえだをたたいてみると…。木のえだが、がっきになりました。すると、「あ、音がちがう！」とさな。たたくばしょで音がちがうのです。すごいことに気がつきましたね。ほかにも、秋（あき）の「音」ってあるのでしょうか。すると、「ここ、いっぱいなるよ」とさながはっぱをふむときこえる音に気がつきました。りょうとゆらも、じめんのはっぱをふんであるきます。「カシャカシャ、シャカシャカ…」。耳をすましたから、足もとのはっぱの音に気づいたんですね。 【scene 07】 はっぱをあつめてあそぼう つぎは、みんなではっぱをたくさんあつめて…。「この山をジャンプする！」。はっぱの山をどんどん大きくしながらジャンプ！ さながジャンプをしていると…「またいじゃダメ。またいだらよゆうでいけるから」とりょう。なるほど。またぐと、大きな山でもかんたんにとべてしまうからですね。ルールもきまったし、おもいきりあそびましょう！　こんどは、３人でしばふの上をはしりまわったり、しばふのさかをごろごろころがったり。体（からだ）ぜんたいをつかって、秋（あき）をたのしめましたね。 【scene 08】 「あきのコレクション」 秋（あき）の公園（こうえん）でいろいろ見つかるコレクション。かれたはっぱ。イチョウのきいろいはっぱ。かさのついたどんぐり。かれたまつのはっぱ。まつぼっくり。小さな木のみ。モミジの赤いはっぱ。サクラの赤茶色（あかちゃいろ）のはっぱ。いろいろな形（かたち）や色のはっぱがありました。 【scene 09】 秋の『大はっけんニュース』 見つけた秋（あき）を、『大はっけんニュース』にして友（とも）だちにつたえることにしました。「はっぱが、前（まえ）はみどりだったけど、茶色（ちゃいろ）くなってた」とゆら。「こっちはピンクがおおい」とさな。りょうは、おもしろい形（かたち）のはっぱのニュース。「はっぱがちょうどちぎれていて、魚（さかな）みたいなはっぱですごいとおもいました。はっぱの大きさは、ぼくの顔（かお）とおなじくらいでした」。さなも、「どうしてこうなったのか、ふしぎだなっておもった」といいます。たしかに。どうやってはっぱがこの形になったのでしょう。 【scene 10】 いろいろなかんかくで見つけた「秋のすてき」 つづいて、さな。「どんぐりや、ピンクのはっぱもいっぱい見つかりました。はっぱの上をあるくと、音がします」。ゆらはどんなことに気づいたかな？ 「お山からねっころがったことがいちばんたのしかった。春（はる）とくらべてみると、ねっころがるとつめたいし、ちょっとすずしかった」。春とくらべて、かんじ方（かた）がちがったんですね。みんな、いろいろなかんかくをつかって、秋（あき）のすてき、たっぷり見つけられましたね。 【scene 11】 家や学校のまわりで秋を見つけてあそぼう ３人がおばけの学校にもどってきました。「ほら、こんなにいっぱい秋（あき）を見つけたよ」。「赤やきいろのはっぱがきれいだよね」。「春（はる）や夏（なつ）とは、色（いろ）も大きさもぜんぜんちがうってわかったよ」。みんなにほうこくです。「ねえねえ、このどんぐりで、どんぐりゴマつくりたいな」という子。「いいよ。やろうやろう！」と３人。すると、「いいねえ。先生もコマはとくいなんだよ」とホーレイ先生。「みんなも、家（いえ）や学校のまわりで、秋を見つけてあそんでみよう！」といいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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あきのおもちゃであそぼうよ～

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おばけの子どもたちが、人間の姿に変身して秋の公園へ。落ち葉や木の実などでおもちゃを作って遊びます。さらに年長児を招き、どうやったら楽しんでもらえるかを考えます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 どんぐりや木のみでおもちゃをつくろう 「先生！　どんぐりのコマでしょうぶしよう！」。「先生は、コマとくいだからまけないぞ～」。ホーレイ先生と子どもたちが、どんぐりのコマであそんでいます。「ねえねえ、やじろべえもつくったよ」と見せにくる子。「いいねえ。秋（あき）は、どんぐりや木のみでいろんなおもちゃがつくれるねぇ」とホーレイ先生。「たくさんあつめたから、いろんなおもちゃをつくろうよ」。「いっぱいつくってみんなであそびたい！」。「あそぼう！」とみんな。「はいはい。人間（にんげん）のすがたにへんしんして、いっぱいたのしいおもちゃをつくって、あそんでおいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 紙コップとまつぼっくりでけんだまづくり 人間（にんげん）のすがたになった、ゆら、さな、りょうの３人は、秋（あき）の公園（こうえん）で、いろいろな色（いろ）のはっぱや、木のえだ、木のみをたくさんあつめました。さっそくおもちゃをつくります。りょうはどんなおもちゃをつくるのでしょう。紙（かみ）コップのそこにまつぼっくりをひもでとめると…、けんだまです。紙コップをもって、いきおいをつけてもちあげ、つるしたまつぼっくりを紙コップでうけとめます。さながやってみますが、「あれ？」。なかなかうまくいきません。さなは、けんだまがにがてなようです。何回（なんかい）も何回もれんしゅうして…、やった！　せいこうだ！ 【scene 03】 “どんぐりのめいろ”づくり つぎは、みんなでいっしょにあそべるおもちゃをかんがえます。「ペットボトルにどんぐりをあててたおす」とりょう。「めいろ、つくろう。けっこうむずかしいやつ」とゆら。そこでまずは、“どんぐりのめいろ”づくりです。ダンボールのボードに、ほそくきったダンボールでどんぐりがころがる道（みち）をつくったり、はしをつくったり。「できた！　“どんぐりめいろ”。スタートからどんぐりをうごかして、ゴールまでいく」とゆら。トンネルやはしもあるけど、どんぐり、とおれるかな…。 【scene 04】 むずかしい！　でもたのしいめいろ どんぐりのめいろ。まず、りょうがやってみます。「せーの！」。ダンボールのボードをかたむけて、どんぐりを道（みち）にそってころがしていきます。でも…。なかなかどんぐりはすすみません。ちょっとむずかしすぎ？ 「むずかしい」とりょう。でも、「むずかしいほうがいいんだもん」とさな。ゆらも、「むずかしいのがたのしい」といいます。なるほど。一生けんめいボードをかたむけたり、うごかしたり。なんとか３人とも、ゴールしました！ 【scene 05】 “あきのはっぱボウリング”かんせい！ もう一つ、りょうがおもいついたのは…。「秋（あき）のものをつかって、いっぱい色（いろ）があるから…」と、大きなはっぱをペットボトルにまきつけていきます。そして、「どんぐり、中に入れて、それでなるようにして…」と、ペットボトルのふたを２つはりあわせたものの中にどんぐりを入れました。ふると、「カシャカシャ」と音がします。さらに、はっぱをまいたペットボトルをならべて、“あきのはっぱボウリング”かんせい！　立てたペットボトルそれぞれに点数（てんすう）をかきました。とおいところのほうが、たかい点数です。 【scene 06】 ボウリングのあそびかた 「これをとばして、ペットボトルにあてて、点数（てんすう）のたかさでしょうぶする」とりょう。どんぐりの入ったペットボトルのふたをとばすのです。まずりょうがやってみると、「50点と50点だから、100点」。２本たおしました。もういちどやると、「すごい！　200点たおれた！」。いちばんおくの200点のペットボトルをたおしました。さなは、50点。「もっとなげかたをうまくできれば、もっといっぱい、一気にぜんぶたおせたり」といいます。ゆらは…。「０点！」。しっぱいです。もういちどやってみると、こんどは２本たおせました。秋（あき）のおもちゃでおもいっきりあそべましたね。 【scene 07】 「あきのさくひん」 ３人があつめたはっぱやどんぐり、木のみでつくったさくひん。どんぐりのやじろべえ。いろいろな色（いろ）や形（かたち）のはっぱをくみあわせた、木やハートの形の絵（え）。えのぐで色づけしたかれえだやはっぱ。まつぼっくりや木やはっぱでつくったドラゴン。いろいろなさくひんができました。 【scene 08】 年長さんたちをしょうたいしよう たのしくあそべる秋（あき）のおもちゃができたので、来年（らいねん）一年生になる年長（ねんちょう）さんたちをしょうたいすることにしました。わかりやすく、あそびかたのルールをかきます。そしてしょうたいじょうづくり。『しんいちねんせいへ』とかいたしょうたいじょうを、手づくりのふうとうに入れました。年長さん、たのしんでくれるかな？ 「たのしそうにえがおでやってくれたらいいな」とさな。「カッコいいなっておもわれたい」とゆら。『カッコいい』。いってもらえたらいいね～。 【scene 09】 “あきのおもちゃランド”へようこそ ドキドキしながらまっていると、３人の年長（ねんちょう）さんがやってきました。「あきのおもちゃランドへようこそ」。そういうと、年長さんたちも「よろしくおねがいします」とあいさつ。ゆらたちは、それぞれひとりずつ年長さんをあんないします。「どんぐりめいろは、スタートからゴールまでどんぐりでいくのね」とせつめいするゆら。「こう？　どこどこ？　あなぼこ？」。めいろのボードをもってやってみる年長さんを、ゆらも手つだいます。「おー、いった。ゴール！」とゆら。「めいろがすごい」と年長さんもよろこんでくれました。うまくせつめいできてよかったね。 【scene 10】 年長さんといっしょにあそぼう 「ここをもって、ギューッとしゃがんで、こう、上げて」。けんだまがにがてだったさなが、一生けんめいけんだまをおしえています。「まつぼっくりを魚（さかな）だとおもって」とさな。すると、「あ、入った！」。年長さんもうまくけんだまができました。そしていちばんのおすすめは、“あきのはっぱボウリング”。「やってみよう」。「すごい。これ何点（なんてん）だ？」。「10点」。「いくぜ！」。「おー、90点。すごい」。みんなもりあがっています。 【scene 11】 “あきのおもちゃランド”大せいこう！ さいごに、かんそうをききました。「たのしかった」とみんな。そして、「ペットボトルのピンって、どうやってつくったんですか？」としつもんが。「はっぱをはって、キャップにどんぐりを入れて」とさながせつめい。「できそう。やってみたい」と年長さん。「たのしく、みんなでなかよくあそべるようにしたいといってたけど、それが本当（ほんとう）のことになった」とさなもうれしそうです。「ちゃんとせつめいできたとおもう」とりょう。すると、年長さんが「カッコいいとおもった、お兄さん」といってくれました。みんなでいっしょに、たのしくあそべましたね。“あきのおもちゃランド”、大せいこう！ 【scene 12】 みんなも秋のおもちゃをつくってあそぼう！ ３人がおばけの学校にもどってきました。「年長（ねんちょう）さんがよろこんでくれてよかったね！」といわれ、「カッコいいっていわれて、うれしかった」とゆら。「みんなが一年生になったら、こんどはいっしょにつくってみたいな」とさな。はっぱをまいたペットボトルを見て、「ねえねえ、これはどうやってあそぶの？」ときかれ、「どんぐり入りのキャップをあててたおすんだよ」とりょうがせつめいします。「やりたい、やりたい！」とみんな。「いいねえ。あとで先生もやらせてもらおうかな」とホーレイ先生。「みんなも、秋（あき）のしぜんでおもちゃをつくって、あそんでみよう！」といいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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かぞくにっこり大さくせん

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「おうちの人を笑顔にしたい！」というおばけの子どもたちが、人間の姿に変身！洗濯物を畳んだり、自分の部屋を片付けたり、家の中で自分ができることに気づきます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 おうちの人のえがおが見たい 「朝（あさ）、大きらいなにんじんをがんばってたべたらほめられたんだ」。「すごい！わたしは妹（いもうと）とけんかしておこられちゃったよ」。「やっぱり、おこられるよりニコニコしてもらえるのがうれしいよね」。おばけの子どもたちがはなしています。ホーレイ先生も、「そうだね。おうちの人のえがおって、いいよねぇ」といいます。「た～くさん、えがおが見たい！」、「ねえ、わたしたちで、みんなをえがおにできること、さがしてみようよ」、「たのしそう！　名づけて、『にっこり大さくせん』！」と子どもたち。「それじゃ、人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。たくさんえがおにしておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 おうちの人がにっこりするのはどんなとき？ 人間（にんげん）のすがたになった、あすか、おう、さなの３人。「さくせんかいぎ、しよう！」。まずは、おうちの人がどんなときににっこりするのか、かんがえます。「どんなことだとおもう？　にっこりするとき」とあすかがききました。「ピアノのれんしゅうのときに、ひけたらわらってくれる」とさな。なるほど。ほかには？ 「サッカーをがんばったとき！」とおう。「いっしょにカルタをしているとき！」とさな。にっこりするばめん、いろいろありそうですね。みんながこれからちょうせんしたいのは、どれかな？ 【scene 03】 ３人それぞれのさくせん あすかは？ 「“せんたくものたたみ大さくせん”。みんなのせんたくものをきれいにたたんで、かぞくをよろこばせます」。おうは？ 「かたづけをする。一人でせいりせいとんする」。自分（じぶん）のことは自分でするんですね。さなは？ 「すいとうあらいをやってみたい」。３人とも、さくせんがきまりました。「がんばるぞ～！」。 【scene 04】 せんたくものたたみ大さくせん さっそく、あすかが家（いえ）にかえって、さくせんかいし。「ただいま～」。「おかえり」。あすかは、お父さんとお母さんと弟（おとうと）の４人ぐらし。だから、せんたくものもたくさん！　こんなにたくさんたためるの？　まずは、かんたんそうなタオルから。きれいにたたむにはどうすればいいのかな？ 「はじとはじをあわせる」。なるほど。こんどは、弟のシャツにちょうせん。「こうして…こうで…じゃない。まって、あれ？」。おりたたんでいきますが、なんだかむずかしそうです。 【scene 05】 「きれいにたためてるね。ありがとう！」 もういちど、やりなおし。「もうちょっと首（くび）のほうまでもってきて、おりがみみたいに…。そうそう、じょうず！」とお母さん。こんどはきれいにできました。15分（ふん）かけてぜんぶたたんで、この日のさくせんはしゅうりょう。「おわったよ～」。おうちの人のえがお、見られるかな…？ 「きれいに四角（しかく）にたためてるね。ありがとう！」とお母さん。やったね！ 【scene 06】 せんたくものをたたむのってたいへん！ さくせんは一週間（いっしゅうかん）つづけられました。たいへんなことはあったのでしょうか。あすかのかんそうは…。『パパのシャツは大きかったので、すこしたいへんでした。まっすぐになるようにおりかえしたら、きれいな四角（しかく）になりました』とあります。おうちの人はどうおもったのでしょう。『毎日（まいにち）たくさんせんたくものをたたまないといけないので、とてもたすかりました。タオルもようふくもちゃんと四角になっていて、じょうずにできていました』とかんそうがかかれていました。せんたくものをたたむのって、たいへんなんですね。 【scene 07】 すいとうあらい大さくせん さなは、おうちの人のかわりに、妹（いもうと）のおせわをすることにちょうせん中です。きがえを手つだったり、はをみがいてあげたり。そして、自分（じぶん）がつかったすいとうを自分であらう“すいとうあらい大さくせん”も！　すいとうって、あらいにくいよね。 【scene 08】 せいりせいとん大さくせん おうは、自分（じぶん）のへやをきれいにする“せいりせいとん大さくせん”。本を本だなにもどしてならべ、ようふくもハンガーにかけてつるします。あそんだおもちゃもきれいにかたづけました。「きれいになると、気もちいいな～っておもった」。みんな、一週間（いっしゅうかん）がんばりました。 【scene 09】 さくせんのけっかは？ みんなのさくせんはどうだったかな？　まずは、あすかから。「こっちをこうして…。これは半（はん）そでだから…」とシャツをたたんでみせます。さいしょはうまくたためなかったシャツも、じょうずにたためるようになりました。つづいて、“すいとうあらい大さくせん”のさな。「はじめ、スポンジであらおうとしてぜんぜん中に入らないから、ブラシを中に入れてぐりぐり」。きれいにあらうほうほうを見つけました。さいごは、“せいりせいとん大さくせん”のおう。「つくえがきれいになると、毎日（まいにち）べんきょうがしやすいとおもった」。おうちの人が『すごいね～』っていってくれて、うれしかったようです。「さなも、おそうじ毎日しなきゃなっておもった」とさなもいいます。 【scene 10】 いろんなにっこり大さくせん いろいろな“にっこり大さくせん”を見てみましょう。朝（あさ）、“ひとりでおきる”。自分（じぶん）で自分の“うわばきをあらう”。おうちのお手つだいで“おふろをあらう”。おうちの人の“かたもみ”。おうちの人と“いっしょにあそぶ”…。 【scene 11】 おうちの人に気もちをつたえよう にっこり大さくせん。やってみてどうだった？ 「みんながよろこんでくれたから、がんばってよかったなっておもう」とあすか。「お母さんたちがいつもたいへんだから、手つだってあげたいなっておもう」とさな。３人は、おうちの人にいまの気もちをつたえることにしました。おうはお母さんへ。『いつもありがとう。手つだいできることはやるからね。ぼくも自分（じぶん）のへやは自分でかたづけるよ』とかきました。さなは妹（いもうと）へ。『ちなみへ。きょうのよる、本をよんであげるよ。ちなのおせわがんばるね』。あすかはかぞく３人へ。『いつもいろいろしてくれてありがとう。これからもいろんなことにちょうせんするね』。にっこりえがおも見られて、自分ができることもいっぱい見つけられましたね。 【scene 12】 みんなはどんなさくせんで？ おばけの学校にもどった３人がクラスのみんなにほうこくします。「えがおが見られて、うれしかったね～」。「にっこり大さくせん、大せいこう～！」。ホーレイ先生も、「ほっほほ、みんなもいいえがおだ！」とえがおでいいました。「これからは、自分（じぶん）のことは自分でしなきゃっておもったよ！」とおう。「わたしにもできることがいっぱいあるってわかったんだ～！」とさな。するとホーレイ先生が、「みんなはどんなさくせんで、おうちの人をえがおにしたいかな？」といいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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ふゆをたのしくすごそう

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冬はとっても寒い季節。でもおばけの子どもたちは、寒さに負けず冬を探しに公園へ。公園で見つけた冬の楽しさとは？

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 冬にしかないものをさがそう！ 「さむーい！　北風（きたかぜ）でピューッてとばされそうになった」。「外（そと）に出たくないなぁ」。子どもたちがはなしています。「おやおや？　冬（ふゆ）の外にはたのしいことはなにもないのかな？」とホーレイ先生。「あるよ。雪（ゆき）あそびとか、こおりをさわったりとか」。「お花さいてるかなぁ？」。「虫はどうしてるんだろう？」。「冬にしかないものがあるかもしれないよ」。「わぁ、みんなでさがしにいきたーい！」とみんな。「はいはい。人間（にんげん）のすがたにしてあげるから、冬にしかないものをさがしておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 しもばしらをはっけん！ 人間（にんげん）のすがたになった、あかね、しう、けいの３人が、公園（こうえん）にやってきました。冬（ふゆ）の公園にはどんなものが見つかるかな？ 「しもばしらとかあって、それをふんだり…」とあるいていくと、「あっ、あった！」。あかねがなにか見つけました。「ここ！　ここ見て！」。「しもばしら！」。「こおりみたいなのが」。土の中にしもばしらができています。さわってみて、「わぁ、つめたい。けっこうしめってる」としう。「れいぞうこみたい」とあかね。「これ、いちばんでっかい！」。けいが大きなしもばしらを見つけました。「ほうせきみたい」としう。ずいぶん大きなしもばしらですね。 【scene 03】 しもばしらをふんだ音は「カリカリ」 「ここが、ふむとカリカリいってた」。しうが、しもばしらのあるところをふみながらいいました。あかねとけいもじめんをふんでみます。「あ、ほんとだ！」。「ほんとだ。カリカリいってる！」。音をきいて、たしかめました。「冬（ふゆ）はさむいから、こおりが土にちょっとずつできてくるとか？」としうがいいます。なるほど。さむいから土の中にこおりができるのかもしれませんね。 【scene 04】 とうみん中のカタツムリをはっけん！ 「あ、あそこになんかありそうじゃない？」。あかねがはしっていきました。しばふの上の木のきりかぶに…。「あった！　カタツムリ！」とあかね。からの入り口のほうは色（いろ）がうすく、おくのほうは色がこく見えます。「うすいところはいなくて、こいところはカタツムリがいるから、中に入っているってことがわかる」とあかね。さらに、「とうみんしているから、ここにカバーがついている」といいます。見ると、入口がふさがっていました。どうしてわかったのかな？ 「ほいくえんでカタツムリかってて、そのときに見たの」。 【scene 05】 冬の木はどうなっている？ 「うわぁ、でっかい木があった！」。しうが大きな木を見つけました。木のみきをさわって、「なんかザラザラしてる。秋（あき）は赤いもみじとかいっぱいあったけど、冬（ふゆ）になるとぜんぶはっぱがなくなってることがおおい」といいます。なるほど、はっぱがすっかりなくなって、えだだけになっていますね。 【scene 06】 花のめをさがしてみよう 冬（ふゆ）のもの、ほかにもなにか見つけられるかな？　３人は、公園（こうえん）で花だんのおせわをしている山口さんに出あいました。「お花は冬、どうやってそだつんですか？」ときくと、「ほとんどの花はね、まだお花にならないで、ねてるとおもいます」とのこと。そして、「もう、めが出ているから、さがしたらいいよ」とおしえてくれました。そこで花のめをさがすと…。「あ、つぼみ！　ちっちゃいめがあった」と、あかねが小さいめを見つけました。花だんにも小さな花のめが。「どんな花のめですか？」ときくと、「チューリップ」と山口さん。春（はる）になったらチューリップがさくのです。たのしみですね。 【scene 07】 北風であそぼう！ さて、つぎはなにをする？ 「紙（かみ）ひこうきやりたい。北風（きたかぜ）がふいてると、けっこうたかく上がるかなって」としうがいいます。なるほど、けっこう北風がふいています。さっそく、紙ひこうきをつくってみましょう。できあがったら、みんなでいっしょにとばします。「せーの、それっ」。とんだ！　北風にのって、ずいぶんとおくまでとばせましたね。 【scene 08】 「ゆきあそび」 いろいろな、ゆきあそび。スコップで雪（ゆき）をあつめて、雪山づくり。雪をまるくかためてつみあげて、雪だるま。雪のおうち、「かまくら」をつくろう。雪のしゃめんをすべりおりる、そりあそび。 【scene 09】 どんな冬を見つけた？ みんながきょう見つけた“冬（ふゆ）”について、まとめてみます。どんなふうにまとめようかな？　するとしうが、「冬といえばお正月でしょ。お正月のあそび、カルタ」といいました。そこで、カルタのふだに、みんなが見つけた“冬”をかくことにしました。しうがまず『しもばしら』とかきました。「木の下の日かげ、しめってるばしょにたくさんあった。シャキシャキしててふんだらいい音がした」。けいに「虫、さがしたよね」といわれ、あかねは「カタツムリ、とうみんしてたよね」とおもいだし、『かたつむり』とかきました。 【scene 10】 見つけた“冬”をカルタにしよう けいがかいたのは『かみひこうき』です。「やさしくなげると、北風（きたかぜ）がどんどんふわふわってとんでくる」としう。さらにあかねは、『チューリップ』とおもいだしました。チューリップのめの絵（え）をかきます。するとけいが、「冬（ふゆ）になんでめがそだつんだろうっておもった」といいます。「だって、もうすぐ春（はる）だからじゃない？」とあかね。「あったかくてぽかぽかするから、『あ～春だ』って出てくるんじゃない？」としうがいいます。「春がちかいからね、いま」とあかね。「うん、そうだね」とけい。 【scene 11】 できあがったカルタであそぼう！ どんなふうにかけたかな？　まずは、あかね。『かたつむり　ふゆだから　とうみん中』。つぎは、しう。『しもばしら　しゃきしゃきいい音　きもちいいな』。けいは、『かみひこうき　たかくとんで　しんきろく』。みんなはほかにもいろいろな絵（え）とことばをかいて、たくさんカルタができました。では、このカルタであそびましょう！ 『かたつむり　ふゆだから　とうみん中』。「ハイッ！」。『はっぱがね…』。「ハイッ！」。みんな、冬（ふゆ）にしかないものをたくさん見つけられましたね。 【scene 12】 みんなも冬を見つけてあそんでみよう！ 「ただいま！」。３人がおばけの学校にもどってきました。「たくさん冬（ふゆ）にしかないものを見つけて、カルタにしたよ」。しうがみんなにほうこくします。「これ、チューリップのめをかいたんだ。花がさいたら２年生だね」と、あかねはカルタの絵（え）を見せました。「わたしもカルタやりたい！」。「わたしも！」。「ぼくも！」。そこで、みんなでカルタをすることに。しうが、ふだをよみます。『きたかぜ　ぴゅうぴゅう　きもちいいな』。「ハイッ！」。みんなたのしそうです。「いいねぇ。みんなも、冬を見つけてあそんでみてね！」とホーレイ先生がいいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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おもい出たくさん　１年生

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１年生の成長がテーマ。１年間の様々な写真を、本や地図やカレンダーに整理します。整理してみて気がつくこととは？

