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(請負事業の一括) 第8条 08
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法 (船舶の競売) 第189条 前章第2節第2款及び第181条から第184条までの規定は、船舶を目的とする担保権の実行としての競売について準用する。この場合において、第115条第3項中「執行力のある債務名義の正本」とあるのは「第189条において準用する第181条第1項から第3項までに規定する文書」と、第181条第1項第四号中「一般の先取特権」とあるのは「一般の先取特権又は商法第842条 に定める先取特権」と読み替えるものとする。 ---- {{前後 |民事執行法 |第3章 担保権の実行としての競売等 |民事執行法第188条(不動産執行の規定の準用) |民事執行法第190条(動産競売の要件)
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法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂 (被告人の事件における合意内容書面等の証拠調べの請求) 第350条の7 検察官は、被疑者との間でした第350条の2第1項の合意がある場合において、当該合意に係る被疑者の事件について公訴を提起したときは、第291条の手続が終わつた後(事件が公判前整理手続に付された場合にあつては、その時後)遅滞なく、証拠として第350条の3第2項の書面(以下「合意内容書面」という。)の取調べを請求しなければならない。被告事件について、公訴の提起後に被告人との間で第350条の2第1項の合意をしたときも、同様とする。 前項の規定により合意内容書面の取調べを請求する場合において、当該合意の当事者が第350条の10第2項の規定により当該合意から離脱する旨の告知をしているときは、検察官は、あわせて、同項の書面の取調べを請求しなければならない。 第1項の規定により合意内容書面の取調べを請求した後に、当該合意の当事者が第350条の10第2項の規定により当該合意から離脱する旨の告知をしたときは、検察官は、遅滞なく、同項の書面の取調べを請求しなければならない。 2016年改正により新設。 に定められていた「即決裁判手続き」に関する規定は刑事訴訟法第350条の21に条数が変更された。 合意内容書面 ---- {{前後 |刑事訴訟法 |第2編 第一審 第4章 証拠収集等への協力及び訴追に関する合意 第2節 公判手続の特例 |第350条の6(司法警察官との関係) |第350条の8(他人の事件における合意内容書面等の証拠調べの請求1) 350の07 350の07
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法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法) (懸賞広告の報酬を受ける権利) 第531条 広告に定めた行為をした者が数人あるときは、最初にその行為をした者のみが報酬を受ける権利を有する。 数人が同時に前項の行為をした場合には、各自が等しい割合で報酬を受ける権利を有する。ただし、報酬がその性質上分割に適しないとき、又は広告において一人のみがこれを受けるものとしたときは、抽選でこれを受ける者を定める。 前二項の規定は、広告中にこれと異なる意思を表示したときは、適用しない。 ---- {{前後 |民法 |第3編 債権 第2章 契約 第1節 総則 第1款契約の成立 |民法第530条(懸賞広告の撤回の方法) |民法第532条(優等懸賞広告) 531
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C・IVLII・CAESARIS・COMMENTARIORVM・BELLI・GALLICI LIBER・PRIMVS __notoc__ 原文テキストについてはガリア戦記/注解編#原文テキストを参照。12.  1Flumen est Arar, quod per fines Haeduorum et Sequanorum in Rhodanum influit incredibili lenitate, ita ut oculis in utram partem fluat iudicari non possit.   id Helvetii ratibus ac lintribus iunctis transibant.   2ubi per exploratores Caesar certior factus est tres iam partes copiarum Helvetios id flumen traduxisse quartam vero partem citra flumen Ararim reliquam esse, de tertia vigilia cum legionibus tribus e castris profectus ad eam partem pervenit quae nondum flumen transierat.   3eos impeditos et inopinantes adgressus magnam partem eorum concidit;   reliqui se fugae mandarunt atque in proximas silvas abdiderunt.   4is pagus appellabatur Tigurinus;   nam omnis civitas Helvetia in quattuor partes vel pagos divisa est.   5hic pagus unus cum domo exisset, patrum nostrorum memoria L. Cassium consulem interfecerat et eius exercitum sub iugum miserat.   6ita sive casu sive consilio deorum immortalium, quae pars civitatis Helvetiae insignem calamitatem populo Romano intulerat, ea princeps poenas persolvit.   7qua in re Caesar non solum publicas, sed etiam privatas iniurias ultus est, quod eius soceri L. Pisonis avum L. Pisonem legatum Tigurini eodem proelio quo Cassium interfecerant. ---- テキスト引用についての注記 vero : β系写本の記述で、Klotz, Seel, Hering のトイプナー版はこれを支持する。 α系写本では、fere となっており、Constans のビュデ版はこちらを採っている。 なお、写本Aでは esse となっている。 partes vel pagos : π系写本の記述で、Klotz, Seel はこれを支持する。 α ρ系写本では単に pagos としており、Meusel, Hering, Constans や Fuchs はこちらを採る。 divisa est : α ρ系写本の記述で、Klotz, Hering, Constans はこれを支持する。 π系写本では est divisa となっており、Seel はこちらを採る。 整形テキストについてはガリア戦記/注解編#凡例を参照。 XII. 《1》Flūmen est Arar, quod per fīnēs Haeduōrum et Sēquanōrum in Rhodanum īnfluit, incrēdibilī lēnitāte, ita ut oculīs, in utram partem fluat, iūdicārī nōn possit.   Id Helvētiī ratibus ac lintribus iūnctīs trānsībant.   《2》Ubi per explōrātōrēs Caesar certior factus est trēs iam partēs cōpiārum Helvētiōs id flūmen trādūxisse, quartam vērō partem citrā flūmen Ararim reliquam esse, dē tertiā vigiliā cum legiōnibus tribus ē castrīs profectus ad eam partem pervēnit, quae nōndum flūmen trānsierat.   《3》Eōs impedītōs et inopīnantēs adgressus magnam partem eōrum concīdit; reliquī sē fugae mandārunt atque in proximās silvās abdidērunt.   《4》Is pāgus appellābatur Tigurīnus; nam omnis cīvitās Helvētia in quattuor partēs vel pāgōs dīvīsa est.   《5》Hic pāgus ūnus, cum domō exīsset, patrum nostrōrum memoriā Lūcium Cassium cōnsulem interfēcerat et ēius exercitum sub iugum mīserat.   《6》Ita sīve cāsū sīve cōnsiliō deōrum immortālium, quae pars cīvitātis Helvētiae īnsignem calamitātem populō Rōmānō intulerat, ea prīnceps poenās persolvit.   《7》Quā in rē Caesar nōn sōlum pūblicās, sed etiam prīvātās iniūriās ultus est, quod ēius socerī Lūciī Pīsōnis avum, Lūcium Pīsōnem lēgātum, Tigurīnī eōdem proeliō quō Cassium interfēcerant. 語釈
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文学部・文化構想学部入試の特徴としては、入試問題の傾向がどちらも似通っていることや、早稲田の他学部よりも国語の配点が高いことが挙げられる。どちらか一方の学部を受験する場合でも出題傾向に慣れるために両方の過去問を解くことが重要であろう。文学部は坪内逍遥等によって創設され、2007年かつて存在した旧第一文学部と旧第二文学部を一度合併、リシャッフルしそれをさらに再分割してできたものが現在の文学部と文化構想学部(つまり文化構想学部はかつての第一文学部であり第二文学部でもある。)となっている。文学部と文化構想学部はブリッジ科目として、お互い殆ど同じ講義を選択する事が可能となっている。尚、文学部・文化構想学部の学生は4年間戸山キャンパスで過ごすことになる。 両者の学部の一般入試は 合計3つの受験方式が存在している。 英語4技能テスト利用型・・・大学が設けている基準に達した英語検定結果を用いることにより、3科目型と配点は変わらず国語と歴史科目の合計125点満点で合否を判定するものである。 共通テスト利用型・・・50点満点で規定された共通テストの科目を歴史科目の代わりに判定に使用し、3科目型と配点は変わらず英語と国語と共通テストの科目の合計200点満点で合否を判定するものである。 商学部とは異なり3つの方式を併願することも可能である。併願した場合1つの方式では受験料はそのままだが、2つ目からは値引きされる。どちらの学部も近年英語の難易度が非常に高くなっているため英語で失敗したとしても、国語と歴史で挽回して英語4技能利用型で合格する受験生が増えている。しかしながら4技能利用型では近年どちらの学部も国語歴史の平均点が高いため、求められる得点は8割以上である。したがって4技能利用型だからといって合格しやすいというわけではない。 文学部では近年国語と歴史の平均点が非常に高いため高得点勝負となり、ハイレベルな戦いとなっている。3科目の素点では標準化を考慮すると目標は155〜160前半と8割程必要である。一方文化構想学部も文学部ほどではないが国語と歴史の平均点は比較的高い。3科目の素点では標準化と近年日本史の方が平均が高いことを考慮すると目標素点は日本史選択で140点後半、世界史選択で140点前半程と文学部に比べると安定している。今後国語の難易度がどうなるかはわからないが文学部ではこれ以上平均が高くなってしまうと更に合格するのが難しくなるだろう。どちらの学部も英語で点数を取れると加点されやすく合格がしやすくなる。しかしながら英語の難易度は両学部とも高いため、配点上国語が苦手ではどちらの学部も合格は難しくなっている。 英語(90分/75点) 2つの学部の形式は全く同じで、どちらの学部も難易度は高い。不合格者得点開示を参考にすると英語の素点は国語歴史と異なり平均点が非常に低いため点数が加点されやすい。高得点を取れば取るほど加点されやすくアドバンテージとなる。 大問Ⅰ・・・A・Bの2つの長文に分かれており、それぞれの穴埋めをするものだが、語法や熟語の知識等が要求され、単語が難しいだけでなく他の設問に比べると文章そのものの抽象度が高いことが多い。近年は英検1級レベルの単語が正解となる問が増えており文章の難易度の高さも重なって全体的に難しい大問となっている。 大問Ⅱ・・・こちらはA・B・Cの3つの長文(AとBは200語〜300語で合計5問、Cは500語で5問)に分かれており、全て内容一致問題である。形式内容共に標準的な問題である。一部答えを導きにくい問題が毎年見られるのでそういう問題は消去法も駆使していきたい。大問ⅠとⅢの難易度を考えると2ミス以内に抑えたい。 大問Ⅲ・・・形式は8つの短文を長文の中にある7つの空欄に入れる文挿入。この設問を苦手とする受験生は非常に多く、配点が大きいため1番差がつく。対策をしっかりしておきたい。 3科目型及び共通テスト利用型受験ではこの設問が合否を分けると言っても過言ではない。選択肢にダミー文が1つ有ることに注意したい。対策は、前後の文章との論理関係(品詞、指示語、冠詞、単複、代名詞、同型反復、対比の有無等)に注目する。形で判別できない場合は前後の文脈を参考にし、それでも厳しいならパラグラフの要旨も参考にする。最初から内容面を参考にすると迷いやすくなるため注意。 大問Ⅳ・・・難しいものと簡単なものが混ざった会話文問題。基本的な会話表現の知識を押さえて難問を見極められるようにしたい。 大問Ⅴ・・・200wordsほどの標準的な文章を英語一文で要約する問題。間違っても日本語で答えを書いてはいけない。他の注意点は、出来るだけ自分の言葉で言い換える(例えば文中で「take care of~」となっているのを「look after~」に変える等)こと。とはいっても、本文中の言葉を全く使ってはいけないわけでもない。青本の解答例では本文中の構文をそのまま使っていることもある。この微妙なさじ加減が難しいところだ。(←*この点に関して、2020年度入試からは「当該ページ中から2つ以上の連続した語句を用いてはいけない」という注釈が追加された。)あくまでも「要約」なので、自分の意見は言わないこと。 配点に関しては以下の説が最も有力であると考えられている。 大問Ⅰ・・・それぞれ1点。大問Ⅱ・・・A・Bはそれぞれ2点。Cはそれぞれ3点。大問Ⅲ・・・それぞれ3点。大問Ⅳ・・・それぞれ1点。大問Ⅴ.8点(部分点あり)。 ※ちなみに大問5の配点は大学側が公式に認めている。 世界史(60分/50点) 他学部と同様にマーク式が多い。平易な問題と難しい問題が混在しているが、近年は大部分が平易な問題であり、高得点勝負となっているため、まずは平易な問題を確実に解けるようになる事が必要である。 また、文化史はいきなり多くをやってもほぼ忘れるため、絶対に落とせない基本的な事項から確実に習得することが大切である。なお、文化史は通史に比べて単純暗記要素が強いため、直前期の短期間でも問題無く習得できる。そのため、まずは文化史よりも通史の完成に向けて取り組んでほしい。 日本史(文学部)(60分/50点) 平易な問題と難しい問題が混在しているが、近年は大部分が平易な問題であり、高得点勝負となっているため、まずは平易な問題を確実に解けるようになる事が必要である。 問題形式としては記述3:マーク7が主流となっている。文学部は2007年の学部改組以来、大問6つの出題が基本になっている。大問1から5までは時代系列順に問題が出題され、大問6に関しては毎年美術史が中心となる。全体的に他学部に比べると誤文指摘よりも正文指摘の問題が多い。 大問1は本学部の特色のひとつである考古学を踏まえた出題が多い。正文または誤文を1~2つ指摘させる問題が多く、一見回答不可能に見えることもあるが、時代や文化の特徴を正確に捉えていれば、選択肢の矛盾から誤りが発見できることも多い。大問2~4にかけては(早稲田大学においては)一般的な入試問題である。大問5は近代史が出題される。他の大問が小問9~10個で成り立っているのに対し、大問5は例年12~13個出題される。 近年は大問1の考古学及び大問6の美術史で極めて難度の高い問題が出題されることが多いため、対策は必須である。 日本史(文化構想学部)(60分/50点) 平易な問題と難しい問題が混在しているが、近年は大部分が平易な問題であり、高得点勝負となっているため、まずは平易な問題を確実に解けるようになる事が必要である。また文化構想学部の日本史は良問が多いため、この学部を受けない受験生にとっても演習価値はある。 問題形式としては記述3:マーク7が主流となっている。文化構想学部の大問は古代、近世などの時代区分ではなくテーマで分けられている。文学部系統に多い文化史だけでなく、外交史や政治史など入試頻出のテーマも毎回登場する。中には一般的なテーマ史の問題集にはなかなか取り上げられないようなテーマが出ることもあるが、教科書などを中心に基礎からしっかりと積み上げてきた受験生であれば解答は容易であろう。 選択問題は、一見回答不可能に見える問題も出ることもある。しかし、そのような問題は消去法を利用して回答すべきである。また、「2つ選べ」「当てはまらないものを選べ」のような指定が問題文中にあることも多い。緊張や焦りで読み飛ばすことのないようにしてほしい。 近年は平均点が6割前半と世界史よりも高いことが多く、英語の難易度と標準化を考慮すると日本史選択は8割以上の得点を目指さなければならない。 国語(文学部)(90分/75点) 大問1・2は現代文、大問3は古文、大問4は漢文といったほぼ旧第一文学部・第二文学部と同じ傾向である。問題自体の難易度は平易なのだが、高得点勝負を強いられるため、合格点を取る難易度は低くない。 大問1・2の現代文は多岐にわたる分野から出題される。ごく一部の悪問奇問以外は確実に得点を重ねたい。大問3の古文は文法知識(特に敬意の方向・敬語の種類)を毎年出題している。古典文法の基礎でもあり、本学部を受験する受験生のレベルを考えれば確実に得点できるようにしておきたい。大問4の漢文は、文法知識・内容理解が主であり、文学史的な内容はほぼ出題されていない。出題形式(マーク式・記述式)は異なるが、毎年のように返り点を付ける問題が出題される。 国語(文化構想学部)(90分/75点) 独特の形式となっている。大問Iは2つから3つの文章が提示され、その文章に対する設問に答えるものだが、その複数の文章をまたぐ設問があるというのは特殊である。明治時代の文語文は大学入試では珍しい出題である。大問IIは普通の形式の現代文である。 大問IIIは甲・乙に分かれており、07年度は甲が現・漢融合文で、乙は古文であった。学部改組・試験の変更が行われた07年ごろは凝ったつくりの問題が頻繁に出題されたが、その後はだんだんと平易な文章に切り替わってきている。しかし、この先も易化が続くとは言えず(12年は非常に長い文語文が出題された)、学習に手を抜いてはならない。 文学史も出ているが、マニアックな出題傾向で且つ費用対効果が悪いため、基本的なものだけは事前に押さえておき、演習時にそれ以外のものに遭遇したら、「こんな難問は誰も出来ない」と言った割り切りを持つことも戦略の一つである。また、消去法を有効利用すると良い。 共通テスト併用型で、一般入試の外国語と国語を受験する方式。世界史と日本史を以下の科目に変えて受験するため日本史Bおよび世界史Bを選択することはできない。 地理B、現代社会、政治・経済、倫理、『倫理、政治・経済』、数学I・A、数学II・B、化学、物理、生物、地学、「基礎科目2科目」の中から1つ選択する。また、理科・社会を複数科目受験している場合は第一解答科目が利用されるので注意が必要。 なお、一般入試との併願も可能である。
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私たちのSchemeは外部の世界と未だに対話することが出来ません。もし何かしらのI/Oの機能があればとてもよいでしょう。同様に、私たちがインタプリターを起動する度に、本当に関数の中で長ったらしい記述をするより、コードが書いてあるファイルを読み込めて、それを評価できたらよいでしょう。 必要になる、まず最初のことは、LispVal のための新しいコンストラクタです。PrimitiveFuncsはIOモナドを含まない特別な型を持っています。ですので、他のIOを用いることができません。私たちは、IOを用いることができる専用のコンストラクタが必要です。 | IOFunc ([LispVal] -> IOThrowsError LispVal) この中で、私たちは、同様に [http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.6.1 port] という、Schemeのデータタイプの為のコンストラクタを定義します。私たちのIO関数の多くは、これらの一つを取って、読み書きされます。 | Port Handle [http://www.haskell.org/onlinereport/io.html#sect21 Handle] は、基本的な portの Haskell notionで、openFIleおよび類似のIOアクションによって返され、貴方はそれへ読み書きを行うことが出来ます。 完全を期すために、私たちは新しいデータ型のために、showValメソッドを定義する必要があります。 showVal (Port _) = "" showVal (IOFunc _) = "" これは、きっと、REPL機能を適切にし、portを返す関数を使うときに、クラッシュしないようにしてくれるでしょう。 私たちは同様に applyを修正し、IOFunc が扱えるようにします。 apply (IOFunc func) args = func args [http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.6.4 load]をサポートするため、私たちのパーサーをマイナーチェンジする必要があります。普通、Schemeファイルは複数の定義を含んでおり、パーサーにも、幾つかの評価をサポートしたり、あるいは空白によって分割することを追加しないといけません。そして、同様に扱い時のエラーも必要になります。私たちは、実際のパーサーがパラメーターを取れるような基礎的なreadExprを作ることによって、殆どの存在する基盤を再利用することが出来ます。 readOrThrow :: Parser a -> String -> ThrowsError a readOrThrow parser input = case parse parser "lisp" input of Left err -> throwError $ Parser err Right val -> return val readExpr = readOrThrow parseExpr readExprList = readOrThrow (endBy parseExpr spaces) 再び、readExpr及びreadExprListの両方を、新しく命名されたreadOrThrowが特別化されたものとして考えます。私たちは、自分たちのREPLを単純な評価として読み込みます。私たちは、readExprListを、loadの中から、プログラムの中から読み込むために使うでしょう。 次に、ただ存在するprimitiveリストみたいに構成された、IO primitvesの新しいリストが必要になるでしょう。 ioPrimitives :: [(String, [LispVal] -> IOThrowsError LispVal)] ioPrimitives = [("apply", applyProc), ("open-input-file", makePort ReadMode), ("open-output-file", makePort WriteMode), ("close-input-port", closePort), ("close-output-port", closePort), ("read", readProc), ("write", writeProc), ("read-contents", readContents), ("read-all", readAll)] ここでは、違いは型のシグネチャの違いです。残念なことに、私たちは、存在するprimitiveのリストを使うことが出来ません。というのも、リストは型の違いによる要素に含めることができないからです。私たちは同様に、primitiveBindingsの定義を新しいprimitivesに新しく追加するよう編集する必要があります。 primitiveBindings :: IO Env primitiveBindings = nullEnv >>= (flip bindVars $ map (makeFunc IOFunc) ioPrimitives ++ map (makeFunc PrimitiveFunc) primitives) where makeFunc constructor (var, func) = (var, constructor func) 私たちは、コンストラクターの引数を取るためにmakeFuncを作り、そして今や過去のまっさらなprimitivesにioPrimitiveのリストを追加してmakeFuncを呼び出します。 今、私たちは実際の関数を定義し始めています。applyProcはapplyのまわりを薄く包み込み、解きほぐされた引数のリストから、applyが期待しているものへと反応します。 applyProc :: [LispVal] -> IOThrowsError LispVal applyProc [func, List args] = apply func args applyProc (func : args) = apply func args makeProtはHaskellの関数であるopenFileを包み込み、右の型にコンバートし、そしてPortコンストラクタの中で返り値をラップします。これはIOMode、open-input-fileの為の、ReadMode及びWriteModeに、部分的に適応します。 makePort :: IOMode -> [LispVal] -> IOThrowsError LispVal makePort mode [String filename] = liftM Port $ liftIO $ openFile filename mode ClosePortは同様に、Haskellの同等の手続きと、同じhCloseをラップします。 closePort :: [LispVal] -> IOThrowsError LispVal closePort [Port port] = liftIO $ hClose port >> (return $ Bool True) closePort _ = return $ Bool False Schemeのために、LispValに適切に切り替えるために、(ビルドインされたreadと、名前がコンフリクトしないように避けられた)readProcは、hGetLineをラップし、そしてparseExprの結果に送ります。 readProc :: [LispVal] -> IOThrowsError LispVal readProc [] = readProc [Port stdin] readProc [Port port] = (liftIO $ hGetLine port) >>= liftThrows . readExpr の型になるのかに気をつけてください。そして、両方とも、(liftIOやliftThrowsや、おのおのと共に)、IOThrowsErrorモナドに変換する必要があります。彼らができることは、モナディックバインドオペレーターを使って彼らを橋渡しすることです。 writeProcはLispValをストリングにして、特別なポートにコンバートして書き直すということです。 writeProc :: [LispVal] -> IOThrowsError LispVal writeProc [obj] = writeProc [obj, Port stdout] writeProc [obj, Port port] = liftIO $ hPrint port obj >> (return $ Bool True) 私たちは、プリントアウトするためのオブジェクトの上に、明確にshowを呼び出す必要性がなくなりました。というのも、hPrintはShow型の値を取るからです。これは、私たちのために、自動的にshowを呼び出します。これは、ShowインスタンスをLispValに作るのを悩ませる原因にもなります。同様に、私たちは、自動的な変換を使うことができませんし、またshowValそれ自身を呼ばなければなりません。多くの他のHaskell関数は、同様にShowインスタンスを取り、もし他のIO primitivesをこれに拡張するなら、重要な仕事として保管できるでしょう。 readContentsは、全体のファイルを、メモリの中で文字列に変換します。これはHaskellのもつreadFileの簡単なラッパーで、ただIOアクションをIOThowsErrorに渡し、Stringコンストラクタの中でそれをラップします。 readContents :: [LispVal] -> IOThrowsError LispVal readContents [String filename] = liftM String $ liftIO $ readFile filename 助けになる関数である"load"は、Schemeの持つロードが何を読み込んでいるものを、読み込むことが出来ません(私たちはあとでこれを取り扱うでしょう)。むしろ、これはファイルの全ての節を分割して、読み込んでいるのが原因だからです。二つの部分を使いましょう。(値のリストを返す)readAllと、(Schemeの表現として、値を評価する)loadとです。 load :: String -> IOThrowsError [LispVal] load filename = (liftIO $ readFile filename) >>= liftThrows . readExprList それゆえ、readAllはListコンストラクタと共に値を返すラップをします。 readAll :: [LispVal] -> IOThrowsError LispVal readAll [String filename] = liftM List $ load filename 実際の、Schemeのload関数を取り扱う手段は、少々トリッキーになります。というのは、loadは束縛をローカル環境へと取り入れるからです。しかし、Applyは環境を引数として取ることがでいないし、primitve関数(や他の関数)の為に、これを行う方法もありません。私たちは、特別なかたちとして、この周辺にloadの手段を作りましょう。 eval env (List [Atom "load", String filename]) = load filename >>= liftM last . mapM (eval env) 最終的に、私たちは自分たちのrunOne関数を、コマンドラインからの単独な表現として評価する代わりとして、変化させることができました。これは、プログラムとして評価し、実行するためのファイル名を取ります。追加されたコマンドラインの引数は、Schemeプログラムの中で、引数リストに束縛されます。 runOne :: [String] -> IO () runOne args = do env <- primitiveBindings >>= flip bindVars [("args", List $ map String $ drop 1 args)] (runIOThrows $ liftM show $ eval env (List [Atom "load", String (args !! 0)])) >>= hPutStrLn stderr ここはちょっと難解なので、徐々にまいりましょう。最初の分は、元のprimitve束縛を取っていて、bindVarsに投げて、そして最初の引数以外の全てのStringの解釈を含んだリストを束縛した、変数名"args"を追加します(最初の引数は、評価されたファイル名です)。そして、ユーザーがタイプしたかどうか、またはそれを評価したかどうかで、Schemeのかたちを作り("args1"を読み込み)ます。その結果、文字列に変化します。(覚えておいてください。これはエラーを受け取る前に、このようにしてやる必要があります。というのも、エラーはそれらを文字列にコンバートするために扱うもので、まずは型をあわせないといけません)、そして、全体のIOThrowsErrorアクションを走らせます。そして、私たちは STDERRを結果としてプリントします。(伝統的なUNIXの大会では、STDOUTはプログラムのアウトプットの為だけに使われるべきで、いかなるエラーメッセージもSTDERRで扱われるべきです。この場合だと、私たちは同様に、このプログラムの最終的な説の値を返すときにプリントされますが、一般的にはどんなものでも意味がないものです) そして、新しいrunOne関数によって、mainを変化させましょう。私たちはもはやコマンドライン引数の間違った値を扱うために、三つ目の節が必要となりましたので、私たちはif文を簡単に、ここに追加しましょう。 main :: IO () main = do args >- getArgs if null args then runRepl else runOne $ args
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(酌量減軽) 第66条 犯罪の情状に酌量すべきものがあるときは、その刑を減軽することができる。 本条は、俗に「情状酌量」とも呼ばれる酌量減軽について定める。 ---- {{前後 |刑法 |第1編 総則 第12章 酌量減軽 |刑法第65条(身分犯の共犯) |刑法第67条(法律上の加減と酌量減軽)
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前)(次) (河川保全区域) 第54条 54