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 たまったしゃしんでなにかできないかな？ 「ねえ、見て見て！　タブレットの中に、みんなで学校たんけんをしたときのしゃしんを見つけたよ」。そこに、「みんな、学校やおうちでとったしゃしんがたまってきたね。しゃしんをつかって、なにかできないかな？」とホーレイ先生。「ぼくはたのしかったことやがんばったことを本にまとめたいなぁ」。「わたしは地図（ちず）。どこでどんなおもい出があったか、わかるから！」。「わたしは、しゃしんをつかってカレンダーをつくりたいな」。「いいねぇ。それじゃ、人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。しゃしんをつかっておもい出をまとめておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 カレンダーをつくる 人間（にんげん）のすがたになった、ゆうや、はな、ゆまりの３人が学校にやってきました。みんなが一年間（いちねんかん）にとったしゃしん、たくさんありますね。まずは、つかいたいしゃしんをせいりしましょう。はながつくるのは、カレンダー。月ごとに１まいのしゃしんをえらぶことにしました。「これは９月のしゃしんです。はじめてさかあがりができたやつと、お茶（ちゃ）をいれたやつ」。どっちがいいのかな？ 「やっぱり、こっち。おもいきって足を上げようとして、がんばったらできてうれしかったから」とはな。はじめてせいこうしたときの気もちをおもいだしたんですね。 【scene 03】 本にまとめる つづいて、本にまとめるゆうや。どんなしゃしんがあるのかな？ 「たのしかったのは、いそあそびにいって、カニを２ひきつかまえられたこと」。「これはきれいな夕やけです。おもしろい形（かたち）の雲（くも）があったのでびっくりしました」。おもしろい雲をよく見つけましたね。たくさんあるしゃしん。ゆうやは、「きれい」、「たのしかった」、「がんばった」。この３つのテーマで本にまとめることにしました。テーマに合（あ）わせたしゃしんをえらぶときは、３つのテーマのへやにわけるとべんりです。できるようにがんばったこと。いろいろなばしょで見つけたきれいなもの。わすれられないたのしかったこと。３つのテーマにうまくせいりできました。 【scene 04】 地図にまとめる おもい出を地図（ちず）のようにまとめることにしたゆまり。「わたしは学校でアサガオをそだてました。アサガオのはっぱがハートみたいで、かわいかった」。そして、「こうえんで、セミのからを見つけました。ようちえんのころは虫がさわれなかったけれど、小学校になったら虫がさわれるようになってうれしかった」。ゆまりはたくさんあるしゃしんを、「学校のことは学校のことでまとめて、公園（こうえん）とか、はたけとか、そういうところをまとめて」といいます。なるほど。学校、電車（でんしゃ）、公園、家（いえ）など、とったばしょでわけてみるのもおもしろいね。 【scene 05】 おもい出のしゃしんをとろう おもい出のしゃしんをとろう。「弟（おとうと）といっしょにあそんでたのしいおもい出になる」と、ゆまりは弟のしゃしんをカシャッ。ゆうやは、「上手っていわれてうれしかった」と、がんばって書（か）いたかん字のしゃしんをカシャッ。はなは、「できた！」と一りん車にのっているところ。「いっぱいれんしゅうしたから、上手になった」。一りん車といっしょにカシャッ。 【scene 06】 せいりしたしゃしんをまとめていこう せいりしたしゃしんをつかって、それぞれまとめていきます。ゆうやは、本のページごとに、おなじテーマのしゃしんをまとめています。ゆまりは、「学校はここらへんにする」と、ばしょごとにしゃしんをはって、まわりに絵（え）をかいて地図（ちず）に。はなのカレンダーは、タブレットでつくることにしました。しゃしんには、そのときの気もちも書（か）きこみました。 【scene 07】 ゆうやがつくった本 さぁ、どんなふうにできたかな？　みんなではっぴょうします。さいしょは、ゆうやがつくった本。「まずは、『たのしかったこと』からです。海（うみ）にいきました。はしると、すながやわらかくて足が気もちよくなりました。つぎに、『がんばったこと』です。うんどうかいの50メートルそうで、２いになりました。ほいくえんのときよりはパワーアップしているなとおもいました」。本をひらくと、一年のおもい出がひと目でわかるようになっています。 【scene 08】 ゆまりがつくった「おもい出の地図」 つづいて、「わたしのおもい出の地図（ちず）をはっぴょうします」とゆまり。ゆまりの『おもい出の地図』には、ばしょごとにはっけんしたものや、できるようになったことがいっぱい。この一年、いろいろなばしょでおもい出ができたんですね。「まちでは大きなにじや、かわいいマンホール、いろんなものを見つけました」。「大すきなおばあちゃんと、いっしょにはたけにいきました。ねぎや大こんがいっぱいとれて、うれしかった」。 【scene 09】 はなのつくったカレンダー はなは、カレンダー。「これは５月のしゃしんです。はじめてのテストで、ちょっとふあんだったけど、100点（てん）をとれてうれしかった」。はくしゅするゆうや。「すごいね」とゆまりもいいます。「12月のしゃしんです。一りん車の空中のりで、手をぼうとかにつかまらないでのることができて、うれしかった」。ゆうやとゆまりは、「へぇ、すごい」とまたはくしゅしました。 【scene 10】 １年生のしゃしんをまとめてみると… １年生のしゃしんをまとめてみて、どうだった？ 「ふりかえってみると、ようちえんよりいくばしょがふえて、うれしかった」とゆまり。「おもい出にまとめると、こんなことがおきたんだよってみんなに知（し）らせやすくなるし、小学校になってから、ようちえんよりできるようになったことがいっぱいある」とはな。１年生のおもい出、たくさんあったんですね。うまくまとめられましたね。 【scene 11】 みんなもしゃしんをつかっておもい出をまとめてみよう 「ただいま！」。３人がおばけの学校にもどってきました。「カレンダーにまとめたら、９月にさかあがりができるようになったことをおもい出したよ」とはな。「わたしは８月におよげるようになったよ！」とゆまり。「これからも、もっといろんなことができるようになるといいなぁ」とゆうや。「じゃあ、２年生になったらできるようになりたいこと、このつづきに書（か）くのはどう？」とはながいいました。「いいねぇ！」。みんなは、できるようになりたいことを口々にいいます。「みんなも、しゃしんをつかっておもい出をまとめてみない？　いろんなはっけんがあるかもよ」とホーレイ先生がいいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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はっけん 大きくなったわたし

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おばけの子どもたちは、もうすぐ３年生。入学したころからの成長を振り返り、身体が大きくなっただけでなく、自分でできるようになったことが増えたと気づきます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル) 【scene 01】 自分はどうやって大きくなってきたのかな 「ねえねえ、さいきん、ぼうしが小さくなった気がするの」。「ぼくも。ちょっときつくなったよ」。「見て見て。わたしはぜんてんがじょうずにできるようになったよ」。みんながはなしています。「ほっほ～。みんなももうすぐ３年生だねぇ。入学したころとくらべると、かわったところがたくさんあるんじゃないかな」とホーレイ先生。「とくいなことがふえたよ」。「体（からだ）が大きくなった」。「自分（じぶん）がどうやって大きくなってきたのかしりたくなってきた」とみんな。「よーし、いろいろしらべて、自分のことをたくさんはっけんしておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 今の自分をそのままポスターに 人間（にんげん）のすがたになった、りゅう、なつ、ももの３人がさっそくはじめたのは…。ゆかに大きな紙（かみ）をしき、そこにねそべって、体（からだ）の形（かたち）をうつしとること。そして、顔（かお）や体もそっくりにかき、色（いろ）をぬっていきます。「たいへん。自分（じぶん）の体が大きいぶん、ぬるところがいっぱいあるから」とりゅう。今（いま）の自分の身長（しんちょう）をかきこんで、自分がそのままポスターになりました。かべにはって、できあがりかな？ 「ドッジボールができるようになったこととか、かきたい」とりゅう。できるようになったことをかくんですね。 【scene 03】 自分ができるようになったことは たとえば、なつはサッカー。「さいしょは、ボールをあんまり前（まえ）にけれなくて。でも今（いま）は、足がはやくなったからボールにおいつける」。ももは、「大きな声（こえ）ではっぴょうできるようになった。さいしょはなにをいってるのかきこえなかったけど、今ははきはきといえるようになった」。そしてりゅうは、「まちの人とふれあえるようになった。まちたんけんのときに、しつもんしたり、自分（じぶん）から声（こえ）をかけてみたりとか」。ほかにも、『さかあがりができるようになった』（りゅう）、『どうぶつの気もちをかんがえられるようになった』（なつ）。できるようになったこと、たくさんありますね。 【scene 04】 おたがいのいいところもかこう こんどはちがう色（いろ）の紙（かみ）になにかかいています。「もものいいところは、日記（にっき）をがんばってかくところです。やさいをそだてるときに、文も絵（え）もじょうずにかいてた」となつがいいました。「そういってくれてうれしいな」ともも。おたがいのいいところをかいたんですね。『りゅうのいいところは、なんでもせっきょくてきにやる』（なつ）。『なつのいいところは、えがおがすてき』（もも）。すると、「自分（じぶん）のむかしのことをしりたい」となつ。「ほいく園（えん）の先生とか、いろんなことをおしえてくれた人たちに、どんな子だったかききたい」とりゅうもいいます。いろいろな人にはなしをききたくなったようです。 【scene 05】 サッカーのコーチにきいてみる そこで、なつがあいにいったのは、サッカーのコーチ、木村さんです。木村さんが見せてくれたのは、小さい黄色（きいろ）のボール。なつが４さいのころにつかっていたボールです。「むかしはこれがけりやすかった。今（いま）は大きいほうがけりやすいから、足が大きくなったかな」となつ。すると木村さんが、「いちばんせいちょうしたのは、みんなをまとめようとする気もちがつよくなってきたこと。ともだちがさぼったり、ころんだり、そういうときに、どう声（こえ）をかけてあげるかを自分（じぶん）でかんがえていえているとおもいます」といいました。せいちょうしたのはサッカーのわざだけではないんですね。 【scene 06】 ようち園の先生にきいてみる ももは、ひっこしをしてあえなくなったようち園（えん）の工藤（くどう）先生に、テレビでんわではなしをききました。ももがさいきんかいた絵（え）を見せると、「ようちえんにきたころはね、お顔（かお）から足が生えてたんだよ」と工藤先生。おもわずわらってしまうももです。そのころの絵を見ると…、ほんとだ！　顔から足が出ていました。さいきんの絵とくらべてみると、かなりかわりましたね。「じゆうちょうに絵をいっぱいかいてきた。絵はちょこちょこじょうずになってきた」ともも。 【scene 07】 いつもあそんでくれる人にきいてみる こちらは、りゅうとほうかごにあそんでくれる本間（ほんま）さん。手紙（てがみ）でりゅうのことをおしえてくれました。『りゅうくん。１年生のころは、おなじ１年生とよくあそんでいましたね。さいきんでは、カードゲームで上きゅう生にいどんだり、ともだちのはばもひろがっているなとかんじています』。この手紙をよんで、「わすれてたけど、あ、そうだったなと、おもいでがよみがえってきた」とりゅう。 【scene 08】 「今のわたしになるまで」 『今（いま）のわたしになるまで』。なつ、もも、りゅうの小さいときからのしゃしんを見てみましょう。なつの０さい、４さい、６さいのころ。ももの０さい、５さい、６さいのころ。りゅうの０さい、５さい、６さいのころ。大きくなっていくようすがよくわかりますね。 【scene 09】 “せいちょうすごろく”であそぼう 自分（じぶん）のこと、たくさんはっけんできたので、「すごろく」にまとめることにしました。できごとを小さいころからじゅんばんにならべて、ゴールは「３年生」。りっぱな“せいちょうすごろく”のかんせいです。スタートは「入園（にゅうえん）」。なつがさいころをふって３つすすみました。とまったマスには『さいしょ、サッカーをはじめたとき、まだシュートが下手（へた）。ちょっとくやしい』とかいてありました。ようち園のころは、まだシュートができなかったんですね。「シュートができるようになったのは、ともだちといっぱいれんしゅうしたり、先生にはげまされたりしたからかなとおもう」となつ。 【scene 10】 どうやって大きくなってきたか、はっけん！ 「小学校」に入り、「２年生」に。つぎにとまったマスは、『カードゲームを上きゅう生にいどめるようになった』（りゅう）。つづいてとまったマスには、『１年生にやさしくできるようになった』（もも）とありました。自分（じぶん）がどうやって大きくなってきたのか、たくさんはっけんできましたね！ 【scene 11】 せいちょうしたことをはっけんしてみよう！ 「見せて、見せて～」。おばけの子どもたちが“せいちょうすごろく”のまわりにあつまってきました。「すごろくをつくったら、３年生になるのがたのしみになってきた！」とりゅう。「３年生になったら、リフティングができるように、もっとれんしゅうがんばるんだ～！」となつ。「ねぇ、こんどは、クラスみんなのぶんもたして、大きなすごろくにしようよ！」ともも。すると、「やりたい！　やりた～い！」とみんなもいいました。「ほっほ～。せいちょうしたことをともだちとくらべあうのもたのしいね！」とホーレイ先生。「みんなもたくさんはっけんしてみてね！」といいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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学校ってたのしいよ！

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おばけの子どもたちが、小学1年生の人間の姿に変身！これから入学してくる年長の子どもたちを小学校に招待し、一緒に楽しく遊びます。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 年長さんといっしょにあそびたい！ 「ねえねえ、わたしたちもおねえさんになってきたよね」。「うん。もうすぐ２年生だし、いろんなべんきょうができるようになったよ」。みんながはなしています。「ほっほ。もうすぐ年長（ねんちょう）さんも入学してくるからねぇ」とホーレイ先生。「みんなであそびたい！」。「じゃあ年長さんに、学校にあそびにきてってお手紙（てがみ）を出さない？」。「いいねいいね。学校をあんないして、いっしょにあそびたいね」。そこで…『ねんちょうさんへ…』とお手紙をかきはじめます。「できた！　先生！」。「はいはい。お手紙は先生が出しておくから、ひと足先にいっておいで。人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。学校のたのしいところ、いっぱいおしえてあげてよ。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもたちはへんしん！ 【scene 02】 学校へようこそ 人間（にんげん）のすがたになった、しう、りん、ななみの３人が、教室（きょうしつ）にやってきました。年長（ねんちょう）さんがきたらどうするか、はなしあいます。「やさしくおしえてあげたり」、「いっしょにあそんだり」。いよいよ年長さんが学校にやってきました。しう、りん、ななみは、それぞれひとりずつ年長さんの手をひいてあんないします。まず、「ここが１年生の教室（きょうしつ）」。「算数（さんすう）とか国語（こくご）のべんきょうをする」。すると、「すっごいひろい」、「こくばんがようちえんにないからびっくりした」と年長さんたち。１年生になると、こういうおへやでべんきょうするんですね。 【scene 03】 １年生になるのってたのしみ？ つぎにむかったのは…。「これは図工室（ずこうしつ）。工作（こうさく）とかのべんきょうのへや」。木のいすにさわってみる年長（ねんちょう）さんたち。学校には、はじめて見るものがいっぱいです。年長さんは１年生になることをどうおもっているのかな？ 「いっぱいべんきょうするのがたのしみ」。「ともだちできるかなぁって、しんぱい」。するとしうが、「学校に入学して、ちょっとふあんでないちゃったときもあるんだけど、だんだんなれてきて、ともだちもいっぱいできたからいいなぁっておもった」といいました。１年生も、さいしょはふあんだったんですね。 【scene 04】 だんボールでおうちをつくろう！ 図工室（ずこうしつ）で、なにができそう？　のり、クレヨン、えんぴつ、はさみ、カラーペン、ねんちゃくテープ…。いろいろなざいりょうがあります。だんボールもあります。さっそく、１年生と年長（ねんちょう）さんでペアになって、工作（こうさく）かいしです。りんのチームは、大きなだんボールをもってきました。「まず、先につくりたいのは、やね」と年長さん。だんボールをテープでつなげて、やねができました。だんボールをきるのは、１年生がやります。ドアのかたちにきって、おうちのかんせいです！ 「せまいけど、いいかんじ」。やねのひさしの下は、「ここは、もし雨がふったら雨やどりできる」そうです。ちよっとすごいね！ 【scene 05】 すてきなテーブル、たのしい電車 こちらはななみのチーム。だんボールのはこに、きれいなおり紙（がみ）をはりあわせて…、すてきなテーブルのできあがりです。しうのチームがつかうのは、すこし小さめのはこ。なにができるかな？ 「まず先頭（せんとう）だ」といいます。先頭…ということは…。「できた！　電車（でんしゃ）、かんせい！」。だんボールのはこの電車でした。年長（ねんちょう）さんをのせてうしろからおしてあげて、「電車、とおります！」としう。「まもなく、えき、とうちゃく～」。たのしそうです。３チームそれぞれ、たのしいおもちゃができました。 【scene 06】 みんなが入れるめいろをつくりたい こんどは、みんなでいっしょになにかつくれないかな？　すると、「わたしは、人間（にんげん）が入れるめいろをつくりたい」と年長（ねんちょう）さん。みんなは、大きなめいろをつくって、そこにさっきのおもちゃをおくことにしました。まず、おうちからしゅっぱつして、ながいめいろをぬけたら、えき。そこには電車（でんしゃ）がまっています。この電車が、きれいなテーブルのあるすてきなレストランにつれていってくれます。 【scene 07】 めいろづくりスタート！ さっそく、めいろづくりスタート！　みんなは教室（きょうしつ）にだんボールをたくさんはこんできました。「みんな、やりますよー！」。みんなできょうりょくしあって、だんボールをどんどんつなげていきます。あっ、年長さんがかべをたおしてしまいました。でも、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と１年生。やさしくいっしょになおしてくれました。レストランでつかうテーブルには、ねん土でつくったおかずをならべました。さいごに、おうちをおいてかんせいです！　みんな、どんなふうにあそぶのかな？ 【scene 08】 「めいろであそぼう」 おうちから出て、「いってきまーす！」。だんボールのめいろに入り、中をすすんでいきます。右へまがり、つきあたって、左へ。またつきあたったら、右へ。トンネルをくぐり、どんどんすすみます。えきについたらだんボールの電車（でんしゃ）にのって、レストランへ。みんなでおしょくじです。 【scene 09】 「はやく学校にいきたい！」 年長（ねんちょう）さんたちにかんそうをきいてみました。「ほんとはこういう家（いえ）、つくれないとおもってたんだけど、２人できょうりょくすればできた」。「さいしょはしんぱいだったけど、みんなやさしかったから、もうだいじょうぶたなとおもった」。みんなのかんそうをきいて、「やさしいとか、そういうことばが出てきてうれしかった」と１年生のしうがいいました。年長さんたちに「またやりたい？」ときくと、「うん、またやりたい！」、「はやく学校いきたい！」といってくれました。年長さんと１年生。学校でたのしくあそべてよかったね。 【scene 10】 いっしょにあそぶとなかよくなれる 「ただいま！」。１年生の３人がおばけの学校にもどってきました。「年長（ねんちょう）さんとみんなであそべてたのしかった～」とりん。「いっしょにあそぶと、なかよくなれるね」としう。すると、「おや？　年長さんからお手紙（てがみ）がきたよ」とホーレイ先生。ななみがみんなによんできかせます。「１年生さん、やさしくしてくれてありがとう、たのしかった、だって！」。しうが、「ねえねえ、おへんじをかこうよ」というと、「うん。かこう、かこう！」とりんとななみ。「いいねえ。みんなも、あたらしく学校に入ってくるともだちと、いっぱいあそんでなかよくなろう！」とホーレイ先生がいいました。ホーレイ！

おばけの学校たんけんだん

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つうがくろたんけん！

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就学時に感じる「子どもだけでの通学への不安」。これから学校に入るおばけの子どもは、保護者と通学路を探検しマップを作ります。通学路で見つけたのは？

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 「一人で学校までかよえるかしんぱい」 「こんにちは」。おばけの学校に小さなおばけがやってきました。「おやおや、年長（ねんちょう）さんだね。どうしたの？」とホーレイ先生。「こんど１年生になるので、小学校を見にきました」といいます。「ようこそ！　入学したら、なにやってみたい？」。「ともだちいっぱいつくったり、字をかいたりしたい！　でも、一人で学校までかよえるか、ちょっとしんぱい…」。「そうか、じゃあまずは、おうちの人といっしょに学校まであるいてみたら？　人間（にんげん）のすがたにへんしんだ。つうがくろをたんけんしておいで。ホーレイ！」。先生がステッキをひとふりすると、子どもはへんしん！ 【scene 02】 つうがくろをあるいてみよう 人間（にんげん）のすがたになった、かりんとお母さん。さっそく、お母さんといっしょに、家（いえ）から学校までのつうがくろをあるいてみます。「すごいねぇ。車とおってるね、けっこうね」。「うん」。「ほら、ガードレールっていって、車が入れないようになってるでしょ？」。「うん」。「このおうだん歩道（ほどう）は、しんごうがちゃんとあるよ」。「ほんとだ」。しんごうのあるこうさてんにやってきました。 【scene 03】 しんごうがあるこうさてんでは しんごうがあるこうさてんにやってきました。しんごうがてんめつしはじめたら…。「わたらないでまってる」とかりん。そうだね。まっているときは、どのあたりに立つといいかな？ 「ここらへん」と、かりんがすこしうしろにどうろからはなれたところに下がりました。「そうだね、そのほうがあんぜんだね」とお母さん。「青になった」と、わたりはじめるかりん。「でも、いちおう右、左、見ようね。しんごうが青でも、もしかしたらブゥーッてくるかもしれないからね」とお母さん。そうそう。車のうごきをよく見よう。わたるときは手をあげて、車からよく見えるようにしてわたろうね。 【scene 04】 見まもってくれる人と出あう しばらくいくと、しんごうがないこうさてんがありました。どうやってわたる？ 「車もいっぱいきてるよ、ほら。右も左も」と、とまどうかりんたち。すると、「おはようございます」とボランティアのおじさんがこえをかけてくれました。毎朝（まいあさ）、子どもたちのあんぜんのためにここにいるそうです。「もうすぐ１年生だね。うれしい？」とおじさんにきかれ、「うれしい」とかりん。「おじちゃんがいたらあんしんするから、目じるしにしたい。しゃしんとってもいい？」。「いいよ」。しゃしんにとっておくと、おぼえやすいね。毎日見まもってくれる人と出あえました。 【scene 05】 まがるところでは目じるしを どんどんあるいていくと、またしんごうのあるこうさてんにやってきました。「ここでね、右にまがって学校につくから、なにか目じるしさがそうか」とお母さん。「うん。これを目じるしにする」とかりんが見つけたのは、こうさてん手前（てまえ）のきいろと白のたてもの。びょうきのときにいく、小児科（しょうにか）です。道（みち）をまがる目じるしは、よくおぼえておこう。かりんはタブレットで、この小児科もしゃしんにとりました。「おぼえた？」。「うん」。 【scene 06】 ガードレールがない道は？ さらにいくと…。おや？　この道（みち）は、ガードレールがありません。「白い線（せん）があるけど、さくがないから中がわのほうがいい」とかりん。ともだちとあるくとき、よこにならぶとどうでしょう。「一人はみだしちゃうかもしれない。だから…」とたてにならぶかりん。「電車（でんしゃ）ごっこみたいにしていく？」とお母さんにきかれ、「うん」。「じゃ、一れつにいこう」。たてに一れつにならんであるくんだね。なるほど～。 【scene 07】 つうがくろではっけん つうがくろではっけん。「なの花、さいてる」。かりんが見つけました「あー、ほんとだ。春（はる）だね～。きれいだねぇ」とお母さん。「あれ、なんのマークかな？」。つうがくろのマーク。おうだん歩道（ほどう）のマーク。ひなんばしょをしめすマーク。赤いボックスの“〒”のマークは…「ポストさん、こんにちは」。 【scene 08】 だれでもつかえるこうしゅう電話 こうさてんを右にまがってしばらくあるくと…。見つけたのは、こうしゅう電話（でんわ）。だれでもつかえる電話です。「『そのままダイヤルしてください』って右下にかいてあって、110っておすと…」とお母さん。「パトカー？」とかりん。「そう。おまわりさんにでんわかけられる」。「お金入れて？」。「お金いれなくてかけられるんだよ」。でんわのかけかた、わかるかな？　じゅわきをとって、ボタンを「イチ、イチ、ゼロ」とおすと、けいさつにつながるよ。こまったときのために、かけかたをおぼえておくといいね。 【scene 09】 『こども110ばん』のマークをおぼえよう さらにあるいていくと…。「ほら、ここなに？」とお母さん。「パンやさん。やきたてのパンのにおい」とかりん。するとお母さんが、「ここにほら、なんかかいてあるよ」と、フェンスにかかれたマークを見つけました。「こども…110ばん？　あんぜん？」とかりん。「おまわりさんのお手つだいをしている人がここにいるから、ここであんぜんにまもってあげますよっていうお店（みせ）なんだって」とおかあさんがせつめいします。「そうなんだ」。かりんは、このパンやさんもしゃしんにとりました。『こども110ばん』、おぼえておくと、あんしんですね。 【scene 10】 学校にとうちゃく！ 「この学校にかようの？」。「大きいね」。かりんとおかあさんが、学校にとうちゃく！　あるいてみてどうだったか、きいてみました。「しらないものを見たり、さがしたりして、おもしろかった。いろんな人にあって、ごあいさつするのがたのしそう」とかりんがいいました。 【scene 11】 見つけたことを地図にしてみよう 見つけたことを、おうちの人といっしょに地図（ちず）にしてみましょう。おじいちゃんにも、つうがくろのことをつたえます。パンやさんになんのマークがあったかきかれ、「こども110ばん」とかりん。「こども110ばんっていうのがあるんだ」と、おじいさんもしらなかったみたい。つうがくろの地図がかんせい！　いろいろな人やものと出あえましたね。「けいさつしょとか、パンやさんがあんぜんだから、こまったときにはいく」とかりん。地図にしてみて、どうだった？ 「じしんが出てきた。じぶんで地図をかいたから、このとおりにすすめばいいんだなって」。小学校へのつうがくろ、しっかりたんけんできたね！ 【scene 12】 これであんしんしてかよえそう！ 「ただいま！」。かりんがおばけの学校にもどってきました。「おかえり。つうがくろをたんけんしてみて、どうだった？」とホーレイ先生。「おうちで、地図（ちず）をつくったよ。いろんなたてものや、マークを見つけたり、やさしいおじさんにあったりして、たのしかった」とかりん。「よかったねぇ。じゃあ、あんしんしてかよえそうだね」とホーレイ先生。「うん！」。そこへ、「あれ？　年長（ねんちょう）さん？」と小学生がやってきました。「小学校でいっしょにあそべるの、たのしみだね」。「うん！」。「ほっほ。にぎやかになりそうだ。みんなも、つうがくろをたんけんしてみよう」とホーレイ先生がいいました。ホーレイ！

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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きみがいたから

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【善悪の判断、自律、自由と責任】 チョビが持ってきたお宝の石を使って、遊びを考え出したバンバン。しかしバンバンは、自分勝手に遊び始めてしまったため…。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 みんななかよし 「みなさん、さようなら」とヒポ先生。「さようなら！」とみんながかえっていきます。バンバンが、「なあなあ、みんな。うちにかえったら、すぐモップの木にしゅうごうだぞ！」といいました。「うん！」とみんな。「ねえねえ、今日（きょう）はなにしてあそぶ？」とケロちゃんがききます。「オニごっこ！」とがんこちゃん。「しりとりやるギャオ～」とギャオくん。「そんなの、あとできめようぜ！」とバンバン。みんなは、校長先生とガメさんにも「さようなら！」といってかえっていきました。「校長先生、みんななかよしですねえ」とガメさん。 【scene 02】 チョビくんのだいじな“おたから” 「ただいま～。いい子にしてたかい？　ぼくのだいじなおたからくん」。いえにかえってきたチョビくんがいいました。チョビくんがはなしかけたのは…。はこの中にならべられているいろいろな石。チョビくんがあつめた、だいじなおたからのきれいな石やめずらしい石です。「そうだ！　このおたからをもっていったら、みんなすごくよろこんでくれるんじゃないかな！」。チョビくんはそうおもいつきました。 【scene 03】 おたからのすばらしさをわかってくれない オニごっこ、おえかき、しりとり…。みんなでなにをしてあそぶかきめようとしますが、なかなかきまりません。そこへ、「みんな！　すっごくいいものもってきたよ！」とチョビくんがはこをかかえてやってきました。「なになに？」とあつまるみんな。でも、「どう？」と石を見せられ、「うーん…」。がんこちゃんが「この石のどこが“いいもの”なの？」ときくと、「この石はすごいんだよ！　ひょっとしたら、化石（かせき）かもしれない石なんだ！」とチョビくん。キラキラの石や、まんまるなめずらしい石をじまんします。でも、「ぜんぶふつうの石よねぇ」とケロちゃんにいわれ、「えーっ！？」とショック。 【scene 04】 バンバンがかんがえたあそび そのとき、「ねぇねぇ、あっちにコッソリ花畑（はなばたけ）が見えた気がする！」とケロちゃんがいいました。「えっ！　コッソリ花畑？」。「ほんと？！」。「どこどこ？」。みんなおいかけていきます。「なんだよみんな。ぼくのだいじなおたからなのに、ひどいよ…」としょんぼりするチョビくん。すると、のこっていたバンバンが、「なあなあ、チョビ。この石を、こうやって、こうすると…」と、じめんに石をならべてなにかをつくりました。それは…「ハジメどり！」。バンバンとチョビくん、二人で大わらいです。 【scene 05】 石のパズルであそぼう！ そのこえをききつけて、ほんもののハジメどりさんがとんできました。「見せてー」。ならべられた石を見て、「こりゃびっくり！　そっくり！　おもしろーい！」。そこへ、がんこちゃんたちがもどってきました。「ハジメどりさん、なにがおもしろいの？」ときくと、「石のパズル！　石のパズル！」といいます。ハジメどりさんのかたちにならべられた石を見て、「わあ、おもしろそう！」とがんこちゃん。「みんなで石のパズルやろうぜ！」というバンバンに、「やろうやろう！」とみんなも大さんせいです。「チョビ。おまえのおたから、つかっていいか？」ときかれ、「もちろんだよ！」とチョビくんもうれしそうです。 【scene 06】 バンバンがつくったのは… みんな、石のパズルをつくっています。「ツムちゃん、ケロちゃん。この石とこの石をこうならべると…」とがんこちゃん。「あ！　これって、がんこちゃんの、リボン！」。ギャオくんもピロくんもチョビくんも、すきなものをつくっています。すると、「よーし、できた！」とバンバン。「え？　なになに？」とチョビくんとピロくんがよってきました。「へへ。これ見ろよ。ぬまのカッパのあたまの…」というと、「おさら！　あははは！」とチョビくんたちは大わらいです。そのころ…。「ヘ～ックション！」。ドーナツぬまではカッパさんが大きなくしゃみをしていました。「ボクちゃん、うわさされてるっちゃね～」。 【scene 07】 人の石をかってにつかうバンバン 「あはは、そっくりだ！」。「じょうずだね！」。ほめられたバンバン、「よーし、このままカッパのかおもつくろうぜ！」といいます。「オー！」とチョビくんとピロくん。「えーと、どこかにいい石ないかなあ」と石をさがしていたバンバンは、「あ、これもらうぜ、ツム」とツムちゃんの石をとりあげました。「あっ、それ、わたしがつかおうと…」といいかけるツムちゃんですが、「あ？　なんかいったか？」ときかれ、「う、ううん。なんでもない…」とだまってしまいました。「なあ、チョビ。この石、カッパの口にちょうどいいとおもわないか？」とバンバン。「う…うん。そ、そうだね」とチョビくん。 【scene 08】 気がつくとだれもいない 「これももーらい！」。「これももらうぜ！」。バンバンはみんながつかっている石をもっていってしまいます。「よし。この石ぜんぶつかってオレがすっげえのつくってやるからな！」。バンバンは大きなパズルをつくりはじめました。「なんかつまんないギャオ…」。「もうバンバンはほっといて、あっちであそびましょ！」。「うん。バンバン、かってに石つかっちゃうもんね」。「そうだよね」。みんな、いってしまいます。「見ろよみんな！　すっげーのができたぜ！」とバンバン。ところが、気がつくとだれもいません。 【scene 09】 バンバンからかくれるみんな 「はーち、きゅーう、じゅう！　もういーかーい？」。「もういーよー！」。がんこちゃんがオニになってかくれんぼです。そこへ、「おーい！　みんなー！」とバンバンのこえがしました。するとケロちゃんが、「がんこちゃん、こっち！　はやくかくれて！」とがんこちゃんを草むらにひっぱりこみました。やってきたバンバン、「あれぇ、いないなぁ。あいつらどこいった？」とみんなをさがしています。「みんな出ていかないの？」と小さなこえでチョビくんがいいました。すると、「またじぶんかってなことされたらいやギャオ」とギャオくん。だれもいないので、「ちぇ～」とバンバンはいってしまいました。 【scene 10】 バンバンがいないほうがたのしい？ 「バンバン、いっちゃったね」とチョビくん。「いいわよ」とケロちゃん。がんこちゃんも、「そうだよ。バンバンがいないほうがたのしくあそべるもんね」といいます。「え？　バンバンがいないほうが…？」とおどろいたチョビくん。「あの、みんな…」と、かくれんぼのつづきをしようとするみんなをよびとめました。「バンバンがいないほうがたのしいって、本当（ほんとう）におもってる？　ぼくはバンバンがいないとさびしいよ。だって、ぼくはみんながぼくのおたからであそんでくれて、すごくうれしかった。それって、バンバンが石のパズルをかんがえだしてくれたから。バンバンがいたからおもしろくなったんだ」。 【scene 11】 バンバンにあやまりにいこう 「チョビくんのいうとおりよね。バンバンが石のパズルのことおしえてくれたからたのしくあそべたのよね…」とケロちゃん。すると、「わたし、あのときちゃんと『イヤだ』っていえばよかった…」とツムちゃんがいいました。「ぼくも、ツムちゃんがいやがってるのわかってたのに…。バンバンに『ダメだよ』ってちゅういできなかった」とチョビくん。がんこちゃんも、「あたしも、バンバンがいないほうがたのしいだなんて、いいすぎちゃったかも…」といいます。「うーん…」とかんがえこむみんな。「やっぱり、バンバンもいっしょがいい！　ね、バンバンにあやまりにいこうよ！」とがんこちゃん。 【scene 12】 一人であそんでもたのしくなかった 「うん！」とみんなもさんせいしました。するとそこへ、「あ、あの…」とバンバンが草むらからあらわれたので、「えーっ！？」とみんなはびっくり。バンバンは、「おいらのほうこそ、ごめんなさい！」とあやまりました。バンバンはチョビくんのおたからのはこをかかえています。「これ…ひとりじめしてわるかったな。一人であそんでもぜんぜんたのしくなかった。おまえらがいたから、おもしろいんだな」とバンバン。「うん！」「バンバン、ごめんね」「みんなであそびましょ！」「なにするギャオ？」とみんなも口々にいいました。 【scene 13】 「みんないっしょだね！」 「さっきつくってたカッパさんのパズルはかんせいした？」とチョビくん。「えっとね、えっとね、こうやって…」。バンバンはたちまちパズルをかんせいさせます。「どうだ！」。「ほんとだ！　カッパさんにそっくり！」とチョビくん。「だろ～！」ととくいそうなバンバン。すると、ぬまからあらわれたカッパさんが、「ボクちゃんのことうわさしてるのは、おまえたちだっちゃね！　ヘ～ックショーン！」と大きなくしゃみをしたので、「ザッバーンッ」とすごく大きな水しぶきが上がります。「みんなびしょぬれ！　みんないっしょだね！」とがんこちゃん。「うん。あはははは！」とたのしそうにわらうみんなでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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ギャオくんといっしょ

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【公正、公平、社会正義】 学芸会でギャオとペアになるがんこ。セリフを覚えてこないギャオに、ついきつい言葉をぶつけてしまう。次の日、学校にギャオは来なくなり…。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 がくげいかいでおしばいを 「こんどのがくげいかいでは、このおしばいをやります」とヒポ先生。さっそく、やくをきめます。「まず、さばくのようせい２人。やりたい人～」とヒポ先生。「はーい！」「はーい」「ギャイギャイギャーイ！」。がんこちゃんとチョビくんとギャオくんが手をあげました。「あら、３人？　じゃあ、くじびきかしら」とヒポ先生。「ギャイー。おら、やりたいギャオ。おらギャオ、おらギャオ！」とギャオくん。「どうしましょ」とこまってしまうヒポ先生。するとチョビくんが、ようせいのやくをゆずってくれました。「じゃ、さばくのようせいは、がんこちゃんとギャオくん、よろしくね」。「はーい！」。「ギャ～イ！」 【scene 02】 なかなかセリフをおぼえられないギャオくん がんこちゃんとギャオくんがおしばいのれんしゅうをしています。「わたしたちは、さばくのようせいです」。「わ、わわっ、さっ、サボテン、ヨウカイギャオ～」。「もう、ちがうってば！」。すると、「わっ、おしっこ、もれるギャオ～！」とギャオくんははしっていきました。「えーっ？　もう…」。そこへヒポ先生がやってきました。「どう？　れんしゅう、すすんでる？」ときかれ、「ギャオくん、ぜんぜんやる気がないんだよ。セリフもおぼえてこないしさぁ」とがんこちゃん。でも、「がんこちゃん、ギャオくんのれんしゅう、たすけてあげてね」といわれます。「はあい…」。みんなはれんしゅうがたのしそうなのに…。 【scene 03】 ケロちゃんたちといっしょのほうがよかったなあ 休みじかん。「れんしゅうおわり！　オニごっこしようぜ！」とバンバンたち。「やるギャオ～」とギャオくんもあそびにいこうとしますが…。「ギャオくん！　だめ！　セリフ、おぼえるんでしょ！」とがんこちゃんがとめました。「ギャイ…」。そこへ、「あたらしいデザート、あじみする人？」と、ガメさんがデザートをもってやってきました。すると、「はい、はーい！」とみんながあつまってきました。「おらも～」とついていこうとするギャオくん。「だめだってば！」ととめたがんこちゃん、「あーあ。あたし、ケロちゃんたちといっしょのほうがよかったなあ」といいました。「ギャ、イ～？」。 【scene 04】 学校をやすんだギャオくん つぎの日。ギャオくんは学校を休みました。「ギャオくん、どうしたんだろう？」とおもうがんこちゃん。「まさか、きのうのれんしゅうのせい、じゃないよね…」。がんこちゃんはヒポ先生から、かえりにギャオくんにがくげいかいのおしらせをとどけるようたのまれました。「は、はい…」。かえりみち、「あたし、ちょっといいすぎちゃったかなぁ」。がんこちゃんがかんがえながら、ギャオくんのいえにむかっています。「そんなことないよね。だって、ギャオくんがちゃんとやらないのがいけないんだもん。そうだよ。あたし、わるくないもん」。するとそのとき、「ギャ～、ギャたしたち～」というこえがきこえました。「うん？」。 【scene 05】 がんこちゃんのためにれんしゅうしていた 「あー、さ、さばくが～、さばくに～」。それはギャオくんのこえでした。「あっ、ギャオくん！」。ギャオくんがおうちでおしばいのれんしゅうをしていたのです。「なんだっけ、わすれたギャオ。あ～もう、ぜんぜんおぼえられないギャオ！」。おくからお母さんがこえをかけました。「ギャオ、あさからずっとギャオ。ちょっとやすむギャオ」。するとギャオくんは、「ウンギャ。もっともっとれんしゅうするギャオ！　おぼえない、がんこ、こまるギャオ。めいわくギャオ」といいます。「がんことげきやる。すごーくうれしいギャオ。おら、ギャンばるギャオ！」。それをきいて、「ギャオくん…」とかんがえこむがんこちゃんです。 【scene 06】 なきだしたがんこちゃん ギャオくんにがくげいかいのおしらせをわたせないままかえっていくがんこちゃん。「ギャオくん、あんなにがんばってくれてたんだ…。それなのに、あたし…。『あーあ。あたし、ケロちゃんたちといっしょのほうがよかったなあ』。なんであんなこといっちゃったんだろう…」。すると、「あ、がんこちゃん」とツムちゃんがやってきました。「ギャオくんち、もういってきたの？」ときかれたがんこちゃん、「う、う、うわあああん！」と、ツムちゃんにすがりついてなきだしました。「がんこちゃん？」とツムちゃんはびっくり。 【scene 07】 セリフよりもっととくいなこと？ 「そうだったの。ギャオくん、一生けんめいだったのね」。はなしをきいたツムちゃんがそういいました。「うん。でも、どうしてもセリフをおぼえられないんだって」とがんこちゃん。するとツムちゃんが、「そのセリフ、そろえていわなきゃいけないのかなぁ」といいました。「え？」とききかえすと、「あ…、ギャオくん、セリフよりもっととくいなことがあるんじゃないかなって…」とツムちゃん。「とくいなこと？」。「せっかく、がんこちゃんとギャオくんがやるんだもの。ほかの人たちじゃできないようなやくになったら、いいなぁって…」とツムちゃんがいいました。「そっか…。そうだよね」。 【scene 08】 「それだよ、ギャオくん！」 がんこちゃんがギャオくんのいえのまえで、「ギャオくん、出てこないかなぁ」と見ていると、「さば、さば～、サボテ…」とギャオくんがセリフのれんしゅうをしながら出てきました。「ギャイ？　ががが、がんこ！？」とぎょっとするギャオくん。「あの…」といいかけると、「ごめん、まだできてないギャオ」とあやまってきました。「ちがうのギャオくん。あたしが、ごめん！　ひどいこといって、ほんとにごめん！」とあやまるがんこちゃん。「あしたから、またいっしょにれんしゅうしよ？」。「ギャイ…」。そこで、ふとんをとりこもうとするギャオくん…。そのようすを見て、「それだよ、ギャオくん！」。 【scene 09】 おしばいがはじまった 「コホン。みなさま、マンナカ小学校のがくげいかいにようこそ。ただいまより、『王さまとさばくのようせい』をじょうえんいたします」。ヒポ先生のあいさつでがくげいかいがはじまりました。「いよっ、まってました！」。みんなのお父さんやお母さんたちも見にきています。「ウッホン、わしは王さまだ」と王さまのバンバン。「む、村のおたから、もらっていくぞ」と、だいじんのピロくん。「どうか、どうか、たからをかえしてくださいな」、「かえしてください」と村人のケロちゃん、ツムちゃん、チョビくん。「みんなのものは、わしのもの。わしのものは、わしのもの」と王さま。 【scene 10】 いよいよ出番 「みんな、うまいなあ。ギャオくん、がんばろうね」。「ギャ、ギャイ～」。ぶたいのよこで出番（でばん）をまつ２人。「ほら、もうすぐ出番（でばん）よ～」。２人にそういったヒポ先生は、「っとっとっと」と、ころびそうになってぶたいに出てしまいました。「あらっ。♪ら～ららら、おほほほ。♪さてさてどうなるのでしょう～」とうたってごまかしながらきえていきます。「あ、あ…」。ポカーンとするみんな。「おい、ケロ。セリフだぞ」。バンバンにいわれ、ケロちゃんはあわてて「さばくのようせいさん、たすけてくださいな～」といいました。そこで、「はいはいはーい！」とがんこちゃんとギャオくんが出てきました。 【scene 11】 ギャオくん、すごいはくりょく！ 「えー、わたしたちは、（ハイ）」。「わ、わたしたちギャ」。「さばくのようせいです。（ハイッ）」。「さ、さ、さばくの、ようせいギャオ」。ぶたいのよこでヒポ先生が、「いいわよ、そのちょうし！」とおうえんします。「ふふん。ようせいなんかこわくないぞ」と王さま。「け、け、けちらしてしまえ」とだいじん。そこで、「よしっ、ギャオくん！」とがんこちゃん。するとギャオくん、「ギャイッ」とがんこちゃんのせなかにのったかとおもうと…。グーンとくびをのばして立ち上がりました。「おおーっ」とおどろくみんな。「ギャオーン！」。ギャオくん、すごいはくりょくです。 【scene 12】 「ギャオくんといっしょでよかった！」 「お、おたすけ～」。「こいつはたまげた！　にげろ～」。王さまとだいじんはにげていきました。「さばくのようせいさん」「村のおたからをまもってくれて」「ありがとう！」と村人たち。「ギャオ～～ン！」とギャオくんとがんこちゃん。「オーッ！　パチパチパチ」とせいだいなはくしゅがおこりました。「がんこちゃん、うまくいったわね」とツムちゃん。「ギャオくん、やるじゃない」とケロちゃん。「ほんと。おまえら、すごかったぞ」とバンバンもいいます。「がんこといっしょ、たのしかったギャオ」。「あたしも、ギャオくんといっしょでよかった～！　せーの！」。みんなで「ギャオ～～ン！」。がくげいかいは大せいこうです。

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ちっちゃいがんぺーちゃん

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【親切　思いやり】 いつもがんこのあとをついてくるがんぺー。がんこは「がんぺーちゃんはちっちゃいから」と仲間に入れてあげない。すると、がんぺーがいなくなって…。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 「がんぺーちゃんもー！」 「とりゃーっ！」。お母さんとお父さんがにわでまきわりをしています。そばにさいていたお花が、「コショコショコショ」とささやきながらどこかへいってしまいました。「あ！　いまの、コッソリ花畑（はなばたけ）さん！　じゅもんをいってパッとふりむいたら見られるんだよ」とがんこちゃん。「どんなじゅもんだっけ？」ときかれ、「えーと…。わすれちゃった」。そこへ、「おーい、がんこ！」とバンバンがやってきました。「森でサッカーやるからこいよ！」。「いくいく！」。すると、「がんぺーちゃんもー！」とがんぺーちゃん。でも、「がんぺーちゃんはだめだよ。まだちっちゃいもん」といわれてしまいます。「ううーっ！」。 【scene 02】 リュックに入ってついてきた 森のひろばにみんながあつまっています。そこへ、「えっほ、えっほ」とがんこちゃんがやってきました。おやつを入れたリュックをせおっているのですが、「なんか、おもたいなぁ」とがんこちゃん。「おーい、がんこ！」、「こっちこっち！」とみんな。するとケロちゃんが、「あら？　がんぺーちゃんもいっしょ？」といいました。「え？」。すると、「バアッ！　キャハハハ！」と、リュックの中からがんぺーちゃんがかおを出しました。リュックに入ってついてきたのです。「もう、がんぺーちゃんたら…」。 【scene 03】 がんぺーちゃんがけったボールは 「よーし、いくぞー。それ！」。「ギャイーッ」。「えいっ」。「ヨ～！」。みんなたのしそうにボールをけっています。「ねーたん、がんペーちゃんもボー、ボー」とがんぺーちゃん。でも、「ほら、あぶないからどいてて」といわれます。しばらくすると、がんぺーちゃんのまえにボールがころがってきました。「がんぺーちゃんのボー、ボー」とよろこんでボールをけります。「ポーン！」。ところが、ボールはみんなとははんたいのほうへとんでいってしまいました。「ほら、だめでしょ。めっ！」とがんこちゃんにしかられ、「ビエーッ！」となきだすがんぺーちゃん。「もうっ。だからだめっていったのに」とがんこちゃん。 【scene 04】 おいてきぼりのがんぺーちゃん つぎの日。「いってきまーす！」とがんこちゃんがあそびにいこうとすると、また、「がんぺーちゃんもー」とがんぺーちゃんがついていこうとします。「ついてきちゃだめだってば。おともだちとあそぶんだから」とがんこちゃん。「ボー、ボー。ボー、ボー」。「がんぺーちゃんはだーめ！　ちっちゃいんだから、いっしょにあそべないの。じゃあね！」。がんこちゃんは一人でいってしまいました。とりのこされて、「ウエーン」となきだすがんぺーちゃん。すると、「コショコショコショ」とコッソリ花畑（はなばたけ）さんがあらわれました。「おや～？」とがんぺーちゃん。 【scene 05】 ほんとうにちっちゃくなった！ コッソリ花畑（はなばたけ）さんがうたいだしました。「♪ちっちゃい、ちっちゃい。もっともっと小さくなって、いっしょにあーそぼー」。するとどうでしょう。がんぺーちゃんのからだがグーンと小さくなって、コッソリ花畑さんとおなじくらいになりました。「あそぼー、あそぼー。コショコショコショ」。ちっちゃいがんぺーちゃんは、コッソリ花畑さんのはっぱの上をすべりおりたり、はっぱにとびのったりしてあそんでいます。「キャハーイ！　キャハハハハ！」とたのしそうです。 【scene 06】 「がんこはでかすぎて、むりだな」 「がんぺーちゃんがくるとあたしまであそべなくなっちゃうもん。しょうがないよ」。森のひろばにもうみんなきていました。「がんこちゃん、見て見て。木がトンネルになってる」とケロちゃん。たおれた木の下がトンネルのようです。「いくわよー」。スーッととおりぬけるケロちゃん。バンバンも「スルー！」ととおりぬけました。「あたしもやるやる！」。ところががんこちゃんは…。「あれーっ？」。ひっかかってうごけなくなりました。みんなは大わらい。「がんこはでかすぎて、むりだな」とバンバン。トンネルくぐりきょうそうをはじめるみんなですが、「がんこちゃんはちょっとまっててね」といわれ、「もういい！　あたし、かえる！」とがんこちゃんはおこってかえっていきました。 【scene 07】 「ちっちゃいからあそべない」といったのは… 「フーンだ。なかまはずれにしてさ。みんななんか、しらない！」。おこりながらかえるがんこちゃん。「あたしが大きすぎるなんてさ、もっとちっちゃければ…。あ？　あれ？」。そこでがんこちゃんは、さっきがんぺーちゃんに「がんぺーちゃんはだーめ！　ちっちゃいんだから、いっしょにあそべないの」といったのをおもいだしました。「あ…」。いえにかえるとさっそくおばあちゃんに、「がんぺーちゃんは？」とききました。すると、「あら、がんこちゃんといっしょじゃなかったのかい？」といわれたので、「えーっ？」とびっくりするがんこちゃん。 【scene 08】 がんぺーちゃんがいない！ 「がんぺーちゃーん！　どこー？」。がんこちゃんががんぺーちゃんをさがしています。でも見あたりません。「どうしよう。どこいっちゃったんだろう」。そこへ、「おーい、がんこ」とみんながやってきました。「あのよ、さっきは、わるかったな」とあやまるバンバン。「わらったりしてごめんね」とケロちゃん。「こんどは、がんこちゃんもいっしょにできるあそびにしましょ」とツムちゃん。「がんこちゃんいないと、つまんないもん」とピロくんもいいます。「みんな、ありがとう」となきだすがんこちゃん。「あたし、あたし、がんぺーちゃんさがさなきゃ！　がんぺーちゃーん！」とはしっていきました。「えーっ？」。 【scene 09】 コッソリ花畑さんたちの音が？ 「がんぺーちゃーん！　どこなのー？」。がんぺーちゃんをさがすがんこちゃん。するとそこに、「コショコショコショ」とコッソリ花畑（はなばたけ）さんがあらわれました。「キャハハハ、キャ～」。ちっちゃいがんぺーちゃんもいっしょです。こえをきいたような気がして、「うん？　がんぺーちゃん？」とふりかえるがんこちゃん。「どこ？　どこ？　どこにいるの？」。すると、「アハハハ」というがんぺーちゃんのわらいごえとともに、「コショコショコショ」という音がきこえました。「この音、コッソリ花畑さんだ。コッソリ花畑さんを見るには、えーと、えーとえーと…。あっ、おもいだした。『だるまさんがころんだ』！」。 【scene 10】 もどってきたがんぺーちゃん じゅもんをとなえてパッとふりむくと、コッソリ花畑（はなばたけ）さんが見えました。「見られちゃった～。あそび、おしま～い。バイバ～イ」とコッソリ花畑さん。すると、グーンともとの大きさになったがんぺーちゃんが、ポンッとがんこちゃんのすぐそばにあらわれました。「あー？」。「がんぺーちゃん！」。「おねーたん！」。「がんぺーちゃん！　ごめんね！　ごめんね～！」とあやまるがんこちゃんです。「あ～ぁ？」。 【scene 11】 “がんぺーちゃんルール”でサッカー 「みんな、サッカーはじめるわよ！」とケロちゃんがいって、もういちどサッカーであそびます。するとチョビくんが、「あ、ちょっとまって！　はい、ここで“がんぺーちゃんルール”。がんぺーちゃんは、ボールを手でもって、ぼくたちにあてれば１てん」といいます。「OK！」とみんな。「いくぞーっ！」とバンバンがゆっくりキック。がんぺーちゃんのまえにボールがころがってきました。「ほら、がんぺーちゃん。ポーイしてごらん！」といわれ、「あいあい！」となげたボールはラッパーのあたまにめいちゅう！ 「あたたっ。いいぜ、がんぺー。ゴ～ル！」とラッパー。「がんぺーちゃん、やったね！」。「あいあ～い！」と大よろこびのがんぺーちゃんでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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たのしいおと