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/* 単語学習は辞書ではなく単語集で */ 中学英語の単語数は 1,800語のレベルだと言われている。さすがに1800回も辞書を引くのは面倒であるし、一般的な高校受験生もそんなことはしてない。 1800回も辞書をめくっていては大変なので、だから普段の単語学習では単語集など専用の教材で単語を学習すべきであり、辞書は例外的にときどき使うものである。
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法学>民事法>民事訴訟法>コンメンタール民事訴訟法 (攻撃防御方法の提出時期) 第156条 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第2編第一審の訴訟手続 第3章 口頭弁論及びその準備 第1節 口頭弁論 |第155条(弁論能力を欠く者に対する措置) |第156条の2(審理の計画が定められている場合の攻撃防御方法の提出期間) 156
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前)(次) 第4条 04
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ページの作成:「法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第4編 社債 (コンメンタール会社法) ==条文== (社債管理者等の行為の方式) ;第708条 : 社債管理者又は前条の特別代理人が社債権者のために裁判上又は裁判外の行為をするときは、個別の社債権者を表示することを要しない。 ==解説== ==関連条文== ---- {{前後 |コンメンタール会社法|会社…」
16,013
コンメンタール>コンメンタール統計>コンメンタール統計法施行規則 統計法施行規則()の逐条解説書。
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(疑似言語)に関するコンテンツです。 基本情報技術者試験(FE)では午後の科目で、擬似言語を用いた「データ構造とアルゴリズム」に関する問題が出題されています。擬似言語とはその名の通り擬似的なプログラミング言語のことで、自然言語などによる抽象度の高い記述などを交えることも許すことで、アルゴリズムの理解などを助けるなどの目的に使われる言語です。 FE午後に出題される擬似言語は、擬似的にアルゴリズムを簡略化して表現しています。構文はソフトウェア開発(プログラミング)の問題とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 なお、ソフトウェア開発の選択問題である表計算の問題にも擬似言語を用いたマクロ定義の問題が出題されています。
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情報技術 > ソフトウェア開発技術者 > システムの開発と運用 プログラム構造,データ型,言語処理系,構文解析,言語(C,COBOL,Java,SQL,HTMLほか)の種 類・特徴 など 表計算ソフト,グループウェア,ミドルウェア など 開発ツール,EUC・EUD など プロセスモデル,ソフトウェア開発手法 など DFD,E-R図,UML,オブジェクト指向設計,プロセス中心設計,データ中心設計,モジュール設計,入出力設計,ヒューマンインタフェース設計 など プログラミング手法,テスト手法,レビュー手法,テスト設計・管理手法 など プロジェクト計画,見積手法,品質管理,工程管理,日程管理,コスト管理(アーンドバリューほか),構成管理,要員計画・管理,ドキュメント管理,開発メンバの役割と構成,プレゼンテーション技法,コミュニケーション技法,システムの可監査性 など アウトソーシング,システムインテグレーション など システムの障害管理,移行,オペレーション,運用ツール,資源管理,コスト管理,ユーザ管理,設備・施設 など 保守の形態,保守契約,ソフトウェア保守 など
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法 (第一審の管轄違いを理由とする移送) 第309条 控訴裁判所は、事件が管轄違いであることを理由として第一審判決を取り消すときは、判決で、事件を管轄裁判所に移送しなければならない。 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第3編上訴 第1章 控訴 |第308条(事件の差戻し) |第310条(控訴審の判決における仮執行の宣言) 309
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例えば、もし読者が会社で値段を決める担当だったとしたら、「この商品を何円値上げしたら、買ってくれるお客さんはどれくらい減ってしまうのか」という判断は、まさに死活問題であろう。 こうしたことを判断するのに重要なのが、需要曲線・供給曲線の傾きである。 経済学ではこれらの曲線が急であるのか、あるいは緩やかであるのかを判断するために、弾力性という概念を用いる。 需要の弾力性とは、価格が 1% 上昇したときに需要が何 % 減少するかを示したものである。 となる。 例えば、価格が 10 から 50 に 40 増加したとき、需要が 5 から 4 に 1 だけ減少するとしたら、価格の上昇幅は 400% (40/10 = 4) で、需要の減少幅は 20% (1/5 = 0.2)。 したがって、価格弾力性は 20/400 = 0.05 となる。 弾力性が 1 よりも大きな曲線は、価格が変化したときに需要量がそれ以上に変化するので、弾力的な需要曲線と呼ばれる。 この場合、需要曲線の傾きは緩やかになる。 逆に、弾力性が 1 よりも小さい曲線は、価格が変化したときに需要量はそれほど変化しないので、非弾力的な需要曲線と呼ばれる。 この場合、需要曲線の傾きは急になる。 価格に対して需要が弾力的な財は、贅沢品に多くみられる。 例えば、宝石は日常生活で特に必要なものではないのだから、価格が高ければ無理して買おうとまでは思わない人が多いだろう。 しかし、価格が安くなれば買いたいと思う家計が増える。 価格が低下すれば需要は大きく増加し、逆に、価格が上昇すれば需要は大きく落ち込むことになる。 価格に対して需要は弾力的である。 趣味などの嗜好品で、しかし他に似たような代替品が多くあり得るようなもの、例えばゴルフ用品、テニス用品などのスポーツ用品も価格の弾力性が高くなる。 代替的、競争的な財が他にたくさんあると、ある財の価格が少しでも上がると、需要は他の財に逃げていきやすくなる。 逆にその財の価格が下がれば、その財に対する需要は大きく増加する。 価格弾力性がかなり高いことになる。 一方、非弾力的な財の代表は生活必需品、かつ、他に似たような財がないために、あまり代替の利かないものである。 例えば塩。料理に塩は必要不可欠だから、値段が高くなっても買わないわけにはいかない。また、塩のかわりに砂糖を使うわけにもいかないので、代替が利かない。 逆に、たとえ塩が安くなったとしても、塩だけを大量に買うメリットはあまりないだろう。だから、塩の価格が変動しても料理に使われる塩の消費量はほとんど変化しない。 つまり、塩の価格弾力性はかなり小さいということになる。 また、特殊な用途に限定されている財も価格段両性が低くなる。 例えば、専門性の高い学術書は、その分野の専門の研究者や図書館くらいしか需要がない。価格が安くなっても一般の読書がそうした本を購入する要因はほとんどない。 逆に、価格が高くても、専門の研究者や図書館にとっては必要と判断すれば買わざるを得ない。このように代替性の利かない財は弾力性がかなり小さくなる。 需要の弾力性と同様に、供給の弾力性という考え方もある。供給の弾力性は、価格が 1% 上昇するときに供給が何 % 増加するかで定義できる。つまり、 となる。 例えば、価格が 100 円から 200 円に 100 円だけ上昇したときに、供給も 1 から 2 に 1 だけ増加するとすれば、価格の上昇幅(比率)は、(200-100)/100 = 1 で、供給の増加幅(比率)は (2-1)/1 = 1、供給の弾力性は 1/1 = 1、つまり 1 となる。 供給の弾力性が大きいほど、価格が上昇したときに供給量が大きく増加するので、供給曲線は緩やかになります。逆に、供給の弾力性が小さい場合には、価格が上昇してもあまり供給量は増えず、供給曲線の傾きは急になる。 一般的に、短期的な需要あるいは供給の変化は、価格の変化に比べて小さくなる。コーヒーの値段が上がっても、コーヒー愛好家が急に紅茶に乗り換えるのは難しいかもしれない。企業の方も、価格が上昇したからといって、すぐに供給を拡大させるには生産能力的にも限界があるだろう。しかし、長期的には価格の変化に対して消費者が他の似た代替財を見つけることは簡単であるし、企業の方も生産能力を拡大させることがより可能になる。 したがって短期的には非弾力的な需要あるいは供給も、長期的にはより弾力的になる。その結果、短期より長期で考えるほうが、需要曲線も供給曲線もその傾きは緩やかになる。需要や供給の弾力性を議論するときには、短期か長期かの区別が重要なのである。
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原文テキストについてはガリア戦記/注解編#原文テキストを参照。 9.    1Legati haec se ad suos relaturos dixerunt et re deliberata post diem tertium ad Caesarem reversuros:    interea ne propius se castra moveret petierunt.    2Ne id quidem Caesar ab se impetrari posse dixit.    3Cognoverat enim magnam partem equitatus ab eis aliquot diebus ante praedandi frumentandique causa ad Ambivaritos trans Mosam missam:    hos exspectari equites atque eius rei causa moram interponi arbitrabatur. ---- テキスト引用についての注記 整形テキストについてはガリア戦記/注解編#凡例を参照。 IX.    ①Lēgātī haec sē ad suōs relātūrōs dīxērunt et rē dēlīberātā post diem tertium ad Caesarem reversūrōs:    intereā nē propius sē castra movēret petiērunt.    ②Nē id quidem Caesar ab sē impetrārī posse dīxit.    ③Cognōverat enim magnam partem equitātūs ab iīs aliquot diēbus ante praedandī frūmentandīque causā ad Ambivaritōs trāns Mosam missam:    hōs exspectārī equitēs atque eius reī causā moram interpōnī arbitrābātur. ---- 注記 原文の eīs は、iīs とした。 語釈
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法 (補助参加) 第42条 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第1編総則 第3章 当事者 第3節 訴訟参加 |第41条(同時審判の申出がある共同訴訟) |第43条(補助参加の申出) 042
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前)(次) (細則) 第70条 総会及び理事会の運営、会計処理、管理組合への届出事項等については、別に細則を定めることができる。 細則は他に、役員選出方法、管理事務の委託業者の選定方法、文書保存等に関するものが考えられる。 70
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前)(次) (設立時社員等の損害賠償責任) 第23条 設立時社員、設立時理事又は設立時監事がその職務を行うについて悪意又は重大な過失があったときは、当該設立時社員、設立時理事又は設立時監事は、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負う。 023
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法 (再審の訴状の記載事項) 第343条 再審の訴状には、次に掲げる事項を記載しなければならない。 {{前後 |民事訴訟法 |第4編 再審 |第342条(再審期間) |第344条(不服の理由の変更) 343
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第7編 雑則 (コンメンタール会社法) (清算持分会社の財産処分の取消しの訴え) 第863条 清算持分会社(合名会社及び合資会社に限る。以下この項において同じ。)が次の各号に掲げる行為をしたときは、当該各号に定める者は、訴えをもって当該行為の取消しを請求することができる。ただし、当該行為がその者を害しないものであるときは、この限りでない。 第424条の5、第424条の7第2項及び第425条から第426条までの規定は、前項の場合について準用する。この場合において、同法第424条第1項ただし書中「その行為によって」とあるのは「会社法(平成17年法律第86号)第863条第1項各号に掲げる行為によって」と、同法第424条の5第一号中「債務者」とあるのは「清算持分会社(同法第424条の7第2項及び第425条から第426条までの規定中「債務者」とあるのは「清算持分会社」と読み替えるものとする。 ---- {{前後 |会社法 |第7編 雑則 第2章 訴訟 第6節 清算持分会社の財産処分の取消しの訴え |会社法第862条(訴えの管轄) |会社法第864条(被告) 863
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接尾代名詞の使い方について学習しましょう。 接続代名詞は、代名詞が名詞の所有者や動詞の目的語を表すときの形です。 接尾代名詞も人称、性、数で区別されます。 男女混合の集団には男性複数形が使われます。 一人称はـنَا(私たち)が使われます。
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第3編 持分会社 (コンメンタール会社法) (清算事務の終了等) 第667条 清算持分会社は、清算事務が終了したときは、遅滞なく、清算に係る計算をして、社員の承認を受けなければならない。 社員が1箇月以内に前項の計算について異議を述べなかったときは、社員は、当該計算の承認をしたものとみなす。ただし、清算人の職務の執行に不正の行為があったときは、この限りでない。 ---- {{前後 |会社法 |第3編 持分会社 第8章 清算 第6節 清算事務の終了等 |会社法第666条(残余財産の分配の割合) |会社法第668条(財産の処分の方法) 667
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(1)カタカナ(太字、下線部)を漢字に直しなさい。また、必要な場合は、送り仮名も書きなさい。 会社にツウキンする。 第一シボウコウはウィキ中学校だ。 日本国ケンポウについて勉強する。 チョメイな有名人に会う。 サービスをテイキョウする。 チキュウオンダンカがすすむ。 ゴジを修正する。 スイリショウセツを読む。 機械をソウジュウする。 専門家が意見をノベル。 (2)漢字(太字)をひらがなに直しなさい。 1.定石を疑うことで新たな道が開ける。 2.論文の体裁を整える。 3.精進料理をふるまう。 4.突然発作が起きる。 5.民家にある立派な格子戸。 6.みだりに殺生をしてはいけない。 7.物見遊山に行く。 8.荘厳なたたずまい。 9.努力の末、念願が成就する。 10.師弟の関係。 (1)学校の中で何か1つ仕組みなどを変えることができるとすれば、何を変えたいですか。400~600字で書きなさい。 (2)心に残っていることを400~600字で書きなさい。 (3)あなたは夏休みや冬休みなどの長期休暇は必要だと思いますか。300〜600字で書きなさい。 次の言葉の意味を書きなさい。字数制限はありません。 中学受験国語/演習/解答
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第7編 雑則 (新株発行の無効判決の効力) 第840条 新株発行の無効の訴えに係る請求を認容する判決が確定したときは、当該株式会社は、当該判決の確定時における当該株式に係る株主に対し、払込みを受けた金額又は給付を受けた財産の給付の時における価額に相当する金銭を支払わなければならない。この場合において、当該株式会社が株券発行会社であるときは、当該株式会社は、当該株主に対し、当該金銭の支払をするのと引換えに、当該株式に係る旧株券(前条の規定により効力を失った株式に係る株券をいう。以下この節において同じ。)を返還することを請求することができる。 前項の金銭の金額が同項の判決が確定した時における会社財産の状況に照らして著しく不相当であるときは、裁判所は、同項前段の株式会社又は株主の申立てにより、当該金額の増減を命ずることができる。 第1項前段に規定する場合には、同項前段の株式を目的とする質権は、同項の金銭について存在する。 第1項前段に規定する場合には、前項の質権の登録株式質権者は、第1項前段の株式会社から同項の金銭を受領し、他の債権者に先立って自己の債権の弁済に充てることができる。 前項の債権の弁済期が到来していないときは、同項の登録株式質権者は、第1項前段の株式会社に同項の金銭に相当する金額を供託させることができる。この場合において、質権は、その供託金について存在する。 ---- {{前後 |会社法 |第7編 雑則 第2章 訴訟 第1節 会社の組織に関する訴え |会社法第839条(無効又は取消しの判決の効力) |会社法第841条(自己株式の処分の無効判決の効力) 840
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法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則 (電子証明書) 第33条の8 ---- {{前後 |商業登記規則 |第1章 登記簿等 |商業登記規則第33条の7(申請書の処理等) |商業登記規則第33条の9(電子証明書ファイル) 33の8
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接続詞 atque, ac atque (1巻1節3項) (1巻1節3項) (1巻2節3項) (1巻2節5項) (編集中) ac (編集中)
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前)(次) (守秘義務) 第16条 とする。 本条は、適正化法第80条及び第87条の規定を受けて、マンション管理業者及びその使用人の守秘義務を定めたものである。 16
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コンメンタール労働>労働契約法 (有期労働契約の期間の定めのない労働契約への転換) 第18条 同一の使用者との間で締結された二以上の有期労働契約(契約期間の始期の到来前のものを除く。以下この条において同じ。)の契約期間を通算した期間(次項において「通算契約期間」という。)が5年を超える労働者が、当該使用者に対し、現に締結している有期労働契約の契約期間が満了する日までの間に、当該満了する日の翌日から労務が提供される期間の定めのない労働契約の締結の申込みをしたときは、使用者は当該申込みを承諾したものとみなす。この場合において、当該申込みに係る期間の定めのない労働契約の内容である労働条件は、現に締結している有期労働契約の内容である労働条件(契約期間を除く。)と同一の労働条件(当該労働条件(契約期間を除く。)について別段の定めがある部分を除く。)とする。 当該使用者との間で締結された一の有期労働契約の契約期間が満了した日と当該使用者との間で締結されたその次の有期労働契約の契約期間の初日との間にこれらの契約期間のいずれにも含まれない期間(これらの契約期間が連続すると認められるものとして厚生労働省令で定める基準に該当する場合の当該いずれにも含まれない期間を除く。以下この項において「空白期間」という。)があり、当該空白期間が6月(当該空白期間の直前に満了した一の有期労働契約の契約期間(当該一の有期労働契約を含む二以上の有期労働契約の契約期間の間に空白期間がないときは、当該二以上の有期労働契約の契約期間を通算した期間。以下この項において同じ。)が1年に満たない場合にあっては、当該一の有期労働契約の契約期間に二分の一を乗じて得た期間を基礎として厚生労働省令で定める期間)以上であるときは、当該空白期間前に満了した有期労働契約の契約期間は、通算契約期間に算入しない。 ---- {{前後 |労働契約法 |第4章 期間の定めのある労働契約 |労働契約法第17条(契約期間中の解雇等) |労働契約法第19条(有期労働契約の更新等) 18
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法学>民事法>不動産登記法>コンメンタール不動産登記法 (定義) 第123条 この章において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 四 関係土地対象土地以外の土地(表題登記がない土地を含む。)であって、筆界特定の対象となる筆界上の点を含む他の筆界で対象土地の一方又は双方と接するものをいう。 五 所有権登記名義人等所有権の登記がある一筆の土地にあっては所有権の登記名義人、所有権の登記がない一筆の土地にあっては表題部所有者、表題登記がない土地にあっては所有者をいい、所有権の登記名義人又は表題部所有者の相続人その他の一般承継人を含む。 ---- {{前後 |不動産登記法 |第6章 筆界特定 第1節 総則 |不動産登記法第122条(法務省令への委任) |不動産登記法第124条(筆界特定の事務) 123
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{{shogi diagram|tright| |後手 なし |lg|ng|sg|gg|kg|gg|sg|ng|lg | |ras|lra| lra|lra|rat|rgl|bg| |pg|pg|pg|pg|pg|pg|pg|pg|pg | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |ps| | | | | | |ps|ps| |ps|ps|ps|ps|ps|ps | |bs| | | | | |rs| |ls|ns|ss|gs|ks|gs|ss|ns|ls |先手 なし 2手目△3二飛戦法について、『トップ棋士頭脳勝負: イメージと読みの将棋観 3』(日本将棋連盟、2014年)によると、2000年(平成22年)で19局指され、後手成績は13勝6敗、2001年 (平成23年)には34局で後手16勝15敗3千日手、2002年 (平成24年)でも18局で後手の9勝8敗である。 同書では、佐藤康光は、先手は▲2六歩の他、9六歩や7七角もある。▲2六歩に△6二玉▲2五歩△3四歩▲2二角成△同銀▲6五角で、後手が悪いならば戦法として成立しないとしている。 谷川浩司も、気分としてはこの順では今ひとつはっきりしない、他選択肢として、ひとつは相振り飛車がある。 もともと先手向飛車対後手三間飛車は先手有利であったが、2000年代に入って後手三間飛車の優秀性が分かってきてから、そうとも言えなくなってきたので、▲9六歩と突いて、△6二玉に▲9五歩としてみたいとしている。 久保利明は、3手目▲2六歩はまだわからないところがあるので、▲7七角から相振り飛車に移行するとし、これは▲6六歩を突いていない分だけ、普通の相振り飛車よりも先手が得であるとしている。 広瀬章人は、真っ向から咎めるなら、佐藤が示した順である、相振り飛車に行くのもひとつの方法であるが、石田流を許すと▲9五歩と位を取っても、千日手模様に来られると打開に苦労するとしている。 森内俊之は、ゆっくり指して後手石田流を許すと先手のメリットが無くなるので、佐藤の順を進めて、以下△7四角に▲4三角成の策がひとつで、他は9筋の位を取る順と、▲7七角~8八飛の相振り飛車で、特に相振り飛車は角道を開けたまま組めるので絶対に損はないとしている。また、▲2六歩も一局で、以下△4二銀▲2五歩△3四歩で、角交換振り飛車の△4二銀がいろいろ使えるのが後手の主張であるとしている。 こうして、渡辺明は振り飛車党相手に▲7六歩と初手を指す棋士は少なくなったという。これは初手▲2六歩ならば△3二飛に▲2五歩とする指し方である。したがって振り飛車党も初手が2六歩ならば△3四歩とし、そこで▲7六歩ならば△5四歩としてから△3二飛と振ると、 ▲6五角が防がれ、また▲5三角には△4四角を用意している。渡辺によると、2手目△3二飛は石田流をやりたいが、先手が▲7六歩△3四歩▲6八玉(先の石田流破り)を警戒した策であったとしている。その後△5四歩〜3二飛や久保流の△3三角〜3二飛が開発されたので、以降は得策の戦法では無くなったとしている。
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法学>環境法>自然環境保全法>コンメンタール自然環境保全法 (国等に関する特例) 第21条 国の機関又は地方公共団体が行う行為については、第十七条第一項ただし書又は第十九条第三項第五号の許可を受けることを要しない。この場合において、当該国の機関又は地方公共団体は、その行為をしようとするときは、あらかじめ、国の機関にあつては環境大臣に協議し、地方公共団体にあつては環境大臣に協議しその同意を得なければならない。 国の機関又は地方公共団体は、第十七条第三項の規定により届出を要する行為をしたときは、同項の規定による届出の例により、環境大臣にその旨を通知しなければならない。 国の機関又は地方公共団体が行う行為については、許可が不要という立法例は多数見られる。 本条では、国の機関又は地方公共団体が行う行為について、あらかじめ協議を求める規定である。 ---- {{前後 |自然環境保全法 |第3章原生自然環境保全地域 第2節 保全 |自然環境保全法第20条(報告) |自然環境保全法第22条(指定) 21
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第2編 株式会社 (コンメンタール会社法)>第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法) (特別清算開始の原因) 第510条 裁判所は、清算株式会社に次に掲げる事由があると認めるときは、第514条の規定に基づき、申立てにより、当該清算株式会社に対し特別清算の開始を命ずる。 一清算の遂行に著しい支障を来すべき事情があること。 二次条第2項において同じ。)の疑いがあること。 ---- {{前後 |会社法 |第2編 株式会社 第9章 清算 第2節 特別清算 |会社法第509条(適用除外等) |会社法第511条(特別清算開始の申立て) 510
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連結財務諸表の作成に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8点) ア.同一環境下で行われた同一性質の取引等について,親会社および子会社が採用する会計処理は,原則として統一するが,会計処理の統一に当たっては,子会社の会計処理を親会社の会計処理に合わせる場合のほか,親会社の会計処理を子会社の会計処理に合わせる場合も考えられる。 イ.子会社の取得が複数の取引により達成された場合,親会社の子会社に対する投資とこれに対応する子会社の資本を相殺消去する際の親会社の投資の金額は,支配を獲得するに至った個々の取引ごとの原価の合計額に基づいて算定される。 ウ.連結会社相互間の取引によって取得した棚卸資産,固定資産その他の資産に含まれる未実現損益は,金額に重要性が乏しい場合を除き,その全額を消去する。ただし,未実現損失については,売手側の帳簿価額のうち回収不能と認められる部分は消去しない。 エ.子会社株式の追加取得に係るキャッシュ・フローについては,連結キャッシュ・フロー計算書上,「投資活動によるキャッシュ・フロー」の区分に記載する。 2 ア.同一環境下で行われた同一性質の取引等について,親会社および子会社が採用する会計処理は,原則として統一するが,会計処理の統一に当たっては,子会社の会計処理を親会社の会計処理に合わせる場合のほか,親会社の会計処理を子会社の会計処理に合わせる場合も考えられる。連結財務諸表に関する会計基準17項57項58項 イ.子会社の取得が複数の取引により達成された場合,親会社の子会社に対する投資とこれに対応する子会社の資本を相殺消去する際の親会社の投資の金額は,支配を獲得するに至った個々の取引ごとの原価の合計額支配獲得日の時価に基づいて算定される。連結財務諸表に関する会計基準23項(1)62項 ウ.連結会社相互間の取引によって取得した棚卸資産,固定資産その他の資産に含まれる未実現損益は,金額に重要性が乏しい場合を除き,その全額を消去する。ただし,未実現損失については,売手側の帳簿価額のうち回収不能と認められる部分は消去しない。連結財務諸表に関する会計基準36項37項 エ.子会社株式の追加取得に係るキャッシュ・フローについては,連結キャッシュ・フロー計算書上,「投資活動によるキャッシュ・フロー」「財務活動によるキャッシュ・フロー」の区分に記載する。連結キャッシュ・フロー実務指針9-2項
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法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂 (公判調書の作成・整理) 第48条 公判期日における訴訟手続については、公判調書を作成しなければならない。 公判調書には、裁判所の規則の定めるところにより、公判期日における審判に関する重要な事項を記載しなければならない。 公判調書は、各公判期日後速かに、遅くとも判決を宣告するまでにこれを整理しなければならない。ただし、判決を宣告する公判期日の調書は当該公判期日後7日以内に、公判期日から判決を宣告する日までの期間が10日に満たない場合における当該公判期日の調書は当該公判期日後10日以内(判決を宣告する日までの期間が3日に満たないときは、当該判決を宣告する公判期日後7日以内)に、整理すれば足りる。 ---- {{前後 |刑事訴訟法 |第1編 総則 第6章 書類及び送達 |第47条(訴訟書類の公開禁止) |第49条(被告人の公判調書閲覧権) 048
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前)(次) (家族訪問看護療養費) 第111条 111
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法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂 (補佐人) 第42条 被告人の法定代理人、保佐人、配偶者、直系の親族及び兄弟姉妹は、何時でも補佐人となることができる。 補佐人となるには、審級ごとにその旨を届け出なければならない。 補佐人は、被告人の明示した意思に反しない限り、被告人がすることのできる訴訟行為をすることができる。但し、この法律に特別の定のある場合は、この限りでない。 ---- {{前後 |刑事訴訟法 |第1編 総則 第4章 弁護及び補佐 |第41条(弁護人の独立行為権) |第43条(判決・決定・命令) 042
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ここからややこしくなり始めます。ロジバンにおいては、空間も時と同じように「時制」となります。これは、伝統的な文法が「前置詞」と呼んでいたものと時制とに全く違いが無いからです。多くの言語では「~より以前に」のような言葉と「~た」のような言葉を完全に別物として扱いますが、ロジバンでは同じです。どちらも出来事を時にはめ込むのです。「に」「で」のような空間の言葉は英語では前置詞として表れ、決して時制にはなりません。しかしロジバンでは、それらを時の言葉のように扱えるのです。すなわち、出来事を空間にはめ込むのです。もしお望みならば、ロジバンでは(既にアインシュタインがそうしたように)時を次元として扱えるのだと言うこともできます。 ti という言葉を覚えていますか?これは ti ta tu シリーズの一部で、ざっくばらんに言えば「これ」「それ」「あれ」という意味です。もし物でなく場所の話をしているのでしたら、 「vi」「va」「vu」(「ここ」「そこ」「あそこ」)を使います。繰り返しになりますが、これもあなたが話題にしている対象によって定義されます。もし医者に診てもらっているときに ti と言えばつま先を指すかもしれませんし、宇宙の話の最中に ti と言えば、きっと太陽系のことなどを指すでしょう。よって次のように言うことが出来ます。 viku mi gunka ここで私は働く。 「ここ現在より前に」を意味する puku を以前見ましたが、同様に viku は「ここ現在のすぐ近辺で」すなわち「ここで」を表します。もし話者と場所を関連付けたくなくて、他のものを関連付けたければ、そのすぐ近辺で起きた出来事を言うために sumti の空の値を同様に埋めることが出来ます。もちろん、 vi va vu は de'i や ti'u のように sumti tcita として働き、bridi に新しい sumti を加えます。例えば次のように。 vi la paris. mi gunka パリで私は働く。 vu le mi zdani mi gunka 私は自宅から遠いところで働く。 va lenu la KEnedis. se catra kei mi gunka ケネディが殺された所からそこそこ離れた所で私は働く。 注:もし kei が最後の文に無かったら、mi が gunka でなくて catra の sumti となるので、聞き手は「ケネディが私に殺された所から…」という風に解釈してしまいます。 もし何かと何かが全く同じ場所で起きることを強調したいのでしたら、「bu'u(~と一致する)」を使います。 mi sanli bu'u lenu la KEnedis. se catra 私はケネディが殺されたちょうどその場所に立っている。 時の cmavo とまさに同じように、場所の cmavo も selbri にくっつけれます。というのは例えば、「viku mi gunka」という代わりに「mi vi gunka」と言えるということです。 もし vi などの場所と ri'u のような言葉とを組み合わせれば、もっと生産的になります。ri'u は「~の右」を表す場所の cmavo ですから、ri'u vi ku は「ここ現在の右にあるすぐ近辺で」を意味します。何をしたかというと、「何かが自分に関連して起ったと言ってはいるものの、それを探すべき方向も言った」ということなのです。例を挙げましょう。 la bil. sanli ri'u vi ku la bil. ri'u vi sanli ビルがちょうど右に立つ。 そして vi や bu'u と同様に、これらの cmavo を明確な sumti とともに使えば、何かに関連したことがどこで起きるのか言うことが出来ます。 la bil. sanli ri'u vi la meiris. ビルがメイリの右に立つ。 ri'u のような働きをするクラスの cmavo が出てきましたが、これらは FAhA 型の cmavo と呼ばれます。このクラスには名前の元になった fa'a (~の方向に)や、 to'o (~から離れて)、 zu'a (~の左)、 ne'a (~の隣)、 ne'i(~の中)などがあります。(場所の全ての cmavo は The Complete Lojban Language の第10章で紹介されます。) 注FAhA cmavo は方向を示しはしますが、その方向への動作は示しません。そのための分離用 cmavo が第7章で出てきます。 時と場所を組み合わせることもできます。例えば mi vipuzu gunka と言えば、「私はここ・以前・長時間程度働く」つまり「私は昔ここで働いていた。」となります。似たような言い回しで ku を組み込んで puzuvuku とすれば、「昔遠いところで」となり、おとぎ話や伝説の語り始めに使えることでしょう! 日常の話に戻ると、これらの時と場所の cmavo は質問するのにとても使いやすいものです。ca ma は「何と同時?」つまり「いつ?」(より単純な代替の ti'u や di'e はあります)となります。同様に vi ma は「何の場所で?」つまり「どこで?」となります。