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【生命の尊さ】 母に「耳をすますと楽しい音が聞こえてくる」と教えられたがんこ。みんなといろいろな音を探しにいくと、羽音やくしゃみなど生き物のさまざまな音に出会う。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 こわいゆめを見てねむれなくなって 「おかあさ～ん！」。「びえええ！」。がんこちゃんとがんぺーちゃんがお母さんをよんでいます。せんたくものをたたんでいたお母さん、「ん？」とそのこえに気づきました。「おかあ～さ～～ん！」。「びええええ！」。あわててかけつけるお母さん。「どうしたの？　がんこちゃん。がんぺーちゃんも」。すると、「こわいゆめを見て、ねむれなくなっちゃったの」とがんこちゃん。「お母さん、おねがい、いっしょにねて」とがんこちゃんがいいました。「あらあら、しょうがないわねぇ」。「えへへ、お母さんっ」、「あいあ～い」。うれしそうにお母さんにだきつくがんこちゃんとがんぺーちゃんです。 【scene 02】 お母さんのいびきとはないきの音！ 「ほら、そばにいるから目をとじてごらん。目をとじて、耳をすますの。そうすると、たのしい音がきこえてくるから」とお母さんがいいました。「たのしい音？」。お母さんは、たちまち「グゴォ～、プシュ～。グゴォ～、プシュ～」といびきをかきはじめました。「ええっ？　お母さん、もうねちゃったの！？」とがんこちゃんはびっくり。「グゴォ～、プシュ～」。「あはは。お母さんのいびきとはないき、すごい音！　あははは」。「きゃきゃきゃ！」。がんこちゃんもがんぺーちゃんも大わらい。「おもしろ～い！　きいてると、なんだかたのしくなってくるね」。「あいあ～い」。「グゴォ～、プシュ～。グゴォ～、プシュ～」。 【scene 03】 たのしい音をさがそう 「たのしい音をさがす？」とツムちゃん。がんこちゃんがみんなにせつめいしています。「うん！　きのうきいたたのしい音は、お母さんのいびきとはないき！」とがんこちゃん。「あい！　グゴォ～、プシュ～」とがんぺーちゃんがまねをします。おもわず「ふふふっ」とツムちゃん。ギャオくんも「おもしろそうギャオ！」といいました。「たのしい音、さがしたーい！」とケロちゃんものり気です。「でも、どうやってさがせばいいの？」とツムちゃん。するとがんこちゃんが、「目をつぶって、耳をすますだけだよ」といいました。「どんな音がきこえるのかしら」とケロちゃん。 【scene 04】 みんな、きこえかたがちがう みんなで目をとじて耳をすましていると…。「あっ！　なんかきこえた！」とがんこちゃん。「“パタパタパタ～”って音」とケロちゃん。「わたしには“シャカシャカシャカ～”ってきこえたわ」とツムちゃん。「“バッサバッサ”ギャオ！」とギャオくん。「あれ？　みんなきこえかたがちがうね。いったいなんの音だったんだろう？」とがんこちゃん。そこでがんぺーちゃんが「あいあ～い！」というと、「アイア～イ！」とハジメどりさんがもどってきました。「さっきのはハジメどりさんのたのしい音だったんだね！」とがんこちゃん。「もっともっとたのしい音、さがしたいわぁ！」とケロちゃん。「うん！」。みんなもさんせいです。 【scene 05】 カッパさんのたのしい音は？ ドーナツぬまのほとりで、カッパさんがおひるねをしています。そこへ、がんこちゃんたちがやってきました。「カッパさ～ん！」。「なんだっちゃ？　ぼくちゃんいま、ポカポカお日さまでおひるね中～」とカッパさん。「あのね、カッパさんのたのしい音、きいていい？」とがんこちゃんがいいました。「たのしい音？　かってにするっちゃよ」。そこでみんながカッパさんのまわりにあつまって耳をすますと…。「ハ、ハ、ハ～ックシチジュウニ～！」とカッパさんがくしゃみをしました。「カッパさんのたのしい音、みーっけ！」。みんなでこえをそろえて、「ハ、ハ、ハ～ックシチジュウニ～！　あはははは…」。 【scene 06】 がんこちゃんのたのしい音「ドッシ～ン！」 「このへんにもたのしい音、あるかな～」とあるいていくがんこちゃん。「あっ、お花をふんじゃう！」といわれ、「おっとと～」とうしろにさがりました。「ドン、ドン、ドン」。すると、「あっ、いまのって、がんこちゃんのたのしい音じゃない？」とケロちゃんがいいます。「あいあ～い！」とよろこぶがんぺーちゃん。するとがんこちゃんが、「まってまって。だったら、えーいっ！」とジャンプしました。「ドッシ～ン！」。じめんが大きくゆれて、みんなふっとばされそうになります。「どう？　あたしのたのしい音！」。「大はくりょくギャオ！」。がんぺーちゃんも、「あいあ～い！　どっし～ん！」と大よろこびです。 【scene 07】 みんなのおなかがなる音は… そのとき、「キュ～～」という音がしました。がんぺーちゃんのおなかの音です。するとまた、「プイ、プイ～」という音がします。それはツムちゃんのおなかの音でした。がんこちゃんのおなかも「グ～～」。ギャオくんのおなかも「ゴ、ゴ、ゴ、ゴ」。ケロちゃんのおなかも「ケロロロ」となりました。「いろんな音がしたギャオ」とギャオくん。「おなかがすいているのはおなじなのに、なる音はそれぞれちがうのね」とツムちゃん。「ほんとだね！」。「おもしろ～い！」。するとがんこちゃんが、「そうだ！　あたし、岩石（がんせき）パンもってるよ」とポシェットから岩石パンをとりだしました。 【scene 08】 みんな、たべる音がちがう 「いっただっきまーす！」。岩石（がんせき）パンをみんなでわけてたべます。「ガリッ！」。「ボリボリ！」。「ポリッポリッ！」。「カチーン」。「もぐもぐもぐ」。みんなの、たべるたのしい音です。「口の中で、はと岩石パンがあたる音！」とがんこちゃん。「ツムちゃんとあたしは、石のところはたべられなかったわ」とケロちゃん。「カチーンってなっちゃった」とツムちゃん。「あたしは、パンのところをもぐもぐ！」。みんな、たべる音がちがうのです。「♪ガリッ　ボリボリ　ポリッポリッ　カチーンカチーン　もぐもぐ　ガリッ　ボリボリ　ポリッポリッ」とうたうみんな。そしてそろって「ごっくん！」。「あははは」。 【scene 09】 どうしていろんな音が生まれるんだろう するとがんこちゃんが、「うーん？」とかんがえこみました。「どうかしたの？」とツムちゃん。「あのね、ふしぎだなぁっておもったの」とがんこちゃんがいいます。「ふしぎ？」とみんな。「あたしのたのしい音、さっきは『ドッシーン！』だったけど、いまは『ガリッ』になってる」とがんこちゃん。「あ…」、「ほんと…そうね」とみんなも気がつきました。「どうしていろんな音がどんどん生まれるんだろう？」とがんこちゃんはふしぎです。するとケロちゃんも、「うん。それと、おなかの音もたべる音も、み～んなちがうの、なんでなのかしら？」といいました。「うーん…」とかんがえるみんなです。 【scene 10】 お母さんのたのしい音をもう一回 「ただいまーっ！」。がんこちゃんとがんぺーちゃんがおうちにかえってきました。「おかえりなさい、がんこちゃん」とお母さん。がんぺーちゃんは、がんこちゃんのせなかでねています。「まぁ、がんぺーちゃん、つかれてねちゃったみたいねぇ」。お母さんはがんぺーちゃんをベッドにねかせます。「よしよし」。するとがんこちゃんが、「お母さん、お母さんのたのしい音、もう一回（いっかい）ききたいの」といいました。「たのしい音？　ふふ、いいわよ」とお母さん。「きこえるかな？　いびきのグゴォ～、おはなのプシュ～」と、お母さんのむねに耳をあてるがんこちゃん。すると…「あれえ？」。 【scene 11】 たのしい音は“生きてる音”だったんだ！ 「なにがきこえた？」ときかれ、「ドクン、ドクン、ドクンって、きのうとちがうたのしい音がしたよ。どうしてだろう？」。すると、「それはね、生きてるからよ」とお母さんがいいました。「えー？」。「がんこちゃんも、がんぺーちゃんも、お母さんも。それから、ざわざわ森にいるみんなも。生きてるから、毎日（まいにち）いろんな音がなるの。いろんな音がなるってことは、わたしたちが生きてるってことなのよ」といいます。「そっかぁ。そうなんだ！」。お母さんのむねに耳をあてると、また「ドクン、ドクン、ドクン」という音がきこえました。「たのしい音って、“生きてる音”だったんだね！」。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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がんこちゃんのうまれたひ

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【生命の尊さ】 誕生日の朝、がんこは父母と言い合いになり、家を飛び出してしまう。すると、すぐに祖母があとを追ってきた。がんこの気持ちを知った祖母は…。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 今日はがんこちゃんのたんじょう日 「がんこちゃーん、あさだよ～。おきて～」。ハジメどりさんが、がんこちゃんをおこしにきました。すると、「ジャンジャジャーン！　もうおきてるよ、ハジメどりさん！」とがんこちゃん。「クワーッ。めずらしい～」。「むっふっふ。だってね、今日（きょう）はあたしの、おたんじょう日なんだも～ん！」。 【scene 02】 がんこちゃんのセーターがおさがりに 「おっはよ～。おたんじょう日の、がんこちゃんですよ～！　ん？」。「まあ、ぴったりねえ」。がんこちゃんがリビングへおりていくと、お母さんががんぺーちゃんにセーターをきせていました。「それ、あたしのセーター！？」。小さいからおさがりにしたといわれ、「そんなのやだ！　おたんじょう日にきようとおもってたんだから。かえして！　まだきられるもん！」とがんこちゃん。でも、「あれ？　おかしいな？」。むりにかぶろうとしたので、「ビリッ」。セーターはやぶれてしまいました。「びえ～」となきだすがんぺーちゃん。「がんこちゃんたら！」としかられ、がんこちゃんは「もういいもん！」ととびだしていきました。 【scene 03】 おたんじょう日なんか、大っきらい！ 「ひどいよ、せっかくのおたんじょう日なのに」。森の中をあるいていくがんこちゃん。「グー」とおなかがなりました。「おなかすいたな～。あさごはんたべてくればよかった」。すると、「がんこちゃーん」とおばあちゃんがおいかけてきました。…「それであんなにおこっていたのかい」。はなしをきいたおばあちゃんがいいました。「だって、みんなあたしよりがんぺーちゃんのほうがだいじなんでしょ？　おたんじょう日なんか、大っきらい！」とがんこちゃん。するとおばあちゃんは、「そうかい。それじゃ、見せてあげようかねえ」といいました。「え？　なにを？」。 【scene 04】 「この子が生まれたところをみせてやって」 「おーい、カッパさんや～」。おばあちゃんがドーナツぬまにむかってよびかけます。すると、「カッパろくじゅうし～！」とカッパさんがあらわれました。「あんだ？　がんこのおばあちゃんけ」。そこでおばあちゃんが、「この子が生まれたところをみせてやってほしいんだよ」といいます。「見せてやったら、なにくれる？」とカッパさん。「そうくるとおもった。ほら、あたまのおさらカバー。もうさむいからね」。するとカッパさんは、「カッパかんげき、さらさらかんしゃ！　よーし、がんこが生まれたとこを見せてやるっちゃよ。カッパラパラパラッタッタ～。ぬまの水よ～むかしむかしをうつし出せ～」とじゅもんをとなえました。 【scene 05】 あたし、カッパだったの！？ すると…。「おんぎゃあ、おんぎゃあ」とないている赤ちゃんがうつし出されましたが…。「まあ～、かわいいっちゃ！」。「よしよし、りっぱなカッパになるっちゃよ」。だいているのは、カッパのお父さんとお母さんです。「えっ？　あたし、カッパだったの！？」とびっくりするがんこちゃん。「だははは。まちがえちゃったよ～。これ、ぼくちゃんが生まれたとこだっちゃ。よーし、カッパラパラパラッタッタ～。ぬまの水よ～がんこのむかしをうつし出せ～」。カッパさんはもういちどじゅもんをとなえました。 【scene 06】 むかしのお父さんとお母さんが すると…。「♪ルーララルラルラー」。「ハニー、そろそろかえろうか？」。「ええ、ダーリン」。がんこちゃんのお父さんとお母さんがたのしそうにあるいています。そこへ、「クワー、あーぶない、あーぶない」とハジメどりさんがとんできました。「あら、なにがあぶないの？」とお母さんがきくと、「ふーぶき、くる～。ふーぶき、クワー」とハジメどりさんはとんでいきました。「ふぶき？」。「こんなにいいお天気じゃないの」。お母さんはたまごをだいていました。「この子が生まれるまでにストーブをあたらしくして、毛糸（けいと）のくつした、あんであげなきゃ。ね、ダーリン」。「そ、そうだね、ハニー」。 【scene 07】 きゅうにふぶきになって 「もしかして、あのたまご、あたし？」とがんこちゃん。「そうだよ。さあ、見ておいで」とおばあちゃん。すると…。「あれれ、ほんとにふってきたぞ」。ピューとかぜがふきはじめ、ふぶきになりました。「まえが見えないわ」。「あのほらあなにひなんしよう」。お父さんとお母さんはほらあなに入りました。「まさか、ほんとにふぶきになるなんて。ゆきまみれだわ」。お母さんはたまごにつもったゆきをはらってやります。「おや？　こんなところにも花がさくんだねえ」。お父さんがほらあなの中に花を見つけました。そのとき、「たいへん！　たまごが！」とお母さんがいいました。「えっ？」。あわててかけよるお父さん。 【scene 08】 たまごがこおっちゃう！ 「ピシッ」と、たまごのカラにひびが入りはじめています。「まさか、もう生まれるのかしら…。どうしよう、こんなところで。ストーブもくつしたも、なんにもないのよ！」。すると、たまごがゆれはじめ、中があかるくひかりました。「この子、いまひっしに生まれてこようとしてるんだわ」。「ぼくたちが全力（ぜんりょく）でまもってあげよう。ね。お母さん」。「そうね、お父さん」。そとから、こごえるようなふぶきがふきこんできます。「ああっ、たまごがこおっちゃう！」。「なんとかあたためるんだ！」。「は～っ。は～っ。は～っ」。「だめだ、どんどんつめたくたっていくぞ」。「そんな！　おねがい、赤ちゃん…」。 【scene 09】 ぽっかぽか草のおかげで すると、「ぽっかぽか～。ぽっかぽか～」と、お父さんが見つけた花がひらきました。「なんだか、あたたかくなってきたねえ」とお父さん。「ぽっかぽか～」。たまごについたしもがとけてきました。「そうか！　これは『ぽっかぽか草』の花だよ。花がさくと、ストーブみたいにぽかぽかあたたかくなるってきいたことがあるよ」とお父さん。「ぽっかぽか～。ぽっかぽか～」。たまごがあたためられて、パリッパリッとわれてきました。「よし、うまくわれてきたぞ」。「赤ちゃん、がんばって！」とこえをかけると、また中があかるくひかりました。「おねがい、どうか、ちゃんと生まれてきてちょうだい」。「赤ちゃん、がんばれ！」。 【scene 10】 がんこちゃんが生まれた！ そのとき、たまごが大きくわれました。「ああっ、生まれる、生まれるぞーっ！」。すると、「がっが～ん！」と赤ちゃんがんこがたまごから生まれました。「生まれた～っ！」。「が～ん？　…ばぁ」と赤ちゃんがんこ。「やった！　やったよ、ハニー！」。「ええ、ダーリン！」。赤ちゃんがんこが、「あっぶう～」ととび上がりました。ドッシーン！　大きくじめんがゆれます。「おっとっと」。あたたかくなって、つららもポタポタとけはじめました。「が～ん」。「ぽっかぽか～」。「うっばばば～」。「このお花がすきなのね。あなたににて、やさしい子になるわ」とお母さん。「きみににて、力もちの子になるよ」とお父さん。「ぎゃあ、ばぶ」…。 【scene 11】 あんなによろこんでたんだ… 「カッパさん、ありがとね」とおばあちゃんがいうと、「はー、くたびれちゃったよ～」とカッパさんはぬまにもどっていきました。「あたしが生まれて、あんなによろこんでたんだ…」とがんこちゃん。「いまだって毎日（まいにち）よろこんでるんだよ」とおばあちゃんにいわれ、「え、なんで？」とちょっとびっくりします。「がんこちゃんが毎日、ないたりわらったりしているのがうれしいのさ」とおばあちゃん。「え～？　そうなのかなぁ…？」とてれるがんこちゃん。「あはは、そうなのよ」。「でも、さっきのお花、どっかで見たような気がするなあ…」。そういったとき、とおくからよぶこえがしました。「おーい」。 【scene 12】 あたらしいセーターをあんでくれていた みんなでがんこちゃんをさがしにきたのです。「それじゃさむいでしょ。はい」。お母さんがあたらしいセーターをわたしました。「あ、まえのとおんなじお花！　そっか、あのお花、セーターのお花だったんだ」とがんこちゃんは気がつきました。「がんこちゃん、赤ちゃんのときからこのお花が大すきだったからね」。「お父さんが一年がかりであんでくれたのよ」。あたらしいセーターは、ぴったりです。「さあ、おうちにかえってケーキをたべよう。今日（きょう）はお母さんがやいたんだよ」とお父さんがいいます。「わーい！　あたしやっぱり、おたんじょう日、だーいすき」。「がんこちゃん、おたんじょう日おめでとう」。「たー」。「ありがとう！」。うれしそうながんこちゃんでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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でんごんツバン

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【礼儀　情報モラル】 話した言葉を他の人に伝える鳥「でんごんツバン」。子ども達は伝言を始めるが・・・ツバンは言葉の抑揚や感情を伝えないので、誤解が生まれる。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 ゆきだるまのかおがなくなった？ 「はぁ～、はらへったなぁ～。おっ、ごちそうはっけん！」。おなかをすかせたラッパーが、ゆきだるまのかおについていたキュウリを見つけてたべはじめました。「うめえ！　キュウリさいこう！　おいらラッパー、くいしんぼう！」。すると、そばの木から三羽（わ）のとりがかおを出しました。そこへ、がやがやとみんながやってくるこえがきこえてきました。「やべえ！」。ラッパーはあわてて木のかげにかくれます。やってきたのはがんこちゃんたちでした。「ギャイ？　ゆきだるま、かおないギャオ」とギャオくん。「うわぁ、ほんとだ！」とみんなはびっくり。 【scene 02】 ラッパーがいったことばをくりかえす 「あら？　ラッパーさん？」。ツムちゃんがラッパーに気がつきました。「ギクッ。おいら、キュウリなんてくってねえよ」とあわてるラッパー。そこへ、「ピピッ」とさっきのとりたちが出てきました。そして、「ゴチソウハッケン」「ウメエ　キュウリサイコウ」「オイララッパー　クイシンボウ」と口々にいいます。「えーっ！？」とおどろくみんな。ラッパーは、「クワッ、クワーッ」とあわててにげていきました。そこへ校長先生とガメさんがやってきました。とりを見て、「あら、これは“でんごんツバン”ですね」と校長先生がいいます。「でんごんツバン？」とみんな。「えぇ、見ててね」とガメさん。 【scene 03】 はなしたことをつたえてくれる“でんごんツバン” ガメさんがでんごんツバンにはなしかけます。「校長先生へ。ニンジンもちゃんとたべてくださいよ。ガメより」。するととりたちは校長先生のところにとんでいって、「ピピッ。コウチョウセンセイヘ　ニンジンモチャントタベテクダサイヨ　ガメヨリ」とつたえました。「すごいね、このツバンさん！」とみんな。「むかしはよく、でんごんツバンであそびましたよねぇ」とガメさんがいったので、「おいらたちも、“でんごん”やってみようぜ！」とバンバンがいいます。「やってみよう！」ともりあがるみんなに、「わるくちやきたないことばをおくるのは、だーめ。いいですね？」と校長先生がいいました。「はーい！」。 【scene 04】 がんこちゃんからツムちゃんへ がんこちゃんがへやのまどから、「ツバンさーん！　でんごんしまーす」と大きなこえでいいました。「ピピッ」とツバンがやってきました。「ツムちゃんへ。きゅうしょくでなにがいちばんすき？　がんこより」とがんこちゃん。「ピピッ」。ツムちゃんのところへやってきたツバンは、「ツムチャンヘ　キュウショクデナニガイチバンスキ？　ガンコヨリ」とでんごんします。「いちばんすきなきゅうしょく？　そうねぇ、うーん」とかんがえこむツムちゃん。なかなかきめられません。いえでまっているがんこちゃん、「おへんじまだかなぁ。もう一かいでんごんしてみようっと」。もういちどよびます。「おーい、ツバンさーん」。 【scene 05】 チョビくんからピロくんへ チョビくんは、ピロくんへのでんごんをツバンにたのみます。「ピロくんへ。いまから校庭（こうてい）にこない？　あたらしいおたから見せてあげるよ。チョビより」。ピューッととんでいくツバン。ツバンからでんごんをきいたピロくんは、「いまから？」とちょっとかんがえて、「うーん、いいよー。ピロより」とこたえました。ピューッととんでいくツバン。「いまからおやつだもんね。いただきまーす。モグモグ」とおやつをたべはじめるピロくん。もどってきたツバンがチョビくんにつたえます。「イマカラ　ウンイイヨ　ピロヨリ」。それをきいて、「よっしゃあ。じゃあ、この石とこの石も見せてあげなきゃ」とよろこぶチョビくん。 【scene 06】 つぎつぎにでんごんがとどいて… 「うーん。ころいものスープもおいしいし。うーん…」。まだかんがえているツムちゃん。そこへ、「ガンコチャンカラ」とツバンのでんごんです。「アタシハ　コロマメチップガスキダケド　ツムチャンハ？」。「え、えーと」。すると、「ピピッ　ガンコチャンカラ」とまたでんごんです。「ネエネエ　ツムチャン　キイテルノ？」。「えー？」。さらに、「オヘンジハヤク　オヘンジチョウダイ」。つぎつぎにいわれ、「ひー。なんでもいいからおへんじしなきゃ」…。そして、「ツムチャンカラ」。「やっとおへんじきた！」とよろこぶがんこちゃん。ところが、「ガンコチャンヘ　モウワカンナイ　コレイジョウオクラナイデ　ツムヨリ」といわれて大ショック。「ツムちゃん、ひどーい」。 【scene 07】 ケロちゃんからバンバンへ そのころ、つめたいかぜがふきつける校庭（こうてい）では…。「こないなー。なにやってんだよ、ピロくん。ハックション！」。チョビくんがピロくんをまっていました。いっぽう、バンバンのところにもツバンがとんできました。「ケロチャンカラ」。「お、ケロからだぞ」。でんごんは、「バンバンヘ　ルンルンテカワイクナイ」でした。「なんだと！　うちのルンルンがかわいくないだと！　よーし、『おいケロ、こんどあったらはなくそつけてやる。おしりペンペーン！』。あ、まてよ」。そこでバンバンは、『わるくちやきたないことばをおくるのは、だーめ』という校長先生のことばをおもいだしました。「ちょっとまずったなー」。でもそのままツバンはとんでいきました。「まっ、いいか」。 【scene 08】 「かわいくない」と「かわいくない？」 そこへケロちゃんがやってきました。「バンバン！」。「わっ、ケ、ケロ。な、なんかようかよ」とあわてるバンバン。「ルンルン、あたしのぬいぐるみあげる」。ケロちゃんはルンルンにぬいぐるみをもってきたのです。「ありがとー」とよろこぶルンルン。「やだぁ、この子ったら。ほんと、かわいくない？」というケロちゃん。それをきいて、「あ？ そうか、さっきのも『かわいくない？』だったのか」とバンバンは気がつきました。「なあケロ。でんごん、まだきいてないよな」。「またでんごんくれたの？　なになに？　いまいってよ」。「そ、そ、それは、ちょ、ちょっとな」。すると、「あぁっ。やだもうーっ、バンバンたら。そうだったの」とケロちゃん。「はい？」とバンバン。 【scene 09】 バンバンのでんごんは“こくはく”？ 「ありがとー。あたしすぐかえって、でんごんきいてくるからー」とケロちゃんはかえっていきました。「え？　いや、あ、あのー。やっべー、どうしよう」とますますあせるバンバン。かえりみち、「あれはぜったい、あたしのことすきっていうでんごんよねぇ。バンバン、タイプじゃないけど、こくはくはきいてあげなきゃねー」とうれしそうなケロちゃんです。 【scene 10】 「いかないっていった」「いいよっていった」 つぎの日。「えーっ、わるくちおくっちゃったの？」とがんこちゃん。「だってよう、ケロが『ルンルンかわいくない』っていうから」とバンバンがいいます。「ケロちゃんがそんなこといったの？」ときかれ、「あ、いや…。それはおいらのかんちがいで」とバンバン。そこへチョビくんがやってきました。「あ、チョビくん、おはよう」とピロくん。「おはようじゃないよ、ピロくん」とおこっているチョビくん。「ぼくはあれからずーとまってたんだよ。ハックシュン！」。「えー？　でもぼく、いかないっていったよ」。「うそ。いいよっていったじゃん！」。「いまはいいよっていったんだよ」。「えーっ？」とおどろくチョビくん。 【scene 11】 気もちをつたえるのはむずかしい するとガメさんが、「でんごんツバンは気もちをつたえるのがむずかしいのよ」といいました。「あってはなせばなんてことないようなことでも、かんちがいされておこらせちゃったりね」。校長先生も、「それに、おへんじがいつくるかってじりじりしちゃったりして」といいます。「あ、それ、あたしだ」とがんこちゃん。「ごはんをたべたり、しゃべったりするはやさは一人ひとりちがうでしょ。おへんじをおくるはやさも人それぞれちがうのよ」とガメさんがいいました。「そっかあ。そうだよね」。そこへツムちゃんがやってきました。「がんこちゃん」。「あ、ツムちゃん」。そして二人どうじに「きのうはごめんね」とあやまったので、「あ？　アハハハ」と二人でわらいだしました。 【scene 12】 バンバンのでんごんをきいたケロちゃんは 「バンバーン！」。ケロちゃんがやってきました。「あ、ケロ！」とかくれようとするバンバン。「ごめん、バンバン。ツバンさん、どっかいっちゃったみたいなの。せっかくだいじなでんごんおくってくれたのにごめんね」とケロちゃん。「い、いいんだよ」といいながら、「あーよかった」とホッとするバンバン。するとそこへラッパーがやってきました。「まいごになってたからつれてきてやったぜ」とツバンもいっしょです。「やっときけるわ、バンバンのだいじなでんごん」とケロちゃん。ところが「コンドアッタラ　ハナクソツケテヤル　オシリペンペン」ときいて、まっ赤になっておこりだしました。にげだすバンバン。「まてえ、バンバン！」。「ごめんよー。ゆるしてくれー」。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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きもちのこうかんこ

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【家族愛、家庭生活の充実 感謝】 カフェの仕事で忙しいお母さん。ツムはお母さんの似顔絵を書いて気を引こうとするが・・・。うまくいかず、ついに家出してしまう。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 いつもいそがしいお母さん 「ツムちゃ～ん、あさですよ」。お母さんがツムちゃんをおこしにきました。「うーん…。おはよう、お母さん」。お母さんがあさごはんのよういをします。「きょうのあさごはんは、パンとサラダとハーブティーよ。そろそろクッキーもやきあがるわね。つぎの生地（きじ）をよういしないと」といそがしそうなお母さん。サラダのギョロメキャベツがちょっとにがてなツムちゃんが、「あのね、お母さん。わたし…」といいかけますが、「ちょっとまってね。いま手がはなせないの」といわれます。「たべおわったら、おさらはだいどころにもっていってね。あとであらうから」とお母さん。「う、うん…」とツムちゃん。 【scene 02】 「ツムちゃん、あとにしてもらってもいい？」 「ツムちゃーん！　学校いこーっ！」。がんこちゃんがさそいにきました。「はーい」と出てきたツムちゃんに、「見て、ツムちゃん。こんなところにお花がさいてる」とがんこちゃん。「ほんと、すごくかわいい！　おみせにかざったらすてきかも」。よろこんだツムちゃんは、「お母さーん。ちょっとこっちにきてー」といいました。ところがお母さんはおみせのじゅんびで大いそがし。「ごめんね、ツムちゃん。あとにしてもらってもいい？」。そこへ、「おっはよー！」とバンバンたちがやってきました。「なにやってんだよ。ちこくするぞー」。みんないってしまいます。「いってきます…」と、しょんぼりと学校へいくツムちゃん。 【scene 03】 ツムちゃんがかいたお母さんのえ 「♪ジリジリベルベルジリジリ…」。かねの木さんがなって、学校がおわりました。「さようなら～」。「バイバイ」。「またね～」。みんなかえっていきます。森の中をかえっていくツムちゃん。だいじそうに、えをかかえています。「お母さんのえ、うまくかけたわ。お母さん、よろこんでくれるかな」。 【scene 04】 “きっさツムリ”は大いそがし ツムちゃんのお母さんのおみせ“きっさツムリ”は、おおぜいのおきゃくさんで大にぎわい。「お母さん、ただいま。あのねお母さん。これ、今日（きょう）学校で…」と、えを見てもらおうとするツムちゃん。するとおきゃくのラッパーから、クッキーのさいそくです。「ハーイ。いまもっていきますね。ツムちゃん、あとにしてくれる？」。いってしまうお母さん。「お母さん…」。しばらくしてもどってきたお母さんに、ツムちゃんはおもわずいいました。「お母さん、ぜんぜんわたしのはなしきいてくれない…。わたしのこと、だいじじゃないのね！　ヒーッ！」。はしっていってしまうツムちゃん。 【scene 05】 おみせのかんばんメニュー「ハーブクッキー」 「ハァ～」。森の中でためいきをつくツムちゃん。そこへ、ガメさんと仙ちゃん先生がやってきました。「あらツムちゃん、こんにちは」とガメさん。「こんにちは…」とツムちゃん。「さっきね、ツムちゃんのお母さんのきっさてんで、ハーブクッキーをたべてきたでごじゃるよ」と仙ちゃん先生がいいます。「さすがツムちゃんのおすすめクッキーよね。おいしかったわ」とガメさん。「え？　わたしのおすすめ？」ときくと、「ツムちゃんがおいしいっていってくれたから、おみせのかんばんメニューにしたって、お母さんいってたわよ」とガメさんがいいます。「わたしが…おいしいっていったから…」とツムちゃん。 【scene 06】 がんこちゃんがかいたお母さんのえは… そこへがんこちゃんがやってきました。「あれ？　ツムちゃん。こんなところでなにしてるの？」。「うん、ちょっと…」とツムちゃん。するとがんこちゃんが、「ねえねえ、学校でかいたえ、お母さんに見せた？」ときいてきました。「ううん、まだ。がんこちゃんは？」ときくと、「見せたよ。でもね…」。がんこちゃんのお母さんは、がんこちゃんからわたされたえを、シーツといっしょにあらってほしてしまったのです。がんこちゃんのえはぐちゃぐちゃになってしまい…。 【scene 07】 「お母さん、いろいろやってくれてるから」 「あたしのお母さん、おっちょこちょいなんだぁ。あはは！」とわらうがんこちゃんに、ツムちゃんはびっくり。「がんこちゃん、おこってないの？　がんこちゃんのえ、ぐちゃぐちゃになっちゃったのよね？」。すると、「うん。うっかりしちゃったんじゃない？　お母さんね、あたしやがんぺーちゃんのためにいろいろやってくれてるから」とがんこちゃんがいいました。「いろいろ、やってくれてる…」とかんがえこむツムちゃん。お母さんが、あさおこしてくれたり、あさごはんをつくってくれたり、あらいものをしてくれたりしているのをおもいだしました。「ぜんぶ…わたしのため…？」。 【scene 08】 あやまってくれたお母さん 一人でかんがえているツムちゃん。そこへ、「ツムちゃーん！」とお母さんがやってきました。「よかった、やっぱりここにいた！　ツムちゃん、このばしょがおきにいりなんでしょ」とお母さん。「え？」。「まえにいっしょにハーブをつみにいったとき、おしえてくれたじゃない」といいます。「おぼえていてくれたの？」。「もちろんよ。ツムちゃんがたのしいっておもったことや、うれしがってくれたことはよくおぼえてるわ。でも、おみせでいそがしくて、ツムちゃんのはなしきいてあげられなかった。ごめんね」とあやまるお母さん。「お母さん、しんぱいさせてごめんなさい。ヒィィン」となきだすツムちゃんです。 【scene 09】 ツムちゃんにいっぱいわらってほしい 「お母さん、わたしのえ、かざってくれたのね」。おみせの入り口に、ツムちゃんのえがかざってあります。「ええ。ツムちゃんが見つけたお花もね」とお母さん。「とってもすてき。きっとおきゃくさんもよろこぶね」。ツムちゃんがそういうとお母さんは、「そうね。でも、明日（あした）はおみせ、お休みにしようとおもうの」といいました。「えっ」とびっくりするツムちゃん。「お母さん、ツムちゃんにいっぱいわらってほしいもの」といいます。すると、「お母さん…。お母さん、あのね、わたしもお母さんにわらってほしい。だから、あしたもおみせひらきましょ」とツムちゃんがいいました。 【scene 10】 「お母さん、いつもありがとう」 つぎの日も、きっさツムリはおおぜいのおきゃくさんでにぎわっています。「おまたせしました。きっさツムリ、いちばんのおすすめメニュー、ハーブクッキーです」。ツムちゃんとお母さんがクッキーをはこんできました。「すごーい！　山もりだ！」とよろこぶがんこちゃん。みんなもつぎつぎにさいそくします。お母さんが、「ツムちゃん、たくさんお手つだいしてくれて、ありがとう」といいました。「お母さん、いつも、いっつも、ありがとう」とツムちゃんもいいます。「クッキー、おいし～い！　あははは」とたのしそうながんこちゃんたち。「うふふふ」と、かおを見あわせてわらうツムちゃんとお母さんでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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がんこちゃんとウソの花

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【正直、誠実】　みんなの前でオナラをしたがんこは、「してない」とウソをつく。ウソをついたがんこに、カッパは「ウソをつくと尻尾の先に花が咲く」術をかける。

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【】 オープニング （オープニングタイトル） 【scene 01】 おならをしてしまったがんこちゃん 「だーるーまーさんが…ころんだ！」。がんこちゃんたちが“だるまさんがころんだ”であそんでいます。ピタッととまっているみんな。「あれ？　みんな、なかなかうごかねえなぁ。ようし、もう一回（いっかい）。だーるーまーさん…が…」とオニのバンバン。すると、がんこちゃん、おなかがゴロゴロしてきました。「なんか、おならが出そうなかんじ…」。ちょうどそのとき、「ころんだ！」とバンバン。みんながピタッととまってシーンとなったとき、がんこちゃんは「プゥ～」とおならが出てしまいました。「いまのって？」。「おならの音だよ」。「まえのほうからきこえてきたギャオ」。みんなが口々にいいます。 【scene 02】 「あたしじゃないよ、バンバンだよ」 「ちょっと、だれよ～。だれがおならしたの？」とケロちゃん。「ドキッ！　あ、あたしじゃないよ！　えっとその～…あ、バンバンだよ！」とがんこちゃんがいいました。「あ、オレ？　オレ、おならしちゃったのか？」とバンバン。「うっかり出ちゃったんじゃない？」、「そういうことあるよね」、「バンバン、気をつけてよ」とみんなにいわれ、「お、おう…」とバンバン。みんなは、つぎはオニごっこをしようと森の中へいってしまいました。「よかったぁ～。なんとかごまかせた～」とホッとするがんこちゃん。でも、「あれ？　なんだろう？　なんかモヤモヤする…」。 【scene 03】 しっぽにさいた“ウソの花” そこへ、「見～ちゃった、見～ちゃった！」とカッパさんがあらわれました。「おめえ、いまウソついたな」といわれ、「ウソなんかついてないよ」とがんこちゃん。「おならをしたのはおめえだっちゃ」といわれても、「してないったら、してない！」といいます。「ごうじょうなやつだっちゃね～。だったらこうしてやるっちゃよ！」。カッパさんがじゅもんをとなえます。「カッパナラナラオナラッパ～！」。するとがんこちゃんのしっぽの先に、ポンッと花がさきました。「なにこれ？」。「それはウソをついたときにさく、“ウソの花”だっちゃ。ウソをつくたびに、“ウッソー”ってしっぽに花がさくっちゃよ！」。 【scene 04】 「がんぺーちゃんがかってにころんだの」 がんこちゃんがおうちにかえってきました。「どうしよう…、このしっぽ」。すると、「おねーちゃん、お花、きれい～」とがんぺーちゃんがお花に気がつきました。「がんぺーちゃん、さわらないで！」。がんこちゃんがしっぽをふったので、がんぺーちゃんはふっとばされてしまいました。「びえーっ！」となき出すがんぺーちゃん。「あららら、そんなにないて。どうしたの、がんぺーちゃん？」とお母さんが出てきました。「びえぇーっ！」。「あ、あたし、なんにもしてないよ。がんぺーちゃんが、かってにころんだの」とがんこちゃん。すると、しっぽの先に「ポンッ」とウソの花がさきました。 【scene 05】 ウソの花がつぎつぎと 「がんこちゃん、そのお花は！？」とお母さんがびっくりしてききました。「なんでもない」。するとまた「ポンッ」と花が。「お母さん、あたし、今日（きょう）はもうねる」とがんこちゃん。「ゆうごはんはたべないの？」ときかれ、「おなかすいてないからいい」というと、また「ポンッ」。じぶんのへやにかけこんできたがんこちゃん。「あー、なんでさくの？　あたし、こんなにウソついてないのに」といいました。するとまた「ポンッ」。「もうしらない！　ねちゃおうっと」。でも、ベッドに入ってもなかなかねつけません。「またなんか、モヤモヤする…。あー、おなかすいたよー」。 【scene 06】 ツムちゃんにお花のことをきかれて つぎの日。まだはやいうちに、がんこちゃんがそうっといえから出てきました。学校へいくとちゅうで、「おはよう、がんこちゃん」とツムちゃんといっしょになりました。「今日（きょう）は、はやおきなのね」といったツムちゃん。「あ！　がんこちゃん、そのしっぽどうしたの？」としっぽのお花に気がつきました。「あ、うん…。きのう、カッパさんにへんなじゅつ、かけられちゃって…」とがんこちゃん。「どんなじゅつ？」ときかれ、「えっ、それは、えっと…」とカッパさんのことばをおもいだします。『それはウソをついたときにさく、ウソの花だっちゃ。ウソをつくたびに、“ウッソー”ってしっぽに花がさくっちゃよ！』。 【scene 07】 あのツムちゃんがおこった！ 『ウソをついたなんて、いえないよ。いったらきっと、ツムちゃんにきらわれちゃう』とおもったがんこちゃん。「あはは、わかんない。きっと、カッパさんのいじわるだよ」といいました。するとまた「ポンッ」とウソの花がさきました。「うわっ」。するとツムちゃんが、「いじわる？　ウー、がんこちゃん、カッパさんにあいにいきましょう。わたし、すごくおこってるわ。カッパさんに、もんくをいいたい！」といったのです。あのおとなしいツムちゃんがおこっているので、がんこちゃんはびっくり。「えーっ？！」。 【scene 08】 おこりだしたカッパさん 二人がドーナツぬまにやってきました。「カッパさーん！」。あらわれたカッパさんに、「カッパさん！　がんこちゃんに、ひどいことしないでください！」というツムちゃん。さらに、「カッパさんがそんなにひどいカッパさんだとはおもいませんでした！」といいます。「ひどい？　なんだって！」とカッパさん。「わたし、カッパさんのこと、きらいになりました！」。おこったカッパさんは、「カッパカリカリイカリッパー！」とじゅもんをとなえました。じめんがゆれはじめます。「うわぁ、ツムちゃん、にげよう！」。でも、「ううん、にげない。だって、わたしもがんこちゃんも、なんにもわるいことしてないもの」とツムちゃん。 【scene 09】 たくさんウソをついたから 「わるいこと…？」。がんこちゃんがおもいだします。『ほんとうは、おならをしちゃったのは、あたし…。ほんとうは、あたしのしっぽがあたって、がんぺーちゃんがこけちゃった…。ほんとうは、カッパさんのいじわるなんかじゃなくて、あたしがたくさんウソをついたから、たくさんのウソの花がさいたんだ…』。そのとき、「くらえ！　水でっぽ～！」と、カッパさんが大きな水のかたまりをぶつけてきました。「ヒーッ！」。「あぶない！　ツムちゃーん！」。ツムちゃんをかばって水のまえに立ちはだかるがんこちゃん。水がせまってきます。「わあーっ！」…。 【scene 10】 あたしがしなきゃいけないことは… 気がつくと、もとにもどっていました。「カッパさん、ツムちゃん、ごめんなさい！」。がんこちゃんが二人にあやまりました。「カッパさんのいじわるだなんて、ウソなの。あたし、ツムちゃんにウソついたの」。「そうだったの。でも、がんこちゃんのしっぽ、どうすればいいのかしら…」とツムちゃん。カッパさんは、「さあてねー。ぼくちゃん、しらないっチャポーン！」とぬまにもどってしまいました。「ツムちゃん。しっぽのお花はどうしたらいいかわからないけど、あたしがしなきゃいけないことは、わかった！」とがんこちゃんがいいました。 【scene 11】 がんぺーちゃんにあやまるがんこちゃん がんぺーちゃんがいえのまえでパンをたべています。そこへ、がんこちゃんがかえってきました。「がんぺーちゃん、きのうはごめんね」とがんこちゃんがいいました。お母さんにも、「お母さん、がんぺーちゃんがころんでないたのは、あたしのせいなの。あと、おなかすいてないなんて、ウソ。ほんとうはすっごく…」といいかけると、「だとおもったわ。はい、めしあがれ」と、お母さんはがんこちゃんの大すきな岩石（がんせき）パンをとりだしました。「お母さん！」とよろこぶがんこちゃん。 【scene 12】 がんこちゃんがみんなにもあやまると… 「おならをしたのはあたしなのに、ウソついちゃったの。バンバン、みんな、ごめん！」。がんこちゃんはみんなにあやまりました。「ハハッ。なんだ、おまえだったのかよ」とバンバン。「ほんとに、ほんとうに、ごめんね」とがんこちゃん。すると、がんこちゃんのしっぽのウソの花がぬけて空たかくとんでいき、大きな花火になりました。「わあー、きれいね！」とみんなは大よろこびです。「なんか、すっごく、すっきりした！」とがんこちゃん。「このはなし、ヒポ先生にいったらぜったい『ウソだ』っていわれるね」とチョビくん。「でも、ウソじゃないもんねー！」とがんこちゃん。「あははは」とみんなで大わらいです。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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チョビくんのやくそく

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【友情、信頼】　みんなでイモムシの世話をすると約束した子どもたち。約束を絶対に守らなければいけないと言うチョビは、ほかの子どもたちと対立してしまう。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 キラビヤチョウのよう虫を！ 「いい？　まいあさ、みんなでえさのはっぱをさがすこと」。チョビくんがみんなにいいました。「うん！」。キラビヤチョウのよう虫をつかまえたので、みんな、はりきっています。「だいじょうぶ？　よう虫はシャンシャラ草のはっぱしかたべないのよ」とヒポ先生。シャンシャラ草はサラダにするとおいしいのですが、あまり生えていないのです。「キラビヤチョウはあまりにもうつくしいので、“空とぶ宝石（ほうせき）”ともいわれてるんでごじゃるよ」と仙ちゃん先生がいったので、「空とぶほうせき？！」とチョビくんは大こうふん。「どんなにたいへんでも、ちゃんとおせわしようね。やくそくだよ」といいました。「うん！」。 【scene 02】 えさのシャンシャラ草をさがすみんな 森の中で、みんながシャンシャラ草をさがしています。「ねえ、そっち、あった？」。そこへがんこちゃんがやってきました。「みんな、おっはよう～！」。すると、「がんこちゃん、おそいよ！　みんなでシャンシャラ草をさがすってきめたでしょ」とチョビくんにちゅういされてしまいました。「ごめん、ごめん。えへへへ」。そのとき、バンバンが草むらからさけびました。「おーい、あったぞ、ほれ！」。バンバンの手にはシャンシャラ草がにぎられていました。 【scene 03】 なにがあってもやくそくはまもらなきゃだめ！ イモ虫がおいしそうにはっぱをたべています。「はっぱ、明日（あした）のぶんも足りそうじゃない？」とケロちゃん。「そうだな。明日はいかなくてもいいな」とバンバン。すると、「ちょっと！　まいあさってやくそくしたでしょ。明日も森にしゅうごう！」とチョビくんがいいました。ツムちゃんはお母さんのお手つだい、ギャオくんも足のけがでいけないといっても、「そんなのわがままだよ。そのぶんぼくたちがたいへんになるんだよ。ぜったいだめ！」とチョビくん。「みんながかってなこといってたらおせわできないよ。とにかく、やくそくしたんだから、なにがあってもまもらなきゃだめだからねっ」といいました。「え～っ…？」。 【scene 04】 みんなかえっちゃった… つぎの日。「えっほ、えっほ…、またねぼうしちゃった…！」。大あわてではしっていくがんこちゃん。森の中について、「みんな、ごめん～！」とこえをかけると…。「あれ？　チョビくんだけ？　みんなは？」とがんこちゃん。「かえったよ」とチョビくん。「えーっ、なんで？」ときかれ、「みんな、まいあさはいやなんだって。じゃあ、かえればっていったら、ほんとにかえっちゃった…ふん」。なみだぐむチョビくん。「そ、そうなんだ…。やっぱり、ちょっとたいへんすぎたんじゃない？」とがんこちゃん。すると、「カッチーン！　じゃあいいよ。ぼく一人でおせわするから！」。そういってチョビくんは一人でいってしまいました。 【scene 05】 一人でさがしつづけるチョビくん 「シャンシャラ草や～い！」。チョビくんが森の中でシャンシャラ草をさがしています。でも、「ない…。ない…。ない…」。どこにも見あたりません。「あっ、シャンシャラ草！　やったあ！」。やっときいろい花を見つけてつかんだら、「あいててててて！」。それはラッパーのかみのけでした。「ヘイヘイ、なんだヨウ！」とラッパー。「はあ…、ちがった…」。さがしつづけるチョビくん。「ない…。ない…。ない…」。ドーナツぬまの石をふんでとびこえていくチョビくん。でも、まんなかの石はカッパさんのあたまでした。「ぐえっ。なんだっちゃ～？」とカッパさん。どこにもシャンシャラ草は見つかりません。「ないよーっ！」。 【scene 06】 チョビくんのようすに気がついたガメさん 「はい。これで明日（あした）にはなおるわよ」。ガメさんがギャオくんの足のけがの手あてをしています。「ありがとギャオ」とギャオくん。そのとき、「あら？　あれ、チョビくんじゃない？」とガメさんがチョビくんに気がつきました。「シャンシャラ草はどこだよ～」とつぶやきながらチョビくんがあるいていきます。そのようすを見て、「ギャイ～、チョビくん…」とつぶやくギャオくんに、「なにかあったの？」とガメさんがききました。 【scene 07】 がけからおちてしまった 「シャンシャラ草や～い…」。一人でさがしつづけるチョビくん。「あっ、あった！」。がけの中ほどにシャンシャラ草を見つけました。がけをのぼっていくチョビくん。「よいしょ、よいしょっと」。そして、とうとうシャンシャラ草をつかみました。「やった！　やった～！」。ところが、「あれ？」。うれしさのあまりとびはねたチョビくんはちゅうにういていて…、「わあ～っ！」。ドッシーン！　がけからおちてしまいました。「いててて…」。…きょうしつでイモ虫にはっぱをたべさせるチョビくん。「おいしいかい？　たよりになるのはぼくだけだよ。うちでしあわせにくらそうね」。イモ虫のかごをもって出ていきます。 【scene 08】 チョビくんがイモ虫をつれてかえった？ つぎの日。がんこちゃんがきょうしつにやってくると、イモ虫がいなくなって大さわぎになっていました。「もしかして…。きのうチョビくん、一人でおせわするっていってたから」とがんこちゃん。「でも、一人であのはっぱさがすの、すごくたいへんよね」とツムちゃん。ケロちゃんも、「あたしたち、チョビくんを一人ぼっちにしたりして、わるかったかしら…」といいます。「あいつがかえれっていったんだぜ」とバンバン。「そうだよ」とピロくん。「でもさあ、みんなでおせわするやくそくだったよね？」とがんこちゃんがいうと、「う、う～ん…」。ツムちゃんが、「あたし、チョビくんのとこ、いってみる」といいます。「あたしも！」。 【scene 09】 けがで出かけられなくなってしまった チョビくんのへやで、イモ虫はおなかがすいたようです。「ごめんね。もうはっぱ、ないんだよ。とりにいきたいけど、あさになったらしっぽがはれちゃって…」とはなしかけるチョビくん。がけからおちて、しっぽをけがしていたのです。みんなにいったことばをおもいだすチョビくん。『やくそくしたんだから、なにがあってもまもらなきゃだめだよ！』。おもわず「あ～ぁ、あんなこといわなきゃよかった」とつぶやくチョビくん。「いまさらたすけてなんて、かっこわるくていえないよ」。そのとき、「チョビく～ん！」とよぶこえがしました。「え？」。 【scene 10】 あやまるみんなにチョビくんも… 「みんな、どうしたの？」ときくと、ケロちゃんが、「あたしたち、みんなでおせわするっていったのに、しらんぷりしちゃってごめんね」とあやまりました。するとチョビくんは、「うっ、ううっ、うわ～ん」となきだしました。「ほんとはさ、ぼくも、どうしてもはっぱとりにいけなくなっちゃってさ…。でも、みんなにいいづらくってさ…」。「なんだ、はやくいえよ」とバンバン。「うん。ごめんね」。こんどはチョビくんがあやまりました。「いいんだよ、オイラもわるかった。よーし、いまからみんなではっぱとりにいこうぜ！」とバンバン。「うん！」。「でも、もう森には生えてないみたいなんだよね」とチョビくん。「えー、そうなの？」。 【scene 11】 ガメさんのアドバイス そこへ、「はいはい、ちょっといいかしら？」とガメさんとギャオくんがやってきました。「これ、もってきたギャオ」。シャンシャラ草をたくさんもっています。「チョビくんが一人でシャンシャラ草をさがしてるってきいてね」とガメさん。ガメさんは、シャンシャラ草をきゅうしょくのサラダにしようと、温室（おんしつ）でふやしていたのです。「ありがとう、ガメさん！」と大よろこびのチョビくん。するとガメさんが、「こういう、なにかきめるようなときはね、できるだけ、みんながらくにつづけられるようにすると、うまくいくものなのよ。じゃ、あとのおせわはたのんだわよ」といいました。「ハーイ！」。 【scene 12】 あのイモ虫が宝石のように！ つぎの日のあさ。イモ虫はサナギになっていました。みんながまわりにあつまって見まもっています。やがて、サナギのせなかがわれて、キラビヤチョウが出てきました。「うわあ、すごい！　チョウチョだ！」。みんな、きれいなチョウにうっとり。「チョビくんがちゃんとおせわしたおかげだね！」とがんこちゃん。「ううん。みんなが手つだってくれたからだよ。ありがとう」とチョビくん。そのとき、キラビヤチョウがはばたいて、ヒラヒラと空にまいあがりました。「わあー、きれい！」とこえを上げるみんな。キラビヤチョウは宝石（ほうせき）のようにかがやきながらとんでいくのでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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しらなかったけどあったもの