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PHPにおいて、配列は非常に重要なデータ構造の一つです。配列を使うことで、多くのデータを効率的かつ簡単に扱うことができます。PHPにおいては、狭義の配列と連想配列の2種類の配列があります。狭義の配列は、数値添字の配列を表し、連想配列は、文字列添字の配列を表します。この章では、狭義の配列と連想配列の基本的な使い方を学び、配列を使ったプログラムを作成するための基礎を身につけます。 配列( ''array'' )は、数値や文字列など任意の型の値を順番を持って保持するデータ型です。 配列リテラル( ''array literal'' )は、要素を ,(カンマ)で区切り全体を [ ](角括弧) で囲んで表します。 最後の要素のあとの,はあってもなくても構いません。 [https://paiza.io/projects/EoXOChWE7lb778q0R8OQ8w?language=php 例]: ', gettype($a), PHP_EOL; echo 'get_debug_type($a) --> ', get_debug_type($a), PHP_EOL; echo PHP_EOL; var_dump($a == $b); ?> 実行結果: gettype($a) --> array get_debug_type($a) --> array bool(true) 配列は、スカラーと同じく $a や $b のような変数に束縛できます。 $ が @ になったりはしません。 [ … ]はarray( … )の短縮表記です。 gettype() と get_debug_type() は、オブジェクトの型を文字列で返す変数で、配列に関しては同じ結果を array を返します。 [https://paiza.io/projects/j_iYvlEIiZTJtaxKxEhf8g?language=php 例]: 配列の例 実行結果(HTML): 配列の例 [0]: 月 [1]: 火 [2]: 水 [3]: 木 [4]: 金 [5]: 土 [6]: 日 array ( 0 => '月', 1 => '火', 2 => '水', 3 => '木', 4 => '金', 5 => '土', 6 => '日', ) レンダリング例 [0]: 月 [1]: 火 [2]: 水 [3]: 木 [4]: 金 [5]: 土 [6]: 日 array ( 0 => '月', 1 => '火', 2 => '水', 3 => '木', 4 => '金', 5 => '土', 6 => '日', ) なぜか => を使った形式ですが、これた配列が連想配列の特殊なケースだからで、詳しくは連想配列で解説します。 組込み関数 count は、配列の要素個数を返します。 $ary[] = 42 は array_push($ary, 42) と同じ意味で、配列変数 $ary の末尾に 42 が追加されます。 [https://paiza.io/projects/JiBas0sivMy-ciDDeRB1oA?language=php 例]: 実行結果: array ( 0 => 42, ) array ( 0 => 42, 1 => 42, ) ただし、配列がない時(からの配列があるのではなく $ary そのものがない時)は、array_push($ary, 42);はエラーになり、$ary[] = 42;は$ary[0] = 42;と解されます。 数学で、疎行列(スパース行列)と言うと殆どの要素が 0 の行列ですが、PHPの疎な配列は値のない要素がある配列です。 [https://paiza.io/projects/dBIwt9i17r7Ca7Gu4G83zA?language=php 例]: ', count($ary), PHP_EOL; foreach ($ary as $el) { echo "$el "; } ?> 実行結果: array ( 0 => 2, 1 => 3, 2 => 5, ) array ( 0 => 2, 1 => 3, 2 => 5, 100 => 123, ) count($ary) --> 4 2 3 5 123 添字3から添字99までは対応する要素がないという状態です。 これでは、foreachは機能しますが、for(;;)は機能しません。 配列の順位を間違えると、疎行列を作ってしまうので配列の末尾に追加したい場合は$配列変数[] = 値の形式にするのが良いでしょう。 PHPの配列のインデックスに負の整数を使うのは合法です。 [https://paiza.io/projects/OeG4ZWjbv4uOQGXQQsnbJw?language=php 例]: ', count($ary), PHP_EOL; foreach ($ary as $el) { echo "$el "; } ?> 実行結果: array ( -12 => 12, ) array ( -12 => 12, -11 => 123, -10 => 666, ) count($ary) --> 3 12 123 666 負の順位の値を代入すると、負の順位を持つ要素ができます。 この状態で、$配列変数[] = 値の形式でプッシュすると、最大の順位の次の順位(1つ大きい順位)に要素が作られます。 疎配列と合わせて奇異な挙動ですが、一貫性はあります。 配列の中に配列を入れることができ、これは二次元配列になります。 配列の中に二次元配列を入れることができ、これは三次元配列になります。 配列の中に三次元配列を入れることができ、これは四次元配列になります。 ︙ [https://paiza.io/projects/vQ-O8y6ZUhrlGry1_FRWMg?language=php 例]: 実行結果: array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> int(1) [1]=> int(0) } [1]=> array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } } array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> int(1) [1]=> int(0) } [1]=> array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } } [1]=> array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } [1]=> array(2) { [0]=> int(1) [1]=> int(0) } } } 連想配列( ''associative array'' )は、キー(整数や文字列など任意のスカラー型値)と値(任意の型)をペアとした集合を保持するデータ型です。 値は重複して構いませんが、キーは1つの連想配列の中ではユニークでなければいけません。 PHPでは、配列と連想配列の区別がありません。配列は整数をキーとする連想配列です。 連想配列リテラル( ''associative array literal'' )は、キー => 値ペアを ,(カンマ)で区切り全体を [ ](角括弧) で囲んで表します。 最後の要素のあとの,はあってもなくても構いません。 [https://paiza.io/projects/YvPvJRpXhGyT0NWgQupoSQ?language=php 例]: 3.14159265359, "e" => 2.71828182846, 3.14159265359 => "pi", 2.71828182846 => "e", ]; echo 'gettype($hash) --> ', gettype($hash), PHP_EOL; echo 'get_debug_type($hash) --> ', get_debug_type($hash), PHP_EOL; echo "\$hash('pi') => ", $hash['pi'], PHP_EOL; echo PHP_EOL; foreach ($hash as $key => $value) { echo "\$key($key) => \$value($value)", PHP_EOL; } var_export($hash); ?> 実行結果: gettype($hash) --> array get_debug_type($hash) --> array $hash('pi') => 3.14159265359 $key(pi) => $value(3.14159265359) $key(e) => $value(2.71828182846) $key(3) => $value(pi) $key(2) => $value(e) array ( 'pi' => 3.14159265359, 'e' => 2.71828182846, 3 => 'pi', 2 => 'e', ) 配列は、スカラーと同じく $hash のような変数に束縛できます。 $ が % になったりはしません。 [ … ]はarray( … )の短縮表記です。 gettype() と get_debug_type() は、オブジェクトの型を文字列で返す変数で、連想配列に関しては同じ結果を array を返します。 キーに数値を与えると、整数に丸められます(エラーにはなりません)。 [https://paiza.io/projects/8jG8v0zPg5ggiy7dTfd1CA?language=php 例]: "月", "Tue" => "火", "Wed" => "水", "Thu" => "木", "Fri" => "金", "Sat" => "土", "Sun" => "日", ]; ?> 連想配列の例 $ja): ?> $ja" ?> 実行結果(HTML): 連想配列の例 Mon => 月 Tue => 火 Wed => 水 Thu => 木 Fri => 金 Sat => 土 Sun => 日 array ( 'Mon' => '月', 'Tue' => '火', 'Wed' => '水', 'Thu' => '木', 'Fri' => '金', 'Sat' => '土', 'Sun' => '日', ) レンダリング例 Mon => 月 Tue => 火 Wed => 水 Thu => 木 Fri => 金 Sat => 土 Sun => 日 array ( 'Mon' => '月', 'Tue' => '火', 'Wed' => '水', 'Thu' => '木', 'Fri' => '金', 'Sat' => '土', 'Sun' => '日', ) 配列の項目で疎な配列と負のインデックスについて扱いましたが、配列がキーを整数に限定した特殊なケースであることがわかると、一見奇異な挙動が、連想配列の基本機能からくるものだったとわかります。このように連想配列のインフラを使って配列を実装している処理系に JavaScript があります。 この実装上の選択の理由はいくつかありますが PythonのようにListとTupleに分ける方法もありますが、PythonのListは名前に反してHash型の実装です。 線形リストで実装するとインデックスが大きいと応答が遅くなり、アルゴリズムによっては理論値とかけ離れた性能劣化となる。 AVL木のような方法で平滑化されたアクセス時間を目指すと、メモリーフットプリントの増加が無視できない。 ⇒ インデックス(=整数値)をハッシュキーとしハッシュテーブル(連想配列)のインフラを使い実装する
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WeakMapオブジェクトは弱保持オブジェクト(''weakly held objects'')をキーとするの連想配列を扱うための機能を組み込んだコレクションオブジェクトです。 WeakMapオブジェクトの生成には、WeakMapコンストラクターを使います。 const wm = new WeakMap() WeakMapオブジェクトにリテラルはありません。 注意:WeakMapオブジェクトもオブジェクトなので、ドット記法(wm.prop)やブラケット記法(wm.["prop"])でプロパティにアクセスできますが、それはWeakMapオブジェクトの提供する連想配列ではなく、ただのオブジェクトです。WeakMapオブジェクトの要素へのアクセスにはset(),get()メソッドを使います。 JavaScriptには、他にも連想配列をサポートするオブジェクト「Mapオブジェクト」がありますが、WeakMapはWeak held objects(弱保持オブジェクト)をキーとするところが違います。 具体的には、 [https://paiza.io/projects/cH2spGLuf7UdSLUqSoGWxA?language=javascript コード例]: const wm1 = new WeakMap() ; console.log(wm1) let obj = {}, lmd = x => x * x, ary = [1,2,3] wm1.set(obj, "abc") ; console.log('wm1.set(obj, "abc") ; wm1 =', wm1) wm1.set(lmd, []) ; console.log('wm1.set(lmd, []) ; wm1 =', wm1) wm1.set(ary, 123) ; console.log('wm1.set(ary, 123) ; wm1 =', wm1) wm1.set([1,2,3], "1") ; console.log('wm1.set([1,2,3], "1"); wm1 =', wm1) wm1.delete(obj) ; console.log('wm1.delete(obj) ; wm1 =', wm1) wm1.delete(obj) ; console.log('wm1.delete(obj) ; wm1 =', wm1) wm1.set(obj, 0) ; console.log('wm1.set(obj, 0) ; wm1 =', wm1) console.log(`wm1.get(obj) = ${wm1.get(obj)}, wm1.get([]) = ${wm1.get([])}`) console.log(`wm1.has(obj) = ${wm1.has(obj)}, wm1.has([]) = ${wm1.has([])}`) const a = new WeakMap() const b = new WeakMap() a.set([], 1) b.set([], 1) console.log(a == b) 実行結果: WWeakMap { } wm1.set(obj, "abc") ; wm1 = WeakMap { } wm1.set(lmd, []) ; wm1 = WeakMap { } wm1.set(ary, 123) ; wm1 = WeakMap { } wm1.set([1,2,3], "1"); wm1 = WeakMap { } wm1.delete(obj) ; wm1 = WeakMap { } wm1.delete(obj) ; wm1 = WeakMap { } wm1.set(obj, 0) ; wm1 = WeakMap { } wm1.get(obj) = 0, wm1.get([]) = undefined wm1.has(obj) = true, wm1.has([]) = false false WeakMapの文字列化すると "WeakMap { }" になります(内容不明)。 |url=https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/WeakMap |title=WeakMap - JavaScript // MDN |date=2021/12/08 |accessdate=2021/12/28 。 WeakMap.length WeakMap.name WeakMap.prototype [object] WeakMapオブジェクトの要素数。
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法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂 (仮納付の執行の調整) 第493条 第一審と第二審とにおいて、仮納付の裁判があった場合に、第一審の仮納付の裁判について既に執行があったときは、その執行は、これを第二審の仮納付の裁判で納付を命ぜられた金額の限度において、第二審の仮納付の裁判についての執行とみなす。 前項の場合において、第一審の仮納付の裁判の執行によって得た金額か第二審の仮納付の裁判で納付を命ぜられた金額を超えるときは、その超過額は、これを還付しなければならない。 ---- {{前後 |刑事訴訟法 |第7編 裁判の執行 |第492条(合併後の法人に対する執行) |第494条(仮納付の執行と本刑の執行) 493
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Pikeは、C言語に似た文法を持つ高水準プログラミング言語です。豊富なライブラリとオブジェクト指向プログラミング機能を備えています。また、高速な実行速度が特徴で、Webアプリケーション、ネットワークプログラミング、データベース処理など、幅広い用途で使用されています。 本チュートリアルでは、Pikeの基本的な文法と機能を初心者向けにわかりやすく解説します。Pikeを学ぶことで、プログラミングの基礎を身につけ、実践的な開発に応用できるようになることを目的としています。本チュートリアルを通して、Pikeの魅力や活用方法を理解し、その可能性を広げることができるでしょう。 __TOC__ Pikeは、C言語に似た文法を持つ高水準プログラミング言語です。豊富なライブラリとオブジェクト指向プログラミング機能を備えています。また、高速な実行速度が特徴で、Webアプリケーション、ネットワークプログラミング、データベース処理など、幅広い用途で使用されています。 Pikeは、以下のような特徴を持っています。 高水準かつ強力であるため、非常に複雑なことでもPikeでは簡単に実現できます。 オブジェクト指向であり、大規模なプログラムを小さな部品に分割して記述できるため、プログラム全体を一度に記述するよりもはるかに簡単です。 インタプリター型であるため、プログラムをコンパイルしてリンクする必要がなく、実行するときに待つ必要がありません。 最速のスクリプト言語の1つです。 ガベージコレクションがあり、プログラミングが簡単になるだけでなく、メモリリークやその他のメモリ関連のバグのリスクも除去されます。 拡張性に優れており、PikeだけでなくCやC++で書かれたプラグインを作成し、Pikeの残りと統合することができます。 コンパイラ(インタープリタのフロントエンド)に 2-pass を採用しており、グローバルな変数・関数・クラスの前方参照を自動的に解決します。 Pikeは、小さくシンプルなスクリプトを記述するために使用することもでき、さらには非常に大規模なプログラムにも使用できます。 世界中のWebサーバーであるRoxen WebServerとCaudiumは、どちらもPikeで記述されています。 Pikeの高度なデータ型とソケットの組み込みサポートにより、インターネットアプリケーションでの使用に理想的です。 Pikeは、GNU General Public License(GPL)、GNU Lesser General Public License(LGPL)、およびMozilla Public License(MPL)に基づくフリーソフトウェアです。 UNIX、Linux、Solaris、macOS X、Microsoft Windowsなど、多くのオペレーティングシステムで利用可能です。 Pikeは、Webアプリケーション、ネットワークプログラミング、データベース処理、ゲーム開発など、多岐にわたる用途に利用されています。 具体的には、以下のような場面で活用されています。 C/C++ PikeはC/C++に似た文法を持つ高水準プログラミング言語です。C++よりも簡単で安全に使用できます。また、C++よりも柔軟性があり、柔軟なプログラミングスタイルを許容します。ただし、インタプリタ型であり、C/C++よりも高速ではありません。また、多くの異なるCおよびC++コンパイラが存在する一方で、Pikeの実装は1つしかありません。 C# PikeはC#に非常に似ています。実際には、PikeはC#の設計に影響を与えた言語の1つであると考えられています。2つの言語の主な違いは、PikeにはC#よりも優れた標準型システムがあり、型変換などの処理にライブラリを必要としないことです。C#に慣れている場合、Pikeは非常に使いやすいと思います。 Java 表面的には Java に似ていますが、Java と同様に、Pikeは中間形式に変換され、それがインタプリタによって実行されます。Java プログラムは通常、この中間形式でユーザーに配信されますが、Pikeではソースコードを使用します。これは、Pikeにおいてコンパイル時間、つまりプログラムを中間形式に変換するのにかかる時間が事実上ゼロであるためです。 Perl PerlはUnixシステム上でシステム管理ツールとして開始されました。PikeとPerlはどちらも文字列を扱うのに適しており、どちらもウェブサーバーの機能を追加するために使用できます。PerlはPikeよりもはるかに広く使用されています。一部のプログラマーは、Perlの構文がわかりにくいと感じています。 Python Pythonで書かれたプログラムは、Pikeプログラムとは非常に異なって見えますが、PythonとPikeはアイデアや使用方法において似ています。Pythonはより広く使用されており、より多くのライブラリが利用可能です。一方、Pikeはより高速で、より高度な型システムを持ち、オブジェクト指向プログラミングに対するサポートもより良好です。PikeのよりC++に近い構文は、C++、C、またはJavaを知っているプログラマーにとっては始めやすくなっています。 JavaScript JavaScriptとPikeはどちらもオブジェクト指向言語です。ただし、いくつかの重要な違いがあります。JavaScriptはプロトタイプベースであり、Pikeはクラスベースです。 Ruby RubyとPikeは、どちらもスクリプティング言語であり、オブジェクト指向に基づいています。しかし、いくつかの重要な違いがあります。Rubyは動的型付け言語で全てのインスタンスがオブジェクトですが、Pikeは静的型付け言語で一部のインスタンスはプリミティブです。 1994年: Fredrik HübinetteとPer Hedborを含むLysatorのプログラマーたちが、MUD向けに開発された言語であるLPCからPikeの前身であるLPC4を分離し、これをさまざまなアプリケーションのための迅速なプロトタイピング言語として使用します。 1994年: LPCのライセンスが商業目的での使用を許可していないため、新たにGPL実装のµLPC(マイクロLPC)が開発されます。 1996年: µLPCは商業的に有望な名前を提供するためにPikeに改名されます。 1996年: Pikeの開発はRoxen Internet Softwareに引き継がれ、同社のリソースが提供されます。同社はPikeで開発されたWebサーバーであるRoxenを提供します。 2002年: リンシェーピング大学のプログラミング環境研究室が、RoxenからPikeのメンテナンスを引き継ぎます。Opera Softwareのリンシェーピングオフィスでは、PikeプログラマーがOpera Miniアプリケーションのサーバー/ゲートウェイ部分で中心的な役割を果たすために、数名が雇用されました。 Pikeは、UNIX、Linux、Windows、macOSなどの多くのプラットフォームで利用可能です。 Pikeの最新バージョンをダウンロードするには、Pikeの公式ウェブサイト( http://pike.lysator.liu.se/ )を訪問してください。 Linuxユーザーの場合、Pikeは多くのディストリビューションのパッケージリポジトリに含まれています。例えば、DebianやUbuntuの場合、以下のコマンドを使用してPikeをインストールすることができます。 $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install pike8.0 Windowsユーザーの場合、PikeのWindowsバージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。 ダウンロードしたファイルを実行して、ウィザードに従ってインストールしてください。 macOSユーザーの場合、Homebrewなどのパッケージマネージャーを使用してPikeをインストールすることができます。 Pikeは、ビルド済みバイナリの他にソースコードも公開されているので、ソースコードからビルドしてインストールすることも可能です。 ここで問題になるのが、現在配布されているソースコードからビルドする過程で pike 自身が使われている点です。 このため、FreeBSDの様なビルド済みバイナリが配布されていないプラットホームでは、ビルドそのものが出来ません。 これを解決するには、ビルドにpike 自身が使われていなかった頃の過去のバージョン(例えば、0.6)をビルドしインストールし、その後、過去のバージョンのpikeを使って新しいバージョン(例えば、8.0)をインストールする二段階のビルドプロセスが有効です。 この方法で、FreeBSD 13.1/amd64 に Pike v8.0 release 1738 をインストールできました。 Pikeをインストールした後は、まずバージョンを確認します。以下のコマンドを使用してPikeのバージョン確認してください。 $ pike --dumpversion 8.0.1738 コマンドラインからPikeを起動することができます。以下のコマンドを使用してPikeを起動してください。 $ pike Pike v8.0 release 1738 running Hilfe v3.5 (Incremental Pike Frontend) > write("Hello world!); Hilfe Error: Unterminated string "\"Hello world!);\n" at line 1 > write("Hello world!"); Hello world!(1) Result: 12 > quit Exiting. $ _ Pikeの対話型シェルが起動し、コードを実行することができます。 quit コマンドで終了し、コマンドラインに戻ります。 また、Pikeで書かれたスクリプトファイルを実行する場合は、以下のようにファイル名を指定して実行してください。 $ cat hello.pike int main() { write("Hello world!\n"); return 0; } $ pike hello.pike Hello world! 以上のように、Pikeをダウンロードしてインストールし、コマンドラインから起動することができます。 Pikeのオンライン実行環境は、ウェブ上でPikeプログラミング言語のコードを書き、実行できるオンラインツールです。これにより、ユーザーはPikeの構文や機能を試したり、小規模なプログラムを作成したりすることができます。 代表的なPikeのオンライン実行環境:[http://tpcg.io/_YV8Y79 tutorialspoint.com] 一般的に、オンライン実行環境は以下の機能を提供します: コードの入力エディタ: ユーザーはPikeのコードを直接入力できるテキストエディタが提供されます。 実行ボタン: ユーザーは入力したコードを実行するためのボタンが提供されます。 実行結果の表示: コードの実行結果や出力が、ウェブページ上で表示されます。 エラーメッセージの表示: もしコードにエラーがある場合、エラーメッセージが表示されて、問題点を特定できます。 これにより、Pikeをインストールする必要なく、ウェブブラウザを介してPikeのコードを試したり学習したりすることができます。 前の節で実行したプログラムを解説しましょう。 [http://tpcg.io/_YV8Y79 hello.pike]: int main() { write("Hello world!\n"); return 0; } int main(): この行は、main 関数を宣言しています。C言語と同様に、Pikeのプログラムは、 main 関数から実行が開始されます。int は、main 関数が整数を返すことを示します。 { と }: これらは、main 関数の本体を定義するために使用されます。 write("Hello world!\n");: この行は、標準出力に "Hello world!" という文字列を出力する write 関数を呼び出しています。\n は改行文字を表します。 return 0;: この行は、 main 関数からプログラムを終了するために、整数値 0 を返しています。 したがって、このプログラムの出力は、"Hello world!" という文字列に改行文字が続いたものになります。 Pikeはインタープリタ言語であるため、変数に宣言が必要ないと思われるかもしれません。 しかし、Pikeでは変数宣言が必須であり、変数の型がコンパイル時に決定されるため、型安定性が高くなります。 変数を宣言する場合、以下のように宣言します。 型名 変数名 = 初期値; たとえば、整数型の変数xを宣言し、初期値に42を代入する場合、次のようになります。 int x = 42; Pikeの変数宣言では、型名を省略できませんが、初期値を代入しない場合には、次のように変数宣言をすることができます。 int x; Pikeにはいくつかの基本的なデータ型があります。以下にそれらを説明します。 整数型(int): 整数を表現するためのデータ型です。例えば、17や-42などの整数値を表現することができます。 浮動小数点型(float): 実数を表現するためのデータ型です。整数型とは異なり、小数点以下の部分を持つ数値を表現することができます。例えば、3.14や-0.5などの実数値を表現することができます。 文字列型(string): 文字列を表現するためのデータ型です。文字列は文字の連続した列です。例えば、"Hello"や"Pike programming"などの文字列を表現することができます。文字列はダブルクォーテーションで囲みます。 任意の型(mixed): 任意のデータ型を表現するための特殊なデータ型です。mixed型の変数はどのような型の値でも格納することができます。異なる型の値を組み合わせたり、柔軟なデータ構造を表現するために使用されます。 これらの基本的なデータ型は、Pikeプログラムで変数を宣言する際に使用されます。例えば、int number_of_monkeys;は整数型の変数number_of_monkeysを宣言しています。 また、基本的なデータ型の他にもコンテナ型と呼ばれるデータ型があります。コンテナ型は他のデータを格納するためのデータ型であり、配列(array)、マップ(mapping)、マルチセット(multiset)などがあります。これらのコンテナ型は複雑なデータ構造を扱うために使用されますが、基本的なデータ型と同様に変数を宣言して使用することができます。 [http://tpcg.io/_9ME17V types.pike]: int main() { // 基本型 // int i = 42; // 整数型の変数 float f = -16.2; // 浮動小数点型の変数 string s = "Hello"; // 文字列型の変数 mixed x = 100; // 任意の型の変数(mixed型) int | float n = 0; // 整数型か浮動小数点型の変数 write("i = %O, f = %O, s = %O, x = %O, n = %O\n", i, f, s, x, n); // コンテナ型 // // 配列(Array) array(string) fruits = ({ "apple", "banana", "orange" }); write("%O\n", fruits); // マッピング(mapping) mapping map = ([ "key1": "value1", "key2": "value2", "key3": "value3" ]); write("%O\n", map); // マルチセット(multiset) multiset mset = (< 3, 1, 4, 1, 5, 9, 2, 6, 5, 3, 6 >); write("%O\n", mset); return 0; } 実行結果: i = 42, f = -16.2, s = "Hello", x = 100, n = 0 ({ /* 3 elements */ "apple", "banana", "orange" }) ([ /* 3 elements */ "key1": "value1", "key2": "value2", "key3": "value3" ]) (< /* 11 elements */ 1, 1, 2, 3, 3, 4, 5, 5, 6, 6, 9 >) まず、基本型の変数が宣言されています。以下のような変数があります: int: 整数型の変数で、iという名前で宣言されており、値は42です。 float: 浮動小数点型の変数で、fという名前で宣言されており、値は-16.2です。 string: 文字列型の変数で、sという名前で宣言されており、「Hello」という文字列が格納されています。 mixed: 任意の型の値を格納できる変数で、xという名前で宣言されており、値は100です。Pikeでは、mixed型は異なる型の値を格納できる特殊な型です。 int | float: 整数型または浮動小数点型の値を格納できる変数で、nという名前で宣言されており、初期値は0です。このような変数は、Pikeの型ユニオンを使用して宣言されています。 次に、コンテナ型の使用例が示されています。 array(string): 文字列の配列を表す変数で、fruitsという名前で宣言されています。この配列には、"apple"、"banana"、"orange"という3つの文字列が格納されています。 mapping: キーと値のペアのマッピング(連想配列)を表す変数で、mapという名前で宣言されています。このマッピングには、"key1"、"key2"、"key3"という3つのキーと、それぞれに対応する"value1"、"value2"、"value3"という値が含まれています。 multiset: 複数の要素を保持するマルチセットを表す変数で、msetという名前で宣言されています。このマルチセットには、3、1、4、1、5、9、2、6、5、3、6という11個の要素が格納されています。マルチセットは、順序を持たずに要素を格納するデータ構造です。 Pikeでは変数は必ず宣言が必要なことは既に述べましたが、初期化は必須ではありませんでした。 では未初期化の値を参照するとどうなるでしょう? 答えは、整数の0が返るです。 [http://tpcg.io/_F7E1IC uninitialized.pike]: int main() { int i; write("Variable i has type %t and value %O\n", i, i); // => Variable i has type int and value 0 float f; write("Variable f has type %t and value %O\n", f, f); // => Variable f has type int and value 0 string s; write("Variable s has type %t and value %O\n", s, s); // => Variable s has type int and value 0 array a; write("Variable a has type %t and value %O\n", a, a); // => Variable a has type int and value 0 return 0; } 実行結果: Variable i has type int and value 0 Variable f has type int and value 0 Variable s has type int and value 0 Variable a has type int and value 0 整数型変数iの未初期化の値が0である点はともかく、他の型の変数も全て整数型の0が入っています。 未初期化の場合、でたらめな値が入ることは問題ですが、それっぽい値が入っていると初期化忘れを発見することが遅れます。 整数の0は比較的容易に検査できるため、初期化の不備を簡単に発見できます。 しかしながら、初期化を必ず行う習慣を身につけることが最も重要です。 またpike-9.x(開発バージョン)では、新しい型名 auto の導入が予定され、型推論を行うことが可能になります。 型推論には初期化が必須なので、初期化忘れが減る事も期待できます。 Pikeにおける列挙型はenumというキーワードを用いて定義されます。以下は、簡単な色の列挙型を定義し、それを使用して文字列を出力するプログラムの例です。 [http://tpcg.io/_7U3VUM enum.pike]: enum Color { RED, BLUE, GREEN } int main() { Color color = BLUE; switch(color) { case RED: write("The color is red.\n"); break; case BLUE: write("The color is blue.\n"); break; case GREEN: write("The color is green.\n"); break; default: write("Unknown color.\n"); break; } return 0; } 実行結果: The color is blue. 上記のプログラムでは、Colorという列挙型を定義し、3つの定数 RED、BLUE、GREEN を定義しています。その後、main()関数内でColor型の変数colorを宣言し、BLUEで初期化しています。switch文を使ってcolorの値によって分岐し、該当する文字列を出力しています。 enum は、Pike 7.2.30 で追加されました。 Pikeにおいて、いくつかの関数はコード中で1文字または2文字で呼び出すことができ、コードを短くすることができます。 これらの関数は演算子と呼ばれ、既にたくさんの例でその動作を見てきました。 演算子は機能に基づいてカテゴリーに分類されますが、注意が必要です。なぜなら、一部の演算子には、それらが属するカテゴリーの範囲を超えた意味があるからです。 以下は整数に関する演算子の例です。 int main() { // 算術演算子 int a = 10, b = 5; int c = a + b; // 加算 int d = a - b; // 減算 int e = a * b; // 乗算 int f = a / b; // 除算 int g = a % b; // 剰余 // 比較演算子 int h = 5, i = 10; bool j = (h == i); // 等しい bool k = (h != i); // 等しくない bool l = (h < i); // より小さい bool m = (h > i); // より大きい bool n = (h <= i); // 以下 bool o = (h >= i); // 以上 // 論理演算子 bool p = 1, q = 0; bool r = (p && q); // 論理積(AND) bool s = (p || q); // 論理和(OR) bool t = (!q); // 否定(NOT) // 代入演算子 int u = 5; u += 10; // 加算して代入 u -= 5; // 減算して代入 u *= 2; // 乗算して代入 u /= 4; // 除算して代入 u %= 3; // 剰余して代入 // ビット演算子 int v = 0b101010, w = 0b110011; int x = (v & w); // 論理積(AND) int y = (v | w); // 論理和(OR) int z = (v ^ w); // 排他的論理和(XOR) int aa = (~v); // 反転(NOT) // シフト演算子 int bb = 0b101010; int cc = (bb << 2); // 左シフト int dd = (bb >> 2); // 右シフト // 条件演算子(三項演算子) int ee = (h > 5) ? 10 : 20; // その他の演算子 int ii = 5; ii++; // インクリメント ii--; // デクリメント int jj = (ii > 5) ? 10 : 20; // 条件演算子(三項演算子) return 0; } これらの演算子は、条件式やループ制御などでよく使用されます。 boolはintの別名で、0が偽・0以外が真になります。 以下は文字列に関する演算子の例です。 int main() { string s1 = "Hello"; string s2 = "World"; // 文字列結合演算子 write("%O + %O => %O\n", s1, s2, s1 + s2); // => "HelloWorld" // 部分文字列演算子 write("%O[0..2] => %O\n", s1, s1[0..2]); // => "Hello"[0..2] => "Hel" // == (等しい) write("%O == %O is %d\n", s1, s2, s1 == s2); // => "Hello == World is 0" // != (等しくない) write("%O != %O is %d\n", s1, s2, s1 != s2); // => "Hello != World is 1" // > (より大きい) write("%O > %O is %d\n", s1, s2, s1 > s2); // => "Hello > World is 0" // >= (以上) write("%O >= %O is %d\n", s1, s2, s1 >= s2); // => "Hello >= World is 0" // < write("%O < %O is %d\n", s1, s2, s1 < s2); // => "Hello < World is 1" // <= (以下) write("%O <= %O is %d\n", s1, s2, s1 <= s2); // => "Hello <= World is 1" return 0; } Pikeの演算子の中には、数学的な意味から離れた定義のものもあります。 int main() { string str = "The quick brown fox jumps over the lazy dog"; array(string) ary = str / " "; // => ({ "The", "quick", "brown", "fox", "jumps", "over", "the", "lazy", "dog" }) string s2 = ary * ", "; write("%O\n", s2); // => "The, quick, brown, fox, jumps, over, the, lazy, dog" return 0; } このプログラムでは、Pikeの文字列の/演算子と、配列の*演算子を使っています。 まず、文字列 str を "/" (スペース) で分割して、array(string) 型の変数 ary に代入しています。 この演算により、ary には str を単語ごとに分割した文字列の配列が格納されます。 例えば、ary[0] には "The" が格納されます。 この動作は、多くのスクリプティング言語のsplit()関数に相当します。 次に、ary の各要素を ", " で結合して、新しい文字列 s2 を作成しています。 この演算により、s2 には ary の各要素が ", " で結合された文字列が格納されます。 例えば、s2 には "The, quick, brown, fox, jumps, over, the, lazy, dog" が格納されます。 この動作は、多くのスクリプティング言語のjoin()関数に相当します。 最後に、swrite 関数を使って、s2 の内容を表示しています。 write 関数はsprintf 関数の機能を含んでおり、指定したフォーマットに従って、文字列を生成する関数です。 "%O\n" は、文字列を出力するフォーマット文字列であり、%O は、Pike のオブジェクトを文字列に変換するための変換タイプです。 「Pikeでは演算子も関数」とは、Pikeにおいて演算子 (たとえば +, -, *, / など) が単なる記号ではなく、それぞれが対応する関数として定義されているということを指します。 例えば、+ 演算子は、2つの数値を足し合わせるために使われますが、実際には `+ 関数として定義されています。 以下のように `+ 関数を使って足し算を行うことができます。 int main() { int a = 1; int b = 2; int c = `+(a, b); // a + b と同じ write("`+(%d, %d) -> %d\n", a, b, c); // => `+(1, 2) -> 3 return 0; } また、* 演算子も同様に `* 関数として定義されています。以下のように、文字列に対して * 関数を使って、指定した回数だけ繰り返した新しい文字列を作ることができます。 int main() { string str = "hello"; string new_str = `*(str,3); // str * 3 と同じ write("%O\n", new_str); // => "hellohellohello" return 0; } このように、Pikeでは演算子も単なる記号ではなく、それぞれが対応する関数として定義されています。 このような関数の性質をもつ演算子の型を調べてみましょう。 int main() { write("%t\n", `+); // => function write("%t\n", main); // => function return 0; } `+ の型は、main と同じ function だとわかります。 write の %t は、Pike固有の変換タイプで、引数の型を表示します。 int main() { function f = `+; write("f = `+\n"); write("f(%d, %d) -> %d\n", 3, 4, f(3, 4)); // => f(3, 4) -> 7 f = lambda(int x, int y) { int result = 1; for (int i = 0; i < y; i++) result *= x; return result; }; write("f(%d, %d) -> %d\n", 3, 4, f(3, 4)); // => f(3, 4) -> 81 return 0; } このコードは、Pikeで関数を定義して呼び出す方法を示しています。 最初に、`+ 関数を f という変数に代入しています。ここで + は、加算演算子 "+" に対応する関数です。その後、f に渡す引数を指定して、f 関数を呼び出しています。 次に、f に別の関数を代入しています。ここでは、ラムダ式を使って、与えられた2つの引数を掛け合わせる関数を定義しています。その後、f 関数を再度呼び出して、新しい関数が正しく動作していることを確認しています。 Pikeでは、関数を変数に代入することができるため、動的に関数を切り替えることができます。この機能を使うことで、プログラムの柔軟性を高めることができます。 Pikeにおけるラムダ関数とは、無名の関数を定義するための方法の一つです。ラムダ関数を定義するには、lambda キーワードを使います。 例えば、以下のような lambda 関数を定義してみましょう。 function square = lambda(int x) { return x * x; }; write("square(%d) -> %d\n", 3, square(3)); // => square(3) -> 9 このコードでは、lambda キーワードを使って、引数として整数 x を受け取り、x * x を返す square 関数を定義しています。 その後、square(3) のようにして、引数として整数 3 を渡して square 関数を呼び出しています。 この呼び出しによって、9 が返されます。 配列の要素ごとに操作を行うために、map()には便利な構文があります。この構文を使用することで、コードをより読みやすくすることができます。 int main() { array a = ({1,3,5,7,9}), b = ({2,4,6,8,10}), c; c = a[*] + b[*]; write("c ->\n"); write("\t%O\n", c[*]); //=> c -> //=> 3 //=> 7 //=> 11 //=> 15 //=> 19 c[*] += 10; write("\nc = %O\n", c); //=> c = ({ /* 5 elements */ //=> 13, //=> 17, //=> 21, //=> 25, //=> 29 //=> }) return 0; } このプログラムでは、3つの配列a、b、cを使用しています。 配列cは一時的な配列で、結果を格納するために使用されます。 次の行では、automapという構文を使用して、配列aと配列bの要素ごとの和を計算し、結果を配列cに代入しています。 c = a[*] + b[*]; 配列cの要素数全てに対し順に関数を適用します。 write("\t%O\n", c[*]); 次に、配列cの全ての要素に10を加算しています。 最後に、更新された配列cを%O構文で表示しています。 定数は、プログラミングにおいて特定の値に名前を付けるために使われるもので、一度定義されたらその値を変更することができません。 構文は以下のようです。 constant 識別子 = 初期値 ; Pike言語では、定数は初期値からの型推論を行います。つまり、定数の型は初期値に基づいて自動的に決定されます。変数とは異なり、明示的な型宣言は必要ありません。 Pikeのsprintf()は、文字列をフォーマットするための関数です。 write()もsprintf()と同じ書式文字列を使ってフォーマット出来ます。 int main() { // 数値のフォーマット write("%d, %f\n", 123, 3.1415926536); //=> 123, 3.142 // 文字列のフォーマット write("Hello, %s!\n", "Alice"); //=> Hello, Alice! // 文字幅の指定(左詰め) write("|%-10sWorld|\n", "Hello"); //=> |Hello World| // 文字幅の指定(中央揃え) write("|%|10sWorld|\n", "Hello"); //=> | Hello World| // 文字幅の指定(右詰め) write("|%10sWorld|\n", "Hello"); //=> | HelloWorld| // 符号と修飾子の使用 int n = 123456; write("%+d, %0*d\n", n, 8, n); //=> +123456, 00123456 // 配列 write("%O\n", ({2,3,5,7,11})); // ({ /* 5 elements */ // 2, // 3, // 5, // 7, // 11 // }) return 0; } このプログラムは、Pikeでwrite関数を使用して、数値、文字列、および整数のフォーマットを行う方法を示しています。 最初の例では、%dと%fを使用して、整数と浮動小数点数をフォーマットしています。 %fでは、小数点以下4桁まで表示するように指定されています。 次の例では、%sを使用して、文字列をフォーマットしています。 write関数を使用することで、埋め込む文字列を動的に変更することができます。 次に、文字幅の指定について説明します。文字幅を指定するには、%sの前に%10sのように数字を入れます。 これは、表示する文字列が占める幅を指定するものです。 また、%-10sのように-を付けると、左揃えになります。 %10sでは右揃えになりますが、指定した文字列が占める幅よりも長い場合は、文字列の右端から切り捨てられます。 %|10sでは中央揃えになります。 最後に、符号と修飾子の使用について説明します。%+dを使用すると、符号を付けて整数をフォーマットすることができます。 %0*dを使用すると、整数を指定した桁数になるように0でパディングして表示することができます。 それぞれのwrite関数の使用例を実行した際に得られる出力は、コメントの後に示されています。 sprintf()関数は、書式文字列という特殊な文字列を受け取り、それを解釈して文字列を作成します。 書式文字列は、出力する文字列内で特定の値を置き換えるために使用されます。書式文字列は、%に続く文字で始まり、特定の形式で引数を受け取ることができます。たとえば、%dは整数の書式文字列であり、%sは文字列の書式文字列です。 書式文字列には、変換タイプ( conversion type )に修飾子( params )を追加することができます。修飾子は、書式文字列に対して動作を変更するために使用され、変換タイプは、出力の形式を制御するために使用されます。変換タイプと修飾子は、%の後に続けて指定することができます。 変換タイプは、省略できず必ず1つだけ指定します。 修飾子は省略できます。 Pikeの制御構造は、プログラムの実行フローを制御するための構文や構造のことを指します。これらの制御構造には、条件分岐、ループ、反復などが含まれます。Pikeでは、以下のような主要な制御構造があります: 条件分岐 if: 条件に応じて実行するコードを選択します。条件が真の場合にはifブロックが実行され、偽の場合にはelseブロックが実行されます。 switch: 条件によって複数の選択肢の中から1つを選択します。式の結果に応じて、対応するcase文が実行されます。 ループ: 条件が満たされている間、あるいは特定の回数繰り返し処理を行います。 while:ループの前に条件をテストします。 do-while: ループの後に条件をテストします。 for:ループの開始前に初期化を行い、ループごとに条件をテストし、増加・減少などを行います。 foreach: foreach文は、配列やリストの各要素に対して一連の操作を実行します。foreach構文を使用することで、反復処理が簡潔に記述できます。 これらの制御構造を組み合わせて、複雑なプログラムの制御フローを構築することができます。 これにより、条件に基づいた処理や繰り返し処理を効率的に実装することができます。 条件分岐は、テスト条件を与えられ、実行するコードを選択する制御構造です。 これらは、バイナリの「実行するかしないか」から、入力パラメータに基づいて実行するコードを選択する大規模なコード表まで、さまざまです。 最も単純な条件分岐は、if文です。if文は、文が期待されるどこにでも書くことができ、次のように見えます。 if (条件式) 文1; else 文2; カッコの後ろやelseの後ろにはセミコロンがないことに注意してください。if文の処理は次のように行われます。 最初に条件式を評価します。 評価結果がfalseの場合、4にジャンプします。 文1を実行します。 5にジャンプします。 文2を実行します。 処理が完了します。 要するに、条件式がtrueの場合は文1が実行され、それ以外の場合は文2が実行されます。 条件式がfalseの場合に何かを実行する必要がない場合は、else部分を全て省略することができます。 if ( 条件式 ) 文1; 逆に、条件式がfalseの場合に何かを評価する必要がない場合は、not演算子を使用して式のtrue/false値を反転する必要があります。 if ( ! 条件式 ) 文2; ここにある文は、この章の残りの文と同様に、文のブロックである場合があります。ブロックとは、セミコロンで区切られた文のリストで、中括弧 { } で囲まれています。注意点として、ブロックの後ろにはセミコロンをつけないでください。上記の例は次のようになります。 if ( ! 条件式 ) { 文A; 文B; 文C; } また、複数のif文を順番に配置して、最初の式がfalseである場合は、次の式、次の式などを続けて、最初のtrue式が見つかるまで続けることもできます。 if ( 式1 ) 文1; else if ( 式2 ) 文2; else if ( 式3 ) 文3; else 文4; 上記の例の特殊な場合は、各式で1つの変数を異なる値と比較する場合です。 そのようなアプリケーションでは、下記で説明するswitch文を使用してパフォーマンスを向上させ、コードを簡素化することができます。 switch文は、条件に応じて複数の選択肢の中から1つを選択するための、より高度な制御構造です。以下のような形式になります。 switch (式) { case 定数1: 文1; break; case 定数2: 文2; break; case 定数3 .. 定数4: 文3; break; case 定数5: case 定数6: 文4; // Fallthrough default: 文5; } switch文は、if文よりも少し複雑な構造をしていますが、まだかなり単純です。 まず、式を評価し、次のブロック内の全てのcase文を検索します。 式によって返された値と等しいものが見つかれば、Pikeはそのcase文の直後に続くコードを実行し続けます。 breakが出現すると、Pikeはスイッチブロックの残りのコードをスキップし、ブロックの後に続くコードを実行します。 次のcase文の前にbreakがなくても、必ずしも厳密に必要ではありません。 次のcase文の前にbreakがない場合、Pikeは単に実行を続け、そのcase文の直後のコードも実行します。 上記の例のcase文の1つは、範囲であるという点で異なります。 この場合、定数3と定数4の間の任意の値が文3にジャンプするようになります。 範囲は、定数3と定数4の値を含むことに注意してください。 まとめ int main() { int x = 3; int y = 5; // if文 if (x < y) { write("x is less than y\n"); } else if (x > y) { write("x is greater than y\n"); } else { write("x and y are equal\n"); } // switch文 switch (x) { case 1: write("x is 1\n"); break; case 2: write("x is 2\n"); break; case 3: write("x is 3\n"); break; default: write("x is not 1, 2, or 3\n"); break; } return 0; } 反復は、コードを0回以上実行するために使用されます。これは、かなり異なる方法で実行できるため、4つの異なる反復制御構造があります。これらはすべて非常に似ているように見えるかもしれませんが、適切な時に適切なものを使用すると、コードは短く、シンプルになります。 whileは、ループ制御構造の中で最もシンプルなものです。elseの部分を除いたif文のように見えます。 while ( 式 ) 文; 動作方法の違いは大きくないため、式が真の場合に文が実行されます。 その後、式が再評価され、真であれば文が再度実行されます。 それから式を再度評価し、繰り返します... 以下は使用例です。 int e = 1; while (e < 10) { show_record(e); e = e + 1; } これにより、show_recordが1、2、3、4の値で呼び出されます。 forは、単にwhileの拡張です。ループをより短く、コンパクトに書くための方法を提供します。構文は以下のようになります。 for ( 初期化文 ; 条件式 ; 加算式 ) 文 ; forは、以下の手順を実行します。 初期化文を実行します。初期化文は、ループ変数を初期化するために一度だけ実行されます。 結果がfalseの場合、ループを終了し、ループ後にプログラムを続行します。 文を実行します。 加算式を実行します。 2から再開します。 これにより、whileセクションの例は次のように書くことができます。 for (int e = 1; e < 10; e = e + 1) show_record(e); do-whileは、whileと似ていますが、必ず一度は文が実行されことが異なります。 do 文; while ( 式 ) ; 動作方法の違いは大きくないため、式が真の場合に文が実行されます。 その後、式が再評価され、真であれば文が再度実行されます。 それから式を再度評価し、繰り返します... 以下は使用例です。 int e = 100; do { show_record(e); e = e + 1; } while (e < 10); これにより、show_recordが100で呼び出されます。 foreachは、ループ内の各反復に対して明示的なテスト式を評価しない点でユニークです。 代わりに、foreachはセット内の各要素について1回だけ文を実行します。foreachには2つの構文があり、最初の構文は次のようになります。 foreach ( 配列式, ループ変数 ) 文; foreachが行うことは以下の通りです。 配列式を評価します。これは配列を返さなければなりません。 配列が空であれば、ループを終了します。 次に、配列の最初の要素をループ変数に割り当てます。 その後、文を実行します。 配列にさらに要素があれば、次の要素が変数に割り当てられ、それ以外の場合はループを終了します。 4に移動します。 Pike-7.4.10 から foreach に新しい構文が追加されました。 foreach ( 配列式; インデックス変数; ループ変数 ) 文; // foreachループで配列を反復処理し、インデックスと値を表示する void example_foreach() { array numbers = ({2, 3, 5, 7, 11}); foreach (numbers; int index; int number) { write("Index: %d, Value: %d\n", index, number); } } // Array.Iteratorを使用して配列を反復処理し、インデックスと値を表示する void example_iterator() { array numbers = ({2, 3, 5, 7, 11}); Array.Iterator iterator = Array.Iterator(numbers); while (iterator) { int index = iterator->index(); int value = iterator->value(); write("Index: %d, Value: %d\n", index, value); iterator += 1; } } // Mapping.Iteratorを使用してマップを反復処理し、キーと値を表示する void example_mapping_iterator() { mapping data = ([ "a": 1, "b": 2, "c": 3 ]); Mapping.Iterator iterator = Mapping.Iterator(data); while (iterator) { mixed index = iterator->index(); mixed value = iterator->value(); write("Index: %O, Value: %O\n", index, value); iterator += 1; } } // foreach、Array.Iterator、Mapping.Iteratorを使用して配列とマップを反復処理する int main() { write("Using foreach:\n"); example_foreach(); write("\nUsing iterator on array:\n"); example_iterator(); write("\nUsing mapping iterator on mapping:\n"); example_mapping_iterator(); return 0; } example_foreach関数では、foreach文を使用して配列 numbers の要素を反復処理しています。ループごとに、index に現在のインデックスが、number に対応する要素が割り当てられます。その後、index と number の値を表示します。 example_iterator関数では、Array.Iteratorを使用して配列 numbers のイテレータを作成し、whileループを使用してイテレータを反復処理しています。イテレータが有効な間、現在のインデックスを index に取得し、対応する要素を value に取得します。その後、index と value の値を表示します。 example_mapping_iterator関数では、マッピング data のイテレータを作成し、whileループを使用してイテレータを反復処理しています。イテレータが有効な間、現在のインデックスを index に取得し、対応する値を value に取得します。その後、index と value の値を表示します。 main関数では、上記の関数を使用して、foreach文とイテレータの動作をデモンストレーションしています。それぞれのデモンストレーションの結果が表示されます。 上記のループ制御構文は、すべての問題を解決するのに十分ですが、すべての問題に簡単な解決策を提供するには不十分です。 ループの途中で抜け出すことができる機能が不足しています。これを行う方法は3つあります。 break文は、ループやswitch文の中で使用され、そのブロックから抜け出します。以下は、break文の構文と例です。 while (条件式) { // ループ処理 if (条件式) { break; } // ループ処理 } 条件式が真である限り、ループ処理を繰り返します。しかし、if文の条件式が真になった場合、break文が実行され、whileループから抜け出します。 continue文は、ループ内で使用され、その時点での処理を中断し、次のループ処理を開始します。以下は、continue文の構文と例です。 while (条件式) { // ループ処理前半 if (条件式) { continue; } // ループ処理後半 } 条件式が真である限り、ループ処理を繰り返します。しかし、if文の条件式が真になった場合、continue文が実行され、ループの先頭に戻って、次のループ処理を開始します。 return文は、関数内で使用され、その時点での処理を終了し、関数から値を返します。以下は、return文の構文と例です。 int my_func(int x, int y) { if (x == y) { return 0; } // 関数処理 return x + y; } my_func関数内で、xとyを受け取ります。if文の条件式が真の場合、0を返します。それ以外の場合は、xとyの合計値を返します。return文が実行されると、関数内の処理は終了し、関数から値が返されます。 [http://tpcg.io/_DALWWW まとめ] int main() { // whileループ int i = 0; while (i < 10) { write(i + "\n"); i++; } // do-whileループ int j = 0; do { write(j + "\n"); j++; } while (j < 10); // for(;;)ループ for (int k = 0; k < 10; k++) { write(k + "\n"); } // foreach(,)ループ array fruits = ({ "apple", "banana", "cherry" }); foreach (fruits, string fruit) { write(fruit + "\n"); } // foreach(;;)ループ array numbers = ({2, 3, 5, 7, 11}); foreach (numbers; int index; int number) { write("Index: %d, Value: %d\n", index, number); } // break文 int l = 0; while (l < 10) { write(l + "\n"); l++; if (l == 5) { break; } } // continue文 int m = 0; while (m < 10) { m++; if (m == 5) { continue; } write(m + "\n"); } // return文 int n = my_func(3, 5); write(n + "\n"); return 0; } int my_func(int x, int y) { if (x == y) { return 0; } // 関数処理 return x + y; } 関数は、Pikeプログラムの主要な構成要素の1つであり、複数の操作をまとめて実行するために使用されます。Pikeでの関数の基本的な概念は、他の多くのプログラミング言語と同様に、引数を受け取り、実行可能なコードブロックを定義し、戻り値を返すことです。 Pikeでは、関数の定義の構文は以下のようになります。 関数の定義: 戻値型 関数名(引数リスト) { // 関数の処理 // return文で値を返す(必要な場合) } 引数リストは、「仮引数型 仮引数名」のペアを「,」で区切った0個以上のリストです。 関数の呼び出しの構文は以下のようになります。 関数の呼び出し: 戻値型 変数 = 関数名(引数リスト); 引数リストは、実引数アを「,」で区切った0個以上のリストです。 ここでは、変数に戻値を保持していますが、式の中の項に関数を使ったり、そのまま他の関数の実引数にしたりすることも可能です。 int add2(int a, int b) { return a + b; } int main() { int n = add2(2, 3); write("n = %d\n", n); // => n = 5 return 0; } 上記のコードは、add2という関数を定義し、その関数をmain関数から呼び出しています。 add2関数は、2つの整数 a と b を受け取り、それらの値を足して結果を返す関数です。 main関数では、add2(2, 3)を呼び出して、その結果を変数 n に格納しています。この場合、引数として 2 と 3 を渡しているので、関数内の a には 2、b には 3 が渡されます。結果として、add2(2, 3) の返り値である 5 が変数 n に格納されます。 最後に、write関数を使って変数 n の値を表示しています。出力結果は n = 5 となります。 この例では、関数 add2 を定義して再利用性を高め、main関数からその関数を呼び出しています。関数を使うことで、同じ処理を繰り返し書く必要がなくなり、コードの保守性と可読性を向上させることができます。 Pikeプログラミングでは、引数の配列展開を行うことができます。 配列展開は、f( @({ 2, 3 }) )のように配列に「@」を前置し、この場合はf( 2, 3 )と同じ意味になります。 配列展開を使うと、配列を個々の引数として関数に渡すことができます。以下に例を示します。 int add2(int a, int b) { return a + b; } int main() { array(int) pair = ({ 2, 3 }); // 配列展開を使って関数に引数を渡す int n = add2(@pair); write("n = %d\n", n); // => n = 5 return 0; } 上記のコードは、add2という関数に配列展開を使用して引数を渡し、その結果を変数nに格納しています。 pairというarray(int)型の配列には2つの要素が含まれており、それぞれ2と3です。 add2(@pair)の部分で、@演算子を使用してpairの配列展開を行っています。 これにより、add2関数には2と3の2つの引数が個別に渡されます。 add2関数では、引数aとbを受け取り、それらを足した結果を返しています。 その結果が変数nに格納されます。 最後に、write関数を使用して変数nの値を表示しています。出力結果はn = 5となります。 配列展開を使うことで、配列の要素を個別の引数として関数に渡すことができます。これにより、コードの記述を簡潔にし、柔軟性を高めることができます。 通常の関数は、引数の数は一定ですが、引数の数を可変にすることも出来ます。 可変長引数を持つ関数の定義: 戻値型 関数名(仮引数型 ... 仮引数配列) { // 関数の処理 // return文で値を返す(必要な場合) } 仮引数配列は、配列で引数リストと同じ内容が入ります。 なお、配列展開は可変長引数を受け取る関数に対しても使用することができます。 可変長引数を持つ関数に配列を渡す場合も、配列展開を行って可変長引数として渡すことができます。 int sum(int ... rest) { int x = 0; foreach (rest, int n) { x+= n; } return x; } int main() { array(int) ary = ({ 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 }); // 配列展開を使って可変長引数を渡す int n = sum(@ary); write("n = %d\n", n); // => n = 55 return 0; } 上記のコードは、可変長引数を持つsum関数に配列展開を使用して引数を渡し、その結果を変数nに格納しています。aryというarray(int)型の配列には1から10までの整数が含まれています。 sum(@ary)の部分で、@演算子を使用してaryの配列展開を行っています。これにより、sum関数には1から10までの10個の引数が個別に渡されます。 sum関数では、可変長引数restを受け取り、それらの引数を合計しています。foreachループを使用して、可変長引数restの各要素nにアクセスし、それを変数xに加算しています。 最後に、変数xの値が変数nに格納され、write関数を使用して表示しています。出力結果はn = 55となります。 この例では、可変長引数を持つ関数に配列展開を使用することで、配列の要素を個別の引数として関数に渡すことができます。可変長引数を使用することで、引数の数が可変的である場合でも柔軟に対応することができます。 Pikeでは、関数内で自己を呼び出す再帰的な関数を定義することができます。これにより、反復処理を使用せずに問題を解決できる場合があります。 たとえば、次のような再帰的な関数を定義できます。 int factorial(int n) { if (n == 0) { return 1; } else { return n * factorial(n - 1); } } この関数は、与えられた整数nの階乗を計算します。再帰的呼び出しを使用して、nが0になるまで、nから1ずつ引いていきます。 たとえば、次のようにこの関数を呼び出すことができます。 int result = factorial(5); この場合、resultには120が格納されます。 「暗黙のラムダ」は前処理および/または後処理が必要なコードを埋め込む便利な方法です。 関数呼び出しで始まり、直後にブレースブロックが続く文では、ブロックがラムダ関数に変換され、呼び出される関数の最後の引数として渡されます。 int times(int n, function block) { for (int i = 0; i < n; i++) block(); return n; } int main() { int x = 0; times(3) { write("Hello world! <%d>\n", x++); } ; // => Hello world! <0> // => Hello world! <1> // => Hello world! <2> return 0; } timesという関数を定義して、その関数に引数として実行回数とブロックを渡し、ブロックを指定された回数分実行するという機能を持っています。 main関数では、times関数を呼び出し、第1引数に3を、第2引数に{ write("Hello world! <%d>\n", x++); }という暗黙のラムダを渡しています。この暗黙のラムダは、times関数内でblock()という形式で呼び出されます。block()の中では、write関数を用いて、"Hello world! "というメッセージを表示し、xの値をインクリメントしています。したがって、このプログラムは、"Hello world!"というメッセージと、それに続くxの値を示すメッセージを3回表示します。 times関数から制御が戻った後、main関数は、write("Hello world! <%d>\n", x++);によって、"Hello world! <3>"というメッセージを表示し、xをインクリメントします。したがって、このプログラムは、合計で4回の"Hello world!"メッセージを表示し、xの値は4になります。 このように、関数呼び出しに続くブロックが呼び出し先の関数の隠れた最後の関数引数となる例は、Ruby、Groovy、Kotlinなどに見ることが出来ます。 開発中の Pike-9.0 では、__ARGS__を使って暗黙のラムダへ引数を渡すことが出来るようになります。 void times(int n, function block) { for (int i = 0; i < n; i++) { block(i); } } int main() { times(3) { [mixed x] = __ARGS__; write("Hello world! <%d>\n", x); }; // => Hello world! <0> // => Hello world! <1> // => Hello world! <2> return 0; } void times(int n, function block): この関数は、引数として整数 n と関数 block を受け取ります。block 関数は整数を引数として受け取り、何らかの処理を行います。times 関数は、block 関数を n 回繰り返し実行します。 int main(): この関数はプログラムのエントリーポイントです。main() 関数の中にプログラムのメインの処理が記述されます。 times(3) {...};: times() 関数を呼び出しています。引数として 3 を渡しており、block 関数の中身を記述しています。 [mixed x] = __ARGS__;: __ARGS__ はPikeの組み込み変数であり、関数の引数を表します。この行では、引数の値を変数 x に代入しています。mixed は変数の型を表し、x は変数名です。 return 0;: main() 関数の最後には、通常は終了コードを返すための return 文があります。ここでは 0 を返しています。 ラムダ式は外部の変数 x をキャプチャし、クロージャーとして機能します。これにより、ラムダ式内で x の値を変更することができます。 クロージャーは、関数内で定義された変数を含む関数オブジェクトであり、関数が終了してもその変数のスコープが維持されます。 この例では、times 関数内で定義された i と main 関数内で定義された x の2つの変数が存在し、ラムダ式が x をキャプチャして変更しています。 これにより、ラムダ式が終了した後でも x の値を保持できます。 まとめ // 関数定義 int add2(int a, int b) { return a + b; } // 可変長引数を持つ関数定義 int sum(int ... rest) { int x = 0; foreach (rest, int n) { x+= n; } return x; } // 再帰的呼び出し int factorial(int n) { if (n == 0) { return 1; } else { return n * factorial(n - 1); } } // 暗黙のラムダ int times(int n, function block) { for (int i = 0; i < n; i++) block(); return n; } int main() { // 関数の呼び出し int result = add2(2, 3); //=> 実行結果: result = 5 array(int) ary = ({32, 16}); result = add2(@ary); //=> 実行結果: result = 48 result = sum(1, 2, 3); //=> 実行結果: result = 6 ary = ({ 1, 2, 4, 8 }); result = sum(@ary); //=> 実行結果: result = 15 result = factorial(5); //=> 実行結果: result = 120 int x = 0; times(3) { write("Hello world! <%d>\n", x++); }; //=> 実行結果: //=> Hello world! <0> //=> Hello world! <1> //=> Hello world! <2> return 0; } Pikeでは、型は2つの異なるコンテキストで使用されます。コンパイル時と実行時です。一部の型はコンパイル時のみ使用されます(void、mixed、およびすべての構造型)、その他のすべての型は実行時にも使用されます。 Pikeには、基本型とポインタ型の2つの種類の実行時データ型があります。基本型は変数に割り当てられたときにコピーされますが、ポインタ型は単にポインタがコピーされるため、同じものを指す2つの変数が得られます。ポインタ型は、array、mapping、multiset、program、object、およびfunctionの6つがあります。これらはすべてポインタ型であり、メモリ上の何かを指します。この「何か」は、それに対するポインタがもうない場合に解放されます。変数にポインタ型の値を割り当てる場合、この「何か」はコピーされません。代わりに、それに対する新しい参照が生成されます。これらの型のいずれかを関数の引数として渡す場合、関数が「何か」を変更する可能性があるため、特別な注意が必要です。この効果を望まない場合は、値を明示的にコピーする必要があります。後述します。 整数を使用する場合は、キーワードintを使用します。 int i = 42; 浮動小数点数を使用する場合は、キーワードfloatを使用します。 float f = 3.1415926536; 文字列を使用する場合は、キーワードstringを使用します。 文字列は、二重引用符で囲まれた文字列リテラルを使用して表します。 string s = "Hello, world!"; この節では、ポインタ型について説明されています。基本型は非常に基本的な型であり、ほとんどのポインタ型は、基本型を格納する興味深い方法です。 ポインタ型には、配列、連想配列、マルチセット、プログラム、オブジェクト、関数があります。 これらはすべて、メモリ内の何かを指すポインタであり、ポインタがなくなると、その「何か」は解放されます。 ポインタ型の値を変数に代入すると、この「何か」がコピーされるのではなく、それに対する新しい参照が生成されます。 関数にこれらの型の値を引数として渡す場合には、特別な注意が必要であり、関数が「何か」を変更する可能性があるため、この効果が望ましくない場合には、明示的に値をコピーする必要があります。 配列 (array): 複数の値を格納するためのデータ構造で、添字を用いて要素にアクセスする。添字は整数でなければならない。例えば、a[0]、a[1]、a[2] などと表記される。 連想配列 (mapping): キーと値のペアを格納するためのデータ構造。添字に任意の型を使うことができる。例えば、m["key"] = value のように表記される。 マルチセット (multiset): 値の集合を格納するためのデータ構造で、同じ値を複数格納することができる。集合に含まれる値は順序関係がなく、一意である必要はない。例えば、s += ({ 1, 2, 3 }) のように表記される。 プログラム (program): Pikeのプログラムを表すための型。ファイルから読み込まれたり、インターネット上からダウンロードされたりする。例えば、p = read_file("program.pike") のように表記される。 オブジェクト (object): Pikeのオブジェクトを表すための型。メソッドや変数を含み、複数のオブジェクトを作成することができる。例えば、o = create_object("MyObject") のように表記される。 関数 (function): Pikeの関数を表すための型。プログラムやオブジェクトに属することができ、変数に代入することができる。例えば、f = lambda( int x ) { return x * x; } のように表記される。 Pikeでは、配列は複数の要素を格納するためのデータ構造です。配列は、コンマで区切られた要素のリストで初期化することができます。 array a = ({2, 3, 7}); このコードでは、aという配列が初期化され、要素として2, 3, 7が格納されます。 配列の要素にアクセスするには、配列名に角括弧を使用して、インデックスを指定します。例えば、a[0]は配列aの最初の要素を表します。a[1]は2番目の要素、a[2]は3番目の要素を表します。 int first_element = a[0]; // 2を取得 int second_element = a[1]; // 3を取得 int third_element = a[2]; // 7を取得 配列の要素に値を代入するには、同様に角括弧を使用して、インデックスを指定し、代入する値を指定します。 a[0] = 4; // a[0]に4を代入 配列に要素を追加するには、配列の最後に新しい要素を追加する += 演算子を使用します。 a += ({ 3.14159 }); // aの末尾に 3.14159 を追加 a += ({ "abc" }); // aの末尾に "abc" を追加 foreach 文を使うと配列要素を順に処理を行うことが出来ます。 foreach(a, mixed e) { if (intp(e)) write("%d ", e); else if (floatp(e)) write("%f ", e); else if (stringp(e)) write("\"%s\" ", e); else write("Unknown type"); } write("\n"); foreach文は、指定された配列の各要素を順番に取り出し、ループを実行するための制御構文です。このプログラムでは、foreach(a, mixed e)という文で、配列aの各要素を取り出して、それをeに代入しています。mixedは、Pikeのデータ型で、任意の型の値を受け入れることができます。 if文は、eの型に応じて、適切な形式で表示するために、条件分岐を行います。intp(e)、floatp(e)、stringp(e)は、それぞれeが整数、浮動小数点数、文字列であるかどうかを判定する関数です。eが整数であれば、"%d "というフォーマット文字列を使用して、その整数を表示します。eが浮動小数点数であれば、"%f "というフォーマット文字列を使用して、その浮動小数点数を表示します。eが文字列であれば、"\"%s\" "というフォーマット文字列を使用して、その文字列をダブルクォーテーションで囲んで表示します。 最後のelse節は、eがどの型にも該当しない場合に実行され、"Unknown type"という文字列を表示します。 [TODO:このコードは要素に配列を含む配列に対応していません。] Pikeにおける連想配列は、キーと値のペアの集合を表現するデータ型であり、mappingという名前で定義されています。 連想配列は、キーと値のペアを追加することができます。キーには文字列、整数、浮動小数点数、オブジェクトなどを使用することができ、値には任意のデータ型を格納することができます。 以下は、mappingを使用したサンプルコードです。 mapping m = ([ "key1": "value1", 2: 3.14, ({1,2}): "value3"]); m["key2"] = "value2"; foreach ( m; mixed k; mixed v) write("%O: %O\n", k, v); このコードでは、mappingを使用して、キーと値のペアを格納するmを宣言し、キーに文字列、整数、配列などを使用しています。また、mに新しいキーと値のペアを追加するために、m["key2"] = "value2";のように書いています。 foreach文では、mの各要素をkとvに代入して、write関数を用いて、kとvを適切なフォーマットで文字列に変換し、write関数で出力しています。 上記のプログラムは、以下のような出力を生成します。 "key2": "value2" 2: 3.14 ({ /* 2 elements */ 1, 2 }): "value3" "key1": "value1" mappingは、連想配列を実装するための主要なデータ型であり、Pikeの様々な機能に使用されます。 Pikeにおけるマルチセットは、要素の重複を許した、要素の集合を表現するデータ型であり、multisetという名前で定義されています。 マルチセットは、要素を追加することができ、同じ要素を複数回追加することもできます。 multiset m = (< 1, 2, 3, 3, "a", "b", "b" >); m["c"] = 55; m[3] = false; foreach (m; mixed k; mixed n) { write("%O: %O\n", k, m[n]); } 実行結果: 1: 1 2: 1 3: 1 "c": 1 "a": 1 "b": 1 "b": 1 このコードは、マルチセットを使った例です。最初に、< 1, 2, 3, 3, "a", "b", "b" >というマルチセットを作成し、変数mに代入しています。 このマルチセットには、整数1、2、および3、文字列"a"と"b"が、それぞれ1回ずつ登録されています。これに加えて、インデックス"c"と値55が追加されています。また、インデックス3に対応する値は、falseに変更されています。 次に、foreachループを使用してマルチセットを反復処理し、各インデックスとその値を出力しています。このループでは、変数kに現在のインデックスが、変数nに現在のインデックスの値が設定されます。マルチセットには、同じインデックスを複数持たせることができるため、出力結果には、インデックス"b"が2回表示されています。 write関数を使用して、各インデックスとその値を出力しています。%Oフォーマット指示子は、値の型に応じてその値を出力します。この場合、インデックスに対応する値は、1になります。 Pikeにおいて、プログラムとはC++におけるクラスに相当します。 プログラムは、そのプログラムに定義された関数や変数がどのように定義されているかの表を保持します。 また、コード自体、デバッグ情報、継承された他のプログラムへの参照も保持します。 ただし、プログラム自体にデータを格納するスペースはありません。 プログラム内の情報は、ファイルまたは文字列がPikeコンパイラを通過したときに収集されます。 次に議論するオブジェクトに格納するために必要な変数スペースは、オブジェクトに格納されます。 プログラムを書くことは簡単で、プログラムをメモリにロードするには、compile_fileやキャスト演算子を使うことができます。 キャスト演算子を使用する場合、プログラムはキャッシュされ、次回以降は同じプログラムが返されます。 また、classキーワードを使用すると、プログラムの中に別のプログラムを書くことができます。 データ領域を作成するには、プログラムをインスタンス化する必要があり、ポインタを使用して、新しいオブジェクトを作成し、そのオブジェクト内のcreate関数を呼び出すことで実現されます。 すべてのプログラムは文字列をコンパイルして生成されます。 このために、compile、compile_file、compile_stringという3つの関数があります。 また、キャスト演算子を使用することもできます。 ==や!=を使用することで、2つのプログラムが同じかどうかを確認できます。 また、p[args]やp->identifierのような演算子や関数も重要です。 プログラムはデータを保存する場所を持たず、どのようにデータを保存するかを示しているだけであるため、データを保存するにはオブジェクトが必要です。 オブジェクトは、プログラムから複製されたメモリのチャンクであり、複数のオブジェクトを1つのプログラムから作成できます。 各オブジェクトには、独自の変数があり、そのオブジェクト内の関数がこれらの変数で操作を実行します。 オブジェクト指向プログラミングは非常に柔軟で、データの保存方法を変更しても、オブジェクトの外部に変更を加える必要はありません。 オブジェクトの文字列によるインデックス化で、文字列がオブジェクト内の関数名である場合、関数が返されます。 しかし、その名前にもかかわらず、関数は実際には関数ポインターです。関数ポインターは、他のデータ型と同じように渡すことができます。 関数ポインターは、関数名を引数として受け取り、その関数が指し示すオブジェクトと、その関数を実行するための関数ポインターを返す関数も存在します。 また、関数内で別の関数を定義するために lambda キーワードを使用することもできます。 Pike では関数のオーバーロードはできません。関数ポインターには、関数の呼び出しや関数名の取得、関数が定義されたオブジェクトの取得などの機能があります。 コンパイル時の型には、「void」と「mixed」の2つの型があります。 「void」は、値の存在またはオプション性を示すために使用されます。関数の戻り値として使用されることが多く、関数が値を返さないことを示します。また、関数パラメータの型セットの1つとして使用されることがあり、その場合は、呼び出し元がそのパラメータを省略することができ、その場合は特殊な値UNDEFINEDにデフォルトで設定されます。 「mixed」は、任意の型の値を渡すことができ、実際のランタイムで使用される値の型が完全に不明であることを示すために使用されます。この型は、コンテナクラスを実装する場合(クラス内のコードで実際の値が操作されない場合)、または実際のコンパイル時の型が複雑になりすぎた場合の便宜的なフォールバックとして使用されます。 また、基本型をパラメーターで指定して基本型をサブタイプ化するか、タイプユニオン演算子(|)を使用して複数の代替型を指定することで、より特定のコンパイル時の型を構築することができます。ただし、実行時の型は宣言されたコンパイル時の型と異なる場合があるため、注意が必要です。 変数を宣言する際には、変数がどの種類の変数であるかを指定する必要があります。intやstringなどの多くのタイプに対しては、非常に簡単に指定できます。しかし、より興味深い変数の宣言方法があります。 いくつかの例を見てみましょう。 int x; // xは整数です int|string x; // xは文字列または整数です array(string) x; // xは文字列の配列です array x; // xはmixedの配列です mixed x; // xはどのタイプでもかまいません string *x; // xは文字列の配列です // xはintからstringへのマッピングです mapping(string:int) x; // xはStdio.Fileを実装しています Stdio.File x; // xはStdio.Fileを実装しています object(Stdio.File) x; // xは2つの整数引数を取り、文字列を返す関数です function(int,int:string) x; // xは何個でもの整数引数を取り、何も返さない関数です。 function(int...:void) x; // xは...複雑です mapping(string:function(string|int...:mapping(string:array(string)))) x; これらの例を見ると、型を指定する興味深い方法があることがわかります。 以下は可能なもののリストです。 mixed これは、変数が任意のタイプを含んでいること、または関数が任意の値を返すことを意味します。 array(type) これは、タイプtypeの要素の配列を意味します。 mapping(key type: value type) これは、キーがkey typeで値がvalue typeであるマッピングです。 multiset(type) これは、タイプtypeの値を含むマルチセットを意味します。 object(program) これは、指定されたプログラムを「実装」するオブジェクトを意味します。プログラムはクラス、定数、または文字列であることができます。プログラムが文字列である場合、最初にプログラムにキャストされます。このキャストについての詳細については、inheritのドキュメントを参照してください。コンパイラは、このオブジェクトでアクセスされるすべての関数または変数について、その関数または変数がプログラムで持つ型情報と同じであると仮定します。 program これも「programを実装するオブジェクト」を意味します。programはクラスまたは定数であることができます。 Pikeコードはコンパイラに送信される前に、プリプロセッサを経由します。 プリプロセッサは、ソースコードをPike内部表現に変換し、いくつかのシンプルな正規化と整合性チェックを実行し、プログラマがファイルに入力した「プリプロセッサディレクティブ」を実行します。 プリプロセッサディレクティブは、単純なコード生成と操作を許容する非常に単純なプログラミング言語のようなものです。 コードプリプロセッサは、Pike内でcpp呼び出しによって呼び出すことができます。 プリプロセッサは、ファイルの文字エンコーディングを決定する必要があるため、最初に2つのバイトを調べ、この表に従って解釈します。 バイト0とバイト1の組み合わせに対して、その他のバイトについては、#charsetディレクティブが見つかるまでiso-8859-1エンコーディングとして扱われます。 EBCDICで書かれたプログラムで#charsetディレクティブが省略されている場合はエラーになります。#charsetディレクティブをエンコードすることも可能です。 プリプロセッサは、文字列以外の連続した空白文字を改行以外は単一の空白文字に変換し、すべての//や/***/コメント、#!行を削除します。 PikeはANSI/DECエスケープシーケンスを空白として扱います。 defineディレクティブは、マクロや定数を定義するために最も使用されるプリプロセッサの機能の1つです。 ifdefおよび#ifndefで使用できる定義が存在することを示すことができます。 定義に特定の値を設定することもでき、この値はソースコード内の定義が置かれた場所に挿入されます。 マクロには最大254個の引数があります。 Pikeはオブジェクト指向プログラミング(OOP)をサポートしており、PikeのOOP機能を使うことでプログラムのモジュール化や再利用性の向上が可能になります。 クラスはオブジェクトの設計図であり、オブジェクトはそのクラスの実体です。クラスは、そのクラスが持つ属性(フィールド)と操作(メソッド)を定義します。オブジェクトは、そのクラスが持つ属性の値と、そのクラスが定義する操作を実行することができます。 この例では、クラス定義の例として、人物のクラスが作成されています。クラス定義は、classキーワードで始まり、波括弧 { } で囲まれたメンバ変数とメソッドの定義を含みます。 [http://tpcg.io/_12ZTNX person.pike]: class person { string name; int age; void create(string n, int a) { name = n; age = a; } void say_hello() { write("Hello, I'm " + name + ".\n"); } } int main() { person john = person("John", 30); john->say_hello(); write("%s is %d year(s) old.\n", john->name, john->age); return 0; } クラスのメンバ変数は、各オブジェクトに1つずつ存在します。この例では、人物の名前を表す文字列型の変数nameと年齢を表す整数型の変数ageが定義されています。 メソッドは、クラスのオブジェクトに適用できる機能を記述します。この例では、say_helloというメソッドが定義されています。このメソッドは、"Hello, I'm 名前."というメッセージが表示します。 クラスのオブジェクトは、クラス名を呼び出し可能な関数のように使用されます。例えば、john->say_hello();は、johnオブジェクトのsay_helloメソッドを呼び出します。 この例では、createという特別なメソッドが定義されています。このメソッドは、オブジェクトをクローンする際に指定した引数を処理します。 このメソッドは、C++プログラマーがコンストラクタと呼ぶものに相当します。 この例では、クラスにdestroyというメソッドが定義されていませんが、このメソッドを定義することもできます。 このメソッドは、オブジェクトが消える直前に実行されるもので、C++プログラマーがデストラクタと呼ぶものに相当します。 ただし、Pikeは自動ガベージコレクションを備えているため、C++ほどは頻繁にデストラクタが必要になることはありません。 Pikeのクラスは、単なる構造体としても使用できます。例えば、上記のコードの write("%s is %d year(s) old.\n", john->name, john->age); john->name, john->ageのようにインスタンス->メンバ変数の構文でインスタンスのメンバ変数を参照できます。 次の例では、クラスの配列を作りメンバ変数をフリーハンドに扱っています。 address_book.pike: class address_book_entry { string name; string address; string phone_number; } int main() { array(address_book_entry) address_book = ({ }); address_book_entry alice = address_book_entry(); alice->name = "Alice"; alice->address = "123 Main St, Anytown USA"; alice->phone_number = "555-1234"; address_book_entry bob = address_book_entry(); bob->name = "Bob"; bob->address = "456 Elm St, Anytown USA"; bob->phone_number = "555-5678"; address_book += ({ alice, bob }); foreach(address_book, address_book_entry entry) { write("Name: %s,\tAddress: %s,\tPhone Number: %s\n", entry->name, entry->address, entry->phone_number); } return 0; } このコードは、住所録の項目を表すための address_book_entry というクラスを定義し、そのクラスを使用して住所録を作成しています。 