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【伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度】 ざわざわ森の知らないことを探す子ども達。がんこは美味しいサボテンを作った偉人と出会い、ざわざわ森をもっと好きになる。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 ざわざわ森についてのおべんきょう 「みなさん。今日（きょう）は、ざわざわ森についてのおべんきょうです」とヒポ先生がいいました。「みなさんは、『クレマカカリアのパイまつり』をしっていますよね？」。みんなしっていました。「では、どうしてパイまつりがはじまったのか、しっていますか？」。そうきかれてみると、みんなしりません。それは…。ずいぶんむかし、クレマカカリアの実（み）がとてもたくさんとれたことがありました。よろこんだみんなはその実をわけあってたべようと、パイまつりをはじめたのです。「そうだったんだぁ」とみんな。「よくしっているとおもっていたことでも、こんなふうに発見（はっけん）があります。みなさんも『ざわざわ森のしらなかったこと』をさがしてみてくださいね」。「ハーイ！」。 【scene 02】 『ざわざわ森のしらなかったこと』を見つけよう 学校がおわって、みんないっしょにかえっていきます。するとバンバンが、「そうだ！　ヒポ先生がいってた『ざわざわ森のしらなかったこと』。だれが見つけられるか、しょうぶしようぜ！」といいました。「やろう、やろう！」。「わぁ、おもしろそうね！」。みんなもさんせいします。そこで、がんこちゃん・ツムちゃん・ギャオくんのチームと、バンバン・ピロくん・ケロちゃん・チョビくんのチームにわかれて、しょうぶです。がんこちゃんたちも、バンバンたちも、それぞれ、『しらなかったこと』をさがしに森の中に入っていきました。 【scene 03】 先生たちのむかしのあそび？ バンバンたちが森の中をやってきました。「だれもしらないすっごいこと、見つけるぞ！」。ピロくんが、「まずは、むかしのことをよーくしってる人にきけばいいんじゃない？」といいます。「そうか、てことは…」。バンバンがそういいかけたとき、大きなふるいタイヤがみんなのまえをころがっていきました。「うわぁ！？」。そしてじめんに立てられていたふるいペットボトルにぶつかり、ぜんぶたおしました。すると、「ストラ～イクでごじゃるよ！」と仙ちゃん先生がやってきました。校長先生もいっしょです。「校長先生、なにやってんの？」ときくと、「これはね、むかしのあそびなんです」といいました。「むかしのあそび？」。 【scene 04】 みんなのしらないあそび…！ 「まとを何本（なんぼん）たおせるか、しょうぶするでごじゃるよ」と仙ちゃん先生。「これがまと？」とチョビくん。ゴミのようなペットボトルです。「はい。わたしたちが子どものころはそこらじゅうに、人間（にんげん）のすてたゴミがあったんですねえ」と校長先生がいいます。「むかしは、いらなくなったものやすてられたものをくふうしてつかって、よくあそんだでごじゃるねえ」と仙ちゃん先生。「へー、おもしろそう。あたしたちのしらないあそびね」とケロちゃん。すると、「これって…」とチョビくん。そこでみんなも「あ！」と気がつきました。「見つけたぜ！　ざわざわ森のしらなかったこと！」とバンバン。みんなもそのあそびをやってみます。 【scene 05】 がんこちゃんたちが出あったサボテンはかせ そのころ…。「どっかにないかな～、しらないこと」。がんこちゃんたちが、さばくのちかくまでやってきました。すると、「トゲトゲ～。こっちにきておトゲ～」というふしぎなこえがきこえてきました。こえがしたほうへいってみると、なんだかさびしいところです。そこにまた、「トゲトゲ～。こっちトゲ～」ときこえます。「こっちかな？」とすすんでいくと、「わ！　だれ！？」。そこには石のぞうが立っていました。そして、「はじめまして。わたしはサボテンはかせ」と名のったのです。「サボテンはかせ！？」。がんこちゃんたちはびっくり。 【scene 06】 「そのくろいサボテンをつみとっておトゲ」 サボテンはかせはこういいました。「きみたちにおねがいがあるトゲ～。どうか、そこのくろいサボテンをつみとっておトゲ」。見ると、目のまえに小さなくろいサボテンがあります。「ようし。うー、よいしょ！」。がんこちゃんはくろいサボテンをひきぬきました。「とれたよ、サボテンはかせ」。「あー、ありがトゲ～！」。「でも、このくろいサボテン、なに？」とがんこちゃんがきくと、サボテンはかせは、「それは、むかしのサボテンだよ」といいました。「えーっ！？」。おどろくみんなに、サボテンはかせがはなしはじめました。「サボテンは、とってもえいようがあるしょくぶつなんだよ。でもね…」。 【scene 07】 サボテンはかせのけんきゅう 「むかしのサボテンは、くろくてかたくて、トゲがチクチクして、とてもたべられるようなものではなかったんだトゲ。わたしはサボテンがおいしくたべられないかと、けんきゅうにけんきゅうをかさねていったんだトゲ。そんなある日。わたしの母さんが病気（びょうき）になってしまった。母さんを元気（げんき）にするには、えいようのあるサボテンをたべさせるしかない。わたしはくろいサボテンのなぞをしらべつづけた。ちがうしゅるいの土にうえて、ひりょうをかえてみたり、水のやりかたをくふうしたり。わたしはあきらめなかった。母さんのため、そしてみらいのみんなのため。かならず、おいしくたべられるサボテンをつくり出してみせるとこころにちかった！　そして…」。 【scene 08】 ついに、たべられるサボテンをつくり出した！ 「そして！？」。「ついに、おいしくたべられるみどりいろのサボテンをつくることにせいこうしたトゲ！」とサボテンはかせ。「やったあ！」。がんこちゃんたちは大よろこび。そこでツムちゃんがしんぱいになって、「あの、はかせのお母さんは？」とききました。「サボテンをたべて、元気（げんき）になったトゲ！」とはかせがいったので、「よかったあ～」とみんなホッとしました。「あたしね、サボテンの天ぷら大すき！　はかせ、サボテンをおいしくしてくれてありがとう！」とがんこちゃん。すると、「いやいや、おれいをいうのはわたしのほうだトゲ」とはかせがいいます。「えー？」。 【scene 09】 ずっとサボテンを見まもっていたはかせ 「きみたちは、わたしのこえに気づいて、くろいサボテンをとってくれた。くろいサボテンは、おいしいサボテンをからしてしまうんだ。それがしんぱいで、わたしは石になったいまでも、ずーっとここでサボテンを見まもっているんだよ」とサボテンはかせがいいました。ツムちゃんが、「たくさんのサボテンのおせわを、一人でしているの？」ときくと、「そうだトゲ！」とはかせ。「それってたいへんギャオ…」とギャオくん。「じゃあさ、これからはみんなでお手つだいしようよ！」とがんこちゃんがいいました。「ギャイ～」。「そうね！」。 【scene 10】 バンバンたちが見つけたもの つぎの日のあさ。「バンバン、いいわよー！」。ひろばで、まずバンバンたちが見つけた『ざわざわ森のしらなかったこと』をはっぴょうします。「それっ！」。バンバンがふるいタイヤをころがしました。ころがっていったタイヤは、まとのペットボトルにあたり、ぜんぶたおしました。「ストラ～イク！」と仙ちゃん先生。「どうだい！」。とくいげなバンバン。「すごーい！」とみんなも大さわぎです。「ざわざわ森にこんなあそびがあったのね」。「しらなかったギャオ」。ツムちゃんとギャオくんもかんしんしています。 【scene 11】 がんこちゃんたちが発見したもの そこへ、「がんこちゃ～ん。サボテンの天ぷらつくってきたよ」と、がんこちゃんのお父さんが、山もりのサボテンの天ぷらをもってやってきました。「おひるごはんにはまだ早いのでは」というヒポ先生に、がんこちゃんがせつめいします。「あのね、先生。あたしたちが発見（はっけん）したのは、このサボテンのことなの」。「サボテンはかせが、たべられなかったサボテンを、おいしいサボテンにかえたんです」とツムちゃん。「ええ～っ？」とみんなおどろきました。「はかせは、サボテンのいちばんおいしいたべかたも見つけたんだよ。それがこの、サボテンの天ぷらなんだね」とお父さんがいったので、「サボテンはかせはそんなすごいこともしたんだ！」とあらためてびっくりするがんこちゃん。 【scene 12】 まだまだしらないことがいっぱいありそう！ 「がんこちゃんたちは、ざわざわ森のすごい人も発見（はっけん）したのね」とヒポ先生がほめてくれました。「ヒポ先生、サボテンの天ぷら、たべてもいい？」とがんこちゃん。すると、「はい！」とヒポ先生。「やったあ！」とみんなは大よろこび。「いただきまーす！　うーん、おいしーい！」。がんこちゃんが「サボテンはかせさん！」とよびかけて、「どうも、ありがとう！」とみんなでこえをそろえていいました。「ねえねえ、もしかしたらざわざわ森には、まだまだしらないことがいっぱいあるのかな？」とがんこちゃんがいいます。「きっとそうよ！」。「またみんなでさがしにいこうよ」。「うん、いこう！」。みんな、とってもたのしそうです。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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あいさつはだれのため？

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（気持ちのよいあいさつ)ヒポ先生の誕生日にプレゼントをしようと思いつくがんこ。何にしようかと考えるのに夢中で、あいさつを無視してしまい・・・

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 ヒポ先生のたんじょう日？ がんぺーちゃんのバースデーケーキをつくろうと、お父さんがケーキのざいりょうをいろいろそろえました。おいしそうです。「おたんじょう日がたのしみねえ」とお母さんにいわれ、「あいあい～！」とよろこぶがんぺーちゃん。「そういえば、ヒポ先生も、がんぺーちゃんとおたんじょう日がおなじだったわね」とお母さんがいいます。「えーっ、そうだったんだぁ。ヒポ先生にも、おたんじょう日プレゼントあげたいなぁ」とがんこちゃんがいいました。 【scene 02】 校長先生に「おはよう」といわれたのに 「いやあ～。今日（きょう）もいい天気ですねぇ」。校長先生が校門（こうもん）のところで空を見上げています。ケロちゃんとチョビくんがやってきました。「校長先生、おはようございます！」。「おはようございます」。そこへ、「う～ん…」とかんがえごとをしながら、がんこちゃんがやってきました。「おや、がんこちゃん。おはようございます」と校長先生がこえをかけても、「う～ん…」とそのままとおりすぎていきます。「ありゃ、いっちゃいましたねぇ…」と校長先生。「ヒポ先生のプレゼント、なにがいいかなぁ…」。ひとりごとをいいながら、がんこちゃんは学校の中へ入っていきました。 【scene 03】 あいさつをしないがんこちゃん きょうしつで、バンバンとギャオくんがいいあらそっています。「おいらなんか、ごはん10ぱいもおかわりしたことあんだぞ」。「おら、その100ばいおかわりしたギャオ」。どうやら、どっちがすごいかでもめているようです。ツムちゃんとピロくんが「おはよ…」といいかけますが、二人にはこえをかけづらいふんいき。でも、気がついたみんながあいさつします。「おはよう！」。そこへ、「う～ん、どうしよっかなぁ…」とかんがえながらがんこちゃんがやってきました。みんなが「おはよう！」とあいさつします。でもがんこちゃんは、「う～ん」というだけです。「なんだよ。あいさつなしかよ」とバンバン。 【scene 04】 プレゼントをかんがえていて… 「みなさん、おはようございます」。ヒポ先生がみんなにあいさつしました。「おはようございます」とみんな。でもがんこちゃんだけは、「あー、なにがいいかなぁ…」とかんがえていて、あいさつをしません。「がんこちゃん、どうかしましたか？」とヒポ先生にきかれ、とつぜん、「ねえ、ヒポ先生、なにがほしい？」というがんこちゃん。「はあ？」とわけがわからないヒポ先生。がんこちゃんが、「あ、だめだ。きいちゃったらびっくりさせられないもんね。あはは、なんでもありませーん」といったので、ますますわけがわかりません。「はあ…？」。 【scene 05】 気がつくとがんこちゃんがいない 学校がおわりました。「みなさん、さようなら」。「先生、さようなら」。きょうしつでバンバンとギャオくんが、どちらがこくばんをけすかでまたもめています。「木の実（み）のネックレス、それともサボテンのお人形（にんぎょう）…。う～ん」とかんがえていたがんこちゃん、とつぜん「あー、どっちもだめだめ！」と大ごえでいったので、バンバンたちはじぶんたちのことかとびっくり。みんなが気がつくとがんこちゃんがいません。「あいつ、バイバイっていったっけ？」とバンバン。「ううん、いってないギャオ」とギャオくん。「ちょっとまってみる？」とケロちゃんがいいますが、「ああ…う～ん…」とみんな。 【scene 06】 あいさつしてもらえなかったがんぺーちゃん がんぺーちゃんがおばあちゃんとつみ木であそんでいます。「おねーたん、まだ～？」というがんぺーちゃんに、「そろそろかえってくるよ」とおばあちゃん。そこへ、がんこちゃんがかえってきました。「ねーたん、おかえり～！」とよろこぶがんぺーちゃん。ところががんこちゃんは、「なにがいいかなぁ」とかんがえこんでいてへんじをしません。「おかえりー。ね、おかえりー。おかえりーっ！」とくりかえすがんぺーちゃん。するとがんこちゃんが「もう、がんぺーちゃん！　おねえちゃん、いまかんがえごとしてるんだから！」といったので、がんぺーちゃんは「びえええ～っ！」となきだしてしまいます。 【scene 07】 『ただいま』くらいで、へんなの！ そこへお父さんとお母さんが出てきました。「あらあら、どうしたの？」。おばあちゃんはがんこちゃんに、「がんぺーちゃんが『おかえり』っていってるんだから、『ただいま』っていっておあげよ」といいます。「わかったよ。ただいま！」。がんこちゃんが大ごえでいったので、がんぺーちゃんは「びええ～ん！」とまたなきだしてしまいました。「ま、そんないいかたはないでしょ！」というお母さんに、「『ただいま』くらいで、へんなの！」とがんこちゃん。するとおばあちゃんが、「へんじゃないよ。がんこちゃんだってあいさつしてもらえなかったらかなしいだろ？」といいます。「そうかなぁ…？」というがんこちゃん。 【scene 08】 だれもあいさつしてくれない！ そのよる。「がーん、ここここ…。がーん、ここここ…」。ねていたがんこちゃんはゆめを見ました。……「あれぇ？　ここ、どこ？」。ケロちゃんとチョビくんがやってきました。「おはよう～」とあいさつすると、バンバンとギャオくんも「おはよう～」。どうやらここはきょうしつです。やってきたツムちゃんとピロくんに、がんこちゃんも「おはよう～」とあいさつしますが、二人はだまってとおりすぎました。そしてみんなに「おはよう」といっています。「あれれれ？　ねえねえ、みんな、おはよう～！」。あせったがんこちゃんが大きなこえでいうと、ケロちゃんはちらっと見て、どうでもいいというかんじで「…おあよ」。 【scene 09】 がんぺーちゃんもへんじしてくれない！ 「えーーーっ！？　みんな、どうしたの？」。そのとき、「よいちょ、よいちょ」とがんぺーちゃんのこえがしました。つみ木であそんでいます。「あれ？　あたし、うちにかえってきたんだ。がんぺーちゃん、ただいま」とこえをかけるがんこちゃん。でもがんぺーちゃんは、ちらっとがんこちゃんを見るだけ。へんじもせずに、つみ木をつづけています。「ねえ、ただいま！　ただいまってば！　おねえちゃんだよ」とひっしになるがんこちゃん。すると、がんこちゃんのからだがどんどんきえていききます。「あれ？　あれれれ？　あたし、きえてってる！　うわあ、どうなってんの～！」。 【scene 10】 あいさつの大切さがわかった 「わあーっ！」。がんこちゃんがさけびながらとびおきました。「はあ…ゆめかあ。あたし、だれにもあいさつしてもらえなかった…」。そこへ、がんぺーちゃんが入ってきました。「おねーたん、おはよ！」といいます。「がんぺーちゃん！　よかったぁ！」とあんしんしたがんこちゃん。「おはよう、がんぺーちゃん。おはよう、おはよう～！」と大よろこびであいさつします。「そうかぁ。あいさつされると、大切（たいせつ）にされてるって気がする。あいさつはちゃんとしよう！」とがんこちゃん。あいさつの大切さがわかったようです。「あいあい！」とうれしそうながんぺーちゃん。 【scene 11】 みんながあいさつしてくれた ドーナツぬまのほとりをがんこちゃんがはしっていきます。「ラッパーさん、おはようーっ！」。学校についたがんこちゃんは、「みんな、おはよう！」とこえをかけました。みんながあいさつしてくれるか、がんこちゃんがきんちょうしてまっていると…。「おはよう！」。みんなもあいさつしてくれました。「昨日（きのう）、バイバイしないでかえっちゃってごめんね。あたし、ずっとかんがえごとしてて…」とあやまるがんこちゃん。みんなは、「そんなことだろうとおもったよ」とわらってくれました。「あのね、ヒポ先生、明日（あした）ね…」とがんこちゃんはみんなにせつめいします。 【scene 12】 ヒポ先生へのプレゼントは… つぎの日。「みなさん、おはようございます」とヒポ先生。みんなはとても元気（げんき）に「おはようございます！」とあいさつ。そこでがんこちゃんが「せーの！」とこえをかけ、みんなで「おたんじょう日、おめでとうございます！」といいました。「はい、先生。みんなでつくったんだよ」。たんじょう日のプレゼントをわたします。ヒポ先生のにがおえです。「ありがとう。とってもうれしいわ。だけどね、みなさんがえがおで『おはよう』、『おめでとう』っていってくれたことがもっとうれしいわ。本当（ほんとう）にありがとう！」。なみだぐむヒポ先生。みんなもとてもうれしそうです。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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バンバンのにがてなこと

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（自分の特徴に気づく。誰でも苦手や得意があることを学ぶ。） ピロはいくら頑張っても笛が吹けない。それでも頑張れと言われる。その気持ちを知ったバンバンは・・・

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 うまくふえがふけないピロくん おんがくのじかん。みんなでがっきのえんそうです。「はい、がんこちゃん」とヒポ先生。「♪ピーピポピ、ピポピー♪」とふえをふくがんこちゃん。「いいわね～。つぎ、バンバンくん」。バンバンも「♪ピーポピーピ、ピーピポピ、ピポピ～♪」とじょうずです。「いいですね～。つぎはピロくん」。ところがピロくんは、「♪ピ、プ、プピョ～♪」。うまく音が出ません。もういちどやっても、「♪ピーピピピ、プ、プピョ～～♪」。みんなにわらわれてしまいます。先生は「ピロくん、だいじょうぶよ。がんばればかならずできますからね」といいますが、「は、はい…」とくらいかおをしたままのピロくんです。 【scene 02】 みんなは「がんばろう」というけど ほうかご、校庭（こうてい）の木の下でピロくんがふえのれんしゅうをしています。「♪ピ、プ、プピョ～～♪　だめだ。なんどやってもできないよ」。そこへ、「ピロくーん！」とみんながやってきました。サッカーにさそわれますが、ことわるピロくん。「一人でこそこそふえのれんしゅうしてんのかよ。ピロはへたくそだもんなあ。おいら、ふえなんかれんしゅうしなくてもふけるのになぁ」とバンバン。みんなは「がんばればじょうずになるからね」、「みんなでふえのれんしゅうしましょ」といいますが、「ぼ、ぼく、いいや」とピロくんはかえっていきました。「ピロくん…？」としんぱいそうながんこちゃん。 【scene 03】 ドーナツぬまにふえを ドーナツぬまのほとり。「がんばれがんばれってみんないうけど、ぼくだってがんばってるのに…。どうしてぼくだけできないんだろう。こんなふえ…、えい！」。ピロくんはふえをぬまになげこんでしまいます。すると、ぬまからカッパさんがあらわれました。「おめえがおとしたのは、このキンキラキンのふえけ？」ときかれ、「ち、ちがうよ」とピロくん。すると、「えらい！　正直（しょうじき）ないい子にはかえしてあげるっちゃよ」とピロくんのふえをかえしてくれました。「はぁ～。もどってきちゃった…」とピロくん。「だいじなふえなんじゃねえのけ？」といわれたピロくん、「カッパさん…」となきだしました。 【scene 04】 はなしをきいていたバンバン 「すると、おめえだけどうしてもふえがふけねえのけ？」。ピロくんのはなしをきいたカッパさんがいいました。「うん…。ぼく、毎日（まいにち）毎日れんしゅうしてるのに…。みんなはずるいよ。バンバンなんかぜんぜんれんしゅうしてないのにあんなにじょうずでさ」とピロくん。そこへ、バンバンがとおりかかり、木のかげからそっとのぞきます。「こんなにがんばってもできないのにさ、がんばれ、がんばれって…。どうすればいいのかわかんないよ。ぼくだって、ほんとうはみんなとおなじようにふきたい。でもできないんだ」というピロくん。「ピロ…」。ピロくんの気もちをきいてかんがえこむバンバン。 【scene 05】 じぶんにあうやりかたがあるはず するとカッパさんがいいました。「あのよう、だれにだって、にがてなことと、とくいなことがあるっちゃよ。おめえにはいまのやりかたがあってないだけかもしれないっちゃ。おめえにあうやりかたを見つけたほうがいいっちゃよ」。そういわれて、「ぼくにあうやりかた？…」とかんがえこむピロくん。「そうよ。人とちがうのはあたりまえ～！」。そういうとカッパさんはぬまにかえっていきました。「うーん…」。カッパさんのことばをきいて、またかんがえこむバンバンです。 【scene 06】 バンバンがかいたふえの絵は… ずこうのじかん。「みなさん、がっきをよーく見て、かいてくださいね」とヒポ先生がいいました。でも、「う～」とうなっているバンバン…。その絵（え）を見たケロちゃんは、「なにその絵？　きゃっはっはっ！　やだ～、これふえ？」と大わらい。「火をふいてるみたいギャオ」。「ていうより、ニンジンたべてるとこみたい」。みんなもバンバンの絵をさんざんにからかいます。すると、「ちょっとちょっと。わらったりしたらだめだよ！」。いきなりピロくんがいったのでみんなびっくり。「バンバンの絵、とっても力づよくて、ぼくはすき！」とピロくん。「な、なんだよ。大きなおせわだよ」とはずかしそうなバンバン。 【scene 07】 あいつなりにがんばってたんだなぁ 「もう！」。バンバンがイライラとおこりながらかえってきました。「ピロのやつ、なんであんなこというんだよ。へたくそだって、わらえばいいじゃん！」。でもそこでバンバンはおもいだしました。『こんなにがんばってもできないのにさ、がんばれ、がんばれって…』といっていたピロくん。「うーん、あいつなりに、すごくがんばってたんだなぁ…」とかんがえこむバンバンです。そこへ、「にーたん、おかえり」と妹のルンルンが出てきました。「ねー、ピーピーやって」とルンルンにいわれ、「ああ、ふえか。よーし」。バンバンはふえをふいてみせます。「♪ピーピロリ、ピロリ～♪」。 【scene 08】 あながどこかわからないから？ 「すごーい。ルンルンもやる～」。大よろこびのルンルンに、バンバンはふえのふきかたをおしえます。「こうもって、あなを手でおさえてふくんだ」。でも、「♪ピ、プ、プピョ～♪」。ルンルンはあながどこなのかわからず、うまくおさえられません。「あなどこ？　できなーい…」とべそをかくルンルン。「あながどこか、さわってもわかんないのかなぁ。えーと…」とあなをおさえてやるバンバン。すると、「できたー！」とルンルン。「すごいぞルンルン！」とよろこぶバンバン。そのとき、「あ、ピロのやつももしかして…。いいことおもいついたぞ！」と、バンバンはなにかひらめいたようです。 【scene 09】 ピロくんのためにくふうしたふえ つぎの日。ピロくんが校庭（こうてい）の木の下でふえのれんしゅうをしていると、バンバンがやってきました。「おまえ、もしかしたら、ふえのあながどこかわかんないんじゃないかなとおもってさ。これ、ふいてみなよ」、とバンバンはピロくんにふえをわたします。「あなのところに出っぱりがついてんだ」。ピロくんがふいてみると…、「♪ピー、ピ、ポ、ピーポーピー♪　はは！　このふえならぼくにもふけるかも！」ピロくんは大よろこび。バンバンはピロくんのふえにも出っぱりをつけてあげます。おれいをいうピロくんに、「いやぁ、おいらこそごめんな。わらったりして」とバンバン。「これでよし。いっしょにふいてみようぜ」。「うん」。 【scene 10】 うまくふけた！ その日のおんがくのじかん。「さん、はい！」。ヒポ先生のかけごえにあわせてみんなでふえをふきます。ピロくんがひとりでふくぶぶんでは…、「♪ピー、ピポーピー、ピポピー♪」。まだちょっとたどたどしいけれど、うまくふくことができました。「いいぞ、ピロ！」。「やったね、ピロくん」。「じょうずになったね。すごい！」。バンバンやがんこちゃんたちが口々にほめてくれました。「えへへへ」ととてもうれしそうなピロくんでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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みえないおともだち？