まず、address_book_entry クラスは、名前、住所、電話番号の3つのメンバ変数を持っています。 そして、main 関数では、まず空の住所録を表す配列 address_book を作成します。 次に、address_book_entry クラスから2つのエントリー alice と bob を作成し、それぞれの名前、住所、電話番号を設定します。 そして、これらのエントリーを address_book 配列に追加します。 最後に、foreach ループを使用して、address_book 配列に含まれるすべてのエントリーを出力します。 各エントリーの情報は、write 関数を使用して整形され出力されます。 このコードを実行すると、以下のような出力が得られます: Name: Alice, Address: 123 Main St, Anytown USA, Phone Number: 555-1234 Name: Bob, Address: 456 Elm St, Anytown USA, Phone Number: 555-5678 これは、2つのエントリーが正常に作成され、住所録に追加され、正常に出力されていることを示しています。 Pikeにおいて、プログラムとクラスは同じであることが驚くかもしれません。つまり、Pikeではプログラムとクラスは同義語として使用されることがあります。 ファイル内のPikeプログラムはクラス定義であり、ファイルで定義されたメソッドはそのクラスのメソッドであり、グローバル変数(つまり、メソッドの外で定義された変数)はメンバ変数です。必要であれば、ファイル内のコードに暗黙的に「class {}」があると想像できます。 ただし、細かいクラスごとにそれぞれのファイルを用意しなければならないとなると面倒になるので、「class {}」の表記も用意されています。 person.pike: string name; int age; void create(string n, int a) { name = n; age = a; } void say_hello() { write("Hello, I'm " + name + ".\n"); } 見覚えがあるコードですが、class { } で囲まれていませんね。 Pikeのクラスとプログラムの関係は特異的ですが、類例としてはZigの構造体とプログラムの関係があります。 複素数は実数部と虚数部から成る数の形式ですが、Pikeには組み込みの複素数型がないため、独自のクラスを作成しました。 complex クラスは、実数部と虚数部をメンバ変数として持ち、加算、減算、乗算などの操作を行う演算子を提供しています。また、絶対値や文字列化も実装されています。 [http://tpcg.io/_O0WQDM complex.pike]: class complex { private float _real = 0.0; private float _imag = 0.0; float `real() { return _real; } float `imag() { return _imag; } void create(mixed real, mixed ... rest) { this::_real = (float) real; this::_imag = sizeof(rest) ? (float)rest[0] : 0.0; } // 加算メソッド complex `+(complex other) { return complex(real + other.real, imag + other.imag); } mixed ``+(mixed arg) { return complex((float)arg + real, imag); } // 減算メソッド complex `-(complex other) { return complex(real - other.real, imag - other.imag); } mixed ``-(mixed arg) { return complex((float)arg - real, -imag); } // 乗算メソッド complex `*(complex other) { float r = real * other.real - imag * other.imag; float i = real * other.imag + imag * other.real; return complex(r, i); } mixed ``*(mixed arg) { arg = (float)arg; return complex(arg * real, arg * imag); } // 絶対値 float `abs() { return sqrt(real * real + imag * imag); } // 文字列化 string _sprintf() { if (imag == 0.0) return sprintf("%O", real); if (real == 0.0) return sprintf("%Oi", imag); if (imag < 0.0) return sprintf("(%O - %Oi)", real, -imag); return sprintf("(%O + %Oi)", real, imag); } } int main() { complex c1 = complex(3.0, 4.0); complex c2 = complex(1.5, -1.0); write("complex(999.0, 0.0) = %O\n", complex(999.0, 0.0)); write("complex(0.0, 999.0) = %O\n", complex(0.0, 999.0)); write("complex(0.0, 0.0) = %O\n", complex(0.0, 0.0)); write("%O->real = %O\n", c1, c1->real); write("%O->imag = %O\n", c1, c1->imag); write("%O + %O = %O\n", c1, c2, c1 + c2); write("%O - %O = %O\n", c1, c2, c1 - c2); write("%O * %O = %O\n", c1, c2, c1 * c2); write("%O.abs = %O\n", c1, c1->abs); complex i = complex(0.0, 1.0); foreach (({ 3.0, 1, -2, "123" }), mixed x) { write("\ncomplex(%O) = %O\n", x, complex(x)); write("\t%O + %O = %O\n", x, i, x + i); write("\t%O - %O = %O\n", x, i, x - i); write("\t%O * %O = %O\n", x, i, x * i); } return 0; } 実行結果: complex(999.0, 0.0) = 999.0 complex(0.0, 999.0) = 999.0i complex(0.0, 0.0) = 0.0 (3.0 + 4.0i)->real = 3.0 (3.0 + 4.0i)->imag = 4.0 (3.0 + 4.0i) + (1.5 - 1.0i) = (4.5 + 3.0i) (3.0 + 4.0i) - (1.5 - 1.0i) = (1.5 + 5.0i) (3.0 + 4.0i) * (1.5 - 1.0i) = (8.5 + 3.0i) (3.0 + 4.0i).abs = 5.0 complex(3.0) = 3.0 3.0 + 1.0i = (3.0 + 1.0i) 3.0 - 1.0i = (3.0 - 1.0i) 3.0 * 1.0i = 3.0i complex(1) = 1.0 1 + 1.0i = (1.0 + 1.0i) 1 - 1.0i = (1.0 - 1.0i) 1 * 1.0i = 1.0i complex(-2) = -2.0 -2 + 1.0i = (-2.0 + 1.0i) -2 - 1.0i = (-2.0 - 1.0i) -2 * 1.0i = -2.0i complex("123") = 123.0 "123" + 1.0i = (123.0 + 1.0i) "123" - 1.0i = (123.0 - 1.0i) "123" * 1.0i = 123.0i このPikeのコードは、complex(複素数)クラスを定義し、複素数の演算や機能を実装しています。以下に各部分の解説をします。 まず、complexクラスの定義です。クラス内で使用されるプライベートな変数 _real と _imag が定義されています。 また、`real() メソッドと `imag() メソッドが定義され、それぞれ _real と _imag の値を返します。 次に、create() メソッドが定義されています。このメソッドは、コンストラクタの役割を果たします。 可変長引数を受け取り、最初の引数を実部 _real に、残りの引数(もし存在する場合)を虚部 _imag に代入します。 加算、減算、乗算の演算子メソッドが定義されています。例えば、+演算子に対して complex クラスのインスタンスとの加算を行うと、実部と虚部をそれぞれ足した結果の新しい complex インスタンスが返されます。また、+演算子に対して mixed 型(異なる型の加算も許容する)の引数を受け取る場合は、引数を実部として足し合わせた新しい complex インスタンスが返されます。 `absメソッドは、複素数の絶対値を返すためのメソッドです。絶対値は実部の二乗と虚部の二乗の和の平方根として計算されます。 _sprintf メソッドは、複素数を文字列として表示するためのフォーマットを提供します。 最後に、main 関数では、complexクラスのオブジェクトを作成し、それらの各メソッドを呼び出しています。 また、foreachループを使って、配列の各要素について complex オブジェクトを作成し、それらの加算、減算、乗算を計算しています。 継承は、既存のクラスを基盤として、新しいクラスを作成することができる仕組みです。継承により、既存のクラスのすべてのフィールドとメソッドを新しいクラスに引き継ぐことができます。また、新しいクラスには、継承元のクラスには存在しないフィールドやメソッドを追加することができます。これにより、より特化したクラスを作成することができます。 Pikeでは、クラス継承はinheritキーワードを使用して宣言されます。継承元のクラスは、inheritキーワードの後に指定されます。 図形を例にクラスの継承を解説します。 [http://tpcg.io/_QJLFP5 inherit.pike]: class point(int x, int y) { point move(int dx, int dy) { x += dx; y += dy; write("point::move\n"); return this; } string _sprintf() { return sprintf("point(%d, %d)", x, y); } } class shape { point location; void create(int x, int y) { location = point(x, y); write("shape::constructor\n"); } shape move(int x, int y) { location.move(x, y); write("shape::move\n"); return this; } string _sprintf() { return sprintf("location: %s", location->_sprintf()); } } class rectangle { inherit shape; int width; int height; void create(int x, int y, int width, int height) { ::create(x, y); this.width = width; this.height = height; write("rectangle::constructor\n"); } string _sprintf() { return sprintf("rectangle { %s, width: %d, height: %d }", ::_sprintf(), width, height); } } int main() { write("Create a rectangle!\n"); rectangle rct = rectangle(12, 32, 100, 50); write("rct = %O\n", rct); rectangle rct2 = rectangle(1, 2, 10, 150); write("rct = %O\n", rct); write("rct2 = %O\n", rct2); return 0; } まず、pointクラスが定義されています。このクラスは2次元の座標を表します。コンストラクタでx座標とy座標を受け取り、その値を保持します。moveメソッドは、座標を指定した量だけ移動させるためのメソッドです。内部でx座標とy座標を更新し、移動したことを表示します。また、_sprintfメソッドは、オブジェクトの文字列表現を返すための特殊なメソッドです。 次に、shapeクラスが定義されています。このクラスは図形を表すための基本クラスです。shapeクラスはpointオブジェクトを保持しており、その位置を表します。createメソッドは、指定された座標に新しいpointオブジェクトを作成し、locationに代入します。moveメソッドは、locationの座標を指定した量だけ移動させるためのメソッドです。内部でpointオブジェクトのmoveメソッドを呼び出しています。また、_sprintfメソッドは、オブジェクトの文字列表現を返すための特殊なメソッドです。 最後の、rectangleクラスが定義されています。このクラスはshapeクラスを継承しており、矩形を表します。createメソッドでは、親クラスのcreateメソッドを呼び出して位置を設定し、さらに幅と高さも設定します。_sprintfメソッドでは、親クラスの_sprintfメソッドを呼び出して親クラスの情報を表示し、それに続けて矩形固有の情報である幅と高さも表示します。 main関数では、実際にrectangleオブジェクトを作成し、操作結果を表示しています。最初にrctという名前の矩形オブジェクトを作成し、その次にrct2という別の矩形オブジェクトを作成しています。各オブジェクトの情報を表示しています。 時には、2つまたはそれ以上のクラスから継承したい場合があります。これはPike(およびC++)で動作しますが、Javaでは動作しません。ただ、複数の継承を記述すれば良いです。 class B { ... } class C { ... } class D { inherit B; inherit E; } の例では、すべてのオブジェクトのすべてのメソッドとメンバ変数に誰でもアクセスできました。 例えば、次のように年齢を減らすことが非常に簡単でした。 john->age -= 50; あれ?このjohnの年齢は30歳で、今はマイナス20歳になっている? 他のクラスからその変数に触れないように、メンバ変数 age へのアクセスを制御したいと思います。 このような用途のために、メソッドまたはメンバ変数の定義で、データ型の前に書かれるいくつかのアクセス修飾子があります。 例えば、人物の年齢はメンバ変数 age によって表されます。 int age; これを変更して、 private int age; とすると、同じクラス内のメソッドのみがその変数にアクセスできるようになります。 次のアクセス修飾子が存在します。 public:これがデフォルトで、任意のメソッドがメンバ変数にアクセスしたり、メソッドを呼び出したりできます。 private:メンバ変数またはメソッドが、同じクラス内のメソッドのみで利用可能であることを意味します。 static:このメンバ変数またはメソッドは、同じクラス内のメソッドおよびサブクラスのメソッドのみが使用できます(Pikeの static は、C++の static とまったく同じ意味ではなく、代わりに C++の protected に似ています)。 local:このメソッドがサブクラスのメソッドによってオーバーライドされていても、このクラスのメソッドはこのメソッドを使用し続けます。 final:サブクラスがこのメソッドを再定義できないようにします。 クラスにコンストラクタ(つまり、create という名前のメソッド)がある場合、これを static に宣言することが良いアイデアです。 それはオブジェクトの構築中にのみ呼び出されるべきであり、static でない場合、継承に関連するいくつかの型の不整合が生じる可能性があります。 Pikeでは、ファイルI/Oに Stdio オブジェクトを使います。 int main() { constant fname = "/etc/hosts"; string|int buff = Stdio.read_file(fname); if (intp(buff)) { Stdio.perror(fname); return 1; } write(buff); return 0; } このPikeのコードは、ファイル "/etc/hosts" を読み込み、その中身を標準出力に出力するプログラムです。 まず、string型の変数 fname に "/etc/hosts" というファイルのパスを代入しています。次に、Stdio モジュールの read_file() 関数を使って、fname に指定されたファイルを読み込んでいます。読み込んだ結果は、string|int型の変数 buff に代入されます。 string|int 型とは、string 型または int 型のいずれかの値が代入可能な型です。これは read_file() 関数が、ファイルの読み込みに成功した場合はファイルの内容を string 型で返し、失敗した場合は 0 を返すためです。エラーが発生した場合、intp() 関数を使って buff の型が int 型であることを確認し、Stdio.perror() 関数を使ってエラーの詳細を標準エラー出力に出力した後、プログラムは終了します。 読み込みに成功した場合、write() 関数を使って、buff の内容を標準出力に出力します。最後に、プログラムは終了します。 このコードは、システムファイル "/etc/hosts" の中身を表示するために使用されます。ただし、root権限が必要な場合があるため、注意が必要です。 int main() { constant fname = "sample.txt"; int cnt; int|array err = catch { cnt = Stdio.write_file(fname, "TEST TEXT"); }; if (arrayp(err)) { write(err[0]); return 2; } string|int buff = Stdio.read_file(fname); if (intp(buff)) { Stdio.perror(fname); return 1; } write(buff); return 0; } このプログラムは、ファイルの書き込みと読み込みを行い、それが正常にできたかどうかをチェックします。 まず、main()関数が定義されています。 次に、string fname = "sample.txt";でファイル名を指定し、int cnt;で書き込んだバイト数を格納する変数を宣言します。 また、エラーが発生した場合のエラーメッセージを格納する変数int|array errを宣言しています。 この変数は、catchによって例外が発生した場合に、理由とスタックトレースが格納されます。 catchのブロック内では、Stdio.write_file関数を使用して、指定されたファイルにテキストを書き込みます。 catchブロックの外側で、arrayp関数を使用して、err変数の型が配列であるかどうかをチェックします。 もし配列であれば、エラーメッセージを出力し、return 2;でプログラムを終了します。 次に、string|int buff = Stdio.read_file(fname);で、指定されたファイルからテキストを読み込んで、読み込んだテキストをstring型の変数buffに格納します。 もし読み込みに失敗した場合は、intp関数を使用して、buff変数の型が整数型であるかどうかをチェックします。 整数型であれば、Stdio.perror(fname);でエラーメッセージを出力し、return 1;でプログラムを終了します。 最後に、読み込んだテキストをwrite(buff);で出力し、return 0;でプログラムを正常に終了します。 array __attribute__ auto break case catch class constant continue default __deprecated__ do else enum extern final float for foreach __func__ function gauge global if import inherit inline int lambda local mapping mixed multiset object optional predef private program protected public return sscanf static _Static_assert string switch typedef typeof __unknown__ __unused__ variant void __weak__ while エラトステネスの篩を、若干 Pike らしく書いてみました。 エラトステネスの篩: // eratosthenes関数はエラトステネスの篩を使ってnまでの素数を見つけます。 array(int) eratosthenes(int n) { // sieve配列を初期化し、全ての数を素数と仮定します。 array sieve = allocate(n + 1, true); sieve[0] = false; // 0は素数ではない sieve[1] = false; // 1は素数ではない // エラトステネスの篩を実行します。 foreach (sieve; int i; int prime) { if (prime) { // 素数iの倍数を篩い落とします。 for (int j = i * i; j < sizeof(sieve); j += i) { sieve[j] = false; } } } // 素数を抽出します。 array(int) primes = ({}); foreach (sieve; int i; mixed prime) { if (prime) { primes += ({ i }); } } return primes; } int main() { // eratosthenes関数を使って100までの素数を求めます。 array(int) primes = eratosthenes(100); // 結果を出力します。 foreach (primes, int prime) write(prime + " "); write("\n"); } 実行結果: 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97 最大公約数と最小公倍数を、若干 Pike らしく書いてみました。 int gcd2(int m, int n) { return n == 0 ? m : gcd2(n, m % n); } int gcd(int ... ints) { return Array.reduce(lambda(int x, int y){ return gcd2(x, y); }, ints); } int lcm2(int m, int n) { return m * n / gcd2(m, n); } int lcm(int ... ints) { return Array.reduce(lambda(int x, int y){ return lcm2(x, y); }, ints); } int main() { write("gcd2(30, 45) => %O\n", gcd2(30, 45)); write("gcd(30, 72, 12) => %O\n", gcd(30, 72, 12)); write("lcm2(30, 72) => %O\n", lcm2(30, 72)); write("lcm(30, 42, 72) => %O\n", lcm(30, 42, 72)); return 0; } 実行結果: gcd2(30, 45) => 15 gcd(30, 72, 12) => 6 lcm2(30, 72) => 360 lcm(30, 42, 72) => 2520 二分法を、若干 Pike らしく書いてみました。 二分法: // bisectionは関数fが0に等しくなる実数xを二分法で検索します。 // lowとhighは関数fの値が0より小さい範囲の下限と上限です。 // xは現在の中点です。 // fxは関数fのxの値です。 float bisection(float low, float high, function(float:float) f) { float x = (low + high) / 2.0; float fx = f(x); if (abs(fx) < 1.0e-10) return x; if (fx < 0.0) low = x; else high = x; return bisection(low, high, f); } int main(){ write("%.16f\n", bisection(0.0, 3.0, lambda(float x) { return x - 1.0; })); write("%.16f\n", bisection(0.0, 3.0, lambda(float x) { return x*x - 1.0; })); } 実行結果: 0.9999999999417923 1.0000000000291038 旧課程(-2012年度)高等学校数学B/数値計算とコンピューター#2分法の例を Pike に移植しました。 Pikeに関する情報やリソースを見つけることは、他の一般的なプログラミング言語と比較して少ないかもしれませんが、いくつかの有用なリソースがあります。 以下は、Pikeに関する情報を見つけるためのいくつかのリソースです: Pike 公式ウェブサイト: Pike言語の公式ウェブサイトには、言語のドキュメントやチュートリアル、リファレンスが提供されています。また、最新のリリースやコミュニティに関する情報も入手できます。 Pikeドキュメント: Pikeの公式ウェブサイトには、言語のドキュメントが提供されており、言語の機能や構文に関する詳細な情報を得ることができます。 Pikeソースコードのリポジトリ: Pikeのソースコードはオープンソースで、GitHubのリポジトリで利用可能です。ソースコードを調査することで、言語の実装や最新の開発について学ぶことができます。
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学年は5年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。
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聖書に全部で11回出てくる(ヨシュア記77、士師記622、列王紀下65、エレミア書16、410、1413、 3217、エゼキエル書414、 98、 1113、 2049)。 ‏ אֲהָהּ ‎ 'ahāh 「ああ!」。おそれの間投詞。最後の ‏ה‎ にはマッピークがあるので、アハーではなく、アハーハと発音する。 ‏ אֲדֹנָי ‎ 'adōnāy 「主」。ヤハウェにのみ用いる。その他の場合は ‏ אָדוֹן ‎ ādōn。語尾の ‏ ־ׇי ‎ āy が元来何を意味したかについては、研究者の間で意見が分かれる。主に、1. 意味を強める接尾辞 afformative -ay から(例えば人名 ‏ הַגַּי ‎ haggay < ‏ הַג ‎)、2. ‏ אֲדֹנִי ‎ adōnī 「わが主」から(単数 ‏ אָדוֹן ‎ に一人称単数の接尾代名詞が付いた形。接尾代名詞がつくと、語調が変わり、‏ אָדוֹן ‎ の母音字ワウが落ちるのが普通)、3. ‏ אֲדֹנַי ‎ adōnay 「わが主」から( ‏ אָדוֹן ‎ の複数形 ‏ אֲדֹנִים ‎ に一人称単数の接尾代名詞が付いた形。この場合の複数は、‏ אֱלֹהִים ‎ elōhīm 「神々」→「神」と同様、尊厳の複数)、と三通りの説明がある。確かなことはわからない。ともあれ、‏ אָדוֹן ‎ がヤハウェに用いられるとき、いつからかユダヤ人は ‏ אֲדֹנָי ‎ と発音し、他の場合と区別した。 ‏ יְהוִה ‎「ヤハウェ」。‏ יהוה ‎ は古代イスラエルの神名。ユダヤ人は十戒の第三戒(出エジプト記207)に従って、‏ יהוה ‎ の名を口にしなかった。聖書本文に ‏ יהוה ‎ の名が出るときは、普通、‏אֲדֹנָי ‎ adōnāy と発音した。そのために ‏ יְהוָה ‎ と母音記号がつけられた(‏־ֲ‎が‏־ְ‎になっているのは、‏־ֲ‎ は、通常、‏א‎、‏ה‎、‏ח‎、‏ע‎ の四つの喉音にしかつかないから)。ところが ‏ אֲדֹנָי ‎ が ‏ יהוה ‎ の前に来る場合には、adōnāy adōnāy と二重になってしまう。そこで、このような場合には ‏ יהוה ‎ を ‏ אֱלֹהִים ‎ と読んだ。従って、‏ יהוה ‎ の母音が ‏ יְהֹוִה ‎ もしくは ‏ יְהוִה ‎ となる(‏־ֱ‎ が ‎־ְ‎ となる理由は ‏ ־ֲ ‎ が ‏ ־ְ ‎ となる場合と同じ)。なお、この問題についてはこちらを参照。‏ יהוה ‎ が何故ヤハウェ(Yahweh) なのかについては、いずれ説明する機会があると思う。 我々は、人生の歩みにおいて、幾度となく「ああ、主よ」と叫びたくなることがある。
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法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>第1編 総則 (コンメンタール会社法)>>会社法第5条 (商行為) 第5条 会社の行為は商行為と推定され,これを争う者において当該行為が当該会社の事業のためにするものでないこと,すなわち当該会社の事業と無関係であることの主張立証責任を負う。 会社の貸付けが当該会社の代表者の情宜に基づいてされたものとみる余地があっても,それだけでは当該会社の事業と無関係であることの立証がされたということはできず,他にこれをうかがわせるような事情が存しない以上,当該貸付けに係る債権は,商行為によって生じた債権に当たる。 ---- {{前後 |会社法 |第1編 総則 第1章 通則 |会社法第4条(住所) |会社法第6条(商号) 005
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前)(次) (有害業務従事者等の安全衛生教育) 第60条の2 事業者は、前2条に定めるもののほか、その事業場における安全衛生の水準の向上を図るため、危険又は有害な業務に現に就いている者に対し、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行うように努めなければならない。 厚生労働大臣は、前項の教育の適切かつ有効な実施を図るため必要な指針を公表するものとする。 厚生労働大臣は、前項の指針に従い、事業者又はその団体に対し、必要な指導等を行うことができる。 技術革新の進展に伴う新規の機械等の導入や作業態様の変化等に対応して、危険又は有害な業務に現に就いている者が、特別教育に限らず、新たな知識、技能を取得することができるようにするため、事業者は、これらの者に対し、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行うように努めなければならないこととしたこと。また、労働大臣は、この教育の適切かつ有効な実施を図るため必要な指針を公表することとしたこと。 60-2
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前)(次) 第159条 159
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法学>民事法>不動産登記法>コンメンタール不動産登記法 (表題部所有者の更正の登記等) 第33条 33
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< 中国語 青山華湖 拼音(ピンイン)とは、中華人民共和国の定めた、発音の表記法である。 1955~1957年、「中国文字改革委員会」が、「漢語拼音方案委員会」を設立し、研究に乗り出した。 1958年2月11日,全国人民代表大会がこれを公布した。 1982年、国際標準化機構がピンインを中国語の国際的な表記法に定めた。 Vは外来語・少数民族の言語・方言を書くときにしか使われない。字母の書き方はラディ字母の一般な書き方の通りである。 韻母は母音である。中国語の母音はa o e i u üの六つがある。 声調記号は主要な母音の上につく。軽声は表記しない。 例えば: 漢字の読音を表わす時、省略のために、zh、ch、shはẑ、ĉ、ŝにしてもよい。[いま稀な] ⑴“知、蚩、詩、日、資、雌、思”(zh、ch、sh、r、z、c、s)の韻母は i [ɻ̩][ɹ̩]、zhi、chi、shi、ri、zi、ci、si を書きます。 ⑵韻母ㄦは er と書く、韻の尾を使う時は r 。例えば:“兒童“ értóng、“花兒” huār。 ⑶韻母ㄝ独立用は ê 。 ⑷ i 段の韻母の前に声母がいないならyi(衣)、ya(呀),ye(耶)、yao(腰)、you(憂)、yan(烟)、yin(因)、yang(央)、ying(英)、yong(雍)になる。u 段の韻母の前に声母がいないなら wu(烏)、wa(蛙)、wo(窩)、wai(歪)、wei(威)、wan(弯)、wen(温)、wang(汪)、weng(翁)になる。ü 段の韻母の前に声母がいないなら yu(迂)、yue(約)、yuan(冤)、yun(暈)(ü の上の点が省略)ü 段の韻母と声母 j,q,x つくなら ju(居)、qu(区)、xu(虚)、ü の上の点が省略;でもと声母 n,l つくなら、nü(女),lü(呂)でつく。 ⑸ iou、uei、uen の前に声母がある時は、 iu、ui、un に省略し。例えば:niu(牛)、gui(帰)、lun(論)。 ⑹注音の時,スペルを短くするために,ng は ŋ とつく。[いま稀な] a、o、e 開始の音節は他の音節の後ろに接続されている、音節の限界が混同されている場合は、音分離記号(')で区切ります。例えば pí'ǎo(皮襖)。 中華人民共和国《漢語拼音方案》1958年2月11日(昭和33年) ひんいん