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（よいことと悪いことの区別をする）不思議な機械を手に入れたがんこ達は、見ず知らずの相手と会話できるようになる。楽しく話していたはずが…

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 人間がつかっていた“フォンフォン”？ 「ほんじゃらほじゃほじゃ、ほーいほい」。みんなの前で仙ちゃん先生がじゅもんをとなえて、化石（かせき）をもとにもどそうとしています。じゅもんがきいてあらわれたのは…。「これは“フォンフォン”でごじゃる」と仙ちゃん先生。「大むかし、人間（にんげん）たちはこのフォンフォンをつかって、とおくととおくでおしゃべりしてたらしいわねぇ」とガメさん。「へー、なんだかまほうみたい」とがんこちゃん。フォンフォンをかしてもらえることになり、大よろこびでフォンフォンを手にとるみんな。ところが、みんなの手にまじって見なれない手が…。「あら？　いまの、だれかしら」とガメさん。 【scene 02】 しらない人からかかってきたフォンフォン ほうかご、みんなフォンフォンであそぶのにむちゅうです。ヒポ先生まで…。おうちにかえってもがんこちゃんは、「じゃあまたね、ツムちゃん。バイバーイ」とフォンフォンでおしゃべりしていました。「フォンフォンってたのしいなぁ」。するとフォンフォンがなりました。出てみると、「うふふ、こんにちは。わたし、ターラ。あなたは？」と、しらない人です。「あたし、がんこ」というと、「ねえねえ、おともだちにならない？　いまからおうちにあそびにきてよ。さばくのおうちでパーティをするの。とくべつにしょうたいするわ」とターラがいいます。よろこんだがんこちゃん、「いくいく！」とへんじをしました。 【scene 03】 あったことのない人はしらない人 「いってきまーす！」と出かけようとするがんこちゃん。「どこにいくの？」ときかれ、「ターラちゃんち。フォンフォンのおともだち。さばくのおうちでパーティやるんだって」といいます。「がんこちゃん、その子にあったことあるのかい」とおばあちゃんがきくと、「ううん。いまからはじめてあうんだ」とがんこちゃん。「はじめて！？」とおどろくお母さんたちに、「だいじょうぶ、おともだちだから。しらない人じゃないもん」といいます。すると、「がんこちゃん。あったことのない人は、しらない人でしょ」とお母さんがいいました。「えーっ…」とがんこちゃん。そこで、かぞくみんなでパーティにいくことにしました。 【scene 04】 「ツムちゃんて、どんな子？」ときかれて 「ターラちゃん、あたしのかぞく、みんなでいっしょにいっていい？」。がんこちゃんがフォンフォンでターラにいいました。でもターラは、「うーん…。あのね、子どもだけのパーティだから、またこんどにしましょ」といいます。「えー、そうなんだ…」とがっかりするがんこちゃん。するとターラが、「ねえ、がんこちゃん。がんこちゃんのなかよしって、だあれ？」ときいてきました。「ツムちゃんかな。なんで？」とこたえると、「ツムちゃんて、どんな子？」と、さらにターラがきいてきます。「カタツムリの女の子でね、絵本（えほん）が大すきなんだ」。がんこちゃんはツムちゃんのことをおしえてしまいました。 【scene 05】 ツムちゃんのフォンフォンに ツムちゃんのフォンフォンがなりました。「だれかしら」。出てみると、「あなた、ツムちゃん？　わたし、ターラ。がんこちゃんのおともだちなの」といいます。そして、「これからうちにあそびにこない？」といいました。「え、いまから？」とおどろくツムちゃんに、「おうちでパーティをするの。がんこちゃんもくるのよ」とターラ。「うーん、でも…」。するとターラがいいました。「ねえねえ、ツムちゃん。絵本（えほん）すき？　わたし、絵本が大すきなんだけど…」。それをきいてツムちゃんはうれしくなり、学校の絵本室（しつ）でかりた絵本がおもしろくて、まだかえしていないことをはなしてしまいます。 【scene 06】 パーティにさそわれるツムちゃん するとターラは、「それ、マズイわよ」とツムちゃんにいいました。「なにが？」ときくツムちゃんに、「絵本（えほん）かえさないと、学校おいだされるのよ」というのです。びっくりするツムちゃんに、「ほんとよ。わたし、先生にいっちゃおうかなぁ」とターラ。「あぁ～」とふるえるツムちゃん。するとターラは、「でも、親友（しんゆう）のことはだまっててあげる」といいました。そしてよろこぶツムちゃんに、「さばくのパーティ、きてくれるよね？」とまたいいました。「わ、わたし…」とまようツムちゃんに、「わたしたち、親友でしょ？」とターラ。「う、うん…」とツムちゃん。 【scene 07】 とちゅうできれちゃった… がんこちゃんのフォンフォンがなりました。ツムちゃんからでした。「がんこちゃんも、ターラちゃんちのパーティ、いくのよね？」ときかれ、「えー？　ツムちゃんいくの？」とびっくりするがんこちゃん。そのとき、「はい、ダメ～」と、お母さんがフォンフォンをとりあげました。「つづきは明日（あした）。もうごはんよ」とお母さん。「がんこちゃん？　がんこちゃん！　きれちゃった…。どうしよう。もしかして、もうむこうにいるのかな」とおもうツムちゃん。いっぽう、「ツムちゃん、ターラちゃんちのパーティいくんだ。いいなぁ。あたしも、いきたい！」。がんこちゃんはこっそりいえを出ていきました。 【scene 08】 ターラの正体！ ツムちゃんがさばくの中をやってきました。「ふう。さばくのおうちってどこかしら」。そこへ「ツ～ムちゃん」とあらわれたターラを見たツムちゃん、おどろいて「ヒーッ！」…。がんこちゃんもさばくにやってきました。見ると、ツムちゃんがグルグルまきにされています。「ど、どうしたの？！」。そのとき、「あ～ら、がんこちゃんもきてくれたの」とターラがあらわれました。「ターラちゃん、ツムちゃんが…」といいかけたがんこちゃん、「えーっ！」とびっくり。ターラの正体（しょうたい）はクモだったのです。「ごちそう、ふえたクモ～ン。いただきま～す！」。クモの糸でグルグルまきにされるがんこちゃん！ 【scene 09】 お母さんとお父さんがさがしにきてくれた そこへ、お母さんとお父さんがやってきました。「がんこちゃーん！」とがんこちゃんをさがしています。「おや？　あれ、がんこちゃんじゃないか？」。糸でグルグルまきにされながらも、すごい力ではしりまわるがんこちゃん。ターラはひきずられてあちこちにゴツン、ゴツンとぶつかり、「イテテテ！」とひめいをあげています。「おやぁ、クモとあそんでるみたいだよ」とのんきに見ているお父さんたち。さいごにがんこちゃんが「エイヤーッ！」とふりまわすと、ターラは「クモ～ン！」といいのこして空たかくとんでいってしまいました。「がんこちゃん」とよばれて、「お父さん、お母さん！」とびっくりするがんこちゃん。 【scene 10】 しらない人にいろいろおしえない がんこちゃんたちがお母さんにしかられています。「どうしてしらない人にあいにいったりしたの！」といわれ、「がんこちゃんのおともだちだってきいたし、それに、絵本（えほん）かえしてないから学校おいだされるって…」となきだすツムちゃん。「ツムちゃんが絵本がすきって、なんでしってたのかしら？」とお母さんがいうと、「あ、あたしだ。あたしがツムちゃんのことおしえちゃったの…」とがんこちゃんは気がつきました。「いいかい。しらない人に、じぶんやおともだちのことをおしえるのは、あぶないことなんだよ」とお父さん。「子どもだけでしらない人にあいにいかない！　わかった？」とお母さんもいいました。 【scene 11】 まだフォンフォンにむちゅうなのは… 「というわけで、あんぜんにつかうほうほうが見つかるまで、フォンフォンは化石（かせき）にもどします」。つぎの日、校長先生がみんなのまえでいいました。「あーぁ」とがっかりするみんな。ところが、化石にもどすじゅもんをとなえようとした仙ちゃん先生、「ありゃりゃ。一台（だい）足りないでごじゃるよ」といいました。すると、「ヒポ先生」とこえをかけるガメさん。まだフォンフォンにむちゅうになっているヒポ先生が、さいごの一台をもっていたのでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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ずるい？ずるくない？

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（友だちと仲良くし、助け合う） がんこ、バンバン、ピロの3人は、誰が一番多く木の実を採れるか競争をすることになった。ところが、背の低いピロだけ手がとどかない。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 ホメホメの実をとりにいこう！ がんこちゃんたちがあそんでいると、ラッパーがとおりかかりました。「うんしょ。よいしょ」。かごをたくさんかついでいます。「ラッパーさん、いっしょにオニごっこしない？」とさそうと、「♪おいらいまから、ホメホメの実（み）、とりにいくんだ、イェ～！」といいます。「ホメホメの実って、あまくてすっごくおいしいんだって」とチョビくんがいうと、「わぁ、たべてみたい！」、「みんなでとりにいこうぜ！」ともりあがります。「おいらだけのひみつのばしょだけど、かごをもってくれるならとくべつにOKだぜ！」とラッパーがいいました。「やったぁ！」。みんなで山道（やまみち）をあるいていきます。 【scene 02】 ほめながら木をなでると実がなる？ 「おつかれ！　ついたぜ」とラッパー。でもホメホメの実（み）は見あたりません。ふしぎにおもっていると、「いいか、見てろよ」。ラッパーは「ホメホメの実、サイコー！　おいらマジで、カンドー！」といって木をなでました。すると「フフフフ」とわらいごえがして、たちまちホメホメの実がいっぱい！　一口たべたラッパー、「うんめぇ～！」。木をほめながらなでると実がなるのです。そこでバンバンも、「すごい！　カッコいい木だなぁ！」とすりすり。またたくさん実がなりました。「たんじゅんだなぁ」。バンバンがそういうと、「イライラ！」と木がおこって、トゲトゲの実がおちてきました。「いってぇー！」とあたまをかかえるバンバン。「しつれいなこというからだよ」とみんな大わらいです。 【scene 03】 ホメホメの実をとるきょうそう！ ハジメドリさんがひなたぼっこしていると、きゅうに雨がふってきました。「みんなー、雨ふるよー」としらせにいきます。そのころがんこちゃんたちは…。「なあなあ、だれがいちばんたくさん実（み）をとるか、きょうそうしようぜ！」とバンバン。がんこちゃん、バンバン、ピロくんの三人でしょうぶすることになりました。一人一つずつふみ台（だい）にのります。「じゅんびはいいか？　よーい…」とラッパーがいいかけると、「ちょ、ちょっとまってよ。ぼく、とどかないんだけど…」とピロくん。実に手がとどいていません。でもバンバンは、「ジャンプしてがんばれ。台は一つずつで、みんなおなじなんだから」といいます。 【scene 04】 みんなおなじように手がとどくように するとチョビくんが、「ちょっと、それはずるいよ」と口をはさみました。「なにがずるいんだよ」とバンバン。「だって、ピロくんだけとどかないんじゃ、しょうぶになんないよ。みんな、台（だい）からおりてくれるかな」とチョビくん。こんどは、がんこちゃんが台なし、バンバンが台一つ、ピロくんが台二つの上に立ちました。「わー、とどくよ」とよろこぶピロくん。がんこちゃんとバンバンもとどきます。「台のかずはちがうけど、これならみんなおなじように手がとどくからずるくないでしょ」とチョビくん。バンバンもしぶしぶしたがいます。「じゃあいくぜ！　よーい、ピー！」とラッパーがふえをふきました。 【scene 05】 ゆうしょうはピロくん！ 「それそれそれーっ」。「よいせ、ほいせ、こらせ…」。「ほいほいほいほい～」。三人ともせっせとホメホメの実（み）をあつめます。「ピーッ！　はい、ここまで！」。ラッパーがふえをならし、しゅうりょう。チョビくんがかずをかぞえます。「がんこちゃん、７こ。バンバン、５こ。ピロくん、なんと８こで、ゆうしょう！」。ピロくん、「やったあ！」と大よろこびです。「てことで、ピンピンまめのカラをプレゼントだ！」。ラッパーがしょうひんをくれました。「ありがとう」。ピンピンまめのカラがピロくんのまわりでとびはね、ピロくん、うれしそうです。 【scene 06】 台がおおいのはずるい？ するとバンバンが、「やっぱりピロだけ台（だい）が二つってずるくないか」といいだしました。「みんなおなじように手がとどくようになってたから、ずるくないよ」とチョビくん。「でもほら、玉入れで、せが小さいからって台もらえないじゃん」とバンバン。「うーん。たしかにそうかも…。どっちがずるくないんだろう？」とかんがえこむがんこちゃん。「台のかずをおなじにしたほうがいいよな？」、「台のかずはちがってもいいでしょ！」と二人にいわれ、がんこちゃんはまよいながら「かずがおなじなほうが、ずるくないのかな…」とこたえます。「だろ！　じゃあこのしょうぶ、やりなおし！」とバンバンがいいました。「えーっ！　そんなあ…」。ピロくんとチョビくんはなっとくがいきません。 【scene 07】 ほらあなの中で雨やどり そこへハジメドリさんがとんできました。「みんなー、雨だよ、雨ー！」。きゅうに空がくらくなり、ザーッと雨がふってきました。「こっちにほらあながある。はやくはやく！」。バンバンがかけだします。ほらあなの中で雨やどりする子どもたち。するとがんこちゃんのおなかが「クゥ～」となりました。「おなかすいたぁ～」。「おれも～」とバンバン。それを見てチョビくんが、「ねえねえ、ぼくこれもってきたよ」とホメホメの実（み）の入ったピロくんのかごをもってきました。「たすかったぁ！　みんなでわけようぜ！」とバンバン。 【scene 08】 みんなでホメホメの実をわけたら 「はい。これでみんなおなじかず」。チョビくんがホメホメの実（み）を二つずつくばりました。「グゥ～」とおなかがなり、「わけたらこんだけしかないんだね…」とがんこちゃん。バンバンも、「足りねえよなぁ…」とざんねんそうです。「でも、みんなおなじかずだよ」とチョビくん。するとピロくんが、「ぼくのを一つあげるよ」といいました。「しょうがないな。ぼくのもあげる」とチョビくんもいいます。「えっ？」とおどろくがんこちゃんとバンバン。するとピロくんは、「がんこちゃんとバンバンは、からだが大きいし、足りないでしょ。ぼくは一つで足りるから」といったのです。「ありがとう、ピロくん」。「すまねえ、チョビ」。 【scene 09】 ひつようなものはそれぞれちがう 「みんなおなじかずにすればいいってわけじゃないのかなぁ。さっきのきょうそうだって、ひつようなもの、それぞれちがったものねぇ」とがんこちゃんはかんがえました。「たしかに、みんな、からだの大きさやたべるりょうもちがうから、ひつようなものもいろいろだね」とチョビくんもいいます。「ハハハ。たべよう！」とピロくん。「うん！　いただきまーす！」とみんなでホメホメの実（み）をたべたのでした。 【scene 10】 雨があがって… 「雨、やんだな」。みんながほらあなから出てきました。さっきあつめたホメホメの実（み）はぜんぶなくなってしまったようです。するとどこからか、「おまえら～、ここにいたかあ～～」とぶきみなこえがします。「え？」とふりむくと、とつぜん、へんなものがぶらさがりました。「うわぁーっ。おばけーっ！」。だきあってふるえるみんな。「ちょっとちょっと、おいらだヨ！」。それはおばけではなく、ラッパーでした。「なんだ、ラッパーさん！」。ホッとするみんな。するとラッパーがいいました。「なあなあなあ、ちょっと見てみろよ！」。あたりを見ると、ホメホメの実がいっぱいおちていました。 【scene 11】 ホメホメの実をくれたおれいに かごに実（み）を入れて「これでみんな５こずつもってかえれるね」とチョビくん。するとがんこちゃんが、「チョビくん、かごもつよ。あたし、力もちだから」といいました。「でも…」というチョビくんに、「いいんだよ、チョビ。おれもピロのかごもつからさ」とバンバンもいいます。「チョビくん、ピロくん、さっきはありがとう！」。がんこちゃんとバンバンはおれいをいいました。するとそこへ、ラッパーがホメホメの実をどっさりかついでやってきました。「さわっちゃだめ。ぜんぶおいらだけの、ホメホメの実！」。ところがつまずいてころんでしまい、ホメホメの実はぜんぶがけの下にころがりおちていきました。「ラッパーさん、よくばりすぎ！」。「あははははは」。

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ツムちゃんのいいたかったこと

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（友情、信頼） 嫌と言えずに苦しむツムは、言いたいことを言えるようになる花を首に巻いてもらった。花のおかげで、嫌だと言えて喜ぶが…

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 「ツム、えんぴつかしてくれ」 「さあ、今日（きょう）は学校からおうちまでのちずをかいてみましょう」。ヒポ先生がみんなにいいました。「はーい！」とかきはじめるみんな。すると、「しまった！　えんぴつわすれちゃった。ツム、えんぴつかしてくれや」とバンバンがいいます。「え？　え…、いいわよ…」とえんぴつをわたすツムちゃん。でも、あまりかしたくないようです。えんぴつをかしてもらったバンバンは、「サンキュー！　えーと、カジカジ、カジカジ…」。それを見て、「あぁっ、やっぱりわたしのえんぴつ、かじってる…」とショックをうけるツムちゃんです。 【scene 02】 「ツムちゃん、ひと口だけ手つだってあげるよ」 きゅうしょくのじかん。「今日（きょう）のデザートは、クレマカカリアのタルトよ」とガメさんがいいました。「わーい！」とみんなは大よろこび。「いただきまーす！」。がんこちゃんはひと口でパクリ。ツムちゃんは、「うふふ。だいじにたべようっと」と、まだ手をつけません。するとがんこちゃんが、「あれぇ、ツムちゃん。これきらいなの？　ひと口だけ手つだってあげるよ」といいます。「え？　う、うん…」となにもいえないツムちゃん。「あーん」とがんこちゃんは大きな口でひと口。「はい。あとはたべられるでしょ」。がんこちゃんがのこしたタルトはほんのすこしです。「う、うん…」とツムちゃん。 【scene 03】 いえなかったことがいえるようになる「くしゃみ草」 つぎの日。バンバンにかじられたえんぴつを見て、ツムちゃんがためいきをついています。そこへガメさんが、キュッキュッキュウリを入れたかごをもってやってきました。「ツムちゃん、どうしたの」といわれ、「ガ、ガメさん。ひ～ん！」となきだすツムちゃん。わけをきいたガメさんは、「じゃあツムちゃんは、いやだとおもっても、いやっていえないのね。そうだ！　たしかこのへんに…。あった、あった！」と、なにかの草を見つけました。「これは、くしゃみ草っていうの。この花のにおいをかぐとね、むねのつかえがとれて、いえなかったことがいえるようになるのよ」と、ツムちゃんのくびにつけてあげます。「ほんと？」。 【scene 04】 「だめ！」といえた！ ガメさんは、はさみをとりにいきます。そこへ、「おいらラッパー。はらぺこラッパー…」とラッパーがやってきました。そして「おっ、キュッキュッキュウリじゃねえか！」とよろこび、「ガブッ」とかじりつきます。びっくりしたツムちゃんは、「あのう、それは…」といいかけますが、「なんだヨウ！」といわれるとなにもいえません。「どうしよう…。そうだわ！」。ツムちゃんはくしゃみ草の花のにおいをかぎます。すると、「ハクシュン！　それはガメさんがきゅうしょくにするキュッキュッキュウリなの。かってにたべないで！」と大きなこえでいいました。「わ、わかったよ」とさっていくラッパー。「いえた、いえたわ！」。 【scene 05】 花のにおいをかぐのはほどほどに ガメさんがもどってきました。「ガメさん！　いまわたし、このお花のおかげでちゃんといいたいことがいえたの！」とツムちゃんがこうふんしていいました。するとガメさんは、「よかったわねえ。じゃあ、今日（きょう）はもうはずしておきましょうか」といいました。ガメさんはツムちゃんのくびにかけたくしゃみ草をはずそうとします。「この花はね、あんまりなんどもにおいをかぐとね、おもってもいないことまで口にしちゃうことがあるのよ。花のにおいをかぐのは、ほどほどにしないとね」。でもツムちゃんは、「もうちょっとだけつけてちゃだめ？」といいました。「わかった。もうちょっとだけよ」とガメさん。「うん！」。 【scene 06】 きついことばでことわるツムちゃん じゅぎょう中、バンバンがまたツムちゃんにいいました。「しまった！　またえんぴつわすれちゃった。おう、ツム、かしてくれい」。そこでツムちゃんは、またくしゃみ草の花のにおいをかぎます。「くんくん。へ、へ、へくしゅ！」。ちょっとへんなくしゃみです。おどろくバンバンに、「バンバンにかすのはいや！　いつもえんぴつかじるからどれもこれもボロボロよ。どうしてくれるのよ！」ときついことばでいいました。「な、なんだよう。そんないいかたねえだろ」といいかえすバンバン。「あれっ？　ち、ちがうの…。わたし、どうしちゃったのかしら」とツムちゃんはじぶんでもおどろいています。 【scene 07】 じぶんのことばにびっくり きゅうしょくのじかん。「わあ、コロまめコロッケだ！　いただきまーす！」とがんこちゃん。ツムちゃんもたべようとしますが、ハッと気がつくと、がんこちゃんがじーっと見ていました。「ツムちゃん、コロッケきらい？　ひと口たべてあげようか？」と大きな口をあけます。いそいでくしゃみ草の花のにおいをかぐツムちゃん。「くんくん。ひ、ひ、へーくしゅん！　だれがコロッケきらいっていったのよ！　だいたいひと口ひと口って、がんこちゃんのひと口は大きすぎるの！　このガブリンチョ！」。がんこちゃんはびっくり。「うそうそ！　ちがうの…」。じぶんのことばにツムちゃんもびっくり。 【scene 08】 おもってもいないことをつぎつぎに ケロちゃんたちがツムちゃんをさそいます。「ゴムとびしない？」。「しりとりしようよ」。「ぼくのおたから見ない？」。「いっしょにトイレいくギャオ」。ツムちゃんは花のにおいをかいで、くしゃみをしていいました。「ケロちゃんとゴムとびなんかぜったいいや！　じぶんばっかりとんでぜんぜんかわってくれないくせに！　ピロくんとしりとりやってもぜんぜんつづかないでしょ！　チョビくんのおたからじまんはもううんざり！　ギャオくん、トイレは一人でいけるでしょ！」。みんなは「あんまりだよ！」とおこりだします。「ち、ちがうの。わたし、わたし、ひい～っ！」。ツムちゃんはにげだしました。 【scene 09】 はずそうとしてもはずれないくしゃみ草 学校のはたけでツムちゃんがないています。「あんなひどいこと、いうつもりなかったのに…。ぜんぶこのお花のせいだわ」。くびにつけたくしゃみ草の花をとろうとしますがとれません。雨がふってきました。「ひ～ん！」。そのころきょうしつでは、ケロちゃんがおこっていました。「なによツムちゃんたら！　ありえなーい！」。するとピロくんが、「でもさ、なんだかようすがへんじゃなかった？」といいました。がんこちゃんも「ツムちゃん、あんなこといわないもん」といいます。「あたし、さがしてくる」。がんこちゃんはツムちゃんをさがしにいきます。「まって！」とチョビくんとピロくんもおいかけます。 【scene 10】 ガメさんがはさみでチョッキン！ みんなでツムちゃんをさがしていると、ガメさんにあいました。「ガメさん、ツムちゃんがたいへんなの」。ツムちゃんは大きなはっぱの下でないていました。「ひ～ん。おねがい、だれかこのお花はずして」。がんこちゃんがひっぱりますが、こんがらがっていてとれません。「いたたた…」。花のかふんがまい上がり、「いやっくしょい！　いたいでしょ、このらんぼうもの！」とツムちゃんがいったのでみんなはびっくり。「ひいっ。ごめんなさい。ああ、わたしもう一生このままなんだわ…」。するとガメさんが、はさみでくしゃみ草のつるを「チョッキン！」ときりました。「よかった…」。ツムちゃんはきぜつしてしまいます。 【scene 11】 気もちをちゃんとつたえればいい ほけんしつで、みんながツムちゃんをかこんでいます。「じゃあさ、さっきのはみんな、あの花のせいなわけ？」、「ほんとにびっくりしたわよ！」といわれ、「ごめんなさい…」とあやまるツムちゃん。ガメさんが、「あたしがいけないのよ。ツムちゃんが気もちをうまくいえないのがかわいそうでねえ」といいます。「わたし、いやっていったらわるいような気がして、バンバンにもえんぴつかすのいやっていえなかったの」とツムちゃん。するとチョビくんが、「ツムちゃんは、バンバンにえんぴつかしたくないんだよね。それをちゃんとつたえればいいんじゃないの？」といいました。「ちょっとしたくふうだよ。たとえばね…」。 【scene 12】 「かしてもいいわよ。でもかじらないでね」 つぎの日。「またえんぴつわすれちゃった。ツム、かりるぞ～」とバンバン。「ふ～」とひといきついてツムちゃんがいいます。「バンバン！」。「な、なんだよ？」。「えんぴつ、かしてもいいわよ。でも、かじらないでね」。するとバンバンは「へ？　ああ、ごめんごめん。かじんない、かじんない」と、くわえていたえんぴつを口からはなしました。「はあ～」。ホッとするツムちゃん。「ツムちゃん、やったね！」とみんな。ヒポ先生も、「バンバンくん。ちゃんとじぶんのえんぴつ、もってきましょうね」といいます。ところが、「はーい」とこたえたバンバン、「えーと、カジカジ、カジカジ…」。またまたえんぴつをかじったので…。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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ちがう？おなじ？