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(定義) 第2条 自己のために自動車を運行の用に供する者の損害賠償の責任については、前条の規定によるほか、民法(明治29年法律第89号)の規定による。 ---- {{前後 |自動車損害賠償保障法 |第2章 自動車損害賠償責任 |自動車損害賠償保障法第3条(自動車損害賠償責任) |自動車損害賠償保障法第5条(責任保険又は責任共済の契約の締結強制) 04
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ページの作成:「法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第2編 商行為 (コンメンタール商法) ;第583条 : 前条の規定は、荷受人が運送品の受取を拒み、又はこれを受け取ることができない場合について準用する。この場合において、同条第2項中「運送人が」とあるのは「運送人が、荷受人に対し相当の期間を定めて運送品の受取を催告し、かつ、そ…」
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proptereā(前置詞 propter + 指示代名詞・女性・単数・奪格 eā) proptereā は、quod 以下の理由文の前触れとなる。 『ガリア戦記』 で、とりわけ 第1巻で多用される表現である。 (1巻1節3項) (1巻3節6項)
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法学>刑法>コンメンタール暴力行為等処罰ニ関スル法律 【常習的傷害・暴行・脅迫・毀棄】 第1条の3 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 ---- {{前後 |暴力行為等処罰法 | |第1条の2【加重傷害】 |第2条【集団的、常習的面会強請・強談威迫】 1の3
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} ログ]) ページ、履歴およびログへのリンクを生成するテンプレートです。 と入力します。 なら、 と表示されます。 それぞれの名前空間のページに関して、以下のテンプレートをお使い下さい。 , Portal名前空間のページ: P 名前空間のページ: Lts ページ): Ptalk
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ラテン語 > 名詞 ラテン語の名詞は、数量を表す数 (numerus)と文法的役割を表す格 (cāsus) によって語形を変える。これを曲用あるいは格変化 (dēclīnātiō) という。数には、単数 (singulāris) と複数 (plūrālis) があるが、古典ギリシア語のような双数はない。格には、主格 (nōminātīvus)・呼格 (vōcātīvus)・属格 (genitīvus)・与格 (datīvus)・対格 (accūsātīvus)・奪格 (ablātīvus) ・地格 (locātīvus) の 7 つがあるが、呼格は大体において主格と同形であり、地格についてはこの格を持っている語自体が稀であるため、実質的に憶えるべき格は他の 5 つである。よって一つの名詞につき、2 (数) × 5 (格) = 10 通りもの形を憶えなくてはならない。 しかし、ラテン語の格変化はおおよそ規則的であり、大別して 5 種類の変化がある。よって、典型的なものについて 10 個の形さえ憶えておけば、他の名詞についても、単数主格と単数属格さえ分かれば、語幹と格変化の種類が明らかとなるため、他の形が類推できる。このため、辞書の見出しなどでは、この 2 つの形のみが併記されており、また、見出しに二語が並んでいれば、その単語は明らかに名詞である(ただし、 2 種類の属格を持つ場合や、 2 種類の格変化を許す場合は、その旨も併記される)。 なお、名詞には性 (genus) がある。名詞に係る形容詞は、数・格・性の 3 つを名詞のそれらと一致させる必要(性数格の一致)があるため、性も憶えておく必要がある。性には、男性 (masculīnum)・女性 (fēminīnum)・中性 (neutrum) の 3 つがあり、原則としてはそのいずれか 1 つが当てはまるが、語によっては、男性形と女性形の 2 種類の語形をもつものがあり(人名、職業名など)、また逆に男性形と女性形が同じ語形のものもある。なお、中性は、スペイン語、イタリア語、フランス語などでは他の性に吸収されて消滅してしまったが、ドイツ語やロシア語などでは現在でも残っている。
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法学>コンメンタール>コンメンタール都市計画法 (許可申請の手続) 第30条 前条第1項又は第2項の許可(以下「開発許可」という。)を受けようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書を都道府県知事に提出しなければならない。 ---- {{前後 |都市計画法 |第3章 都市計画制限等 第1節 開発行為等の規制 |都市計画法第29条(開発行為の許可) |都市計画法第31条(設計者の資格) 30
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外国為替に関する省令(最終改正:平成二一年一〇月一日財務省令第六六号)の逐条解説書。
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コンメンタール>コンメンタール刑事>コンメンタール売春防止法 売春防止法(最終改正:平成一九年六月一五日法律第八八号)の逐条解説書。
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意匠法第60条の4 手数料についての手続に関する規定の準用について規定する。 (意匠登録出願に関する規定の準用) 第60条の4 第68条第2項において準用する第18条第1項の規定は、国際登録出願に準用する。 国際登録出願も当然に出願手数料の納付が必要となるが(67条1項4号、手数料令3条1項4号)、この出願手数料を納付しない場合、特許庁長官が、補正命令を発し(準特17条3項3号)、それにも応じないときには国際登録出願を却下できる(準特18条1項)ようにするものである。 {{前後 |意匠法 |第6章の2 ジュネーブ改正協定第1節 国際登録出願 |60条の3 |60条の5
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(日本税理士会連合会) 第49条の13 全国の税理士会は、日本税理士会連合会を設立しなければならない。 日本税理士会連合会は、税理士及び税理士法人の使命及び職責にかんがみ、税理士及び税理士法人の義務の遵守及び税理士業務の改善進歩に資するため、税理士会及びその会員に対する指導、連絡及び監督に関する事務を行い、並びに税理士の登録に関する事務を行うことを目的とする。 日本税理士会連合会は、法人とする。 税理士会は、当然、日本税理士会連合会の会員となる。 (日本税理士会連合会) 第49条の14 全国の税理士会は、日本税理士会連合会を設立しなければならない。 日本税理士会連合会は、税理士の使命及び職責にかんがみ、税理士の義務の遵守及び税理士業務の改善進歩に資するため、税理士会及びその会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とする。 日本税理士会連合会は、法人とする。 税理士会は、当然、日本税理士会連合会の会員となる。 本条は、日本税理士会連合会について規定している。
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法学>民事法>商法>コンメンタール商法>第3編 海商 (コンメンタール商法) (船舶共有者の持分の売渡しの請求等) 第700条 船舶共有者の持分の移転又は国籍の喪失により船舶が日本の国籍を喪失することとなるときは、他の船舶共有者は、相当の対価でその持分を売り渡すことを請求し、又は競売に付することができる。 2018年改正により、文言現代化の上、商法第702条より移動。 2018年改正前には、本条には以下の条項があったが、文言現代化の上、商法第698条に移動。 ---- {{前後 |商法 |第3編 海商 第1章 船舶 第2節 船舶の所有 第2款 船舶の共有 |商法第699条(船舶管理人の義務) |商法第701条(船舶賃貸借の対抗力) 700 700 700
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法学>民事法>コンメンタール不動産登記法>コンメンタール不動産登記令>コンメンタール不動産登記規則 (補正) 第60条 ---- {{前後 |不動産登記規則 |第3章 登記手続 第1節 総則 第4款 受付等 |不動産登記規則第59条(登記官による本人確認) |不動産登記規則第61条(登記識別情報の定め方) 60
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法学>民事法>コンメンタール人事訴訟法 第14条 前項ただし書の場合には、成年後見監督人が、成年被後見人のために訴え、又は訴えられることができる。 新法制定に伴い以下の条項を継承。 夫婦の一方が禁治産者なるときは後見監督人は禁治産者の為めの離婚に付き訴へまたは訴へらるることを得。 前項の規定は後見人が禁治産者の配偶者に非ざるときは之を通用せず。この場合に於いては後見人は禁治産者の為めの離婚に付き訴へまたは訴へらるることを得。 後見監督人または後見人が禁治産者の法定代理人としてその離婚訴訟を遂行することを認めたものではなく、その職務上の地位に基き禁治産者のため当事者として右訴訟を遂行しうることを認めた規定と解すべきである。 ---- {{前後 |人事訴訟法 |第1章 総則 第3節 当事者 |人事訴訟法第13条(人事訴訟における訴訟能力等) |人事訴訟法第15条(利害関係人の訴訟参加) 14
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(デシジョンテーブルより) The four quadrants Conditions Condition alternatives Actions Action entries Printer troubleshooter Rules Conditions Printer does not print Y Y Y Y N N N N A red light is flashing Y Y N N Y Y N N Printer is unrecognized Y N Y N Y N Y N Actions Check the power cable     X           Check the printer-computer cable X   X           Ensure printer software is installed X   X   X   X   Check/replace ink X X     X X     Check for paper jam   X   X
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コンメンタール>労働基準法 (労働時間等に関する規定の適用除外:高度プロフェッショナル制度) 第41条の2 賃金、労働時間その他の当該事業場における労働条件に関する事項を調査審議し、事業主に対し当該事項について意見を述べることを目的とする委員会(使用者及び当該事業場の労働者を代表する者を構成員とするものに限る。)が設置された事業場において、当該委員会がその委員の5分の4以上の多数による議決により次に掲げる事項に関する決議をし、かつ、使用者が、厚生労働省令で定めるところにより当該決議を行政官庁に届け出た場合において、第2号に掲げる労働者の範囲に属する労働者(以下この項において「対象労働者」という。)であつて書面その他の厚生労働省令で定める方法によりその同意を得たものを当該事業場における第1号に掲げる業務に就かせたときは、この章で定める労働時間、休憩、休日及び深夜の割増賃金に関する規定は、対象労働者については適用しない。ただし、第3号から第5号までに規定する措置のいずれかを使用者が講じていない場合は、この限りでない。 イ使用者との間の書面その他の厚生労働省令で定める方法による合意に基づき職務が明確に定められていること。 ロ労働契約により使用者から支払われると見込まれる賃金の額を1年間当たりの賃金の額に換算した額が基準年間平均給与額(厚生労働省において作成する毎月勤労統計における毎月きまつて支給する給与の額を基礎として厚生労働省令で定めるところにより算定した労働者一人当たりの給与の平均額をいう。)の3倍の額を相当程度上回る水準として厚生労働省令で定める額以上であること。 対象業務に従事する対象労働者の健康管理を行うために当該対象労働者が事業場内にいた時間(この項の委員会が厚生労働省令で定める労働時間以外の時間を除くことを決議したときは、当該決議に係る時間を除いた時間)と事業場外において労働した時間との合計の時間(第5号ロ及びニ並びに第6号において「健康管理時間」という。)を把握する措置(厚生労働省令で定める方法に限る。)を当該決議で定めるところにより使用者が講ずること。 対象業務に従事する対象労働者に対し、1年間を通じ104日以上、かつ、4週間を通じ4日以上の休日を当該決議及び就業規則その他これに準ずるもので定めるところにより使用者が与えること。 対象業務に従事する対象労働者に対し、次のいずれかに該当する措置を当該決議及び就業規則その他これに準ずるもので定めるところにより使用者が講ずること。 イ労働者ごとに始業から24時間を経過するまでに厚生労働省令で定める時間以上の継続した休息時間を確保し、かつ、第37条第4項に規定する時刻の間において労働させる回数を1箇月について厚生労働省令で定める回数以内とすること。 ロ健康管理時間を1箇月又は3箇月についてそれぞれ厚生労働省令で定める時間を超えない範囲内とすること。 ハ1年に1回以上の継続した2週間(労働者が請求した場合においては、1年に2回以上の継続した1週間)(使用者が当該期間において、第39条の規定による有給休暇を与えたときは、当該有給休暇を与えた日を除く。)について、休日を与えること。 ニ健康管理時間の状況その他の事項が労働者の健康の保持を考慮して厚生労働省令で定める要件に該当する労働者に健康診断(厚生労働省令で定める項目を含むものに限る。)を実施すること。 対象業務に従事する対象労働者の健康管理時間の状況に応じた当該対象労働者の健康及び福祉を確保するための措置であつて、当該対象労働者に対する有給休暇(第39条の規定による有給休暇を除く。)の付与、健康診断の実施その他の厚生労働省令で定める措置のうち当該決議で定めるものを使用者が講ずること。 対象業務に従事する対象労働者からの苦情の処理に関する措置を当該決議で定めるところにより使用者が講ずること。 使用者は、この項の規定による同意をしなかつた対象労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならないこと。 前項の規定による届出をした使用者は、厚生労働省令で定めるところにより、同項第4号から第6号までに規定する措置の実施状況を行政官庁に報告しなければならない。 第38条の4第2項、第3項及び第5項の規定は、第1項の委員会について準用する。 第1項の決議をする委員は、当該決議の内容が前項において準用する第38条の4第3項の指針に適合したものとなるようにしなければならない。 行政官庁は、第3項において準用する第38条の4第3項の指針に関し、第1項の決議をする委員に対し、必要な助言及び指導を行うことができる。 高度プロフェッショナル制度 2018年改正により創設。 法第41条の2第1項の規定による届出は、様式第14号の2により、所轄労働基準監督署長にしなければならない。 法第41条の2第1項各号列記以外の部分に規定する厚生労働省令で定める方法は、次に掲げる事項を明らかにした書面に対象労働者(同項に規定する「対象労働者」をいう。以下同じ。)の署名を受け、当該書面の交付を受ける方法(当該対象労働者が希望した場合にあつては、当該書面に記載すべき事項を記録した電磁的記録の提供を受ける方法)とする。 法第41条の2第1項第1号の厚生労働省令で定める業務は、次に掲げる業務(当該業務に従事する時間に関し使用者から具体的な指示(業務量に比して著しく短い期限の設定その他の実質的に当該業務に従事する時間に関する指示と認められるものを含む。)を受けて行うものを除く。)とする。 法第41条の2第1項第2号イの厚生労働省令で定める方法は、使用者が、次に掲げる事項を明らかにした書面に対象労働者の署名を受け、当該書面の交付を受ける方法(当該対象労働者が希望した場合にあつては、当該書面に記載すべき事項を記録した電磁的記録の提供を受ける方法)とする。 法第41条の2第1項第2号ロの基準年間平均給与額は、厚生労働省において作成する毎月勤労統計(以下「毎月勤労統計」という。)における毎月きまつて支給する給与の額の1月分から12月分までの各月分の合計額とする。 法第41条の2第1項第2号ロの厚生労働省令で定める額は、1075万円とする。 法第41条の2第1項第3号の厚生労働省令で定める労働時間以外の時間は、休憩時間その他対象労働者が労働していない時間とする。 法第41条の2第1項第3号の厚生労働省令で定める方法は、タイムカードによる記録、パーソナルコンピュータ等の電子計算機の使用時間の記録等の客観的な方法とする。ただし、事業場外において労働した場合であつて、やむを得ない理由があるときは、自己申告によることができる。 法第41条の2第1項第5号イの厚生労働省令で定める時間は、11時間とする。 法第41条の2第1項第5号イの厚生労働省令で定める回数は、4回とする。 法第41条の2第1項第5号ロの厚生労働省令で定める時間は、1週間当たりの健康管理時間(同項第3号に規定する健康管理時間をいう。以下この条及び次条において同じ。)が40時間を超えた場合におけるその超えた時間について、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める時間とする。 法第41条の2第1項第5号ニの厚生労働省令で定める要件は、1週間当たりの健康管理時間が40時間を超えた場合におけるその超えた時間が1箇月当たり80時間を超えたこと又は対象労働者からの申出があつたこととする。 法第41条の2第1項第5号ニの厚生労働省令で定める項目は、次に掲げるものとする。 法第41条の2第1項第6号の厚生労働省令で定める措置は、次に掲げる措置とする。 健康管理時間が一定時間を超える対象労働者に対し、医師による面接指導(問診その他の方法により心身の状況を把握し、これに応じて面接により必要な指導を行うことをいい、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)第66条の8の4第1項の規定による面接指導を除く。)を行うこと。 対象労働者の勤務状況及びその健康状態に応じて、代償休日又は特別な休暇を付与すること。 対象労働者の心とからだの健康問題についての相談窓口を設置すること。 対象労働者の勤務状況及びその健康状態に配慮し、必要な場合には適切な部署に配置転換をすること。 産業医等による助言若しくは指導を受け、又は対象労働者に産業医等による保健指導を受けさせること。 法第41条の2第1項第10号の厚生労働省令で定める事項は、次に掲げるものとする。 常時50人未満の労働者を使用する事業場である場合には、労働者の健康管理等を行うのに必要な知識を有する医師を選任すること。 使用者は、イからチまでに掲げる事項に関する対象労働者ごとの記録及びリに掲げる事項に関する記録を第1号の有効期間中及び当該有効期間の満了後五年間保存すること。 法第41条の2第2項の規定による報告は、同条第1項の決議が行われた日から起算して6箇月以内ごとに、様式第14号の3により、所轄労働基準監督署長にしなければならない。 法第41条の2第2項の規定による報告は、健康管理時間の状況並びに同条第1項第4号に規定する措置、同項第5号に規定する措置及び同項第6号に規定する措置の実施状況について行うものとする。 第24条の2の4の規定は、法第41条の2第1項の委員会について準用する。 ---- {{前後 |労働基準法 |第4章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇 |労働基準法第41条(労働時間等に関する規定の適用除外) |労働基準法第42条労働者の安全及び衛生 041の2 041の2
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小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校公民>高等学校公共>地方自治と住民の生活Ⅰ 小学校・中学校・高等学校の学習>高等学校の学習>高等学校公民>高等学校政治経済>地方自治と住民の生活Ⅰ 本節から、地方自治の講義に入ります。 集権型・融合型・内務省・山県有朋の地方制度改革・官選知事 本項は、日本の地方制度(江戸時代~第2次世界大戦まで)を見ていきます。公民の教科書は、あっさりとしか記述していません。 ★日本の地方制度(江戸時代~第2次世界大戦まで) 直轄地(天領)以外の地域は、各藩に統治を任せていました(封建制)。また、幕府・諸藩の統治を受けて、各集落にある程度の自治を認めていました。なぜなら、当時の幕府・諸藩の実務能力では、城下町の支配しか行えなかったからです。その結果、地方名望家(名主・庄屋)に農村部の自治を任せました。 [1]府県の設置 明治政府は、戊辰戦争で旧幕府軍を倒しました。しかし、当時は、藩に課税や自国軍の編成を任せていました。そのため、明治政府の統治権限は当時大きく制限されていました。一方、世界は帝国主義体制に移行したので、日本の指導者達もその流れに従わなければならないと考えていました。そこで、数年間、中央集権体制が強く後押しされました。まず、各藩の統治では、日本全国を支配出来ません。1869年、明治政府は藩を解体して、直接税を集めて、軍を編成しました(版籍奉還)。しかし、版籍奉還では、旧藩主の殿様をそのまま知藩事として任命していたので、何も変わりません。そこで、1871年、廃藩置県がすぐに行われました。廃藩置県以降、中央政府から各都道府県に府知事を派遣して、県令を定めました。しかし、廃藩置県を行っても旧藩の領域をそのまま治めていました。そのため、府県数は3府322県もあります。随分経ってから、現在の47都道府県に近い区割りへ変わりました。1872年から1973年にかけて、府県に「大区小区制」を置きました。大区の長(区長)と小区の長(戸長)に分かれました。 [2]内務省の設置 また、明治新政府の中央行政機構は何度も再編され、内政担当の機関も分かれました。そこで、1873年になると、内務省(初代内務卿:大久保利通)と府県が地方行政の基本的な仕組みを築きました。なお、内務省は地方行政のような内政事務を扱うために作られました。そのため、内務大臣は地方自治体の権限を自由に動かせました。内務大臣は知事を自由に選べ、その知事は公務員や市町村長の懲戒処分権も持っていました。知事は、地方自治体に目を配っていました。さらに、国は地方議会の解散も行えました。 明治維新時代の地租改正・徴兵令・学制などの政策は、当時の社会制度を大きく変えました。そのため、地方の不満と反対運動が起こりました。特に、古い町村は地方自治の新しい制度を好ましく思っていません。そのため、各地で反対運動が起こりました。 そこで、明治政府は大久保利通内務卿を中心に、地方の不満をなくすため、三新法(郡区町村編制法・府県会規則・地方税規則)を1878年に定めました。以降、県議会の制度化と地方税制の整備が行われました。1880年、区町村会法を定め、地方自治の拡大を目指しました。しかし、紀尾井坂の変で大久保利通が暗殺されると、大久保利通中心の地方行政も終わりました。 [1]背景 1881年、国会開設の勅論が出されました。その後、明治政府は憲法発布と国会開設の準備を進めました。大久保利通が暗殺されると、山県有朋が地方の統括者になりました。山形有朋は、地方制度の整備をするために、お雇い外国人アルベルト・モッセの意見を参考にします。 詳しく説明すると、「市制・町村制」は1888年に設けられました。また、市町村は市町村会(現在の市町村議会)を設け、条例制定権を持たせました。また、1890年、「郡制・府県制」を導入して、郡を地方公共団体としました。その結果、郡(農村部)と市(都市部)に区別しました。「郡制・府県制」は、プロイセン型の地方自治制度をそのまま導入しています。戦争が終わるまで「郡制・府県制」を継続しました。当時の府県・市町村は、首長・議会・参事会(執行機関)の3つでまとめられていました。 [2]公民と住民 日本国民は、市民と公民に分けられます。また、府県会・群会・市会・町村会は制限選挙で選ばれました。なお、公民は、直接国税(地租)2円以上払う満25歳以上の日本人男性をいいます。公民(名望家層)以外は選挙権を持ちません。当時の選挙は義務でした。そのため、この時期の投票率は現代と比べて高い投票率を誇っていました。 [3]町村制 町村は自由選挙の町村会が設けられました。町村会が町村長を選んでいました(間接選挙)。また、町村長は町村会議長も兼ねていました。町村は、府県と郡から二重に確認されました。町や村は、古くから地域意識が強く、その分反発しやすくなっていました。実際、郡部で多くの反政府運動が起きました。 [4]市制 戦前の三大都市は、東京・京都・大阪でした。1900年まで、市長と助役は三大都市に置かれていません。当時、知事が市長を兼任して、府の書記官が助役を兼任していました。市会は3大都市以外の市に設けられました。かつて、市会から3人の候補者を推薦してから、内務大臣と天皇が市長を選びました。1926年から、市会議員(市議会議員)は公民の直接選挙で選ばれました。そして、市議会が市会議員の中から市長を選びました(間接選挙)。市参事会(市長・市会選任の助役1名・名誉参事職員6名)が市の執行機関として設けました。なお、参事会は町村に設けられていません。このため、都市は町村と比べて自治権もかなり制限されました。 ファイル:町村制(1888).jpg|町村制 ファイル:市制(1888).jpg|市制 [5]郡制 郡役所と郡会が郡に置かれ、国の地方行政機関と同じでした。郡長は内務省から選ばれ、郡会議長を兼任しました(官選群長)。郡の執行機関として郡参事会が設けられました。町村会議員が、郡会議員を決めました(複選制)。したがって、群は府・県と同じように官治団体・不完全自治体でした。一方、都会は都会人同士で結びついているので、共同体の人よりも絆をあまり持ちません。その違いが、群部と市部の区別に繋がりました。大正時代末期を迎えると、地方の反対運動がもはや予想されなくなりました。それ以降、郡役所と郡会は廃止されました。現在、郡は地図上の地名として利用されています。 [6]府県制 戦前の府県は地方団体なのに、国の総合出先機関になっていました(官治団体・不完全自治体)。府県会は府に置かれ、郡会議員・郡参事会員と市会議員・市参事会員の間接投票で府県会議員を選びました。府県にも参事会はありましたが、市や郡と違って執行機関ではなく副議決機関でした。大陸型の地方自治を採用しているので、政府が知事を決めました(官選知事)。これは、大日本帝国憲法第10条の地方官官制に基づいています。府県知事は府県会議長を兼任していません。 ファイル:群制(1890).jpg|群制 ファイル:府県制(1890).jpg|府県制 [7]参事会 府県と郡は1899年に参事会を廃止しました。また、市も1911年に参事会を廃止しました。町村は当初から参事会を設けていません。 [8]事務と財政 まず、市町村の財政は手数料で賄われ、手数料だけで足りなかったら内務大臣の同意を受けて公民の税金で市町村の財政に充てられました。また、市町村の事務は市町村長にほとんど任せていました。そのため、町村会は仲間外れにされ、地域住民も町村会に要望をあまり提出出来ません。 [9]明治憲法と地方自治 当時、中央政府の権限は大きく、府県会の立場は国の方針に従っていました。内務大臣は府県会の解散権を持ち、知事は条例の原案執行権を持っていました。一方、市町村は完全自治体ですが、府県はそうなっていません。完全自治体でも、政府の関与がありました。帝国議会開設後、地方自治制度は法律で保障されました。しかし、地方自治の記述は明治憲法の中に全く見られません。 そして、明治憲法は自治体を府県・郡・市町村と定めました。このような自治体はそのまま国の地方行政区画としても活かされました。このように、中央集権型・融合型の地方制度は明治憲法期に生まれました(大陸型)。なぜなら、国の地方行政制度と地方自治が繋がっていたからです。
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__NOTOC__ OpenSCAD では C++形式のコメントを用いる: // これはコメント myvar = 10; // ここからもコメント /* 複数行のコメント 変数は以下のように簡単に作ることができる。 例: myvar = 5 + 4; ダブルクォートとバックスラッシュはエスケープする必要がある (順に\" と \\ )。その他のエスケープ文字は、改行 (\n)、タブ (\t) とCR (\r) である。 NB! この仕様は OpenSCAD-2011.04 からである。古いソースはsed コマンド『sed 's/\\/\\\\/' non-escaped.scad > escaped.scad』で変換できる。 例: echo("The quick brown fox \tjumps \"over\" the lazy dog.\rThe quick brown fox.\nThe \\lazy\\ dog."); Output: ECHO: "The quick brown fox jumps "over" the lazy dog. The quick brown fox. The \lazy\ dog." 注意: OpenSCAD は変数の値の計算を実行時ではなくコンパイル時に行なうので、 一番最後に代入された値がプログラム中のあらゆる参照で有効となる。 変数というより、再定義可能な定数と考えたほうがよいかもしれない。 例: // 変数 'a' への最後の格納のみが反映される a = 0; echo(a); a = 5; echo(a); 出力 ECHO: 5 ECHO: 5 このことから、変数は "if" ブロックの中では代入できない: Example: a=0; if (0==a) { a=1; // <- この行でエラーになる } 出力 Compile Error この振る舞いのスコープは、root (一番上のレベル) または module の呼び出しごとに限られる。 このことから、変数はスコープの外部に影響されることなくモジュール内で再定義できる。 しかしスコープ内でのすべてのインスタンスは、上述のように最後に定義された値になる。 例: p = 4; test(5); echo(p); p = 6; test(8); echo(p); module test(q) { p = 2 + q; echo(p); p = 4 + q; echo(p); } Output ECHO: 9 ECHO: 9 ECHO: 6 ECHO: 12 ECHO: 12 ECHO: 6 これは直感に反するようであるが、面白い使い方ができる。 つまり、デフォルト値を持つようなシェアードライブラリを作成した場合、そのファイルをインクルードしたファイルでは、 単純にデフォルト値を『再定義』つまり上書きするだけで新しい値で使うことができる。 変数の値のスコープをより厳密に定義するには、assign ステートメントを参照。 Now we have variables, it would be nice to be able to get input into them instead of setting the values from code. There are a few functions to read data from DXF files, or you can set a variable with the -D switch on the command line. Getting a point from a drawing Getting a point is useful for reading an origin point in a 2D view in a technical drawing. The function dxf_cross will read the intersection of two lines on a layer you specify and return the intersection point. This means that the point must be given with two lines in the DXF file, and not a point entity. OriginPoint = dxf_cross(file="drawing.dxf", layer="SCAD.Origin", origin=[0, 0], scale=1); Getting a dimension value You can read dimensions from a technical drawing. This can be useful to read a rotation angle, an extrusion height, or spacing between parts. In the drawing, create a dimension that does not show the dimension value, but an identifier. To read the value, you specify this identifier from your script: TotalWidth = dxf_dim(file="drawing.dxf", name="TotalWidth", layer="SCAD.Origin", origin=[0, 0], scale=1); For a nice example of both functions, see Example009 and the image on the [http://www.openscad.org/ homepage of OpenSCAD].