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（国際理解、国際親善） フクロウのホワが、がんこたちの教室にやってきた。ケロがあいさつをすると、いきなり頭突きをする。自分たちと何かが違うホワだが・・・。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 あたらしいおともだち「ホワちゃん」 ヒポ先生があたらしいおともだちをみんなにしょうかいしました。「フクロウのホワちゃんです」。ホワちゃんはハジメドリさんのとおいしんせきで、お母さんがむかえにくるまでしばらくいっしょにべんきょうするのです。ケロちゃんとがんこちゃんがおせわがかりになりました。ところが、「よろしくね」というケロちゃんとがんこちゃんに、ホワちゃんは「フクロンパッ」というと、ゴンッ、ゴンッと、ずつきしました。「あいたっ！」。ホワちゃんのふるさと、ホンガラさばくのあいさつだそうですが、すごくいたかったのに「ホーッホッホッホ～」とホワちゃんがわらうので、ケロちゃんはおもしろくありません。 【scene 02】 ホワちゃんはみんなとちがう？ ガメさんとみんなが、はたけのやさいに水をやっています。なにかかいているホワちゃん。ケロちゃんが「なにしてんの？」ときくと、「だめだめ！　ホワ！」と見せてくれません。そういわれ、「ねえ、がんこちゃん。あたし、おせわがかりやーめた。ホワちゃん、あたしたちとなんかちがうんだもの」というケロちゃん。「えーっ？　あたし、一人でおせわできるかなぁ。ホワちゃんて、なんかちがうんだよね…」とがんこちゃんもしんぱいになります。でも、「ホワ～。チョウチョ、すき」というホワちゃんに、「あたしもすき！」といいかけて、「あれ？　ホワちゃん、あたしとおんなじものすきなんだ…」と気がつきました。 【scene 03】 ホワちゃんの「ホーホッホッホ～」 「いただきまーす！」。きゅうしょくのじかんです。「ホワちゃん、ゴロいもシチュー、おいしいよ」とがんこちゃんにいわれ、ひと口たべたホワちゃん、「あじ、しないホワ」。そして、「これこれ」となにかとりだし、シチューにパラパラふりかけました。「すごーく、おいしくなる。みなしゃんにも、かけるホワ」。ホワちゃんはみんなのシチューにもふりかけました。ところが、よろこんでたべたケロちゃん、バンバン、がんこちゃんは、「ヒーーー！」。口から火が出るほどからかったのです。「からすぎだぞ！」というと、また「ホーッホッホッホ～」とよろこんでいるみたいなので、みんなはおもわず「えーっ？」。 【scene 04】 ホンガラさばくの名物“カビールだんご” 学校のかえりみち。まだ口がヒリヒリしているケロちゃんやバンバン。そこへ、「がんこしゃーん、みなしゃーん」とホワちゃんがとんできました。「これ、あげる」とくれたのは、カビだらけのものです。「カビールだんご。おいしいホワ」。チョビくんはカビールだんごをしっていました。ホンガラさばくの名物（めいぶつ）で、からだにいいカビだといいます。「がんこしゃん、たべて。ホワホワ」とすすめるホワちゃん。バンバンが「おい、しつこいぞ！」というと、「ホーホッホッホ～」とホワちゃん。「だから、なにがおもしろいんだよ！」とバンバンがおこると、「ホワ～ン」とないてとんでいってしまいました。 【scene 05】 ちがうところもあるけど 「ホワちゃ～ん！」。みんながホワちゃんをさがしています。「あれ？　これ、ホワちゃんのだよね」。ピロくんがスケッチブックを見つけました。かかれていたのは、たのしそうにわらっているみんなのかおでした。するとツムちゃんが、「ねえ、ホワちゃんて、ちがうところもいっぱいあるけど、気もちはあたしたちとおんなじなんじゃないかしら」といいました。がんこちゃんも、「そうだよ。ホワちゃん、チョウチョ見ていっしょにわらったんだもん」とおもいだしました。「ちがうとこはあるけど、なかよくなりたいって気もちはおんなじだったんだ…」。かんがえこむみんな。そのとき、「ホワ～ワンワン」となきごえが…。 【scene 06】 ホワちゃんのためにみんなで… ホワちゃんが木のてっぺんで「ママ～、はやくむかえきて、ママ～」とないています。そしてどこかへとんでいきました。「しらないところに一人できてるんだもんね」。「うん、こころぼそいギャオ」。がんこちゃんは、ホワちゃんがすすめてくれたカビールだんごをたべてみました。「ん？　おいしい！」。みんなもたべてみます。「あら？　口の中ヒリヒリしない」とケロちゃん。「カビールだんごはヒリヒリやいたみもとってくれるんだよね」とチョビくんがいいました。「ホワちゃん、それであんなにたべさせようとしてたんだ…」。するとツムちゃんがいいました。「あたしかんがえたんだけど、ホワちゃんのために、みんなでね…」。 【scene 07】 ちゃんとおわかれをいいたい ところがつぎの日。「ホワちゃん、もういっちゃったのよ」とヒポ先生がみんなにいいました。「えっ？　どこに？」ときくと、「ゆうべお母さんからおむかえの手紙（てがみ）がきてね、ついさっき、ハジメドリさんといっしょにおわかれのあいさつにきたの」というのです。「えーっ？！」とみんなはおどろきました。「ねえヒポ先生、いまからあいにいっちゃだめ？」とがんこちゃん。「たのむよ先生。ホワに、ちゃんとバイバイしたいんだよ」とバンバン。「先生、おねがい！」とみんなもいいます。「まぁ、みんな…。わかったわ。じゃ、先生もいっしょにいきます！」。ヒポ先生もよろこんでそういいました。 【scene 08】 ちがうところもあるけど気もちはおなじ 「みんなにサヨナラ、いいのー？」。ハジメドリさんがホワちゃんにきいているところへ、「ホワちゃーん！」とみんながやってきました。「あのさ、これ、おとしたでしょ？」。がんこちゃんはスケッチブックをとりだしました。「これ、あたしたちだよね。あたしたちさぁ、ちがうとこいっぱいあるけど、気もちはおんなじだよね」といいます。「ホ、ホワよう、あのだんご、うまかったぜ」。バンバンがそういうと、「あたしねえ、あのおだんごで、からいのなおったの」とケロちゃんもいいました。「もう、いいホワ…。それ、あげるホワ」と、いってしまおうとするホワちゃん。すると、「まって！」とツムちゃんがよびとめました。 【scene 09】 「ホーホッホッホ～」のいみは？ 「これ、ホワちゃんに」とみんな。それは、みんなでかいたいろいろなホワちゃんのえでした。「ホワ～。みなしゃん、ホーホッホッホ～！」。それをきいて、「なんでここでわらうんだよ！」とおこるバンバン。するとハジメドリさんが、「それ、わらってんじゃないヨ～。あやまってんだヨ～」といったので、みんなは「えーっ？」。ホンガラさばくのあいさつで、『ホーホッホッホ～』は『ごめん』だったのです。「またぜったいあそびにきてね！」とがんこちゃんがいうと、ホワちゃんは「ホワ！　フクロンパ～ッ」と、あたまをくっつけました。そこでみんなも、「フクロンパ～ッ！」とホワちゃんを見おくったのでした。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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えんぴつの家出

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（節度、節制） 鉛筆を落としても探そうとしないがんこ。弟鉛筆がいなくなったことを悲しむ兄と姉。ある晩、２人はいなくなった弟のところへたどり着いて・・・。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 みんなのおとしものがいっぱい 「おとしもの入れが、いっぱいですっ！」。ヒポ先生が、おとしもの入れのはこをつくえの上にドーンとおいて、みんなにいいました。みんなが、いろいろなものをおとしたままにしているのです。「ものには、つくった人やくれた人のおもいがこもっているの。おとしっぱなしはだめです。わかりましたか？」。ヒポ先生にそういわれ、「はーい！」とあかるくこたえるみんな。でも、「ほんとにわかったのかしら…？　はあ～」とためいきをつくヒポ先生です。 【scene 02】 えんぴつ一本くらい… がんこちゃんたちが校庭（こうてい）でえをかいています。「あら？　がんこちゃん、あたらしいえんぴつ？」とツムちゃん。「うん。お父さんがくれたの」。そのとき、「すきあり！」と、バンバンががんこちゃんのえにらくがきをしてにげていきました。「まてーっ！」。おいかけるがんこちゃん。そのいきおいで、えんぴつがころがってじめんにおちてしまいます。がんこちゃんがもどってくると、えんぴつが見あたりません。雨がふってきたので、みんなきょうしつにもどります。「まぁ、いっか。えんぴつ一本くらい」。いってしまうがんこちゃん。すると、ギャオくんがえんぴつを見つけてひろいあげました。「ギャイ～？」。 【scene 03】 えんぴつのきょうだい 「ガーンココココ…」。夜、がんこちゃんがねていると、ふでばこから赤いえんぴつが出てきました。「アオ兄（にい）、おきてる？」。すると、「ああ、ねむれるもんかよ。アカミもだろう？」と青いえんぴつが出てきました。「キーぼう、いまごろどうしてるかしら」。「ひでえよなあ、がんこって子は。キーぼうのこと、さがしてもくれないなんてよう」。二人が「ああ、弟にあいたい！」とないていると、まどからカッパさんがあらわれました。「はなしはきいたっちゃよ～。おめえら、そんなに弟にあいたきゃ、あわしてやるっちゃよ！」。カッパさんはなにやらじゅもんをとなえ、「弟のとこへ、とんでけーっ！」といいました。すると…。 【scene 04】 がんこちゃんのとこにかえるの、やだ！ ドスン！ 「あいたたた…」。とんできたアオ兄とアカミがゆかの上におちました。「ここ、どこだ…？」。すると、「あ！　にいちゃん、ねえちゃん！」とキーぼうが出てきました。「キーぼう！　あいたかったよ～！」。そこはギャオくんのへやでした。ギャオくんはねています。キーぼうを見て、「おまえ、なんかきれいになってないか？」とアオ兄。キーぼうは、「うん。ぼくね、ギャオくんにひろわれたの。ギャオくんは、ぼくのこととってもだいじにしてくれるんだ。だから、ぼく、がんこちゃんのとこにかえるの、やだ」といいます。するとアオ兄は、「よし。それなら、みんなでここでくらそう！」といいました。「うん！」。 【scene 05】 校長先生がつくったえんぴつだった つぎの日。「わあ、またちこく！」。がんこちゃんがはしって学校へやってくると、門（もん）のところに校長先生がいました。「おはようございます！」。すると校長先生は、「がんこちゃん、あのう、えんぴつどうかな？」といいました。「ほら、お父さんにもらったでしょ。あれ、じつはわたしがつくったんですよ」というのです。おどろくがんこちゃん。「つかいやすいでしょ？」ときかれ、「えーっと…」とふでばこをあけてみると、「あれ？　一本もない。なんで…？」。校長先生に「あとでおしえてくださいね」といわれ、「は、はーい」とへんじしたがんこちゃん。あわててあちこちえんぴつをさがしますが、どこにもありません。 【scene 06】 えんぴつがギャオくんにくっついて 「あーぁ、えんぴつ、どこにいっちゃったんだろう…」。がんこちゃんがドーナツぬまのほとりへやってくると、ギャオくんがえをかいていました。「あ、ギャオくん。あれ？　それ、あたしのえんぴつ」。ギャオくんは、「オラ、ひろったギャオ。きのう、校庭（こうてい）におちてたギャオ」といいます。「そのえんぴつ、あたしがおとしたものなんだよ」というと、「じゃあ、かえすギャオ」といってくれました。ところが、えんぴつはギャオくんの手にくっついてはなれません。「なんでー？」。ひっぱりあっているうちに、ザブーン！　二人はえんぴつといっしょにドーナツぬまにおちてしまいました。 【scene 07】 たいせつにしてくれる子のところにいたい ドーナツぬまのそこで、カッパさんがおひるねをしています。そこへ、「うわあーっ！」とがんこちゃんたちがおちてきました。えんぴつたちはカッパさんに、キーぼうにあえたおれいをいいます。「あたし、そのえんぴつさがしてたの」というがんこちゃんに、「ぼくたち、もうがんこちゃんのとこ、やだ！」とキーぼう。「あたしたちは、あたしたちをたいせつにしてくれる子のところにいたいの！」とアカミもいいます。「まって！　あたしだってたいせつにするよ！」とがんこちゃん。すると、「どっちだっちゃ！　気になって、おひるねできないっちゃよ！　ほかのものにもきいてみるっちゃ！」とカッパさんがいいました。 【scene 08】 がんこちゃんはらんぼう？ みんなはがんこちゃんのへやにきていました。「ぼく、ここにきたその日にまいごにされたんだよ」とぬいぐるみがいいました。「ぼくはなんどもバラバラにされたよ」と絵本（えほん）。「そとではどろまみれにされるしねえ」とポシェット。「ま、がんこちゃんは…、らんぼうだよね」。そういわれてがんこちゃんはショックです。「ねえみんな。あたしたちといっしょに、ギャオくんのとこ、いきましょうよ」とアカミ。「ギャオくんは、すごくだいじにしてくれるよ」とキーぼうもいいます。「まって、みんな！　いなくなったらこまるよう！　うわ～ん！」とがんこちゃんはなきだしてしまいました。すると…。 【scene 09】 こんどなくしたらぜったいにさがす！ 「あのさあ、ぼくたちが出ていくわけないじゃん」とぬいぐるみがいいました。「がんこちゃん、ぼくのこと、なんどもよんでくれるしね」。「いつも、かわいいってほめてくれるし」。「いっしょにあそぶの、たのしみなのよね」。絵本（えほん）やポシェットがそういうと、「出ていきたいなんておもったこと、ないない！」とみんなもいいます。「うーん…」とかんがえこむえんぴつたち。「じゃあ、もうなくさない？」とキーぼうがきくと、「あたし、またなくしちゃうかも…。でも、そしたらぜったいにさがす！　なくしっぱなしになんかしない！」とがんこちゃん。すると、「よし。もういっぺんだけ、もどってみるか」とアオ兄がいってくれたのでした。 【scene 10】 えんぴつたちもよろこんでる つぎの日。ギャオくんが学校にやってきました。門（もん）のところで校長先生がこえをかけます。「おはようございます」。でも、「おはようギャオ～」と、なんだか元気（げんき）がありません。すると校長先生が、「ギャオくん、はいこれ。ギャオくんのぶん」と、えんぴつを三本くれました。「ギャイ？　ウフッ、ギャイーッ！」とギャオくんは大よろこびです。そこへがんこちゃんもやってきました。「校長先生～。ほら、これ。つかってるよ」とえんぴつを見せました。「えんぴつたちもよろこんでいますねえ。ええ、ええ」と、まんぞくそうな校長先生。えんぴつたちもニコニコしています。

新・ざわざわ森のがんこちゃん

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とどかないこえ

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（善悪の判断、自律、自由と責任） バンバンが見つけてきた木の実を食べたバンバンの祖母は、具合が悪くなる。困ったバンバンは自分のせいだと思い悩む。

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【】 オープニング オープニングタイトル 【scene 01】 バンバンが森でひろった木の実 「ただいまーっ！」。バンバンが学校からかえってくると、おばあちゃんがまきわりをしていました。「おりゃーっ！」。カン、カン、カン！　きばでつぎつぎにまきをわっていきます。「そうだ！　ルンルン、これ見てみな」。バンバンは、トゲトゲのある見たこともない木の実（み）をルンルンに見せました。「今日（きょう）、森でひろったんだよ」。その木の実をテーブルの上においていってしまう二人。そこへおばあちゃんがやってきました。木の実を見て、「これ、りょうりのかくしあじによさそうな木の実だねえ」。でも、「カプッ」とかじると、「ウェッ！　なんだい、まずいねえ。こりゃ、りょうりにはつかえないねえ」。 【scene 02】 木の実のせいでおばあちゃんが？ 「いただきまーす！　やっぱ、ばあちゃんのコロッケ、さいこう！」とよろこんでばんごはんをたべているバンバンとルンルン。ところが、「ウ、ウーン…」と、おばあちゃんがくるしんでいます。「ばあちゃん、だいじょうぶか？！」とおどろくバンバンに、「ううう…、ら、らいじょぶ…」とおばあちゃん。バンバンは気がつきました。「その実（み）たべたのか？　もしかしてそのせいで？　だれかよぼうか？」。でも、「おおげさにしないでおくれ。きっと、ねたらなおるよ。しずかにしておくれ」とおばあちゃんはいいます。しんぱいするルンルンに、「だいじょうぶだ。ねれば、きっとよくなるよ」とバンバンはいいました。 【scene 03】 どくのあるビリリンコの実だった！ つぎの日。「ばあちゃん、けさもすっげえぐあいがわるそうだったなあ」とかんがえながら学校にやってきたバンバン。「いてっ！」。サッカーボールがあたまにあたりました。「バンバン、なんだかぼんやりしてるね」とチョビくんにいわれます。きょうしつで、「みなさん、だいじなおしらせがあります」とヒポ先生がいいました。「この木の実（み）、もし森で見つけても、けっしてたべないでくださいね」とえを見せます。「あ！　あの実！」とびっくりするバンバン。「これは、ビリリンコの実といって、どくがあるんです」とヒポ先生。「どくの実だったんだ…。おいらがひろってきたせいだ。どどど、どうしよう…」。 【scene 04】 先生にそうだんしようとするけど 「まいったなぁ」。バンバンがしょんぼりとかえっていきます。すると、「バンバンくん」とヒポ先生がこえをかけました。「なんだか元気（げんき）ないけど、だいじょうぶ？」。そしてヒポ先生は、「なにかあったら、いつでもそうだんしてね」といってくれました。おもいきって「あ、あのう…」とバンバンがいいかけたとき、ガヤガヤとみんながやってきました。「バンバン、なにしてるの？」。「な、なんでもねえよ！」。バンバンはかえっていきます。「そうだんっていわれても、へたにいったらしかられて大さわぎになりそうだしなぁ…。そうだ！　きっといまごろ、ばあちゃん元気になってるはずだ」。 【scene 05】 「あっちにいっとくれ！」といわれた ところがいえにかえると、おばあちゃんはぶるぶるふるえていました。「ひどくなってんのか！」とバンバンはびっくり。「ばあちゃん、おいらどうしたらいいんだよう。ばあちゃんってば！」。すると、「ちょっろ、しるかにしれおくれ！　あたまがガンガラするんじゃよ。あんたは、あっちにいっとくれ！」。しかられたバンバンはショックです。森の中をとぼとぼあるいていると、ラッパーにあいました。「なんかあったのか？　かおがくらいぜ」といってくれたので、「じつは…」とはなしかけると、「あ、わりい！　おいらいそがしくてさ、またこんどな～！」とラッパーはいってしまいます。「ちくしょー、なんだよ！」。 【scene 06】 なにもいえないバンバン がんこちゃんのいえではみんなでバーベキューをしていました。「いいなあ、みんなでバーベキューかあ」。木のかげからのぞいているバンバン。すると「あ～？　あーい！」と、がんぺーちゃんがバンバンに気がついて手をふります。あわててかくれますが、がんこちゃんもやってきました。「あれ？　バンバン、もうごはんたべたの？」。「おう。今日（きょう）はばあちゃんのスペシャルりょうりだったんだ」とごまかすバンバン。「がんこちゃん、やけたわよ！」とお母さんがこえをかけました。「ハーイ。またね、バンバン」。がんこちゃんはいってしまいました。「あ、ああ…」。なにもいえずにかえっていくバンバンです。 【scene 07】 はなさないと気もちはあいてにとどかない 「おいらどうしたらいいんだろう。くそ！」。バンバンのけとばした石が、ドーナツぬまに「ポチャン！」。すると、「カッパ、ロクジュウシ～！」とカッパさんがあらわれました。「だれだ、石をなげたやつは！」。バンバンに気づいて、「あんだ？　おめえ、ないてんのけ？」といいます。「ないてねえよ！」とつよがるバンバン。すると、「つらいときやかなしいときは、だれだってなくもんだっちゃ」とカッパさん。「ふん。カッパなんかにおいらの気もちがわかってたまるかよ！」とバンバンがいうと、「あー、わかんないっちゃよ。おめえがはなさないと、おめえの気もちがあいてにとどくわけないっちゃよ」といいます。 【scene 08】 こまったときは『たすけて』といってみる そこで、「わるいのはおいらなんだ。ばあちゃんがくるしんでるのも、おこってんのも、おいらのせいなんだ」とはなすバンバン。とうとうなきだします。するとカッパさんは、「フーム。おめえがわるいかどうかは、いまはおいとこう。で、おめえはいま、すごくこまってるんだべ？　そういうときはな、『たすけて』っていってみるっちゃよ。だれかにそうだんしてみたら、なにかかわるかもしれないっちゃ」といいます。「だれもおいらのことなんかきいてくれないよ…」とバンバンがいうと、「うんにゃ、きいてくれる人もいるっちゃ。そうだ！　がんこのばあちゃんにそうだんしてみるっちゃ」といいました。 【scene 09】 がんこちゃんのおばあちゃんに よる、バンバンががんこちゃんのいえにやってきました。すると、ちょうどおばあちゃんが、バーベキューでつかったおさらをさがしにいえから出てきました。「あ！　がんこのばあちゃん」とこえをかけるバンバン。「おや、バンバンくん」。ところがバンバンは、「あのう、そ、そのう…。えーと…」とうまくいいだせません。でも、いえでぶるぶるふるえていたおばあちゃんと、『だれかにそうだんしてみたら、なにかかわるかもしれないっちゃ』といったカッパさんをおもいだして、おもいきっていいました。「あのう、お、おいら、そ、そうだんしたいことがあるんだ…」。 【scene 10】 「きみはやさしい、いい子だよ」 「そうかい。たいへんだったねえ。よくはなしてくれたね。ありがとうよ」。そしておばあちゃんは、なみだぐむバンバンに、「ビリリンコの実（み）のどくによくきく薬草（やくそう）がうちにあるんだよ」といいました。「あんたのおばあちゃんはかならずよくなるよ。それからね、おばあちゃんはぐあいがわるいだけで、おこってるわけじゃないの。あんたはなんにもわるくないよ」。そこへ、「おばあちゃーん」とがんこちゃんが出てきたので、「じゃあね、バンバンくん。すぐにくすりをもっていくからね。きみはやさしい、いい子だよ」とささやきました。「ありがとう…」とバンバン。 【scene 11】 元気になってよかったあ！ つぎの日。「おりゃーっ！」。カン、カン、カン！　すっかり元気（げんき）になったバンバンのおばあちゃんが、まきわりをしています。きばでつぎつぎにまきをわっていきます。「すごーい！」。「ばあちゃん、元気になってよかったあ！」とルンルンもバンバンも大よろこび。「ああ、しんぱいかけたね。じゃ、気をつけて学校いっといで。ああ、そうそう、わすれものはないね？」とおばあちゃん。「うん。あ、カバンわすれた！」とバンバン。「しっかりおしよ」。「いけねえ～。ハハハハ！」。バンバンとおばあちゃんとルンルンの三人はたのしそうに大きなこえでわらったのでした。