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1-alef.ogg ا 01c-Alif-Madda.png| 01-Alif.png| 1 ﺍ 'álif.gif| 注意:7文字ا(alef)、 د(dāl)、 ذ(zāl)、 ر(re)、 ز(ze)、 ژ(zhe)、 و(vāv) は次に来る文字とくっつかない。
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(相続財産法人の成立) 第951条 相続人のあることが明らかでないときは、相続財産は、法人とする。 相続人不存在制度においては、相続財産の管理と清算が重要であるため、相続財産の管理人を選任する必要があるが、この管理人が誰にとっての代理人になるか、権利関係が錯綜することを避けるため、相続財産を法人として相続財産の処分を行う(明治民法第1051条由来)。 遺言者に相続人は存在しないが相続財産全部の包括受遺者が存在する場合と民法第951条にいう「相続人のあることが明かでないとき」には当たらない。 民法951条から959条までの同法第五編第六章の規定は、相続財産の帰属すべき者が明らかでない場合におけるその管理、清算等の方法を定めたものであるところ、包括受遺者は、相続人と同一の権利義務を有し(民法990条)、遺言者の死亡の時から原則として同人の財産に属した一切の権利義務を承継するものであって、相続財産全部の包括受遺者が存在する場合には前記各規定による諸手続を行わせる必要がないから、遺言者に相続人は存在しないが相続財産全部の包括受遺者が存在する場合は、民法951条にいう「相続人のあることが明らかでないとき」に当たらないものと解するのが相当である。 明治民法において、本条には親族会に関する以下の規定があった。家制度廃止に伴い継承なく廃止された。 ---- {{前後 |民法 |第5編 相続 第6章 相続人の不存在 |民法第950条(相続人の債権者の請求による財産分離) |民法第952条(相続財産の管理人の選任) 951
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法学>民事法>商業登記法>コンメンタール商業登記法 (設立の登記) 第94条 イ当該法人の登記事項証明書。ただし、当該登記所の管轄区域内に当該法人の本店又は主たる事務所がある場合を除く。 三 合名会社の社員(前号に規定する社員を除く。)が法人であるときは、同号イに掲げる書面。ただし、同号イただし書に規定する場合を除く。 ---- {{前後 |商業登記法 |第3章 登記手続 第6節 合名会社の登記 |商業登記法第93条(添付書面の通則) |商業登記法第95条(準用規定) 094
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対頂角の説明用画像。 作成: Ninomy 。 Information |description=対頂角の説明用画像。 |date=2005-04-29 |source= |author=Ninomy
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教科書作成に対してまじめな取り組み姿勢が見られず、また、若年であるためとは思われるがその能力もないと見られる一方、管理業務のまねごとも多く、修正作業など管理者他まじめな参加者にとって負担となる行為が多い。 また、他プロジェクトにおいて問題行動を起している若年ユーザーである可能性が非常に高く(Wiktionary:編集室/2008年#div class="usermessage"の乱用参照)、WPにおける問題行動に対する管理者の対応に関して反省するどころか、逆恨みとも取れるIDの登録を行なっているのではとうかがわせる行動をとるなど、コミュニティ参加エチケットの基本すら会得していない。これ以上放置しても、wikibooksに対し何らの貢献も期待できない、それどころか、コミュニティの疲弊の要因となる可能性は大である。 以上の理由から、長期のブロックを提案します。また、海獺2 については、城南が、利用者:海獺 さんに対する誹謗等の目的で取得したIDである可能性が高いので、改名の上、長期ブロックすることを併せて提案します。。 P.S.Tomzo 2008年2月10日 (日) 20:05 (UTC) 追記。Checkuser-lにIPアドレスデータを含むレポートがあります。jawikiのチェックユーザの方も少なくとも何人かが購読されていると伺っています。 IPアドレスは複数が使われています。動的割り当ての可能性をSpacebirdyさんは懸念しておられました。なおそのIPアドレス群にはuser:JKOとの関連が疑われる匿名投稿者が調査結果に含まれており、私見ですが同一人物ではないかとも思います。 (対処)議論終結として、無期限ブロックにて対処しました。改名の件は継続して検討します。--Tomzo 2008年2月18日 (月) 03:15 (UTC)
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法学>民事法>民事訴訟法>コンメンタール民事訴訟法 (併合請求における管轄権) 第3条の6 2011年改正において新設。 ---- {{前後 |民事訴訟法 |第1編総則 第2章 裁判所 第1節 日本の裁判所の管轄権 |第3条の5(管轄権の専属) |第3条の7(管轄権に関する合意) 003の06 003の06
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前)(次) (議長) 第41条 集会においては、規約に別段の定めがある場合及び別段の決議をした場合を除いて、管理者又は集会を招集した区分所有者の一人が議長となる。 41
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内容は、道路交通法施行規則第23条に基づいた試験方法により行われ、運転の際に支障をきたすおそれがないかを調べる方法です。 片眼、両眼ともに行われる。 色盲がないかを診られる。 三桿法の奥行知覚検査器を用いて行われる。遠近感を測れるかどうかを診る。大型免許、中型免許、準中型免許、牽引免許、第二種免許のみ行われる。 声掛けに応じて返事ができるかを診られる。 道路交通法施行令第38条の2第4項第1号及び第2号に掲げる疾患がないかを調べる。 大型自動二輪車のみ行われるもので、的確に車体を扱えるかを検査する。内容は、引き起こし、センタースタンド並びにサイドスタンドのかけ方並びに戻し方、取り回し、たった状態や足つきなどでの支え方が検査される。
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ページの作成:「第2編 株式会社>第3章 新株予約権 ==条文== (権利の推定等) ;第258条 # 新株予約権証券の占有者は、当該新株予約権証券に係る証券発行新株予約権についての権利を適法に有するもの…」
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熱力学 > はじめに ---- この分野は高等教育の熱力学に当たります。初学者は該当教科書が理解の助けとなりますので学習に行き詰まったら参照してください。 現在では熱を100% の効率で、仕事に変えることは出来ないことが知られている。 このことは熱が微視的な物体の乱雑な動きから構成されており、 確かにそれらはエネルギーを持ってはいるのだが、それらを 秩序だった仕方で取り出し、何らかのことに役立てることが 困難であることによっている。 この項では、微視的な物体の動きから得られる巨視的な量を 用いて、熱と仕事の関係を見ていく。
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第3編 債権 (選択権の移転) 第408条 債権が弁済期にある場合において、相手方から相当の期間を定めて催告をしても、選択権を有する当事者がその期間内に選択をしないときは、その選択権は、相手方に移転する。 本条は、選択債権(民法第406条)において、選択権者である当事者の一方が選択をしないときの選択権の移転を定める。 ---- {{前後 |民法 |第3編 債権 第1章 総則 第1節 債権の目的 |民法第407条(選択権の行使) |民法第409条(第三者の選択権) 408
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法学>行政法>コンメンタール行政不服審査法 第80条 地方公共団体に、執行機関の附属機関として、この法律の規定によりその権限に属させられた事項を処理するための機関を置く。 前項の規定にかかわらず、地方公共団体は、当該地方公共団体における不服申立ての状況等に鑑み同項の機関を置くことが不適当又は困難であるときは、条例で定めるところにより、事件ごとに、執行機関の附属機関として、この法律の規定によりその権限に属させられた事項を処理するための機関を置くこととすることができる。 前節第2款の規定は、前二項の機関について準用する。この場合において、第78条第4項及び第5項中「政令」とあるのは、「条例」と読み替えるものとする。 前三項に定めるもののほか、第1項又は第2項の機関の組織及び運営に関し必要な事項は、当該機関を置く地方公共団体の条例(地方自治法第252条の7第1項の規定により共同設置する機関にあっては、同項の規約)で定める。 ---- {{前後 |行政不服審査法 |第5章 行政不服審査会等 第2節地方公共団体に置かれる機関 |第80条(政令への委任) |第6章 補則第82条(不服申立てをすべき行政庁等の教示) 81
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例えば、次のような文がある。 この文を不定法句に変えることによって、cēnseō 「私は~と思う」「私は~と述べる」という動詞の目的語とすることができる。 この不定法句において、動詞は不定法となるが、主語も述語も対格をとる。
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法学>民事法>コンメンタール民法>第3編 債権 (コンメンタール民法) (併存的債務引受の要件及び効果) 第470条 併存的債務引受の引受人は、債務者と連帯して、債務者が債権者に対して負担する債務と同一の内容の債務を負担する。 併存的債務引受は、債権者と引受人となる者との契約によってすることができる。 併存的債務引受は、債務者と引受人となる者との契約によってもすることができる。この場合において、併存的債務引受は、債権者が引受人となる者に対して承諾をした時に、その効力を生ずる。 前項の規定によってする併存的債務引受は、第三者のためにする契約に関する規定に従う。 2017年改正前の条項は以下のとおり。有価証券概念が整理され、「指図債権」は「指図証券」として規定され、旧本条の趣旨は必要な改正を加え、民法第520条の10に継承された。 (指図債権の債務者の調査の権利等) 指図債権の債務者は、その証書の所持人並びにその署名及び押印の真偽を調査する権利を有するが、その義務を負わない。ただし、債務者に悪意又は重大な過失があるときは、その弁済は、無効とする。 2017年改正までは、債権譲渡と呼応した「債務引受」についての規定はなかったが、それまでも、社会的必要性(借金の肩代わり、担保権のついた物件を譲り受け被担保債務を引き受ける、債務の引受で債務の履行に替える、等)があり、実際に行われた。その結果、訴訟にもあがり、判例の蓄積がなされ、学説上でも、肯定的に確立された。それらを、2017年改正で取り込み、「第五節 債務の引受け」を設けた。 債務引受には、以下の3種があるとされ、本改正においては「併存的債務引受」及び「免責的債務引受」が法制化された。 債務の履行負担のみを引き受けるもの。 引受人と原債務者の内部関係でのみ引受けが行われ、債務者が債務を負担しつづけ、引受人は債権者に対して債務を負担しない。引受人が履行を怠った場合でも、債権者に対し債務不履行責任を負うのは履行を引き受けさせた債務者自身であり、引受人は債権者に対して何らの責任も負担しない。 引受人が、債権者に対して、原則として原債務者と同じ内容の債務を負担し、債務者は同一の責任を負い続けるもの。 引受人が、債権者に対して、原債務者の負っていた債務をそのまま負担し、原債務者は債務を逃れるもの。狭義には、これのみを「債務引受」という。 併存的債務引受は、引受人が、債権者に対して、原則として原債務者と同じ内容の債務を負担し、債務者は同一の責任を負い続けるものをいう。債権者や原債務について担保を提供していた者においては、原債務者に対する責任は変わらず追及できる一方、履行の相手方は単純に増加するため(最判昭和41年12月20日民集20・10・2139)の取り込み、改正前は本判例に対して批判があったが、改正により連帯債務の相対的効力の原則が強化されたことによりその要因は解消された)、債権者や担保提供者の利益を害することはない。 債権者と引受人となる者との契約(債務者の合意も通知も不要、債務者の意思に反していても良い(判例 大判大正15年3月25日民集5・219))でも、債務者と引受人となる者との契約(効力は、債権者への通知等の後、承諾を得ることを要する)でも良い。 債務者と引受人となる者との契約は、債権者を第三者とする「第三者のためにする契約」であるので、当該条項が適用される。 重畳的債務引受があつた場合には、特段の事情のないかぎり、原債務者と債務引受人との間に連帯債務関係が生ずるものと解するのが相当である。 ---- {{前後 |民法 |第3編 債権 第1章 総則 第5節 債務の引受け |民法第469条(債権の譲渡における相殺権) |民法第471条(併存的債務引受における引受人の抗弁等) 470 470
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第二章実際原価の計算第四節原価の製品別計算 原価の製品別計算とは、原価要素を一定の製品単位に集計し、単位製品の製造原価を算定する手続をいい、原価計算における第三次の計算段階である。 製品別計算のためには、原価を集計する一定の製品単位すなわち原価単位を定める。原価単位は、これを個数、時間数、度量衡単位等をもって示し、業種の特質に応じて適当に定める。
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は a_i が定数であるため,系の特性は時が経過しても不変である.したがってその解も時間軸を移動させても変わらないことが当然予想される. このことを用いて t_0 \ne 0 で初期値が与えられている時の解法を見出すことができる. 例68\quad x(t) = \cos\beta t は の x(0) = 1, x'(0) = 0 の解である.定常性の原理 Ⅰによって, も上の微分方程式の解である \cos(t-t_0) = \cos t\cos t_0 + \sin t\sin t_0…① すなわち A\cos t + B\sin t の形であり,①は与微分方程式の一般解に含まれる. また,微分方程式 (D + \alpha)x = 0…② について特殊解 x = e^{-t} が得られたとき, e^{-(t + t_0)} = e^{-t_0}e^{-t} よりこれも②の一般解 x = Ce^{^-t} に含まれる. .しかも を満足する. \diamondsuit また非同次式の場合は, において,t を t+\alpha とおくと, 前と同様の議論により, となる.よって, 定常性の原理 Ⅱ x(t) を p(D)x = f(t) の解とすると,x(t+\alpha) は, の解となる p(D)x = f(x) で考える t軸 および値域軸からなる平面を t 軸方向に -\alpha 平行移動したものとして捉える. 式 p(D)x = f(x + \alpha) の右辺は平行移動の量 \alpha が変われば解 x も変わる. . \diamondsuit
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株式会社が行う事業譲渡に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。なお,定款に別段の定めはないものとする。(5 点) ア.最高裁判所の判例によれば,事業の全部を休止している株式会社がその全部の資産を譲渡する場合で,譲受会社が譲渡会社の事業活動を受け継がないときは,当該譲渡会社の株主総会決議の手続を要しない。 イ.株式会社がその事業の全部を譲渡する場合,譲渡会社は,当該譲渡の効力発生日に清算手続を経ることなく当然に消滅する。 ウ.事業譲渡の無効は,訴えによらずに主張することができる。 エ.最高裁判所の判例によれば,事業譲渡について譲渡会社の株主総会決議の手続が必要であるのにそれを経ないまま事業譲渡が行われた場合,そのことは当該事業譲渡の無効原因であるが,譲受会社がそのことについて善意かつ無重過失であったときは,当該譲渡会社は当該事業譲渡の無効を主張することができない。 2 ア.最高裁判所の判例によれば,事業の全部を休止している株式会社がその全部の資産を譲渡する場合で,譲受会社が譲渡会社の事業活動を受け継がないときは,当該譲渡会社の株主総会決議の手続を要しない。事業譲渡とは「一定の営業目的のため組織化され、有機的一体として機能する財産(得意先関係等の経済的価値のある事実関係を含む。)の全部または重要な一部を譲渡し、これによつて、譲渡会社がその財産によつて営んでいた営業的活動の全部または重要な一部を譲受人に受け継がせ、譲渡会社がその譲渡の限度に応じ法律上当然に…競業避止業務を負う結果を伴うもの」(最判昭和40年9月22日)である。譲渡会社が事業を休止していることから、営業的活動のを譲受人が受け継ぐとはいえず、事業譲渡ではない。したがって株主総会決議の手続を要しない。 イ.株式会社がその事業の全部を譲渡吸収合併する場合,譲渡会社吸収合併消滅会社は,当該譲渡の効力発生日に清算手続を経ることなく当然に消滅する。会社法471条4号475条1号かっこ書 ウ.事業譲渡の無効は,訴えによらずに主張することができる。一般原則による無効の主張ができる。 エ.最高裁判所の判例によれば,事業譲渡について譲渡会社の株主総会決議の手続が必要であるのにそれを経ないまま事業譲渡が行われた場合,そのことは常に当該事業譲渡の無効原因であるがり,譲受会社がそのことについて善意かつ無重過失であったときはも,当該譲渡会社は当該事業譲渡の無効を主張することができないできる。最判昭和61年9月11日
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法学>コンメンタール>コンメンタール刑事訴訟法=コンメンタール刑事訴訟法/改訂 (判決・決定・命令) 第43条 判決は、この法律に特別の定のある場合を除いては、口頭弁論に基いてこれをしなければならない。 決定又は命令は、口頭弁論に基いてこれをすることを要しない。 決定又は命令をするについて必要がある場合には、事実の取調をすることができる。 前項の取調は、合議体の構成員にこれをさせ、又は地方裁判所、家庭裁判所若しくは簡易裁判所の裁判官にこれを嘱託することができる。 ---- {{前後 |刑事訴訟法 |第1編 総則 第5章 裁判 |第42条(補佐人) |第44条(裁判の理由) 043
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前)(次) 第32条の4 第32条の2第2項の規定は、第1項の協定について準用する。 労働基準法施行規則第12条の4 第1項 法第32条の4第1項の協定(労働協約による場合を除き、労使委員会の決議及び労働時間等設定改善委員会の決議を含む。)において定める同項第5号の厚生労働省令で定める事項は、有効期間の定めとする。 第2項 使用者は、法第32条の4第2項の規定による定めは、書面により行わなければならない。 第3項 法第32条の4第3項の厚生労働省令で定める労働日数の限度は、同条第1項第2号の対象期間(以下この条において「対象期間」という。)が3箇月を超える場合は対象期間について一年当たり280日とする。ただし、対象期間が3箇月を超える場合において、当該対象期間の初日の前一年以内の日を含む3箇月を超える期間を対象期間として定める法第32条の4第1項の協定(労使委員会の決議及び労働時間等設定改善委員会の決議を含む。)(複数ある場合においては直近の協定(労使委員会の決議及び労働時間等設定改善委員会の決議を含む。)。以下この項において「旧協定」という。)があつた場合において、一日の労働時間のうち最も長いものが旧協定の定める一日の労働時間のうち最も長いもの若しくは九時間のいずれか長い時間を超え、又は一週間の労働時間のうち最も長いものが旧協定の定める一週間の労働時間のうち最も長いもの若しくは48時間のいずれか長い時間を超えるときは、旧協定の定める対象期間について一年当たりの労働日数から一日を減じた日数又は280日のいずれか少ない日数とする。 第4項 法第32条の4第3項の厚生労働省令で定める一日の労働時間の限度は10時間とし、一週間の労働時間の限度は52時間とする。この場合において、対象期間が3箇月を超えるときは、次の各号のいずれにも適合しなければならない。 対象期間において、その労働時間が48時間を超える週が連続する場合の週数が3以下であること。 対象期間をその初日から3箇月ごとに区分した各期間(3三箇月未満の期間を生じたときは、当該期間)において、その労働時間が48時間を超える週の初日の数が3以下であること。 第5項 法第32条の4第3項の厚生労働省令で定める対象期間における連続して労働させる日数の限度は6日とし、同条第1項の協定(労使委員会の決議及び労働時間等設定改善委員会の決議を含む。)で特定期間として定められた期間における連続して労働させる日数の限度は1週間に1日の休日が確保できる日数とする。 第6項 法第32条の4第4項において準用する法第32条の2第2項の規定による届出は、様式第四号により、所轄労働基準監督署長にしなければならない。 使用者は、厚生労働省令で定めるところにより、前項の協定を行政官庁に届け出なければならない。 ---- {{前後 |労働基準法 |第4章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇 |労働基準法第32条の3の2(フレックスタイム制)続き |労働基準法第32条の4の2(1年単位の変形労働時間制)続き 032の4
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民事訴訟規則 (即時抗告) 第347条 第345条第1項及び第2項並びに前条第1項の決定に対しては、即時抗告をすることができる。 {{前後 |民事訴訟法 |第4編 再審 |第346条(再審開始の決定) |第348条(本案の審理及び裁判) 347
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事保全法 (保全執行の停止の裁判等) 第27条 保全異議の申立てがあった場合において、保全命令の取消しの原因となることが明らかな事情及び保全執行により償うことができない損害を生ずるおそれがあることにつき疎明があったときに限り、裁判所は、申立てにより、保全異議の申立てについての決定において第3項の規定による裁判をするまでの間、担保を立てさせて、又は担保を立てることを条件として保全執行の停止又は既にした執行処分の取消しを命ずることができる。 抗告裁判所が保全命令を発した場合において、事件の記録が原裁判所に存するときは、その裁判所も、前項の規定による裁判をすることができる。 ---- {{前後 |民事保全法 |第2章 保全命令に関する手続 第3節 保全異議 |民事保全法第26条(保全異議の申立て) |民事保全法第28条(事件の移送) 27
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の形式で展開されることを意図して書かれています。 この手法は ページ分割すると、inline のようなページ内リンクが大量に切れる。 ページ分割すると、 のような名前のついた参照引用情報が大量に切れる。 スマートフォンやタブレットではページ遷移は好まれない。 MediaWikiは、圧縮転送に対応しているので1ページのサイズが大きくなるのはトラフィック的には問題が少なく、ページ分割によりセッションが多くなる弊害が大きい。 編集はより小さなサブパート(このページ)で行える。 という技術的背景があります。 Kotlinのサブページ Kotlinは、ターゲットごとに Kotlin/JVM : Java仮想マシン(JVM)で実行可能なコードを生成。 Kotlin/JS : JavaScriptのコードを生成。 Kotlin/Native : バックエンドにLLVMインフラストラクチャー を利用してネイティブコードコードを生成。 の3つの実装があり、ツールチェインとしては統合されていますが、使用するコマンドやオプションが異なります。 Kotlin/JVM 環境をインストールする手順は以下の通りです: Kotlin は JVM 上で動作するため、まずは Java Development Kit (JDK) をインストールする必要があります。 Oracle JDK や OpenJDK のいずれかを選択してインストールしてください。 JDK 11 以上を推奨します。 Kotlin コンパイラをダウンロードしてインストールします。 公式の Kotlin ダウンロードページ ( https://kotlinlang.org/docs/command-line.html ) から最新のバージョンを入手してください。 パスの設定: Kotlin コンパイラのパスをシステムの環境変数 PATH に追加します。これにより、コマンドラインから Kotlin を直接実行できるようになります。 テキストエディタを使って Kotlin コードを作成し、コンパイル・実行してみてください。例えば、以下の Hello World プログラムを作成し、hello.kt という名前で保存します。 fun main() = println("Hello, Kotlin!") このファイルをコンパイルして実行するには、ターミナルまたはコマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。 kotlinc hello.kt -include-runtime -d hello.jar java -jar hello.jar これにより、"Hello, Kotlin!" というメッセージが出力されます。 以上で、Kotlin/JVM 環境のインストールが完了します。
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前)(次) (国民健康保険運営協議会) 第11条 011
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前)(次) (議決権及び選挙権) 第33条 組合員及び総代は、定款に特別の定めがある場合を除き、各一個の議決権及び選挙権を有する。 組合員は書面又は代理人をもって、総代は書面をもって、議決権及び選挙権を行使することができる。 組合と特定の組合員との関係について議決をする場合には、その組合員は、議決権を有しない。 第2項の規定により議決権及び選挙権を行使する者は、第29条第1項(第31条第4項において準用する場合を含む。)の規定の適用については、出席者とみなす。 代理人は、同時に五人以上の組合員を代理することができない。 33
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弥生時代の特徴としては である。 このような弥生文化が、紀元前4世紀ごろから起こった。 [[File:Periodo yayoi, dotaku (bronzo a forma di campana), II-I sec a.C..JPG|thumb|絵のある銅鐸(どうたく)。香川県出土(東京国立博物館蔵、国宝) 左下に、うす と きね を用いた作業の絵がある。右下は高床倉庫の絵。右上は弓矢で動物を射る絵。]] 金属器とは、青銅器(せいどうき)と鉄(てつ)のことで、日本の場合は同時に伝来されたとしている。青銅とは、銅と錫(すず)との合金。また機織の技術も伝えられる。 銅鐸(どうたく)、銅剣(どうけん)、銅矛(どうほこ)などが発見されている。 発見された銅鐸に刻まれた絵に、臼(うす)や杵(きね)を用いた農作業らしき絵がある。このことからも、弥生時代に稲作が行われていることが分かる。この銅鐸の絵には、他にも、高床倉庫の絵、動物を弓矢で射っている絵がある。 稲の穂を切り取るための石包丁(いしぼうちょう)など、石器も用いられている。 これらの文明が海外から伝達したが、伝達元として複数説あり、朝鮮半島から伝わった説と、中国南部から直接伝わった説がある。有力な説は、朝鮮半島から伝わった説のほうである。石包丁など石器の形が、朝鮮半島と九州北部とで類似することが、朝鮮半島由来説の根拠である。 一方、沖縄地方では漁労を中心とした貝塚文化が、北海道地方では縄文文化を継続した続縄文文化が作られていた。続縄文文化は次第に擦文文化・オホーツク文化となる。 水稲耕作が盛んになり数々の遺跡がある 農耕は初期と後期に別れ方法が全く異なるので注意しておきたい。初期の時代の農耕は、湿田(しつでん)に直接種をまく直播という方法をとっていた。弥生時代の後期には乾田(かんでん)が開発された。 ※ 乾田には灌漑システムが必要なので、湿田よりも乾田のほうが技術的に高度である高橋秀樹 ほか著『ここまで変わった日本史教科書』吉川弘文館、2016年10月1日 第2刷発行、P8。当時の「湿田」は単なる排水不良の農地である場合も考えられる。なので、湿田→乾田の順序になる。 ※ 弥生時代の初期には乾田がもう存在していたとする説もあり、その立場の検定教科書もある高橋秀樹 ほか著『ここまで変わった日本史教科書』吉川弘文館、2016年10月1日 第2刷発行、P8。 また、収穫時には石包丁を使い穂の部分だけとる穂首刈りを行った。遺跡は、登呂遺跡(静岡)や唐古鍵遺跡(奈良)が有名。後期に場合は灌漑を利用していた。百間川遺跡(岡山)が有名。 弥生時代にはブタの飼育が行われていたらしいことが、近年になって生まれた。かつては、イヌしか飼育されていないと考えられていた。 当時使われていた木製農具。 石斧(せきふ)も、樹木の伐採用に用いられた(磨製石斧)。 農産物の貯蔵は高床倉庫に保管された。 弥生土器の特徴としては である。 また種類がいくつかあるので覚える。漢字が難しいが書けるように。 これらは東京の本郷(ほんごう)弥生町の向ヶ丘(むこうがおか)貝塚で発見された。 弥生土器は、かつては「弥生式土器」と呼ばれていたが、現在の日本の学校教育や歴史学などでは、弥生土器と呼ぶのが通例になっている。 青銅器は を覚える。これらは祭器として利用されてきた。 遺跡は大量の銅剣や矛が出てきた荒神谷遺跡(島根)や一箇所での最大量の銅鐸が出土した加茂岩倉遺跡(島根)が有名である。 また灌漑利用などで争いが絶えず、高地性集落と呼ばれる山、丘の頂上に暮らしたり(紫雲出山遺跡(香川)など)や 集落の周りに濠を作った環濠集落(かんごうしゅうらく)と呼ばれるものを創り上げた。 が有名。 また地域ごとに格差が生まれた。これは墓を見れば一目瞭然であった。 縄文時代のころは死者の多くに屈葬を行っていたが、弥生時代になり伸展葬(しんてんそう)を行うことが多くなった。 『漢書』地理志 夫れ(それ)楽浪(らくろう)海中(かいちゅう)に 倭人(わじん)有り。 分れて(わかれて)百余国(ひゃくよこく)と 為る(なる)。 歳時(さいじ)を 以て(もって)来り(きたり)献見す(けんけんす)と云ふ(いう)。 これは『漢書』地理志(かんじょ、ちりし)(著者:班固)の抜粋を、漢文から日本語に書き下した文である。(原書は漢文) つまり、 日本は「倭」(わ)と呼ばれていた。 倭国(わこく)は100国くらいの小国に分裂していた。 朝鮮半島の楽浪郡(らくろうぐん)に、倭国のリーダーが使者を(定期的に?)派遣した。 ということである。 thumb|金印(きんいん)。「漢委奴国王」と刻まれている。「漢の委の奴の国王」(かんのわのなのこくおう)と読まれる。綬(じゅ、※ 組みひも)は出土していない。1辺は2.3cm、重さは109g。材質は金。福岡県の志賀島(しかのしま)で1784年(江戸時代)に出土。(国宝。福岡市博物館蔵。) thumb|金印の印文。「漢委奴国王」と刻まれている。 『後漢書』東夷伝(ごかんじょ、とういでん) 建武中元(けんむ ちゅうげん)二年、倭(わ)の奴国(なこく)、貢を奉じて朝賀(ちょ8が)す(=奉貢朝賀す)。使人(しじん)自ら(みずから)大夫(たいふ)と称す。倭国(わこく)の極南界(きょくなんかい)なり。光武、賜ふ(たまうに)に 印綬(いんじゅ)を以ってす。安帝(あんてい)の永初(えいしょ)元年、倭国王帥升(すいしょう)等(ら)、生口(せいこう)百六十人を献じ、請見(せいけん)を願ふ。桓霊(かんれい)の間、倭国大いに乱れ、更(こもごも)相攻伐し(あいこうばつし)歴年(れきねん)主なし。 これは『後漢書』東夷伝(ごかんじょ、とういでん)の抜粋である(著者:范曄、原書は漢文)。 ・ 建武中元二年 - 紀元(後)57年。 ・ 印綬 (いんじゅ)- 印は「漢倭奴国王」の金印のこと。綬は組みひも。 ・ 永初(えいしょ)元年 - 107年。 ・ 桓霊(かんれい)の間 - 後漢の桓帝・霊帝のころ。すなわち147〜189年の間。 内容は・・・ 奴国王(なこくおう)が光武帝(こうぶてい)に使者を派遣。 使者は「大夫」と自称。 光武帝が印綬(いんじゅ)を与える(福岡県志賀島(しかのしま)で金印(きんいん)が発見されている。これには「漢委奴国王」と刻まれている。 倭国王帥升(すいしょう)が生口(せいこう)を160人献上した。生口は奴隷。 後漢の桓帝・霊帝のころ(すなわち147〜189年の間)、倭国は大いに乱れて(小国が多数、分立していた?)、統一する王がいなかった。 という話である。 (※ 範囲外: )なお、東夷伝の「夷」(い)の意味は、外国人とか未開人・野蛮人とか、そういう意味。 中国大陸では後漢が220年に滅び、220年ごろには魏(ぎ)・蜀(しょく)・呉(ご)の3カ国が並び立つ三国時代(さんごく じだい)になっていた。 中国の歴史書『三国志』(さんごくし)のうちの、魏についての歴史書の『魏志』(ぎし)にある倭人についての記述(倭人伝(わじんでん))によると、3世紀の始めごろの日本では、小国どうしの争いが多かったが、30か国ほどの小国が小国どうしの共同の女王として、邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)という女王を立てて連合し、日本の戦乱がおさまったという。卑弥呼は、30か国ほどの国をしたがえたという。 邪馬台国の卑弥呼は、239年に魏に使者をおくり、魏の皇帝から、「親魏倭王」(しんぎわおう)の称号をもらい、また金印と、銅鏡100枚をもらったことが、倭人伝に記されている。 卑弥呼は晩年、狗奴国(くなこく)と戦ったとあるが、その直後のころの247年に卑弥呼は亡くなった。人々は、卑弥呼のための大きな墓をつくった。そののち男の王が立ったが、国内が乱れたため、卑弥呼の同族である13歳の壱与(いよ)が女王になって戦乱が収まった。壱与は、魏にかわった晋に対して使者を266年に送った。魏志倭人伝によると、晋の都の洛陽に、倭の女王・壱与からの使者が来た、とうふうなことが書かれてある。 この壱与からの使者の記述のあと、しばらく中国の文献には倭についての記述は登場しなくなり、から266年から150年間ほどの倭についての詳細は不明である。 邪馬台国の位置が、どこにあったのかは、現在でも不明である。学説では、近畿地方の大和(やまと)にもとめる説と九州説が、有力な説である。 近畿地方にもとめる説の場合、のちのヤマト王権の母体が邪馬台国だったというような可能性が高く、九州から近畿までの範囲をふくむ連合政権があったことになる。いっぽう、九州説を取った場合、邪馬台国は比較的小規模な地方政権の連合だということになる。 九州説を取るか、近畿説を取るかで、邪馬台国とヤマト王権についての考え方が、大きく異なる。 この時代の日本には、階級が奴隷から王まで、あったことが、倭人伝の記述から分かっている。 魏志倭人伝には、つぎのようなことが書かれている。(一部省略) 朝見(ちょうけん) - 朝貢し謁見する。 使訳(しやく) - 使節。 鬼道(きどう) - 呪術。 夫婿(ふせい) - 夫。 景初(けいしょ)二年 - 景初3年(239)の誤り。 冢(つか) - 墳丘。 徇葬(じゅんそう) - 殉死(じゅんし)。 宗女(そうじょ) - 一族の女。 壱与(いよ) - 台与(とよ)の誤りとも言われている。 魏志倭人伝は、正式名は『三国志』の『魏書』(ぎしょ)の東夷伝の倭人条。『三国志』は三世紀に普(しん)の陳寿(ちんじゅ)によって編纂(へんさん)された。 やよいしたい
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初等数学演習 >数学演習数学Ⅱ・B/数列 本項は高等学校数学B/数列の演習用問題を提供する。 解答はこちら 問題1 次の数列の一般項を求めよ。 (1) 初項3公差2の等差数列a_n (2) 初項16公比\cfrac{1}{4}の等比数列b_n 問題2 k>0であり、nが1より大きい自然数のとき、不等式(1+k)^n>1+knが成り立つことを、数学的帰納法を用いて証明せよ。
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前)(次) (避雷設備) 第33条 33
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法学>民事法>コンメンタール民法>第1編 総則 (コンメンタール民法) (協議を行う旨の合意による時効の完成猶予) 第151条 権利についての協議を行う旨の合意が書面でされたときは、次に掲げる時のいずれか早い時までの間は、時効は、完成しない。 前項の規定により時効の完成が猶予されている間にされた再度の同項の合意は、同項の規定による時効の完成猶予の効力を有する。ただし、その効力は、時効の完成が猶予されなかったとすれば時効が完成すべき時から通じて5年を超えることができない。 催告によって時効の完成が猶予されている間にされた第1項の合意は、同項の規定による時効の完成猶予の効力を有しない 。同項の規定により時効の完成が猶予されている間にされた催告についても、同様とする。 第1項の合意がその内容を記録した電磁的記録(電子的方式 、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)によってされたときは、その合意は、書面によってされたものとみなして、前三項の規定を適用する。 前項の規定は、第1項第三号の通知について準用する。 2017年改正により、以下に示す旧第151条に定められていた「和解及び調停」不調時の時効への効果の趣旨は、第147条に吸収され、それに代え当事者間で協議を行う旨の合意による時効の完成猶予について規定した。 和解の申立て又は民事調停法(昭和26年法律第222号)若しくは家事審判法(昭和22年法律第152号)による調停の申立ては、相手方が出頭せず、又は和解若しくは調停が調わないときは、一箇月以内に訴えを提起しなければ、時効の中断の効力を生じない。 権利関係においては、当事者間で合意することが望ましく、法制上もそれを尊重した規定。 「権利関係について協議を行う」旨の合意がある場合は、 以下の期間のうち最も短い期間まで、時効の完成が猶予される。 合意から1年間。 合意により定めた協議期間に達するまで。 当事者一方の「書面(又は電子的記録)による」拒絶通知により、協議不調が確定した場合、通知から6ヶ月間。 協議の過程において、協議期間の延長が可能である。但し、この時効完成猶予は、最初の合意時に想定される時効完成の日から5年を超えることはできない。 催告(第150条)によって時効の完成が猶予されている間に、協議合意がなされても合意による時効完成の猶予の効力は生じず、催告による猶予だけが有効となる。逆も同様。 ---- {{前後 |民法 |第1編 総則 第7章 時効 第1節 総則 |民法第150条(催告による時効の完成猶予) |民法第152条(承認による時効の更新) 151 151